まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら
こんにちわ♪
  はてさて、いくぞ♪
  逆襲♪リペナイト♪(まて!)
  ちなみに、参考まで♪
  だって、ぜったい、誰も雑魚の名前なんて、覚えてないし♪(笑)
  反逆者の一人。
      名前:リペテナイト。
      別名:燐銅鉱
      鉱物の名前。
      硬度が4とやわらかく、実用的な用途はほとんどない。
      綺麗だけど、はっきりいって、役にたたないという・・(かなりまて!)
      ちなみに、すぐに酸化したりして、黒くなります(だからまて!)
  ではでは♪
  エデンの園♪
  今回は、リペナイトと、もう一人♪
      オリーブ・リペテナイト・ユークロライト。
      この三名の中の、ユークライト!!(爆!)
      はっきりいって・・・・。
      ギャグ以外の何者でもないとゆー・・(笑)
  ではでは、エデンの園。 
  第11話です♪



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エデンの園  ~第11話~

「きゃぁ!!」
   「まてぃ!アメリア!!」
   「リナさん、アメリアさん、まってください!!」
   ぱしゃぱしゃぱしゃ。
   「えいvv」 
   「あ!!やりましたね!リナさん!!お返しです!!」
   「何の!!」
   ばっしゃぁぁぁん!
   「・・・・・あ゛(汗)」
   「ふふふふ・・・・。やってくれましたわね・・・・。」
   「きゃあ!!不可抗力ですぅぅ!!」
   キャキャキャ。
   はしゃいでいる女性たち三人。
   ・・・・生きててよかった!
   砂浜で、荷物の番をしているガウリイが内心喜んでいたりするのは。
   誰も気づいてないが。 

   あまりに熱いので。
   今は、この星の、季節は夏。
   水浴びしよう。
   ということになり、
   大陸に上陸し、リナ達は水着に着替えて、水浴び中。
   当然のことながら、ガウリイとゼルガディスも着がえているのだが・・・。
   はっきりいって。
   アメリアとシルフィールのスタイルもいいのだが。 
   抜群に。 
   何といっても、リナが目立っている。 
   完璧なまでの、その四肢と。
   くびれのはっきりした、ウェストに。
   豊かなバストに、ヒップ。
   アメリア達でさえ、リナが水着姿になったときは。
   しばし、見とれていたのであるからして。
   姉たる金色の王と同じく。
   リナも、むちゃくちゃにスタイルがいい姿の形態をとっているのである。
   当然のことながら。
   抜けるように透明のごとくに白い肌。
   それが、日の光をあびて、水しぶきに光っている。

   当然のことごとくに。
   ガウリイの中に、側にいたい。
   というだけでなく、別の欲望が生まれるのも、当然のことなのだが。

   

 

   「・・どうしたの?ガウリイ?」 
   リナが海から上がり、ぼーと、リナに見とれていたガウリイの顔を覗き込む。
   「い・・いや・・・・。その・・・。」
   しどろもどろになっているガウリイ。
   「・・?変なの?ガウリイも遊べばいーのに。ほらvv」
   リナがガウリイの手をつかむ。
   か・・かぁぁぁ//
   真っ赤になっているガウリイ。
   「・・?ガウリイ?具合でもわるいの?」
   こつん。
   リナがガウリイのおでこに額をあてる。
   ちょうど、ガウリイの目の前に、リナの豊かなバストが来る位置で(笑)
   リリリリリリリリリリリリリリリリリナ///
   ばくばくばく。
   心臓が高鳴るガウリイ。
   リナは、はっきりいって。
   そういうことには、まったくといっていいほど。
   分からないのである。
   何しろ、存在が存在なだけに。
   彼女に対して、そーいう思いを抱くより先に。
   まあ、それでも、リナを手に入れたいがために、
   反逆している存在もいるのだが・・・。
   どうしても、恐れと畏怖、そして、尊敬がホトンドのものには先にたつ。
   中には、そーいう感情を隠して、リナの部下やってる存在も多々といるのだが・・。
   ぶっ!
   「ちょ・・ちょっと!?ガウリイ!!?」
   「ガウリイ様!?」
   「・・・・・リナも気の毒なことをする・・・・・。」
   ガウリイは、そのまま、昏倒してしまった。
   どうにか、根性で、鼻血がでるのを防いでいるのがさすがではあるが・・(笑)
   シルフィールが驚いているが。 
   すぐに、それの原因は理解したが。 
   ゼルガディスは、さすがに、ガウリイがリナを好きだ。
   と、知っているがために、・・まあ、アメリア、シルフィール、
   この三人とも知っているが。
   リナの無防備なまでのその動作に。
   ちょっぴり、ガウリイに同情しているのであった。

