まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら
こんにちわ♪
  いやぁ・・のりって・・大切ですねぇ(笑)
  なぜか、こっちを打ち込み始めている私(爆!)
  干渉も、希望も、神託も、多々ある小説ほっといて(笑)
  これは、過去話なので、これの本編打ち込まないと、
  絶対、とーぶん編集作業はしないであろうに(笑)
  ではでは♪
  いくのです♪



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エデンの園  ~第3話~

「へっへっへっ。一人かい?おっじょうちゃん(はあと)」
  少女はいい加減にうんざりした。
  どうしてこう、低俗のやからが必ずといっていいほど、
  誕生するのか・・と。
  魂自体は、まっさらで作り出しているはずなのに。
  どこをどうやれば、ここまで、堕落するのか。
  まあ、それも、面白いからという理由でみのがしている少女。
  てくてくと、歩いていると、いきなり、数名の男が少女を取り囲んだのだ。
  「ひとりかい(はあと)
    じゃあ、お兄さん達がいいとこに案内してあげよう(はあと)」
  完全に下心丸出しの男の台詞。
  「くすっ。」
  「お!!!」
  少女がくすりと笑った。
  馬鹿な男達は・・・それを脈あり!!と捕らえた。
  「ファイアー・ボール!!!!」
  少女の口から、力ある言葉が発せられる。
  その言葉に応じて、出現する、炎の球。
  どっがぁぁぁぁぁんんん!!!
  ぷしゅううぅぅぅぅ・・・・。
  完全に黒こげになっている男達。
  かなりの火傷を負っている。
  ほっておけば、まず間違いなく、死ぬほどの傷であるのだが。
  「うぅん・・。手加減・・たりなかったかな?」
  「・・・まっいっか。」
  ごそごそごそ。  
  男達の懐をあさり、金目の物を物色している少女。
  「らっきぃ♪自分で作る手間・・省けたし(はあと)」
  がしゃ。
  いいつつ、集めた金貨を懐のポーチへと入れる少女。
  小さなポーチのはずなのに。 
  それは、あっさりと収まるように、入ってゆく。
  「ふっ。このあたしに声をかけるなんてねぇ(はあと)
    相手が悪かったわねvvあたしのとこに戻さないだけでも、
     ありがたいと思ってよね(はあと)」
  にっこりと少女は、倒れている男達に一言いい。
  また、何事もなかったかのように、すたすたと歩いてゆく。  

  なぜ、こんな華奢な少女が一人で、こんな危険な場所を歩いているのか。
  それは、ただ単に、面白そうだから(はあと)
  という理由に他ならない。
  「さてvvユージンvvマナティスvvお手並み拝見といきますか(はあと)」
  にっこりと笑い、空を仰ぐ少女。
  真紅の紅の瞳のその奥に、金色の光を揺らめかしながら。
  あいつらって・・・強いようで、実はかなぁぁぁぁり、弱いのよねぇ・・・。
  それに、気づくかしらね(はあと)
  少女はそんなことを思いつつ、くすりと小さく含み笑いをする。
  完全に、高みの見物をしてみるようである。
 

 

  「ルァ!!!」
  どぉぉぉぉんん・・・・。
  ガウリイの放った一閃により、あっさりと無に返り行く反逆者。
  「・・ガブリエル一族の者か!?」
  一人がわめく。
  「それが、どうした?」
  たった、一人によって、形成が逆転した反逆者達。
  かなりいらだっている。
  もう少しで、この国を落とせるかというときに、いきなり現れたこの男性。
  ほんの一時間もたたないうちに、主たる戦力は、
  彼にあっさりと無に返されていた。
  ここ、マナ王国。
  結界の維持が、これ以上侵略が続くと、出来ない。
  とあせっていた最中、助っ人が出現した。
  ガブリエル一族の中でも・・一番に実力があるという。
  ガウリイ=ガブリエルの手助けが。
  あせる反逆者達とは、対照的に、全然疲れていないガウリイ。
  「貴様・・何奴!!・・まさか!?」
  ここにいたって、マナ王国を攻める役目を負っていた反逆者の幹部は、
  ガウリイの名前に思い当たった。
  一族の中で・・ずばぬけて力を持っているというその人物。
  そして―彼らの主や上層部が、取り込みたいと熱望しているその人物の名前に。
  「貴様・・・・ガウリイ=ガブリエルか!?」
  「ご名答♪って・・じぁな♪」
  きぃん。
  ガウリイが、剣を一閃させる。
  それだけで、十分だった。
  「く・・ば・・馬鹿なぁぁ!!!」
  ばしゅう・・・・。
  何もなくなり、痕跡すらも残さずに、消え去る反逆者達。
  一層するのに・・一時間ジャストであった。
  その力ゆえに。
  彼を取り込めば、向かうものがなくなる。
  と、反逆者の最高指導者は、彼に目をつけていたりするのだが。
  そんなことは、ガウリイは知らないことであった。

