まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

よっしゃぁぁぁぁぁあ!!!!!
四巻分、終わりぃぃぃぃぃ!!!!!
よーやく、これでノート二冊分・・・(実話)
さあ、次はゼロス登場だぁぁぁぁ!!!!!
ふふふふふふふふふふふふ♪


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  エル様漫遊記・聖王都動乱バトルオブセイルーン


夜があけて。
王宮は、一気にあわただしさをみせている。
見たところ、どうやら純粋なる思いからやってたようねぇ。
ふふ。
ラッキー♡
これなら、あれを創るのに利用できるわね♡
ま、少ないけど…塵も積もれば何とやらっ……てね♡
というわけで、アルフレッドには、こっそりとクリスタルを突き立ててみたりして♡
フィルは、アルフレッドを離れの一軒に放り込んで、見張りを一応立てている。
はっきりいって、見張りなんて不要なんだけどね♡
ふふふふふふ♡
確実に、あのクリスタルの影響で、記憶もなくしているからね♪
それは面白くなるから説明はしないけど♡
とりあえず、アルフレッドを閉じ込めて、しばらく後。
フィルはあたしとガウリイを連れて、クリストファを捜し始める。
ルナは、カンヅェルに付きっきりになっていたりする。
なぜか、魔族と分かってから、
王宮の人々が恐れて手がだせない状況なので、ルナにその役がまわってきていたりする。
毎晩、毎日のように、アメリアの正義の説得が行われていたりするが。
それでなぜか弱体化していたりするカンヅェルであるんだけど。
情けないわよねぇ~……
クリストファはといえば。
王宮のロビーにあるソファーにぼんやりと、完全に気力を失いつつ座り込んでいたりする。
「クリス。」
フィルの呼び声に、ようやくこちらに気づき、あたし達のほうにと顔と視線を向けてくる。
「兄上…ですか。」
つぶやくようにいって、手で顔を覆いつくす。
「事情は知っておるな?」
言いながら、向かいの席に腰を降ろすフィル。
クリストファは力なくうなづき。
「あいつの……アルの様子は?」
「まだ気を失ったままだ。そのうちに目を覚ますであろう。」
フィルの言葉に。
「そうですか。」
深く一時息をつく。
「そもそも、私の責任ですよ。」
ぽつりと話し始めるクリストファ。
「私ですよ。あいつにこんな野望を吹き込んだのは……
  考えてみれば、私は……あいつが物心ついたときから……
  自分の境遇についての不平ばかり聞かせていたような気がします。
  生まれる順番が少し違えば、王になれていたはずなのに……などとね。」
遠くをみるように昔を思い出しつつ、淡々と語ってゆく。
「あれが今度の計画を打ち明け、
  王宮の外で私を助けてくれたことがあるカンヅェルと、引き合わせてきたときも。
  私はそれを引き止めるどころか、嬉々として話にのった。
  …しかし、いつかはこういう破局が訪れる。
  そういう予感を胸に抱きながらも自分の野望を息子に押し付け、巻き込んでしまった……
  それだけが悔やまれてなりません。…親として…ね……」
言い放ち、再び大きく息をつくクリストファ。
「わたしはどのように罰っしてもらっても結構です。
  しかし…できれば、都合のいい願いだということは、承知の上で頼みます。
  どうか…兄上。あいつにはあまり厳しい処分をせんでやってください……」
すがるようにフィルにいっているクルストファ。
「それは、アルフレッドしだいだな。」
フィルがいうと同時に。
「殿下!!」
兵士の一人が走ってくる。
「アルフレッド様が目覚めました。それがっ!!…と…とにかくきてください!!」
その兵士の顔色に、ただならぬことを感じ取り、クリストファの顔色が悪くなる。
「アルになにか!?」
さっと顔色を変え、あわてて、アルフレッドがいる一軒の離れにとあわてて走ってゆく。

