まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら
こんにちわ♪エデンの園♪第12話♪
  ふっふふふふふ♪
  リナの正体暴露・・されるところまでいっけるかな?(まて!)
  ではでは♪



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エデンの園  ~第12話~

「ほぅ・・・・。貴様らは・・・・。」
   冷たい眼差しで、リナ達五人を見つめるその深緑色の目。
   ジール王国の中に入り込んでいた、間者。
   ここ、エデン世界に入り込んでいる世界の理に背く者達の、
   反逆者の一員。 
   「何だ、リペナイト、貴様、こいつらを知っているのか?」
   いう、ユークロライトは。
   ガウリイにすらも気づいてない。
   「ユーク、こいつらが、あの、二大大陸の王女と王子だ。
     それと・・・・。ガウリイ=ガブリエル!」
   なぜか、ガウリイを冷たくみつめるリペナイト。
   彼らの上司から、ガウリイの実力を侮るな。
   と、忠告があったがために。
   「ほぅ・・・。すると、女装壁があったのか・・・・。」
   『ちっがぁぁぁぁぁぁぁぅぅぅぅ!!』
   ガウリイとゼルガディスをみていうユークロライトに。
   即座に、ガウリイとゼルガディスの訂正の悲鳴が一致した。
   「・・なあ、アメリア?リナ?シルフィール?
    こいつ、どうやら、俺達の顔・・知らないみたいなんだが?
     女装する必要・・どこにあったんだ!?」
   ゼルガディスが悲鳴に近い声をだす。
   「あら♪だって、女性の方が、ほいほいと、相手を油断させれるし♪」
   「そうそう♪いいじゃないですか♪ゼルガディスさんも、ガウリイさんも美人ですし♪」
   リナとアメリアの台詞に。
   『そーいう問題かぁぁあ!!』
   「でぇぇぃ!!こんな服は邪魔だ!」
   いうなり、服を脱ぎ捨てているガウリイ。
   たくましい体があらわになり、今彼は、海水パンツ一枚の姿。
   「あら、ガウリイ、水着、着てたのなら、どうして泳がなかったのよ?」
   リナが悪戯っぽくわらいつつ、先ほど、皆で遊んでいたときのことをいう。
   ・・できるはずないだろ!?
   ガウリイは、その台詞に、少し冷や汗ひとつ。
   何しろ、リナの姿をみて・・反応していたものだから(笑)
   リナは気づいてないが。

   びしっ!!
   「ともかく、今まで、生贄に取り込んだ人々達を帰してください!!」
   アメリアが、びしっ!
   と、指をつきたてていう。
   「おやおや、人に指を指すものではありませんよ?」
   ちっちっちっ。
   指を横にふるユークライト。
   ガァァァン。
   アメリアが一瞬、顔色が悪くなる。
   「こんなやつにいわれるなんてぇぇ!!」
   少しいじけるアメリア。
   「あら、アメリア、悪人のいうことなんて、聞かなくていいのよ(はあと)」  
   「それもそーですね。」
   『うわ!?立ち直り早っ!!』
   リナの言葉に、すぐに、元に戻るアメリア。
   その様子をみて、思わず突っ込んでいるユークロライトとリペナイト。
   大陸ともいえるほどの大きさの、島の一角にある入り江で。
   何とも、緊張感の欠片もない会話が。 
   繰り広げられていた。

   

