「ほぉら、リナ(はあと)高い、高ぁ~い♡」
「キャツ!!キャっ!!キャ!!♡」
こちん。
いつものことながら、その様子に、呼び出されてやってきた紫がかった蒼い髪の女性は、石化した。
塁を見ないほどの絶世の美女である金色の母は、
自らとまったくと同じといっていいほどの、金の髪、金色の瞳。
そして、似通った顔立ち。
その女の子を高く、掲げてあやしている。
唯一。
違うといえば、―その女の子の全長が、50センチにも満たない幼子ということのみ。
幼子の名前をリナ。
女性―ルナ達のいる星の世界。
その世界で、三ヶ月前に誕生したばかりの金色の母の一人娘である。
さすがに、リナのことを知ったルナ達はたまげたが。
いや、それ以上に。
金色の母が、自分達が管理している世界、しかも今いる星の大陸のひとつで。
魔法道具店(マジックショップ)をやっていたという驚愕の事実。
退屈だからと、わざわざ人間界に、人間のフリして、・・・部下達にも秘密で来ていたものだから・・・・。
・・・・大パニックである。
それをルナ達が知ったのは、約二ヶ月前。
リナが、ちょっと、空間移動に失敗して、迷子になって、泣き喚き。
金色の母がいる大陸とついをなす、『暁の竜の大陸・ジーナ』を消滅させたとき。
その結果。
この世界の神―赤の竜神(フレアドラゴン)ルナ=スィーフィードと。
この世界の魔王―赤瞳の魔王(ルビーアイ)レイス=シャブラニグドゥは。
彼らがいるこの惑星の一つの大陸『眠れる竜の大陸』の、主要都市・魔道都市ジールに、金色のかの御方がいることを知ったのだ。
それ以後。
ルナ―その世界の竜神と、レイス―魔王は、『魔法道具店(マジックショップ)エル』の店番やったり、リナの子守・・面倒みたりと。
多忙きわまりなくなっていたりする。
「あ・・あの・・エル様・・・(汗)」
なんとか声を出すルナ。
「ああ、来たわね。ルナ。会議中のリナの子守♡よろしくね♡」
「・・・・・え゛(汗)」
いきなり呼び出されて、何ごとかと思いきや。
てっきり、エル様のことだから、会議を繰り上げて始めるとか・・・。
急に早まると思っていたルナは、拍子抜けした。
各エリアごとの部所に渡り。
会議を開くというので、順番に、各世界の代表者が。
この、この場所。
全ての中心である、この場所『混沌宮殿』へと集まってきているのだ。
ルナ達の順番は・・あと、一ヵ月後のはずである。
ちなみに、ルナとついをなす魔王は、店番である。
「・・・かーさま?またおしごと?・・・リナ、さみしい・・・・。」
しゅんとなる幼いリナ。
「くぅぅぅぅ~!!!!かわいい!!!」
がしぃぃい!!
その様子に、強くリナを抱擁する金色のかの御方。
・・・ぴし。
ここ数ヶ月、いつも見ているが・・・。
・・・・なれない。
いつもの、この御方の恐ろしさ・・・もとい、性格を十分にわかっている、部下たるルナだからこそ。
よく、こんなエル様をみて、消滅しなかったよな?
と自分でもルナは思う。
一重に、消滅しなかったのは―曰く。
――ルナもレイスも理解というか分ってしまったのだ。
リナのむちゃくちゃに愛らしいその姿に。
――あ、分かるかも♡
と竜神と魔王が納得してしまうほどに、リナはとっても愛らしいのだ。
エル様のかわいがりようもうなづけるほどに。
何しろ、このリナ。
はっきりいって、金色の母のミニチュア版。
その愛らしい姿で、甘えられては・・・・ひとたまりもないであろう。
さすがに、リナの精神年齢。
――つまり、人間でいえば、5・6ヶ月。
この幼少の姿はさすがに危ない。
いろいろな面で。
そう判断しているかの御方は。
リナに人前では、姿を変えるように、指示している、というか教えている。
だが、まだリナはうまく実体の姿を変えることはできない。
うまく出きるのは、5~6歳の姿と。
こちらの成功率は、ほぼ80%の確率で成功する。
もう一つは。
14~15歳の姿。
こっちは、成功率・・・・10%未満・・・・。
数日前、偶然に、この姿になるのに成功したリナは、母へ花をつみに、庭にでていて、スティルバイトとであったのだが。
未来への希望・ ~ACT-~3
あたしと、ガウリイは、ゼフィーリアへとやってきた。
理由は・・・なんでかガウリイが来たいといったから。
途中、なぜか、お役所仕事のゼロスまでもが加わってたりするけども。
と・・ともかく!!
