まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
こんにちわ♪
ふっふふふ♪気分が乗っているところで(だからまて!)
三日・・いや、四日連続打ち込みです♪
ふっふっふっふっ♪
リナちゃん、エデンの世界から、パレスにもどっちゃいました(汗)
さてさて?
これから、どうなる!?(まてぃ!)
というわけで、いくのです♪
エデンの園。第14話♪
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エデンの園 ~第14話~
静か。
とても静か。
ここが、あたしの世界。
あたしの抱擁する、あたしが創り出した世界。
ここには・・・・あたし・・・だけ・・・・・。
・・・・・寂しいよぉ・・・・・・。
精神安定のために、眠ると。
いつも、この思いに捕らわれる。
自分は、ここには、たった一人なのだ。
と、いやがおうにも、思い知らされる。
・・・・エル姉様・・・・。
あたし・・・・・。
・・・・・強くなれそうに・・・な・・・・い・・・・。
誰か、誰か、誰か、誰か・・側にいて!
・・・一人に・・・・しないで・・・・・・・。
リナは、自らの、精神が不安定になっているのに気づいて。
安定を図るために、精神の眠りについている。
なぜか、一年、たったのあの世界でいうと、一年。
それだけの、関りだったのに・・・。
・・・忘れられない。
あの人達が。
あの、自分を大切な友達だ。
と、言い切ってくれた人達が。
そして・・・・。
あの、吸い込まれるような、碧い瞳が・・・・・。
「・・・・あれ?そういや・・・。
・・・・なんであいつ・・・・あたしのことを・・知ってたの?」
ふと。
眠りから覚める。
唐突の疑問がわき。
目を覚ますと。
そこは、深淵の空間ではなく、いつもの、自分の宮殿。
ギャラクシー・パレス。
様々な気配が、満ちている、自分の宮殿・・。
かた。
「あら?リナ様、お目覚めですか?もういいのですか?」
リナに話しかける、紫がかった、蒼い髪の女性。
ルナ。
ルナティック=スィーフィード。
リナの補佐官&側近にして。
リナの親友。
リナが創り出したリナ自身でもあるこの混沌に、命が誕生したお祝いに。
リナの姉たる・・リナを創りだせし、金色の王が、リナに与えた存在。
リナが部屋からでて、出かける仕度をしていると。
ルナが話しかけてきた。
「そういうわけじゃないんだけど・・・・。
・・・・ちょっと、気になることがあって・・。」
「そうですか。でも、あまり無理はなさらないでくださいね?」
心配しているルナの言葉に。
にっこり。
「ありがとう、ルナ。」
ふっ。
そのまま、リナの姿は、掻き消えた。
「・・・気になることって・やっぱり、
あの、ガウリイという存在のことでしょうね・・。
はぁ・・・・。なんか悔しいですわ・・・・。」
リナが何処に向かったのか。
検討がついたルナは。
深いため息混じりでつぶやいていた。
「リナ様!!わざわざ自らお見えになられるとは!?
一体!!!!?」
「え!?リナ様!?」
「きゃぁ♪リナ様だ!」
リナがそこに突如として出現すると。
にわかに、そこが、ざわめきだす。
―キャア♪本物よ!本物のリナ様よ!!
―ああ!写真!!!取らなきゃ!!
すでに、リナを遠巻きに、リナのファンが押しかけていたりする。
さすがに、直に会うのは、恐れおおくても。
リナには、こういう、隠れファンが結構いる。
気にもリナは留めていないのだが・・・。
「ちょっと・・・・。調べたいことがあってね・・。」
リナがぽつりというと。
「リナ様が・・ですか?それは、一体?!」
かなり・・いや、まったくの以外だ!!
という表情をしているそこの機関の責任者。
「・・エデン世界の、ガブリエル一族の、魂の行方。と、
誕生の経緯。」
リナがその気になれば、すぐに分かるはずなのだが。
・・・・なぜか。
知りたい人物のみ。
リナには分からなかった。
当然だが。
「ま・・まあ、ご命令、とありますれば。」
どうして、リナ様が、わざわざ?
ご自分で、全て分かられている御方が?