   「・・さて。まあ、戯れはこの辺りにして・・・。
    貴様らに、この我が倒せるかな?」
   ユークロライトが、自身に満ちた笑みを浮かべる。
   何いってんだか。
   リナはくすりと、意地悪く笑うが。
   「くすくす♪他の存在の力を取り込んだからって♪
     それで、強くなったつもり?あんたは(はあと)」
   ユークロライトの生贄の方法とは。
   ずばり。
   融合。
   その、知識、力、能力などの全てを取り込み、自分の力にする能力。
   まあ、オリーブの能力が、精神の一部を介入させて、
   じわじわと精神を乗っ取っていくという毒のようなものなのだが。
   つまりは、力あるやつを取り込んで、どんどん力をつけているのである。
   彼らは。
   「ほぅ・・・・。貴様、この我にその口調・・・・。
      ますます気に入ったぞ・・。」
   ぺろり。
   舌なめずりをして、リナを見つめるユークロライト。
   「リナ!!」
   「?ガウリイ?」  
   リナを嘗め回すようなその視線の意味に、気づいたのはガウリイ。
   リナはまったくといっていいほどに気づいてないが。
   ユークロライトの言葉に。
   ガウリイがリナの前に立ち塞がる。
   「リナ!!いいか!!お前は、ぜったいに手をだすな!
     こいつは・・・俺がやる!」
   こいつは・・・・。
   リナを狙ってる!
   そう、ガウリイは、直感ですぐにわかった。
   「ほう、ユーク、貴様が、あれ以外に興味を示すとはな。」
   少し以外そうなリペナイト。
   「なぁに、ここまでそっくりだと・・・。
     身代わりにはなるだろ?」
    そんな会話をしつつ。
   「まったく。何、訳のわからないことをいってるのよ。
     まあ、ガウリイの実力だったら、造作もないでしょうけど。
      ・・でも、力、少しでもおもいっきしやったら、
       ここの大陸も無事ではすまないわよ?」
   なぜか、自分を庇うように前にたつ、ガウリイに言っているリナ。
   ・・・むか。
   その台詞をきいて。
   『なめるな!!』
   ムキになっている反逆者二人。
   ぽんぽん。
   「何、大丈夫さ。こんな雑魚くらい。リナの手を煩わせることもない。」
   ガウリイがリナの頭に手をおく。
   そして、わしゃわしゃ。
   リナの髪をいじくる。
   「・・・・だぁかぁらぁ、髪が乱れるでしょう!?」
   抗議しているリナ。
   リナは気づいてないが。
   顔が少し赤くなっていたりする。
   「・・・・リナさん、ガウリイさん、じゃれあいはその辺りにして・・。
     来ますわよ!」
   シルフィールがロッドを指し示した先には。
   「ふぅん、少しは、骨のある相手ですね!」
   「アメリア!!無茶するなよ!!」
   アメリアが、なぜか、うきうきとしていい。
   ゼルガディスが、アメリアに釘を刺しながらも、臨戦態勢に入っている。
   おおおお・・・・。
   海から、そして、入り江の横にある、岩陰のあらゆる場所から。
   四方八方から。
   侵略者達の下っ端・・つまり、使イッパシリの使い捨てたる存在が。
   わらわらとアメリア達五人の方に近づいて来ていた。
   
 
   「メティオ・フォール!!」
   ぐぅん。
   ・・・・・どごがぁぁぁぁぁぁんんんん!!!
   「V!!ビクトリィ!!」
   アメリアの呪文で、隕石にぶつかって、消滅してゆく雑魚侵略者。
   「だぁ!アメリア!!いきなり、大技に近いもの!!出すな!」
   ゼルガディスがいいつつも。
   剣に魔力をこめ。
   ざん。
   ざしゅ!
   かろやかなまでの剣技で、敵をなぎ倒してゆく。
   はたからみると、まるで、剣舞を踊っているかのごとくに。
   「―この世の平穏を乱せんとするものたちよ
     聖なる力のその裁きを!!!!―
      エディス・ブレス!!!!!」
   シルフィールのカオスワーズと、呪文が、辺りを直撃する。
   これは、歪みを、ある程度修正できる呪文でもあり。
   巫女が唱える呪文が結構威力が増す。
   パッキィィィィィィィィンンンン・・・・・・。
   精神世界で、ガラスの砕けるような音がした。
   さわ。
   一瞬にして、あたりの空気が変貌する。
   「何!?人間ごときが!?我の幽閉の結界を!?」
   驚くユークロライト。
   今、シルフィールが放った呪文の修正によって、
   この辺り一体の精神世界が、バランスを保つべく。
   それ以外の、不穏因子を取り除いた結果。
   丁寧にも、ここの近くにこの大陸を守護していた精霊を封じていたユークロライト。

