まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
登場人物:リナ=インバース
正式名称:リロード=ナファレス=ドナ=ナイトメア
参考:深淵なる闇 光よりも眩しき存在 闇よりもなお深き存在
混沌を抱擁する存在 母なる海の妹にして
この世界の海を創造せし存在
『深淵なる真の王(ギャラクシーオブナイトメア)』
金色の王の妹。この世界の混沌そのもの。
登場人物名前:ガウリイ=ガブリエフ
正式名称:ガウリイ=ガブリエル
(ガウリイ=ナファレス=ナイト=ロード)←後々に(笑)
参考:リナを心配した(孤独をみた)
エル様と、ルナが、リナを思ってたら、
その思いの反動で、生まれでた魂。
おまけ?設定:
エリアンヌ(エリー):リナとガウリイの長女(妹)
(リナにくりそつ・・爆!)
カウリイ:リナとガウリイの長男(兄)
(ガウリイにくりそつ・・爆!)二卵性の双子です(笑)
リナス:エリーとカウリイの妹
(両親を助けるために、未来からやってきてます・笑)
リナ譲りの栗色の髪に、瞳の色は、ガウリイ譲り。
性格は・・リナそっくりです(笑)
登場人物名前:ルナ=インバース
正式名称:ルナティック=スィーフィード
参考:深遠の真の王の補佐官&側近。
この世界に命が誕生した際に、
金色の母が、リナにお祝いとして、与えた存在
(とゆーか、それように、創り出した)
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ついにぃぃぃぃぃ!!!
猫バージョンvv
殆どガウリイオンリーv(こらまて!)
・・・・このとき。
作り出されている部下達・・・・七名・・・。
はい。
例の四界の魔神王たちです・・・・。
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エデンの園 ~第27話~
「・・・・・・ガウリイ・・・・。」
そっと。
布団を触れば温もりがそこにまだあるような気がする。
この数年間。
ガウリイが確かにここにいたのだからして。
先日。
ようやく魂が安定し。
嫌がるガウリイを説得・・というか無理やりに。
次なる輪廻の輪に入れたばかり。
長い時間の中でほんの一時のことであるはずなのに。
そこに、ガウリイがいない。
というだけで、何か心がすうすうする。
「えええい!あたしらしくないぞ!リナ!
とりあえず、・・・・あれでかなり世界・・・消失しちゃったし・・。
また新たに光と闇を作り出しましょv」
気合を入れなおし。
その日から。
がむしゃらに世界を創造してゆくリナの姿が。
見受けられていた。
アメリア達には、ガウリイが死亡・・というか。
新たに次に生まれ変わる準備に入った。
ということだけは。
彼等の夢にと乱入して、伝えたリナであったが・・・。
「うん、そうねぇ・・。
この子の名前は・・・ヴォルフィードね。
キャナル=ヴォルフィード・・・そして・・・と。
相対するこの子が・・・・ティス=デュグラディグドゥ・・・っとv」
新たに、生命を作り出し。
名前を授けてゆくリナ。
今、誕生というか新たに作り出す宇宙の。
その要。
光と闇を統べるもの達。
そして。
それと同時に。
同じ時期に、仲間ともいえる同期の存在をも作り出してゆく。
「ええと・・・。役職名前はっ・・・と。
この子が、白霧の王(ディスフォッグ)・・・うん、わるくないわね。
そして・・・と。」
作り出しては、名前を与えてゆく。
そして。
この時期というか同時期に。
リナは、四つの世界を作り出す。
彼等と同時に。
リナの内部の一部にて。
新たなる爆発が起こり。
そこに新たな宇宙が誕生してゆく。
いわゆるビックバン。
宇宙誕生のその爆発が。
そして。
その四つの世界の三つまで。
光と闇を作り出し。
「・・よし。あとは、この世界を・・・・。始めに・・・・闇の方を・・。」
そういって。
闇たる属性をもつそれを創りだすリナ。
「名前は・・・・レイ=シャブラニグドゥ・・うん、こんなものかな?」
リナがそれに名前をつけたその直後。
―ドクン。
リナの感覚に。
ある不安が来襲する。
「あ・・・・・・あいつたちはぁぁぁ!!」
その不安の心当たりは―リナにはあった。
ようやく、先日。
ガウリイが新たな転生を果たし。
次なる世界にと誕生しているのである。
それは。
そのガウリイのいる世界からの波動。
・・・・ちっ!
「ルナ!この子達・・・後お願い!」
「・・・リナ様!?」
ふっ!
