まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
エンジュと守護聖たちの出会いですv
んでもって、タンタン登場vこれから物語の開始ですv
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~エトワール・エンジェルズ~ ~第5話~
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!すごぉい!」
「さすが、宇宙の中心地だけのことはありますわね」
「うん。私もすごいとおもう」
ここは主星。
その中心地にある、総合庁舎。
今日はここにおいて、社会見学をすることになっている彼女たち。
「はい。皆様、ここが主星の中心地ともいえる、総合庁舎となっております。
ここには様々な機関がその席を置いており、
この宇宙の要、とも言われている主要な地点となっております。
さて、ここからは、とりあえず皆さんには自由見学をしていただくことになっていますが。
ここは立ち入り禁止場所などもありますので、またお仕事の皆様のご迷惑にならないように。
それぞれに見学してくださいね。集合場所はこの広間にとなります」
彼女たち、生徒たちを案内していた人物が。
今回、選ばれた代表者たちをまえにと彼女たちにと語りかける。
ざわざわざわ。
数百人はいるであろうか、というような人々。
すべては主たる星星からの代表者たち。
「だって。どこいってみる?」
「とりあえず、いろいろあるいてみようよ!」
「そうね。ここは広いから迷子にならないように、よく道を覚えておかないとね」
この総合庁舎はかなり広く。
まず間違いなく初めてのものは迷うこと間違いなし。
ゆえにこそ。
様々な場所に案内表示が掲げてあり。
また、各要所要所にと案内コンビューターがおかれている。
それを操ることにより、今いる場所や、そして目的の場所までの道のりなど。
それが一目でわかるようにとなっている。
とりあえず。
初対面ではあるものの、船の中でと仲良くなった、このエンジュ・ネネ・エイミーのこの三人。
だが、すっかり意気投合し、友達にとなっている。
友達になるのは時間は要らない、という典型的な例であるのだが。
広い総合庁舎の中。
とりあえず、エイミーが見てみたい、といったのが、この庁舎の中にとある王立研究院。
ここの庁舎にはいろいろとそういった機関が入っているがゆえに。
だがしかし。
宇宙の様々なことを研究している、というその王立研究院には興味もある。
エンジュの故郷にも研究院はあるのだからして。
まあ、小さな研究院ではあるものの。
「それじゃ、決まりだね。……えっと、研究院は…っと……」
展示パネルを捜査し。
その場所をはじき出す。
研究院は今自分たちがいる場所よりは少し奥。
「それじゃ、いってみよ?」
いって、三人は、そのまま奥にと向かって歩き始めてゆく。
「…この中にいるのか?」
「ええ。それは間違いないとおもいますよ?ジュリアス?」
そんな会話をしている、金色の髪の…
一目みただけで、何か萎縮してしまうような何か威厳をもっている男性と。
頭にターバンを巻いた、何かのんびりとしたやさしそうな男性。
「陛下から頂きましたデータに近い子供たちを呼び寄せていますからね。
しかし…あの?ジュリアス様?あまりで歩かれては…かなり目立つのでは……」
そんな二人…というか、金の髪の男性にと話しかけている一人の青年。
「うむ。だがしかし、見極めるのも私の役目であるからな。」
「あ~。でも、エルンストのいうことも一理あるとおもいますよ?ジュリアス?
ここは、一応、陛下が作られた扉の中で待っていたほうが……」
ざわざわざわ。
それでなくても、生徒たちでにぎわっているこの総合庁舎。
その中にどう考えても、似ても似てつかない人物。
…まあ、それは金の髪の男性だけ。
といえばそれまでだが。
一人は、王立研究院の制服を着ているがゆえに、研究院の関係者だとわかる。
一人は、その服装からして、どこかのこの中に所属している民族研究の人かな?