   結果。
   リナが、シルフィールに気づかれないように、増幅させたその呪文で。
   結界が解かれたのである。
   「サンキュー、リナ♪」
   ガウリイが、リナに向かっていう。
   「あら、気づいたの?」
   「当たり前だろ?」
   リナのことならわかるさ。
   そう思いつつ。
   ガウリイは、ユークロライトとリペナイトと対峙していた。
   へぇ。 
   わからないように、補助したのに。
   気づくとは・・・やるわね。ガウリイ。
   リナはそんなガウリイをみつつ。
   リナとて、自分が何かしたいのだが。
   前に出ようとすると、
   ガウリイが、
   「ぜったいリナは前にでるな!」
   と、すごい剣幕でいうので。
   リナにしては、めずらしく。
   いうことを聞いて、雑魚の一層にはげんでいる。
   リナにとっては、造作もないことながらも。
   

   「くっ!!」
   うなるリペナイト。
   一時間もしないうちに。
   億単位で呼び出した、手足も、あっという間に駆逐されて。
   「あ、リナさん、紅茶でもどうぞ。」
   「ゼルガディスさん、このクッキー、おいしいです。」
   「そうか?」
   「あら、ありがと、シルフィール。」
   キンキンキィィィィィン・・・・・・。
   今だに、遊びつつ、剣をマジ割らせているガウリイを無視して。
   リナ達四人は、その場にシートを引いて。
   お茶タイムにと入っていたりする。
   ガウリイの手助けは、いらない。
   と、本人が言い張るので。
   そんなガウリイの意見を無視して手伝えば。
   どんな目にあうか、ゼルガディスたちは、よくわかっていた。
   伊達に、長い付き合いではない証拠に。
   ガウリイ、一人で、どうにかできる。
   と分かっているがゆえに。
   「ああ!!ずるいぞ!!!お前たちばっかり!」 
   俺もリナとお茶したい!
   ガウリイの心の叫びは、当然、覗くことを閉じているリナには分かるはずもなく。
   「・・・・さぁて、遊びは、これくらいにして。
     とっとと、けりをつけようか。」
   相手の二人は、息も上がっているというか、疲労の色が見え隠れしている。
   というのに、ガウリイは一つも息を乱さずに。
   ふっ。
   と、剣に精神を集中させる。
   「・・・・・・あら。」
   リナが、その精神の高まりに気づく。
   「ふぅん。一%くらいの精神集中で・・これほど・・ねぇ。
     普通の存在にしとくの・・おしいわね。」
   かしゃ。
   クッキーをかじりつつ、ノンビリとそんなガウリイを見ていたりする。
   『何!?』
   何も相手はしていないのに。
   押しつぶされんばかりのプレッシャー。
   「あら、ガウリイ様、ちょっと、本気だされて、力だすつもりですわね。」
   「まあ、ガウリイのことだ。俺達がお茶してるから、
     自分も加わりたいんだろう。」
   リナと一緒にお茶したい。
   というのが、本音だろうが。
   と、内心ゼルガディスは思いつつ。
   「とゆーか、ガウリイさん、戦うときって・・・・。
     よく遊んでますしねぇ。」
   シルフィールの言葉に、うなづいているアメリア。
   「・・・・・分かるかも・・それ・・・。」
   あたしも、その気持ち。
   わかるなぁ。 
   リナはそう思い、ふと、そんな台詞をもらす。
   何しろ、自分より、強い存在など・・・・いるはずもなく。
   自分に勝てるのは。
   姉か、その姉と同等の存在のみ。
   ゆえに、どうしても、何かしらするのにも、手加減。
   というのが、必然的に必要となってくる。 
   そのもどかしさから生まれる、反逆者も少なからずいる。
   というのも、リナはよくわかっている。
   かといって。
   大人しくしていたら、退屈で・・退屈で・・・。
   結果。
   自分の抱擁する世界や部下達にチョッカイかけている現実。 
   何しろ、本気になったら、あっという間に、全ての創り出した、
   世界は、一瞬のうちに、元に還り行くのも分かっているから。
   だから。
   常に、力は普段からセーブした状態で。 
   遊んでいるのだ。
   リナは。
   そして、姉たるエルも。それと同等の存在でもあるユニットも。
   それでも・・・・・。
   問答無用の強さ。
   というのには、かわらないのが現実なのだが・・・・。
   「これで終わりだ。とりあえず、融合している無事な人達は、
     返してもらうからな(はあと)」
   たったのそれだけのことだった。

