まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら
こんにちわ♪・・・なんか、最近、こればっかり打ち込んでないか!?
  私!?(自覚あり!)
  ・・・なぜだろ?(まてぃ!)
  うーむ??
  ・・・まあ、とりあえず・・いくのです・・・(だからまて!)
  ではでは・・・・・。

うーむ・・・・。会議と、戦いと・・リナの正体・・発覚と・・・。
  リナの眠りと・・その後の今回の反逆者達の襲来と・・。
  これが原因で誕生するアザチェスに・・・。
  それと対峙するリナが・・数回(汗)
  そして・・S達を創った直後に、アザチェスが行動開始して・・(滝汗)
  リナが白い子猫の姿となって、ガウリイの側にいて・・・(汗)
  ・・・・んで、リナの完全なる自らの力の封印・・・(汗)
  ・・・・・何話になるんだ!?(滝汗)
・・・・しかも、その後にも、エピローグとして・・。
  転生してるリナとガウリイの話しが・・数回エピソードあるし・・(汗)
  うわ!?
  ・・・これ・・・・二部にもってこうかなぁ・・(まて!)
  んでは・・・・・。
ふっ・・・・。
  タルトから続く・・第四部・・誘惑にまけて・・いつか・・打ち込むかも・・(汗)
  しかも、新婚偏を・・(滝汗)
  それとか・・中等部の修学旅行偏とか・・高等部の旅行偏とか・・(かなりまて!)
  ふふふふふふ(涙)
  タルトの二部・・題未定で打ち込んで・・題・・募集するかなぁ・・・?(だからまて!)
では・・・・・・



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エデンの園  ~第9話~

ジール大陸の中心にあるジール王国王都、ジール・シティ。
  それぞれの、この惑星の四大大陸は、その中心に、その王都を構えている。 
  大陸の、そのものの、力がもっとも満ち溢れるその場所に。
  東西南北。
  きっちりと、分かれて、大陸となっているこの惑星。
  その中心部には、神と魔王の鎮座する空間でもある宮殿があるのだが。
  力のバランスは、この惑星は、とどこおりなく、隅々まで、満遍なく行き届いている。
  物質的の大陸のもつ、力を振るに活用して、
  そして、この世界を進化させるにふさわしい、結界を作り出している四王国。
  ジール王国・マナ王国・ユグラシドル王国・オーディル王国。
  ちなみに。
  位置てきには、南に、ユグラシドル・
  北にオーディル・西にマナ・東にジールとなっている。
今回、なぜ、東で会議が行われるかというと。
  それは、あまり、ジール大陸では、この前の戦いにおいて、
  ガブリエル一族が介入しためか、被害もなく。
  今のところ、冷戦を保っているために。
  侵略者が、目だった活動をしていないがために。
  精霊世界からも、つながりが深いこの王国。
  何しろ、王妃が精霊族なのである。
  それゆえに、精神世界と、精霊世界とのつながりが一段とここは高い。
  それが原因で、ある程度の結界も、また、新たに張れるほどに。
  この、四大王国の特徴に挙げられるのは、すべての王国が、
  聖六紡星たる、聖結界で形成されていること。
  それは、自らの力を強めるために。
  また、力の流れを円滑にするために。
  

  「そういえば、会議は、どこであるんですか?」
  アメリアが、歩きながら、案内人であるりぺナイトに尋ねている。
  「ああ。今回は、ジール大陸の中心部にあたる、
    聖殿で行われるそうですよ。何しろ、四大王国と、
     精霊族、精神族、聖霊族。
       すべての一族から代表者が出席されますからね。」
  にこにこと説明しているリペナイト。
  彼の目的は、アメリア達には解るわけもない。
  今回の、会議において、主だった、代表者を一網打尽にする作戦を、
  敵対している反逆者がたくらんでいるとは。
  表立った、攻撃をしかけてないのは。
  この、王国は、情報収集の拠点とすべきため。
  案の状。
  彼らの目論見とおり。
  この国で。
  重要な会議が開かれることとなり。
  なぜ、身元不明のリペナイトが、そんな案内役などを任されているのか。
  それは、部下を使い捨てにし、信頼を勝ち得た結果ゆえに。
  先の戦いにおいて。
  彼は、うまく、中枢にもぐりこみ、侵略者たちから、
  ここの主要たる人物を守ったのだ。
  そういう作戦のもとに、戦いが仕掛けられていたから。
  目論見とおり。
  その功績と、力をたたえられて。
  ジール王室、お抱えとなった、リペナイト。
  ・・こんなんだから、負けるのよね・・・。
  リナは、歩きながら、そんなリペナイトを見ているが。
  

