まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
今回は相変わらず意味不明。
とりあえず次回?から少しはまともにしたい今日この頃……
う~…はやくキタロウ達や妖怪達もだしたいよ~…
何はともあれゆくのですv
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~第6話~
「お世話になりました」
「まあまあ。何もありませんで」
「でも、また羽をつけられてるんですねぇ。はずしたほうがよくありません?」
「あ…あはは……」
とりあえず朝になり、あまり長居をするわけにはいかない。
そういい、朝早くに家をでている幽子とナスカ。
いまだにナスカの羽をつくりもの、と信じて疑わないその台詞にもはや笑うしかない。
かといって本物です、といえばそれだけで騒ぎになってしまうのは明白。
「でもこのあたりではあまりそんな羽はつけないほうがいいですよ?
このあたりには天狗伝説もありますからねぇ。天狗様と勘違いされたら大変ですよ?」
いまだにこのあたりにすんでいる人達は天狗、という存在を信じている。
事実、ときどき目撃情報などあるのだから信じるもなにもそれが当然、とおもっているのであるが。
「ナスカお姉ちゃん、幽子お姉ちゃん、またね~!」
そんな二人ににこやかにあいさつをしている真吾。
「で、本当についていったらダメ?」
真吾とすれば彼らがどこにいくのか気になってしかたがない。
「真吾ちゃん、あまり無理をいわないの。今日はお父さんの編集担当さんがくるからいいこにしててね」
「…は~い」
しゅん、となる様子をみていれば離れがたくなってしまう。
それゆえに。
「とにかく、お世話になりました」
一通りお礼をいい、その場を立ち去ってゆく幽子とナスカ。
とりあえず人気のない場所にまででむいた後に魔界と通信してトンネルを開いてもらう。
視えない学校は悪意あるものに気付かれないように特殊な空間に位置している。
それゆえに特殊な方法でしか行き来ができないのも事実。
二人をしばらく見送りつつも、
「さ。それじゃ、家にはいりましょうか。…あら?真吾は?」
ふとそこに真吾の姿がないことに気付いて声をだす。
「途中までお見送りについていったんじゃないの?」
「ふぎゃ~!!」
「はいはい。えっちゃんはミルクの時間ですね~。…まったく。しょうがないお兄ちゃんですね~」
そんな会話の最中、抱いている赤ん坊がなきだしあわててあやす。
「まあ、お腹がすいたらもどってくるわよ。真吾ちゃんは。それよりコハル。朝ご飯の用意てつだいなさいね」
「は~い。お母さん」
ぐずる赤ん坊をあやしつつ、それぞれに彼らは彼らで家の中にとはいってゆく――。
とて…とてて……
「ダメっていわれたけど、ついてきちゃった……」
ふと、何かに呼ばれている感覚をうけた。
そしてそれらは彼女達がむかっている先から、そう確信がもてた。
だからこそこっそりと後をつけた。
もっともこちらは二歳の子供。
彼女達の歩みとは程遠い。
それでも、完全に閉じかける前の扉らしきものに足を踏み入れた。
「これって魔界トンネルなのかなぁ?やっぱり……」
きょろきょろと周囲をみわたしても様々な表情をしているであろう壁石がぎっしりと敷き詰められている。
産まれいでたときの知識でそれらのことは知っている。
同じ地上にありながらも次元の異なる空間に位置している場所。
そういった場所はいくつかあり、魔界もそのうちのひとつ。
魔界の中もいくつかにわかれており、悪魔界はそのうちの一角にすぎない。
そして人間界と魔界の狭間。
その位置に存在しているのが妖怪達のすむ世界。
そしてその狭間には様々な生き物が存在している。
ひとつの星系にそれぞれひとつ。
そのように設定され創られている。
もっとも、ほとんどの存在がそんな詳しいことまで知るよしもないのであるが。
長らく続くと思われた道の先にやがてほんのりとみえてくる明かりがひとつ。
「あ。どうやら出口みたい」
そのままとてとてとその明かりにむかって真吾は足をすすめてゆく。
「よくみつけてきたのお。ナスカ。それに幽子よ」
よもやこんなに早くみつけてくるとは。
それゆえに驚きを隠しきれない。
「今、リアの花は精霊達によって隠されていると聞き及んでおったが。
まだ黒い霧の力の影響はでてはおらんかったかの?」
