さてさて、このお話はいったい何話になるのかな?
まあ、気長に付き合ってくださる方のみどうぞなのですv
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エターナル・スレイヤーズ ~第3話~
・・・・・・・・・・・・・・・あれ?
何か気がついたら、見えたのは。
なぜか天井。
ずきっ。
頭が・・・・痛む。
「・・・・・・・・・・・・・・・・あれ?」
何となくぽんやりとなぜか気づけば、あたしが今いるのは布団らしきものの中。
頭がずきずき痛む。
というか・・・・・・あれ?
何であたし・・・・・実体があるんだろ?
などとなぜか摩訶不思議なことを一瞬思う自分の思考に思わず驚く。
それはいいとして・・・・
そんなことを思っていると。
何やら人が近づいてくる気配が。
「気がつきましたか。あなた、リナ=インバースさんでしょう?」
何やらそんなことをいってくるこの男性。
「・・・・・・・リナ?」
リナって・・・・誰?
というか・・・・・・あああ!?あたしはいったい誰!?
まずい!?何も思い出せない!?
何かあたしの中で声がしたような気がするけど。
そんなものはしったこっちゃない。
名前が思い出せない、というのはかなりの問題。
名前どころか・・・・何であたし、こんなところで寝てるわけ!?
今自分が置かれている状態すら・・・あたし・・・・わかんないんですけど・・・・
とりあえず、この目の前のこの人物が何か知ってるのかもしんないし。
「・・・・リナって、あたしのこと?」
何か頭がずきずきして、自分の名前すら思い出せない。
何か、あたしの頭の中で声がしてるような気もするけど。
それすらもあいまいで。
「そうですよ。何をとぼけてるんですか。とにかくついてきてください。」
などといいつつ、あたしをどこかに先導していこうとしているこの男性。
うーみゅ。
とにかく、いってみるしかないか。
いまだに何か足が大地についているのが不思議な感触。
そんなことをおもいつつ。
とりあえずこの男性の後をそのまま意味もなくついてゆくことにするあたし。
何がどうなっているのかわかんないけど。
何かとっても大切な何かを忘れてる、とは思うけど。
思い出せないものはしかたない。うん。
こういう場合はあせってはだめなのだ。
・・・・・・・と思う。
ベットからおりて、その家をでると。
ここはどうやらヴォルン村、という村らしい。
あたしを先導してゆく男性がそんなことをいってるし。
うーみゅ。
その名前すら思い出せない、つうか、町の名前とかすらも思い出せないこの状況。
あたし、いったいどうしちゃったんだろ?
ま、自分にわかんないことが人にわかるはずもなし。
そのまま、なぜか村はずれのとある空き地まで男性に連れられてあたしは進んでゆく。
「だぁぁぁぁぁぁぁあ!いったい何だっていうのよぉぉぉお!?」
思わず叫ぶ。
絶対に仕方ないと思う。うん。
何と、気配を感じる方向にと向かっているそんな中。
あたしの偽者のうわさが、まあ、出てくるわ、出てくるわ。
とりあえず片っ端から駆逐してくしかない、というか。
そうしないと、あたしの命がいくらあってもたんないし。
・・・・・んふふ。
おぼえちょれ・・・・
誰がやってるのかしんないけど。
ぎったぎたの滅多と二目と二度とんなまねができないようにしちゃる・・・
サイラーグの一件が終わり。
なぜか葡萄が食べたいからゼフィーリアのあたしの実家にいきたい。
という珍しく強気のガウリイの意見の元に。
サイラーグよりゼフィーリアにと向かい始めたあたしたち。
まあ、そんな中でその・・・・ガウリイとの関係が俗にいう、恋人同士・・というものになっていたりするんだけど・・・
何かガウリイのやつはあたしの家族に挨拶したいとか、何とかで。
挨拶って、別に一緒に旅をしてます、くらい、わざわざ言いに行かなくてもいいとおもうんだけど。
つうか、あたしとしては戻りたくないし、うん。
姉ちゃんの反応が怖いの何の・・・
絶対に!姉ちゃんは知ってる・・・・
知ってるに違いない・・・
何しろ、レゾの一件トアトラスの一件のその後。
とまっていた宿に手紙がやってきたりしたのだから。
しばらく近くに姉ちゃんがいるんじゃないか、とおびえた日を送ったものだが。
それゆえに。
あの【依頼】を受けたのだが・・・・
少しでも気を紛らわすために。
「しっかし、よくまあ出てくるなぁ。リナの偽者。でもやっぱりリナの方がかわいいよな。」
何やらそんなことをいっているガウリイがいたりするけど。
「・・・んなっ!?つうか!ガウリイ!今、こいつ何ていった!?」
何やら悪巧みをしていたあたしの偽者、つまりはホムルンクスたちを事を起こす前にと成敗し。
最後にそれらから聞き出した言葉に思わず叫ぶ。
「何かセイルーンがどうとか、いってたよなぁ。」
「だぁぁぁぁぁぁぁぁ!んな大きな国で何やらかすきなんだぁぁぁぁぁあ!?」
つうか、セイルーンといえば、あたしのもっとも苦手とする、フィルさんと。
あとは旅の仲間であったアメリアのいる国である。
そんな場所で・・・・万が一、あたしの偽者が何かをしでかしたりでもしたら・・・
くる!絶対に!姉ちゃんが!
