まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

みゅみゅみゅ。
突発的に思いついたパロ・・・・打ち込みするかなぁ・・・・。
というか、なぜか、いや、なぜか。スミレちゃん乱入のある話のパロ打ち込み始めてから。
昔考えてたもう一つのスミレちゃんかかわり話しが頭の中にリビートされてます・・・・
でもなぁ・・・・・(ふ・・・)
まあ、とりあえず。(おひ)
手始めにまずは、スミレちゃん、エルさま(まて)と同じ存在の美智絵の話を始めたし(かなりまて!)
次は由香子と同じ存在みたいなものである、聖花の話でも作り始めるかなぁ(おいこらまて!)
何はともあれ、いい加減に二年たったし・・・ページ完成させないと・・・あはははは(汗
ま、そんなことをつぶやきつつ、とりあえず意味のない話をいくのですv

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遥かなる邂逅 〜再起

手に入らないならば、そのまま消してしまえばいい。
それが、彼らの考えであり、そして共通する思い。
確かに人類が生活できる惑星は魅力的ではあるが。
だからといって、自分たちの手に入らなく、ほかの手にわたるくらいならば。
その存在そのものを消してしまったほうが、よっぽどいい、というもの。
そんな考えを持っているからこそ、この宇宙上に生命が住める惑星そのものが、
宇宙上から消滅してしまった、ということに、まだ彼らは気づいていない。
― 人類はいったいどこまで欲深いのか…
たった今消滅したあの地に存在していた数多の命は確かに自分が預かった。
このまま、この『空間』を消滅してしまおうか、とも思いもするが。
だがしかし。
確かにまだこの『空間』にも穢れていない純粋なる澄んだ願いを持っている生命もまだ確かに存在している。
ならば。
自分がすべき行動はどうすればいいのか、いまだに決心がつかない。
普通なら、というかいつもなら、すぐさまに消してしまえばいいだけのこと。
だとは思うのであるが、だがしかし。
実際に間近で、しかも身近に命あるものたちと生活しているうちに、
自分もまた、彼らに感化されてしまったのかもしれない。
そんなことを思いつつ。
傍らで、窓の外をみて、絶叫を上げている大切な友人たち…まさか自分に『友』といえる生命ができるなど。
いったい今までにそんなことは想像だにしたことはない。
いつもそばにいる、『フェアリー』は友人、というより自分にとって特別な存在だからして。
「…フェアリー、状況は?」
ぽつりとつぶやくそんなスミレの声に反応し。
「姫様の指示通り、あの地にいたすべての命は確かに…」
頭の中にと響いてくる声。
これからどうするかなんて、わからない。
わからないが。
だけどもここでこのまますべてを終わらすのは、何か後味が悪い。
「…もう少し状況を見て決めるわ。そのまま待機しておいて。」
「了解いたしました。― 姫様。」
そんなスミレの言葉に答えてくるその声は。
スミレが身につけているとある石から。
そんな会話をしていたのはほんの一瞬のこと。
ふとみれば、自分の横では、
大人たちにと眠らされていたはずの子供たちの姿がコックピット内部にて数名見受けられている。
― あのとき、彼らが脱出させることができたのは、ほんの一握りの子供たちのみ。
まだ、眠っている者たちもいる。
それでも、意思の力の強いもののみが、早くに目覚め、自分たちが生活していた惑星の最後を見ているのは。
いったいその脳裏にどんな思いを思い巡らせているのか。
そんなことをふと思うが。
だが、感じられるのは、戦争に対する怒りと悲しみ…そして、家族を失った悲しみ。
そんなそれぞれの思い。
確かに、この時代で生きるにあたって。
いずれは自分たちも戦いの波に呑まれるであろう。
というのは誰しも想像していたこと。
だが、まさか。
大人たちが自らをも犠牲にして自分たちを逃すなど。
そんなことは頼んでもいなければ誰もが想像だにしていなかったこと。
−いくら消滅する惑星から子供たちを逃したところで、子供たちが生き残れるのか…というその答えは…
おそらくここにいる誰もが答えに詰まるであろう。
― ただ一人、スミレを除いて。
「…お母さん……」
ただ目の前にて真っ暗な宇宙空間に明かりをともしつつ消えてゆく星をみつつ、つぶやくユリ。
「…とにかく、ここは危険よ!爆発の影響でこの船もまたブラックホールの重力場に!」
そう叫んだのはいったいどの子であるのか。
今目の前で起こっている事実についていけない子供たちには理解することなどは不可能。
思わず口をついたその言葉は、紛れもなくスミレのもの。
― 彼らをここで死なすわけにはいかない。
それは、なぜか?といわれれば、自分にもわからない。
だけども…死なせたくない。
というのがその心の奥底にと飛来する。
― 今までこんな思いを感じたことなどただ一度とて存在しなかった。
― いったいこれまてまでにどれだけの世界が滅んでは自らの内にと還ってきたのをみたであろう。
少数の世界では、それぞれにそこを管理する『存在』を作り出し。
そんな彼らに半永久的に『世界』をまかし。
彼らが失敗しても、また次の世界を…というように
ずっとそれらが完全にとその存在している魂そのものの霊体構造というか精神構造、ともいえるそれが、
完全に消滅するまで永久的に使っている。
そんな現状の中で…こんな気持ちになどには一度たりとてなったことがない。
だけども、そんなスミレの言葉に耳を貸せる状態の子供は…この中には存在していない。
いまだ彼らは目の前で消滅していっている自分たちが住んでいた惑星の最後に目を奪われている。
そんな実情。
「…くっ。」
それは、無意識の行動。
普通に考えれば、そのまま少しばかりちょっと力を使えばすむことなのに。
だけども気づいたときにはスミレはこの船のメインルームにと駆け出し。
そしてコンビューターを起動させ。
船を一刻も早くにこの場から遠ざけてゆく。

