ふぅ・・・・。やっぱ・・・。
ルナの一人称にするかなぁ・・。このサイラーグ偏が終ってから・・・
ま、何はともあれ・・・。サイラーグ偏・・今回で終わりです・・。
さあ・・ルナと、残留思念、ザナッファー。その戦いの様子・・表現・・できるかな?(汗)
(・・・って・・・やっぱできてないし・・涙)あうあうあう・・・。←省くな!(爆!)
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エル様漫遊記番外編 ルナ 第6話
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
思わず頭を抱えて叫ぶルナに。
「どうした?スィーフィードって・・・あ゛あ゛あ゛あ゛!」
同じく。
いきなり、叫びだす、レゾの肩に止まっていた鳥。
気付いたのはほぼ同時。
よりにもよってあの御方が向かっているその先に。
どうして、そんな場所にいるものなのか、黄金竜・・しかも、まだ若い竜達の気配に。
そしてまた。
その奥深くに、人間が二人。
どうして今の今まで気付かなかったのか。
等とおもいつつ、ルナ達はかなりパニックに陥っていたりするが。
そしてふと。
「・・・・まさか・・・エル様ぁぁあ!?これを見越してらっしゃったのぉ!?
って・・!知らないからって・・あ゛あ゛!あれを復活させようとしているしぃ!あの馬鹿竜達はぁぁぁぁ!」
いきなり、目の前でそんなことをいいつつ。
まだ若い女性と。
そして、赤法師レゾの肩に止まっている、鳥が叫んでいるのである。
当然。
彼女達が、手続きをしている最中の、その前にいる役人たちや。
周りにいる人間達などが、驚くのは、当然のこと。
いきなり、絶叫している、ルナを驚きながらみつめつつ。
それでいて。
必死の表情で、真面目に鳥と話しているルナ。
「と・・・ともかく!ここは私とレゾでするから!スィーフィードは早く!あそこに!下手したら、世界が消えるぞ!?」
『・・いや、世界が消えるって・・。』
「それ以前に、どうして鳥が・・会話してるんだ?腹話術か?」
などといった、会話が。
周りの人間などから発せられているものの。
今のルナと鳥と化している、レゾの中に封印されていた魔王はそんな周りの様子に気を配るどころではない。
「と・・とにかく、ルナさん、行ってください・・。何もしなければ・・しないで・・。リナ様・・何かあるんじゃないですか?」
ここに、あの御方がいたら、まず何らかの制裁を受けるであろう・・が。
どごっ!
何もなかったはずの場所から。
いきなり、そういったレゾの頭にある品物が落ちてくる。
何処から飛んできたのやら。
まあ、何処にいようが、当たり前といえば当たり前。
あの御方には、全てお見通しなのだから。
そんなことを思いつつ。
ひくひくと。
その頭に、なぜか。
いきなり、出現した、小さな草刈鎌を突き立ててその場に倒れ付しているレゾ。
「・・・・下手なことをいうと、命取りだぞ・・レゾ・・。」
「そ・・そういう・・重要なことは・・はやくいってくださ・・。」
息も絶え絶えに、自力で回復魔法をかけているレゾの姿をみつつ。
いまだに、何がおこったのかわからずに呆然としているほかの人々の姿がそこにあったりすれども。
ルナはルナで、かなりあわてた様子にて。
「と・・とにかく!私はいくから!後はよろしく!」
そういうなり。
シュン!