まだ一つの世界の光属性を作り出してはいないのであるが。
それよりも優先し。
ガウリイの方をとっているリナ。
「・・・・・・・まあ、仕方ないですわねぇ・・。
では、あなた達は、これから。
光と闇を統べるものとして。教育を受けてもらいます。」
きょとんと。
まだリナに作り出されて間がない彼等は。
そういうルナを見上げている。
ぎ・・・ギャァァァ!
リナがそこにいくと。
あっさりと、まだ赤ん坊ならば、手が出せないであろう。
という刺客達が。
ガウリイを狙っていた。
すかさずにそれらを完全に痕跡すらも残さずに消滅させてゆくリナ。
見れば。
ベットの中ですやすやと眠っている金髪の男の子の赤ん坊―・・・・。
「・・・・ガウリイ・・・今度こそ・・あんたには幸せになってもらうからね・・。」
そういって。
かるく小さなベットの中で眠っている赤ん坊の額に。
キスをする。
そして。
「・・・・さて・・・・・。あたしが側にいたら・・・。
またこいつのことだから・・・下手に思い出す可能性が・・・・・。
・・・・・・・・あるかもしれない・・・・し・・・・。」
どうして、思い出してしまうのか、今だにリナには理解不能だが。
だが事実。
いくらリナが記憶を消そうが封印しようが。
リナを覚えているのは・・というかいたのは事実。
ふと。
赤ん坊を目を見開く。
その碧色の瞳。
・・・・ドキッ!
一瞬リナは赤ん坊のガウリイと視線が混じる。
「ま・・まだ赤ん坊なんだもん・・・・何も覚えてないわよ・・・。
さて・・・どうするか・・・。」
前回のように。
自分が離れているときに。
襲撃にあったりしたら・・。
・・・・ぶるり。
そう考えると身の毛がよだつ。
かといって。
この姿のまま、精神世界から覗くという手もあるのだが・・・・。
何しろ、このガウリイ。
始めに出会ったその始まりともいえる魂が。
その精神世界をも自由に視れたりする能力を持っていたからして。
魂に含まれている能力は。
何がきっかけで目覚めるかは分からない。
しばし、リナが考え込んでいると。
「・・・ミャァァァァ~♪」
この家で飼っている猫が。
窓から入ってくる。
・・・・・・ポン!
それをみて。
「そーよ!姿を変えて側に常にいればいいのよ!
何で今まで気付かなかったのかしらv」
そういって。
ふわり。
マントをくるりとさせ。
自らの身を覆ってゆく。
ゆら・・・。
やがて。
リナの姿が瞬く間にと掻き消えて。
やがて。
その姿が。
小さな動物にと姿を転じてゆく。
「あ、ルナvあたし、しばらくここでガウリイの側にいるからv
そっちはよろしくね(はあと)
シャブの相手・・・戻ってから遅くなるけど創るわ。」
「―分かりました。リナ様・・・。」
精神感応で伝えられるリナからの言葉。
それを受けて。
「・・・・このまま、何事もなく進めばいいけど・・・。」
きゃきゃきっゃ!
まだ何も知らない。
その本質のみしか設定されていない彼らは。
その場でただ。
きゃっきゃと戯れているばかり―。
カキィィィィン!
やがて。
すくすくと成長してゆくガウリイ。
それまでにも。
かなりガウリイを狙う輩は。
やってきているのであるが。
そのことごとくを。
ガウリイの知らない場所で消滅させているリナ。
いつもの通りに、剣の稽古に励む。
「うでをあげたな。ガウリイ。」
チン。
すでに、父親の彼ですらかなわないほどに腕を上げている。
「・・・・・まあね。」
―絶対に何に代えても、守りたい人がいるから・・・。
そう思い。
ちらりと視線を庭の影にと向ける。
そこに見え隠れしている栗色の尻尾。
赤ん坊のときに視たことも全て覚えている。
そして―前世の全ても。
それは、両親にも言ってないが―。
今度こそ、あいつを完全にと消滅させて。
今度こそ―リナを悲しませないように。
精進が必要であるからして。
リナは、ガウリイが覚えていることに。
そして、猫の姿にと姿を変えている自分に気付いている。
ということを―まったく理解していない。
「・・・わかっているな?ガウリイ?」
今日は、ガウリイの十の誕生日。
「わかってます。」
家の決めた婚約。
それを猛反対で、押し切ったガウリイ。
そして。
そのために。
家柄は弟に譲ると宣言し。
自らは、旅にでるとまでいい。
そこまで結婚を拒むガウリイに。
両親が出した案―それは。
ならば、旅にでて、自分が気に入る人を見つけてきなさい。
それができなければ―。
その意見を飲んだガウリイ。
二度と戻ってくる気は・・ない。