あたしをお仕置きしにくるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!
「ガウリイ!とにかく!セイルーンに向かうわよ!」
あたしのその叫びに。
「えぇ~。リナ、ゼフィーリアとは逆方向・・・・」
「い・く・の!葡萄は来年でも食べられるでしょうが!」
がくがくとガウリイの服をつかんでゆすりながら説得する。
何か。
「・・・・・オレとしては早いところ挨拶すませて逃げられないようにしたいんだが・・・」
何やら小さくぶつぶつとつぶやいているガウリイの声があたしのエルフ並にといい耳にと聞こえてくる。
??
葡萄は逃げないでしょうに。
変なやつ。
今倒したあたしのコピーから聞きだした話によれば。
ほかのあたしのコピーがどうやらセイルーンで何やらしでかすというらしい。
んなの、ほっとけるか!
何が何でも、ことが起こる前に自分で処理しないと!
絶対に姉ちゃんの耳に入ることがあってはならない!
うん。
断じて!
「とにかく!さ!いざセイルーンにむかって、いくわよ!」
渋るガウリイをがしりとつかみ。
そして
「わが身のうちに眠りし四界の欠片よ その縁にて われに更なる力を与えよ…」
増幅呪文をつむぎだす。
なぜか、どうやらあの時、ルークとの戦いにおいてあたしが噛み砕いたデモン・ブラッドは、あたしの中にと吸収されてしまったらしく。
つうか、いまだに何でダイヤモンドよりも硬いであろうあの石が、簡単に砕けたのかわかんないけど。
とりあえず、増幅器が見た目的にはなくなったものの。
実質的にはそれほど困ることはなく。
いや、というか、自分の中に欠片が吸収されたからか、
普通に増幅呪文を使わなくても、ある程度の魔力容量アップになっていたりする。
「翔封界(レイ・ウィング)!!」
そのまま、飛行の術を唱え。
セイルーン方面にと続く街道にむけて。
あたしはガウリイをつかみつつ、行き先を変更するために。
そのまま、そちらに向かって空を翔けてゆく。
「その穴をのぞいてみてください。」
何やらここヴォルン村の町外れ。
そこにあるちょっとした広場。
その先に何やらちょっとした穴が開いていたりする。
どうやらその穴の中を覗け、といっているけど。
何があるんだろ?
そんなことを思いつつ、だけども、何か断るのも何だし。
そのまま、穴を覗き込む。
と。
「うっとぉぉお!足が滑ったぁぁぁぁぁ!」
どっん!
「うわきゃ!?」
思いっきりわざと、とわかるほどに。
あたしに体当たりしてくるその村人。
そのまま、あたしはよろけざまに穴の中にと落ちてゆく。
ドスッン!
「いったぁぁぁぁぁ!」
たたた。
思いっきり腰うったぞ・・・・
って!?
「こらぁぁぁぁぁ!痛いじゃないのよ!!!!!!ファイアー・ボール!!!!」
「うどわっ!?」
腹立ちまぎれに放った術は、そのまま。
空高く、うっすらとか今みえている穴の出入り口。
つまりは天井にむけてそのまま進んでゆく。
何か穴の上から声が聞こえたような気がするけど、関係ないし。
「その穴に住み着いているコブリンをどうにかしてください。そうしたら、穴から出して差し上げます。」
何か上の方から別人の声がしてきたりしてるけど。
「つうか、それが人にものを頼む態度かぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
姿の見えない声の主にむかって思わず叫ぶ。
まったく、何てことをしてくれるのやら。
いきなり人を穴の中にと叩き落すなんて。
当たり所がわるかったら死んでるぞ・・・
事実、あたし、腰うったし・・・・
あとでみっちりとそれなりのお礼はしちゃる・・・
そう、心に固く誓いつつも。
と。
ふとみれば。
あたしを取り囲んでいる数匹のコブリンたち。
・・・・・・・・ちょうどいい。
こいつらで今のストレス発散v
「ディル・ブランド!!!!」
チュドゴォォン!