いうなり、そのまま瞬時にと姿をかき消してゆく。
『え・・・・え・・・どぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?』
ルナ達の関係者以外の口から驚愕の声が辺りにと満ち溢れる。
辺りに、かなりの人がいるにも関らずにルナはいきなり、空間移動をしてその場から掻き消えてゆくのであった。
「と・・とりあえず。早いところ。リナ様の手配・・解く手続きをいたしましょう・・。」
ルナ達に付き合い、今回の説明を兼ねて、やって来ていた、サイラーグの役人が一人。
どこか現実逃避をしつつ、つぶやいている様子が。
ここ、サイラーグが所属している、ライゼール帝国首都にて見受けられてゆく・・。
「あああああ!!!!間に合わなかったぁぁぁぁぁ!!あんた達ぃぃぃぃ!!それが何か!しってるのぉぉぉぉ!?」
ルナが叫ぶ。
急いでリナ達に合流したものの。
すでに遅く。
鍵となる、石版はすでにはめられた後。
『ルナさん?あれは一体、何なんですか?』
いきなり、出現したルナに聞くゼルがディとシルフィール。
「あれは・・・・。百年前に、光の剣士が滅ぼした・・・・・。とされる、ザナッファーの復活の鍵なんです!」
『な・・・・何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!?』
さすがに。
いきなり出現した、ルナの言葉を聞いて。
そのまま、腰を抜かしている、エイシスとルーシー。
「あんた達、まだ、こんなことやってたのね。 いったでしょ?力もないやつは、こんなことしてても無駄だって。」
にっこりとそんな、腰を抜かしている二人の人間。
エイシスとルーシーに微笑みかけている栗色の髪の少女。
「ああ!!あんたは!?」
リナの言葉に、ようやく、そこにいる、リナにと気付き驚きの声を上げているこの二人。
実は、以前、ちょっと、リナと関りがあったりするがために驚いているのであるが。
「ルナ♪ちょうどいいところに♪あれ、どうにかなさいねvv」
リナが、ルナに話しかけているその間に。
すでに、瘴気に飲み込まれ、歳若い竜は、すでに、石版に封じられていたその力に飲み込まれていっている。
「あららぁ、知らないものに手をだすから・・・。」
完全に、楽しんでいるそんなリナの様子をみつつ。
内心、冷や汗を流しつつ。
ど・・どうやら、エル様が、彼らの気配・・私達から隠されていたようですわね・・。
でも・・・。
こんなどうでもいいことで!エル様の御手を煩わせるわけにはいかないのよぉぉ!
心でかなり絶叫を上げ。
「・・・・・リナさん、この件は・・・・今ずくに解決します。」
真っ青になりつつ。
目の前にいる、リナにと話しかけるルナ。
そして、ちらりと、そこにいる、アメリア達をみつつも。
「とりあえず、危ないですので?この部屋に、私は、結界を張りますので。
シルフィールさん達は、ここから少し放れていてくださいね?」
まさか、出て行け。
といえるはずもなく。
そんなことをいうと。
まず、『リナ』の反応を、知りたくもないが、考えてしまう。
「あらあら、どうせだったら。
このまま、復活させて、この町全てを瘴気で覆っても。面白いと思うけど♡」
そんなリナの言葉に。
「リナさん!それは、正義じゃないです!」
「・・・・とゆーか!どーしてこの状況で、リナ、お前は、楽しそうなんだ!?」
汗ながして言っているシルフィールに。
その額から、冷や汗ながしつつ、叫んでいるゼルガディス。
「まあ、リナだからじゃないのか?」
それで済ませているガウリイ。
「・・ま、いーわ。じゃ、ルナv後はお願いねv」
それだけいって。
「じゃ、あたし達は先に外にでてましょv」
『え゛!?』
ただ一言だけいって。
くすりと笑ったその刹那。
リナを中心に。
淡い金色の光が包みこみ。
次の瞬間には、その場から、リナ達は掻き消えていた。
「・・・おい?リナ?一体?」
首をかしげて、眉をひそめるゼルガディス。
「あ・・あの?一体?」
首をかしげているシルフィール。
今、リナ達は。
先に。
研究所、つまりは過去の遺跡の外にと出ている状態。
「あらvシルフィール、ゼル。それは、別にかまわないけどv人間のあなたたちの肉体に耐えられる?」
くすくすくす。
何やら、意味深に、くすくす笑いながら、いっているリナに。
「どういう意味ですか?リナさん?」
「リナ?」
キョトンとしていたりする、シルフィールとゼルガディス。
「それよ、リナ?何もしないでいいのか?
