まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
さてさて、一巻分のエピローグですv
二巻分の打ち込みどうしましょう?
かなりすでにアトラスにもゼルが一緒にいってたり、と原作(児童書も本体も)とは変わってますが(爆
さて、前回でいったように、今回は魔王&レゾさんサイドさんv
今までかかなかった実はエル様視点でいくのですvではでは♪
ちなみに、客観的にかいつまんでの視点です(こらこら
いや、全部やったら長くなるの見えてますし…
みなさん、エル様のことよぉく御存じでしょうしね(原作あとがきにて
では、何はともあれいっきます♪
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リトル・スレイヤーズ ~エピローグ~
まったく……
せっかく新たにあの世界において新たな形の出版というのに。
何であたしの出番がこれまたないのよっ!
作者だけでなくあの児童書版かいてるやつのところにも誠意ある話し合いに行くべきかしらねぇ。
とりあえず…っと。
あまりに理不尽すぎる扱いなので、あたしはあたしで新たに世界を創ってみたのはみたけども。
ただ視ているだけじゃ面白くないし。
傍観者をかねて少しばかり遊ぶとしますかね♪
「リナ、あんたいつこんな子供うんだの?」
「う…うむかぁ!ぼけぇ!」
スパァッン!
こぎみよい音が響き渡る。
「だってどうみてもあんたにそっくりよ?小さいとこまで」
そんなことを彼女はいっているけど。
そりゃ、そのように姿を創ったわけだし。
案の定、このリナ=インバースそっくりの容姿にリナはリナで戸惑ってるし。
グレイシアのほうもわかっていてもそんなリナにからかいの言葉をいれている。
ただ、近くの村で多少の村人たちの治療をほどこして、
ついでに山賊達がおそってくる日を選んでその場に逗留していただけのこと。
それなのにここまでよくまあこちらの筋書き通りに山賊達はうごいてくれること。
まあ、あたしが多少なりとも干渉した、というのはあるにしろ。
少しの干渉でおもしろいまでに計画通りにいくのもまた面白い。
人の心まではあたしは干渉していないのだから。
今のあたしの容姿は、まぎれもなくリナの小さいときのそのままの容姿。
理由は簡単。
いつもとっている姿だとSに気づかれかねないし。
こちらの姿ならばリナの気配とあわせてあたしの気配を隠すのにはうってつけ。
下手に完全に気配を隠すよりリナの気配とおなじにしてまぎれさせたほうが面白い。
そのままリナ達はあたしの思惑どおりにあたしを連れて旅にでるつもりになってたり。
だから人間って面白いのよね。
案の定、あいつはあいつでこちらに気づいていない。
いくらリナの気配とだぶらせているとはいえ、気づかないとは…やはりSはSなのよねぇ。
まったく……
万が一にもすぐに気付かれたら面白くないのでとりあえず服に周囲の気配となじむように細工を施して…っと。
あとは、ゼロスから買い取るであろう魔血玉を先にリナに見せることによって、依頼料という名目のもと渡して・・っと。
そのほうが何かとおもしろくなるし楽しめるし。
ガウリイ=ガブリエフという人間は何となくその勘であたしがひとではない、と気づいたようだけど。
自分の気のせいかな?で今のところはすんでるし。
ま、彼は誰かに聞かれない限り話さないからそれはそれで問題ないし。
まあ、同じ気配の人間、というのはまずあり得ないからそのあたりで気づいたらしいけど。
しかし、人間のガウリイですら気づくのに気づかないSって…
あとでみっちりとお仕置き決定ね♪
ここまであたしのもくろみ通り、というか何というか……
リナ達とともに行動しはじめてこの世界ではや数日。
案の定、Sがちょっかいかけてきているこの現状。
だ・け・ど!
あたしがいるのわかってないわね!ほんっとぉにっ!
あたしがいるのに攻撃なんかしかけてきて!あいつはぁぁっ!!
どうやらリナは転移させたのはSのやつ、と思い込んでいるようだけど。
いうまでもなく転移させたのは実はあたし。
なのに、それでもまだあいつは気づいてないってこれってどうよ!?
…お仕置き決定♪
ちょうどリナがあたしの術、すなわちあたしそのものを召喚ともいえる技を使うようだし。
これに丈じて少しばかりリナ達に気づかれることなくお仕置きするとしますかね♪
「堕天の鎌!」
リナとグレイシアの術に気を取られている今が好機。
ガウリイもゼルガディスもシルフィールもあたしの行動にはまったくもって気づいていない。
ふいっとSの背後に出現し、言葉と同時に愛用の鎌を具現化させる。
「な…!?え…エエエエエ!?」
まったく……
「まったく。今の今まで気づかなかったわけ?Sのくせして?」
「なななななぜ!?」
本気で気づいてなかったようねぇ。
こいつは。
「ずっとリナたちと一緒にあたしもいたでしょうが?しかもあんた、このあたしにむかって攻撃しかけてきたわよねぇ?」
ズザァ。
なぜかあたしの言葉にSの感情が大きく揺れ動く。
それと同時に深い部分に沈んでいたレゾ、としての人の心が浮上してくる。
「ま、とりあえず、あんたはお仕置き決定ね♪」
「あああああああっ!!!!」
えい♪
ザシュ♪
かるく大鎌を突き刺しただけでなぜか精神世界で絶叫しているSの姿。
まったく。
これしきのことで…ねぇ?