姉ちゃんに挨拶しとかないと・・・・あたしは・・命が・・・(汗)
「あら?リナちゃん、戻ってきたの?」
「えええ!!!あのリナちゃんが男の人連れてるぅぅぅう!!!!」
『嘘ぉぉぉ~!!!!』
「だ・・・・だぁぁぁぁ~五月蝿いぃぃぃぃぃ!!!!!」
町に入るなり、これである。
うう・・だからいやだったのよ!!!!
恥ずかしいから!!!!///
わらわらとあたしとガウリイを取り囲む人々。
なぜか、信じられないといった表情で、見ている人達もいるけども。
「・・・・あのリナ様が・・・ねぇ・・・。」
・・・・・????
何いってんだろ??
今話してたのは??
なぜか、顔見知りで、昔からここに住んでいるおばちゃん達が、そんな話をしてたりするけども。
「きゃぁ!!!結構かっこいい!!」
むっ・・・・
女性たちに囲まれるガウリイ。
・・・むかむかむか。
・・だから、なんであたし・・むかつくわけ!?
「・・ほら!!!ガウリイ!!いくわよ!!!」
「あっ。待ってくれよ!!!!リナ!!!」
あたしは、人垣を分け入って、リアランサーへと進んでゆく。
リアランサー。
そこには・・・あたしの姉ちゃんがいる・・・・。
かららん・・・・。
「リナぁぁぁぁ~!!!!!」
「あ゛あ゛あ゛!!!姉ちゃん許してぇぇ~!!!!」
いきなりの名前を呼ばれた拍子に、あたしは思わず謝る。
「これ。姉ちゃんに。」
あたしは、金貨と、品物と、ゼロスを姉ちゃんに差し出す。
紫がかった蒼い髪に、紅の瞳。
これがあたしの姉ちゃん。
赤の竜神の騎士(スィーフィードナイト)ルナ=インバース。
「リリリリリリナさん!?」
目を見開いて驚くゼロス。
「ふぅぅん・・・・。獣神官かぁ・・・・。リナをずいぶんと♡かわいがってくれたそうよねぇ♡」
姉ちゃんの台詞に。
なぜかしり込みしているゼロス。
「あ゛あ゛!!知らなかったんですぅぅぅう!!!!!せ・・せめて、フルネームくらいはぁぁ!!!!」
?????
何姉ちゃんにいってんだろ??
ゼロスは??
「何いってんのよ?言えるわけないでしょ?それとも・・何?この百年の期間・・・知らない・・とでも、いうんじゃ・・・ないわよねぇ♡」
なぜか、にこにこと笑って、でも、目は笑ってない姉ちゃんがゼロスに詰め寄る。
「・・・・とすると・・・やっぱり???(汗)」
なぜかガウリイの方とあたしを見ているゼロス。
「ふぅ・・・・。そう・・・よ。」
「だぁぁぁぁ~!!!!!冥王様の馬鹿ぁぁぁぁあ!!!!!!!!!」
????????
何ゼロス・・・そんなに泣き叫んでいるんだろ??
「まあいいわvvリナvvこのゼロス、貰っていいのねvv」
「どうぞ。煮るなり焼くなり好きにしてください。」
あたしはいう。
「り・・リナ様ぁぁぁ~!!!」
すっぱぁぁぁぁんんん!!!!
「何あたしのこと、様づけでよんでんのよ!!気持ちわるい!!!」
あたしはゼロスを思いっきり、はたく。
「・・・・で?リナ、そっちの人・・は?まさか、紹介できないっていうんじゃ・・・・。ないでしょうねぇ?♡」
う・・き・・きょわい・・・。
姉ちゃんがガウリイをみていう。
「ええと・・・。その・・・彼は・・あたしの・・その・・・・。そう!!!自称保護者で!!!単なる旅の連れのわけで!!」
あたしがしどろもどろになっていると。
「・・・リナ。あんた・・顔が紅いわよ?♡」
姉ちゃんがいう。
えっ!?/////
「ふぅ。ま、いいわ。始めまして・・でいいのよね。ガウリイさん。リナがいつもお世話になっています。リナの姉のルナといいます。」
ペコリと頭を下げている姉ちゃん。
「あ・・どうも。始めまして。ガウリイ=ガブリエフといいます。」
ガウリイが丁寧に挨拶してるし。
「・・・始めまして・・か。違うけど・・。」
「・・・・?姉ちゃん?」
姉ちゃんが何かつぶやく。
あたしの耳にはそれが聞こえる。
「で?ガウリイさん。あなたにとって、リナは・・何ですか?」
姉ちゃんがガウリイに唐突に聞いている。
ち・・ちょっと!?