とゆーか、あのルナさんと、あのザナ何とかの、残留思念とかいうやつ、かなりの力だけど?」
のほほーんと。
遺跡の方をのんびりと、見ながら言っているガウリイ。
「あらvさすがね♡ついでだし、ルナとあいつの戦い、観戦しつつ、のんびりと待ちましょv」
くすりとリナが笑い。
ふい。
何やら、くるりと、指で虚空に円を描くような動作をすると。
ゆら・・。
そこに、まるで。
空気が、水のように揺らめいて。
金色の光の輪の中に、映し出されている。
ルナと、そし地下から、沸き起こりついでにいえば、取り込んだ数名の黄金竜を器とし。
復活しかけている、銀色の生き物の姿がそこに映し出される。
「・・・・・・・・・・・は?」
「・・・・・お゛い゛・・。」
一体・・リナって一体・・・(汗)
いきなり、そんな目の前で。
いとも簡単に、違う場所の様子を映し出すリナに、思わずシルフィールは目を点とし。
ゼルガディスは、ゼルガディスで。
そんなリナの正体について、かなり疑問を感じていたりするのであるが。
「・・・・まったく・・。」
溜息一つつくと同時に。
ふっと。
手を横に突き出すルナ。
その手に、その柄に、金色の文字で、何かの文字と文様が、描かれている、長剣がルナの手にと出現する。
ルナの目の前では。
この地に封印されていた、かつての魔獣。
その残留思念をある程度封じていた、その欠片。
「あんた達は何を考えてるのよぉぉ!」
思わず叫びたくなるのも道理。
知らないということは、ある意味、罪。
知らずに、あれを封じる鍵としていた石版を。
こともあろうに。
この地、サイラーグの内側に封じ込められていたその残留思念。
あの当時の人の手では、完全に滅ぼすことはできずに。
この地の魔力の力と、フラグーンと、そして数個の封印をもってその瘴気を抑えていた代物。
別に、それが開放されたからといってもまあ少量程度の力なのでこの町一体くらいが、消滅する程度。
だがしかし。
それが・・こともあろうに。
あの御方がここに滞在しているときに起こるとなると、話しは別。
「あのねぇぇ!これ以上、私の手を煩わせないでよぉぉ!」
その叫びの意味を知るものは、この場にはいない。
ゆっくりと、ゆっくりと。
ルナに近寄ってくる、首が八つ以上はあろうかという、獣。
その姿からして、精神的な存在なのか、それとも物質的な存在なのか、それほどまでに不安定。
残留思念とはいえ、一応は、それの素材となったのは紛れもなく、数百匹の魔と竜とエルフ達。
その事実をルナはよく知っている。
「・・・まったく・・もっと早くにどうにかしておくんだったわ・・・」
そういいつつ、その目が完全に据わっているルナ。
ふいと。
ルナが剣を振り下ろす。
「きしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
それだけで。
その白く輝く、揺らめく姿をなしている、銀色に輝く、数個の頭をもち。
数本の尾、そして、管をもっている、それの一部があっさりと、切り取られる。
「ふふふ・・・・。とりあえず、この私のストレス解消に、折角だから、利用させてもらうわよ!」
表に出せるはずもない。
これまで、ずっと、発覚するのを恐れつつ過ごしている今の現状。
かといって。
時間がかかったりすれば・・・・。
どういう目に遭うのかは、ルナはよぉぉく知っている。
「安心なさい、この私の手によって。再び無と還られることを。」
すでに。
彼自身は、滅びている。
残っているのは、百年と少し前に、この地にいたとある生物の残留思念。
ルナの実力すらも、測れないほどに。
ただただ、ルナの目の前にいるもの、その目的は、破壊と破滅のみ。
媒体とした、とある人間のそのうちに。
魔王が封印され、その血をもって、創ったがために。
この獣も多少の魔力を秘めている。
実力的には、腹心たちの、神官、将軍クラス程度ほどには。
とはいえ、ルナにかかれば笑いながらど突き倒せる相手であることには、違いがないのだが。
「ふふふふ・・。私・・最近、ストレス・・たまりまくってるのよねぇ♡」
まるで、リナ・・妹と同じようなことをいいつつ。
にっこりと、目を据わらせて微笑みつつ軽やかに、まるで舞いでも踊るかのごとくに剣を振るってゆくルナ。
そのたびに。
相手が、攻撃を仕掛けているのにも関らずに。
ルナには、その攻撃の手は一撃も当たらずに、思念体のみどんどんその体がそがれてゆく。
「ああもう!!!!!どーして、私がこんな目にあわないといけないのよぉぉぉぉお!」
絶叫と共に。
ドォォォン!!!!
すざましい爆音が鳴り響き。
後には。
そこ、かつて、北のサイラーグと呼ばれていたその場所は。
完全なる、クレーターと化していたりするのであった・・。
流石のルナも。
あの御方が、この世界に・・しかも、自らの妹として生活されていることがあり。
・・・かなり、ストレスが溜まっていることを。
今まさにこれにて証明したようなもの・・・
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・すごっ・・・。」
「うーん、さすがリナの姉ちゃんだなぁ。」
そんな光景を。
リナがどうやっているのかしらないが。
目の前の虚空にその映像を映し出しみせているのをみて。
無言になり、その全身から、冷や汗を流しているゼルガディスに。
さすが、スィーフィード・ナイトです!