  誰でも信用する。
  それは、いいことなのだか。
  少しは、疑うこともしないと。
  いずれは、親切や優しさが身を滅ぼす。
  深遠なる真の王が怖れられているゆえんもそこにある。
  リナは・・優しいときには優しい。
  しかし、容赦はしなく、簡単に影響消滅させたり、
  そして、世界を破壊する。
  失敗。
  と、確信した時点で。
  まあ、そこを任せていた部下・・最下級魔王や神には、
  リナは、しっかりとお灸をすえているが。
  それを根にもち、反逆となる魔王や神も少なくないが。
  リナにかなうはずもなく・・・。

 

  「聖殿か・・・。」
  ゼルガディスがいう。
  そこは、すべての力が集まる最も聖なる区域。
  すべてのよく大陸には、そういう場所がある。
  言い換えれば。
  そこが落ちてしまえば、
  簡単に、この世界は、崩れてしまうほどの。
  「しかし・・静か過ぎませんか?」
  ガウリイが、そんなリペテナイトにいう。
  リナの様子を漠然と感じ取り、このリペテナイトには、
  警戒を怠っていないガウリイが。
  この場では。
  リペテナイトに、ガウリイだけが、疑問の目を向けていた。
  何しろ、静かなのだ。
  この物質世界だけでなく。
  この場の精神世界においても。
  その他で、戦われている当たり前な気配もここにはなく。
  まるで、嵐の前の静けさ。
  「さぁ?まあ、私の役目は、皆様をご案内することですから。」
  しれっと、それを交わすリペテナイト。
 

  やがて、
  ジール大陸の中心地帯。
  聖なる結界で覆われた区域にリナ達は入ってゆく。
  ここは、おいそれと入れる場所ではなく。
  辺りには、神聖な空気が立ち込めている。
  神、魔、すべての存在する命にとって、最も、聖なる空間。
  この惑星の、核となる、四点のその一点。
  この惑星は、この核となる四点から成り立っている。
  ここをつつくと。
  簡単に、この惑星は消滅する。
  いってみれば、惑星のもつ力自体が、もっとも活発な・・開放点であるがゆえに。
  

  「さて、皆様、そろいましたかな?」
  会議の進行人が声をだす。
  辺りには、机に並んだ、この世界の主要たる存在達。
  へぇ。
  結構、大掛かりにやるのねぇ~。
  リナはそんなことを思いつつ、リナの席は、ガウリイの隣。
  その横に、アメリア、ゼルガディス、シルフィールと続いている。  

  「いや、だから、それをやったら・・。」
  「いや、しかし・・。」
  「今の情勢が・・・・。」
  「神族と魔族の動向があやしく・・・・。」
  「マナティス様とユージン様が・・・。」
  ・・・・ふぁぁぁ~・・・。
  思わず、退屈してしまう。 
  拉致のあかないことをうだうだと言っている人々。
  「・・・弱点・・つけば早いのに・・。」
  ぽつり。
  と、リナがこぼす。
  「?そういえば、彼方は?どこの世界の代表です?」
  今さらながら、リナのことを聞いているジール大陸の王家の人々。
  「弱点!?そんなものがあったら、苦労はしないわ!!」
  分かってない連中。
  「あるんだけどねぇ・・・・。
     いい例がここにもいるし♪ね♪リペテナイト♪」
  クスリと笑って、リペテナイトを見るリナ。
  
  ―そろそろ、準備は?
  ―こちらは、いつでもオッケィだ・・。

  リペテナイトが、通信を行っていたときに。
  リナがいきなり話しを振る。
  「あ?ああ・・・。
    彼方たちは・・そんな心配は・・無用なんですよ・・。
     今から・・・死んでもらうんですからね。」
  低い声で、彼がいう。
  ???
  その言葉の意味も集まっている人々が気づくまもなく。

  ドン!!!