リアの花のもつ魔力というか霊力はすべての存在に有効性がある。
それゆえに悪にくみするものにも力をあたえることも可能。
「え?あの……」
「ファウスト博士。それよりリアの花を一刻も早く」
戸惑いながらも動揺を隠しきれない幽子にかわり、いちはやくナスカが手にした花の入った小瓶を差し出す。
彼女達の目の前にいるのは白いひげを生やし、長い白い髪をたくわえた一見したところヒゲと髪。
それらが動いているしかみえない小柄な老人。
「おお。そうじゃったそうじゃった。とにかく新鮮さが失われてはせっかくのリアの花の魔力もきかなくなってしまう。
これよりしばらく儂は書斎で調合をおこなうがゆえにみんなは各自自習をするように」
とりあえず今必要なモノは手にはいった。
それゆえに幽子の表情変化に気づくことなくいそいそとナスカより小瓶を受け取り、
自室も兼ねている書斎にとそのまま入ってゆく博士、と呼ばれた小柄な老人。
そんな彼の姿を見送りつつもほっと一息をついているナスカ。
「もう。気をつけないとだめじゃない」
「ごめんなさ~い」
もしも黒悪魔が襲ってきたことがわかれば、いもずるてきにあの男の子のことも知られてしまう可能性は高い。
「あの子のこと、博士にしられたらそれこそ目の色が絶対にかわるわよ」
幼いながらに召喚もでき、さらには精霊達とも心をかよわせ、さらに信じられないことに台地の女神とも交流があるらしい。
そんな希少価値ともいえる子供をあの博士がほうっておくはずはない。
「ほんと。連れてきてたら大変なことになってたでしょうね」
「…まさか、ついてきてないわよね?ナスカちゃん?」
「まさか……。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一応確認してみましょ」
「…賛成」
どうも不安がぬぐえない。
それゆえに自分でいっていておいてしばし無言になりつつも、お互いにうなづきあう二人の姿。
気のせいであってはほしいが、なぜかあの子供が近くにいるようなそんな感覚が二人の中に確かにあるのは事実なのだから――
「この空気…ここ、やっぱり魔界みたい」
きたことはない。
けども判る。
ここが魔界の一部である、ということが。
「魔界の中の静寂の草原の中…かな?」
体の中の、否、魂の中の魔力が呼応しているのがわかる。
見上げる空には見慣れた太陽とは別のものがうかんでいる。
白みがかった空気に包まれ、周囲には様々な形の石柱が垣間見える。
「…あれ?ここって……」
かつてここには神殿があった。
そして神殿の中心ともいえる城にかつて命を与えたのはいつだったか。
「…?」
なぜ、命をあたえた、などとおもったのであろうか。
それゆえに自分でおもったことがわからずに首をかしげる。
その城はいつのまにやらとある呼び方が定着していた。
そして、それは……
「…視えない…学校?」
やがて伸びた石の道の先にみえた建物の姿をみとめ思わず立ち止りつつもつぶやく真吾。
赤い屋根にそれぞれにある大きな瞳。
一度でもみたら忘れようのないその姿。
「あれ?だけど……」
たしかあの建物は空をも飛べる能力をもっていたはず。
なぜかはわからないが、たしかに判る。
それゆえに何だか違和感を感じざるを得ない。
「…僕を呼んだのは…君?」
それだけでない。
感じる声はあと二つ。
ひとつはとてもなつかしく、そしてひとつは産まれたときに聞いた声。
とにかくそれらを確かめるためにも進まなければ。
そう思い、視界の先にとみえている建物にむかい小さな足をすすめてゆくことしばし。
やがて一見したところ崖のしかみえないその場所に道が出現し、その崖の先にと道をつなげる。
その道をたどってゆくと目の前に先ほどみえた建物がでん、とそびえたっているのがよくわかる。
建物の前で見上げる格好になりつつ物思いに一時ふけってしまう。
やはりきたことがないはずなのになつかしい。
それどころかどこに何があるのかもすべてわかる。
だけどもこういうことはよくあること。
すでにもう慣れた。
あまり悩んでもどうにもならないのは二年の間に学んでいる。
これからそういうことは多々とおこってくるのであろう。
と。
「…あ」
ふと聞こえてくるとある音。
どこかとてもなつかしく、またとてもさみしくもあるその音律。
その場ですっと立ち止まり目をとじる。
この音はどこからきこえてくるの?
