まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら
こんにちわ♪
  だから、何まだ編集予定のない小説から打ち込んでいるんですかねぇ・・(笑)
  ま、とりあえず、いくのです♪



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エデンの園  ~第5話~

さて・・・・・。
  決めたのはいいけど・・・・と。
  少女は、すこし考える。
  自分で作り出すことは、とっても簡単。
  だけど、それをやると、ここのマネリングが混乱する。
  マネリング。
  それは、この世界・・エデン世界の流通経路。
  この世界は、おもだった、3界―物質世界・精霊世界・精神世界。
  とが共同して、共通の流通を図っている。
  物質と代換えともなる、金銭に関しても。
  金銭の単位をイブという。
  金貨、銀貨、銅貨とあり、金貨の上に、ミスト金貨がある。
  ミストとは、この世界特有の、物質であり、ミスリルという。
  硬度や、精神の耐久力にも優れていて、
  頻繁に使い勝手がいい物質である。
  ミスト金貨は、金貨に換算すると、約百枚ぶん。
  ゆえに、この世界では、3界が、協力、共同して、
  その作り出す―流通するお金を一年にきっちりと数を決めている。
  混乱がおこらないように。
  ゆえに、自分で作り出すと、多少、ちょっぴし、
  流通が混乱してしまうのだ。
  品物に関しては、そんなことはないが。
  お金に関しては・・別。
  「さて・・・やっぱり、この方法よねvv」
  ひらり。
  栗色の髪の少女は、ひらり。
  と、あてがわれた部屋の窓から・・飛び降りた。
  ここは・・3階。
  普通なら、落ちるところだが・・・。
  少女は宙に浮いていた。  

  すたっ。
  地面に着地する少女。
  月の灯りが少女の顔を照らす。
  栗色の髪に、紅の瞳。
  スタイルは・・かなりいい。
  歳のころは、十五・六。
  「部下をからかう代わりに、やっば、これよねvv」
  少女がいるのは、今まで、自分がいた宮殿・・ユグラシドル王宮より、
  ちょっと離れた場所。
  「―リナさん!!」
  いきなり、呼び止められた。
  「・・あちゃ。・・・・みつかっちゃったか・・・。」
  ペロリと舌をだす少女。
  全然悪びれる様子もなく。
  「何処にいくんですか?リナさん?こんな夜更けに?
    はっ!!まさか、何もいわずに、旅にでるんじゃ!!
      そんなの正義じゃないです!!」
  こぶしを握り締めていってくる、黒い髪の少女。
  「ああ。違う、違う。ちょぉぉぉと、資金集め(はあと)」
  ひらひらというリナ。
  「?」
  首をかしげる黒髪の少女。
  「ほら。あたしって、ここのお金・・もってないのよ。
    まあ、自分で作り出すのは簡単・・とと。
     どうせなら、趣味を兼ねて、盗賊とか夜盗とかから、
       お宝、没収しよーかなぁ(はあと)って♪」
  まあ、彼らだったら、何しても、文句もでないだろーし♪
  部下達、さすがに、今苛めるのは・・ねぇ(はあと)
  そんなことを思っているリナ。
  「なら、私もいきます!!!」
  ばちくり。
  「本気?アメリア?」
  「当然です!!ああ、悪を裁く・・なんていい響きなんでしょう!!
    これぞ正義です!!!」
  ・・・・そーいえば・・・。
  この子の・・この存在って・・・こーいう性格に創ったっけ・・・。
  ・・・・ま、いいか(はあと)
  暇なので、ときどき、生まれでた魂をいじっているリナ。
  「まあ・・別にいーけど。それより、王女が一人で、
    宮殿抜け出して、問題ないの?(はあと)」
  「正義の前では、些細なことです!!」
  くすくす。
  ここにいると、やっぱり・・あきそうにないわねぇ(はあと)
  リナは、内心にこにこしている。
  「オッケぃ♪じゃ、一緒にいきましょ♪
    あ、お宝の分け前は・・半分ね(はあと)」
  「わっかりましたぁぁぁ!!!!」
  暗闇の中、黒い髪と、栗色の髪が、空を飛んでゆく。
  リナが、簡単な浮遊の術を・・アメリアに教えたのである。
  まあ、ここの世界の人々は、飛んだりすることは。
  あまり、してなかったから。
  なぜかというと。
  それをするより、精神世界を応用して移動した方がてっとりばやかったから。
  まあ、必要な、単なる空や空中に浮かぶ術などはあったりするが。
  アメリアとリナは、空を呪文で飛び。
  町のはずれに移動した。

  町はずれ。
  この辺りには、ところどころに、盗賊や夜盗がねぐらを構えているがゆえに。

 

  ちゅどぉぉぉぉんん!!!!

