まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

さてさて。ギアスの二部がアニメで始まりましたねぇ。
とりあえず、ロロの設定もこれに取り入れですvええv
もっとも、彼が出てくるのは行政特区の回の後……かなり後です……

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自分たちがいなくなっても平和に暮らしている。
そう信じていた。
下手に視たりしたら会いたくなる。
だから、彼女たちのことは視なかった。
それがどのような結果をもたらすかなんて考えていなかった。
だけど、年月はいやおうなくも過ぎてゆく。
人の想いや行動、そして真実をも飲み込んで。

 ~~

あ…頭いたい……
周囲を何となく視てみた。
不安的中、というか、どうしてこう……
今からあわててこの場から離れても逆にそれは危険が増す。
と、とりあえず。
ピピ。
すばやく携帯にと電話を入れる。
「あ。お兄様。私。あのね……」
近いうちにこの河口湖のホテルで何かがあるかもしれない。
具間みた未来の一つにそのような情報があった。
その旨はすでに兄、ルルーシュに伝えてあるリナリー。
それがいつのことになるかはわからなかったにしろ。
まさか、まさかそれが今日この日になるとは夢にもおもわなかった。
『って、今すぐにそこから離れるわけにはいかないのか!?』
驚いたような、それでいて心配した声が電話の向こうより聞こえてくる。
「私とナナリーだけならいざしらず。シャーリーさんたちは私の力知らないからそれは不可能だし」
下手に力を知られるわけにはいかない。
どこから情報が漏れるとも限らない。
『判った。すぐにレジスタンスたちに連絡を取ってそちらに向かう』
「うん。こっちはこっちでどうにか相手を足止めしとくから」
ゆっくりと彼らはこちらに向かってきている。
時間的に昼付近にこの建物に突入してくるであろう。
まさか、こんなに早くに用意しといた脱出用のゴムボートを取り出すハメになるとはおもわなかったし。
ため息つかざるをえない。
って、それより先に、まずはユフィお姉様や私たちのことを相手に知られないようにしないと。
もし、相手がリナリーや、それに自分のことを一度でも見たことがあれば結びつける可能性もあるかもしれない。
特にそれでなくても歳とともにリナリー自身もナナリーも母親であるマリアンヌによく似てきているのだから。

                            ――Go ToNext


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あとがきもどき:
薫:

2008年月某日

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