闇の行方 第26話
<ガウリイサイド>
確証はない。
だが・・・間違いない。
・・・・リナは、ここにいる。
それは勘。
今までのこともあり。
気配を・・リナから隠すことを実行している今現在のオレ。
今までリナに逃げられていたのは・・・。
考えてみれば、別に気配を隠していたわけでもなく。
よくよく考えてみれば、リナならば。
気配を隠すとかしなければ、間違いなく気付いて逃げることを失念していた。
だから。
リナに会うためには・・・意図的に気配を隠して。
・・・・リナを捜している今現在。
どうやらそれが功を奏したらしい・・・。
リナは・・・・間違いなく、
この海の中に浮かぶ珊瑚の島。
この中に・・・いる。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
表の入り口として。
そしてその景色から絶賛され。
観光名所としても名高いこの島。
「ねえねえ?」
「あらv」
そこに金髪の美男子が一人。
歩いていれば当然目立つことこのうえなく。
特に女性が放っておくはずがない。
一人で歩いているそんな金髪の美青年の気を引こうと。
あっという間に彼の元に女性の人だかりができるのは。
当然といえば当然なのであろうが。
そんな彼女達にはまったく目もくれずに。
リナの気配を探るべく精神を集中させているガウリイに。
「あ・・あの?お一人ですか?♡」
「よければ、ご一緒しません♡」
などときゃいきゃいと甲高い声をだして言い寄ってくる女性たち。
・・・・だが。
「五月蝿い。」
その一言によって・・・。
そんな女性たちは、その場に気絶、もしくは失神。
空気そのものが凍り付いてゆく。
そんな様子を一向にかいせずに。
ただすたすたとガウリイは歩いてゆく。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
<ガウリイサイド>
確かにリナはここにいる。
だが、【ここ】ではない。
・・・どこだ?
精神を集中し、リナの気配を探る。
― リナには知られてなかったこの能力を再び使うことになろうとは。
だが、精神を集中させるにも回りが五月蝿い。
ふとみれば。
なぜか回りに女性たちの人だかりが。
・・・まったく。
五月蝿いったらありはしない。
「―五月蝿い。」
あと少しでリナに会えるかもしれないというのに。
邪魔をするんじゃない!
ギロリと完結にそれだけいって、女達を睨みつける。
まったく、人が精神を集中しているときに。
回りで意味もなく騒いで。
どうやら何の備えもなかった女達は。
オレの無意識に不機嫌最高位の殺気なども同時に浴びて。
その場に気絶したり失神したりなどとしていたりするが。
そんなことは自分には関係ない。
― 今はそんなことはどうでもいいんだ。
― ・・・リナに・・・・会いたい・・・・・。
ふとそんなことを思っていると。
かすかではあるが、忘れられない気配を探り当てることに成功する。
・・・・まちがいない!
「――リナ!!!」
間違いはない!
この気配は!
この島の裏。
潮流の関係からかリゾート地からは外され。
観光客などもあまりいないとされているそこ。
―・・・・そこに間違いなく・・リナは・・いる。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
<リナスサイド>
近づいてきているのは分かっていた。
・・・・そういえば、私。
この時代で正式に父様にあったこと・・なかったのよね。
直接には。
そんなことをおもいつつ。
この島の表の方を視る私。
「リナス姉!もう一回!」
ぷうと頬を膨らまして。
言ってくるカウリイ兄様。
どうやら砂のトンネル堀りの競争が。
私にかなわなかったからムキになってるようだけど。
・・・・これから。
何が起こるのか。
私は・・・知っている。
だけど・・・口に出すことも・・・手出しすることも・・・。
私にできるのは・・・・・。
ただただ、起こったことへの手助け・・だけ。
でも・・・私もそろそろ限界を感じていたりする。
・・・・もし・・・これが失敗したら・・・。
心で納得していても・・ここ最近は。
私は・・それを守れそうに・・なくなってきていたりする。
・・・常に私がその身に付けている・・・家族の写真入りのペンダント。
・・・・その家族の写真が・・・父様、母様・・・そして・・姉様・・兄様・・・。
四人の姿が・・・消えかけている・・・。
というのも・・・理由の・・一つ。
これは、今より続く・・・未来を指し示す鍵のようなもの。
・・・・・リナ母様・・・お願い・・・素直に・・・・なって・・・・。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
<リナサイド>
「絶対にこれは飲ませないとねぇ。」
手にジュースをもち、思わず苦笑する。
「・・・・しっかし・・何だって・・・カウはああまで・・。あいつと同じなのかしらねぇ・・・。」
ふとそんな声があたしの口から漏れ出すが。
何しろこれは仕方がない。
あいつと同じように・・・なぜかピーマンを受け付けないカウリイが悪い。
うん。
とにかくこの野菜ジュースをもって。
ちなみに、おばちゃんに頼んで、ピーマンのエキスをアレンジして、かなり入れてもらっていたりする。
早くあの子達の所にもどろう。
そう思い、元来た道を戻り始める。
「・・・・・・・・・。」
・・・・・・・と。
ぴたり。
思わず足が・・とまってしまう・・・・。
信じられない声が・・・確かに・・・今・・・・・。
「― リナ・・・やっと・・見つけた・・・。」
懐かしい声。
道の横にある木の陰から・・・出てくる・・・金色の・・・・影。
射抜くような・・・碧い・・瞳。
・・・・幻?