  「聞きなさい、この世にあだ名す不埒なものども!!
    このアメリアが天に代って、更正の道をさずけます!!
     更正するなればよし!!そうでなければ・・力づくでわかられせのみ!!」
  『なつにぃい!!何処から声がするんだ!!』
  付き合いのいい、盗賊達である。
  アメリアは、丁寧にも、木の頂上に登り、向上を並べ立てている。
  「とぅ!!」
  くるくるくるくる・・・・。
  どがめぎゃ・・・・・。
  「く・・くすくすくす♪アァメリア♪大丈夫?(はあと)くすくすくす♪」
  リナはおかしくてしかたがない。
  本当にあきない。
  アメリアは、着地に失敗して・・おもいっきり地面にめり込んでいた。
  むくっ。
  すちゃ。
  「さあ、観念なさい!!」
  傷ひとつついてないアメリア。
  『しゃらくせぃ!!!』
  どぉぉぉぉんん!!!
  静かな夜に、攻撃呪文の音が響く。

 
  「リナさん!!やりますね!!」
  「アメリアもね(はあと)」
  たったの二人の少女によって、壊滅している盗賊アジト。
  後に残るは、真っ黒こげになっている元人。
  中には、人でなく、魔族もいるようだが。
  ・・・馬鹿って・・どこにでもいるのよねぇ・・・・。
  そんなことをリナは思いつつ。
  何考えているのか、人と同じく。
  現実逃避をしたいのか、こーゆうふうに、夜盗や盗賊になっている、
  存在も少なくない。
  どうせ、侵略者には、かなうわけがない。
  とあきらめきっていたりするのだ。
  ・・・・彼らの名前の意味・・つけば、簡単に倒せるのにね(はあと)
  リナはここに攻めてきている反逆者―侵略者の弱点をしっている。
  当然なのだが。
  歪みから生じた彼らは、精神生命身体。
  ゆえに・・精神ダメージがもっとも有効なのである。
  彼らの精神を乱せば・・あっというまに、決着はつくはずなのだ。
  ・・だから、リナは、ユージンとマナティスに、
  『頑張んなさいvvできなかったらお仕置きvv』
  と面白おかしくいっているのだ。
  定期連絡をうけたときに。
  「さって、じゃあ、お宝・・回収しましょ(はあと)」
  「これで、悪がひとつ!!滅びました!!!」
  

  どっがぁぁぁん!!!

  どどごごぉぉぉんん!!!

  ちゅどぉぉぉぉん!!

 

  その日。
  しばらく、闇夜に、攻撃の音が響き渡っていた。

 

  「リナさん、今日だけで、なんかたくさん、悪が滅びましたね!!」
  満足そうなアメリア。
  「そね♪資金もたまったし♪」
  溜まったというか・・・うばったというほうが正解だろうが・・・。
 

  この数時間で。
  この辺りにいた、盗賊、夜盗、ことごとく、壊滅させているリナとアメリアであった。

  「よっし♪換算して・・二億ミストイブあれば、いっでしょ♪
    とりあえずは♪」
  そんなにたくさんの品物が、リナが取り出した水晶の中に、またたくまに、
  しまい込まれてゆく。
  アメリアは、そんな様子を一つも疑問に思わずに。
  「いいですね。リナさん!!こんど、それの創り方・・おしえてください!」
  リナのもつ、品物を収集する水晶の創りかたを聞いているアメリア。
  「いっわよvvじゃあ、旅しがてらに、教えてあげる♪」
  「ありがとうございます!!リナさん!!!
    あ、そろそろ夜が明けます!!もどりましょ!!」
  「そーね♪」
  クレーターとかしている、その場をあとに、
  二人は・・・ユグラシドル王宮へともどってゆく・・・・・。
 

 