  衝撃が駆け巡る。
  「Ю!!!!」
  ガウリイの一言により、それは、防がれるが。
  「何をする!?リペテナイト殿!?」
  王家の側近が彼にいう。
  衝撃波を防ぎながら。
  「・・・・気づいてなかったの?あんた達?
   この、リペテナイト♪反逆者・・あんた達のいってる、侵略者の、
     一人、支部隊長、リペテナイト♪別名、燐銅鉱♪
       一応、ここに進行してきてる、オリーブの、そっくりさん♪」
  リナがいきなり暴露する。
  「貴様!?」
  その名前で呼ばれて、激しくリナをにらみつけているリペテナイト。
  『な゛!!!??』
  その場にいた、全員が息を呑む。
  「リナ!?ここを侵略してる親玉を知っているのか!?」
  ゼルガディスがリナにいう。
  リナに知らないことはないというのに。
  どうやら、気が動転しているらしく。
  というか・・リナが深淵なる真の王だと・・頭からなくなっているようだが。
  まあ、どうみても、リナは、普通の女の子だから。
  それゆえか、すっかりと、その概念がなくなっているゼルガディス達。
  「ちなみに(はあと)燐銅鉱(りんどうこう)はね(はあと)
    銅を含む鉱物と、燐酸を含む鉱物が化学反応を起こして、できる、
     二次鉱物♪大本の由来となっている物質はね(はあと)
      ちなみに、形がはっきりした、暗緑色の結晶を作るけど、 
        硬度が4とかなりやわらかく、実用性がほとんどないの♪
         これは、誰でも知ってる知識よ♪」
  リナがくすくすと笑いながらいう。
  知ってるわけはない。
  この世界には、この鉱物は存在してないのだから。
  「貴様!?」
  リナの完全にあっているその言葉を聞いて、リナに警戒をいだくリペテナイト。
  そこまで、詳しく・・知ってるとは・・こいつ・・何もの!?
  「ちなみに(はあと)余談だけど(はあと)
   燐銅鉱は、燐酸塩鉱物に属して、オリーブ銅鉱は、ヒ塩酸鉱物に属する(はあと)
    この二つって、科学蘇生が似ているのよね♪
     オリーブ銅鉱は、硬度が3と柔らかいし(はあと)
      銅のヒ酸塩に水酸基が結合したものよ♪物質の名前はね♪」

  なぜ、この二人にこの名前がついたのか。
  それは、いたって、簡単。
  彼らの元になっている核たるものが、それ自体だから。
  何を考えているのか、彼らは、自分の核をつくりたがる。
  それは、核があれば、消滅しにくくなるという理由から。
  また、どこにでも、移動が可能になるために。
  精神のみの、存在である彼らは。
  移動する際にも、自分の精神力を使う。 
  それでは、消耗も激しいので、それを補佐する物質を勝手に、
  自分の核と成しているのだ。
  つまり。
  本体を砕かない限り、消滅することがないようにしているのだ。 
  まあ、本体を砕いても、その直後に、抜け出て、新たな核を見つければいいのだが。
  不安定な力ゆえに生じる歪み。 
  その歪みより発生する反逆者。
  不安定ゆえに、その力と比率して、その存在自体も・・あやうい。
  普通の歪みから生じた、些細な精神波動程度なら。
  何も問題ないが。
  彼らのように、世界そのものにそむこう。
  と、意思を持った者達は・・。
  生きよう。と望む。
  それは、すべての生命にいえることなのだが。
  しかし・・・・・。
  その、核を選ぶ手段が・・・・。
  完全にとぽしいのが・・・現実。 
  事実。
  今、ここにいるリペテナイトも、硬度4という、比較的によわい、
  鉱石という物質をよりしろにしている。
  ここを攻めるにあたって、彼らの反逆者の組織が、
  遣わしているのが、オリーブと、リペテナイトと、ユークロライト。
  主タル、主要反逆者の名前である。
  ここを攻めているのは。