疑問符をなげかけつつ、検索を開始する。
ここは、全ての世界の、魂の総括部。
この機関の各部署で、魂の製造なども任されていたりする。
カチャカチャカチャ・・・・。
手をかざすと、目の前に、キーボードのようなものが出現し。
それを軽やかに操作してゆく。
魂統括部機関、総責任総司令官。
名前をヘル。
ここの各部署では、魂の輪廻や、消滅&誕生、そして、組み換え&再度構成。
などを手がけている部署。
そこの、本部たる統合機関である場所に。
リナはやってきているのだ。
「・・・ええと、今、存在しているのは・・・。
・・おや?長の子供の次男、彼は、この機関で作り出した存在ではないですね。」
「・・・・え?」
リナが覗き込む。
その空中に浮かんでいる資料を。
どき。
女性なのに、それでも、やはり、リナが側にくると、どきりとする。
それほどまでに、リナは、神聖な存在なのである。
彼女達にとっては。
自分達の産みの(創り出してもらった)母。
というのもあるが。
「・・・・じゃあ、ガウリイは・・?」
ここに、乗ってない。
そういう存在は、数種類に分けられる。
一つは、純粋なる思いより、その思いの強さゆえに、
ここをとおさずに、生まれ出る魂。
そして、世界創造における歪みから、誕生する魂。
また、世界の綻びや、矛盾より、生ずる魂も、同じとみなされる。
そして・・。
存在達の、マイナスやプラスの思いが凝縮し。
生まれてしまう、邪念や、聖念。
主に、この三種類に分けられる。
「・・?リナ様?」
ガウリイの名前を呼んだときに、少しばかり、リナの声が震えていた。
「・・ああ、何でもないの。・・・・そう。
ありがと。手間かけさせたわね。」
リナは、そういって、にっこりと笑う。
「い・・いえ!!こんなことでしたら、いつでも!!」
照れて、ほんのりと紅くなるヘル。
淡い黒いウェーブのかかった髪が。
そして、黒い瞳が印象的な女性である。
「じゃ、お仕事、しっかりね(はあと)」
ふっ。
唐突に。
リナは、出現したときと同じく。
またまたいきなり掻き消えていた。
・・・・・ぺたん。
力が抜けて、床に座り込んだ後に。
いきなり。
「・・・・きゃぁぁぁぁ!!リナ様とお話ししちゃったぁぁぁぁ!!」
「あああ!!ずるいですぅ!!いつも長官ばかりぃぃぃい!!」
きゃあきゃあきゃあ。
いつものごとくに。
リナがいなくなったあとには。
ミーハーな存在達が。
和気藹々と騒いでいたりするのだが・・。
各機関の上層部には。
・・・はっきりいって、リナに惹かれて、
そこを管理している存在が・・・ホトンドである・・・・。
リナはまったくといっていいほどに、気づいてないが。
「・・・・じゃあ・・・あいつは?
・・・・誰の思いから?」
歪みとかではない。
彼の、あの安らぎは。
・・・・・そう。
・・・とても・・・・安らげる・・・・・。
ふと気づくと。
なぜか、ガウリイのことを考えている自分がいた。
ぶんぶんぶん!
頭を横にふりつつ。
ばん!!
自分の顔を叩き。
「しっかりするのよ!!リナ!!
何で、あんなたかが、一人の人間に惑わされているのよ!