「リナは・・俺にとって、なくてはならない人です。一生・・永遠に側から離れないつもりです。」
ガウリイがいう。
真剣な表情で。
「――そう。」
姉ちゃんがどこか安心したような顔をしてるけど。
「??ガウリイ?何いってんの?一生なんて無理に決まってるでしょ?結婚するわけでもないのに?」
どんがらがっしゃぁぁぁぁんん!!!!
あたしがいうと。
なぜか、店にいた全員が机からひっくり返った。
あ・・ゼロスまでこけてるんだけど?
『あ゛あ゛あ゛・・・。』
なんか姉ちゃんなんか・・頭を抱えているし?
何だっていうのよ!?
「・・リナ・・・あんた・・意味・・解ってないの?」
姉ちゃんがいう。
「??だから何が?」
『・・・・・・・・・・・。』
?なぜか一瞬、静寂になる店内。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・リナ。
あんた、あたしの代わりに・・・バイトしてなさい。」
低い声で姉ちゃんがいう。
「え゛え゛え゛え゛え゛!!!!」
「イヤなの?」
にっこりと笑う姉ちゃん・・・・。
「や゛ら゛せて頂きます・・・・(涙)」
こういうときの、姉ちゃんは・・逆らったら怖い!!
確実にお仕置きがまっている!!
何で?
姉ちゃんの機嫌損ねるようなこと、あたし・・いった!?
「ゼロス、あんたもここで、働きなさいなvv当然♡女性になってよね♡いやっていったらvvわかっているわよねぇvv」
何かゼロスにもいっている姉ちゃん。
「しくしくしく・・・・。どうせ・・どうせ・・僕の運命ですよ・・・・。しくしくしく・・・・。滅ぼされるよりは・・・ましだとおもなければ・・しくしく・・。」
だ・・だぁぁ~!!!
うっとうしぃぃ~~!!!!!
なぜか、姉ちゃんの言葉に、しくしく泣いているゼロス。
・・まあ、確かに。
姉ちゃんは、竜神官くらい笑ってド突き倒せるくらい、実力あると思うけど・・。
・・・・ゼロスより・・上だろうな。絶対に。(確信!!!!)
というか・・姉ちゃん・・・腹心たちより強いのでは!?
・・そーいや、昔、カタートにいって、魔族の生き作りなんて・・。
・・よく作ってたよなぁ・・・。姉ちゃんは・・・・・。
「あ。じゃあ、俺も、リナを手伝う・・。」
ガウリイがあたしを手伝おうとする。
が。
「ガウリイさん。彼方とは、話がありますから。こっちに。」
「??あ・・ああ?」
はっ!?
まさか!?
「姉ちゃん!!ガウリイに変なことしないでよ!!!!剣の手合わせとか・・考えているんじゃぁ!?」
あたしは叫ぶ。
なぜか、悲鳴に近い声でだったが。
いくら・・ガウリイでも!!!
姉ちゃんの腕では!!
・・・・怪我したら・・・。
・・・いや!!!
「リナ・・そう顔を真っ青にしなくても・・・・。・・・・何もしないわよ。くすくす。」
姉ちゃんが笑う。
・・・・・え?
あたし、そんなに青い顔・・してるの?
「まあまあ、リナ、すぐに戻ってくるから。心配するな。な。」
ぽんぽんとあたしの頭をなでるガウリイ。
「だ・・だぁぁ~!!!心配なんてしてないわよ!!!それより、髪が乱れるでしょ!!」
あたしがいうと、なぜか笑っているガウリイ。
なぜか、ゼロスは頭を抱えていたりするが。
「ともかく。リナ。あんたは、今日いっぱいは。あたしの代わりにここのバイト。――いいわね?あ、ガウリイさん・・借りるから。」
いって、姉ちゃんは、ガウリイつれて、外に出てゆく。
・・・・怪我・・しないでね・・・。
・・・・ガウリイ・・・・。
って・・だから何あたし、あいつのことなんて・・心配してるのよ!!
そ・・そうよ!!!
相手が・・相手が姉ちゃんだから!!