  「へえ。そうなんですか。」
  感心してるシルフィール。
  「そんな場合じゃないだろ!!」
  ゼルガディスだけが冷静だが。
  「あら♪大丈夫よ♪ガウリイに勝てるわけ、ないって♪」
  はっきりいって。
  このリペナイト。
  ガウリイに勝てる実力は持ってない。
  というか・・・。
  ここに進行してきてる、三名ともに。
  ガウリイが本気を出してないだけだから。
  それは、リナは知っていた。 
  「侵略者の一人!?まさか!?彼は、王家を救ったのだぞ!?」
  まだ、理解してない重臣もいるが。
  「・・・・戦略って・・しってます?」
  アメリアがあきれて、彼らを見る。
  信頼を勝ち得るために、何か、しでかす。
  それは、上に立つものなら、知っておかねばならいこと。
  それにだまされないように。
  ―だが。
  それに、簡単に引っかかってしまった、この国。
  ジール王家。
  「・・?!まさか・・すべて演技だったというのか!?
    あの、忠誠心も!?すべてが!?」
  ・・・・気づくの遅すぎ。
  
  「ま・・まあいい・・・・。
   ふははは!!!
    この開放点を攻略して、この惑星の力を解放してやる!
     ついでに、ここに集まっている、主要たる存在達も!!
      そういう、予定なのでな!!」
  勝ち誇ったようにいう、リペテナイト。
  「あ、それ無理ね(はあと)」
  「・・・何!?」
  かっ!!
  いきなり、光が包み込む。
  リペテナイトを。
  「まったく・・・。防衛方式、知らないのかしらね?(はあと)
    すべての惑星には、防衛本能があるのよ♪
     神と魔王とは別にね♪」
  それは、星自体がもつ、意思。
  はっきりいって、惑星自体が意思を持っている。
  というのは、知られてないが。
  どん!!
  そのまま、するどい衝撃が、辺りを駆け巡る。
  気づくと、そこにいた、すべての存在達は。
  聖殿の外に投げ出されていた。

  

  『何が起こったんだ!?』
  いきなり、外にでて、うろうろしている存在達。
  「・・・・なさけな・・・。」
  リナがそんな彼らをみて、つぶやいているが。
  「来るぞ!!」
  ガウリイが咆える。
  空が、瞬くまに、重い状圧感に覆われる。
  「くっ!!」
  アメリア達も戦闘態勢に入る。
  「はい♪リペテナイトの、部隊の到着ね(はあと)」
  リナだけが、のんびりと、いつの間にか、もっていた、
  紅茶カップを飲んでいたりするが。  

  ここにいたり。
  集まっている人々は。 
  この集会を狙い、侵略者が、総攻撃を仕掛ける準備をし、
  それゆえに、この国には、目立った侵攻がなかったことに気づいていた。 

  ―緑と蒼を織り成す我らが創り主よ 深淵の御名のもとに
    我らの前に立ち塞がりし そむく存在に 我が力を使わぬことを
     盟約せん―

  ガウリイが静かに、言葉を滑り出す。
  いつも、彼は、巨大すぎる、その力を。
  封じているのだ。
  その封印をひとたび、といているのである。
  「・・・あら(はあと)」 
  リナの前で、その言葉を言っているガウリイ。
  「・・・リナ、危ないから、俺の側にいろよ?」
  「・・・くす。はいはい。お手並み、拝見といきますよ(はあと)」
  危ない。
  という表現は、自分には適切ではないが。 
  ちょっとばかり、
  リナは、このガウリイの全力に興味があった。
  何しろ、今まで、彼は全力で、戦ったことがないのだから。
  ―しかし。 
  ううん・・・・。
  これは・・・・。 
  こいつに全力出させるほどの相手でも・・ないわねぇ・・・・。
  ・・・・つまらない・・・・・。
  はっきりいって、ガウリイの力の一%も出せば・・。
  勝てる相手である。
  リナですら、気づいてないが。
  彼のもつ、本質の力は、はっきりいって・・リナに匹敵する。
  その魂の生まれでた経緯ゆえに。
  ガウリイは、それに気づいてないが。
  自分が、はっきりいって、リナと同じくらいの力を抱擁しているということに。
  何しろ、経緯がどうであれ。
  金色の母に生み出されたリナ。
  そして・・金色の母とリナを思うルナの心より誕生せし・・魂。
  思いの強さからいくと。  
  それだけで、すでに、リナを超えている。   