あたしらしくないぞ!!」
自分に活を入れているリナ。
だけど。
そう、無理やりに、払おうとすればするほどに。
自分の頭をなでていたあの暖かい手を。
自分にいつも、微笑みかけていたあの笑顔を。
・・・・ぽたり。
「・・・あ・・・・あれ?」
気づけば。
リナは、泣いていた。
自分でも分からないが。
「・・・・やっぱ、あたし、おかしい・・・・・。
・・・・・深く、眠りにはいろぅっ・・・と・・・・。」
眠れば、こんなもどかしい、分からない思いは。
なくなっているはずだし。
リナは、そう思い。
再び、眠りに入ることにした。
どうして、そんな気分になるのか。
リナは、自分で理解してない。
「ルナ、ゴメン、やっぱり、あたし、ちょっと、しばらく完全に眠りに入るわ。
その間、あたしの代理、いつものように、お願いね(はあと)」
「はい。おやすみなさいませ。リナ様。」
ぼすん。
自室のベットに横たわり。
「・・・・意識を閉じれば・・・・・・・。
目覚めれば・・そうよ、こんなもどかしい、わけのわからない感覚は・・。
・・・なくなって・・いる・・・は・・・ず・・・・。」
すぅ・・・・・・・。
リナは、心の意識を閉じ、眠りに入る。
精神の安定を図るべく。
「う・・・・・・。リ・・・・ナ・・・。」
「ガウリイ様の様子は?」
シルフィールが心配そうにいう。
ふるふる。
首を横にふるゼルガディス。
「ガウリイさん、やっぱり、いきなりリナさんがいなくなって・・・。
ショックは大きいようです。」
「しかし、まさか、ガウリイの側に・・・・。
深淵なる真の王がいたとは・・驚きだったな・・。」
金の髪に、緑の瞳。
端整な顔立ちの男性。
何となく、受ける印象が、ガウリイに近い。
気配は、違うが。
「リュクさん、リナさんは、リナさんです。
ただ、リナさんが、深淵なる真の王であっだけのことです。
私達と一緒にいたのは、ただの、リナさんですよ?」
きっぱりと。
言い切っているアメリア。
「・・・・いや、順番が違うんじゃ??(汗)」
彼は、深淵なる真の王の真実を知っている。
ガブリエル一族の長の一族、長男。
第一継承者、リュシュオン。
通称、リュク。
「いいえ!あってます!」
どきっぱり!!。
言い切るアメリアに。
絶句するリュク。
ガウリイの兄である、彼は。
ガウリイが、夢で、いつも、リナのことを見ているのは、知っていた。
彼が物心ついたときから。
いつも、兄に話していたから。
だが。
夢は、夢。
その夢の相手が。
深淵なる真の王かもしれない。
と、分かったときも。
リナ様が、寂しさなど、抱いているはずもない。
ただのガウリイのは、夢だ。
と、思っていたのである。
それでも。
相手を思うことは、自由だし。
何よりも、恋愛に関しては。
自由だし。
だから、あえて、口出ししなかった。
・・いつか、真実の愛情をみつけるだろう。
そう思っていたから。
だが。
ガウリイのリナに対する想いは・・・。
嘘、偽りのない本物。
そして。
彼にもわかってしまった。
リナが去り際に見せた、ガウリイを見た、あの瞳。
それは、分かる存在がみれば、
愛するものを見る瞳・・だということに。
リナは、自分で、まったくそれに気づいてないが。
そして、リュクは、分かる存在に位置していたのである。
膝まづき、地面を向いていた、ユージンとマナティスは。
リナがガウリイを一瞬見つめたその瞳を見ていなかったのだが。
「何か、リナさんと、ガウリイさん、再び合わせる手段・・ないですかねぇ・・。」
シルフィールがつぶやく。
「面白そうだし(はあと)俺も、ガウリイと、リナ様を合わせるの♪
協力するよ(はあと)」
「・・・・リュク・・・あんた、あいかわらず、面白いことと捕らえると、
首をつっこむくせ・・・直ってないな・・。」
ゼルガディスが、じと目で、リュクを見据える。
「いや、兄としても、弟の、長年の想い、成就させてやりたいし♪」
(・・・ぜったいに嘘だ。楽しんでる・・・・。)
ゼルガディスと、シルフィール、そして、アメリアの思考は。
完全に一致した。
しっかし。
まさか、あの、リナ様が・・・ねぇ・・・・・。
彼は、数回、父と、竜神に連れられて。
リナに謁見したことがあったりする。
そのときの印象は・・・。
とてつもなく神々しく。
近寄りがたいものだったのだが。
ここでみた、リナは。
普通の、少女、そのものであった。
そして、一瞬。
ガウリイをみたあの瞳は。
まぎれもなく、恋する乙女のその瞳と表情。
リナは、分かってないが。
自分がそんな表情をしていた。
ということも。
自分が、ガウリイに惹かれている。
という事実すらも。
「とにかく!!リナさんに、もう一度、会いましょう!!」
アメリアが力説する。
「・・どうやって?俺達では、リナのいる空間とやらには、いけないぞ?」
ゼルガディスがあきれたようにいう。
「まあ、私達一族でも、無理ですからねぇ。
ナマティス様か、ユージン様の力と、助力を得て。
ようやく、混沌の入り口に入っても、無事なくらいですし・・。」
もしかして、でも、ガウリイなら、
父もいっていたが。
ガウリイなら、自力で、神や魔王以上の、結界を張れる実力は。
深層意識に、持っている。
と。
だから、もしかして、ガウリイだけなら、行けるかもしれないな。
そんなことをふと、リュクは思いつつ。
「そうだ!とりあえず、リナ様が言ってた、書類の提出。
マナティス様がたは、当然、自分達で手渡しに行かれるだろうから。
交渉してみれば・・・。」
してみればいいんじゃないか?