あのとき、違和感のない品物としてあの形を選んだ。
そしてその形は今の現代においても引き継がれている。
「とにかく、はいってみよっと」
しばし立ち止り建物をみあげていたものの、そのまま建物のほうにむかって歩きだす。
真吾が建物の目の前にくるのと同時、ただの壁であったところに入口のようなものが出現する。
そしてその入口からまるで真吾を招き入れるかのように道がつくられる。
その道に吸い込まれるようにして小さな体は建物の中にとはいってゆく――
「ふむ。であるからして……」
とて。
とてぽてとて。
本を片手にてくてくとあるく。
ぱっとみため、ちょっとした大きさのまるっこい何か。
しかし見た目は愛嬌がある、というよりは何ともいいがたい姿をしており、
一部では彼の姿をみたものは発狂する、とも伝わっているがそれは彼の種族のごく一部の存在を示している。
手にした本に夢中になるとどうも周囲がみえなくなってしまうのが彼の性格。
それゆえに周囲で何がおこっても気づくことがない。
と。
「うわっ!?」
「わっ!」
ぼてっ。
ころっん。
本をみながらあるいており、足元がおろそかになっていたせいか何かにつまずきおもわず倒れる。
それと同時に何か小さな声が同時に彼の耳にときこえてくる。
「びっくりした~……。って…あれ?もしかしてヨナルデパズトーリ?メキシコの木の精霊だよね。たしか。
僕、よそみしてて。ごめんなさい。怪我ないですか?」
正確にいうならば目をつむり声なき声に導かれて進んでいたがゆえに前をよくみていなかった。
それゆえに前からあるいていたくりっとした大きな目に長い毛とも髪ともとれる容姿。
ちまっとした小さな手足をもつその彼にとぶつかってしまったらしい。
ぽてっところがったもののいそいでおきあがり、手足をばたつかせている彼にと手を伸ばす。
全体的に丸みを帯びた体ゆえに彼はなかなか起き上がれない、という特性をもつ。
「いやぁ。びっくりしたアル。…って、…子供?」
ここではみたことのない子供である。
というかこの学校の中にどうしてはいってこれたのやら。
しかし、悪魔の子供にはどうしても思えない。
どちらかといえばありえないことではあるがどうみても人間の子供の感じをうける。
しかしここに人間がやってくるのどありえない。
「…って、ああ!これって四界大辞典!お兄さんのもの?ねえねえ、みてもいい?」
ふと足元に落ちている本に目をとめきらきらと目を輝かせて思わず懇願するようにとといかける。
「うん?なんじゃ。小さいのに四界大辞典をしっておるのかアル?」
あまり一般的でない、というかこの本の存在はかなりその手の知識にたけていないとしるはずのないもの。
それゆえにおもわずといかける。
「うん!前から実際にみてみたかったんだ~…ダメ?悪魔大辞典や精霊大辞典はもってるからよくみてるけど」
昔、召喚魔術を試しにつかったときになぜかでてきた本がいくつか。
精霊大辞典は一年ほどまえにとある存在からもらったもの。
「ほう。小さいのになかなか博識の子じゃのぉ」
「四界大辞典はかつて四界の知識人達が協力してつくった書物の写しなんだよね。
現代にわたってもまだ追加記述がふえてて完全に完成してないという」
「しかし、悪魔大辞典とかは古書物とかでも手もはいるが、よくまあ希少価値の高い精霊大辞典などもっておるアルなぁ」
どうも感覚からして嘘をいっているようにはまったくみえない。
「昔ユリアお姉ちゃんからもらったの。ヨナルデパズトーリのお兄さんはもってないの?」
「当然、もってるある。しかし、…ユリア?」
一瞬、ユリア、の名前で思い浮かんだのは台地の女神ユリアナの名前。