  ・・だから。
  金色の王は、彼がリナの安らぎになるのなら。
  ・・・彼を、本当に、リナの安らぎたる存在にしよう。
  そう、本気で考えていた。

  自分が創り出す必要がないし。
  しかし。
  それには、リナの合意が必要。

  まだ、リナは、彼に対して。
  自分の感情を・・・。
  はっきりいって。
  全然理解できてない。

 

 

  「しねぇぇぇぃぃぃぃ!!!!」
  「ラナ!!!」
  ガウリイの一言と、一閃により、瞬く間にかき消えてゆく、侵略者達。
  アメリア達も、苦戦している。
  というのも。
  三大陸の重臣たちが、うろうろと、邪魔しているから。
  戦えよ・・・。
  全員がそう思っているのだが。  
  彼らは、うろうろとするばかりで、何も役にたってない。
  力のない存在を守っているのは、他の種族の代表者たち。
  実際に戦っているのは。
  はっきりいって、人の種族のみ。
  

  ガウリイは、リナを庇うようにして、どんどん敵をなぎ倒している。
  「・・・・つまんないわね・・。」
  はっきりいって。
  じっとしているのは、退屈のリナ。
  「あたしも、やろっと♪」
  退屈しのぎに、ちょっと、暴れちゃえ♪
  リナがつい、と前に出る。
  「リナ!?危ないから!」 
  ガウリイがそんなリナの腕をつかむ。 
  「大丈夫だって♪アビヌスレイブ♪」
  リナが、つい。
  と手を横にひとなぎする。
  それだけの動作。
  
  どどぉぉぉぉぉぉぉぉぉんんんんんん!!!!

  鋭い、轟音のもと。
  あっという間に、雑魚たちは、簡単に消え去っていた。

  

  「あらら・・・・・。弱いわねぇ・・・・。」
  リナがぽつりというと。
  「・・・・何だ?そのスペルは?」
  王家の代表者が声をかすれさす。 
  「え?ああ♪深淵なる闇の力を使ったもの♪」
  本当は、あたしの力なんだけどね♪
  リナが簡単に説明すると。 
  「・・・・貴様・・・・何ものだ・・・。
     ・・・・・あれの関係者か!?」
  リナをにらみつけているリペテナイト。
  かなりのダメージを追っているが。
  滅んではないし、死んでもいない。
  本人だけどね♪
  リナは、心でにっこりと笑うが。 
  「秘密♪」
  にっこりと、それだけ言い返す。 
  「・・・・くっ!!」
  このまま、戦っても、勝ち目はない。
  まずは、このリナとかいう人間・・・・。
  ・・・・これの素性を探らねば・・・・。
  「・・・・覚えてろ・・・。」
  すぅ・・・・・。
  捨て台詞を残し。
  リペテナイトは、その場から消え去る。
  「あ!!敵が逃げちゃいます!!」
  アメリアが追いかけようとするが。
  「アメリアさん!!今は、それより、怪我人たちの手当てが先です!!」
  シルフィールがそれを止める。 
  今の、一時間にも及ばない、攻撃の時間の中で。
  かなりの負傷者が出ていた。

  

  

  「まったく・・・・。」
  一日ほどして。
  ようやく、混乱が収まり、その場にいた、全員が、今度は、王宮の、
  会議室に集まっていた。

 

