こんにちわ。
何を打ち込もうかと考えて。何でか、このルナの番外編を打ち込みはじめた。
2003年の4月14日の只今22時30分、今現在・・。
何はともあれvとりあえず、ルナ視点に完全にこの話から切り替わりますv
あしからずv

###################################


     エル様漫遊記番外編ルナ  ~セイルーン~第1話~


以前、誘われたことがあるのが幸いしている。
そう自分でもおもう。
それを口実に、出かけることができるのであるからして。
それでも。
数回誘いに応じて、国々などに国賓として参加したのは一重に、自分の存在をアピールするため。 
それも全て。
目の前にいる、『かの御方』のことを気づかれないようにするための、目くらましの手段。

以前、そう話し合った。
かつて。 
北の魔王である、レイ=マグナス=シャブラニグドゥことレイス=シャブラニグドゥにエル様のことが知られてから。
そのいろいろとしていたその結果。
どうにか、この御方を。
この御方自身としてではなく、私の妹。
つまり、どんなことをしたとしても。
まず、『赤の竜神の騎士の妹だから』という、潜入観念が育ち、あまり、周りにも怪しまれていない。
はっきりいって。
この御方の正体・・つまり、エル様・・じゃなかった。
リナ様・・とと、リナさんの正体を知られるくらいならば、私自ら、自分が赤の竜神本人です。
と、そう高々と宣言したほうが遥かにまし。
人として生活されている限り、絶対に、リナさんの正体がばれることがあってはいけない。
そんなことをして、もし・・・その気分を害されればと思うと・・。
・・・・考えないようにしましょう。

私の前で、談笑をしている表むきは私の『ルナ=インバース』の妹の『リナ=インバース』。
・・・いえない。
絶対に、知られるわけにもいかない。
 ・・・・・まさか、リナさんが・・エル様だなんてぇぇ!
しかも!
誰もエル様の正体とか本質とか知らないから!
とんでもないことをしてくれるしぃ!
うう・・。
私って・・・・かなり気苦労してるわよね・・。
そんなことも思考の隅を掠めていたりもするけども。
・・あまり、考えないようにしましょう。
下手に考えてて・・といっても、一度思ったり、考えたり、考えようとしたことなんて・・ 
すべて、エル様にはお見通しだけど・・・。
私達は、今。
セイルーンにと向かっている。
その最中に合流した、セイルーンの第一王位継承者の、第一息女、グレイシア=ウル=ナーガ=セイルーン。
そのグレイシアさんも含めて。
私とエル様、そして、なぜか、エル様と行動を共にしている人間のガウリイとかいう男性に。
そして、サイラーグの巫女頭でもあるシルフィールという女性。
エル様曰く、何でもガウリイさんは、エル様に剣の相手をして欲しいとかガウリイさんは頼んでいるらしいけど・・。
す・・・末恐ろしいことを・・・(汗)
・・・代わりに私でも相手・・しましょうかね・・。
も・・もし・・エル様が少しでも、その気を開放したら・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・えっと・・。
・・・・・考えないようにしましょう。
本当に・・・・。

「・・・やっぱり、この辺りは・・警備がものものしいですね・・・・」
そう周りを見渡してつぶやいているのは。
サイラーグの巫女頭でもあり、長いストレートの黒い髪をしている女性。
シルフィール。
シルフィール=ネルス=ラーダさん。
周りを見渡せば辺りに兵士達の姿がかなり見受けられている。
まず三人に一人は兵士。
そんな町の風景が。
この町にては見受けられていたりする。
「まあ、順調にいけば、明日には、セイルーンシティに入れますし。」
とりあえず、私の希望としては。
・・・・どうにか、何事もなくセイルーンにつきますように・・。
というのがかなりの本音。
それでなくても。
今、セイルーンには、何を考えたのか、あいつから離反したというあいつが干渉していたりするし・・・。
・・・はぁ・・。
「ねぇ、リナちゃん?やっぱり、いかなきゃだめ?」
私の心からの切実なる溜息を知ってか知らずか・・。
そんなことをエル様に言っているのは。
かなり露出度の高い服を着こなしている自称、白蛇(サーペント)のナーガ。
と名乗っていたりするけど。一応は、セイルーンの王女。
こちらは恐ろしいことに、エル様・・つまり、リナさんを永遠のライバルと称していたりする・・。
・・・・お願いだから、そんな恐ろしいことはやめてよ・・。
とかなり本気でお願いしたいのはやまやまだけど。
・・・・出来るわけがないじゃない!
そんなことしたら・・まず、間違いなく・・。
エル様のお仕置きフルコース決定だし!
うう・・・。
私にできるのは。
どうにか、エル様の・・つまりは、私の妹として、今生活されている、この御方の、
機嫌を損ねないようにするだけしかできない。
この私・・・いえ、世界そのもの全てを創り出したこの御方。
というよりも、世界そのものを包み込んでいる存在そのもの。
全てなる命の母。
私達曰く、金色の母。悪夢を統べる王(ロードオブナイトメア)。
まさか、その御方が・・ここで、
こうして人間やっていますと!
いえるわけもないしぃ!
・・・・どーして私がこんなめに・・・。
―ドスッ!
「当たり前でしょそもそも、ごたついているのは、あんたの家(セイルーン王室)でしょ?」
気が遠くなる意識の先で。
そんな会話をしているエル様とナーガさん・・。
「そうだけど・・。」
そんなぶつぶついっているナーガさんの姿を、視界の先に捉えつつ。
私の意識は闇にと沈む・・。
ああ!
エル様、変なこと思ってすいませんでしたぁぁ!!!
「だぁめv」
にっこりと私の精神面そのものに直接。
金色のイメージと・・力が注がれてくる。
あう・・・。

