何か気づいたら。かなり月日があいてましたね(あははは・・・汗)
何はともあれ、いくのです。
問題は・・・・・。第一陣の、エクスカイザー・・・・。あれの短編・・・いくかなぁ(こらこら!)

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            星の輝石     ~第8話:~



もたらされた新たなる脅威の情報は。
瞬く間に地球全体にと普及し。
だがしかし、人類共通の敵がいる。
というのは、今まで些細なことなどで争いなどをしていた国家間の紛争を、はからずしも押しとどめる結果となり。
全人類が一致団結し、その脅威に立ち向かうべく、共同戦線を張ったのは。
ある意味人類にとっては喜ばしいこと、といえることなのかもしれないが。
まあ、確かに、狭い惑星の中。
同じ惑星上に住んでいる生命同士で意味もなく戦うなど、無意味、という以外何者でもないし。
それでもなお、自分たちさえよければいい、という存在もまた、いるにはいるわけで…
まあ、十人十色、ということわざが人間の中にあるように。
確かに見ていて飽きないけども。
「機界新種波動確認。」
ピピピ。
モニターより映し出されるその文字は。
最近の研究により明らかになった、機界新種が特殊な『波動』を発している。
ということ。
まあ、元か元だけに、それの名残は残るのが、進化、というものだしね。
たとえば人間とかでも特有のオーラ、というものがあるし。
それは、様々な存在においてもまた然り。
正確にいうならば気配という次元ではないんだけど。
まあ、その言葉以外の名前がここの科学力ではまだつかめていないことから。
そのような名前で言っている彼らたち。
彼ら、新種生命にとって重要なのは。
すべての物質昇華。
すべてを機械化し、昇華し、宇宙の一部にと変換してゆく。
命を大事に、そしてまた、その命あるかぎり生きようとする生命とはまったく異なる存在そのもの。
だけども、どちらがどちらが正しい、とは一概にはいえないのもまた事実。
彼らとて、それが自分たちにとっては正しい、と思って、この世界そのものをすべて、
無にと還すことを自分たちの役目と思っていたり。
私としては、きちんとそれぞれに与えた命を燃焼させ、次なる道にといってほしいのは山々なんだけど。
すんなりと戻ってきても面白くないし。
だからこそ。
どこまで、命あふれる生命体がどこまでがんばれるか。
これはちょっとした試練のひとつ。
そのままアレラに負けるようであれば、問答無用でここの空間そのものは消滅させるとして。
がんばるようであればそれはそれにて越したことはなく。
もともと、この地の生命は。
自業自得というものの、あのままでいけばすべてが無に還していたがゆえ。
当時の切なる願いによって、彼をあの地に誕生させたのは、ほんの気まぐれ。
そしてまた。
アベルにそのことを教えたのもまた…



「くる!」
「J!!」
自分たちにも敏感にと感じられる。
この地に向かってきているその力の波動を。
それゆえに、その力を感じ取り。
それぞれにと体勢を整えているラティオとアルマ。
この地、地球においては、天海護と戒道幾巳。
生まれた時代はこの時代ではないにしろ。
過去よりこの時代に送り込まれた二人の命。
それは過去からの負の遺産の清算のため。
もともと、あれを作り出したのは、彼らと同じく発展していたひとつの惑星の人々の仕業。
なればこそ、この結末ともいえる、後始末をするのは。
彼らの力を受け継いだ彼らと。そして。
技術などを受け継ぎ、かつてそれらの11個の惑星があった、かの地。
かの地にと同じ場所にと誕生している、ここ銀河系の中にと位置している太陽系。
その中にと命あふれるこの惑星。
惑星―地球。
「接触まであとタイムログ、十分きりました。各自出撃用意をしてください。」
別にモニターなどを触らずともわかるのは、私にとっては当たり前、といえども。
私以外の人々はその感じる能力がいまだに発展していないがゆえに。
このあたりはどうもどうしようもない。
能力をそれぞれに呼び覚ましてもいいものの。
私としてはあまり手をかけずにどこまで彼らががんばれるか見てみたいものがある。
ま、それが、彼らにと化した試練でもあることだし。
すでに戦いが始まってはや数ヶ月。
今のところ、地球規模的に多少は、微々たる被害にも満たない被害らしきものが出ているものの。
それらは、各世界の人々により。
ゆっくりとではあるが確実に復興をゆっくりと成し遂げている。
といっても。
復興してはまた壊され、と続く場所も多々とあったりするけども。
ラティオ、つまり護の口と、そしてまた。
彼のもっているGストーン。
その緑の石の中にと埋め込まれている様々な情報。
それらから、今、この地球の文明は、とある別の力をその手にしている。
それは。
原子配列変換。
原子レベルでのそれらの組織の配列を自在に組み替えることのできるその技術と知識。
まあ、少し間違えばかるくこの銀河そのもの自体を吹き飛ばすくらいの力を生じる力をも生み出せるそれは。
人類にとって諸刃の刃であるものの。
だがしかし、それは確かに未知なるそれでいて希望の力。
原子レベルではないにしろ、分子レベル、または素粒子レベル。
それぞれにとわたり、それらをひとつの法則の元、コントロールすることにより。
かつてない、強度などをもった物質も、この地球上にて精製されている今現在。
地球の軌道上の少し上。
そこにと建設されている、人類の、いや、命ある生命体にとっての生命線。
宇宙防衛その要。
宇宙基地、GGG本部。
その中にと警報がしばし鳴り響いてゆく。
それはもはや、最近、というかここ数ヶ月にわたり、日常的なこと。
警報とともに
白き巨体と、黒き巨体が、緑と赤の光にと包まれて。
深淵なる宇宙空間にと出陣してゆく。
これもまた、すでに日常的な出来事のひとつ。