あたしの放った術はコブリンたちの足元から、大地を巻き上げ、そのまま、コブリンたちはといえば。
穴・・・つまりは、どうやらこの穴は横に長く伸びている洞窟らしき場所につながっていたらしく。
洞窟の天井に思いっきり各自その体をぶつけていたりするけども。
「うきゃぁ!?」
・・・・ん?
何かコブリンたちに混じって人の声がしたような気がするのは・・ま、気のせいよね。
うん。
そんなことを思いつつ。
だけども、とりあえず、どうやれば、この穴の中から出れるのかもわからない。
何か空中に浮かぶ術があったような気もしなくもないけど。
思い出せないし。
「とにかく、奥に進んでいくしかないか。」
そんなことを思いつつ、なぜか累々と気絶しているコブリンの群れを。
そのまま踏みつけがてらに奥にと進んでゆく。
と。
「ふぎゃ?!」
????
コブリンの声ではないような声が足元から。
「ったぁぁあ!人を踏まないでくださいぃぃぃぃぃ!」
何か足元から抗議の声が聞こえてくるけど。
ふと、思わずしたを見れば。
そこに、緑色の物体とは別のなぜか服が転がっていたりする。
その服の中になぜか柔らかい何かの感触。
「うどわっ!?」
おもわずそのうえから足をのけると。
むくっ。
その物体がやおら起き上がり。
そして。
パンパンパン。
何やら起き上がりつつ服の汚れを払いのけていたりする。
そして。
「あ!やっぱりリナさん!お久しぶりです!私もコブリン退治のお手伝いをさせてください!」
何やら元気な少女があたしにと話しかけていたりするけど。
・・・・・・どーやらさきほど、コブリンたちを吹き飛ばしたときに。
この人も一緒くたに吹き飛ばして気絶させてしまっていたようだけど。
あたしは悪くない、断じて。
うん。
「・・・・・えっと・・・・誰?」
ずがしゃ!
あ、こけた。
あたしのその言葉に何やらそのまま地面に頭からこけているこの女の子。
肩にかかるかかからないかの髪に、不似合いな長剣。
「リナさん!ひどいです!せっかく、リナさんが一人でコブリンを退治に向かった。って聞いたから。
少しでもお手伝いしようとおもってやってきたあたしに対して。
そんな・・・・吹き飛ばしただけでなく、足蹴りまでして、しかも覚えてないなんてぇぇぇ!」
何やらその場でわっと、顔を覆いつつもなき始めるし。
いやあの・・・・泣かれてもこまるんだけど・・・・
「いやあの・・・・・。泣かれても・・・・。というか、あなたのことだけでなくて。
あたし今、自分の名前すらも思い出せないのよ。え・・えっと、泣かないでね?それで、あなた・・・・誰?」
とりあえず、このまま、というのも何なので、事実を伝え。
落ち着くようにと促してゆく。
そんなあたしの言葉に。
しばし、
ひっく、ひっく。
すすり泣きをしていたこの女性は、涙を拭きつつ。
「そうなんですか?・・・・私、キャニーです。リナさん、本当に覚えてないんですか?」
何やら疑いの眼で聞いてくるし・・・・
「つうか、それあたしが聞きたいわよ!?というか、何!?あたし、あなたと知り合いなわけ?」
そんなあたしのもっともな疑問に。
なぜか一人納得したような表情をし。
「そうだったんですか。てっきり私はリナさんが私にかかわりたくないからって。意地悪してるもんだと・・・・。
ええ、私とリナさんは知り合いです。以前、兄の仇をとるのを手伝ってもらったことがありまして。」
何やらにこやかにあたしにと説明してくるこのキャニー、となのったこの女性。
うーん。
どうやらうそはついてないようだけど・・・
「で?」
でも、何でそんな子がここにいるわけ?