― カチャ。
ドアを開ける音が静かにと響き渡る。

「あれ?父さん?どうしたの?そんな顔をして?」
きょとんとしたアルフレッドが声をだす。
「……アル?お前?」
その様子に言葉を言いかけるクリストファ。
「……記憶が抜けてますね。」
一目みて、断言するルナ。
ルナもこちらに呼ばれてきていたりするのだが。
「な゛!?どういうことですか!?」
その言葉に驚き、ルナに問いかけているクリストファ。
「多分…こんどのこと……何も覚えていませんよ……彼……」
いいつつ、あたしの方をみるルナ。
『記憶と一緒に悪意もなくされたのですか?エル様?』
テレパスで、あたしにのみ聞こえるように言ってくるルナ。
あら♪わかってるじゃないのよ♡
『そよ♪一応、彼は純粋なる思いからやってたからねぇ♪
  新しい世界の創造に協力してもらったのよ♪』
別に隠すことでもないので、ルナにそれとなく説明すると。
なぜか、すっと顔色がわるくなっていたりするルナ。
当然、この会話はルナにしか聞こえてないのだけど。

アルフレッドが記憶をなくした。
というので。
なぜか再び、王宮中で何やら騒ぎが巻き起こっていたりするけども。
主犯が記憶喪失になって、今度の事件を綺麗さっぱり忘れているんだからねぇ♡
どたばたと、王宮中が騒がしくなってゆくが。
でも、面白いからよし♡

「もう出発するんですか?」
あけて次の日。
あたし達が出発しようかというときに、アメリアがあたしの部屋にとやってくる。
「え…ええ。とりあえず、これ、どうにかしないといけませんので。」
ルナはいいつつ、ふんじばられたカンヅェルをみつつ答えているが。
結局、カンヅェルは、ルナが引き取る。という形で、話がついていたりするんだけども。
なぜか、崩霊裂ラティルトでも滅びないカンヅェルに対抗できる手段がないとかで。
……アメリアの生の賛歌…結構効いていたのにね♡
滅びない。
というわけでなく、ただカオスワーズを言っている最中に防御しているだけなんだけど…
こいつは……
それすらも情けないことに、なぜか人間達は気づいてなかったりするけども。
「そういうこと。」
そんなあたしたちの会話に。
「リナさん、ルナさんっ!何か隠してますね!そんなの正義じゃないです!!!」
アメリアはいって、じっとあたしとルナの目を覗き込みつつ。
「私の中の正義の血がいってるんです!!
  まだ、私達に言っていない、何かを。リナさん達は知っているって!!」
いうアメリアの言葉に。
「何かとは?」
ルナが聞き返していたりする。
「たとえば。どうして、そんな魔族が王宮に入り込んでいたか。などということですよ!!」
ぴしっ。
カンヅェルを指差して言い放ち、さらにそのまま食い下がってくる。
「・・最近、あちこちでいろいろなことが起きてます!
   私の見えるところ、見えないところでいろいろなことが。
   どうも、何か大きなものが動いているような気がするんです!
   私の正義の血は、それが悪だといっています!正義の血が騒ぐんです!!」
そんなことをいいつつ。
自分の世界によっているアメリア。
「あら、ルナ?♡アメリアに、あれ♪教えたの?」
くすくす笑いつついうあたしの言葉に。
ルナはぷるぷると首を横に振る。
「そして、リナさん。私の正義の血が勘がいうんです!!
  その動きにはリナさん達が何らかの形で関っている。なぜかそういう風に感じるんです!」
アメリアが断言する。
ま、確かに、そうなんだけどね♪
そして、ちらりとカンヅェルをみてから。
「現に、そこの魔族を問い詰めても、リナさん以外の人間は、極力、できうる限り傷つけるな。
  そう命令を受けているっていってたし!」
カンヅェルを指差しながらアメリアがいう台詞に。
……おいっ……
思わず目が点。
「……あんた…人間に問い詰められたくらいで、ほいほいと上司からの命令内容を教えたの?
  情けない……」
じと目でカンヅェルを冷ややかに見据えるあたしの言葉に。
ぴくり。
なぜか、その視線に怯えているカンヅェル。
……なぜだ?
なぜ、本能的とはいえこのリナ=インバースから恐怖を感じるんだ?
などと、そんなことをこいつは思っていたりするが。
ルナもかなりあきれていたりする。
「まったく…最近の魔族は……」
思わず文句をいうあたしの言葉をさえぎり。
「そうはいうがな!!
  一晩中耳元で、〃人生ってすばらしいっ!〃などと生の賛歌をずっと聴かされてみろ!!
  こっちがダメージ受けるどころか、滅びてしまうわ!!」
情けないにもわめいているカンヅェル。
本気で情けないし……
「まあ……魔族でなくても……それは……きついわね……」
ルナがちょっと、そんなカンヅェルに同情していたりもするけれど。
「ま、とりあえず、あたし達の用はすんだからもう行くわ。ルナもいつまでもいられないでしょ?」
あたしの言葉に。
「そうですね……そろそろ戻りませんと……いつまでも休暇をとるわけにも行きませんから……」
ルナは少しばかりの休暇で、あたしに付き合っていたからねぇ♡
ま、とりあえず、あたし達はこのまま王宮をあとにしますかね♡
王宮からでてしばらく。
「それでは、私は、これで、そろそろバイトに戻りますので。失礼いたします。」
言って、ぺこりとお辞儀をしてルナはゼフィーリアにと戻ってゆく。
本当ならば、そのままあたしと一緒にいたいようでだけど。
今許可したらこれからが面白くないしね♡
それゆえにあたしが許可しなかったんだけど♡
ルナがいたらすぐに何事もなかったように解決しちゃうしね。
やっぱり物事は楽しくいかなきゃ♪
カンヅェルのみをそのまま引き連れてとりあえず町のはずれにと向かってゆく。