いくら・・ガウリイでも・・危険だなぁ・・って・・(汗)
姉ちゃん・・容赦ないからなぁ・・・・・・・。
結局。
その日は、夕方まで、あたしはリアランサーのバイトを姉ちゃんの代わりにやっていた。
ゼロスは、どうもそのまま、ここで、ただ働きすることになったらしいが。
・・・・何でも、償いとか、何とか??
・・・何やったんだ?こいつは・・???
「何でしょぅか?ルナ・・さん?」
ガウリイがルナに聞く。
「・・・いいの??本当に後悔・・しないの・・ね??」
「?何がですか?」
ルナの悲しい瞳に、ガウリイは理解できない。
・・思いだしてるわけじゃ・・ないのか。
ルナは少し寂しくなる。
だけど。
記憶がないのに、リナを守りたい。
それは、かつての彼と同じ想い。
「――ふぅ・・・。剣を取りなさい。ガウリイ=ガブリエフ。・・・このままじゃあ、リナを守ることは・・不可能よ。」
せめて、かつての剣の腕くらいにならないと・・。
ルナは心でつぶやく。
「え?でも・・俺の剣って・・・ブラストソード・・・・。」
ガウリイが戸惑う。
「いいのよ。私も全力でいくから。」
ふわ。
ルナが手をかざすと、紅の銀細工の入った剣がルナの手に出現する。
「・・・私のこれは・・赤竜の剣っていってね。私の武器よ!!いくわよ!!!!」
「・・・ととと!?」
きぃぃぃぃぃんんん!!!!
剣と剣とが攻防する。
始めの内は。
ガウリイは、ルナの動きに戸惑っていた。
今まで、こんな使い手にはあったとこがない。
――だけど。
なぜか、攻撃パターンは・・知っているような気がした。
約一時間もすると、ガウリイは・・・。
すでに、全力のルナと互角に渡り合えるほどに、剣の腕は……なっていた。
「・・・さすがね。」
「・・・・初めてですよ。俺にこんなに・・本気にさせた相手は。」
二人ともにっと笑う。
まるで、互いに好敵主をみつけたように。
にっこりと。
・・・じっさい、そうなのだが。
だが、ガウリイは・・・まだ覚醒はしていない。
夕日も傾きだし。
「そろそろ、リナもバイトが終わる時間ね。」
ルナが剣を霧散させる。
「あ。俺、リナを向かえにいってきます。」
ガウリイも剣をしまう。
そして、そのまま、ぺこりとお辞儀をして、リナのいるリアランサーへと進んでゆく。
「――リナ様・・・お願い・・・思いだして・・・素直に・・・。」
ルナが小さくつぶやく。
ルナとしては・・・彼を完全消滅などさせたくないのだ。
そんなことになったら、たとえ・・全ての記憶を閉じられても・・・。
・・・魂から惹かれた相手のことは・・忘れられない。
ルナには・・それがよくわかっていたから・・・。
今のリナでは無理。
覚醒すらも、・・・覚えてすらいないのだから。
「・・・・期限は・・百年・・か。」
ルナは空を見上げる。
制約の期間。
「さて。リナ達が待っているし。母さんと父さんもまってるから。――帰りますか。」
ルナがきびすを返す。
その途中。
無謀にも、ルナに襲い掛かっていたごろつきがいたりするが。
当然・・・・あっさりとノックアウトされていた。
「リナ。お待たせvv」
ガウリイが戻ってくる。
「何やってたのよって!!ガウリイ!!!!血が!?」
ふとみると。
ガウリイの頬に、一筋血が流れていた。
・・いや!!
なぜか心が悲鳴をあげる。
「何やってんのよ!!!早く回復しなきゃ!!!!」
あたしは急いで、回復呪文をガウリイにかける。
まったく・・・。
心臓が止まるかと思ったわよ!!
「べ・・・別にガウリイを心配して・・とかじゃないからね!!!!
どうせ・・姉ちゃんと手合わせでも・・してたんでしょ!?なんて無茶を!!!!!」
あたしがそっぽほむいていうと。
ぽんぽん。
「ありがとな。心配してくれて。」
ガウリイがあたしの頭をなでる。
「な゛//違うっていってるでしょう!!!!」
すっぱぁぁぁぁぁんんんん!!!!!