一緒に連れて行ってください・・と。
彼が終わりまで言いかけるよりも早く。
『それです!!!!』
アメリアとシルフィールが、大きく首を縦に振った。
「ガウリイさん!ガウリイさん!!」
「ガウリイ様!ガウリイ様!」
ばたばたばた。
ガウリイが寝ている寝室に。
賭けてゆく、女性陣二人。
「・・・・はぁ。おせっかいのやつらめ・・・。」
いいつつも。
彼とて、ガウリイには、心残りを残してほしくなかった。
そして。
ガウリイからいつも、きかされていたリナは。
彼らにとっては、友達以上に、大切に思える仲間へと。
短い間ではあったが。
しっかりと、根付いていたがために。
「ともかく、リナにガウリイをもう一度、あわせてやりたいからな。」
といって。
ゼルガディスもまた。
リナとガウリイを再び出会わす作戦に。
乗り気なのであった。
・・・リナ・・・・。
・・・・リナ・・・なくな・・・・リナ・・・・。
どこかで、リナが泣いている・・・。
俺には分かる・・・。
・・・・泣くな・・・・リナ・・・・・・・・。
深層意識の奥底で、リナが泣いているのを感じ取っているガウリイ。
リナは、眠りについている。
が。
寂しさに打ち震えていた・・・・。
手を伸ばしても、届かない。
・・・・・リナ。
お前は・・・お前は・・・笑っててくれ・・・・・。
・・・・リナ。
お前には、笑顔が一番似合うから・・・・。
リナ・・・・。
必死に、リナに呼びかける。
が。
届かない。
「・・・・・・リナ!!」
目がさめると。
まず入ったのは、見知った天井。
そして・・・・・。
「・・・・・・・う・・・・・・。」
リ・・・・・ナ・・・・・。
この一年、ずっと、側に感じていた。
リナの気配が。
勘違いでも何者でもなく。
ぷっつりと。
なくなっていた。
「・・・・リナ、やっぱり・・・また・・泣いている・・のか?」
悲しそうに、ベットに半起きになりつつ。
ガウリイは、顔を手で覆った。
せっかく。
せっかく。
せっかく、リナの瞳の奥から。
孤独と、寂しさの光が。
この、一年の間。
消えていたのに。
ふたたび、あの光を宿したまま。
リナは、この星から・・。
自分の前から消えてしまった・・・・。
意識を閉じれば、浮かぶのは、闇の中で、泣いているリナの姿ばかり。
なぐさめたくても・・・届かない位置にいるリナ。
「ガウリイさん!!」
「ガウリイ様!!」
ばったぁぁぁぁぁん!
ちょうど、ガウリイがおきたとき。
ドアを勢いよく開けて、アメリアとシルフィールが飛び込んできた。
「ガウリイさん!!リナさんに会いに行けるかもしれません!!」
「・・・・・・・・・・・っ!!!!」
ガウリイの目が見開かれる。
そうだ。
リナが泣いているなら・・。
それを止めてやらないと!
