こんにちわ♪
とりあえず、この本編。すでにこのサイラーグ偏は終わって、二度目のセイルーン偏に入る途中だし・・。
とりあえず、ルナの視点を・・進めないと・・(汗)んではではv
昨日に引き続きというか、連続の打ち込みなのですv
エル:・・・・フォーエバーinNEXTは?(はあと)
薫:・・・ぎくっ!そ・・それでは!(逃げ!)
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エル様漫遊記~ルナ番外編~第4話
ふと、部屋を出ると同時に。
この町の中心である、この神殿の屋根にと登る。
この搭にある、鐘台からはこの町、サイラーグが一瞥できる。
・・・・・はぁ。
思わず溜息が漏れる。
まさか、こんなことになっているとは・・。
そういえば、最近、この辺りのことが、視れなくなっていると思ったら・・・
もっと早くに気付いていれば、手も打てていただろうけど。
自分で自分がはがゆいが。
「・・・とりあえず・・。まずはこの町を元に戻すことが先決・・よね・・・・」
あの御方の機嫌がいいときに。
どうにかこの一件。
早く方を付けておかないと。
まず間違いなく。
あの御方のお仕置きがまっている!
ぶる。
そんなことは・・・いやよぉぉお!
気付けば、涙を瞳にためていたりする自分に気付く。
「うう・・・・。エル様の正体・・・誰も知らないから・・・・」
ぶつぶつつぶやきつつ。
それでいて。
すい。
その町が見渡せるその搭の頂上で。
片手を空にと突き上げる。
その手に、杖のようなものが出現し。
次の瞬間。
その手にした、暁色の杖が、まばゆいばかりに増してゆき。
ポウ・・。
パァァァァ!!
搭を中心に。
この町全体に朝の日の出のような、暁よりも眩しき光が完全にまるで包み込むようにと、浸透してゆく。
それもホンの一瞬のこと。
その光に照らされて。
今まで操られていたこの町の人々は、完全にと正気に戻ってゆくのが見受けられていたりする。
ルナが今やったのは完全なる浄化。
人などを操るときなどには、その空気などに少なからず、
よどみが発生する。
そのよどみを浄化し、そして、同時に。
人々を麻痺させていたその空気を浄化し、清廉したに過ぎない。
この町の人々が、操られていたのは、一種の催眠状態のようなもの。
その催眠が解かれれば。
その後には、今まで何をしていたのか、まったく覚えてない、操られていた人々が残るのみ。
ざわざわざわ・・・・。
気付いたら、まったく別の場所にいたり。
違うことなどをやっていた人々は。
ふと、正気に戻り。
戸惑いの色を、この町の至るところで見せている人々の姿が所かしこにみうけられていたりするのだが。
そんな人々のことよりも。
今、ルナにとっては。
何よりも、リナの不機嫌を取ることが一番脅威なのである。
そんなルナの思考に。
―スィーフィード。私は、とりあえず、あいつの処理を・・。
そういう魔王・・シャブラニグドウこと、レゾに封印されている、それの声。
つまりは、今はオウムにその姿を固定されている、赤瞳の魔王より。
ルナに直に精神感応で声が伝わってくる。
『が・・頑張ってね・・・』
あの御方が手出しをしなかったということは。
まずそれを生かせておきなさい。
ということに他ならない。
それは、ルナも彼もよくわかっている。
それゆえに。
手加減具合が要求される。
そんな彼にまたもや、精神感応で、直接に返事を伝え。
町が未だにざわめいているものの。
元通りに戻ったのを確認し。
「・・・さて。と。」
そうつぶやき。
ゆらり。
次の瞬間には。
ルナの姿は。
その搭の頂上から、まるで溶け消えるようにと、瞬時に消え去っているのであった。
そのまま、次に姿を現すと。
扉の向こうで聞こえている話し声。
「さて、所で、エルク、あたし達の手配・・といてくれない?」
今では、一応、名目上は、ルナの妹となっている、『とある御方』の声がルナの耳にと届いてくる。
「・・・私からもお願いします。お父様。」
その言葉に続き、聞こえるのは。
この町の巫女頭である、神官長の一人娘。
シルフィールの声。
「・・・・無論です。少々、いろいろと手続きがありますので、多少、時間はかかりますが・・・」
そういっているこの町、サイラーグ・シティの、
神官長のエルクの言葉をききつつ。
「それ、私も手伝います。」
カチャリ。
ころあいを見計らい、ルナも部屋にと入ってゆく。
「・・・・・リナさんに手配がかけられていては、私も困りますので・・。」
そういいつつも、内心はかなり冷や汗を流しているルナ。
・・・エル様の機嫌がいいからいいようなものの・・。
ああ!