  「彼らの狙いは・・聖殿・・なのか?」
  ぽつりと、一人がいう。
  「いや、多分、聖殿が守っている、この惑星の、
    開放点だろう。開放点をつけば、この惑星自体がもつ、
     力そのものが、保たれなくなるから。」
  ガウリイが誰にともなく、説明する。
  彼らの一族は、それを知っている。  
  うなづいている聖霊族の代表に、精霊族の代表者たち。
  さの言葉にはっとなる、四代王家の人々。 
  開放点。
  それは、この惑星そのものの、命そのものといっても過言ではない。 
  知られているのは、ごく一部のみ。
  王家の上層部に、各世界の上層部の存在達のみ。
  「ゆゆしき問題じゃないか!!あそこを攻められたら!!」
  結界をいくら張っていても、そこを攻められたら、どうしようもない。
  「そういえば、あのときの、光って・・何なんですか?」
  シルフィールが不思議そうに話しを振る。 
  今、来たのだ。 
  「シルフィールさん、皆さんの様子はどうですか?」
  アメリアが聞いている。
  「ええ。もう大丈夫です。」
  シルフィールは、付きっ切りで、怪我人の介抱部隊に入っていたのだ。
  あれから、部隊を組んで、襲撃の復興や、怪我人の介抱。
  といった、さまざまのことをしていたのである。
  「お疲れ様。シルフィール(はあと)」
  リナが自分の横の席を促す。
  かたん。
  「ありがとうございます。リナさん。」  
  かたん。
  シルフィールが椅子に座り、席につく。
  「あの光は、おそらく、防衛反応でしょう。この惑星じたいの。」
  聖霊族の代表者がシルフィールの問いに答える。
  「防衛反応?」
  「あ、あたしが説明したげる。シルフィール。
     惑星・・というか、すべての星にはね。
      今いっているその力の根源となる開放点があるわけなのだけど。」
  とゆーか、そういうふうに創ってるし・・・・。
  リナは、思うが、それは口にはださずに。
  「つまり、生きるための、防衛本能ね。
     たとえば、人とかだったら、ここ。
      つかれたら、死ぬでしょ?」
   そういって、胸を指差すリナ。
   「つまり、開放点。というのは、心臓のようなもの。
     心臓がない、他の存在でいえば、存在の核となる部分のこと。
      ―わかった?」
  丁寧なリナの説明。
  「ほう・・。貴女、詳しいのですね。」
  感心するマナ王国の代表者。
  「まね。これくらい、当然でしょ?(はあと)」
  あっさりというリナ。
  「まあ、リナさんですし。」
  アメリアはそれですませる。
  「まあ、開放点は、おいそれと、近づけないわよ。
     ―今ので、防壁が活発化してるし♪」
  リナがさらりという。 
  「そうだろうな。それより・・各国に入り込んでいると思われる、
    侵略者の間者の対応だな・・・・。」
  ガウリイが腕を組む。
  『な゛!!?』
  その言葉に、息を呑んでいる存在が数名。
  「それなら、この世界に精神置いてない存在、見つけたら、速いじゃないのよ。
     対応も何も。」
  どうせ、彼らは、この世界とは別の所に精神の本体・・置いてるんだし。
  それとか、核としてる物質ごと、世界に来てるんだし。
  「あ、そっか、その手があったか!!」
  ぽん。
  手を打っているガウリイ。
  『・・・・お゛いお゛い・・・。』
  リナとガウリイの完結たる話に目を丸くしている人々や他の種族。
  「じゃあ、とりあえず、この国に入り込んでいるほかのやつらは・・と。
    しかし、見つけたとして、どうやって、対応するか・・。
     少々の力では、太刀打ちできないようなばかりの奴等が、
      入り込んでいるらしいしな・・。」
  「確かに。どうやら、幹部とか、その直属といった奴等みたいだからな。
    気配からして。」
  ゼルガディスのつぶやきにガウリイが答える。
  ううぅん・・。
  腕をくみ、考えはじめるその場にいる全員。
  リナは除くが。