たしか。
リナが去りゆく間際に。
ユージン様とマナティス様に、何か・・・・。
アメリアの台詞に。
頭が活性化してくるガウリイ。
「そういえば・・・・。
リナは、報告書がどうとか・・いってたな・・・。」
ガウリイがつぶやく。
リナとしてでなく、深淵なる真の王として、竜神と魔王に命令していたリナ。
その言葉を思い出しながら。
「そうなんです。ですから、もしかすると、
その提出に、私たちも、ご一緒させていただければ!」
ばっ。
ガウリイがベットから起き上がる。
「休んではいられない。
俺は・・・リナの所にいく。きっと、リナは、まってる。」
ガウリイがいうと。
「そうですよ!!だから、私達、全員で、リナさんを迎えにいきましょう!!」
「・・・・おまえら・・。」
ふとみれば。
扉の向こうには。
手をぐっと、中指を出しているゼルガディスと。
ひらひらと手を振っているガウリイの兄であるリュクと。
そして、ガウリイの横には、力説して、びしっ。
と、ポーズを決めているアメリアに。
ガウリイの手を握っているシルフィールの姿が。
そこにはあった。
『えええ!!!!!!』
ディスクワークと、世界のこの星の歪みの訂正と補修に追われていた二つの存在。
その二つの叫びがこだました。
「ですからぁ!!私達をリナさんのところにつれていってください!!」
「マナティス様たちは、どうせ、報告書提出に、いくんだろう?」
「・・・・頼む!!マナティス様!!ユージン様!!」
「ふふ。もし、いやだっていいましたら。
お二人の恥ずかしい話、披露したしますわ(はあと)」
「・・・シルフィール、だんだんといい性格になってますねぇ(はあと)」
「いいえ(はあと)それほどでも(はあと)」
口々にいっているのは。
アメリア、ゼルガディス、ガウリイ。
そして、脅迫まがいの台詞をいっているのは。
シルフィール。
それに、にこにこと応じているリュク。
ガウリイが、目覚めて。
すぐに、彼らは。
この世界の神と魔王の元に。
直談判しにやってきていた。
そういえば、報告書に。
リナ様が、彼らと共に、行動していた・・という話しはあったが・・(汗)
汗を流している緑の竜神マナティスと、蒼の王ユージン。
「いや、駄目だ!!駄目だ!!そんなことしたら・・・。
ただの、普通の存在を連れて行ったりでもしたら!!」
「それこそ、手ひどいお仕置きがまってるぅぅぅぅ!!」
すでに、涙目。
二人して、怯えていたりする。
「それに!!あの空間は、我らでも、気合を入れないと、
死に掛ける空間なんだぞ!
そんなところに、生身の人間を連れて行けるか!」
悲鳴に近い声。
かといって、シルフィールがもっている情報は。
彼らとしては、ばら撒かれたくない。
結構、ゴシップネタが、暇だから。
という理由で、シルフィールは集めていたりするのである。
しかも、定期的に、発行する、『エデンタイムズ』
の、監修などもシルフィールは行っていたりするのである。
ぽんぽん。
「まあまあ、マナティス様、ユージン様?
生身ではなく、精神だけなら、問題ないのでは?
まあ、ガウリイは、ともかく、大丈夫にしても。
アメリア王女や、ゼルガディス王子には、生身のままは、
あなた方でも、結界、張るのは、難しいでしょうし?(はあと)」
にこにこにこ。
そういいつつ。
耳元でぽそりと。
「それに、彼らを連れて行ったら、お仕置き、免れるかもしれませんよ?
リナ様、彼らを気に入っていたようですから(はあと)」
『う゛!!!!』
リュシオンの言葉に、無言になる彼ら、この世界を任されている神と魔王達。
確かに。
リナ様は、気配を隠して、このものたちと、一年もいた・・というし・・・。
それに、気づかなかった、お仕置きもあるかもしれないし・・・。
ぐるぐると混乱する。
やがて。
がくっ・・・。
「・・・・分かった・・・・・。」
やはり、折れたのは、魔王達であった。
「やった!!じゃあ、私達も、報告書の資料作成、手伝いますね!」
「・・・・リナ・・・・・・。」
・・・(汗)
だから、どうして、このガウリイは、リナ様を呼ぶとき。
切ないほどの感情をだすのだ?!
当然、ガウリイがリナに対して、抱いている感情によって生ずる、
想いは。
気を食べることもある王たちには。
少しばかり引く原因には、事足りていた。
結局。
アメリア達に説得されて。
アメリア、ガウリイ、ゼルガディス、そして、シルフィール。
この四人は、報告書の提出のときに。
魔王と竜神に、ついていき。
彼らがパレスに報告書の提出に出向くときのお供。
という同行許可を取り付けられていた。
「・・・・・リナ、待ってろよ・・・・。
必ず会いにいくから・・・。」
はっきりいって。
魔王や竜神より。
アメリア達の方が、遥かに、仕事の能率は・・・。
よかったりするのは。
またお約束で。
しかも、ガウリイは、リナに会える。
というので。
あんた、本当に、人間?