とも思えなくもないのだが。
…まあ、この王立研究院の制服を着ている青年以外の二人の正確な正体を言い当てられたら。
それはそれですごいものがあるのだが……
そしてまた。
「うわぁ。何か公認でこれるなんて感激だね!」
「…あのなぁ?マルセル?遊びにきてるんじゃないんだぞ?」
「ここの案内なら任せとけ!目を瞑ってても目的の場所にたどり着けるぜ!」
こちらは。
あまり違和感を感じないが。
何やら元気そうな、十五そこそこの男の子たち。
まあ、彼らの時間率でいうのならば、14歳。17歳。18歳となっているのだが。
「…ゼフェル。ということは度々ここに来ている、ということだよな?」
「細かいことをいうなよ。ランディ。それより、あの生徒たちの中の誰がエトワールだとおもう?」
そんな少年…ランディ、と呼んだ茶色い髪の少年の言葉をさらりと交わし。
にっと口元に笑みを浮かべていっている鋼の髪に赤い瞳の少年。
見てみれば、おそらくは。
生徒達と同じく、代表してやってきた生徒かな?と思えなくもないが。
だがしかし、彼ら三人の纏っている雰囲気はどこか一般人たちとは違う。
「そんなことより。いったいこの中の誰が伝説の少女なのかな?何かわくわくするね♡」
にこにことそんなことをいっている金の髪に紫の瞳の少年のその言葉に。
「マルセル。遊びじゃないんだぞ?」
「別にいいじゃない。ランディ。滅多に聖地から出ることなんてないんだから」
「しっ!馬鹿!どこで誰が聞いてるかわかんねえだろうが!」
さらっといった、マルセルと呼ばれた少年の口を赤い瞳のゼフェルと呼ばれた少年がふさぎ。
そしてきょろきょろと回りを見渡すが。
どうやら、誰にも今の会話は聞かれなかったようで思わずほっと胸をなでおろす。
「ま、とにかくいくっきゃねぇな。えっと……あいつに指定された扉の位置は……っと」
マルセルが黙ったのをうけて、手を離し。
「ゼフェル。いくら何でもその呼び方は……」
「ここであいつの呼び名をいうわけにはいかねぇだろうが」
「ま、確かにそうだよね。アンジェでいいんじゃない?昔と同じように」
もうかなり遠い日の出来事のようにも感じるが。
だが、実際はそんなに時間は経過していない。
異例、ともいえた女王試験。
そして、その女王試験は宇宙の存亡をかけたもので。
さらには、即位して間もないしばらく後。
いきなり、再び女王試験。
それは、今度はこの間まであった自分たちの宇宙があった場所。
その場所に新たな宇宙の鼓動が感じられたため。
その結果、新たな宇宙が誕生し、そして新宇宙の女王となったアンジェリーク=コレット。
そして…今。
新宇宙は発展を遂げるにつれ、今までは、人類たる種族、
というか、女王の補佐をできるほどの種族が誕生しえないがゆえに。
一人ですべての宇宙を支えて、すべての力を保っていたコレット。
ついこの間までは普通の学生の女の子であったコレットにとって。
それは、まさに、経験もしたことがない負担。
…まあ、誰しもそんなモノは経験などしたことないであろうが……
ただ、一人を除いて……
だが、それは彼らには知るはずもなく。
「まあ、それはそうとして。俺たちは俺たちの役目があるんだから。ほら。早くいこうよ」
何やら横でいっているそんな二人にと話しかける少年の言葉に。
「わかってるよ。ランディ」
「ちぇっ。せっかくきたんだから遊びたいんだがなぁ…ま、仕方ねぇか」
いいつつも。
ざわざわと。
生徒たちで結構にぎわっている庁舎の中を三人の少年が、
ある方向にむかって進んでゆく姿が見受けられ。
そんな三人の姿は、何の違和感もなく、人ごみの中にとまぎれてゆく。
「キャ~!キャ~!キャ~!何あのひと!?かっこい~!」
何やらあっという間に人だかりとなっているとある一角。
「ふっ。お嬢ちゃんたち。悪いが、相手をしてあげたいのは山々だが。
これで勘弁してくれな?俺はお仕事があるもんでね」
いって。
一体どこから出したのか……
何やらパラの花を自分の周りに集まっている女の子たちの髪にとそっとつけている赤い髪の男性。
『キャ~~!!!』
その行動に、女の子たちの黄色い歓喜の声が響き渡っていたりする。
「キャ~!私にもくださいますか!?」
「キャ~!キャ~!キャ~!」
何やらあっという間にさらに人だかりが増え…
「おいおい…困ったな……」
などといいつつも、女の子たち相手に余念がないその男性。
「ほらほら!オスカー!あんたんなことろで何やってるのさ!ほら、とっとといくよっ!」
そんな彼をふと見つけ。
というか、ここまで女生徒たちが騒いでいればおのずからいやでも目につくが。
そんな彼にと何やら話しかけているのは金色の髪の前髪部分をピンクに染めている、
こちらもまた、おもわず、女?男?と目を見張るような美青年。
この総合庁舎ってこんなステキな男達がいるの!?