でも、こんなのが続いてたら・・不機嫌になられるしぃ!
どうにか、早く何とかしなくちゃいけないし!
というか、手配なんてかけないでよぉぉぉ!
その目から、紅い色の涙が流れていたりするルナ。
・・・気持ちは、『リナ』の正体を知っている存在ならば。
誰でも理解できるであろうが。
幸運にも、この世界。
このリナの正体を知るものなど・・殆ど皆無といって等しくない。
いや、知っていたとしても。
その本質を完全に理解しているかというと、まずない。と断言できる
あまりに恐れ多すぎて。
自分達の部下達にすら、その真意を伝えるのもはばかられるほど。
そんな理由から、少し違うように捉えている、神、魔族達がいたりするが。
後、他の存在に限っては。
まず知るものなどいないであろう。
まさか、この惑星。
いや、この世界そのものが。
よもや、彼女の中にある一部に過ぎない。ということなどは。
この御方の性格は。
伊達に部下というか、竜神の役目を仰せつかっているわけではない。
長き役目上、よくわかっている。
それゆえに。
この御方が、あれに関る気でいるというのも、正確に聞いたわけではないが目にみえている。
だから。
それまでに。
まず、無謀にも、エル様に掛けられた、手配を解くのが先決だし。
そう心で固く誓っているルナ。
「そうですか?・・もうしわけありません。スィーフィード・ナイト様。」
深々と、半分起き上がり、頭を下げる、エルクに。
「あ、ルナでいいですよ。エルクさん。」
そう言っているルナの姿がそこに見受けられていた。
「じゃあ、俺達は何をする?」
レゾが、今回の一件の処理に当たり。
ルナが手配の一件に当たる。
ということを聞き。
今後のことをリナにと聞いているのは真っ白いフードを目深にかぶっている男性。
かつて、レゾの手により、合成獣とされたとある人物。
ちなみに、レゾの血縁者に辺るのだが。
男性―ゼルガディスの言葉に。
「とりあえず、その辺りの魔族も、今の光で、いなくなったわけだし。魔族のくせに、なさけないったら・・・・。
まあ、のんびりと町見物でもしてましょうよ♪それと、サイラーグの北にいってみない?♡」
・・・・・・・・・・・・え(汗)
や・・・やっぱりぃぃぃぃ!
そんな『リナ』の言葉に。
内心絶叫を上げているルナ。
「でぇぇぇ!?サイラーグの北!?」
その言葉に少し驚いている金髪碧眼の男性。
「あそこは、廃墟しかありませんが?」
そんな会話に、シルフィールが話りこんでいたりするが。
「・・・廃墟?たしか、数年前に、突如として廃墟になったとか・・。」
そんな会話をしているリナ達の横で。
ふと、赤毛の男性。
ランツがふと、思い出したようにいう。
「何だ?ガウリイ?知ってるのか?」
ガウリイが北の町を知っているのに、少し驚いているゼルガディス。
普通、ガウリイの傭兵時代の通りなを聞けば。
おのずから理解できる事柄だろうが。
金の閃光。
これが、ガウリイ=ガブリエフの傭兵時代の通りな。
以前、この町で。
北の町を滅ぼした実績をこのガウリイは持っている。
まあ、滅ぼすのと同時に事件も解決して。
この町、サイラーグでは、救世主扱いとなっているのであるが。
「い・・いやぁ・・・。以前にちょっと・・・・」
そんなゼルガディスの言葉を軽く交わしているガウリイ。
「兄貴?しかし・・・・やっばり、リナさんと一緒だと、とんでもない大物に会いますよねぇ・・・。
別の意味で命がいくつあってもたりない・・・。」
ぶつぶついってるランツ。
そりゃ・・・エル様ですし・・。
もこの程度で済んでるのは・・奇跡としか・・。
などと、リナには全て分かるというのに、無謀な考えを張り巡らせていたりしたルナは。
―がすっ!