と、違うところで尊敬の目を向けているシルフィールに。
というか、何となくだが。
あの、ルナさん、リナにとっては何か、姉というよりは、部下みたいな感覚に思えるのは俺の気のせいかな?
などと、かなり、確信をつくことを思っているガウリイ。
彼らは・・。
当然知る由もないのであった。
そんな、彼らの視線の先に。
見間違えのない、爆煙が。
ただただ、空に向かって立ち上ってゆく・・。
「け・・結局手がかりなしか・・。」
とりあえず、あまり深く考えないことにしているゼルガディス。
そんなことをどこかあさってをみつつその場でつぶやいているが。
「だったら、あたしにいったら、いつでもいいっていってるのよ♪」
そんなゼルガディスの言葉に、にこにこと笑いながらいっているリナ。
その間に、彼女達の目の前の映像は。
瞬く間に、まるで何事もなかったかのごとくに消え去っているのだが。
「いや!ぜったい、自力でどうにか、捜してみせる!!」
「はいはい。まあ、頑張ってよね♪」
かなり、脂汗をながしつつ。
リナの手を借りたりしたら・・。
絶対にとんでもないことになるような気がするから!それだけは!絶対にぃ!
などと、そんなとを心で本気で叫んでいるこのゼルガディス。
そんな彼の心の葛藤を当然、リナは分かっているがゆえに。
根性あるわよねvこの人間vなどと思っていることを。
その当人たる、ゼルガディスは知らない・・。
「え・・ええと・・・。とりあえず・・記憶操作でもしておく?レイ・・。」
呆然と。
どこか遠くで、その周りには、何も色のない空間で藍色の空間でそんなことを言っているルナに。
「・・そ・・・そうだな・・・・」
その束縛は、どうやら、ここ、精神世界面まで及ぶらしく。
ここ、精神世界に置いても、その姿は鳥のままの魔王。
彼らが、どこか疲れたように話している、その理由・・。
それは。
今回、手配に関った、人間全て・・そして自分達も当然含まれていたが。
あの御方の、当人曰く、『心優しい指導』それを受けたがために。
精神異常者まで出ていたりする、人間達の記憶を操作しておこう。
そんな会話をしている赤の竜神と、赤瞳の魔王であった。
毎日のように、『リナ』の制裁をうけつつ。
とりあえず。
ルナ達の行動の賜物で。
ようやく、数日後。
今ここに、リナ達の手配が完全に解かれたのは。
サイラーグの北が、完全にクレーターの地と化してから数日後のこと。
「本当に、あなたがたには、大変、ご迷惑をおかけして、もしうわけありませんでした。
あろうことか、スィーフィード・ナイトまでお手をわずわせてしまって。
それに、残っていたザナッファーに対しても、何とお礼をいったらいいのか・・。」
シルフィールの父親で、このサイラーグの神官長をやっているエルクが、全ての手続きが終わり。
町を出てゆこうとするリナ達を前にそんなことをいっていたりする。
そして。
娘であるシルフィールに手紙を渡しているこのエルク。
ルナが、消滅させた、かつての残留思念体は。
その一部というか、その元となっていた、魔の瘴気。
そのものは、ルナ達に気付かれないようにフラグーンにと吸収させていたりするリナなのだが。
本来ならば、精神を律する鎧。
のはずであったそれは。
とある干渉によって。
まったく異なる代物にと成り果てていた、その残り香。
その丁寧さをみて。
ちらりと、ルナ達をみているリナ。
その視線に気付き。
『な・・何か・・エル様・・機嫌悪くない?(汗)』
『・・・・・だな・・(汗)』
そんな会話をアメリア達、つまりは、人間に聞き取れない声で交わしていたりする、この二人。
ルナとレゾの肩に止まっている鳥。
そんなルナ達の様子にまったく気付くこともなく。
「シルフィール、私はまだいろいろとやることがあるから、することが残っているから。
すまないが、この手紙を、セイルーンシティまで届けてはもらえないだろうか?」
エルクが、手紙をシルフィールに手渡していたりするが。
「分かりましたわ。お父様。」
そういいつつ、父親の手から手紙を受け取るシルフィール。
その手紙を懐にしまった後に。
ルナ達の方・・というよりは。
リナ達の方向に振り向いて。
「あ・・、あの、セイルーンまで、私のボディーガード、引き受けてはもらえないでしょうか?」
シルフィールがおずおずといってくる。
「別にあたしはいーけど。」
その言葉にクスリとわらい、同意するリナに。
「あ!!だったら、私もいきます!!機会があったら、よってくれって、頼まれてましたし・・・・。」
というか!