まあ、人ではない一族ではあるが。
そう疑問符を投げかけたくなるほどに。
ものすごく、手伝いの仕事のスペースが早かった・・・・・・。
三週間後。
正確には、二週間とちょっと。
あれだけの被害などを受けたにも関らず。
アメリア達の協力もあり。
世界の、このたびの一件についての。
完全なる報告書が出来上がっていた。
「では・・・・。」
「じゃあ、俺が、アメリアと、シルフィールと、ゼルガディスの、
肉体は♪責任もって、保管しておくから♪」
あちらと、こちらでは。
時間の流れが違う。
それゆえに、長く精神が、肉体を離れていても。
肉体を保管するものが必要になってくる。
肉体そのもので、いけばいいではないか。
という意見もあるだろうが、何しろ。
場所が場所である。
実は、ガウリイは、自分では知らないが。
簡単に、肉体的に、混沌に入っても。
消滅したりしないように、結界を張ることは、可能すぎるのだが・・・。
しかし、彼は、自分の完全なる実力を。
知らない。
「ガウリイは、自分で、結界を張りなさいね。」
言い放つ、マナティス。
そして、ユージンが、アメリア達の精神を抜き取る。
「リナさん!まっててくださいね!!
私達が今度は、リナさんに会いに行きます!!」
ガッツポーズをとるアメリアの姿が。
そこにはあった。
リナに会える、リナに会える、リナに会える・・・・。
すでに、ガウリイの頭の中には。
リナのことで、一杯になっていたりするが・・・・。
「ええい!!!鬼が出るか、邪がでるか!!
仕方ない!つれていけばいいんだろう!」
涙まじりに、言っているユージンの姿が。
しかし、リナに再び会える。
ということに、舞い上がり。
そんな、竜神や魔王の姿など。
気にもとめていないのであった・・・・。
かくして。
アメリア達は、リナがいるという。
この世界の全てを創り出した中心。
いや、様々な世界の全ての中心にあるという。
万物の王が住むという宮殿。
ギラクシー・パレスにと。
彼らの竜神と魔王とともに。
出発を開始していた。
「・・・・ん・・・・。」
今だ、リナは、精神の安定のために。
深い眠りに入ったままである・・・・・。
しかし。
リナは夢をみる。
ただの、一人の女の子として。
アメリア達と、一緒に。
楽しくすごした、あの一年間の出来事を・・・・・。
そして。
「・・・・・・ガウ・・・・リ・・・イ・・・・。」
知らず知らず。
ガウリイの名前を呼んでいるリナの姿が。
パレスのリナの自室の寝室で。
リナも気づかない、涙を流しているリナの姿が。
誰にも気づかれることなく、そこに存在していた。
・・・・・・・・・どくん。
誰にも気づかれることなく。
今、一つの魂が誕生しようとしていた・・・・・・・・。
―続く―
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あとがき:
薫:よっしぃぃ!!
次回、リナと、アメリア達の再会♪
しかぁぁし!!
リナ、天邪鬼ですし(笑)←まて!
そーして、十数年後に一気に移動♪(だからまて!)
さて・・・・・・。
そろそろ、ここから、シリアスになってきます・・・・・。
・・・・多分・・・(まて!)
姫:アザチェス、誕生の兆し♪
エル:まあねえ。リナが、アメリア達の幸せを考えて。
一気に、今いる反逆者、消滅させるからねぇ・・・。
薫:・・・エ・・・エル様・・(汗)
姫:でも、それで、リナが、ガウリイに特殊な思いを抱いている。
と、敏感に感じ取った、リナを慕っていた
(もとい、リナを手にいれたがってる存在)
が、反逆にまわる。
という事実もあるけどね(はあと)
エル:リナ、全然自分にそういう感情が向けられている。
ということに、気づいてないからねぇ・・・。
薫:・・・・・・・・・・・・・・・。
も・・・いーです(涙)
えー。
さてさて、それでは、マタ次回(滝汗)
それでは・・・・。
エル&姫&薫:それじゃ♪