狭間の選択

 

   ・・・・・・・・・ふう。
   ようやくこれも長編6巻分・・・・・。
   公言している第一部終了まであと二巻分v
   さてさて、ついでにこの回は、以前にリクエストしてくれた、
   たこ糸さんのリクエストもはいってますv(おいこらまて・・・)
   あ、そーいえばイラスト部屋とこの人物設定にこれのイメージイラスト。
   ガウリイ&リナを掲載しておりますv
   ・・・・・・似てないですけどね(まて!)
   ではでは・・・・またまたおきたら十時過ぎぃ・・・・。
   ・・・・・どーでもいいけど・・・朝早くからうちの猫たち・・・・起こさないで(涙)
   んではでは・・・・。
   2003年7月16日某日午前中・・・・。

   白石さんのリクエスト!男なリナ、リクにあってない、短編小説のつもりが、
   やはり長編になってしまったという・・(爆!)続きです!


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        狭間の選択     〜それぞれの思惑〜
   




    「父さん?また仕事?」
    「あ・・・ああ。」
    おかしい・・・というか、よいことだ・・・とは思う。
    思うが。
    ここ最近、父の様子がはっきりいってかなりおかしい。
    ・・・・父が暗殺者の仕事をしているのにはずいぶんと前から気づいていた。
    だけども、それはこの最近では・・・どうやら自分がいわなくても、
    なぜだか足を洗ったらしい・・・それはとても望ましいこと。
    だけども・・・・・。
    いつものように出かけてゆく父の後ろ姿をみつつ。
    「・・・・いったい父さんに何があったの?」
    黒い髪に黒い瞳。どこか父親と同じ面影をもっている二十歳前後の男性。
    そんな出てゆく父親の姿をみつつぽつりとつぶやく。
    そんな疑問を抱えているさなか・・・・ふとしたことで。
    彼は・・・・言葉巧みに誘われて。
    とある契約を・・・結ぶことと成り果てていた。
    それは・・・父親のことをよく知りたいがための・・・・子供ながらの発想だったのであろうが。