ここで一緒に行かなかったら!
私達の未来はないぃ!
などと、かなり、本気で動揺しているルナなのだが。
多少声が震えているのは気のせいではない。
「ゼルはどーするんだ?」
そんな光景とはまったく関係なく。
ガウリイがゼルガディスに聞いていたりしているが。
「セイルーンは真っ先にあたったが、だめだった。人間の身体にも゛取る方法を探しながら、また旅にでるさ。」
「ルナさん、いろいろと参考になる話をありがとうな。」
ゼルガディスが、ルナに話をふる。
ここ、数日の間に。
ある程度の・・しかし、あまり詳しくは教えてはないが聞かれたことには答えているルナ。
「あら♪ルナ、何いったの?」
くすくすくす。
にっこりと笑いながら、聞いてくるリナに。
見た目でも分かるほどに、額から汗を流して。
「え・・ええ・・まあ。ゼルガディスがいろいろと聞いてきたので・・。答えられることは・・・答えたのですが・・・・・・」
言葉を選びつつ、しどろもどろになって答えているルナ。
ゼルガディスは、リナの正体までも聞いてきたのだが。
・・・・・いえるわけなど・・は・・ない。
「・・・・では、私も行きましょう。ほら、エリス、コピー、いきますよ。」
レゾが、彼らを促す。
結局。
リナの誠意ある、提案によって。
レゾと一緒にコピーやエリスといった彼らは、その命が果てるまで、レゾと一緒に、慈善活動。
という【かの御方】からの処罰を受けている。
彼らは、まだ気づいてない。
・・絶対に、死ねなくなっているというその事実に。
「ねぇ、レゾ、どーせだったら、そのコピー、名前をつけたら?どうせ、これから、永久に行動一緒にするんだし♪」
にっこりといったリナの言葉に。
レゾはしばし考えこみ。
しかも、鳥の姿と成り果てている魔王とも相談し。
「そうですね・・・・。では、『ケイル』という名前にしましょう。それでいいですね?ケイル?」
一つの名前を自らのコピーにつけているレゾ。
レゾがコピーにむかっていうと。
「わ・・・私に名前!?」
金と緑の瞳を見開いて、驚き、聞き返しているコピーレゾ、ケイル。
まさか、名前がもらえるとは思っていなくて、かなり喜んでいるこのコピー。
つまり、一つの存在として認められたという、満足感をどこかで味わいつつ。
そんな、取りとめのない雑談を交わしつつ。
やがて。
彼らは、互いにそれぞれの道を歩み始めるべく。
ゼルガディスは、とある方面に。
リナ達は、セイルーン方面に。
レゾは、砂漠方面にと。
それぞれ、向きを変えてゆくのであった。
「・・・・どーして、グレイシア姫までもが・・。」
そのたびの最中。
多少。
その道すがら加わった、かつてのリナと共に旅をしていた人物であり。
そして、セイルーンの第一王女の姿を認め。
一人、ただつぶやいているルナの姿が。
グレイシア・・自称、白蛇のナーガが。
彼女達の旅の一行に加わった時。
そんな台詞をつぶやき。
その台詞は、ただただ。
風に溶け消えているのであった・・
-次回、セイルーン偏。
次回からは、ルナの一人称に変更ですv-
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あとがきもどき:
・・・・あまりに、おなかがいたくて・・・。
おなかがすいているのに・・食べれない私です・・。
あうあうあうあう・・。
何でぇ・・(涙)
しくしくしく・・。ま・・・何はともあれ。
次回からは、ルナの一人称に変更です。
え?その方が、楽だからvというか、一応、これ、ルナの番外編だしねv
んではではvv
・・・しまった!
ついつい、見直して、シルフィールのところをアメリアにしていた!(汗)
アメリアは、セイルーンで初登場なのにぃ!(滝汗)
(つまりはテレビ版で考えてたのとごっちゃになっている何よりの証拠・・汗)
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