・・・・不覚にも。
私が完全に気がついたのは・・・・もう次の日の朝だったりする・・・。
・・・・なるべく変なことは二度と、思わないようにしましょ・・。
そう心に誓いつつ。
「・・・・とりあえず・・。エル様の意見次第・・なのよね・・。」
起きると窓から差し込む朝日。
どうやら、あのまま。
私は宿屋の一階にある食堂で。
いきなり倒れたようにシルフィールさん達の目からは見えていたようだけど。
・・ま、それならそれでかまわないし。
エル様・・つまり、リナさんが。
その力で精神世界面から、私の精神を棘つきバットで貫いたなどと、知られるわけには・・いかないし・・・ね。
「さ・・さてと。とりあえず、気分を切り替えて、がんばるのよ!ルナ!ファイト!」
・・・自分で自分に励ましをかける竜神って・・。
何か自分で一瞬哀れに思っちゃったけど・・・・・・・しかたないわよね・・・


「あ、ルナさん、大丈夫なんですか?」
一階に降りたあたしに話しかけてくるシルフィールさん。
みれば。
すでに、全員テーブルにとついて朝食などを食べていたりする。
「え・・ええ。どうにか。」
ちらりとエル様をみると。
優雅にそれでいて、しっかりと、健康的に、食事を楽しまれている様子。
「・・・じゃあ、このままセイルーンに向かうんだな?」
食事をしつつ、確認の意を取っているガウリイさんの言葉に。
「そうよ
にっこりと微笑んで答えているのは。
栗色の髪に紅の瞳をしている少女。
この御方がエル様。
今は、私の妹として、その姿から容姿、そして、その魅力や、気配全てを変えて。
この世界で人間やって楽しまれている人としての名前を。リナ=インバースと名乗っておられる、その御当人。
「・・グレイシアさん、とりあえず、その服装・・どうにかなさいませんか?」
何しろ、目立っているのは、別に。
そりゃ、エル様が、いくらその魅力を押さえているとはいえ。 
その外見は、美少女の部類にはっきりいって入っている。
それだけならまだしも、
見ためは麗しい金髪碧眼長身の男性に。
巫女服を着ている深層な令嬢のように見えるシルフィールさん。
そして、この私。
このメンバーだけでもかなり目立つのに。
それでも。
それ以外で私達が目立っている理由の一つ。
それは・・・。
「おーほっほっほっ!何を言っているのよ!スィーフィードナイトのルナ=インバース!
   もしかして、このセンスに嫉妬しているわね?おーほっほっほっ!」
そういって高笑いを挙げているのは。
その胸と腰を申し訳程度に覆っている布の服を着こなしている、グレイシアさん。
・・・・・違うと思うぞ?
・・・違うとわたくしは思いますわ・・。
ガウリイさんとシルフィールさんのそんな感情が、この私にも手にとるように分かったりもするけども。
・・・・というか、その通り・・違うってば・・・・。
何でも、この服・・・彼女の母親の形見ではあるそうなんだけど・・。
・・お願いだからあまり目立つ行動はやめて……
「ま、ナーガのたわごとは放っておいて。とりあえず、食事が済んだらセイルーンに向かいましょ。」
リナさんの言葉に。
ちなみに。
人目があるときなどは、
『頭文字の名前で呼んだり通りなで呼んだりしないこと。』
そう昔から釘を刺されているがゆえに。
ヘマをしないように、常日頃から、私は、エル様のことをリナさんと呼んでいる。
・・・さすがに、失敗するときも多いけど・・。
「そうだな。」
そんなリナさんの言葉に。
ガウリイさんがうなづく。
・・何か、私、最近というかかなり丁寧語になっているの・・。
あいつばっかりを攻められないわよね・・・。
そんなことを思いつつ。
「そうですわね。」
とりあえず私も同意をし。
あまりに目だっているこの場から。
おそらく、私も彼等達人間も同じ気持ちのはずだけど。
・・・まず、このグレイシアさんの格好は、人目を引きすぎるのが第一。
それでなくても、すでにこの町などに滞在している兵士などが疑心の目を向けてきていたりするし。 
・・あまり長居をして、もし、何かあったらと思うと・・。
それは、どうやら、シルフィールさん達も同意見らしく。
「あ、それでは、わたくし、とりあえず、先に魔道士協会にて、叔父さまに通信いれておきますわ。」
そういって席を立つシルフィール。
「あ、私もついていきますわ。いいですよね?リナさん?」
「別にいーわよv」
ほっ。
その言葉に胸をなでおろす。
「・・どうしてわざわざルナさんは、リナさんの意見を、確認するのでしょうか??」
そんな私の台詞に。
一人そんなことをつぶやいているシルフィールさん。
い・・・いえない・・絶対に・・・。
とりあえず。
私達は、シルフィールさんの用事のために。
この町にある魔道士協会に先に足を運び。
それから、向かうは、セイルーン。
・・・どうにか、エル様の機嫌が悪くなりませんように・・・・。


                     -続くー


   TOP     BACK    NEXT



 ##################################


  あとがきもどき:
    薫:・・・ぎゃぁぁぁぁあ!!!
      読み直してて、とんでもない間違い発見!
      前回の話しに・・出てくるはずのないアメリアが!?(滝汗)
      し・・しまったぁぁぁ!
      石版偏は、ザナッファーの残留思念のところだけ!(まて!)
      テレビ版と合流のはずだったのにぃ!
      何、完全にアニメ版として作ってた話しの台詞になってるぅ(!?)
      ・・・とゆーわけで訂正しました・・あうあうあう・・・。
      ・・・・かなりのポカミスですね・・・・。
      はい・・・・。
      アメリアは・・・今回の一件で初登場です・・はい(涙)
      すいません・・・。しくしくしく・・・・。


    TOP     BACK    NEXT