「できたぁぁぁぁぁぁあ!」
ぐでっ。
……情けないわねぇ…
何というか…まったく…
「よ、ようやく完成したのね……」
なぜか三人ともぐったりとしてたりするし。
彼らに命じていたのは。
自分たちの後始末。
すべては紫の星より始まり、そして今に至るこの現状。
数百億年以上ほど、ほんの些細な少し前。
この銀河系が誕生するきっかけとなった、かつての出来事。
私にとってはほんの先日といっても過言でないそんな時間。
「お疲れさまでした。」
いいつつも、そんな三人。
黒髪の男性に、緑の髪の男性、そして赤い髪の少女。
各自にと紅茶を配っているのは。
「ファー。あまり甘やかさないでもいいわよ。彼らは。
  パピル、何をぐったりしてるのよ。それにアベルも。ほらほら!カイン!とっとと起き上がる!」
なぜかひとつのコトを成し遂げて。
ぐったりとその場にと倒れこんでいる三人の人物。
「まったく…リューシャを見習いなさいよね。」
母は強し。
人間が作り出したそのことわざ。
ある意味、確かにそれは真実。
まあ、そのように子供などを守るべく母性本能、などといったものを創り出したのもまた私ではあるにしろ。
なぜかぐったりとなっている三人とは裏腹に。
カタカタと、キーボードをたたいている一人の女性。
緑の髪に緑の瞳。
といっても、それは力を解放しているがゆえに。
本来は黒髪に黒い瞳の、見た目は優しい雰囲気をもち、
長い髪をまとめてポニーテールにしているその女性。
地球内部と、そして地球外、つまり宇宙空間にて。
地球防衛機構。
そこに勤める人々がこの地を昇華しようとやってきている、新たな【機界新種】の生命たち。
それらと戦いを繰り広げているそんな中で。
私が彼らをここに連れてきてから、といっても過言でない時間率。
かかりすぎともいえる、そんな時間を費やして。
ようやく主たるモノが判明してるし。
「あなた…カイン、大丈夫?それにアベルも?」
私の声とは関係なく、ようやく調べモノが完了し。
床や机に突っ伏している彼らにと話しかけているリューシャだし。
「ああ、何とかな……」
ここ、この地において、創り出している私の家。
そこを拠点とし、とりあえず。
自らの不始末の処理をさせるために。
各場所にと散っている様々な種。
その種を刈り取るべく行動させ、そしてまた。
開発主任でもあったパピルにおいては。
その責任上、それらの主たるプログラムの修復システムと駆除システム。
それらの開発。
そして、初期の生み出されたZマスタープログラム。
それに対抗しようとGストーンを作り出したカインとリューシャ。
この二人の夫婦には。
彼らの息子であるこの地では護、と呼ばれているラティオ。
彼を見守ることと、そしてまた。
様々な場所にと散ってしまった負の要因。
それらを探り出すのが彼らに与えた任務に他ならない。
今、彼らがその力をもってしてようやく完成させたのは。
どんなに進化しようとも、そしてまたそのもん敵がかわろうとも。
元となるモノは何にもましてひとつであるがゆえ。
その元となる根源から消滅させるブログラムシステム。
つまりは。
かつて、三十連太陽系にて発生した、今に続くその要因。
それを削除すべく創り出されたそのシステムは。
まあ、時間がかかりすぎ、といえばそれまでにしろ。
とりあえずは。
なすすべもなく、どんどんと私の中に還ってきているあまたの世界。
それらを押しとどめる一つの手段。
私が手をだせば、一瞬もたたないうちにすべては終わるものの。
やはり、人が招いた結末は、人の手にて解決させたい。
それはこの私の心優しい母心v
「さて、皆さん、休んでいる暇はありませんわ。あの時代に飛び散った粒子と、そしてそれらが進化した過程。そして…」
私が見守るそんな中。
とりあえず、どうにか起き上がり、話し合いを始めている彼らたち四人の姿。
そんな四人の姿を具間みつつも。
「さって、ファー、後は彼らに任せて、いくわよ。」
「は、はい!」
そのまま。
いまだに話し合っている彼らを部屋の中にと残し。
私はそのまま姿をかき消してゆく。
今日は学校の終業式なのよねv

とりあえず。
今こっちにムカッテキテイルあれ。
アレの対応もまた、この人々に任せるとしますかね。
そのほうが楽しいしね♪



                              -続くー


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あとがきもどき:
薫:戦闘状況は省きます(こらこらこら)
   理由、同じものを幾度も書くようになりそーな予感がしてるので(自覚ある人)
   ちなみに、状況的には。この地、地球に、侵略してきた「新種」を倒した、とおもったら。
   すぐに休む間もなくまた次が・・といった具合になりつつも。
   すでに半年以上経過していたりするのが現状です。
   それを頭においておいてくださいな。
   さてさて・・・・次は特殊進化を遂げた「新種」との戦い?もどきです。
   それでは、また次回にて。意味不明ながら・・・

    2004年7月28日某日
 
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