ガウリイが心に留めている女性は・・今も昔も・・ただ一人のみ・・。
人ではないが。
「・・・・お兄ちゃん?本当にいくの?」
誕生日。
見送りに出てくる弟に。
「ああ。―家を頼むな。ラウディ。」
「―うん。お兄ちゃんもいつか戻ってきてね。」
「・・・・ああ。」
それが全ての別れになるであろう。
―自分が旅をしていれば。
いくら、あれとはいえ・・。
狙いやすくなった自分を・・・ほうっておくはずがない。
そのときが・・。
長い時を得た決着のとき。
そのために―たとえ、自らの魂が消滅しようとも。
―リナのためになるならば、リナの笑顔が見られるならば・・それでいい。
そう心に固く誓い。
ガウリイ=ガブリエル。
十歳になる誕生日。
ガウリイは、生まれ育ったガブリエル家を。
後にしてゆく。
「・・・・・何でわざわざ結界から出るのよ・・馬鹿・・・・。」
ガウリイの家は、リナがガウリイに気付かれないように。
かなりの防壁を張っていた。
ガウリイに害が及ばないように・・。
そんな家を出ているガウリイ。
―リナは、なぜガウリイが家を出たのか。
その意味をわかってはいない。
「・・・ま・・まあ、とりあえず・・。」
とてててて・・・。
ふりふりふり。
小さな小柄な子猫に近い姿のままで。
その栗色の毛並みと紅の瞳をもったまま。
旅に出てゆく、ガウリイの後ろから。
気付かれないようにとついて行くリナ。
「・・・・何で姿を見せてくれないんだよ・・・・リナ・・・。」
隠れてそばにいるのは分かる。
だが。
一度たりとて、完全にその猫の姿ですら。
自分の前にと現れないリナ。
猫でもいい。
―自分の側にいてくれるなら・・・。
ガウリイはそう思っているのであるが。
リナはそんなガウリイの思いは知るよしもない。
その日から。
まだ子供にも関らずに。
剣の腕も。
そして、その気配を探る能力も。
抜群に発達しているガウリイは。
やがて。
子供ながらに、その筋の世界に名前をとどろかせてゆく―。
「・・・・・おい、またお前に女たちが視線を送っているぞ?」
あきれたようにといっているのは。
剣士仲間である黒い髪の男性。
ガウリイは、彼のことを覚えていたが。
彼は、ガウリイのことを覚えてはいない。
それゆえに、初対面として付き合っていたのであるが。
数年もすれば。
かなり裏も表も知り尽くした仲間にと成り果てる。
「―興味ない。」
あっさりと、ぎろり。
そんな女たちを睨みつける。
その容赦のない殺気のこもった視線に。
ガウリイにと熱い視線を送っていた女たちは。
一様にと引いてゆく。
あるいは中には気絶するものなどもいるのであるが・・・。
「・・・おま・・・ガウリイ・・モテルくせに・・。
何で女を抱かない?」
「・・・・・・・・・・・興味ない。」
以前は、やけになって、女達と関りを持っていたとある前世。
それでも・・。
やはり。
キスをしただけで。
その思い出されるのは、リナの唇の暖かさ。
リナがすぐ近くにいるというのもあいまって。
そんなリナがいる前で。
他の女性と関りをもつなど。
ガウリイには考えられるはずもない。
「そうやって・・・いつまで一人でいるつもりだ?」
そういう彼に。
「・・そういうお前こそどうなんだ?ゼル?」
にやりと。
薄く笑うガウリイ。
ガウリイ、只今二十二歳となっている。
「・・・・う!?おま・・まさか・・知って!?」
そのガウリイの表情に。
あからさまにうろたえているのは。
ガウリイと同い年でもある、ゼルガディス。
ゼルガディス=グレイワーズ。
ガウリイと同じく剣士仲間の一人。
「確か、アメリアだったよなぁvあのお姫様はv
あれからどうなってるんだ?(はあと)」
にやにやにや・・。
「ガウリイ!お前!//」
真っ赤になって怒鳴り返しても。
「人のことより、お前たちが先だろうがv
な、ゼル(はあと)」
少し前。
とある事件を手がけたゼル。
その事件に率先して首を突っ込んできた正義かぶれの女の子。
・・・・それが、この辺りを治めている国王の二番目の王女である。
というのだから。
それでも、ことあるごとに、王宮を抜け出しては。
ゼルの元に尋ねてくるその王女に。
少なからずの好感を抱いているゼルガディス。
「そーいうお前だって、熱烈にアタックしている、
シルフィールがいるじゃないか!」
何とか話しをそらそうとするゼルガディスに。
「あいつは、俺にあこがれているだけさ。
―それに俺が好きなのは・・・。」
いいかけて。
「ちっ!」
ザシュ!
