まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
こんにちわ♪
とりあえず、突っ込まれてはいけないので(笑)
アンジェリーク=リモージュの妹。ミメット=パール=リモージュ=エターニア。
アンジェ、愛称込めて、ミルキーと呼んでました♡それとかミメイね♡
だから、あの、2話にミルキーという名前がでてますのです(爆!)
ではでは♪いくのです♪
リモージュの脱走作戦、開始です♡
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リモージュの秘密の大作戦♪ ~第十五話~
がやがやがや。
― エターニア家、ラズリセス家、結婚式会場。
看板にそういった文字が書かれている。
そして、その看板の横に二人の受付が座っていたりする。
ちょっとした広いホール。
ここで、披露宴とともに、結婚式が行われるのである。
ここは、一般にいう、結婚式場。
「このエターニア家って……確か、以前、女王候補を出した家柄よね?」
一人がそんなことをいい。
「そうらしいわね。多分、今の女王様に関係があるんじゃない?」
すでにリモージュが即位してから、外界では二十年という年月が経過している。
聖地ではたったの数ヶ月もたっていないというのに。
「でも、今の女王様、さすがよね。」
「そうね。短期間であっという間に、移動した宇宙の安定をなされたらしいしね。」
宇宙が滅びに瀕していた。
というのは、移動の際に、それぞれの星にすむ人々にも伝えられている。
そして、前女王がこの新しい銀河に、今の女王とともにすべての星星を移動させた。
ということも。
さすがに、雲の上のことだから。
聞かされたときには、すぐには信じられなかったりした存在もいたりしたが。
普通、クリスタル一族の者は、ゆっくりと時間をかけて成長するのが常識なのだが。
普通の人々にまぎれて暮らしている一族は。
その一族であることを隠すために。
周りと同じようにと、時間をすすめて成長する。
リモージュはかなりの特例である。
二十年。
という年月を得て。
リモージュが聖地に赴いたとき、まだ五歳にも満たなかったその妹。
ミメット=パール=リモージュ=エターニア。
リモージュの家系、エターニア家は。
リモージュが一般の生徒にもかからず女王候補に選ばれた。
というので、かなり、ここ、主星では有名な家系にとなっている。
女王候補や、守護聖などを出した家柄は重宝されるのであるからして。
まあ、エターニア家は、そんなことには、まったく、こだわらないが。
何しろ、この家系は、クリスタル一族であるがゆえに、
そういった名誉など、まったくといっていいほどに……興味がない。
「でも、そのせいか、かなり客が多いわねぇ。」
「そうね。」
そんなことを受付の女性二人は話している最中。
シャラァァァン……
きょろきょろ。
「よしっと♪ついた♡」
とりあえず会場となっている結婚式場の開き部屋の中に、空間移動して出現していたりするリモージュ。
駐車場などにいきなり出現しては見られる可能性があるから人の少ない場所にと移動したのだ。
まるで、鈴の音を転がしたような残像を響かせて。
リモージュの姿はその場に完全に出現してゆく。
辺りが一瞬淡い金色の光で覆われるが、それをすかさず抑えているリモージュ。
ちらり。
腕時計を確認すると。
「あ、いけない。そろそろはじまっちゃぅ!!」
ぱたぱたぱた。
あわてて、その部屋から出て会場となっている部屋にと進んでゆく。
「受付はここかしら?」
「は……はい。」
いきなり言われて、しばし呆然となる。
一瞬、目の前にいる女性から確かにその背中に白い羽が見えた気がするのは目の錯覚か。
しかし、錯覚というか、とても神々しい雰囲気をしている女性。
ふわふわの金色の髪を後ろですっきりとまとめて。
服装は、その姿に結構似合っている薄いピンクのワンピースのドレス。
手にもっている小さな鞄も薄いピンクなのであるが。
それでいて、全然違和感を感じず。
逆に、しばらく吸い込まれそうなほどに見とれてしまう。
……同性だというのに。
しばらくその声をかけてきた女性を、ぽかんと眺めている受付の係りの二人の女性。
歳のころは、十七程度だろうか。
にっこり。
そして、鞄からペンを取り出して、名簿に名前を記入してゆくその女性。
そのペンもまた、その見事な金の細工が少し目につくが。
白い羽がついているのも印象深い。
そして。
すっと祝儀袋を出してくる。
このとき、彼女たちがそれを裏返したら絶句したであろうが。
何しろ、リモージュは、女王の刻印で祝儀袋に封をしているのだから。
一般には、その刻印は知られてはいないが。
何しろ、神鳥をかたどった刻印である。
神鳥のそれを知らないものなど。
今日日、小さな子供でも知っている。
呆然としているそんな二人をにっこりと笑いながら。
リモージュは微笑みかけつつ、名簿に記入してゆく。
― アンジェリーク=リモージュ=エターニア。
これがアンジェリークの正式な本名。
リモージュというのも、彼女の名前である。
アンジェリークという名前が天使を示す言葉からとっているがために。
もう一つ、両親は名前をリモージュという名前を与えているのである。
実際、その魂からの本質の名前もまた、アンジェリークで間違いはないのだが……
そのことは、長い年月の間に。
この宇宙の核たる存在と、クリスタル一族の長が同一人物である。
ということは、完全に忘れ去られてすでに等しい。
「受付、頑張ってね♡ご苦労さま♡」
にっこりと微笑みかけられると。
まるで辺りの空気が浄化されていくような感覚に襲われる。
そういって。
呆然としている受付係に挨拶して、リモージュは会場となっている部屋にと進んでゆく。
「誰!?今の!?」
「すっごぉぉぃ!何何!?エターニアってことは、花嫁の身内?!」
しばし呆然となっていた彼女達は。
きゃいきゃいきゃいと、リモージュの姿が見えなくなってから騒ぎ始めていたりする。
それは、ロビーにいた、リモージュの姿を具間みた人々も同じ反応であるのだが。
そんな騒ぎをまったく気にすることもないリモージュ。
彼女にとっては騒ぎなどはどうでもいいこと……
ー続くー
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あとがき:
薫:さって♪皆に内緒で結婚式に参加しているリモージュ♪
・・・いいのだろーか?(汗)女王陛下ともあろうものが・・(滝汗)
次回。ロザリアが、手紙に気づき。アンジェを連れ戻しに乱入します(笑)
それでは♪また♪
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