  ふぅ・・。  
  「フォリッシュ。」
  リナがぽつりという。
  出されている紅茶を飲みながら。
  『リナ(さん)(殿)?』
  数名がリナを見る。
  「ヒント。フォリッシュ。彼らは、絶対に、この言葉・・嫌うわよ♪」
  なんて、親切なあたし(はあと)
  大ヒントよね(はあと)
  リナは、そんなことを思っているが。
  「意味は分からなくてもいいのよ。この言葉だけで、
     絶対に、反逆者たち・・とと、侵略者達は、怒り狂うか、
      もしくは、力をそがれるか(はあと)」
  ここに攻めてきている反逆者の組織の名前の由来。
  それを意味する言葉。
  「リナさん?それ、どういう意味ですか?」
  アメリアがリナに聞く。
  「ふふふふふふ♪
    彼らの組織の名前の由来・・みたいなものかしら(はあと)」
  リナはそれだけいって、あとは、秘密(はあと)
  で、にっこりと笑う。
  にこにこと笑っているリナに、半信半疑の人々。
  まあ、当然だが。
  「どこから、そのような、情報が?」
  一人がリナに聞く。
  「聞きたい?」
  「ええ。」
  「マナティス達・・ここの、神と魔王なら、知ってるけど?
    かなり有名よ?あいつらの組織って(はあと)」
  リナがにっこりというが。
  有名なのは、神々や魔王達といった、世界を任されている存在の中に限る。
  反逆者、プラックリスト。
  なるものを作成してたりするのだ。
  彼らは。
  まあ、リナも把握はしているが。
  別にたいした奴等ではないので、あまり、自分からは手を出してない。
  というか、それ専用の、部署にまかせきっている。
  ときどき、思い出したように、リナ自らが手をだすこともあるが。
  リナは、歪みなどの修正する部門たる機関も作り出しているのだ。
  だが、リナは、彼らには、あまり手をださせない。
  というのも、狙われたら、自分達で対処なさい(はあと)
  というのが、リナの言い分だからである。 
  あまりに、強い歪みなどは、手を出させているが・・・。
  「まあ、それはともかくとして。
    レイアース達から聞いてるから(はあと)」
  いきなり、名前を言われても、知らないものは知らない。
  知っている存在も、ここには、一握り。
  「・・・レイアース様を知っておられるのですか?リナ殿?」
  リナに聞いてくる、神族代表。
  「知ってるわよ。歪曲部署総責任総司令官、レイアースでしょ?」
  あっさりというリナ。
  歪みなどを対処する機関の総称である。
  そのリナの当然のような言葉に、目をまるくする。
  あの存在は、あまり知られてないはず。
  まあ、神や魔王に近しいものならば、絶対に知っている存在だが。
  「・・・ひょっとして・・関係者です?(汗)」
  「ふふふふ♪秘密(はあと)」
  ぴっと、人差し指でいたずらっぽくリナは笑う。
  「それは、どうでもいいが。とりあえず、各国に入り込んでいる、
     侵略者の駆除が大切じゃないか?
      今回見たいに、国の中枢に入り込んでいたら、やっかいだぞ?」
  『う・・(汗)』
  ガウリイの言葉に立つ瀬がないジール王国の人々・・。
  「それもそうだな。とりあえず、各王国に入る込んでいる、
     間者の殲滅が一番だな。」
  ガウリイの意見に全員が一致した。
  ガウリイの一言で、リナの正体は、それ以上、突っ込まれることはなかったが。
  ガウリイとしては、これ以上、リナの正体を根ほり、はほり、
  詮索されるのが嫌だったのである。
  あれほど、知識をもっていて、詮索するな。
  というのが無理だとは思うのだが・・・。
  ガウリイにとって。
  リナは、単なる一人の女の子でしかないのだ。 
  だから、リナの正体は・・絶対に、気づかれないようにしよう。
  そう、硬く心に誓っているがゆえに。
  リナは、リナで、そんな気持ちには、全然気づいてないが。
  面白半分で、この世界を引っ掻き回して見ましょ♪
  という程度のことなのだが・・・。

 

  しばらく、とりとめのない、会話が続き。 
  今回の会議は、ひとまず、終了した。
  ひとまず、国に入り込んでいる、間者の詮索を、ガウリイがその力を使って、
  各世界を覗いて。
  この世界に身を置いていないであろう、数十名の名前をピックアップして、
  それぞれの国に手渡して。