 

   「まったく・・・。暑さにあたったのかしら・・。」
   ぶつぶついいつつも。 
   誰にいわれることなく。 
   つききっきりで、ガウリイの看病をしているリナの姿が。 
   そこにはあった。
   リナが、こんなにするなど。
   ぜったいに、ありえるはずもないのだが。 
   リナは、なぜか、ガウリイのことをほっとけなかったのである。
   「うぅ・・・・リナぁ・・・。」
   「はいはい。側にいるから。」
   ミィィン・・・。
   ミィィん・・・・。
   「私たちは、ちょっと、辺りを探索してきますね♪」
   「リナ、ガウリイを頼んだぞ。」 
   「リナさん、ガウリイ様を頼みましたね。」
   「気をつけてね。」
   一通り、涼んだあとで。
   この大陸の内情を探るべく。
   アメリア、ゼルガディス、シルフィールは、三人で探索に出かけていた。
   「うーん。何か、こう・・平和よねぇ・・。」
   くす。
   隣で、なぜか、リナの手をしっかりとつかんでいるガウリイをみつつ。
   そして、額の濡れた布をとりかえつつ。 
   リナは空を仰いだ。 
   「・・・こんなに安らいだのって・・・初めて・・よね・・。」
   ふと。
   自分の存在の意味を忘れるほどに。 
   彼らといると、リナは楽しかった。
   それに気づき、リナはくすり。
   と笑っていた。
   リナは知らない。
   アメリア達、三人が、気をきかせて。
   リナとガウリイを二人っきりにさせた。
   という事実を。

   

 

   「さーさー、お邪魔虫は消えましょう(はあと)」
   ルンルンルン♪
   アメリアがずんずん進んでゆく。
   「どうやら、リナさんも、ガウリイ様に惹かれているようですわね。」
   シルフィールがどことなく安心したような表情でいう。 
   片想いは、つらいから・・・。 
   シルフィールはそのことをよくわかっていた。
   ガウリイが、昔から、リナのことをずっと思っていたというのも。 
   そして、会えない相手かもしれない。
   というのでも、それでも、リナを思っていたガウリイを知っていたから。
   「・・・とゆーか、あのリナが、ギャラクシーオブナイトメア・・・。
     とゆーの、忘れかけるな。あれだと。」
   ゼルガディスが苦笑する。 
   はっきりいって。 
   行動をともにして分かったのは。
   リナが、ちょっと、人よりは、力のあり、意思もつよい、 
   単なる女の子。
   という程度に彼らは感じていたのである。
   「大丈夫です!愛は身分とか何とかも関係なく無敵です!」
   アメリアが言い切っている。
   「・・・しかし、リナのほーは、どうみても、自分の感情・・・・。
     ・・・・分かってない・・というか、まったくといっていいほど・・・。
      ・・・・気づいてないぞ?」
   ゼルガディスがくすり。
   と笑う。
   「どうやら、リナさんは、そーいうことに対しては、とことん疎いようですね。
     くす。かわいいvv」
   「ですから!皆で協力して、リナさんとガウリイさんをくっつけましょう!」   
   『おいおい(あらあら)』
   道を進みながら、力説しているアメリアに。 
   苦笑しながら、笑っているシルフィールとゼルガディスの姿が。
   アメリアは分かっているのだろうか?
   リナとガウリイとでは、存在からして、まったくといっていいほどに。
   根本から今のところは違う。
   ということに。
   四大大陸とはほどいかなくても。
   その次の次程度に大きな島。
   ここにも、侵略者の気配は。
   たちこめていた。