・・・・じゃない!
「・・・・あ・・・・。」
どさり。
思わずジュースを落とす。
パリィィン・・・・。
何かが割れる音。
・・・・どうして?
どうして?気配なんて・・まったく感じなかった・・。
・・・にげなきゃ・・・にげ・・・・。
そう思うのに足が・・・体が動かない。
― 何で?ねえ?ガウリイ?・・・・何で・・・何であんたがこんなところにいんのよ!
声にならない・・悲鳴が上がるのが自分で分かる。
・・・・あのとき。
最後に別れた・・あの当時のまま。
年月を・・感じさせない・・・・ううん。
というよりは、まったく歳を取っていない様子の・・・。
・・・・あたしが最も愛しくて・・・会いたくて・・・だけども会いたくない・・・・。
ガウリイ=ガブリエフ。
・・・・・なぜかガウリイは・・今。
あたしの目の前に・・・・いる・・・・・。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
<ガウリイサイド>
気配を辿り、しばらくいくと。
・・間違いない!リナだ!
何やら店で飲み物を買ってるようだが。
おそらくはこれから浜辺に向かうのであろう。
リナの格好は、真っ白い白いビキニタイプの水着で。
惜しげもなくその透けるような白い肌を空気にさらしている。
・・・・かつて、オレが・・リナにプレゼンとした・・・あの・・・・。
リナに逃げられないように砂浜の出入り口で待ち構えることにする。
気はあせるが。
今ここでいきなり出て行ったりしたならば。
間違いなくリナは逃げてしまう。
オレの勘がそう・・告げている。
気配を隠し、木の影に隠れて待つこと・・しばし。
「絶対にこれは飲ませないとねぇ。」
などといいつつ、その手にジュースの瓶を数本もって歩いてくるリナの姿が。
別れたときより・・・格段に綺麗になっている・・・・リナ。
リナがかなり近くまで・・・俺が隠れている場所から。
もう一メートルも離れていない場所にまでたどり着いたとき。
「・・・・・リナ。」
オレは感極まった声でリナを呼び。
そして・・・。
ゆっくりと・・・木の陰から・・・道端にと躍り出て行く。
・・・・どさり。
かなり驚いたのか、目を見開いて。
その手にもっていたジュースを落としているリナ。
そして。
その反動でガラス瓶が割れて。
その中身が大地にと浸透していっている。
「・・・・リナ、やっと・・・・みつけた。」
ゆっくりと、リナに近づくオレに。
ただただ、リナは・・目を見開いたまま・・突っ立っている。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
・・・・にげ・・なきゃ・・・。
心でそう思う反面。
うれしいと思う自分がいることに気付き。
まったく動けないリナ。
ゆっくりとガウリイがリナの方にと寄って来る。
20年・・・ガウリイにとってはまだ一年もたっていないような・・。
それよりも・・・長いような・・そんな感覚も全て吹き飛ばすかのごとくに。
・・あれほど求めて会いたかった・・リナが目の前に・・いる。
ようやく見つけたリナは・・・以前より数段に見違えるほどに綺麗になっていて。
「・・・リナ・・・・。」
そういいつつ、硬直しているリナをそのまま。
優しく抱きしめるガウリイ。
・・・ああ、リナの温もりだ・・・。
そう思い、さらにリナを抱きしめる手に力を込める。
・・・・いきなりだった。
体が・・思うように動かないまま・・・。
気付いたら・・いきなりガウリイに抱きしめられていた。
・・・懐かしく・・・そして・・・愛しい・・・その温もり。
「・・・・・ガ・・・・ウ・・・・リ・・・・イ・・・・。」
かすれる声で名前を呼ぶリナ。
・・・どうして・・・・どうして・・・こいつが・・ここに・・いるの?