その直後。
どこからか飛んできた、棘月ハンマーで背中を貫かれていたりする。
「あらvvランツ?あんたもくる?北の町?(はあと)」
『・・・・・・・・(汗)』
いきなり、その場に、赤いものを流して倒れこんだルナを、呆然として見つめているアメリア。
そして、ふと気付き。
「ああああ!ルナさん!?シルフィールさん!手伝ってください!」
「はははははぃ!」
あわてて、だくだくと赤いものを床に流して。
転がっているルナに、回復魔法をかけていたりする二人の巫女の姿が、しばしその部屋にて見受けられていたりするが。
そんな光景を冷や汗ながしつつ見つめつつ。
「いや、あそこにはいきたくないので。俺はこの辺りで失礼する・・もとい、しますです。」
ですます口調のランツ。
デスマス口調で丁寧にリナの提案を断って。
その場から、逃げるように立ち去っているこのランツという人間の男性。
「・・・・・あああああ! 命がいくらあってもたりないじゃないかぁぁ!」
叫びつつ、転がるようにすぐさまこの町を出ているランツの姿が。
町の外で見受けられたのは、その日のうちのこと。
かさり。
目の前にいるのは。
自分と同じ姿をしているその男性。
「・・・・久しぶりですねぇ。」
そういって、話しかけられたその人物に思わず、その左右の色の違う瞳を見開く、
その男性。
死んだと思っていたはずの、彼が。
今、どうして目の前にいることか。
というか、彼が使った使い魔にてもその本人が、生存しているとは確認していない。
「・・・・レゾ・・・」
思わず呆然とつぶやく。
「とりあえず。あなたは邪魔ですから、コピー。」
そうにっこり微笑むその言葉に。
むかっ!
「ふ・・・ふはははは!まあいい!どちらがより実力が上か!
真実に確かめてやる!この私がオリジナルを超えるのです!」
いくら、かんばっても、コピーはコピーでしかない。
だから。
コピーである自分が本物を越えるためには。
自分自身を貫くためには。
本物を殺したという、あのリナ達に勝つことが、自分の生存の方法を確認する唯一彼にとっては慰めであった。
―が。
目の前に、死んだと思っていた、自分のオリジナル。
自分を生み出し・・・そして。
こともあろうに、魔と合成した人物。
赤法師レゾ。
その、レゾ本人が。
レゾが以前作った、ホルムンクスのレゾの前に。
にこにこと笑いつつ、立ち塞がっているのである。
本物に勝ことにより。
自分が生きている証を立てたいコピー。
コピーとはいえ、自我がある限り。
別人だというのに、それすらにも気づいてない。
「あなたに・・できますか?」
そうにっこりと微笑み。
『・・・・よくもリナ様に手配など・・。貴様は、世界が消滅してもいいのか!』
魔王というにも関らず、説教していたりするオウム。
そんな言葉にはまったく耳を傾けず。
「とりあえずv本物は・・一人で十分です!」
どん!!!!
そう言い放ち。
手の魔力塊を出現させて。
目を閉じているレゾにと叩きつける、その手の平に左右に口が開いていたりするが。
レゾがかつて、自分のコピーに行った実験。
それは、魔との合成。
このレゾのコピーたるホルムンクスは。
その身に二つの魔を宿している。
『―ほう、この我に刃向かう・・か?下級風情が?』
―びくり。
レゾの肩に止っている、オウムの言葉に。
コピーレゾの中の魔が反応し。
一瞬身震いしていたりするが。
ここ、空間を隔てた結界中で二人のレゾが、しばらく数時間ほど。
対峙する光景が見受けられていたのであった。
その説得に応じ。
力づくで納得させ。
今回の一件の大元たるそれを。
リナにとあわせるために連れて出るレゾの姿が。
しばらく数時間後に。みうけられてゆく・・・・・。
-続くー
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あとがきもどき:
薫:・・気付いたら・・十二時すぎてる・・・。
フォーエバー・・(汗)
・・・でも眠いし・・・・。
・・・明日にするか(まてこら!)
んではでは・・。
あ、ちなみに。
分かる人には分かるでしょうが。
これ、サイラーグ偏の5話の辺りです。
はい(爆!)
んではではvv
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