セイルーン・シティの町外れ。
その先にある林の中で、あたしはひたりと足をとめる。
「さってと♪ここいらでいいでしょ♪」
うきうきとしつつ言うと。
「リナ?何するんだ?」
ガウリイが聞いてくる。
「実験♪もし、これに耐えられたら釈放してもいいわよ♡」
いいつつもカンヅェルを見据えると。
「実験?」
何やら眉を潜めるカンヅェルだけど。
「そ♡あたしが今から、五つの呪文を放つから♪それに耐えるだけ♡」
「ふっ。そんな簡単な。」
完全に馬鹿にした口調のカンヅェル。
以前、部下達で実験したときは、四つ目で死んじゃったのよねぇ……
五つ目で滅びかけたけど……情けないことに……
耐久性の確認しただけなのに……
「じゃ♪烈閃槍エルメキアランスその一♪」
「ぐわっ!!!」
「そのニ♪」
「ぐわぁぁぁぁ!!何だ!?この威力はぁぁぁ!?」
光の槍がカンヅェルを貫いてゆく。
烈閃槍エルメキアランス♪その三♪」
「ぐ……ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
なぜか、叫びだけを残して風に溶け消えてゆくカンヅェル。
情けないことにニ回目の段階で、すでに実体化すらもできなくなってるけど。
一回目で人型でなくなり、一つのだんごのようになってたりするし……
「あぁぁぁらら、滅びちゃった……あっけないの♡」
ま、面白いから、そのままちょっと記憶操作しておいて、ガーヴの所に送り戻しておきましょっと♪
その方が楽しいしvv
「……?リナ?今の何だ?」
あっけにとられているガウリイ。
「ああ、呪文の威力を数百倍以上に、乗せていっただけよ♪」
「乗せる?」
「そ♪たとえば、2×2とか、100×100とかといった具合にね♪」
「よ~わからん。」
「とりあえず、一回目は、普通の人間の威力の百倍程度にね♪」
しっかし……魔族ともあろうものが、あれしき耐えられないでどうするのよっ!!
「……ま、いっか。」
それですませているガウリイ。
そんな会話をしていると。
「あ、いたいた!!おおい!!リナさぁぁぁぁぁん!!!ガウリイさぁぁぁぁん!」
元気な声が聞こえてくる。
森の外から上空を飛んで、やってきて近くに降り立ち走ってくる女の子。
「あれ?アメリアじゃないか?」
ガウリイがそれに気づいて声をだしてるけど。
すちゃ!
手を掲げ挨拶してくるのは言うまでもなく♡
「父さんを説得して王宮をでて、あちこち聞き込んでから、リナさん達の足取りをおってきました!」
などと元気よく言い放てくるアメリアだったりするし♡
「説得って……」
ガウリイがあんぐりしているが。
その言葉に、にっこりとガッツボーズをとり。
「何かがどこかで動いている!
  そして、それにリナさん達が関わっている!そう私の正義の血が言っています!
  ならば、私はそれを見届けて、正義の鉄槌を下すのみ!!」
一人盛り上がりつつも、あたし達のほうにむかってにっこりと。
「と。いうことで♡私もリナさん達と一緒に旅をさせてもらいます♪
  よろしく!!リナさん、ガウリイさん!!」
そういうアメリアはすでに旅支度まで整えていたりする。
「よろしくって……」
ガウリイが唖然としていいかける。
「大丈夫です!父さんを説得して王宮をでたから!!それに、グレイシア姉さんもいますし!!」
確かに。
ナーガはそのまま王宮に残っているけど…
ま、その方が楽しいけどね。
ナーガ、公私の区別はきちんとこなしはするんだけど。
でも、ときどきそのまま王宮の中にいても迷ってそのまま国の外にいったりすることもあるしね♡
「……説得されるか?普通?」
そんなアメリアの言葉に、ぽりぽりと鼻をかきつつ、半ばあきれているガウリイ。
「大丈夫です!!父さんもよくやってますから!!正義を広めるお忍びを!!」
そういう問題でもあるんだけど♡
「ま、ガウリイ、説得は無理だって♪」
くすくすと笑っているあたしの台詞に。
「さっすが、リナさん!話がわかります!やっぱり、人間。
  正義に一生その身を捧げ、波乱万丈、太く短くばぁぁっとやったほうが、燃えますよね!!」
一人、悦に入っているアメリアだし♡
「ああ……正義の使者……何て素敵な響きでしょう♡」
そのまま、自分の言葉にうっとりしていたり。
「……だな。説得は、無理みたいだな……」
目を点にしていうガウリイ。
さすが、あのフィルさんの娘……それと、あのナーガとかいう姉ちゃんの妹だな。
などと思っていたりするが。
「さて…と♪それじゃ、話がまとまったところで。次はどこに行きます?リナさん?」
アメリアがにこにこと話を進めてくる。
アメリアが加わるのはわかってたし。
あまりあたしの力は使わないようにしますかね♡
アメリアに、光と闇は表裏一体。
っていっても、納得しないだろうしね♪
片方だけの世界は、何かとすぐに消滅しちゃうのよねぇ。
だから、両方の属性を持たせた世界を創っているんだし♪
「そうね♪とりあえず、ディルス王国方面にでもいきますか♪」
そっちに向かっていったほうが面白いし♡
「わっかりました!」
「……今度はアメリアの保護もか?オレ??リナには、ボデーガードだし……」
などといっているガウリイ。
「あら♪あたしには、必要ないっていってるでしょ?」
あたしの言葉に。
「いや、絶対にお前には必要だって。もし何かあったらどうする?」
あんなにすばらしいスタイルしてるくせに……
などと思っているガウリイだが。
ま、当然だけどね♪
「何かあるわけがないじゃないのよ♪」
「そうです!ガウリイさんっ!正義があれば、何も怖いものはありません!」
会話がかみ合っていないアメリア。
「じゃ、いきましょ♪」
「らじゃ!!!!」
「はいはい。」
そんな会話をしつつも、アメリアの同意をえてあたし達は次の目的地にと進んでゆく。