しかしそんなことがあるはずもない。
目の前の子供からは悪魔の気配はまったくもって感じさせられない。
しかし子供の目をみていればそれらはどうでもよくなってくるのも確か。
この子供はみているだけでそういったわずらわしいような思考などをかき消してしまう。
「ねえ。これ読んでみてもいい?」
きらきらきら。
手を合わせてまるで懇願するようにいわれては断ろうにも断れない。
「それはかまわんのじゃが……」
「ほんと!?ありがと~!」
ぱっとその言葉に目を輝かせ、すとん、とその場に座り本を丁寧に開いている真吾の姿。
そんな真吾の姿をみつつも、はっと我にと戻り、
「そういえば、何で君のような子がここに……」
「って、ああっ!真吾くん!?」
ヨナルデがいいかけるとほぼ同時。
背後のほうから投げかけられてくる声がひとつ。
ふとその声にふりむけば小さな女の子が一人。
しかし、声をかけられた当の子供…すなわち真吾は気づくことなく先ほどから本に没頭していたりする。
「うん?なんじゃ。幽子のしりあいかの?」
その声のしたほうを振り向きそんな女の子に声をかけるヨナルデパズトーリ。
「え。えっと……」
確かに知り合いといえば知り合いではあるが、どうこたえていいものかわからない。
彼に見つかっている、ということは博士に話しがいかない、とも限らない。
「とりあえず豆幽霊ちゃん。ナスカちゃんに連絡してきて」
「「は~い。鳥乙女に伝言~」」
幽子がいうと同時にその髪の中から数匹の幽霊が出現しその場からとびたってゆく。
「ふう。満喫v…あれ?幽子お姉ちゃん?」
パラパラとものすごい速さで本をめくっていた真吾がふと顔をあげそこにいる幽子に気付いて声をだす。
「あれ?じゃないわよ。真吾君。私たちの後をついてきてたの?」
「うん」
「「うんって……」」
幽子の問いかけににっこりと悪びれもなくこたえる様子に思わずヨナルデと幽子の声がかさなる。
「あ。そういえば。ねえねえ。ニ千五百二十五ページに何かたべもののカスがはいってたけど。
あれって何かのシオリがわりか何かなの?」
そんな二人の様子は何のその、少し首をかしげつつ、小さな両手で本をもちながらヨナルデに差し出しつつもといかける。
そんな真吾の言葉に、
「なんじゃぁ?!もしかして今の短い時間にもうそこまでみたんかアル?!」
本の厚さはかなりのもの。
しかしページを指定していってくる、ということはそこまで飛ばして読んだのか。
「?全部みさせてもらったけど?だってみてもいいっていったでしょ?」
真吾とすればそんなヨナルデの問いかけが不思議で仕方がない。
全部読み終わったからこそ本を差し出しているというのに。
「全部って…」
本をみはじめてからさほど時間はたっていないはず。
しかしこの子供はうそをついているようには到底みえない。
「それより真吾君。何でついてきちゃったの?お家の人が心配するわよ?」
幽子の心配も至極もっとも。
そんな幽子の問いかけに少しばかり首をかしげつつ、
「あのね。誰かが僕をよんでるの。その声を探してついてきたの」
幽子に対してそう答えている真吾の姿。
事実、その返答は確かにあながちまちがってはいない。
しかしそれが意味することは幽子達にわかるはずもない。
「幽子。この子は……」
ヨナルデが幽子に詳しく聞こうとしたその刹那。
ばさっ。
彼女達の頭上から聞こえてくる羽の音。
「あ。ナスカお姉ちゃん」
その羽音に気付いてみあげた真吾がにこやかに話しかける。
「やっぱり!まさかとおもったけどついてきてたのね……」
真吾の姿をみとめてため息まじりにいいつつも舞いおりてくる鳥乙女のナスカの姿。