 

   

   「ん・・・・・。」
   「あ、気がついた?ガウリイ?」
   ・・・!
   気づけば、隣に、リナの姿。
   しかも、自分は無意識に、リナの手を握っていたようである。 
   「あ・・すすすすすまん!!」
   あわてて、リナの手を放す。
   ・・・まぶしい。
   リナが目を細めて、空をみている。
   確かに。
   リナはここにいるのに・・。
   ふわ。
   「・・・?ガウリイ?」 
   優しく、リナを後ろから抱きしめているガウリイ。
   「・・リナ、ここにいるよな?」
   泣き出しそうなその声。
   「??何いってるの?ここにいるじゃない?」
   「見てると・・リナが、空に消えてしまいそうで・・・。」
   「なぁに、馬鹿なこといってるの!
     ・・・・しばらくは、まだここにいるわよ・・・。」
   というか。
   リナは、ガウリイに抱きしめられているというのに。
   抵抗するのを。
   完全に忘れているのにも。
   無意識とはいえ。 
   ・・・・・気づいてなかった。
   「・・・・できればずっと・・・・。」
   「・・?ガウリイ?」
   そのまま、リナの肩に顔をうずめるがごとくに。 
   ぴちゃ。
   リナの肩に、冷たい何かがあたる。
   「??ガウリイ?何ないてるの?」 
   リナがそっと、ガウリイの手に触れる。
   「・・いるよな。リナ、俺の・・側に・・・・。」
   「ほら、あんた、まだ、きっと、おかしいのよ。
    ・・・側にいるから、もーちょっと、ねなさい!」
   どさっ!
   ガウリイの手を振り解き。
   そのまま、ガウリイを寝かしているリナ。
   「・・・・側にいてくれ・・。」
   「ちょ!?ちょっと!?ガウリイ!?あんた、熱あるじゃない!」
   リナはあわてる。 
   ガウリイは、暑さにあたり、高熱をだしかけていた。
   「・・・まったく・・・。世話がやける・・・・。」
   リナがガウリイの額に手を当てると。 
   瞬く間に、ガウリイの熱が下がる。
   「・・・・まったく・・・。面白いやつ・・・。」
   何で、あんなことをいったのか?
   リナに触れられると、安心したようなガウリイの安らかな顔をみて。 
   なぜか、くすぐったいような、気持ちに落ち着きを感じなくなるリナであった。
   「まあ、存在は、熱にうなされると、分からないことをよくいうしね。」
   リナは、それで片付けてしまった。 
   それが、ガウリイの本心だとは分からずに。
   というか。 
   リナは、こういう感情は。 
   今だかつて、抱いたことがないので。 
   分からなかっただけなのだが・・・・。

  そよそよそよ・・・・。

  風が、ここちよく、二人をなでてゆく。

  「ふ・・・ふわぁぁぁ・・・・。あたしも、ちょっと、昼ね・・しよ・・。」 
  ごろん。
  そのまま。
  リナは。
  ガウリイの横に・・隣に転がって。
  ここちよい、昼ね・・眠りに落ちていっていた。

 

  

  「・・・・・リナ様が、あんなに無防備になるなんて・・・。」
  その様子を覗いている、ギャラクシー・パレスから。
  一人の女性。 
  『・・・あらぁ、これは(はあと)』
  「え・・エル様ぁぁぁぁ!!」 
  面白がっている母たる存在に対して。 
  意見している女性。
  紫がかった蒼い髪に、紅の瞳。
  『まあまあ、面白くなってるじゃない♪』
  にっこりと。
  面白おかしく、そんなリナの姿を覗いている金色の王の姿が。 
  そこにはあった。
 
 

 