 

   キィィィィィィィィィィィィン・・・・・・。

 

   光速よりも早い、力の波と。
   剣が、瞬きする暇もなく。
   ユークロライトに突き刺さっていた。
   さの動きを捉えることができたのは。
   当然、リナのみだったが。

 

   どさ。

   サァァァァァァ・・・・・・・・・。

   余りにも突然で、実体が霧散するより早くに、滅び去り。
   滅んでいるというのにも関らず、身体が、地面に倒れ。
   それから、風に溶け消えるように霧散してゆく。

 

 

   「・・・ふむ。あの支部に直行・・か。まあ、無難・・かな?」
   リナは、今、自分の元に戻ってきかけた、ユークロライトが。
   自分が反逆者達専用に創り出した、更正機関の支部に向かったのを。
   確認しつつ。
   誰にいうこともなく、ぽつり。
   とつぶやいていた。
 

   「・・・・・な・・・何ぃぃぃ!?」
   ちっ!
   自分の目にも止まらない速さで。 
   あっという間に、自分の同僚が滅ぼされ。
   「・・・・覚えてろ!!」
   またまた吐き捨てるように、去ってゆく、リペナイト。
   逃がすか!?
   ガウリイが追いかけようとすると。
   「ああ!リナさん!!それ食べたら、もう残りがすくないですぅ!」
   「んっふふ♪残りはぜぇぇんぶ、あたしのもの♪」
   アメリアとリナの会話が聞こえてくる。
   確か・・。
   さっき・・・・。
   リナはゼルと俺の手作りクッキーを全部食べたし・・・。
   リペナイトを追いかけようとするガウリイの耳に。
   「確かに、リナさんのクッキー・・おいしいですけど・・。」
   「あたしが作ったクッキーだから、あたしが残りは食べるの♪
     何か文句ある?(はあと)」 
   ガウリイのその疑問を解消するかのごとくに続けて聞こえる会話。
   ・・・・・リナのクッキー!?
   手作り!?
   ・・・・ほしい!
   「だ・・だぁぁぁ!!!俺まだ、一つもクッキー、たべてないんだぞぉぉ!!」
   だだだだっ!!
   いきなり、リナ達の方にやってきて。
   ばっ。
   クッキーを掴み取るガウリイ。
   もはや、彼の頭の中からは、リペナイトのことは、すっかりと忘れている。
   

   「・・・・・・・・ガァウゥリィ~、も~一人はどうしたのかなぁ?(はあと)」
   幸せそうに、クッキーをいきなり、走ってきて座って食べているガウリイに。
   リナが一言。
   声が座っていたりする。
   「え?あ・・・あはは(汗)逃げられた(笑)」
   すっぱぁぁぁぁぁん!!
   「あんたが、食べ物ほしさに逃がしたからでしょうがぁぁぁぁぁぁ~!!」
   ずめがしゃ!
   「だぁ!!リナ、悪かったって!!」
   「ええい!!問答無用!!」
   ずごっ!!
   めぎゃ!!
   ばごっ!!
   「だって、リナ達ばっかりずるいぞ!!俺だって、お茶したかったんだからな!」
   というか、リナと一緒にお茶したかったんだけど。
   それに!
   リナの手作りというクッキー!
   食べ逃して何とする!!
   俺より多く食べた・・ゼルガディスたちには・・。
   後で制裁・・加えてやる・・・・・・ふふふふふ・・。

   すぅ・・・。
   ガウリイが何を思っているのが、すぐさま察しているゼルガディス。 
   つんつん。 
   アメリアをつつく。
   「リナさん!!また後からこれ、作ってください!
     ただとはいいません!!依頼料は払いますから!」 
   ぱっ!!
   ガウリイの襟首を離すリナ。
   「・・・げほげほげほ・・・・。」
   大げさに息をついているガウリイ。
   「そうねぇ。そんなにいうんだったら・・・。
    じゃあ、作って、今度は、全員でお茶会にしましょうか♪」
   『賛成!!』
 