    「えええええええええええええええええ!?」
    部屋いっぱいに一人の悲鳴というか絶叫が響き渡る。
    口をぱくぱくさせつつ。
    「ほ・・・本気ですかぁぁぁ!?よりによって、
      あの!リナさんとガウリイさんを利用しようとしているなんてぇ!?」
    その紫の目を見開き口をぱくぱくさせているのは。
    その身を黒い神官服で覆っている一人の神官。
    「まあ、そういうな。・・・・・面倒だからフィブのやつには教えてないからな。」
    さらっと言い切る上司のその言葉に。
    「・・・・・あのぉ?ゼラス様ぁ・・・(汗)」
    おもわず涙声になるのは・・・仕方がないとおもう。
    彼は本気で・・・この瞬間そう思う。
    「少しはあいつも世の中の厳しさを知るよい機会だ。
      ま、(多分)滅ぼされるより早くに気づいてこの計画を断念するだろう。」
    さらっといいつつ、そのつめになぜか透明なマニュキュアを塗っている、
    淡く長い金色の髪をみつあみにして後ろで束ねている女性。
    その目つきはどことなく鋭く獣を連想させるが。
    「・・・・・そりゃ・・そーしないと・・・あの、ガウリイさんのことですから・・・。
     それにリナさんも・・・下手したらガウリイさんと・・・スィーフィードさんの怒りを買いますよぉ・・・(涙)」
    などといいつつ冷や汗をだくだくながしているその神官のその言葉に。
    「ま、そういうな。実はな・・・・あの例のセイグラムが・・・。
     我から離反した一件でな・・・・お前をフィブから貸してほしい。
      そういわれてな・・・・・ま、滅びない程度にがんばれ。ゼロス。」
    さらっという上司のその言葉に。
    「獣王(グレータービースト)様ぁぁ!むちゃいわないでください!(涙)
     そりゃ、リナさんには・・・・(多分)勝てるでしょうけど!
      ガウリイさんには絶対に無理です!
       とゆーかガウリイさん、リナさんにぞっこんなんですよ!?
        絶対に下手したら滅びよりしゃれにならないことになりますってばぁぁ!(涙)」
    そういいつつ本気で涙をだくだく流す神官―ゼロス。
    「ま、がんばれ、お前ならできる。」
    「ゼラスさまぁぁぁぁ(涙)」
    「なぁに、一応保険として貴様の一部をこーして保管しておいてやる。
     もし万が一お前に何かあってもこっちからお前を再生してやるから。
      滅ぶ気でがんばってこい。」
    あっさりいわれ・・・そして、彼の一部でもある本体が切り取られ。
    パキン・・・・。
    何らかのクリスタルにそれが封じられてゆく。
    「うう・・・・そんなぁ・・・・・(涙)」
    「ゼロス、これは上司命令だ。」  
    きっぱりいわれ。
    「しくしくしく・・・・わかりました・・・・わかりましたよ・・・・。
     とりあえず・・・・冥王さまは・・・・知らないんですよね(涙)
      リナさんがあのインバース一族の人間で・・・あのスィーフィードさんの妹ということと。
       それと・・・ガウリイさんがあの【宇宙の石(ユニバース・ストーン)】さんの、
        ・・・・子供さんだということを(涙)」
    しくしくとなきつつそういうゼロスに。
    「知ってたらこんな計画はたてまい?ま、がんばれ。
      そんなに難しいことではなかろう?とりあえずフィブからいわれたことは。
       あのものたちをクレアバイブルの元まで導いて、ついでにガーヴをおびき出す。
        その二点のみだからな。あとガーヴの計画をつぶしつつも。」
    さらっとそういい、手をかかげ。
    「よし、こんなものか。」
    つめに塗ったマニュキュアの最終手入れをしている、彼・・ゼロスの上司。
    獣王(グレータービースト)ゼラス=メタリオム。
    「ま、気にするな。とりあえず我らの本体は。
      魔王様が保険として常にその一部を保管しているからな。
       もし我らがほろんでもその本体の一部より再生は可能だしな。」
    さらりといっているゼラスの言葉に。
    「・・・・そーいうもんだいですか?(涙)」
    本気で涙するゼロス。
    獣神官、ゼロス。
    上司の命令には絶対に逆らえない、かなしき中間管理職の定め。


    「・・・・・え?本当?父さんのことに協力してくれるの?」
    「・・・・我と契約するか?」
    「うん。父さんのことがわかるんだったら・・・それもいいかもね。
     代価は・・・何でもいいの?」
    「ああ、それでいい・・・・・・・・」
    契約を結ぶとはよく意味がわからないが。
    だがそれでも・・・・それ以上に・・・・父親の真実が知りたいという欲求には勝てず。
    とあるある日。
    彼は・・・・そこにいる黒いマントですっぽりと体を覆っている何ともかわった人物と。
    契約を交わしているのであった。
    ・・・・それが魔族・・・・だとはあまりきにとめずに。
    世の中知らないがゆえに・・・・過ちに身を投じる・・・ということはよくあること。




