今回。
スミレちゃんのたくらみ・・・・もとい、計画、みたいなものが、ちょっと判明?
・・・・・ま、まあ、がんばれ、地球人類・・・・いや、GGG・・・・・(汗
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星の輝石 ~第7話:戦いの幕開け?~
西暦2008年。
人類は、今新たに未知なる文明の力と。
そしてまた。
表には出ないものの、一人の天才的な少女の手により、新たな道を歩み始めて行く。
というのが、一部の存在たちの意見。
おそらく、この星、地球にとっては、記念すべき年になったのはいうまでもないけども。
過去から生還した二人の少年。
そしてまた。
少年たちを、そしてこの銀河を救うべく、過去にと旅たったとあるメンバー。
すべては短い期間ではあるが、そんな短い時間の中で起こったこと。
「はい、これでオッケーです。」
パタン。
その手にしている、小型のノートパソコンらしきもの…と傍目にはみえるそれを。
軽く閉じる。
「いやぁ、こんな簡単なことで、全体のセキュリティが向上するとは…」
などと、そんなことをいっている一人の男性。
「あら、はじめからGストーンに収められている内容を把握してれば。地球人類の科学力でもできたはずですけど?」
きょとん、とした表情で傍らの男性にと話しかけている黒髪の少女の言葉に。
「うぅん、どうもスミレちゃんはときどき、まるで、自分が地球人ではないような言い方をするよねぇ。
まあ、でも確かにそのとおりなんだけどね。
しかし、これで、思ったよりも早く、オーピットベースが復活して、更なる侵攻に備えることができそうだよ。」
あの、ソウル十一遊星主との戦いにおいて。
リピット・チャンネルによって、命が感じ取った驚異的な事実。
今まで、彼ら十一遊星主が行動を起こさなかったのは。
Zマスターの関係だけではない。
それは、すでに、赤の星でも緑の星でも危惧され、概念に入れられていたこと。
つまりは。
統括ブログラムシステムであるZマスターの消滅に伴い。
新たな『新種』が誕生することは。
数値の上でもあきらかであったのである。
そして・・・それは、実際にと起こりえた。
だからこそ。
常にこちらの世界を観察しつつも、機会をうかがっていたのが真実。
そして、この地、地球において、新種が浄解されたのをうけ。
…遊星主たちのブログラムは再会された。
それらの記憶は一度、彼らの手に落ちてしまった凱や、そして。
かつての機界新種として目覚めてしまった命の能力により。
ここ、地球防衛隊と、そして各国には伝わっている。
そして。
主たるピサ・ソールを破壊したときに。
読み取った情報は…彼らGGG、否、全人類および有機生命体にとっては。
脅威、ともいえる真実。
自らの不始末は自分たちの手で。
それが、理。
ただ、私はちょっとそれらの後押しをするだけ。
どちらも生きるために行動しているので一概にはいえないけど。
だけども、基本的には純粋なる願いを私は好むこともあることだし。
…まあ、あっちよりこっちの方が様々な進化とかがみれて、面白い。
という事実もあるにはあるけど、それはそれ。
「-用は、すべてのものには、心があるから。
それをもってして、それを読み取れば、何でもできるんですよ。
知らない情報とかを読み取ったり、それを活用したり、とかは。」
昔は大体の存在ができてた当たり前のこと。
だけど最近の存在たちはなかなかに、その心をわすれている、というのもまた事実。
「でも猿頭寺さん。私はただのお手伝いに過ぎませんし。
それに、こんな子供の意見を素直に聞いてくれたここの組織も寛大だとおもいますよ?」
にっこり。
傍らいる男性にと微笑みかけるものの。
「いや、しかし、スミレ君。君の功績はすばらしいよ。護君の確か君は同級生だったよね?彼にしろ、戒道君にしろ。
われわれ大人は君たち未来ある子供たちに助けられてばかりだ。」
横から口を挟んできているのは金の髪をしている一人の男性。
「あら、でも大河長官さん?それらをまとめ、そして、行動を起こすのは、そちらの役目でしょう?」
くすっ。
そんな長官の言葉に思わず笑みがこぼれる。
私がここ、宇宙防衛組織、通称GGGに臨時協力員として招かれたのは。
先日の会議が終わってすぐのこと。
面白いことに、ほかにも『新種』が、元というか、それらにとっては『親』にあたる、
Zマスターを追ってこちらの空間、というか世界にやってきている。
という事実もさらに人々に驚愕を与え。
ゆえに。
各国でそれぞれにそれに関して研究した結果。
出てきた答えはみな同じ。
すなわち。
いくら、機械生命体、とはいえ。
一応あれらにも『心』に近いものはあるわけで。
完全な形のものではまだないけど。
まあ、種族を護るための防衛本能と闘争心は、どの種族にもあることだし。
というか、あるように設定してるし。
その理から外れた『命』が誕生することなどは絶対にないし。
脅威に感じた大人たちが、考え付いたのが。
宇宙子供科学博覧会。
すでに成人した大人などでは考え付かないような柔軟な思考を子供に、可能性のある子供に求めてみる。
それが、毎年行われることと相成った博覧会の裏の実態。
まあ、大人と違って子供は、かなり純粋な心と魂をもっているから。
この私の声…まではいかなくても、自然の声聞ける子供たちはあまたといるし。
実は、大人より子供の発明とかの方が使い勝手的にはいいのよね。
まあ、こきつか・・・もとい、世界をちょこっと管理させたりするもの、子供の方が結構無難、