  「・・この辺り、何か・・こう・・何ていうのか・・。」
  「アメリアさんも気づきましたか?」
  アメリアが空気がよどんでいるのに気づき、ふと、もらす。
  シルフィールも気づいている。 
  巫女たる能力で。 
  「・・どうやら、ここの精霊の力が・・薄いな・・。」
  この土地を守護している精霊の力が。 
  か細く、それでいてあまり感じられない。
  そのためか、空気が、精神世界が、この辺りはにごったような、気を発していた。  
  「あ!!村があります!」
  どんより。
  なぜか、暗雲立ち込める村をみて、一瞬、アメリア達は顔を見合す。 
  上陸したときは、こんな感覚、まったくといっていいほどに感じなかったのに。
  「・・・・あんたがた・・どうやって・・ここに?」
  「おおい!!人が外からきたぞぉ!!」
  「はっ!?もしかして、アメリア様にゼルガディス様!?」 
  イブかしる老人に、アメリア達が村にはいり、驚きの表情をしている村人。 
  人が来た。という言葉でわらわらと出てきた村人達のうちの。
  一番、年寄りの女性が、アメリア達の姿をみて。 
  そう叫んでいた。
  「あれ?確か、以前に、宮殿にこられたことがありますよね?」
  確か、名前をミナ・・・と。
  アメリアは、ふと、彼女が、昔ユグラシドル王宮にいたことを思い出す。 
  「おお!天の助けです!」
  「皆、ユグラシドル王家と、オーディル王家から、救いの手がはいったぞ!」
  なぜか、その場に、ひざまづき、涙を流して喜ぶミナという名前の老婆。
  歳は、そんなにいってないのだが、
  まだ確か、四十代のはずだというのに。
  その顔には、色濃く疲労の影が見え隠れし、髪も、完全に真っ白となっていた。
  少し、小柄な女性である。
  見た目、もう、六十を過ぎているのでは?
  と思えるほどの衰退ぶり。
  「・・・・何かあったのですか?」
  アメリアが、そっと、彼女の手をとると。
  「うう・・。まだ、天は、我らを見捨ててはいなかった・・。」
  そういって。
  全員が、すすり泣き始めていた。
  『・・・・?一体?』
  なぜか、三人は、この村に。
  違和感を感じ取っていた。

 

 

  「・・・・・・・・う・・ん・・リ・・・・ナ・・。」  
  リナがいなくなる。
  そんな夢を何度、みたことだろう。
  それは、いつかくる、ともわかっている。
  だけど・・。
  できれば、ずっと、リナのそばにいたい。
  ふと、目を覚ますと。
  「すぅ・・すぅ・・・すぅ・・・。」
  安心しきって、昼ねしているリナの姿が。 
  ガウリイの見開いた瞳に映りこんだ。
  しかも、ガウリイの真横に。
  「・・・・確かに、いる・・・よ・・な?リナ・・・・。」
  ・・・・・愛してる・・・・。
  ふと。
  やさしく、眠っているリナの唇に、自分の唇を押し当てていた。
  いつ、冷めるかもしれない、幸せなひと時。
  それを夢ではない。
  と、実感したかったから・・・・。

  

 

  「ん・・・ふわぁぁぁぁぁ!!よく寝たって・・・。
    ・・・・何やってんのよぉぉぉぉ!!!!」

  どっごぉぉぉぉぉぉぉぉんんんん!!!

  まず、リナは目覚めて。
  なぜか、自分を抱きしめているガウリイを。
  ふっ飛ばしていた。
  リナがそこにいる。
  というのを実感するために、リナをだきしめて。
  そのまま安心して、ガウリイは眠ってしまっていたのである。