    「だぁかぁらぁ?どーしてあんたはいつもこの私についてくるわけ?」
    半ば半分、そして半分は荷物もちができるので内心はうれしいのだが。
    それを表に出さずに隣にいる金色の髪の男性にと話しかける。
    「そうはいうけど?リナ?こんな夜中に一人で盗賊いじめにいくのは。
      いくらお前が男性体になっているとはいえ危険じゃないか?」
    それでなくてもリナは・・・男性になっているときでもその容姿は変わらない。
    いや・・・とゆーか・・・見た目、女性にはっきりいって見える。
    それゆえに、俗世では、リナのうわさに。
    【平面胸のリナ=インバース】や【大草原のちいさな胸のリナ=インバース】
    などといったうわさもあったりするのだから。
    ・・・・本当はかなりメリハリきいた体つきをしているのだが。
    だがしかし、こうして盗賊退治をするときや、普通の街道などでは。
    リナはほとんど男性の姿でいることが多いので。
    そういううわさがまかり通っているのである。
    こんな夜中でもまだやっている酒場があり、
    かすかに町の中からはざわめきが聞こえてきているそんな夜道での会話。
    「いいじゃない!リナ!それに他人のものを盗み取り、
     徒党を組んで悪逆の限りを尽くす盗賊団!いかなる理由があろうとも、
      その悪行を見逃すことなどこのわたしにはできないわ!
       というわけではりきっていきましょう!」
    そういう男性の後ろというかリナと呼ばれた人物の横に並んで歩いている少女が。
    ガッツポーズをしつつそんなことをいってくるが。
    「・・・・はぁ、も、好きにしてくれ・・・・」
    そんな彼らの後ろからは全身白尽くめの服装でその体を覆っている一人の男性が。
    ため息つきつつ彼らの後ろからついてきていたりする。
    いつものように旅の中。
    宿をとりその夜中にいつものごとくに宿を抜け出た栗色の髪に紅の瞳をしている、
    リナと呼ばれた人物。
    そして・・・当然のことごとくにそのリナについていっている
    金色の髪に碧い瞳をしている一人の男性・・・ガウリイ=ガブリエフ。
    そしてまた。
    同じ部屋であるからして、当然リナについてきている
    一応これでも聖王国セイルーンの第二皇女。
    アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン。
    そして・・・・ガウリイが出て行ったので一人で待つのも何だからという理由で。
    これまたいつものように出てきているゼルガディス=グレイワーズ。
    彼はそのかつて曽祖父にその体を合成獣にとされ、
    その人でなくなった体を元に戻す方法を探している旅の最中。
    「ま、いいけど。でもとりあえずいつものようにお宝の分け前はわかってるわよね?(はあと)」
    そんなリナのその言葉に。
    「ふふふ!このわたしは悪が滅びればそれでいいのよ!」
    そう断言するアメリアに。
    「オレは別にどうでもいい、だが何か役にたつようなものがあれば。
     それだけがほしい。」
    などといっているゼルガディス。
    このあたり地理的にいえばカルマート公国のやや北あたりに位置するちょっとした場所。
    大きな町や街道からも完全にと外れた小さなところ。
    魔獣ザナッファーを退治したリナたち一行は。
    とりあえずゼルガディスの体を元に戻す方法を探すべく。
    一応リナは知っていたクレアバイブルの元・・・・
    ・・・・つまりはカタート山脈にと向かっているそんな中。
 

   そんな会話をしつつ、いつものごとくに真夜中の森に。
   攻撃呪文の花が咲いてゆく。
    


   「でもおもったより収穫なかったわねぇ・・・・」
   はっきりいってもっていためぼしいもの・・・というのが。
   なぜか。
   『誰にでもつくれる!簡単料理方法、そのベスト10!』
   などといった書物を後生大事に宝箱の中にかぎをかけて保管していたような盗賊である。
   当然さしたるめぼしいものなどもっているはずもなく。
   とりあえずそこにあっためぼしいものをガウリイに持たせたリュックに詰めて。
   夜道をあるきつつつぶやくリナ。
   「リナ!そんなことはきにしちゃだめよ!
    これでまたひとつの悪が滅びたのよ!明るい未来はまだ見えないけど!
     それでもこれで確実に前進したことは確かなんだから!」
   そういいつつ、アメリアはといえば盗賊を壊滅させたことにたいして上機嫌。
   「うーん、そうはいうけど?アメリア?
    最近私たちの旅費がどこからでてるか・・・知ってていってるの?」
   そういいつつじと目でそんなアメリアをみるリナ。
   「そーよ。これの収入。いやね。ガウリイにいつものようにオリハルコン。
     創り出してもらってうっぱらうって手もあるんだけど・・・。
      あまりにやりすぎたらそれこそ価格が低下したらしゃれになんないし・・」
   少なくともオリハルコンが高値で取引されるのはその希少価値にも理由がある。
   だがしかし、こうして常に再現なくガウリイのように創り出せる人物がいるとなると。
   あまり大量にそればかりを売り払っていたりすれば当然、
   価格破壊が起こってくる。
   それはあまりに望ましくない。
   というより、それよりもストレス発散をかねて盗賊を退治し。
   それらのお宝をうっぱらったほうが見入りはすくなくても、
   とりあえずストレス解消と趣味と実益は補える。
   一応大きな町などにいったときにはガウリイにオリハルコンを作ってもらい。
   それを売り払っているリナなのであるが。
   「・・・・ま、確かにそれは一理あるな。
     それに今のこの状態で護衛とかという仕事を引き受ける・・というのもな。」
   そのことばにがっくりとしつつもつぶやくゼルガディス。
   とりあえずわかったことは。
   何か魔竜王ガーヴがたくらんでいる・・・ということ。
   そして当然のことごとくにそれに魔族が絡み、何かをたくらんでいる・・ということ。
   ガウリイやリナが手にいれた情報によれば。
   その魔王腹心の一人であるはずの魔竜王(カオスドラゴン)ガーヴは。
   今はかつての戦いにおいてその心に人の心がまじったがゆえに。
   生きるために魔王から離反した・・・その事実をリナとガウリイは知っている。
   リナは姉から聞いて。
   ガウリイは・・・育ての二人の姉から聞いて。
   しかも、リナとしてはそのたくらみを阻止しなさいねv
   と姉から通信が入っているものだからして・・・・たまったものではない。
   とりあえずそんな理由から一刻も早くにカタート山脈の入り口である、
   ディルス王国に向かっているリナたち一行。
   