このまま、ここにこの船がとどまる。ということは。
あの惑星が消滅したことをうけ、そこにあった重力場と、そしてそばにあった他のブラックホールの重力。
そして…惑星消滅のときに発生するエネルギー。
それらが相互干渉を引き起こし…多大なる爆発を起こすことは、スミレにはわかっているがゆえに。
「― 全シールド展開!我が意思のもとに強化!!!!!」
ドッン!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッ!!!!!!!!!!!!

スミレがそう叫ぶとほぼ同時。
船にと多大な衝撃派がおそいくる。

「なっ!?」
「にっ!?」
惑星を侵攻、侵略、そして破壊していたものたちは。
そのことに対する…自分たちが惑星を破壊させることによって生じる出来事を。
簡単なことであるにもかかわらずに見落としていたがゆえに。
それの衝撃に対する防御が間に合わず。
そのままその力の波というか完全なる銀河空間の消滅、そのときに発生するエネルギーにととらわれ。
そのまま、形も残さずにものの見事にと綺麗に消滅してゆく。

星が誕生し、そしてその生涯を終えるとき。
そのエネルギーは別の星を生むゆりかごとなるか、
またはその星の持ちえた重みによって、重力の墓場、ともいえるブラックホールになるか。
一般的には星の最後はそう思われている。
だがしかし。
今起こりえた衝撃派は。
そんなたった一つの惑星規模ではなく。
いってみれば、銀河そのもものの規模。
すでに、この銀河空間の中にはここ以外に惑星は存在しておらず。
それゆえに、この銀河空間内部は確実に消滅の速度を速めていた。
にもかかわらずそれに気づかずに戦いを繰り広げていた大人たち。
銀河、といっても、たったのひとつの銀河ではない。
数多の銀河というか星星が集まってできていた一つの銀河星雲。
それが、最後に残った惑星の消滅により。
― もはや、これ以上の存続をし続けることは、無意味。
そう判断した、この場に残っていたこの『地』の意思が。
そうきめ…そして、自らを母なる元にと還りゆかせることに決めたのは。
それは、スミレだからこそ…否、すべての命の源たる『宇宙の姫』と呼ばれるものだからこそわかりえた事実。
その銀河が消滅するときのエネルギーは、次なる新たな銀河を生成するのに培われ。
いわゆる一般的に【ピックバン】そう呼び証される爆発が起こるのが常識的な定義。
だがしかし。
その内部にそれらのエネルギーを確保することもないただの無の空間しかなかった場合は?
その場合の銀河消滅時に発生する爆発は……

もはや、この地は、確かに。
これ以上、待っていても、回復の兆しは見られないであろう。
それが、自分の中で出した結論。
― だが、しかし。衝撃により、【船】の内部で気絶している子供たち。
― まだ、彼らにこの場所そのものの未来を託しても…まだ、時間を与えてもいいかもしれない。
それが、自らの中で出した結論。
― ゆえに。
「― 汝ら、時くるまでしばしの眠りを与えん……」
その言葉のもと。
― ぴしり。
スミレが乗っているはずの宇宙船は。
その宇宙船ごと、そのまま不思議な透明感あふれるまるでガラスのような水晶のような、そんな不思議な物質にと覆われ。
そのまま、何もない深遠の空間にただひとつ。
ぼつんと静かに漂ってゆく。