  「ん・・・・あ、ああ、お早う、リナ。」
  「お・・お早うじゃないぃぃ!!」
  ぜいぜいぜい。
  何で、自分に、腕を絡みつかせて、ぴよぴよと安らかにねむってたんだ!?
  こいつは!?
  リナは一瞬、訳がわからなくなるが。
  「・・・あ、そっか。そういや、気分が悪いときは、誰かに側にいてほしいから・・か。」
  ガウリイが熱を出した直後だ。
  というのに気づき。 
  それで、納得してしまうリナ。
  昔、自分も、世界がうまく育たずに、不穏因子ばかり世界に育つとき。
  誰かに、側にいてほしかった。
  そして、常に、ルナが側にいた。
  あれと一緒・・か。
  リナは、それで納得してしまった。
  リナは、根本時なところから間違っている。
  「ほら、ガウリイ、目が覚めたんだったら、アメリア達と合流するわよ。」
  リナはふと。 
  この土地に、何が起こっているのか。
  すぐに、分かった。
  当然のことなのだが、リナは今、極力、見ない、覗かないようにしている。
  というにも関らず・・である。
  「あ・・ああ。」
  いいつつ、ガウリイは、船を水晶にしまって、移動する準備を始めた。
  やがて。 
  出発する準備がすむと。
  「じゃ、アメリア達のところにいくわよ♪」
  いつのまにか、着がえたリナが・・まあ、力を使えばすぐなのだが。
  ガウリイを促して、進み始めた。

 

  リナは分かっていない。 
  普通なら、自分に抱きついていた。 
  というのだから、普段のリナなら、問答無用で、そんなことをしようとする前に、
  永久消滅させてるか、お仕置きフルコースだというのに。 
  抱きしめられていても、ただ、ふっとばしただけ。
  という程度になぜ、自分が止めているのか・・ということに。

 

 

  「・・・・・・生贄!!!!!?」
  「なんて!!!!!」
  悲鳴に近い、アメリアとシルフィールの声が。 
  よどんだ空に響き渡っていた。

  

  「そうなんです。」
  静かに、その村の長。
  というか、この辺り一体の長でもあるミナがいうことには。
  数ヶ月前から、この辺りに、この惑星で恐れられている侵略者がやってきて。
  あろうことか、この土地を守護している精霊を幽閉し。 
  その結果、精霊の加護を受けた力が発動しなくなり、
  この土地は、閉鎖された空間となっていたこと。
  そして、助けを呼ぼうにも、誰一人として、それをなし得なかったこと。
  島から出ると同時に。
  見えない、闇に押しつぶされて。
  そのまま、闇に・・・侵略者の手足にさせられてしまう。
  ということ。
  すんなりとここにアメリア達が上陸できた。
  というのが、天の導きだ。
  と、彼らはいうが。  
  というか、実は、リナがいたから、結界など無効だった。
  というだけのことなのだが・・・。
  あと、ガウリイが無意識に、結界を一部解除していたからでもあるのだが。
  「ともかく、ここの土地に住んでいる・・力のある存在達が。
   まず真っ先に狙われました・・・。
    ・・・我々には、何も対抗する手段がなく・・・。」
  かろうじて、力のある存在達が、立ち向かったが。 
  結果として、彼らのえさになったにすぎず。
  彼らを吸収したそれは。
  味をしめて、もっと、力ある存在を生贄に要求していたのだ。 
  この土地では。
  逃げても、無駄なこと。
  なら。
  と、進んで、自分達から、どうにか解決しよう。
  と、出て行った、少しでも力のある存在は。 
  ことごとくに、ここにやってきた侵略者に食べられたのか。 
  二度と、もどってくることはなかった・・。
  そうして、生き残った人々が、細々と、隠れ住んでいる。
  というのがこの村の正体であった。
  それが、ミナから聞かされた、この場所で起こっている異変・・・。
  「そんな悪事!!この私達が、ぜったいに解決してみせます!!」
  アメリアが、怒りに満ちた声でいう。 
  「確かに。ほっとけないな。」
  ゼルガディスが同意するが。 
  「・・でも、どうします?私達、多少の侵略者には、顔・・・知られてますが?」
  シルフィールの心配もごもっとも。
  この数ヶ月。 
  ジール王国の会議が終了して。
  この一行は、世界各国の反逆者を駆逐しているのだから。
  当然。 
  それなりに、顔は知られていたりする。 
  