私将来ここに勤める!
などと、何やらまったく見当違い、
というか勘違いしている少女たちもまた、そこには見受けられていたりするのだが…
「お。すまん。すまん。オリヴィエ。悪いな。お嬢ちゃんたち。
俺はこれからお仕事なもんでね。気を悪くしないでくれな?」
いって。
ちゅっ。
近くにいた女生徒の手をとり、軽くキス。
『キャ~!!!!』
その行動に、さらに黄色い声が辺りにと響き渡り。
「ほらほら!マメに女の子くどいてないでとっとといくよ!あんたってやつは!!」
ぐいっ。
いって、女の子たちに群がられているオスカー、と呼ばれた男性を。
ひこずってその場から離れてゆく彼ら二人の姿がその場において見受けられてゆく。
「??何か騒がしいね?」
「何だろ?」
「……あれ?ねえ?研究院に向かうところにこんな扉の案内あったかなぁ?」
「あれ?……いきどまり?」
案内バネルにはここにはこんな場所などは示されていなかったはず。
みれば。
確かに、確認したとおりの道順をいっていたはずなのに、なぜかそこは行き止まり。
いや、行き止まり、という表現は正確ではないのかもしれないが。
行き止まりになっている道の左右と、正面に一つづつ。
何やら扉がそこにはあり。
「この扉、それぞれに花の紋章がはいってるわね」
いって、三つの扉をみてそんなことをいっているエイミー。
三つの扉には、それぞれ。
バラの紋章。
ランの紋章。
スイセンの紋章が施されている。
「どうする?」
いって、エンジュたちをみてくるエイミーの言葉に。
「とりあえず、それぞれに違う扉にはいって、それで正解だったらここでまた落ち合う、というのは?」
しばし考え、提案するエンジュの言葉に。
「そうだね。でも何で行き止まりなのかなぁ?道間違えたのかなぁ?」
などと首をかしげているネネ。
「さあ?とりあえず、扉に入りましょ?……みんなはどこにはいる?」
いって、二人の顔を見渡すエンジュに。
「そうねぇ……それじゃ、私はここにするわ」
「じゃ。私はここにする」
いって、それぞれが扉を選らび。
「それじゃ…私はのこったこの扉ね」
いって、エンジュが向かったのは…スイセンの紋章がかかれた扉。
「いっせ~のせ。ではいりましょ?」
「オッケ~」
「わかった」
いって。
三人同時に扉をくぐってゆく。
「……ここは?」
扉をくぐればそこは普通の部屋。
と。
「ご機嫌よう」
いって自分にと何やら話しかけてくる一人の男性。
「え?」
みれば、そこには、見たこともない水色の髪の穏やかな雰囲気をもった一人の青年。
だがしかし……
何?この人?何か普通と違う?
何かその身に纏っている雰囲気が普通とは、何かわからないが、ともかく違う。
「あ。えっとこんにちわ」
そんなことをおもい、一瞬目を丸くしていたエンジュであるが。
だが、挨拶をされたことを思い出し、あわててぺこり、と頭を下げる。
「はい。こんにちわ。……おや?ひょっとして……」
「?」
この子は…その瞳に私のサクリアを映している?
エンジュの瞳にうつっいるのは、本人は自覚していないが、
確かに彼の…リュミエールのサクリアを映し出している。
「あの?私の顔に何か?」
しばしエンジュを見つめるその男性に思わず聞き返すエンジュであるが。
「いえ。すいません。それでは、私はこれで。きっとまた会うこともあるでしょう」
いって、そのまま奥の部屋にと消えてゆくその男性。
周りでは。
「キャ~!みた!今のひと!」
「すっごい綺麗な人だったね~!」
この部屋にと先に入っていた女の子たちが何やら騒いでいたりするが。
だがしかし。
でも、今の人…どこにいったんだろ?
