リモージュの秘密の大作戦♪ ~第十話~
「陛下、一体…わざわざ我らに内緒であのような財閥の総帥をお呼びになったりして。
何かあったのですか?」
ジュリアスが謁見室でリモージュに問いただす。
「今は話すときではありません。ふふ♪時がくれば皆、わかるとおもうわ♡」
にっこりと笑ってかわされては。
それ以上追求の仕様もない。
「それはそうと、ジュリアス、私用なんだけど♡少し皆に用があるから♡ねvvロザリア♡」
そういって、玉座の横のロザリアをみて微笑むリモージュ。
「陛下……一体?」
首をかしげるジュリアス。
すでに全員の召集は済んでいる。
「ふっ……」
その隣でふっと笑うクラヴィス。
闇の守護聖であり、その守護聖としての任期の期間はジュリアスとほぼ同期。
というか、一年違うだけ。
黒く長い髪にアメジストの瞳。
光にかざしてみなければその瞳は、黒い瞳にみえる不思議な色なのだが。
むっ。
「何がおかしい。クラヴィス。」
「いや……」
苦笑するクラヴィス。
「そうやって、すぐにはぐらかす!
第一、女王陛下自らが動かれて、その身に万が一のことがあったら、この宇宙はどうなる!」
「心配性だな……」
「貴様はぁ!」
くくくっ。
そんなジュリアスの言葉に、軽く笑っているクラヴィス。
「とりあえず、陛下がやっていることは。
今王立研究員が極秘に調査していることに、関係がある。そうは思わないのか?貴様は?」
淡々と話すクラヴィス。
「それも我々には、まだ話してはもらえてないのが心配の種なのだ。
……陛下!!一体、何がどうなっているんですか!」
「だ・か・ら♡今はまだひ・み・つ♡
そうね♪強いていえば、前女王アンジェリークと、ディアの強い願い。
それがあの空間に残っていたから。ということかしら♡」
くす♪
「……我らはそんなに信用がないですか?」
にがにがしくいうジュリアスに。
「あら♪お楽しみは、最後までとっておくものよ♡そうは思わない?」
「思いません。」
「頭が固いな……」
「まあまあ、ジュリアス、あと少しで陛下の考えも分かります。
とりあえず、その件もあるのですが。陛下は陛下なりに、考えがおありになるのですよ。」
リモージュの横で、言っているロザリア。
「陛下は秘密主義ですね。」
「ま、その方が面白いけどな。」
「でも、何か何があるのかって、どきどきするじゃない。僕、好きだな。そういうの♡」
茶色の髪の男性というか少年に近い。
銀の髪の男性というこかこちらは少年。
金の髪の男性…いや、これまた歳若い少年。
それぞれ、風の守護聖ランディ。
鋼の守護聖ゼフェル。
緑の守護聖マルセルがいう。
この謁見室には、ロザリアが呼び集めたので、
全員の守護聖と、そして、王立研究員の責任者であるエルンストが、控えていたりする。
「ま、女性には秘密の一つや二つ、あったほうが魅力的だからな。」
「オスカー……」
赤い髪の男性、炎の守護聖オスカーの言葉に。
水色の髪をした男性、水の守護聖リュミエールのいさめる声があがる。
「あ~……。それで、陛下?その、私達を集めた理由はなんでしょうかねぇ?
いや、今のところ、陛下の力で、宇宙は何事もなく、平穏に安定してますしぃ~。」
「おっさん、おっさん、もっとちゃきちゃきと話せよ。」
のんびりというターバンを頭に巻いている男性、
地の守護聖ルヴァの言葉に、ゼフェルが突っ込みを入れていたりするが。
「あ、そうだったわね♡ロザリア♡お願い♡(」
「はい。」
いって、アンジェの言葉にロザリアが、
玉座の後ろに用意してあった、大きさもまばらなラッピングを施してある箱を取り出す。
このほど、ウォン財閥からリモージュが購入した品なのだが。
それを彼らは知る由もない。
-第11話に続くー
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つぶやきという名前のあとがきもどき:
薫:・・・エリオスの本名・・。
エリオス=ドナ=アルヴィース=カタルテス。
そして、その姉の名前が・・。
アンジェリーク=ユニバース=ラナ=カタルテス。
・・・・分かる人には分かるはず・・さあ、このエリオスって・・だぁれだ(まて!)
ということで。名前だけが出てくる。
というのがこのエセショート小説にあります。
そのうち、これの本編にあたるのも・・・うちこむつもりですので・・・。
あしからず・・(汗)
アンジェとすみれちゃんの関りとか・・(まてぃ!!!)
それでは!!
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