   「た・・・たすかった・・・。ありがとな・・アメリア・・・。」
   「い・・いえ。私もまだ死にたくはないですから・・。」
   「・・・・ガウリイ様・・・リナさんが絡むと・・・・。
     ・・・性格・・変わるんですね・・・・。」
   冷や汗ながしている三人とは対照的に。
   「さぁてと♪とりあえず、ミナ達に報告にもどりましょう(はあと)」
   「ああ!リナ、まってくれぃぃ!!」 
   そのリナの後ろをあわてて、追いかけているガウリイ。
   『はぁ・・・・やれやれ・・・。』
   深いため息をつきつつ。
   彼らもまた。
   リナとガウリイの後をついていった。

 

 

 

   「・・・・何?」
   「ええ。私の目にも見えませんでした・・。」
   「・・・・なるほどな。メタリア様たちが、欲しがるわけだ・・・。
     ・・・その力・・。」
   「・・それと・・・・。」
   「・・・他になにか?」
   「・・・・ユークロライトが、新たに加わっているメンバーの、
     あの人間に興味を持ってたようなのですが・・・。」
   「・・・・・何?おかしいな?
     あいつのもくてきは・・あれを手にいれるはずだったのだが?」
   まさか、リナが当人だとは、夢にも思えるはずもなく。
   「・・まあいい。とりあえず、リペナイトよ。
     弱体化している今のお前では、直無理だ。
      ・・・しばし、力を蓄えよ。・・おって、沙汰する・・。」
   「・・・・御衣・・・・。」
   「・・・・・・・リナ=スレイヤー・・・か。
     ・・・何ものだ?
      あの、ガウリイ=ガブリエルといい・・・・・。
        この世界には、興味ある存在が多いことだ・・・。」
    ゆらり。
   侵攻の拠点にしているとある神殿で。
   一人。 
   ほくそえんでいる侵攻部隊、攻撃部隊長、オリーブ。
   褐色色の髪に、灰白色の瞳。
   リペナイト、ユークロライトの、一応の上司・・・・・。

 

 

 

   わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

 

   リナ達が、報告をもって、戻ると。
   幽閉されていた、この島の守護する精霊と。
   とらられて、無事であった存在達が。
   歓声を上げて、喜んでいた。
 

 

   この島は。
   ようやく、今ここに。
   悪夢から開放されたのである。

   

 

 

   「・・・・・♪リナの料理♪おいしいな♪」
   「ほんとうです!!ものすっごくおいしいです!!」
   「・・確かに。絶品だな。」
   「リナさん、こんど、レシピ、教えてくださいねvv」
   村にもどり。 
   しばし、滞在を勧められたリナ達は。
   リナが気がむいたから。
   といって、手料理を作ったところ。
   ものすごく好評を帰し。
   「・・・・そう?じゃあ、ときどきは作ったゲルね(はあと)」
   なぜか、この反応が新鮮で、みょうにくすぐったくて。
   リナは、そんなことを約束していた。
   「俺は、毎日と言わず、一生リナの手料理・・食べたいなぁ。
     あ、一生といわず、永久がいいなぁ♪」  
   (おいおい・・・・。)
   (・・ガウリイさん・・汗)
   (ガウリイ様・・)
   ガウリイが、ぱくぱくとリナの料理を食べながらそんなことをいう。
   「何いってんのよ。このあたしが、料理するなんて、
     気が向いたときに決まってるじゃないのよ。
      それに一生って、いつまであたし、ここにいるか、決めてないんだけど?」
   リナの言葉に。 
   思わず、全員が一瞬黙り込んでしまう。
   「だ・か・ら(はあと)リナ、ずっとここにいればいいんだよ。
     そうしたら、リナ、寂しくないだろうし、
      いつも、笑っていられるだろう?」
   「な゛!?いつ、あたしが寂しがってたっていうのよ!」
   ガウリイの言葉に、思わずムキになる。
   「・・だって、リナの瞳の中にある光・・・・。
     いつも、泣きそうなほどに寂しさに湛えられていたから・・。」
   ・・・・かしゃ。
   リナは一瞬。
   ナイフを落とす。
   こ・・・・こいつ、気づいてたの!?
   あたしの、完全に隠していた孤独というさみしさに!?
   ・・・ま・・まさか、そんなこと・・・・。
   ・・あるはずないわよね・・・・・。
   そーよ・・・そーよ・・・・。
   「何いってんのよ。馬鹿なこといってないで、次、何処にいくか、
     食べたら、話し合いだからね。」
   リナは、気のせい。
   ということで片付けて。
   話題を変える。
   「リナ♪おかわり♪」
   「だぁぁ!自分でつがんかいぃぃぃ!!」
   といいつつも、ちゃっかり、ガウリイから食器を預かり。 
   丁寧におかわりをガウリイに渡しているリナの姿が。
   そこにはあった。
   ガウリイは、始終、満足そうな顔をしていたが。
   リナに、それの意味するところが、分かるはずもなく。
   「・・・・・・・・・・・リナさん・・・鈍感すぎます・・。」
   アメリアが、深い、深いため息をついていた。
 