というか楽…もとい、面白かったりするし。
まあ、そんなどうでもいいことはとりあえずおいとくとして…
「まあ、先日の電磁波の影響で、まだ発達途中の子供たちの脳には。
多大な影響がでてますしね。突発的に脳が活動を始めてる子供たちも少なくないですし。」
先日の、この場所の元となった元なる宇宙空間、というか銀河系。
そこが、未来にあたるこの地から、暗黒物質、
つまりは真空の力というか私の力の一部ともいえるそれを集め始めたのがそもそもの原因。
物質世界において、宇宙空間、というものを形成するにといたっているその物質。
当然それがなくなれば、その場所は急速に、
そう、たとえるならば、風船の中の空気が抜けるがごとくに、一気にと消滅にと向かってゆく。
この星、地球があのような大規模な宇宙の電磁波の中で揺れるにあたり。
それでもあまり被害がなかったのは。
…なんでか、私の怒りが怖いから、とかいう思いが、ここの精霊たちにあったようなんだけど…
まあ、あの程度で何かなるようだったら、それは当然。
それなりの『説教』は必要だとは思うけどねぇ。
ふふ。
「まあ、それも一時的なものだろうけどね。でも、それでもこちらはかなり助かるよ。」
そんなことをいっている、ここ、GGG本部のセキュリティー管理を任されている、この猿頭寺耕介。
最近は、彼女、パビヨンが死んでからは、前よりは少しは身なりとかは整えてるけど。
というか、彼女が彼の傍で、深層心理に語りかけてるのよねぇ。
まだ、この人物、そのことに気づいてないけど。
まあそれはそれとして、事実。
この星がここまで早くに再生、というか、元通りの文明の生活に戻れたのは。
一時的とはいえ、飛躍した、子供や、そして一部の大人たちの思考や行動力。
それらの賜物、といっても過言ではない。
あれから数ヶ月が経過した今。
すでにその一時的な現象は収まったものの。
各国などの復興に活用するのは、それはありすぎるほどの時間。
「とりあえず、データはここにおいておきますから。また何かあったらいってください。」
「うむ。どうやら調べによると、新たな『新種』がこちらに向かっているらしい。との情報は得ている。
…われらの戦力で何としても食い止めねば…」
ラティオとアルマの手によって、新たに彼らにと情報などが伝わり。
簡易的な空間移動装置が開発され。
ゆえに。
今まではここの地球の科学力ではできなかった広範囲にまでわたり。
様々な視点から、防衛の目が光り始めている今現在。
中には、いまだに、ここでいうところの、『ザ・パワー』つまりは。
私の力の一部、ともいえる、ちょっとした端末の力。
まあ、一部、というか、はっきりいって些細、としかいいようのない力だけど。
それを利用しようとする人間とかもいるにはいるけど。
ちょぴっとその力が開放するように仕向けたら。
なぜか面白いまでにきれいさっぱりとその研究からは足を洗ってるし。
あの力に触れて無事だったのは、一応は、それを利用しようとした、『彼ら』が、その理由はどうあれ、純粋なる願いをもっていたからこそ。
そうでないものがあれにさわれば。
あっさりと、力そのものに飲み込まれ、私の元に還る前に存在そのもの、
つまりは、その存在を構成している魂ごと消滅するのは当たり前なのにね♡
何やらつぶやいている長官を横目に。
「それでは、特別臨時隊員、宇空菫。今日のところはこれで。」
いいつつ、ぴっと姿勢をただし、そこにいる全員にむかって敬礼をする。
今の私の肩書きは。
ここ、宇宙防衛組織の臨時隊員。
といっても、もっぱら少しばかり力を貸すのは、ちょっとしたブログラムや、機械などのシステムなどの整備やその起動において。
何しろ、今までのあれだと。
あっさりと負けるからねぇ。
とりあえずは、襲撃してくる予定のあれらの特殊電磁波を防御する力も。
凱とJ以外は持ち合わせてないし。
なので、とりあえずは。
私がいきなりいっても何なので。
ラティオを通じ、そしてアルマの協力のもと、各機動部隊の内部にと組み込まれている、彼らの動力部。
あれを完全なものにと置き換えただけ。
まあ、二人の力を使えば、別に私の力を使うまでもないし。
そんなこんなで、とりあえず、ここ、GGG隊員として、特別に迎え入れられている今現在。
ここからなら、多少、干渉しても、問題はないしね♡
さって、しっかりとあがいてよね。
その命の輝きを証明し、あなたたちの願いが偽りでない、ということを証明するためにも。
張り巡らされている監視映像に。
はじめの『新種』がとらわれたのは。
今から二日前のこと。
一応、あれ、まだ不完全で空間移動が自力でできないタイプだからねぇ。
とりあえずは、ここの戦力を高めるためにも、順番にここにくるように、ちょっと空間でもいじっておくとしましょうっと♡
-続くー
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あとがきもどき:
薫:・・・・・・・・・・・・・・・・・・何かだんだんと菫ちゃん、地が出てるような・・
・・・はっ!?殺気!?(汗
とりあえず、次回で戦闘開始と。あとは、それによる、特殊ウィルスに入りますね。
んではでは・・・・・何だかいろいろといったら、それこそ菫ちゃんが、エル様とか連れてやってきそーなので・・・
今回はこれにて・・・
それでは・・・・・
2004年5月14日某日
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