「実は、叔父の所にお使いに来たところ、リナさんが一人でコブリン退治に向かった。とお聞きしまして。
それで、少しでも手助けできたらなぁ・・・・と。まさかいきなりコブリンごと吹き飛ばされるとは思いませんでしたけど。」
何やらそんなことをいってくるし。
「気のせいよ。・・・・そう、あなたキャニーっていうの。いっとくけど、手伝う、といっても、何も出せないわよ?」
あたしの至極もっともな意見に。
「そんな、リナさんからお金を取ろうだなんて思ってませんよ。私もまだ死にたくは・・・・」
「どういう意味じゃい!!!」
そんなキャニーの言葉にすかさず突っ込みをいれる。
まったく、この人はあたしを何だとおもっているのやら・・・・
「とにかく、ご一緒してもいいですか?」
まあ、一緒に退治したい、というんだったら、断る必要もないし。
「ま、いいけど。でも、何がでるかわかんないわよ?」
コブリンが住み着いている、とはいっても。
まあ、コブリン程度ははっきりいってからかうと面白いような生き物である。
そんな脅威を感じるほどではないにしろ。
だけども、こんな人里近くに巣を構えるなどとは聞いたことがない。
おそらくは。
コブリンたちをまとめている、もしくは操っている何か、がいるのは一目瞭然。
・・・・・何で記憶ないのにそういった知識は残っているのやら。
まあ、記憶喪失、というのはそんなものなのかもしんないけど。
「とりあえず、奥にいってみましょ。」
何かいいまわしだと、この子、この洞窟の出口も知ってるみたいだし。
とりあえず、コブリンをそのままにここから出る、というのもひとつの手だけど。
コブリンごときに恐れをなした、と思われるのははっきりいってかなり心外。
こうなったら、ここの洞窟ごと吹き飛ばしてコブリンを抹殺する、という方法も思ったりもするけども。
それだと下手するとあたしまでもが生き埋めになっちゃうし。
とにかく、コブリンを束ねている、もしくは操っている存在をどうにかすれば。
いつも簡単に小心者のコブリンはこんな人里近くからいなくなるのは明白で・・・
そんなことを思いつつ。
とにかく、あたしは洞窟の奥に、奥にと進んでゆく。
ここはどうやらかつては人の手が入っていたらしく、何やら地下にと続く階段などがあったりするけど。
まあ、こういった洞窟なんかは、よく盗賊などが利用していたりすることが多々とあるので。
別に不思議なことではない。
つうか、んないらない知識はどうでもいいから、とにかく、あたしの記憶・・・・誰か帰して・・・・
誰ともなくそんなことを思いつつ。
そのまま、洞窟の奥に、奥にと進んでゆく。
こういったときのお約束。
何ごとも、「ボス」というか、仕切るものは一番奥にいる、というのがセオリー。
まあ、コブリンのような小物を操っているような輩ならなおのこと。
お約束の決まりごとにのって行動してるはずだしね。
そんなことを思いつつ、かるい、簡単なあたしとこのキャニーの出会いの話なんかを、キャニーに教わりつつも。
とにかく洞窟の最深部にとたどり着くあたしたち。
と。
「おーほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっ!おーほっほっほっほっほっほっ!」
何やら洞窟の奥から頭に響く高笑いが・・・・
「・・・って、ナーガさん!?」
何やら驚愕の声を上げているキャニーに。
・・・・・・・・・何つーか、あたし、ものすっごく逃げ出したい衝動に駆られるんですけど・・・・
高笑いがだんだんと近づくのと同時に、ガンガンと頭が痛むような錯覚。
というか、本当に痛くなってるし。
何か本能的にかかわりたくない、という信号すらまででていたりする。
やがて、洞窟の中にと延々と響き渡るその声の発生源にとたどり着いたあたしの目にと入ったのは。
・・・・・・・・・・・・・・なぜかドクロのネックレスに、はっきりいって布があるのか!?
というような、露出度の高い真っ黒い服。
はっきりいって、そこいらの水着のビキニでももう少し布があるぞ!?