  「あれ?ユグラシドルには、いませんね?」
  アメリアがいうが。
  アメリアは気づいてない。
  リナと一緒に、盗賊退治にしてたときに、
  一緒くたに、反逆者も退治していた。
  という事実に。
  「オーディルには・・数名か・・。」
  ゼルガディスがリストをみて、つぶやく。 
  「ガウリイさん!!シルフィールさん!リナさん!!!
    侵略者を野放しには、しておけません!!
     正義の仲良し、五人組で、成敗の旅にでましょう!!」
  『おいおい・・・・。』
  アメリアの力説に、目が点になっているガウリイとゼルガディス。 
  他の存在もであるが。 
  とりあえず、彼らは、気づいてないので、無視。
  「ゼル・・止めてやれよ・・。」
  ガウリイが、そんな正義の心で燃えているアメリアを見ていうが。
  「・・・止めれると・・思うか?」
  「・・・・いや・・・・。」
  こう、思い込んだら・・・・。
  とことん、気の済むまでやる。
  その性格は・・彼らが一番よぉぉぉぉぉく知っていた・・・・。
  「あら♪楽しそうじゃない♪世界一周の旅ね♪」  
  「ですよね!!リナさん!!
    ああ!!やっぱり、リナさんは正義の人です!!」
  おいおい・・・。
  かってに、盛り上がっているリナとアメリア。
  「・・・ま、毎回のことですし・・。」
  どこか現実逃避しているシルフィール。
  
  「じゃ、決まりですね!!」
  『勝手に決めるなぁぁ!!!!』
  アメリアの力説に。
  ゼルガディスたちの絶叫が・・響き渡った・・・・。
  
  「くす♪面白くなってきたじゃない♪」
  リナ一人が、心底、楽しそうではあるが・・。

 

 

  結局。
  リナ、アメリア、シルフィール。
  そして、ガウリイ、ゼルガディスのこの五人で。
  この惑星・・エデン世界の反逆者一掃の旅が・・今ここに。
  始まりを継げたのであった・・・・・。

 

                        -続くー

 

##################################### 

  あとがき:
    姫:解放点・・これって・・・・○・ガーン・・・。
    薫:はい♪あれから設定、とってます♪(かなりまて!)
    姫:そういえば、貴女、この私が乱入してる・・・・。
      パロ・・・・。
      サンライズ、勇者シリーズには、すべて作ってるのよね・・・・。
    薫:ははははは(汗)
      ちなみに、レイアース(まて!)や、セーラー○ーン。
      ハンターハンターに、極楽大作戦・・・。 
      カードキャプターに・・(だからまて!)
      気に入っていた話しは・・すべて・・実は・・(滝汗)
    姫:そういえば、コナンもあったわね・・・。
    薫:犬夜叉もあります(汗)ソワカもあるし・・(知ってる人は、知っている爆!)
      シャーマン・キングも・・実は・・(だからまて!)
    姫:・・・・ジパング・・もあるでしょ?(あきれ)
    薫:はははは(殻笑)
      ですから・・・・。
      これ、気に入った!!と、思ったら、すべてに乱入話しを・・(かなりまて!)
    姫:・・・・・・ま・・・・いーけど・・・。
    薫:さてさて。
      次回は、旅の数点のエビソードにふれて(とゆーか、完全にギャグ・・汗)
      それから、後に、再び、来襲、リペテナイト♪
      そして、また負けて(爆!)
      一年後、リペンジ開催♪(かなりまて!)
      ちなみに、このときに、・・・リナ、正体・・結果的には、
      ばらしてしまう・・と(何、今後の展開いってるのか・・汗)
      (ふ・・。自分で確認しとかないと・・他の話しと・・ごっちゃになりそう・・。
         似てる設定のがあるからなぁ・・・←だからかなりまて!)
       ではでは♪
     姫:じゃあ、私は、こいつに、他のを今から打ち込ませるから♪
     薫:・・・・げっ!!
       い・・・いやぁぁぁ!!!!
       それは、ダーククルスタルぅぅぅぅ!!!!!!

 

   ―ボシュウ・・・・・・・・・・・・・。

 

   黒い、染みがそこに残るのみ・・・・・・。

 


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