まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

なかなかいい題名・・・思いつきません。いい題名・・・ないかなぁ?
うーみゅ。まあ、何はともあれ。
こちらはspecial2。主人公、アンジェリーク=コレット。あの話です。
でもやっぱり主役というか目立つのはリモージュちゃんvラブvリモージュv
ふふふふふv
・・・何かいい題名思いついたら即、かえます。これ・・はい。

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コズミック・サブリナル   〜プロローグ〜

とくん。
とくん。
耳を澄ませばそこに鼓動が聞こえる。
すでにそこは無の空間。
だがしかし。
「もうすぐね。」
すでにもう種はまかれている。
とくん、とくん。
あの時に送り込んだ欠片の一部。
それがそのままそこで新たな命を芽吹かせている。
「もうすぐあの地に卵が…」
そっと目を閉じその空間を見つめている金色の長い髪をしている一人の女性。
ふわりとしたやわらかい髪が風もないのにふわりと揺れたように感じられる。
すっと意識を集中させる。
「あれとあれと、あれ…の源というか器はそれに伴う人がいるけど。あとの残りが…」
後々に必要となってくる九つの力。
その器となるべく存在は―。
ふと。
脳裏に浮かぶのは。
「…ティエン・シーの時代からこちらにやってくる世界がある…か。…エリオス…」
その前に、どうしても。
未来は変えられるもの。
だがしかし。
彼は自らをそのまま闇の中にと埋めようとしている。
どうにかしたいがそれは個人で乗り越えなければいけないこと。
だが、その前に。
「…とりあえず。当面はこれの問題が先決ねv
  えっと、そだvどうせだったら、面識持っていたほうがいいしね。
  まずはセイランと、そしてメルと、そしてヴィクトールと、そして…ティムカね。」
すでに次なる新たな世界の新たな器はもう誕生している。
それもそのはず。
このときにむけてそれらの魂をこの時間率に転生、誕生させたのは他ならない―彼女自身。
必要な力とそしてそれをつかさどるべき器は九つ。
そして、そのうちのいくつかはすでにもう誕生させている。
彼らを誕生させたのも他ならない彼女自身ではあるものの。
「とりあえずは面識を持たせるためにも彼らを教師として…っと。」
くすくすくす。
そんなことをつぶやきつつ。
カタンとそこにある椅子より立ち上がる。
そこはすべての銀河という銀河をすべて見渡せる不思議な空間。
否――銀河の中にその空間がある、といったほうがいいべきか。
ここはすべての始まりの箇所でありそして終わりの場所でもある。
すべてはここから始まり、そして終わる。
そして。
この場所そのものが彼女自身でもある、という事実も兼ねている。
さらり。
席を立ち上がるとその身長よりも長いふわふわの長い金髪がさらりと足元をなでてゆく。
すべての世界に意識を沿わせてこの宇宙を見ていたのは。
長い金色の髪に金色の瞳をしている一人の女性。
「さて。っと。そろそろ卵、として形を成すから。とりあえずは必要なあの四人に連絡をつけましょう。」
そういいつつその場より。
ふいっ。
次の瞬間にはその女性の姿はその場より瞬時にと掻き消えてゆく。


そこは本来ならば彼らの宇宙があった場所。
だが今はただの虚無の空間と成り果てている、はずの空間。
そこに不思議なエネルギー体が発見されたのは、つい先日の出来事。
「――わかりました。それでは引き続き調査をお願いいたしますわね。」
つい先日それが発見され、研究院にてその調査をただいましている真っ只中。
報告をうけ、指示を出しているのは紫きがかった青い色の髪をタテロールにとしている一人の女性。
女王補佐官ロザリア。
ついこの前まで女王候補としてアンジェリークと共に女王試験を受けていた彼女は、
今では女王アンジェリークの補佐官としてこうしてここ、聖地で働いている。
ひょっこり。
ぱたぱたぱた。
どうして聖殿に小さな女の子がいるのか不思議には思うが。
だがしかし、誰もなぜか声をかけるのがためらわれる。
そのまま小走りで走っているのは金色の髪に緑の瞳をしている一人の少女。
年のころは六歳かそこら。
「ロ・ザ・リ・アv」
そうにっこりと笑って報告を済ませ、一息ついたロザリアの耳に、どこか聞きなれた声が届いてくる。
ふと奥の扉をみればちよこんと扉の下の影からのぞいている一人の少女の姿が。
「な゛!?陛下ぁ!?何されてるんですか!?そんなところでぇぇぇ!?」
当然のことながら。
ロザリアの叫び声が部屋全体にと響き渡る。
しぃ!
そんなロザリアに黙るように自分の口を人差し指でゆびさし。
そして。
「ロザリア、あのね。あれの正体、わかったわよ。それでね。」
そういいつつ手招きする。