確かに、あの世界はもはや末期ではあった。
だからといって、あの地にいたすべての命を消し去るのもまた、それは…
ならば、やり直しの道を与えても、それからどうするかを決めてもまだ……
時は無限大。
自分にとって、時間などあってなきに等しいもの。
「…新たな宇宙が形になるまでしばしの休息をとりなさい…」
その言葉のもと。
何もないはずの空間に、小さな、それでいて凄烈なまでの光がその無の空間を満たしてゆく。

― ビックバン。
人々というか人類、と呼べる種族がそう命名したそれは。
宇宙ができたときに起こった、といわれる、巨大な爆発…

すでに、かつて、そこに存在した数多のものは存在しない。
あるのは。
今からゼロというよりマイナスから発展してゆく新たな世界。
新たな地に、彼らを降りたせ。
そして、再び彼らに再生の道を与えてみよう。
それが、自分の中で出した結論。
― すでに肉体としての存在を失っている魂に関しても。それらに再び活動する場を与えよう。

その決定は、【宇宙の姫(ユニバース・オブ・ザ・ブリンセス)】と呼び証される、彼女のその真相意識かならのか、それとも。
【スミレ】として生活していたその記憶がさせたものなのか。
それは、彼女本人すらもどちらかなんてはっきりとは言いがたい。
だけども。
― 彼らに新たな道を授けたい。
その願いは…心の底から起こる自分の感情。

初めて、といっても過言でなかった。
自分の力とか関係なく、接してくれた存在は。
それは確かに。
自分の力は封印して、ただの子供としていた、というのもあるにしろ。
だが、その経験は確かに、自分の中では新鮮で…
そしてまた。
すべてがわかっていたようで、実際に身近で命あるものたちや、そして命あふれる【存在】に接することが。
ここまでだとは、今までは夢にも思わなかった事実。
今までは、ただ客観的にしか介入しなかった。
それは、自分の力があまりに巨大であるがゆえに。
介入することにより、そこのバランスを崩す可能性があるがゆえに。
それゆえに。
それらのバランスを保つべく特殊な存在やそして部署などを各世界に【創り出した】。
今回の、これは。
はじめはただの思いつき。
そのはずだったのに。
なのに。
近くでかかわればかかわるほどに。
彼らがこれからどうするのか、最後までみてみたい。
そんな思いが到来するなど、思ってもみなかったこと。
だけども。
すでに肉体や物体、物質をもつ生命が存在するには生きるにのは不可能な空間と成り果てたあの世界。
…だから、消した。
すべてを。
はじめから、やり直させるために。

だけども。
すべてを消したわけではない。
あの世界の【存在していた魂】はすべてにおいて、自らが保存している。
一度はその肉体を失った魂ですら。
それは、魂の純粋さによるが。
あるものは、その記憶をそのままに、かつての生前のまま、その【器】を与えてみよう。
それで、新たな【世界】で。
彼らがどんな行動をしてゆくのか。
その行動しだいでは。
やはり、はじめ、まだあの地に普通の人として降り立つ前にと決めていたとおり。
…すべてを消滅させるだけ…

「…さて、ユリさんたち、どう行動してみる?」
まず自らが手を加え、真っ先にとあるひとつの惑星を創り出し、そしてその重力なども安定させ。
ユリたち、というか自分すらも乗っていた船のメンバーすべてを、その惑星にとスミレが移動させたのは。
ユリ達の惑星が滅んでしばらく後のこと。

彼女の手にかかれば、時間概念などは…なきに等しいがゆえに。
まず、無の空間に新たな惑星などが創り出されたたのは。
ユリ達が気を失って。
彼女たちの時間概念からいえば、まだ一時も立っていないときのこと−…
彼らは何が起こったのか理解する暇もなく。
新たな自分たちを待ち受ける運命の中にとその身を投じてゆく…


                        −第9話へー

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あとがきもどき:
薫:うにゅ?今回短いなぁ。まっ、いっか(こらこら
  だって、スミレが一人だけ脱出させられる、という宇宙戦争。
  あれはこの新たな宇宙が発展したときの話だし・・・(まて!
  ・・・・・次回からは、スミレちゃんの一人称・・・になるかなぁ?
  そのほうがらくだし。
  でも主人公は…実はいきなり知らない星にと移動していた子供たちが主人公だったりして。
(つーか。以前この部分をまじでとある某編集部に投稿しようとして清書していたことありの薫…←実話)
  何はともあれ、今回意味不明でしたが。
  ほとんどスミレちゃんの考え?といえるのかなぁ?これは・・・(汗
  何はともあれ、また次回にてv
  んではではv

2004年2月26日某日

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