とまどいつつも。
リナは無意識に・・・ガウリイの背中にその手を回しているのであった。
震える手で自分に抱きついてくるその小さな手。
「・・・・もう、逃がさない。」
そう一言。
宣言し。
そっとリナの顎を持ち上げ、そのまま目を見開いているリナの唇に、自分の唇を重ね合わせるガウリイ。
始めは・・触れるように優しく。
そして・・・息をつくまもなく・・それはだんだんと深くなり。
気付いたら・・リナはガウリイに貪られるように激しいキスを、受け続けさせられていた。
懐かしく・・・・愛しくて・・切なくて・・・愛しいその温もりと・・感触。
ガウリイにされるままキスを受け続け。
一瞬。
リナは・・・。
・・・・ガウリイの側から自分が離れた理由を・・忘れ。
ただただ。
ガウ・・リ・・・ガウリイ、ガウリイ、ガウリイ、ガウリイ!!
キスをされ続けているので、声はでないものの。
心で続けて最も愛しいその名前を呼び続けるリナ。
そして。
気付いたら・・ガウリイの首に手を回し。
ガウリイに応じるようにキスに答えているリナであった。
「―リナ・・もう・・・放さない・・・・・。」
やがて力の抜け切ったリナをそっと優しく抱きしめる。
・・・・どうでもよかった。
・・・このまま・・・・ガウリイと・・・・。
その温もりに・・・・全てを投げ出し・・その身をゆだねてしまいそうになる、その一瞬。
―― ふふ・・・・やはり・・・お前の弱点は・・・・ ――
ふと、リナの中に・・・・リナにのみ聞こえる・・・声が・・響く。
・・・・いや!
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
<リナサイド>
―― ふふ・・・・やはり・・・お前の弱点は・・・・ ――
・・・・・!!!!
「―!!いや!」
どん!
その言葉にあたしは我を取り戻す。
・・・そう、あたしは・・ガウリイの側には・・いられない。
ガウリイを突き飛ばし。
そのまま・・・あたしは、砂浜に向けて次の瞬間には走り出していた。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
<ガウリイサイド>
「リナ!」
やっと見つけたのに・・・。
ふと、リナの中にいるという魔王が・・リナに何かいったような気配がした。
そう思うと同時に・・・自分を突き飛ばし。
砂浜にと駆け出してゆくリナ。
やっと・・やっとみつけたのに・・・!
てばなせるか!
「おい!リナ!まてよ!」
「いや!こないで!!!」
リナの泣き叫ぶような声を聞きつつ・・・。
オレはただがむしゃらにリナを追いかけてゆく。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
後ろを・・振り向いたら・・・負け。
もう・・・絶対に、逃げられない・・離れられなく・・なる。
リナは必死で駆け出し、砂浜を駆けてゆく。
「リナ!」
だが、しかし・・。
男と女の体力の差は歴然。
・・・・リナの手がガウリイの手にと・・・掴まれる。
・・・・どうしよう?
どうしたら・・・ガウリイは・・・諦めて・・・くれる?
諦める。
それは・・・自分を・・忘れさせる・・こと。
そう思いチクリと胸が痛むリナだが。
だけども。
・・・・ガウリイの・・・・幸せと・・命には・・何ものにも・・代えられる・・訳がない。
一つだけ。
方法が。
・・・・もう・・・ほかに・・方法は・・・。
―今のリナには・・それ以上の・・・ことは思いつかなかった。
手を掴まれたまま。
顔をガウリイから背けたまま。
・・震える声で。
絶対に・・ありえるはずのない・・・言葉を紡ぎだす。
「・・・・好きな・・人が・・できたの・・・子供も・・いるわ・・・。」
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
<リナサイド>
「リナ!」
ガウリイがあたしの手をつかむ。
あたしは・・・。
ガウリイの顔を見れない・・。
目をみたら・・どうにもなくなるから・・・。
逃げるように、あたしは、ガウリイから離れようとする。
「どうして!オレを見ない!!リナ!」
なつかしい声。
でも・・・。
甘えられない。
こいつを見てしまったら・・。
あたしは・・・・。
にどと、離れられなくなってしまうから・・・。
それでなくても・・声を聞いただけで・・・。
あなたの胸にとびこみたくなってしまう、こんなあたしだから・・・。
だから・・・・。
「・・・・好きな人が・・できたの・・・。」
自分でもわかる。
声が震えているのが。
・・気づかないで。
あなた以外にそんな人、できるわけがないってことを。
あたしの声が震えている本当の意味に。
「・・子供も・・いるわ・・・。」
嘘。
あの子達は、あなたの子供。