といった服装に棘付きのショルダーガード。
無意味にやたらと大きな胸を揺らしつつ、なぜか一人延々と高笑いしている・・・多分人間の女性。
いや、何かこの物体は人間、というのがしっくりこないような気がひしひしするんだけど・・・・
しかも、何やら横のキャニーはそれに心当たりがあるようだし。
・・・・何かいやな予感・・・・
そんなあたしの予感を肯定するがごとくに。
「あら、キャニーにそれにリナじゃない。
何?もしかして、キャニー、今度はほかの家族の敵討ちとか?まさかまた逆恨みじゃないでしょうね?」
何か親しく話しかけてるんですけど・・・・この人?・・・・
いや、それにその・・・・『逆恨み』って・・・
・・・・・何やらものすごくいやな予感がするので聞かないでおこう。うん。
「・・・・え、えっと・・・・誰?」
あたしのつぶやきに。
「ふっ!おーほっほっほっほっ!リナ!私を忘れたふりしてもそうは問屋がおろさないわよ!
あなたの永遠の最高のライバル、この白蛇(サーペント)のナーガ様のことをね!」
何やらものすっごく高笑いしつつ、そんなことをいってるし。
あ゛あ゛!話が見えない!
つうか!?
何で、コレがここにいるわけ!?
「そんなことより!何でここにいるのよ!?」
あたしの至極もっともな疑問に対し。
「おーほっほっほっほ!疑問ね!リナ、少しあわないだけで勘が鈍くなったんじゃなくて!
ちょっと洞窟の中で道にまよって、ペフィスブリングで穴を掘って進んでいたら、
何だかコブリンたちの群れに突き当たって、実力でコブリンたちのトップに上り詰めたのよ!
おーほっほっほっほっほっほっ!」
いや実力でって・・・・
・・・・・だめだ。
こいつ、きっと、いや、絶対に、常識が通用しない・・・・
あたしの本能がそう告げている。
「あのぉ。ナーガさん、私たち、村の人からコブリンを退治してくれって頼まれたんですよ。」
何やらまったく会話になっていないと思うけど。
何やら、この目の前の・・・どうやらナーガ、とかいう名前らしい人物?にと話しかけているキャニー。
そんなキャニーの言葉に。
「おーほっほっほっほっ!そんなこと、それなら、話は早いわ!
この洞窟にいるのも飽きてきたし、何かコブリンたちが食べ物とかは欠かさずに持ってきてくれるから。
生活には困らなかったけど!儲け話ならこの白蛇のナーガ様ものらせてもらうわ!」
「会話になってないし!?」
あたしの至極もっともな叫びをあっさりと無視し。
「そういうことで、リナ、あなたに依頼を出した人物のところに案内しなさい!
とりあえず、コブリンたちには置手紙でも残しておくとしますか。」
何やらそんなことをいいつつ。
何かそこに、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何でこいつ、コブリン語ががかけるんだ?
絵文字などを掛け合わせた、コブリンたちの間で使われている文字を、何か壁に書いてるナーガ・・・・
・・・・・・・・・・・え、えっと、深く考えないことにしよう。うん。
・・・・・・・間違いなく、断っても無理やりについてくるんだろうなぁ・・・
つうか、これ、前にも何かあったような気がするんだけど・・・
・・・・・・・・本能がそういってるし。
はふ・・・
思わずあきらめのため息をつきつつ。
「ま・・・・まあ、あたしとしてはコブリンがいなくなればそれにこしたことはないけどね・・・・・」
とりあえず、依頼は果たした、ということになるんだろうから。
・・・・・・・・まあ、駆逐したかどうか、というのは別として。
とりあえず。
なぜか、この白蛇のナーガとかいう人・・・らしき物体を引き連れて。
あたしは、キャニーの案内で洞窟の外にとようやく出てゆくことに。
・・・・と、とりあえず。
気を取り直して!あたしを穴に突き落としたやつ!
一発殴らないと気がすまない!
そんなこんなで。
キャニーの話によれば、あたしが洞窟に向かった、と話したのは何かこの村の村長らしいので。
村にと戻りとりあえずは村長の家にとなぐりこみ・・・もとい、話し合いに赴くことに。
んふふふふ。
乙女を突き飛ばした罰はきっちりと受けてもらうわよ!!!!
-第4話へー
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あとがきもどき:
薫:さてさて、二人のリナが邂逅を果たすのはいつでしょう(笑
次回は、ヒドラ退治と、あとはセイルーンかな?
ちなみに、これ、ゲームとはかなりかけ離れてます。
つまり、二人のリナが同時にどんな道筋をたどってゆくか。
にもかかってるんですけどね(こらこらこら!
さって、同時進行でがんばって鏡も完成させますか(かなりまて!
何はともあれ、それではまた次回にてv
2004年6月20日某日
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