  「あら、じゃあ、おとり作戦・・っていうのはどう?」

  『リナ(さん)ガウリイ(さん)(様)!!!!!???』  

  聞き覚えのある声に振り向くと。
  そこには、壁によりかかっているリナの姿と。
  しっかりとリナの横をキープしているガウリイの姿が。
  アメリア、ゼルガディス、シルフィールの目に飛び込んでいた。

 

  

 

 

   「この辺りですわね。ルルさん。」
   「そうですわね。ララさん。」
   金色の髪をお団子にした結構、端整な顔の美人と。
   黒い髪のポイントに、髪かざりをし。
   ジプシーのような服装をしている美人さん。
   その二人がぎこちない会話をしつつ。 
   やってきたのは。
   とある、入り江であった。

 

   「・・・・ほう、感じる・・感じるぞ・・・。
     まだ、ここには、こんなに力があるやつがいたのか・・。」

   ゆらり。

   どこからともなく、何の警戒心もなく。
   一人の影が浮かび上がった。

   「取り込んだ、人々を帰してもらいに来ましたわ。」
   ぎこちないその台詞。
   「貴様らも、我らの力となるがいい!!」
   かぁ!
   その出現した黒い人影がいきなり手をかざす。

   と。

   しゅぱっ!

   同時に、二人の美人は・・とびのいていた。

 

 

   「・・・・確かに、能率はいいが・・・。」
   「ええい!!動きにくいぃぃい!!」

   ぱっ!

   二人して、スカートを投げ捨てている。

 

 

   コトの起こりは、数時間前。
   「・・・・おとり作戦?」
   リナの言葉に。 
   「でも、リナさん、私達、すでに顔・・知られているから、無駄なんでは?」 
   最もな意見のアメリア。
   リナとガウリイが合流したので、その場で、作戦会議を開いたのだが。
   「あら♪何いってるのよ♪ちょっと、手を加えたら、
     ぜったいに分からない、人間がいるじゃない(はあと)」
  にっこりと笑ったリナの手には。
   いつ、取り出したのか、一式の化粧道具セット・・・。
   ・・・・・・・・ぽん。
   『なるほど!!!それは、いい案です!!リナさん!!』
   ぽんと手をうつ、アメリアとシルフィール。
   ・・・・(汗)
   「な・・なあ、ゼル・・果てしなく、何か悪寒が突き抜けたんだが・・。」
   ガウリイが汗を流している。
   「・・・・奇遇だな。ガウリイ・・・。・・・・俺もだ・・・。」
   自分達二人を満面の笑顔でみている、リナ、アメリア、シルフィールをみて。
   だらだらだら。
   油汗を流して引いている、ゼルガディスとガウリイ。
   「さ、ガウリイ様(はあと)」
   「ささvvガウリイvv」
   「さあ!ゼルガディスさん!!ガウリイさん!!出番です!!」 
   『やっぱりぃぃぃい!!!いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』
   『問答無用(です)(ですわ)vv』
   うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
  

   「うん♪ガウリイ、美人よ♪」
   「ガウリイ様、おきれいですわ(はあと)」
   にこにこと。 
   仕上げに、ガウリイの髪の毛を結っているリナ。
   「ゼルガディスさん!!美人です!!」
   「うう・・・・。」
   華奢な鎖骨が見えている。
   この姿なら、大丈夫よ♪
   女性陣のうなづきとともに。 
   かくして。 
   無理やり、女装させられた、ガウリイとゼルがディスが。
   おとり役と相成ったのである・・・・・・。

 

   で、今に至る。
   「胸がない!?おか○か!?」
   『ちっがぁぁぁぅ!!!』
   検討はずれのことをいう人形の影をまとっているその存在に。 
   ガウリイとゼルガディスの叫びが一致した。
   「ほら♪やっぱり、ばれなかった♪」
   「女の私からみても、ガウリイさんと、ゼルガディスさん、美人ですし♪」
   「お二人とも、十二分に、女性でやっていけますわ(はあと)」 
   リナが、けらけらと笑いつつ、その場に出現するる 
   アメリアをつれて。
   そして、シルフィールもまた出現する。 
   少し、力を使って、ガウリイ達の側にはいたものの。
   彼女達の姿は、敵からは見えなくなっていたのである。
   「・・・・ん?」
   その対峙している存在は。
   多少、リナの姿をみて、顔をしかめた。