 

  「助かりました・・・。ガウリイ様。」
  お礼を述べてくる王家の人々。
  さすが、一族が時期長に、と望んでいるだけのことはあるな。
  と、全員の思いが一致している。
  何しろ、あれだけ、てこずっていた侵略者達を、
  たったの一人で、一時間足らずで、完全消去したのだから。
  まあ、ガウリイがもともと相手にしているのは、こんな程度の、
  反逆者達ではなく、いわゆる幹部クラスを常に相手にしている。
  そんな彼にとって、こんな下っ端の駆除はどうってことない。
  彼らにとっても、一族の最高レベルの者が、
  来るとは夢にも思っていなかったのだから。
  まさに、晴天霹靂である。
  いともあっさりと、駆除される侵略者たち。
  「まあ、ちょうど、ユグラシドル王室にきてたからな。」
  全然感謝してほしいとも、そんなそぶりを見せないガウリイ。
  だから、彼は・・人気がある。
  この世界の全ての者達に。
  実力はある。
  でも、それを威張るわけでもない。
  必要があれば、どこにでも出かける。
  報酬などは、一切望まずに。
  「それじゃ、あ、会議があるんだろ?
    何か、手伝うことが他にあったら、やっとくぞ?」
  いとも、それが当然というようにいうガウリイ。
  「い・・いえ!!そこまで、手を煩わせてても!!」
  あわてる人々。
  「いや。本当に、遠慮いらないぞ?」
  のほほんというガウリイ。
  「いえ・・。本当に大丈夫です。お手数おかけしまして。すいませんでした。」  
  頭を下げてくる人々。
  ガウリイは、こういうことには、あまり慣れてない。
  自分は、そんなにたいしたものではないと思っているから。
  「そうか?」
  ちょっと、残念そうなガウリイ。

  

  「・・ま、ああはいうが・・。
    たしか・・ここの地域って・・・盗賊などに困ってたよなぁ・・・。
     ついでだから、そこも、片付けておくか。」
  町をでて、ガウリイは、頼まれてもいないのに、
  人々の生活を脅かすものたちを、
  懲らしめにいくことを決定していた。
  こんな状況だからこそ。
  一つでも、心配ごとは・・ない方がいい。
  と、彼はよく知っていたが為に。

 

 

  「へっへっへ。女一人でどっこにいくのかな(はあと)」
  はぁ・・・・。
  いい加減にしつっこいわねぇ・・・・。
  かまわずに、無視して、歩いてゆく少女。
  「くっ!まて!!!」
  取り囲む数十名の人間達。
  まあ、出てくるわ、出てくるわ。
  少女がてくてくと歩き始めてから、
  すでに、百人目のお客であった。
  よっぽどこいつらって暇なのねぇ・・。
  と、少女は思いつつ。

  

 

  「・・・・ん!?」
  彼の目に飛び込んできたのは、取り囲まれている一人の影。
  「・・無視するわけには・・いかないな!!」
  彼は・・その取り囲まれている影の方に向かって走り出す。
 