などと思っていたりする。
彼女たちの目には、彼が入っていった扉の姿は見えてはいない。
「う~ん。何だったんだろ?今の人……ま、いっか」
などと思いつつ。
そのまま奥にとある扉に手をかけてゆくエンジュの姿。
奥の扉をくぐれば、またそこに三つの扉。
「……また扉?」
扉をくぐれば、また行き止まりで、再び三つの扉が。
「おっかしいなぁ?案内掲示板にはこんな場所…かかれてなかったけど?」
いいつつも。
「また扉かぁ。ど・れ・に・しようかな?女王様の言うとおり…っと」
エンジュの手がとまったのは桜の紋章がかかれている扉。
その選んだ扉をくぐってみれば、
「……あれ?こんどもまた部屋?」
「あれ?君は……」
そこは普通の何の変哲もない部屋のようにも見えるが。
だがしかし。
先ほどまで聞こえていたほかの子供たちの声がまったくしない。
ということと、あとは、いきなり突如として自分にとかけられた知らない声。
声からして、まだ若い少年のようだけど。
などと思いつつ、声のしたほうをふりむげは。
そこには、確かに自分より年下な一人の少年の姿が。
だが、何というのであろうか。
歳のわりに多少大人びてみえるのは…
彼もまた、先ほどであった男性と同じような不思議な感覚をうけるせいなのか……
「あの?」
何やら先ほどの男性と同じような反応のような気がするのは自分の気のせいなのか。
そんなことを思いつつ、問いかけるエンジュに対し。
「ううん。何でもないんだ。それじゃ、またね。きみ」
いって、そのまま。
くるっと奥の部屋にと向かってゆくその少年。
「……??何だったのかな?……とりあえず、こうなったらとにかく奥までいってみよう」
何やら研究院とはまったく違う場所に向かっている気がしなくもないが。
だからといって。
ここで引き返す。
というのは、何か自分的に癪である。
ゆえにこそ。
そのまま、さらにと奥にと進んでゆくエンジュの姿が。
一方で。
「あの子かぁ。結構かわいい子だよな。ふふ。楽しくなりそうv」
その身に宿っている力がゆえに。
彼女が自分たちが捜し求めている存在なのであろう。
と漠然とながらも感じ取り。
そして、にこにこしつつも、
扉より…彼らが本来住んでいる場所にと戻ってゆく少年。
つまりマルセルの姿が見受けられていたのは、当然エンジュは知るはずもなく。
そして……
「またとびら?……ええい。こうなればままよ!」
いって。
ぎぃぃぃぃ……
再び行き止まりになっている廊下の三方の扉より一つを選び。
扉をくぐってゆくエンジュの姿が。
エンジュが選んだのは…ケシの紋章が描かれている扉…
「……あれ?」
何かそこは小さな部屋。
今までとは確かに違う。
「……来たか」
「えっ!?」
いきなり、横手から声がかけられ。
思わず振りむけば。
そこに闇を纏ったかのような一人の男性の姿が。
長い黒髪。
そしてまた、その額につけているアメジストの飾りが印象深い。
見ていればまるで飲み込まれてしまいそうな…そんな印象を受けるが。
まるで……そう、しいていうならば、夜の闇にと包まれているような。
「われわれはおまえをまっていた。選ばれしものよ」
「…………は?」
いきなりそういわれ。
目を点にしない人間など…いるはずもなく。
思わず目を点にして。
「あ…あの?」
戸惑いながらも問いかけるそんなエンジュの言葉に。
「ここは石版の間。おまえがえらばれしものならばこの石版が読めるはず。
……みてみるがいい。……石版の導くままに……」
「……??」
わけがわからないが、とりあえず。
何か彼の後ろに見えている石版。
確かにそれは存在する。
その石版しかこの部屋には存在していないらしく。
小さな部屋である。
わけがわからないが。
だがしかし。
うずうずうず。
何だろ?
好奇心だけは人一倍…という自身を持っているエンジュは。
好奇心なのか、はたまた、その身に宿っている力ゆえなのか。
ひかれるようにと石版にと近づいていき。
そして……
?何か文字がかいてある?
いって、その文字を読み始め……
いや、読む。
というよりは、なぜか頭の中にその文字が浮かび上がってくるかのように・・・
「……石版の…神器?」
エンジュがつぶやくと同時。
ぱぁぁぁぁぁぁぁぁ!
石版が輝き。
そして…その光の中より、何やら…まるでヌイグルミのような物体が出現する。
「…………え…え…えぇぇ!?何これ!?」
それをみて思わず叫ぶエンジュに。
「ふぁぁ。よくねた。うん?お主が選ばれしエトワールか?
…って、何じゃぁ!?こりゃぁ!?ちょっと、いくら何でもこの姿はひどいんじゃないか!?
