みゅぅ。
これ、見てる人って、いたんですねぇ・・・(しみじみ・・・
何はともあれ、いくのですv
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太陽の光などを元にして。
自己修復プログラムは、より確実に機能する。
そしてまた。
様々な備品や武器に関しても。
それらを修復するプログラムは、確かに存在しているのだ。
だが、それは、一瞬にできることではない。
時間は、必要。
「J。計算では、収縮活動がより早まっている。」
「どうやら…そのようですね。トモロ…」
普通の慣行移動では、間違いなく間に合わない。
この空間から出ることにより、逃れられる、というのはわかってはいるが。
だがしかし。
今、彼らがいるのは、まさに、表現するならば。
海原にと発生している、巨大な渦。
そのまさに中心地帯にいるのである。
その渦から、普通に彼らの力では、逃れることなどは…
「あきらめるな!GGG憲章!第2章!GGGはいかなるときにも、常に希望をもちつづけなければならない!」
いいつつ、隊員、そして、共に戦った戦友でもあり、大切な仲間たちにと。
勇気を奮い立たせるためと声をかけているのは。
彼らが長官、大河幸太郎。
「・・・・・長官!あれを!」
ふと。
誰ともなくそこに、ありえるはずのない光をみつけ。
思わず叫ぶ。
彼らが見たのは・・・・・赤、緑・・・・そして、紫。
その光。
そして・・・・・・
「いきなさい、凱。」
「凱・・・・・・・・・・・がんばれ・・・・・」
…父・・・さん?母・・・・さん?
凱、と呼ばれた青年の耳に、精神生命体となっている、父と母の声が脳裏に響く。
その刹那。
かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
彼らの視界は・・・・・・まばゆいばかりの光につつまれ・・・・
そして・・・・・彼らは意識を失ってゆく・・・・・
星の輝石 ~第5話:~
すべてにおいて、始まりがあれば終わりはある。
それは、永遠、とも思えるほどの銀河などにも、当然寿命、というものはあるわけで。
誕生したときには、ゆっくりと広がり・・そして、滅びを迎えるときには。
ゆっくりと収縮してゆく。
真空物質、暗黒物質、様々な呼び方で呼ばれているそれら。
それらは、いわゆる、風船の中の空気のようなもの。
別の視点からみれば、世界すべては、ひとつの球体。
そのように、創り出しているがゆえ。
「凱兄ちゃん!」
護の叫びにも、目の前の中の物質の中にといるそれらは。
気づくこともなく、そう、いうなれば、まるで、時が止まっているかのように。
「J!」
幾巳の言葉にも、そこにいるそれらは反応を示さない。
「確かに、確かに生命反応は感じるのに…」
「…なあ?天海?これって…あれに、似てない?」
「うん。・・・・・それと・・・・・」
一人、戦っていた、あのとき。
マザーより、知識として、聞かされ、脳裏に映像とともに、流れ出た。
過去の記憶と知識…そして、結末。
そのうちの、とある『物質』に目の前のものは似ている。
そう、衛の脳内ではそう判断がされてるものの。
だが…しかし…
「これは…滅びの力の元になったものと…似通っているものが…」
彼-幾巳とて、その知識は、作られたときに。
すべて、脳内にとインプットされている。
それらは、ここ、地球人類にはまだ到達しきれていない、様々な知識や、技能や技術。
といったものがあるにしろ。
衛としてもそれは例外ではない。
何しろ、彼は、この私が、命ある願いによって、あの地に誕生させた命に他ならないのだからして。
本人は、そのことを知らないけど。
知らないなら、それはそれで…いい。
別に特別な存在、として生み出した、というわけでもないのだから。
「「・・・・・・もしかすると…」」
二人の脳裏にある、記憶では。
今、彼らの目の前にある、この物質を解除できるのは…
本質たる、二つの力。
もともと、彼らのもっている、ある物質も。
すべては、あの地においていた【アレ】より作られしもの、といっても過言ではない。
互いに、何もいわずとも。
無言で顔を見合わせ。
そして。
そのまま。
自分たちの首にとかけられている、ラティオは緑の。
アルマは赤の。
それぞれのペンダントをそれに向けてかざし。
そして。
『レリース!!!!!!!!!!!!』
二人の声が同時に重なる。
パッキィィィィィィィィン!!!!