空間をかき斬るガウリイ。
ぼでっ。
ボタリ・・。
・・・ジュ・・。
その空間から肉の塊が落ちてくる。
「・・・・・・・・魔・・か・・・。」
ゼルガディスがそれをみて。
溜息を吐く。
「みたいだな。」
こちらの世界にまで干渉するわけにはいかないのだ。
下手をしたら、ここの部下達に自分がここにいることを知られかねない。
だから。
あくまでガウリイの手に負える範囲と思えた場合には。
リナは、はらはらしつつも、手出しはしない。
それでも。
―本気でガウリイを殺そうとしている輩に対しては話しはまったく異なるのだが。
数年前。
この世界では、すでに幾度目かの神魔戦争が勃発している。
それは、互いか互いを高めあうための戦いであるのであるが。
それでも。
上層部はその目的の元に、活動をしているのであるが。
やはり、下っ端までは、そうはいかないのが現状。
その、特性のままに。
世の中に負を撒き散らしたり。
さらに混乱を引き起こしてゆこうとする魔や。
人間や生き物が存在していたりする。
魔はそんな生き物の負の感性にと付け入って。
さらに、戦火は。
かなりの広範囲にわたって。
人など生きとし生けるもの全てを巻き込んで。
広がりをみせている。
・・・あまり、本気でガウリイに危害が加わりそうになったら・・。
何らかの理由をつけて、この世界の部下二人をお仕置きする気、
満々のリナなのであるが・・・。
「さて・・・と。無駄話はここまで・・。
来たぞ?」
ざわり!
酒場の外に群がる気配。
今、ガウリイ達が相手にしているとある王国の。
それらが作り出した―生体兵器(バイォ・ウェポン)の数々が。
そこには群がっているのである。
人などを媒介にして、それを兵器として使用する。
何とも人道に反した事柄であるが。
「ちっ・・・ゆっくりと酒も飲めないか・・。」
『きゃぁぁぁ!!!!!?』
外から巻き起こる悲鳴の数々。
酒場の中にいたそれらしき女達も。
悲鳴を上げて地下の避難所にと向かって進んでいる。
「・・・・・・ふむ。ちょっと・・・数が・・・多いかな?」
ふりふり。
ちょこん。
屋根の上にて。
ラブリーな尻尾をくるりと巻いて。
様子をみているリナ猫。
猫の姿で人間の言葉を話しているのであるのだが・・。
「・・・じゃ、いきますかv」
ストッ!
グワァァァァァ!!
暴れる異形のそれらに向かって。
屋根の上から飛び降りて。
そんな彼等の足元をすり抜けざまに。
・・・・・ザシシシシシシュ!!!
『ぐ・・・・グワァァァァァ!?』
軽くつめでなぎ倒してゆくリナ。
リナの小さな猫のつめの一閃にて。
簡単にと倒れているそれらもそれであるが・・・。
まあ、仕方ないのであろうが。
リナのつめの攻撃=混沌攻撃に他ならないのであるからして・・。
人あらざるもの達の中を。
かなりのかわいい子猫が、駆け抜けてゆく様を。
襲われて逃げ遅れた人々は。
その視界に信じられないものを視るようにして捕らえていた。
「・・・・・・・・またか・・・。
貴様といると・・・よくあるな・・。」
酒場を出て。
外に出たとたん。
視界に映るのは。
なぜか、すでに殆ど倒されている生体兵器たち。
それが。
絶対にガウリイと一緒のときに限ってのことだからして。
ゼルガディスのつぶやきも当然であるのであるが。
「・・・・・・・・・・・・・・リナのやつ・・・・。」
「?????リナ?」
小さく小声でつぶやくガウリイの台詞を耳に捕らえ。
・・・・こいつが女の名前を口にするなんて・・・。
一体・・そのリナってやつは・・何ものだ?
首をかしげるゼルガディスの姿が。
見受けられていた。
-続くー
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あとがきもどき:
薫:・・ちなみに、生体兵器。
始めに考えたときには・・。いい別名がなかったので・・。
そのままでしたけど・・・。
シェリフから貰いましたv(かなりまてぃ!)
始めが・・実は・・・。
バイオ・ランチャー・・・。
あ・・・あははは(汗)
やっばりこれよりは・・ねぇ?(笑い)