まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
こんにちわ♪
さて・・・。
このアンジェだけでも早く終わらせよう・・・。
姫:といいつつ、スレイヤーズでも同じこと、いってたわねv
薫:しくしくしく・・。それでは・・・。
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リモージュの秘密の大作戦♪ ~第十一話~
「ふふ。皆、宇宙移動の際の働き、ご苦労様♡これは、ほんの気持ちよ♡」
アンジェの言葉に応じて。
ロザリアが各自にそれぞれの品物である箱を手渡してゆく。
「……ええ!本当にこれ、もらっていいんですか!?陛下!?」
瞳をまんまるにさせて喜んでいるマルセル。
「へん、いきなことするじゃないかよ。」
うけとりながら、照れ隠しに、顔をかいているぜフェル。
「うわぁ!陛下からのプレゼントなんて……女王候補時代以来だよ!」
目をきらきらさせて、いっているランディ。
「あ~陛下……そのですねぇ……こ~いうことは……その……
……私達は、その役目を果たしただけに、他ならないわけで……」
「私も受け取るわけにはいかないな。私達は任務を果たしたに他ならない。」
遠慮しているルヴァとジュリアス。
しゅん。
「私が選んだ品じゃ……だめ?せっかく、皆に喜んでもらおうと……ロザリアと選んだのに……」
しゅんとなるリモージュ。
「あ゛あ゛!い…いや、そんなわけでは……その!」
その様子にあわてるジュリアス。
「おっさん、いいじゃないか。折角陛下がこういってるんだ。
それとも何か?陛下からのプレゼント。つき返す気か?」
つかさずつっこんでいるゼフェルの言葉に。
「ぐ……それは……。陛下、ありがたく頂戴します……」
痛いところを突かれて言葉を詰まらせつついうジュリアス。
にこ。
「よかったぁ!!喜んでくれて!」
その言葉にぱっと明るくなるリモージュ。
「ふっ。陛下は女王候補時代から代わらないな……」
苦笑しているクラヴィス。
「それは、私と陛下とで、各自の趣味を考慮して、選んだ品です。好きに使ってください。
ちなみに、資金は陛下の財布から出ていますから。私も多少は協力はしましたがね♡」
「ねvvロザリアvv話し合って決めたのよね♡」
にっこりと笑う女王と補佐官の様子に。
……それで、このところ二人で何やらよく相談してたのか……
納得している数名。
「あ…あの?陛下?私にまで……このような……いいのですか?」
恐る恐る聞いてくるのはエルンスト。
ちらり。
ロザリアに視線で指示するリモージュ。
「エルンスト、貴方には、これからかなり大変な動力が必要となります。
今まで以上に、そして、守護聖の皆にも。これは、そのためともいえるプレゼントなのです。」
その言葉にうなづいているリモージュ。
『????一体?』
首をかしげる一同に対して。
「それと♡あと、これは、私の勅命♡
一ヶ月……といっても、外界でのだけどね♡守護聖の皆に休暇を与えます♡」
『陛下っ!!!!』
一斉にリモージュをみやる全員。
「陛下、何をお戯れを!」
ロザリアがいさめるが。
「あら、ロザリア。今ここで休暇をとらないと。絶対に全員疲れるわよ?
何しろ、これから大変になるからねぇ♡」
くす。
「あれより他にも……まだ?」
その言葉に少し顔を曇らせるリモージュ。
「・・・・・エリオスが・・ううん。どうにか止まって欲しいけど・・・。無理のようだから……」
聞き取れないほどの小声。
リモージュには分かっているのである。
これから起こる出来事が。
そして……
それを起こすのが、他ならぬ、自分にとっても大切なあの子である。
ということを。
だからこそ。
球体が育成が終わり、安定した後には。
数々の事柄が一気におきる。ということが。
時間もそのすべてを統べる存在だからして。
普通の女王ならば、未来のことなどはわからないのだが。
リモージュ……アンジェは違う。
この宇宙空間でもある銀河を抱擁している宇宙そのものの、核となっている彼女にとっては。
「ともかく、皆も知っている通り。今、王立研究院でちょっとしたことを調べてもらっています。
この結果はすぐにでるでしょう。それからが皆さんに協力してもらうことだから♡
今はまだ、ひ・み・つ♡そのときのための養生……と捕らえてくれていいわ♡」
にっこりと言い放つリモージュの言葉に。
「畏れながら、陛下、守護聖が聖地を空けるなどと……。何かあってからでは……」
「……陛下らしいな……」
くすくすとしのび笑いをしているオスカー。
「ああ、それなら大丈夫よ♪聖地時間では、そんなにならないしvv
ほんの数日にもならない、半日程度だから♡」
確かに。
聖地と外界の時間の流れは違う。
「しかしっ!」
言いかけるジュリアスの言葉に。
「ジュリアス。別に、絶対に休まないといけない。というわけではないのよ♡
ただ、これからかなり大変になるから♡休めるときに休んでおいてね♡と私はいいたいの♡」
「あ~……。陛下、その根拠は?」
ルヴァの問いかけに。
ちょっと、考えるようにして。
「ひ・み・つ♡」
にっこりと。
口に手をあてて、きっぱりと言い放つリモージュ。
『陛下ぁぁぁ!!!!』
その様子に。
全員の叫びが謁見室にとこだましてゆく……
「へぇ。あいつも粋なこというじゃないかよ。公認で、聖地の外にでてもいいなんてな。」
ゼフェルが早くも予定を組むために、マルセル、ランディと話し合っていたりする。
「でも、何か休めるときにやすんでおいて。……なんて、何かあるのかな?」
ランディのその言葉に。
「心配症だなぁ。なるようにしかならないだろうがっ!」
きっぱりと言い放つぜフェル。
「確かに。アンジリーク…じゃなかった。陛下には、何か考えがあるんだろうけどね。
でも・・休暇かぁ。僕、カイラスにいきたいなぁ。あと、カティス様にも会いに行きたいし……」
マルセルの言葉に。
「……マルセル。それ、秘密だっていわれてたろ?」
リモージュが女王候補として、飛空都市で、女王試験をうけていた最中。
マルセルが、ぽつりとカティスのことを口にして。
リモージュがふと、口を滑らし、 生きていることを付けだものだから。
そのまま、次の休みに、あわせてほしい。
と、マルセルに泣いてたのまれて。
リモージュもその優しい心で、そっと、都市を抜け出して。
というか、彼らをつれて、空間移動し、連れて行ったというほほえましい出来事は。
彼ら三人と、リモージュの秘密のこととなっている。
そのとき。
彼らは、リモージュの一族、クリスタル一族の力を、まざまざとみせられることとなったのだが。
何しろ、次元回廊も使わずに、その力だけで、移動するなどとは。
かなりの力がないと無理なことだとされていたがために。
彼ら、守護聖でも、次元回廊を使って、移動するのだから。
たまに、その回廊を使わずに、よく、聖地の外に。
抜け出しているのが約二名。
いたりするのは、おいておくとしても……
-続くー
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