ディルス王国。
人間達が知りうる伝説が残る町。
ちなみに、Sのやつが氷付けになっているカタート山脈の懐にあったりするので、
たまに、魔族の襲撃などにさらされていたりするが。
唯一、あたしの正体を正確に把握している国でもあるけど。
以前、ルナと出かけたときに教えたのよねぇ♡
だってこのあたしが、よりによって『天空から落とされた存在』何て伝えているものだから……
あの時は笑ったわねぇ♡
それでも、完全には、あたしのことを理解してないようだけども。
一応、混沌の海を作り出した存在。
ということで把握していたりするお国柄。
なぜかその事実は、
一部の存在以外には口外無用にされていて、伝えられていなかったりするけども。
別に、どうでもいっけどね♡

「さって。それじゃ、出発よ!」
明るい声が、青空に響き渡ってゆく。
んっふふふふふ♪
楽しくなってきたわねvvv


                       -白銀の魔獣偏へー


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あとがき:
不思議なことが起こってます??
なぜか、作業した頂き物の小説の背景が・・・・。
何でページに表示されないのぉぉぉぉぉぉ!!!!!!?(汗)
しくしくしく・・・・・・。
なぜ!?・・・・・他のは、大丈夫なのにぃ・・・・・。
しくしくしくしく・・・・・・・・。なぜだ!?
大文字になってるとかではないし・・・・・。しくしくしくしく・・・・・・・。
ま、とりあえず。次回、ようやく、白銀の魔獣偏♪
お役所仕事で、哀れな(爆!)ゼロス君の登場です♪
ふふふふふふふ♪
それでは♪


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