  はぁ・・・・・。
  しつこいし。
  虚無にもどそうかしら?
  少女がそんなことを思い始めた矢先。
  「そこまでにしとくんだな!!」
  後ろから声が聞こえてきた。
  『何やつ!?』
  少女を取り囲んでいた者達が一斉に振り向く。
  金の髪の蒼い瞳。
  「まったく・・。何考えてるんだ?こんな状況で?
     一人をよってたかって・・・。」
  彼がいう。
  彼の目には、少女の姿は、まだ目に入っていない。
  男達により、少女が死角に入っているために。
  「しゃらくせい!!!」
  つっかかるごろつきたち。
  だが。
  きぃん。
  剣も抜かずに、その鞘の一閃だけで、いともあっさりと彼らは・・気絶した。
  そして、くるりと、ムキをかえる。
  「何考えてるんだ!?お前!?こんな所を一人であるいているなんて!!!」
  いきなり、振り向きざまにどなる。
  そこにいるはずの少女に向かって。
  こんな所を一人でいるのは、無謀に近い行為である。
  本気で、怒りをその声に含ませて。
  ぱちくり。
  「ぷ・・・・・ぷ゛くくくくくくくくくっ!!!!」
  たまらずに、笑い出す少女。
  顔を伏せて。
  どきっ。
  少女の顔は・・見えない。
  だけど・・・・いつも、夢でみている栗色の髪が、彼の・・ガウリイの視界に飛び込む。
  「ぶ・・・・ぷくくっ!!」
  笑っている少女。
  開口一番のその台詞に、心底笑っているのである。
  しかも、この人間、本気で、心配して怒っているのだ。
  こんな風に、怒鳴られたことは・・少女は、一度もなかった。
  当然だろうが。
  少女は、極力、必要以上は知らないように、自分に枷をかけている。
  全てを解っている存在がゆえに。
  特に、こういうふうに、世界に降臨しているときには、なおさらである。
  感情を・・覗いていたら、彼が自分のことを知っているのに気づいたであろう。
  だが・・少女は、それをしなかった。
  楽しくて、面白おかしくて、しかたない。
  このあたしに、本気で心配して怒鳴るなんて。
  くくく・・。
  少女は、完全に笑っていた。 

  「おい!!何笑ってるんだ!!ここは、危険なんだぞ!!
    それでなくても、今は、侵略者達によって、危険なんだというのに!!
     ましてや、女の子の一人歩きだなんて!!」
  辺りをみても、少女の連れらしき人はいない。
  何かあったのか・・。
  少女一人だけだったのか。
  それは、彼にもわからなかったが。
  解っているのは・・。
  こんな場所に、少女が一人でいる。
  ということだけである。

 