さってと。
あとは…っと。
『レゾ。汝が望みし結末はなんぞや?』
とりあえず、Sの中で喰らい尽されそうになっていたレゾの魂にと語りかける。
なぜかそれにたいして驚いているレゾの様子が視てとれる。
そもそも、こいつらってかつての行いゆえにS達を封じているわけなんだけど。
また同じ過ちをするとはひととは何とおろかなことか。
「な…なぜ……」
かすれる声をあげているSと、そして戸惑いまくっているレゾ。
『汝は汝が行ったことの始末をつけねばならぬ』
そう。
このレゾは自分の魂にとある術をかけている。
そしてその結末を迎えるのもまた彼自身でなければいけない。
誰かの干渉や実力行使でなく、自分で選ぶことが何よりも必要。
かつて、彼らは自分たちの力を過信し、命をないがしろにする研究にと手を染めた。
この世界の存在達は一部のものをのぞいて忘れてしまったようであるが、
それらの反省をこめてスィーフィードは彼らの中にSの魂を封じ込めた。
自分たちがいかに命をないがしろにした行為をしたのか自覚してもらうために。
命は正しく導かねばそのまま滅びに突き進む。
ゆえにこそ、あたしは光と闇、といった相反する属性をもつ存在をそれぞれの世界に創りだしておいている。
どちらにいこうにも、それらを正しくつかさどるものがいることにより、世界は正しくありつづける。
そしてまた、そんな彼らの魂には、光に属する力も実は一応封印されている。
光と闇を正しく理解すること。
それが彼らに課した使命。
もっとも、ほとんどの存在がその光に気づくことなく闇に飲み込まれたままになっていたり、
そのまま自信を闇に置くことをきめてSとその精神と魂を同化させたり、としてはいるが。
白霧の世界においてはその身をそのまま変えることをよしとする存在も出始めている。
まあ、それはそれで別に問題はないにしろ。
用はきちんと光と闇。
それらを含む相互する力が正しく満ちていれば世界の存続は可能なのだから。
再び、このレゾが目覚めるとき。
それは、自分がかつて行った術による後遺症ともいえるもの。
『ひとたび眠りにつくがよい。めざめしときこそ汝の新たな決意が必要になるであろう』
あたしの言葉と同時、レゾの意識が眠りについてゆく。
その前に、リナに何かいいたいことがあるみたいだから一応伝言するゆとりだけはあたえておくとしますか。
レゾの魂はこのままあたしの元…混沌に還るわけでなくかつて術をほどこしてあるとある場所にと移動する。
彼自身も感じてはいるであろうが彼の魂に蓄積したSの痕跡が消えるわけではない。
それらをどうにかするのもまた【レゾ】という人間の役目であり責任。
あたしがあのリナに力を貸す理由もそこにある。
彼女は命の何たるかをきちんと理解して、それでも前をむいて生きているからに他ならない。
まあ、面白い、というのも一因ではあるにしろ。
何はともあれ、とりあえず…
「S♪あんた、すんなりと眠れるとはおもってないわよねぇ?」
んっふっふっ♪
いくらここの世界で七つに分断された魂のかけらとはいえ、このあたしにちょっかいかけて攻撃しかたけこと。
許されるとおもってるのかしら?
んふふふふ♪
しばらくリナたちに気づかれないようにSをこき使うとしますかね♪
-おわり♪ー
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あとがきもどき:
薫:エル様語り(?)でした♪
さて、暴露してますとおり、いうまでもなく、リナがどこの子?とおもってるのはエル様です。はい(まて
ま、みなさん気づいていたでしょうけどねぇ。
エル様、おもしろがってリナ達と行動をともにしているわけで。
ちなみに気配もまったくリナとかぶらせているのでガウリイが不審がってはいますが(笑
いや、まったく同じ気配の人間ってまずいませんし。
コピーにしろ必ずどこかしらは違いがでてきますからねぇ。
でもまあ、その不審さんもまあ、親戚の子ならありえるのかな?
というガウさんは認識です。はい(ま、ガウリイだし
7話で、リナの意識が浮上したあれ。
実はエル様がSに攻撃…もといお仕置きしかけたからだったりするわけで。
だけどリナがふっと意識を戻したときにはすでにエル様はリナたちの横にいるようにみせかけてます。
つまり、リナの知らないところで精神世界面でSはかなりのお仕置きうけてるわけなのですよ。んふふふふv
あと、Sがいったニブヘイムの末裔。
あれは薫オンリーの設定です。
ナーガの母親が神魔戦争で魔族に滅ぼされた一族の末裔さん、という設定にしております。
その一族は神魔融合呪文をあみ出した一族、という裏設定にしております。
そんな一族なので、フィル殿下と結ばれて、とんでもない娘が生まれたわけで(苦笑
フィルさんはそんなことはきいても理解しておりません(こらこらこら
もし、三巻分のあたりまでいくのであればこのあたりの裏設定が生きてきます(そのようにしてるし
さて、ここまでお付き合いいただきありがとうございましたv
…これで一巻分は完了です。
二巻分からは…どうするかいまだに不明です。
さて、どうしますかねぇ?はて?
何はともあれ、ではまたどこかでお会いしましょう♪
ではでは~♪
2009年5月16日(土)某日
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