いくらこの儂、石版の神器を自在に操れる唯一の存在だからといって!?
何じゃぁ!?この姿はぁぁぁ~!!??」
ふよふよと。
……なんでウサギのような、よくわかんないようなヌイグルミのような物体?が。
浮んで、しかも私の前で何か話してるの?
などと思うが。
だが、それよりも。
「きゃぁ~!かわいい!ふかふか~!!」
だきっ!
反射的にそのいきなり出現した物体にと抱きついているエンジュの姿が。
彼女はかなりの動物好きであるがゆえに。
そのふわふわ、もこもこの物体をみて、思わず反射的に抱きついたのである。
「な…何じゃぁぁぁ!?はなせぇぇぇぇぇぇぇ!」
そんな『?』の物体…というか、おそらくは話をしているから生物?なのではあろうが。
それがじたばたとエンジュの手の中でばたつき。
そして。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!やったぁぁ!ね!クラヴィス様!今のききましたよね!」
いって。
何やら扉のほうから出てくる一人の女性。
何やらヴェールなどを身に纏い。
見た目にもかなりの身分の人なのであろう。
というのはエンジュにはかろうじてわかるが……
「……かわい~!!」
すりすり。
いって、頬をすりすりさせるエンジュに対し。
「こりゃぁ!いいかげんにはなさんかぁぃ!!!」
とぺちっ。
肉球パンチがエンジュの腕を直撃する。
「きゃぁ!肉球!」
「…………もしもし?……あの?」
「……あれに夢中でそのほうに気づいてないようだぞ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
何やら横で、先ほどの男性と。
見たことのない女性が話してるのをちらり、と視界の端にいれつつも。
しばらく、そのふわふわ、もこもこの手触りをたのしみつつ、頬すりをしているエンジュの姿と。
「でぇぇぇぃ!いいかげんにせんかぁぁぃ!」
すぺぺぺちっ!
ぺちぺち、といった、その生物?の腕のバンチがエンジュの顔を直撃する。
……肉球で叩かれてもかなり気持ちいい、としか言いようがないのであるが。
「……え。えっと。とにかく。よかったぁ!みつかって!えっと、あなた…名前は?」
何やら横でようやく開放され、ぜいぜいといっているそんなソレの姿をみつつも。
エンジュにと話しかけてくるその女性。
「?探してた……?私はエンジュっていいます。……あの?あなたがたは?」
首をかしげつつ。
そんな彼らにと問いかけてゆくエンジュ。
彼女は知らない。
これより、自分の運命が大きく回り始めた…ということを……
そして……
自らが、選ばれし存在である……というその事実を。
その驚愕の事実を。
これより、彼女たちより聞かされ…戸惑いを隠せないエンジュの姿が。
しばし、その場において見受けられてゆくのであった。
-第6話へ―
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あとがきもどき:
薫:内容的にはどっちを先に終わらすか・・
といえば、やっぱりもう一つのほうのメビウスでしょうねぇ・・・
一応これは最新作・・・・・・
ちなみに、台詞とかゲームと違っているのは、それはやっぱり創作物・・ということですので。
それにねぇ。設定から違うしね(笑
まあ、基本は一緒ですねvvゲームと。
しっかし・・・パソでやりつつ打ち込みするべきか、それともPS2でプレイすべきか。
パソの場合は画面保存できないのよね・・PS2は思い出vとして映像がコンプリートできるけどv
エトワールのラブチャットとかの資料でてるからそれでもそろえて打ち込みますかねv
んふふふふv
さて。どうして、スイセン・サクラ・ケシ。といったのか。
それは簡単。
いきなりオスカー様とかオリヴィエ様が出てきたら・・・普通の女の子はたまげますよ(笑
なので、無難なリュミエール様v
でもって、口調てきに、なつっこいのがマルセルなので違和感与えないとおもうんですよねぇ。
で、ラストはなぜかクラヴィス様vまずジュリアス様でてきたら間違いなく萎縮しますし(笑
ルヴァ様でもいいんですけどね(苦笑
まあ、ネタバレにもなるしなぁ。というわけで、エンジュに説明部分は省きですv
ゲーム内容のままですしねv
あ、ちなみに。
女王様の手助けをしてあげたい。を選ばないとアリオスには出会えませんよーv
んふふふふvv
何はともあれ。
ではでは、また次回にてv
2005年2月20日某日