  「く・・くくっ・・。あ~苦しかった・・。くくくっ。」
  少女は・・思えば、心から笑ったような気がする。
  瞳に涙をためて、心から笑っている。
  少女が顔を上げる。  
  ――――っ!!!!!!!!
  彼は・・・ガウリイは、思わず・・・目の前の姿に。
  我を忘れた。
  いつも夢でみている少女。
  栗色の髪に紅の瞳。
  瞳に宿る力もさることながら、その瞳に宿るさみしさ。
  ―間違えようのないその姿。
  ・・・笑ってる。
  どこか、ほっとした。
  いつも、夢でみているその悲しい瞳は、今は、それが消え去り笑っている。
  彼は・・彼女の笑い顔がみたかった。
  「あ・・まだ、苦しい・・。くくっ。このあたしにあんなこというなんて・・くくっ。」
  少女としては、おかしくてしかたない。
  この自分には、危険という言葉などないというのに。
  「まあ、とりあえず・・お礼はいっとくわ・・くくくっ!!」
  まだ笑っている。
  夢・・かと彼は思った。
  だが、現実に・・目の前に、夢の中の少女は・・自分の目の前に、今・・いる。
  「おまえさん・・こんなところで、何一人出歩いてるんだ?    
    こんな危険な場所で?」
  内心の動揺を隠して、少女に聞いている彼。
  「何でって・・。別に意味はないけど?」
  「・・・何処にいくとか・・目的があるとか?」
  少女の言葉に、さらに問う。
  目的。
  少女にしてみれば、傍観を決め込む予定なのだから。
  ただ、引っ掻き回して、楽しむつもりなのだが。
  だから、何処にいくとか、そんな目的地などはない。
  「別にないけど。ただ、旅するだけ。いろいろと当てもなく。」
  とりあえず、嘘ではないことをいう少女。
  ぽんぽん。
  彼が少女の頭をなでる。  
  「何するのよ!!」
  少女が手を払いのける。
  夢ではない。
  現実に・・あの夢の中の少女は・・今、俺の目の前にいる。
  彼は、うれしかった。
  「なら、俺がまもってやるさ。」
  「・・・・・・は?」
  思わず目が点になる少女。
  いわれた意味が解らなかったのだ。
  枷をしているがゆえに、感情などの内部を極力見ないようにしているがゆえに。
  「いや、だって、女の子の一人旅は危険だろ?
    だから、俺が守ってやるって。」
  「・・・・はぁ!!????」
  本気でいっているのだ。
  この存在は。
  見れば、純粋なまでに、本気で、少女を心配してるのがわかる。
  少女は、純粋なるものを好む。
  その存在自体が、純粋たる全ての結晶ともいえる存在がゆえに。
  「ぷ・・・・あははははははははは!!!!!!!!」
  今度は。
  完全に、お腹を抱えて、本格的に笑い出す少女。
  この人間。
  本気で、自分を心配しているのだ。
  ゆえに、おかしくてたまらない。
  ぷすっ。
  「・・・・何も、そんなに笑うことないじゃないか。
    当然だろ?女の子の一人旅は危険なんだし。
     ほっておけないし。」
  すこし、不機嫌になるガウリイ。
  「ひぃ・・ひぃ・・あ・・くるひい・・。
    ご・・ごめん、ごめん・・くくっ。
     いやぁ・・・。このあたしにそんなこといったのって、あんたが
      初めてだったから・・くく・・あはは!!!!」
  まだ笑っている。
  このとき、少女の奥底にあった、寂しさは、一時でも、忘れることが出来るほど。
  少女は心から笑っていた。
  夢ではない。
  現実に、夢の中の少女が目の前で笑っている。
  どんなに夢の中で、熱望しても、瞳から悲しみの光が消えなかった少女。
  だが、今の自分の台詞で、なぜか、その悲しみの光は、一瞬のことかもしれないが、
  消え去っている。
  それが・・ガウリイにとっては、何よりも、うれしかった。
  「・・・いいよ。笑ってても、君は、笑ってたほうがいいから。」
  思わずぽつりというガウリイ。
  「あ~。くるしかった。あ・・涙が(笑)」
  涙を浮かべて本格的に笑っていた少女。
  今の彼の台詞は、はっきりいって、気にもとめていない。
  少女が、笑いを止めたのをみて、ガウリイがいう。
  「何処にいくんだ?急ぐ用事でないのなら、俺の用事がすんでから、
    おまえさんが、ここにいる間くらいはせめて、守ってやりたいんだが?
      ・・・一人旅は危険だろ?」
  リナが誰なのか、わかってるのに、それでも、本気でいっているガウリイ。
  この世界の中だけでも。
  少女の輝きを守りたいから。
  本当は、何処ででも守りたいが。
  それは、無理なのも、わかっているから。
  彼はまだ・・・代理ででも、少女の宮殿にすら、行ったことがなかったのだから。
  いったことがあったり、その手段があれば、当に、
  何か行動を起こしていたであろう。
  このガウリイは、おそらく。

 

  ぱちくり。
  まじだ。
  この人間まじだ。
  あ・・また、笑いが(笑)・・・・。
  少女は、完全に毒気を抜かれてしまった。
  「そうねぇ・・・。別に急ぐわけでもないし・・。」
  少し考える。
  一人旅してるより、こいつについていったほうが、
  部下UとMの状況や反逆者のやつらの、状況もわかるわね。
  そういや。

 

  少女は気づいてない。
  彼が『ここにいる間』といっていた意味に。
  彼が少女が誰なのかを知っているという事実に。

 