  翌朝。
  ・・・・リナ?
  彼が目を覚ますと、いつもの朝。
  「・・・・まさか・・・。」  
  不安が脳裏を駆け巡る。
  昨日のは・・夢ではなかったのか。
  あまりに、会いたいと思っているがゆえの。
  「っ――リナ!!」
  ばたん!!
  大急ぎで服を着がえ、その証拠に、自分で服を着ずに、
  力を使って、着がえて、そのまま、部屋から飛び出す。
  ばたん!!
  少女が眠っているはずの部屋は・・も抜けのから。
  いや・・寝ていた気配すらない。
  ・・・・まさか・・。そんな・・いやだ!!
  手に残る、髪の柔らかな感触。
  まだ残っている。
  「リナ・・リナ!!」
  叫びながら、少女―リナを探すガウリイ。
  不安が・・よぎる。
  「何だ?ガウリイ、朝からそんなに大声だして?」
  廊下を歩いているゼルガディスがガウリイを呼び止める。
  「ゼル!!リナを見なかったか!?」
  真剣な表情。
  「・・・ガウリイ?リナ?・・どうしたんだ?」
  真剣なガウリイの表情に、とまどうゼルガディス。
  こんな表情は・・彼は一度足りとてみたことがなかった。
  痛々しいまでの、泣き出しそうなまでの真剣の表情。
  「あら、ガウリイさん、ゼルガディスさん、お早うございます(はあと)」
  後ろから声がする。
  「あら!!ねえねえアメリア、この二人にも手伝ってもらいましょ☆」
  探していた声。
  「あ、それいいですね!!!リナさん!!!」
  「・・・・リ・・ナ?・・・・―リナ!!」
  ガウリイがぱっと明るくなる。
  「何よ?どーしたの?ガウリイ?」
  きょとんとしているリナ。
  ふと。
  にまっ。
  「まあ、別にいーけど(はあと)ゼルガディス(はあと)ガウリイ(はあと)
    ちぉぉぉぉと、手伝ってくんない?(はあと)」
  にっこりとリナが笑う。
  その表情は・・知っているものがみたら・・失神するか、
  鳥肌ものである。
  こーいう表情をリナがした時には・・かならず、何がかあるから。
  ゼルガディスとガウリイが話している後ろから現れたのは、
  黒髪の少女に、栗色の髪の少女。
  ユグラシドル王家の第一皇女。アメリア。
  なぜ、姉がいるのに、第一皇女なのかというと。
  ・・・・双子なのである。
  アメリアは、グレイシアが姉だと言い張っているが。
  結局のところ・・この国には、第一皇女が二人いるのだ。
  まあ、些細なことだが。
  しかも、この国・・ランダムな性格なのか、
  双子だから、両方とも、第一皇女でいいじゃないか。
  というのでとおしていたりするのだ・・・。
  対して、ちょっと、わけありの少女リナ。
  状況を傍観するために、ここにやってきている少女である。
  「そうですよ!!ね!!てつだって・・くれますよね?
    ゼルガディス・・さん?(はあと)」
  瞳を潤ませて、ゼルガディスにいっているアメリア。
  「う///わ・・わかった・・・。」
  こういうアメリアの表情には、とことん甘いゼルガディス。
  いつも、この手で、わがままを聞いてしまっているのだ。
  「何やればいいんだ?リナ♪」
  ガウリイは、リナに頼まれるというのが、かなりうれしいらしく
  にこにことしている。
  夢ではなかった。この現実。
  手の届かなかった人が・・今、確かにここにいるのだから。
  リナの姿をみて、さきほどまで感じていた不安は、ガウリイからは、
  綺麗さっぱりと消えていた。
  「よっしゃあ!!らっきぃ♪手間がへる(はあと)」
  リナがガッツポーズをとるが。
  リナがその気になれば、一瞬もかからずにできることであろうに。
  「よかったです!!どうしようかと思ってたんですよ!!」
  アメリアがにっこりという。