あの二十年まえの・・・。
人と違う、あたしの時間率。
だから・・あの子達も、あたしと同じく・・成長が著しく・・違うから・・。
「・・・子供?」
ガウリイの手が、一瞬ゆるむ。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
<ガウリイサイド>
「・・・嘘だ・・・。」
そう断言し。
リナの手を強く掴む。
そんな中・・・。
「母様?」
俺の目に・・こちらにやってくる・・・リナと瓜二つの・・・・。
六歳程度の女の子の姿が目に入ってくる。
その子は・・・リナを・・母と呼び・・・・。
オレは、その瞬間。
一瞬・・自分でもわかるほどに・・固まった。
ありえない。
そう思っていた。
―リナが・・・自分以外の・・男性を・・好きになる・・という可能性は・・。
・・・・だが、目の前にいるこの子供は・・・。
あきらかに・・・どうみてもリナに瓜二つで・・・リナの子供以外には・・考えられず。
オレとリナが・・離れて・・・20年・・すぎている・・・のは・・事実・・。
・・・・だが・・・この子は・・・六歳程度・・・・。
オレは・・その瞬間、その感情も、何もかもが一瞬・・・真っ白になったのを・・・自覚した・・・・
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
<リナサイド>
「・・子供も・・いるわ・・・。」
嘘。
あの子達は、あなたの子供。
あの二十年まえの・・・。
人と違う、あたしの時間率。
だから・・あの子達も、あたしと同じく・・成長が著しく・・違うから・・。
「・・・子供?」
ガウリイの手が、一瞬ゆるむ。
「母様?」
たたっ。
浜辺であそんでいた、エリーとカウ。
先に、エリーがあたしの方に駆け寄ってくる。
かけよってくる、あたしそっくりの女の子。
六歳程度の。
「・・・・・そっか・・。」
ガウリイの声がかすむ。
「・・ごめん。」
ガウリイの手がゆるんだ瞬間、あたしは、彼を見ないようにして、逃げるように、その手を振り解く。
この子は、あなたの子供。
あたしと・・ガウリイとの間にできた・・。
あのときの・・・子供。
でも・・それは、いえない。
ううん。
いってはいけない。
あたしは・・・・普通ではないんだから・・。
いつ、あたしの中の魔王が目覚めるとも限らない。
彼方とも・・生きる時間自体が違うから・・・。
「いくよ・・。エリー。」
あたしは、エリーの手を引いて、その場から急いで立ち去ろうとする。
もし・・・今、カウが・・カウリイが来たら・・・・。
完全にガウリイに、彼方の子供だって・・わかってしまうから・・・。
「母様?もしかして、あの人って・・私達の??」
エリーが後ろを振り返りながらいう。
―だめ!それいじょういっちゃあ!!エリー!!
あたしは、エリーの手を引き、きびすを返す。
―忘れて。お願い。ガウリイ・・。
あたしは・・・あなたとの愛の結晶でもある・・この子達が・・いるから・・。
・・・だから・・・・。
とめどもなくあふれる涙。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
<リナスサイド>
何やら騒がしい。
ふと視れば。
砂浜を駆けている母様と。
そして・・・・ガウリイ父様。
「・・放して!」
悲鳴に近い・・・それでいて、泣き出したくなるような・・悲しい悲鳴。
「あれ?リナお母様?どうしたんだろ?」
それに気付き。
かにと戯れて遊んでいたエリー姉様が。
そんな二人の方にと走り出してゆく。
「・・・・駄目!」
・・・・あわてて、私が止めても・・・。
エリー姉様は・・・こともあうに・・・。
リナ姉様・・ううん。
リナお母様と・・ガウリイお父様の前に・・・・移動していった・・・。
-続くー
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まえがき:
・・・ええと。
今回からは視点がぐるぐると回転をば・・・・。
理由?
・・・・一応始めのクライマックスなので・・。
あはは・・・・。
あ、以前にアップしてた『!』はそのまま。
もったいないのでおいときます(こらまて!)
さて・・・。
編集しつつ打ち込みをば・・・っと(こらまて・・)
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あとがきもどき:
薫:ふふふ、これは、始めに打ち込んでいた!のところをも。編集しております。はい。
・・・うーん。ふと思いついて・・・・ほかの視点もおそらく追加するかと(こらまて!)
ではでは・・また・・・♡
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