  「何なら・・俺と一緒にこないか?」
  彼にとっては、勇気を出していった言葉。
  夢ならば、覚めないでほしい。
  「・・・それも、面白そうかもね(はあと)」
  確か、この人間は・・ガブリエル一族の・・。
  「確か・・あんたって・・。」
  少女がいいかけると。
  「ガウリイ=ガブリエル。しがない剣士だ。」
  少女の言葉より先に、名前をいう彼。
  しがないというのは、彼が思っていること。
  彼は、自分をまだまだだと思っているから。
  たとえ、右に並ぶもののいない、実力を持っているにも関らず。
  「そ。・・・じゃあ、どうせ、目的もないんだし。
    あんたと一緒に旅するってのも・・面白いかもね。」
  こんな人間は始めてである。
  少しばかり、興味が出てきている少女。
  ぽんぽん。
  また、少女の頭に手を載せるガウリイ。
  ガウリイとしては、現実なのか、確かめたいから、頭を触っているのだが。
  「やめい!」
  手を振り払う少女。
  普通ならば、この場にて、即お仕置きフルコースをお見舞いする行為である。
  だが・・なんとなく、少女は彼には、それはしなかった。
  その暖かいまでのまなざしが・・純粋に、少女に注がれていたから。
  本気で、少女を心配しているその純粋なる思い。
  ま・・・それも面白いかもね(はあと)
  一人だったら、あいつらの様子、知るのに、ちょっと、引っ掻き回したら、
  気づかれる可能性もあるけど。
  こいつと一緒だったら、カモフラージュにもなるし☆
  少女の中で、考えがまとまった。
  「じゃあ・・いいんだな?決まりだな♪」
  一緒にいられる。
  それが、何より、ガウリイにはうれしかった。
  ひと時でも。
  現実に、夢の中の少女は・・今、自分の目の前にいるのだから。
  「気が変わるまで、一緒についてくことにするわ。」
  にっこりという少女。
  気まぐれなのである。
  「おまえさん・・名前は?」
  リナ・・と呼びそうになった。
  でも・・なぜか、呼べなかった。
  少女から直にその名前を聞きたかった。
  「あたし?あたしは、リナ。」
  そこまでいって、一瞬考える少女―リナ。
  「あたしは、リナよ。リナ=スレイヤー』
  サブネームがなければおかしい。
  だから、スレイヤーと名乗った。
  スレイヤー。
  滅する者という意味を持っている。
  「じゃ・・よろしくな、リナ(はあと)」
  ガウリイが手を出してくる。
  「・・ま、これも面白いかもね(はあと)」
  リナも手を出す。
  暖かい手。
  これが・・夢なら、覚めないでほしい。
  このひと時の幸せを。
  ガウリイが、心からそう願った一瞬でもあった。
  ・・ま、こいつといたら、何か退屈しなくてよさそうよね(はあと)
  リナは、心底、楽しんでいた。

  

  「そういや、この辺りの盗賊達って・・。」
  ガウリイが辺りを見回す。
  綺麗さっぱり、その気配すらしていないのだから。
  リナと自己紹介をした直後。
  たわいのない話をしていたリナとガウリイ。
  ガウリイがここにきた理由をいって、盗賊達の気配がないのに気づいたのだ。
  「ああ。何か、全部倒したわよ?言い寄ってきたりしたし。
    五月蝿かったりしたから。」
  あっさりというリナ。
  「・・・そっか。・・無理するなよ?」
  本気で心配そうにリナを見るガウリイ。
  「・・・はぁ!?」
  本当に、この人間って・・面白いわ(はあと)
  くすくすと笑うリナであった。

 

                            -続くー

 

####################################

  あとがき:
    薫:はい(はあと)
      ガウリイは、リナが、深淵なる真の王だと、一目でわかってます♪
      いやぁ・・愛ですねぇ(はあと)←まてまて(笑)
   ルナ:ちなみに、リナ様は、それに気づいてません。
      大概、降臨される際には、極力、感情や思いなどは、
      覗かないように、枷を自分にかけておられるんです。
      場合によっては、必要なところだけ、知るようにしておられますので。
    薫:これは、ルナティックさん。どうもなのです(はあと)
      この本編では・・さすがに、Sさんに切れましたねぇ・・(汗)
   ルナ:当然でしょう!!!!
      よりによって・・リナ様を苦しめるなんて!!!
    薫:・・・・・・・・・・・(汗)
   ルナ:リナ様には、全てを包み込んでくれる安らぎが必要なんですわ。
      そうでないと・・いつか、リナ様の精神は、重圧に負けてしまいます。
      ・・・私やエル様では・・・駄目なんです。
      ・・・・だから、私は、あのガウリイとかいう存在に、
      いやですが、期待してるのですから
    薫:いや・・いやっ・・ていっても・・・・。
      もともとは、ルナさんと、エル様のリナさんを心配するあまりの強い、
      想いから誕生した魂なんですから・・。
   ルナ:それでもですわ!!!リナ様が人様の物になるなんて!!
    薫:・・・・シスコン・・・(汗)
   ルナ:・・・何かいいました!?
    薫:あ゛あ゛!!剣はやめてくださいぃぃぃい!!!!
      ま・・まあ、とりあえず、次回から、リナとガウリイの旅の開始です♪
      それでは♪
   ルナ:・・なんか、腹がたつわ・・。
    薫:・・え゛!?

    ――ざしゅどすっっ!!!!!――

 

   ・・・・・シィィィィィィンンンン・・・・・・・・。

  


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