ふふ。
どうやら気づいたようね。
くすっ。
彼らの周りに澄んだ音が鳴り響き。
割れた、それらを守り包み込んでいた物質が、そのまま、空間にと掻き消えてゆく。
そんな様子を視つつ思わず笑みを漏らす私の様子に。
「?スミレちゃん?どうしたの?」
ふと、話しかけてきている一人の少女。
「ああ、何でもないのよ。」
そう、何でもないわ。
すべては、ここから始まるのだから。
宇宙空間に掻き消えてゆく、クリスタルの結晶体。
そして。
その中からは・・・
「J!!!!」
「凱兄ちゃん!みんな!」
見知った、機体と、そしてまた。
白い戦艦に、金色の機体。
思わず二人同時に叫び。
そのまま、彼らの元にとたどり着くものの。
「・・・・・・・・・・・いき・・・・てる?」
「J!トモロ!」
宇宙空間に漂う、その姿。
二人同時に力を解放し、彼らを包み込む。
・・・・・生命反応は・・・・・確かに。
彼らはまるで、長い眠りについているかのごとくに。
話しかけても返事はないものの、だがしかし。
確かにその命の鼓動は、二人の少年にとしっかりととらわれてゆく。
「とにかく!連絡を!!」
「それより、早く地球に!」
彼らだからこそ、宇宙空間でも活動できる。
普通ならば、普通の人類ならば、宇宙空間では、活動などできるはずもない。
そのまま、力を解放しつつ、ゆっくりと。
彼らをつれて、地球にもどってゆく、二人の姿が。
宇宙空間の一角にて、しばし見受けられてゆく。
「?あれ?あれ…何だ?」
「うっしー。何があるの?」
そんな会話をしつつも、天体望遠鏡を覗き込む少年たち。
そこには。
宇宙の星空に、淡く、それでいて、しっかりと輝く、赤い光と緑の光。
「あ、あれって、きっと、護君と戒道君だよ。」
そうつぶやく、ピンク色の髪の少女の言葉に。
「…って、あの光の中!?あれって、もしかして、GGGじゃないか!?」
そこに見えるのは…
確かに。
見覚えのある機体。
かつて、木製にと彼らが出向いていき、勝利を勝ち取ったのは。
数年前のことではあるものの。
誰の目にも焼きついている。
今自分たちがこうして、生きているのは、彼らの活躍のたまものであるがゆえに。
「はいはい、みんな!騒がないで!!!とにかく!おちついてぇぇぇ!」
その姿をみつけ。
騒ぎ始めた生徒たちを。
どうにか収めるために奮闘する、クラス担任でもある女性の姿が。
私たちのいる、ここ、宇宙科学センターの一室にて。
しばし、見受けられてゆく。
ゆっくりと。
それでいて、確実に。
赤と緑の光につつまれた、その【もの】たちは、やがて。
大気圏を抜け・・・・・ここ、地球上にと降り立ってゆく。
そして・・・・・・・・・・・・
「でも、まさか、宇宙子供科学博覧会で、ここから、三人も受賞者がでるとはねぇ。」
そんなことをいっているのは。
茶色い髪の男の子。
「あら、そんなことないわよ。数納君。私はそんなたいしたことはかいてないわよ?」
そんな彼の言葉に思わず苦笑する。
「でも、何というか、実感ないんだよなぁ~。」
そういいつつ、頭をくしゃりとしているそんな彼の言葉に。
「もう!護君!もうすこしちゃんとしなきゃ!ほら、髪が乱れてる!」
いいつつも、せっせと世話をしているのは、彼の幼馴染であり、そしてまた。
一応、正式に付き合っている、ちなみに、全員公認。
初野華。
「こりゃ、衛のやつ、絶対に将来は初野の尻にひかれるなぁ。」
そんな光景をみて、苦笑している、牛山末男。
「まあ、僕と天海は・・・・まあ、わかるとして・・・・。でも、宇空さん?君は・・・・・」
地球人が、あの絶対性総理論、それを知っているはずもない。
彼らは、その遺伝子の記憶と、彼らの種族が受け継ぐ血の記憶。
それがあるがゆえに、生まれでたときから、記憶や知識、そういったものは受け継いでいるのだからわかるが。
しかも、自分は、そういった普通の生まれではない。
赤の星、アベルに作られた、生体兵器。
「気にしないのよ。幾巳君vあ、それより、ほら、急がないと。」
「あ!授賞式がはじまっちゃう!」
ばたばたばた。
宇宙より、GGG機動部隊が機関して、はや数ヶ月。
というか、二月ばかり。
ようやく、心配していた事柄もなくなり、地球規模で、宇宙のことを考えてもらおうと。
子供を中心にして、宇宙、に関する課題が出され。
そして。
今日はその受賞式。
受賞をうけるのは、かもめ第一小学校。
小学六年。
天海護。
戒道幾巳。
そして・・・・・私こと、宇空菫。
この三人。
二人の少年、ラティオとアルマが示したのは。
科学のいきついたさきの・・・・彼らが故郷。
それらの発展と・・・そして、破滅。
彼らの星の技術は、確かに、今のここ、地球にはない、はるかなテクノロジーをもっている。
そして、それは、彼らの種族にも生まれながらにして、
生まれつき備わった能力、として遺伝子にと組み込まれているのもまた事実。
そして・・・・・私がほんのすこし、この星の後押しをするために、発表したのは・・・・
それは。
物質転換技術論理。
いまだに、この星の存在、気づいてないけど・・・
あの、Zマスターを滅ぼした、というのは、あそこから発生した、
機界新種たちに・・・知られてるのよねぇ。
今のここの科学力ではちょっと頼りないからね♡
-続くー
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あとがきもどき:
薫:さてさて。初めのほうは、誰の一人称、かわからないように始めてきましたけど(こらこら)
というか、あれ、菫ちゃんの客観的視点から、だったんですよねぇ(だからまて)
まあ、とりあえず。菫ちゃん、直接に介入した、ということもあり(だからまてってば!)
完全なるスミレちゃんの一人称でいくのですv
さてさて。次回で、彼らの目覚めと・・・・そして、特別召集・・・・かな?(笑
のんびりと、何はともあれ、いくのですv
んではでは・・・・
2004年4月28日某日
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