疑問に思いながらもとりあえず、この姿を人に見られては困る。ということもあり。
そのままあわてて少女――アンジェリークを部屋にとつれて移動してゆくロザリアではあるが。
何しろここ聖地の人々とそしてこの神殿に使える者たちは、
アンジェリーク=リモージュの子供の姿をはっきりいって知らない。
何しろアンジェリークがこの地にやってきたのは女王になってから。
いつも年相応の姿、17の姿で女王として彼らには接しているのだからして。
手招きするアンジェリークの行動のままに身をかがめる。
すでに子供の姿のアンジリェークをつれて女王の私室にと入っている。
まあ何人かはロザリアが子供連れで歩いているのを目撃していたりするが。
今現在。
元自分たちのいた空間に不思議なものが発見された。
というのは知る人ぞ知っている事実。
おそらくその子供もそれに関係あるのだろう。
それですませている彼らもどうかとは思うが。
身をかがめてきたロザリアの耳にと。
にっこりと微笑みつつあることを耳打ちしてゆくアンジェリーク。
ぼそぼそぼそ。
その話がロザリアに内緒話として語られてゆくうちに、ロザリアの目がまん丸にと開かれ。
「ちょっと!?アンジェ!?それ本当!?」
「うんvねv面白いでしょ?それでね。
  さすがに創造の初代女王にはそれなりの知識と感性、そして精神力がいるから。
  それらを教える教官、をあてがおうと思うの。
  …―もう新たな宇宙の意思は自らをゆだね任せる存在を選んでいるから。そのときにむけて。」
にっこりと微笑むアンジェリークのその言葉に。
「では、早速守護聖たちに、その旨を…」
そういいつつ部屋を出てゆこうとするロザリアに。
「あ、まって!ロザリア、これはやっばり内緒にしてやったほうが。面白いとおもうのよvね?」
くすりと少し意地の悪い笑みを浮かべるアンジェリークのその様子にすこし考え。
「確かにそうですわね。」
いきなりまたあれからそんなに日もたっていない。
すでに宇宙はアンジェリーク女王の力をもってして安定しているものの。
再び試験、ということになればちょっと彼らの反応をみてみたい。
何しろあのときとは違って今度は補佐官、という立場で彼らをみれるのである。
「それ、のったわ!アンジェリーク!」
「よっし!きまり!それでね。それでね。ロザリア。教官の話なんだけど。」

今、ここに。
ロザリア=デ=カタルヘナとアンジェリーク=リモージュ。
この二人によりとある作戦が練られてゆくのであった。


「へぇ。まじだったんだ。てっきりうそか冗談だとおもってたんだけど。」
冗談と思って相手にしなかった。
まあというかアトリエをいくら変えてもすぐにその使者がやってくることが。
少しは疑問に思い始めた、というのもひとつある。
「いいよ。それって面白そうだし。それにこんな機会、めったとないしね。」
普通ならば絶対に立ち入ることなどできない聖地からの使者。
面白いから、という理由で引き受けているのは、この宇宙を誇る有名な芸術家。