あたしのスリッパ攻撃が。
まともに、ガウリイにヒットした。
「まあまあ、ガウリイさん・・でしたわね?リナをよろしく。」
にこにこと笑っている母さん。
「だぁぁぁ~!!!!お前にはリナはやらぁぁぁんん!!!!」
わめき散らしている父さん。
「あ・・あんた・・リナの父ちゃん・・だったのか?」
ガウリイが目を点にしてたりしたけど。
・・・知り合いだったらしい。
あたしがガウリイをつれて、インバース家に帰ると、盛大にガウリイの出迎えがなされ。
・・こいつには、んなもんいないと思うけど・・・。
その日は、あたしの実家で、ガウリイは泊まることとなり、夕飯を一緒に食べることとなった。
「リナの実家って・・いいよなぁvvこのまま、リナと一緒にここで暮らすっていうのもいいなぁvv」
なぜかガウリイがそんなことをいっていたりするけど。
「・・・別にいいけど?あ、でも、家賃はちゃんと払ってね♡」
ぷぷぅぅぅぅ!!!!
げふげふけぶ!!
なぜか、あたしがいうと、一斉にむせこむ母さん達。
父さんだけは。
「そうだろ。そうだろ!!!!はっはっはっ!!!」
なんかすこぶる上機嫌のようだけど。
・・・それに、何かガウリイ・・・なきそうな表情してるのは・・。
・・・多胡さんウィンナー・・・。
ガウリイのお皿から、取ったからかなぁ・・???
「ごふごふごふ。そ・・それで?ガウリイさんは、リナのこと、どう思っていますか?」
「セシル!!」
「彼方は、黙っててくださいな♡」
「う・・・・はい。」
・・・相変わらず、母さんには父さん・・・頭・・上がらないのね・・・。
母さんが、食後の談話をしていると、ガウリイになぜか聞いている。
「俺は、リナ以外、一生、誰も守る気もありませんし。――リナの隣に俺以外のやつが立つのも許しません。」
「なぁにいってんのよ?そんなの、結婚したい相手にいう台詞でしょ?」
何、ガウリイいってんだか・・・。
それはあたしにいう台詞じゃないでしょうに・・・。
がらがらがっしゃぁぁぁぁんんん!!!!!
「り・・・リナ?(汗)本気でいってるの!?」
なぜか姉ちゃんがすごんでくる。
「・・・?何が?」
あたしが聞き返すと。
ぱんばんばん!!!!
「だっはっはっ!!!よかったな!!!ガウリイ!!!」
「あ・・あんたなぁ~・・・・。」
なぜか、ガウリイをばしばし叩いている父さん。
・・・・・?
何かおかしいこといった?あたし?
その日。
なぜか、すこぶる上機嫌な父さんと。
なぜか泣きそうになっているガウリイの姿が。
夕食が終わるまで、あたしの目についていた。
・・何かあったのかな??
-続くー
HOME TOP BACK NEXT
####################################
まえがき:
今回で、ようやく、リナとガウリイの里帰り♪
さぁて、一体、いつ本偏にはいるやら(まて!!)
ではでは、いくのです♪
####################################
あとがき:
ガウリイ:・・・・・(涙)
薫:・・・・気の毒に・・(涙)
ガウリイ:ここにくるまでにも、いろいろいってたのに・・・。プロポーズの言葉・・・・。
薫:・・・リナさん・・疎いですから・・・・。
ガウリイ:負けないぞ!!よっし!!!!
薫:・・・・がんばってくださいね(汗)(何しろ失敗は・・・完全消滅決定だから・・・ガウリイさんは・・・。)
ガウリイ:よし!!!次の作戦だ!!!!リナへのプロポーズの言葉・・考えながら、寝よう!!
薫:いってらっしゃぁぃ♡
ルナ:・・・・いいのかしら?・・リナ様・・・後悔するのに・・・・。
薫:・・・まあ、エル様が二人の記憶・・完全に封じてますからねぇ・・・。
ルナ:・・期間は・・百年しかないのよ?
薫:・・・・ルナさん、スティルバイトさんと、リナさんが、好きなんですね♡
ルナ:昔から、リナ様のことは、みてきたからね・・・・。それに・・スティルバイトとは・・同期だし・・・・。
薫:・・・・ま、まあ・・・・。素直に・・というのは、今のリナさんでは・・無理でしょう・・。・・・きっと・・(汗)
ルナ:・・それより・・。
私・・・ガウリイに手配がかけられたのが・・気になるわ・・・。・・・・悪いことが起きないといいけど・・・・。
薫:(すいません・・おきてます・・はい・・涙)
ルナ:ふふふふ・・・・。リナ様を危ない目に合わしたゼロスやレイ(北の魔王)は・・♪どう料理しようかしら♪
薫:・・・・ほどぼとに・・・(汗)
ではでは・・・いっちゃってるルナさんは置いといて・・・・と。
それでは・・次回で・・・・。
HOME TOP BACK NEXT