   ・・・・あら。
   あたしの姿・・しってるやつだったわね・・・・。
   ・・・確か、こいつは。
   リナはそんなことを思うが。

   ・・・・・彼女と同じ姿・・・。
   ・・・・にやり。
   彼女が手に入らないなら・・・・。
   この人間を代理にみたてて・・・かわいがる・・・という手が・・・・。
   無謀なことを思いめぐらせ始めるそれ。
   まさか、本人だとは夢にも思わずに。

   ひたり。 

   静かに、それをみていたガウリイがいった。
   「・・・・貴様、確か・・・上層部の・・・ユークロライト!!」
   ガウリイの言葉と同時に。
   「私もいるんだけどね(はあと)」
   ふい。 
   どこかでみたことのある、深い暗緑色の髪に瞳。
   『リペナイト!?』
   みごとなまでに。
   アメリア、シルフィール、ゼルガディス、ガウリイの声が一致した。
   「・・あら、こりないわねvv」
   リナは小さくいって、
   ことの成り行きを楽しみことにしていた・・・・。

 

 

  ここの土地で力をつけようと。 
  始めは、ユークロライト一人が。
  あえて、人間形態とっているので、人という言い方だが。
  そして、今は、リペナイトと協力して、人間や力ある存在の、
  肝や力そのものを食べて、彼らは実力を高めていたのである。
  
  かくして。
  二度目の、リペナイトにとっては、リペンジ・・復讐の時を迎えていた・・・・。

  

                           ―続― 

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    参考資料という名前のあとがきもどき:
    薫:はい♪こんには♪
      今回は、彼ら、反逆者三名の名前の由来について・・です♪(まて!)

  

  まず。
  侵略者(反逆者)の一人、支部隊長、リペテナイト。

      別名、燐銅鉱。
      鉱物の名前。
      硬度が4とやわらかく、実用的な用途はほとんどない。
      綺麗だけど、はっきりいって、役にたたないという・・(かなりまて!)
      ちなみに、すぐに酸化したりして、黒くなります(だからまて!)
      色は、暗緑色の独特の色。光沢のある。

  同じく。支部隊長。ユークロライト。

      名前の由来。
      鉱物の名前。
      オリーブ銅鉱とは違い、結晶水を含んでいる。
      一分子中に3つの結晶水を含んでいる。
      ちなみに、オリーブ銅鉱によく似ている。
      (その他の資料・・探し中・・まて!)

 

  攻撃部隊長、オリーブ。
      鉱物の名前がその名前の由来。別名、駆除剤。
      (殺虫剤や、防腐剤、除草剤に使われるので・・笑)
      オリーブ銅鉱は、硬度が3と柔らかい。
      銅のヒ酸塩に水酸基が結合したもの。
      硬度は、こちらも3とかなりやわらかい。
      色は、褐色、灰白色、黄色がかったものがある。
      くだけやすく、劈開(へきかい)は不明瞭。

 

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    あとがき:
      薫:あぅ・・・。熱い・・熱い・・・・。
     エル:・・・クーラー・・つけなさいよ・・・。
      姫:せっかく、二時間前に、設置されたのに(はあと)
     薫:・・・そーしましょうか?
       扇風機だけだと・・熱くて・・・(涙)
       ま・・まあ、とにもかくにも、女装ネタ偏♪
       次回、この戦いの決着とともに、
       あっという間に、数ヵ月後に飛んだりして♪(まて!)
       だって、乗りは、はっきりいって。
       漫遊記の番外編♪あれとホトンドかわりない♪
       というわけで、リナが正体ぱらす。
       オリーブ、登場となるのです♪
       ではでは♪    
 


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