   リナ達一行が。
   この島から出たのは。
   平和になった、島で。
   しばしの休息を一ヶ月ほどたのしんでからだった。
   なぜかというと。
   熱いから、しばらく、海で遊んでいこう。 
   という意見に基づいて。

 

 

 

   「・・・アメリア達は、頑張っているようだな。」
   王宮で。
   「はい。各地の侵略者は、アメリア様たちによって、
     確実に、駆逐されています。」
   報告を受けている国王。
   ここは、ユグラシドル大陸のユグラシドル王国。
   アメリアの父でもあるフィリオネル。
   「・・そろそろ、一年・・・か。
     油断は禁物だぞ。
      敵も、そろそろ本格的に行動するやもしれん。」
   最近、妙に静かになっている侵略者の様子をいぶかしみ。
   テラスに一人たたずむフィル。 
   「お父様、何か起こるとでも?」
   隣にいる母によくにた娘に向かって。
   「何、単なる杞憂にすぎなければいいのだがな・・・・。
     グレイシア、お前はあまり、心配するな。
      あ、あと、建物の被害は・・ほどほどにな。」
   「ふっ。不可抗力ですわ!!お父様!おーほっほっほっほっ!」
   「ふふ。かわいいやつめ。」
   それですませてもいいものか。
   侵略者に対する被害のうち、半分は。
   このアメリアの姉でもあるグレイシアの呪文によって。 
   被害を受けた、村からのものもあるというのに・・である。
 
   アメリア、ガウリイ、リナ、シルフィール、ゼルガディス。
 
 

   この五人が。
   諸国漫遊、星一周旅行(違っ!!)
   に出かけてから・・・・・。

 

 

   もうすぐ、一年が経過しようとしていた・・・・・・。

 

                                 ―続く―

##################################### 

    あとがき:
      薫:うわぁぁあ!熱いよぉぉぉ!!!(涙)
      姫:まぁた、これ、打ち込んでるし・・・・。
        ジェムは?
      薫:・・・何か、気分がのりません!!(きっぱり!)←まて!!
      薫:それに、もう、あんまり時間がないし・・・・。
        十二時30になったら・・仕事・・いかなきゃ・・(まて!)
     エル:それとこれと、何の関係が!?
      薫:あ・・・あぅぅぅぅ!!(汗)
        と・・・・とりあえず、次回で、よーやく。
        リナが、ギャラクシー・パレスに戻るところまで・・・・。
        ・・・・いける・・・・・・と思います(まて!)
      姫:前回というか、前書きでもそんなこといってたわよね・・・・・。
      薫:・・・・ぎくっ!!(汗)
        さ・・・さぁ?どうだったかなぁ~??(滝汗)
        (だくだくだく・・・・・。)
      姫:・・・ま、とにかく♪
     エル:あたしとユニットが活躍してない話なんて♪
    エル&姫:んっふふふふふ(はあと)
     薫:ひ・・・ひどゅえぁぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!
       そ・・・それでは!!!!!
       い・・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

 

 

 

     ドッガァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!

 

     どこかで爆発音が鳴り響く・・・・・・・・。

 

 


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