   そんなとりとめのない会話をしていると。
   ふいに。
   アメリアが立ち止まり。
   そしてまた、ゼルガディスが身構えて。
   ガウリイがリナをかばうように手を横にと伸ばし。
   そして・・・かるくリナといえばため息ひとつ。

   「・・・・・あのね?でてきたら?ばればれだって・・・」
   かるくため息まじりにいうリナのその言葉に。
   ゆらりと空間が・・・揺らぐ。
   その一瞬あたりの虫の声が消え・・・そして沈黙が夜の森を満たしてゆく。

   次の瞬間には。

   ジャ!
   何かの光の筋がリナたちの方にと向かってくるが。
   バシュ。
   あっさりとガウリイが手にした光の剣にてそれは霧散されてゆく。

   「・・・・・・よくわかったな・・・・我の気配が・・・」
   そういいつつ・・・・闇からひとつの影が躍り出る。
   

   「ああああ!あなたは!」
   それをみて叫んでいるアメリア。
   「・・・・・なあ?リナ?こいつ・・・・だれだっけ?」
   どぐわしゃぁぁぁぁ!
   のんびりというガウリイの言葉に・・・おもわず地面にとつっぷすアメリアとリナ。
   「こ・・・・このくらげはぁぁぁ!セイグラムでしょうが!セイグラム!
    アトラス・シティの!」
   がくがくとガウリイの襟首をつかんでゆすりつついっているリナに。
   「・・・・・ガウリイさん・・・いくら演技・・・と思いますけど・・それは・・・・」
   おもわず額に手をあててため息ついているアメリア。
   「・・・・・な゛!?また魔族か!?」
   そういいつつその剣に魔力を込めているゼルガディス。
   ふと、そんなセイグラムと呼ばれた異形の物をみつつ。
   「それはそーと、お前、誰とまた契約したんだ?物好きだなぁ?」
   のほほーんとリナに襟首をつかまれたままそれをみていっているガウリイ。
   「・・・・え?ガウリイ?契約って・・・・・あ、ほんとだ。」
   以前のときと違い不死の契約ではないようであるが。
   またどこかの人間と契約を交わしているのには間違いがない。
   その気配を感じ取り・・・・普通、そんな気配などつかめるわけはないのだが。
   だがしかし、リナは・・・・家族の・・・特にルナの特訓によって、
   そういった気配くらいはつかめるようにとなっている。
   ガウリイにいたっては・・・・その育ちの環境・・・といえるであろうが。
   「・・・・とりあえず今日は挨拶だ・・・・・。
     挨拶代わりだ・・・ヴェゼンディに来い。
      こなければ・・・町は滅びる。」
   それだけいいつつ、ふとそのリナたちの後ろに生まれた気配を感じ取り。
   すこし舌うちしつつ、そこから虚空にと出現したときと同じようにと掻き消えてゆくそれ。
   