  こっちよ。

  ―ばたん。

  『何だぁぁぁぁ!!!!これわあぁぁぁぁぁ!!!!!!?』

  みごとなまでに、ガウリイとゼルガディスの声が一致した。

  案内されて、とある一室に、入った彼らがみた物は。
  部屋一杯に散らばる、様々な種類の品物の数々。
  「ああああアメリア!?」
  ゼルガディスがそれを指していう。
  「はい!!分別・・手伝ってください!!!」
  ・・・図星であった。
  「いやぁ、アメリアがね、元の持ち主に戻すべきっていうし♪
    あたしとしては、うっぱらって、お金にしたいとこだけどねぇ。
     ここって、こーいう情報ゆき届いてるじゃない?
      だから、以前の持ち主探すの・・手伝ってね(はあと)」
  リナがにっこりという。
  この世界は、仲がいいので、そーいった、盗品などの管理にも、
  けっこうきちんと行き届いている。
  中には、それ専用の店もあるが。
  たいがいの一般の店では、盗品とわかるものは、買い取らない。
  世界中に、盗品リストが行き届いているから。
  「こんなに・・どうしたんだ!?」
  呆然となってるゼルガディス。
  「昨日、リナさんと、盗賊退治にいってきたんです!!」
  「ねぇ♪アメリア(はあと)」
  「はい♪リナさん(はあと)」
  互いに顔を見合わせるアメリアとリナ。
  「何ぃぃ!!!アメリア、おまえ、夜にまた王宮をぬけだしたんだな!?
    いいか、お前はな・・・。」
  くどくどくど・・・。
  アメリアに説教を始めるゼルガディス。
  そういう場合は、俺を連れて行け。
  と口をすっぱくしていつも言っているのだ。
  「しっかし・・まあ。あるもんだなぁ・・・・。」
  ガウリイがいう。
  「あら、そーでもないわよ。壊れたものは、直してるし。
    あとは、持ち主を探すだけ(はあと)」
  あっさりというリナ。
  普通なら・・それが、むちゃくちゃに難しいのだが・・。
  ちょっとした屋敷一杯になるくらいの、量である。
  この盗品の数は。
  「とりあえず、これをどうにかすればいいんだろ?」
  ガウリイが手を結ぶ。
  「―我、ガウリイ=ガブリエルの御名により 我願う
    光と闇をこの世界において任されし
    緑と青を織り成す王よ 我の視界によりしもの
    汝らの力にて あるべきところにかえりゆかさん―」
  ガウリイの語りかけに伴い、部屋の中が一瞬、ほのかに光る。
  ―かっ!!
  光が部屋を多い尽くす。
  その刹那・・部屋には、何もなくなっていた。
  「あら、すっごい、すっごい(はあと)ガウリイ♪」
  「・・・・リナ・・・・台詞が棒読みだぞ・・・・。」
  すこしがっかりするガウリイ。
  ・・・・いいとこ、みせたかったのに・・と。
  「じゃ、全部ガウリイに任せましょう!!」
  「あ!!それいいです!!リナさん!!!」
  ぽんと手をうつリナに賛同するアメリア。
  「まてぃ!!あと何部屋あるんだぁぁ!!!」 
  ゼルガディスが叫ぶ。
  『五十(部屋です)♪』
  きっちりと、声をハモラセテいうアメリアとリナ。
  『な・・何ぃぃぃい!!』
  ガウリイとゼルが互いに顔を見合す。
  「じゃ、ガウリイにまかせて♪あたし達は、朝食にでもしましょ♪アメリア♪」
  「それもそーですね♪じゃ、ガウリイさん、あとよろしくお願いしまぁす♪」
  つかつかといって、部屋から出てゆくリナとアメリア。
  「ああ!!!リナ!!!まっくれぇぇ!!!」

  

  結局、リナと一瞬でもいたいガウリイは。
  ほんの数分の間に、その部屋にある全ての品物を処理していた。

  

  ・・・・へぇ。
  この人間・・ちょっとはやるじゃない(はあと)
  ちょっと、感心したリナであった。

 

 

                       -続くー

 

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  あとがき:
    薫:・・・・・リナさん・・・・アメリアさん・・・・・。
      あーたたち・・・・一体・・・どれほどの盗賊を・・・・(汗)
 アメリア:この辺りは全て一層しましたよ!!
      これで、平和になるんですからいいじゃないですか!!!
   リナ:そーそー♪お金も入るし♪
    薫:・・・・(汗)
 アメリア:あ、そうだ。リナさん、父さんに、紹介しますね!!
   リナ:え?あ・・ああ、そうね。
      (あのフィルかぁ・・・・。)
      ま、朝食時に、紹介してね(はあと)
 アメリア:はい!!!!
      グレイシア姉さんも戻ってくればいいのに・・・・。
   リナ:・・どっかで道に迷ってるんじゃない?(はあと)
 アメリア:そうですね。・・・あれ?何で知ってるんです?
      リナさん?姉さんが方向音痴だって?
   リナ:秘密♪
 アメリア:そうですか♪(やっぱり、リナさんですよね♪)
    薫:うう・・・。闇の方・・打ち込まないとなぁ・・・・・。(汗)
   リナ:んっふふふ♪なぁんか、すっごく面白いわvvここって(はあと)
      降りてきたかいがあったわね♪
      ・・で、あんたは、何いってるの?(はあと)
   薫:リナさん!!!?その手の大鎌は・・・!!?

  ぐじゃ!!・・・・・・・・

 

    アメリア・・・それには全然気づいてない・・・・・。


 


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