「いや、しかし私にはそのような大任は。」
そういって幾度も断るものの。
「しかし、女王陛下はぜひにあなたにこの役目を引き受けてほしい。といわれております。
  ……断れば女王様にわたくしたちは何といっていいものか。」
しくしくしく。
いくらいっても自分にはその資格がない。と断るその将軍に。
「だぁあ!わかった!わかった!だから頼む!なかないで下され!」
――いきなり聖地よりの使者たちが目の前でそういって泣き出したりすれば、
さすがの誰でも動揺せざるを得ない。
ぴた。
その言葉にぴたりと泣き止み。
…まあ、その泣き止んだ人物の手の中になぜか目薬がもたれていたりする。
というのはお約束ではあるが。
それには気づいてないその将軍、と呼ばれた男性。


「ええええ!?僕が!?」
思わず目を丸くする。
「まあ、わざわざ陛下からのお言葉がかかったのですから。メル、がんばってきなさいね。」
そういって微笑んでいる赤い髪の女性が一人。
「確かサラお姉ちゃんもパスパお兄さんも今の女王陛下にはあったことがあるんだよね?」
女王候補として試験をしているときに彼ら二人は面識があり。
そして宇宙が新世界に移動し、今の女王が即位したときに、
彼ら…竜の惑星の二つの部族は長き確執よりようやく和解し。
水と火、二つの一族は今や共存の道を歩み始めている。
「まあ今の女王陛下はいろんな意味ですばらしい方ですから。」
「メル、しっかりがんばるのよ。」
「うん!わかった!」
新たに始まる試験のために一族の力を貸してほしい。
そう聖地より使者が来たのはつい先日のこと。
「でも、いったい陛下は何を…」
そうつぶやくパスハに。
「おそらにきらきらひかるたまごがあるよ。」
そういって空を指差している幼い子供。
「まあ、ファルゥ、あれは星っていうのよ。そろそろ寝ましょうね。」
そういいつつ二人の間に生まれた大切な子供を抱きかかえ。
家の中にと入ってゆく二人―パスパとサラ、二人の姿が。
ここ、竜の惑星の一角でみうけられてゆく。


「僕がですか!?」
いきなり呼び戻された。
いったい何事か。とおもいきや。
聖地より王家にと使者がやってきており。
「はい。女王陛下のご意思でございます。
  ぜひともティムカ皇太子に、きたるべき日のために。教官として力を貸してほしい、と。」
それはいきなりといえばいきなりのことで。
「ティムカ。これは時期この星を収めるものとしても身のあることでもあるし。
  そしてまた名誉なことだ。しっかりと勤めを果たしてくるがよい。」
力づよくいってくるその父親のその言葉に。
「はい!わかりました!お父様。このティムカ、未熟ながらその役目引き受けさせていただきます。」
そういって丁寧に頭を下げているまだ年若い皇太子の姿。


今、ここに。
新たな時代を新たな世界を作るべく必要な人材は。
守護聖たちには連絡のなされぬまま。
水面下でちゃくちゃくと進められてゆくのであった。




「時は、そろそろ満ちるわよ。ロザリアv」
「楽しみね。アンジェ。」
それは伝説でしかない、とおもっていた。
宇宙の創造、それをこの目で見られるとは。
そんな会話をしている二人の女性が神殿の中の一室で見受けられてゆく―。


                                −第1話へー

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あとがきもどき:
薫:しくしくしくしく・・・・・。ルナの馬鹿ぁぁぁぁ!
  ・・・・・キーボードの上あるかれて・・。
  ・・・・・うぎゃぁぁぁ!ビルダーがうんともすんともいわなくなったぁぁ!
  どこ押したんだぁ!とゆーか何でいつも邪魔するのよぉぉ!(絶叫!)
  か・・・返して・・・・私の一時間・・・・くすん(涙)
  保存しよーとした矢先に歩かれるとは・・・・無念・・・・くすん。
  さて、視点はやっぱりコレ・・コレットになるのかなぁ?くすん。
  でもリモージュ・・・・リモちゃぁぁん(リモージュファン)
  とりあえずなぜかまたまた連載を増やして首を絞めている薫でした。
  ではまた・・・・・。

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