   「・・・・何だ?あいつは何がいいたかったんだ?」
   いきなり出現したと思えばいきなり消えたそれをみて
   思わず呆然とつぶやいているゼルガディス。
   「ま、多分ゼロスがきたからじゃない?・・・で?何のよう?ゼロス?」
   そういいつつ、ゆっくりと後ろを振り向くリナ。
   「・・・・・さ・・・・さすがですね・・・いやぁ、お久しぶりです。皆さん(はあと)」
   にこやかにそういってそこにたたずむ黒い人影ひとつ。
   「うーん、あんたが来たってことは・・・・何かがあるってことよね?
    アメリア、許す!やんなさい!」
   そういうリナの言葉とともに。
   「はい!」
   すちゃ!
   マントの後ろからメガホンを取り出し。
   「さあ!ゼロスさん!今度は何をたくらんでいるのか!
    きっかりはっきり白状してもらいます!いきます!
     人生ってすばらしい!」
   「・・・・・うっ!(汗)」
   いきなりのその攻撃に、思わず退いているゼロス。
   「・・・・それで?ゼロス?まさかリナを何かに利用・・・ってことはないだろうな(はあと)」
   にこやかにいいつつ・・・ゼロスの本体に・・・リナには気づかれないように。
   ガウリイ自身の力で創り出した刃を突きつけているガウリイ。
   「ああああ!ガウリイさん・・それはちょっと(汗)
    いいます!いいますから!アメリアさんもガウリイさんも!
     だぁぁぁあ!リナさん!ラグナブレードはやめてください!
      ゼルガディスさんもラティルトなんか唱えないでくださいぃぃぃぃ!」
   そこに現れた黒い人影・・・ゼロスにむかって精神世界面から刃を突きつけているガウリイ。
   そしてそんなゼロスに正の賛歌を魔力増幅つきのメガホンで言っているアメリア。
   以前、ゼロスに写本を燃やされたこともあり、
   その恨みを少しばかり晴らそうと・・いきなりラティルト唱えているゼルガディス。
   そしてまた、何か利用されているのに気づいて。
   金色の王の力を借りた闇の刃を出現させてゼロスにとにじりよっているリナ。
   

   「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」



    静かな森の中・・・・ゼロスの絶叫が・・・響き渡る。




   「それで?どうするんだ?リナ?」
   そこに転がっている黒い三角錐を無視してそんなことをリナにと聞いているゼルガディス。
   「・・・そうね。どうやらいかないとヴェゼンディの町・・あいつ。
     本気で滅ぼす気みたいだから・・・いかないとだめでしょ・・・。
      いきたくないけど・・・・」
   もし知っていて何もしなかったとすれば、姉であるルナにどんなお仕置きを受けることやら。
   そう思いおもわず身震いするリナ。
   「とりあえず?リナ?ラドックつかって情報仕入れたらどうだ?
    何だったらエルさんに聞くけど?」
   さらっととんでもないことを何でもないようにいっているガウリイ。
   「うーん、それもそーね。たしかあのズーマ。
    出身地・・・・確かヴェゼンディだったしね。とりあえず、
     宿にもどりましょ。夜更かしは美容の大敵だし。」
   そこにころがっている物体をそのままに。
   完全に無視して話を進めているリナ。
   「それもそーですね。じゃ、とりあえず話しは明日ということで。」
   「・・・だな。」
   そんな会話をしつつ、そこから移動してゆくリナたち。



    後には。
    地面に転がるひとつの三角錐・・・・・の姿のみ。




          −続くvー

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    あとがきもどき:
           薫:・・・・・ふふふ。
             ゼロスくん・・・・ま、ゼロスには気の毒だけど(笑)
             がんばってもらいましょうv
             ・・・・さてさて、でてきました。
             セイグラム。
             ちなみにスレ長編ではあいつズーマ(ラドッグ)と同化してましたが。
             それはこれにはないですのでvあしからずv
             ではではvまたいつかvv
 

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