「なんじゃ。いったいどうなってるのか説明してくれんかのぉ~……」
一人、意味がわからずに戸惑うヨナルデパズトーリの姿がしばしその場においてみうけられてゆくのであった……
「…なるほど、のう」
ナスカから説明をうけて思わずうなづく。
この小さい子供はやはり人間である、というのも驚くことではあるが。
彼女達があまり時間をかけずにリアの花をとってこれたのはこの子の協力があったかららしい。
精霊達とも仲がいい、というこの子供。
確かに普通の子供ではないのであろう。
「真吾君…といったかな?今何歳あるか?」
「二歳」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
にっこりとほほ笑まれて即答されたその言葉におもわず無言。
「ね。学者。博士にはだまってて。この子まだこんなに小さいし、変な騒ぎになったらかわいそうだし」
ナスカの言いたいことは何となくだがわからなくもない。
「ガク、シャ?って名前なの?」
「ううん。アダナよ。ものすごい博識なのでみんなそうよんでるの」
「ふ~ん。でもその呼び方何だかいいね。僕もそうよんでもいい?」
「それはかまわんであるが…しかし。博士がよく気づかないものじゃのぉ……」
すぐに誰かがこの学園の中に入り込めば博士には今まで筒抜けであった、というのに。
このたびのこの子供に関してはその様子がまったくみえない。
もっとも、それはこの建物そのものが彼の存在を報告していないからに他ならないのだがそんなことは彼らにはわからない。
どうもこの子供におねだりなどをされると何でも許可したくなってしまう。
自分をまっすぐにみてくれる子供、というのもとても珍しい。
同じ種族の中ですら自分は変わりもの、としてまっすぐにみてはもらえなかった。
自分を正面からみてくれたのはこの学園を管理しているファウスト二世博士くらいなものである。
そして、一緒に勉学に励んでいる仲間と。
「学者のお兄ちゃん。まだほかにもいろいろな本あるの?僕みたい!」
「真吾君~。それより早くもどらないと。おうちのひと絶対心配してるわよ?ね?」
何か本に興味があるようで瞳をかがやかせている真吾に対して説得を試みているナスカ。
「あ。またよんでる。僕ちょっといってみる!」
「あ、ちょっと!」
ふと何かに呼ばれたかのように顔をあげ、ぱたぱたといきなり走り出す真吾に対し、
あわてて制止の声をかけるもののその姿はなぜか瞬く間にみえなくなってしまう。
「何であの子は視えない扉をくぐっているのであるか?!」
「そんなことより!はやく真吾君においつかないと!」
真吾が消えた場所はみためはただの壁。
しかしその壁には扉があり、学園の意思に認められなければ開くことはない。
その扉をかるがると超えている真吾に対し驚きと戸惑いを隠しきれないヨルナデ。
ナスカ達からすれば、精霊にすらなぜか認められていた真吾の姿をみているのでさほど驚いてはいない。
何となくではあるがそれが当然でもある、というような気になっているのも事実。
しばしそんなやりとりをかわしつつも、幽子、ナスカ、ヨナルデバズトーリの三人は真吾の後を追ってゆくのであった……
――第7話へ
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あとがきもどき:
う~む…客観的視点からでなくて別の視点でいくべきか……
真吾の一人称だと周囲がでないしなぁ…
どうも光景がきちんと表現されてない、と自覚中……
とりあえず、ようやく山田真吾君の登場!の予定ですv
ではまた次回にてvv
2010年3月18日(木)某日