エル様漫遊記 幼少偏 ☆リナ、成長期?☆
「まあ、この子、自分でミルク、飲んでるし。」
感心の声を上げているのは。
ここ、インバース家の夫人。
セシル。
セシル=ドナ=インバース。
ちなみに、彼女の容姿は青い髪に紅の瞳。
父親が、黒い髪に黒い瞳。
今はここにはいないけど。
祖母が、栗色の髪に紅の瞳。
祖父が、紫の髪に碧い瞳をしていたりする。
ルナの容姿。
紫がかった青い髪は、隔世遺伝的なものと、それと、母親からの遺伝。
あたしは、祖母と同じような髪の色をしているので。
あまり怪しまれることなく、この家の、実子として、ここで、インバース家の二女として人間ライフを楽しんでいたりする。
自分で哺乳瓶を作り出し、ついでに、ミルクも。
・・・・別に、飲まなくてもいいけど。
やっぱ、この辺りからの形から入らなきゃv
人間やる甲斐がないからねぇ。
ベットで寝ていたあたしが勝手に一人でミルクを飲んでいるのをみて。
感心の声を上げているのだ。
目の前にいる、あたしのここでの一応人としての母親となったセシルは。
「さすがに、ルナがつれてきた子だけあって。
手がかからなくて、助かるわ。さっすが私達の子供よねvルナもこの子・・リナも♡」
すでに、彼女達の中ではあたしも実の子として扱っている。
ま、その方がいいけどね。
普通の人間の子供なら、無理だろうけど。
あたしは自分で風呂に入ったり、などとしていたりする。
別に、この家ではあまり気にされてもいないけど。
ルナが頭を抱えている以外は。
セシルやマルス曰く。
『最近の子供はせいちょうが早いのね(早いんだな)ほほほ(ははは)』
その一言で済ませてるし。
一応、産まれて大きさ的には、二ヶ月程度。
小さな足で、とてとてと家の中を駆け回る。
小さくなっただけで、結構面白い。
今までとは違う視点が楽しめて。
暇なので、魔法道具を精製して、セシル達に渡して。
それをインバース商会などで売り出したところ、まあ、うける、うける。
別に、誰でもできるでしょうに。
神魔融合呪文の入った球(オーブ)くらいv
後は、この星の地図を作って、水晶などに書き出してみたりとか。
なぜか、その意味を殆どの人間が理解できないのは。
まだここの人間がこの地が、未だに宇宙空間に浮かんでいる、一つの球だと理解してないからに他ならない。
とりあえず、古代地図と称して。
羊紙に、細かく大陸などの明細を書き出したりして。
後は、自分で武器が精製できる装置を作って設置してみたりとか。
結構これが、大ヒットv
何しろ、ランダムv
自らが、自分だけの武器や防具、アクセサリーを作れるとあって。
かなりヒットしてみたり。
ここ、ゼフィーリアの魔道士協会からは。
その道具をぜひ、我が協会で!!などと話しが来てたりもするし。
ちなみに、組み合わせに失敗したら、したときの措置で、残念賞として、いろいろ選べる品物なども創ってみたりして。
結構、それなりに、ここでの人間ライフを楽しみつつ。
気付いたら、ここでの時間でいうと、約一年が経過していた。
口込みで、広がった、ここ、インバース商会の評判は。
数ヶ月もしないうちに、あっという間に、ゼフィーリア全体にと広まって。
中には、ここに来た観光客などから他の国の人々にも一部伝わり、結構繁盛していたりする。
「・・・・・・・・・・・げっ!!!!!?」
大人たちの絶句する声。
とりあえず、形だけでも。
というので、魔道士協会なる場所に入会したあたし。
一応、通ったことにしておかないと。
後々、魔道士として、力、使いまくることが、表でも難しくなるからね。
それにその方が、後々便利だしv
たったの一歳に満たないあたしが。
それまで、高度とされてきた、魔道の仕組みや、その応用、しかも、新たな魔法道具の簡単精製方法。
などをレポートにして提出したり。
呪文書を閲覧せずに、ブラスト・ボムを使ったり。
などとした程度で、驚愕していたりする。
ここ、ゼフィール・シティの魔道士協会の人々の面々。
まあ、そんなどうでもいいことはおいておくとして・・と。
ちなみに、あたしが最近面白く手伝っているのはゼフィーリア・王宮の中にあるちょっとした試練部屋の手伝い。
兵士達に根性を入れたり、
後は、法を犯した人々を更正させたりするための、そのとある部屋。
その改造を手伝っていたりする。
なぜか、真空状態の部屋をトラップで作ったら。
ルナが涙を流して、それは止めてください。
などと懇願してくるし。
真空状態でも、根性みせるくらい、精神は鍛えないとv
どんな存在でもね♡
暇なので、近くの盗賊とか。
後は、この地以外の盗賊とか。
後は、近所に住んでるほかの子供とかで。
加減具合を調べるために、ちょっと力の実験を毎日のようにしてみたり。
なぜか、ルナでしばらく加減具合を実験したら。
・・・死にかけたのよね・・情けないったら・・・・
とりあえず、力の加減具合。
まあ、死んだら死んだときで、生き返らせればいいし。
とりあえず、どの程度で、人間が死ぬのかなんて。
それは、個人個人で違うから。
ぎりぎりのところで実験などを施しつつ。
あたしが放つ攻撃呪文の音が。
日常的に。
ゼフィール・シティの中ではなってゆく。
別にどうでもいいことだけど。
あたしがインバース家の次女として家族の一員になったと王宮に報告いったそのときに。
面白いことに、覇王の下っ端たちがこの地を攻めてきて。
ルナの力で一瞬にて撃退された。
というほほえましいエピソードもあったりする。
その為か、ルナが、赤の竜神そのもの、とまでは、人々は思い至らなかったらしく。
伝説の、『赤の竜神の騎士』だと勝手に呼んでいたりもするけど。
まあ、事実、ルナは、今までも、力の回復で人間やっている最中。
自分のことをそう周りが呼ぶのを否定もしなければ肯定もしなかったから。
ちなみに、赤の竜神の騎士が有名になったのは、約千年前の降魔戦争が一番の原因。
この惑星の中には。
ルナの力の欠片を受け継いだ人々や品物など。
かつての、神魔戦争以来。
少しばかり存在している。
それらの欠片を集めつつ、人間に転生して、力の回復を図っている、この世界の光を司る竜神。
赤の竜神(フレアドラゴン)ルナ=スィーフィード。
その事実は、未だに殆ど気付かれてない。
という情けない事情もあったりするけど。
それはそれ。
そんなこんなで。
あたしがここで人間ライフを楽しみ始めて。
数年の年月が経過してゆく。
ちゅどぉぉん!
手加減一発。
『ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?』
辺りから、悲鳴がなぜか巻起こる。
「何事だ!?」
そこの頭が叫んでるけど。
彼らの目に映るのは、爆煙の中に佇む、一つの小さな人影。
まったく。
「どうしてこの程度で悲鳴をあげるのかしらね・・・。」
たったの一発のちょっとした、炎の球で辺りはなぜか火の海と化している。
「な・・・・・・子供!?」
驚愕の声を上げていたりするし。
ちなみに、今、あたしは、二歳。
最近、ちょっとした楽しみとして。
こうして、ちょっと、出かけては盗賊退治をいそしんでいたりする。
結構面白いのよねぇ。
なぜか、【子供にやられる。】というので、彼らの負の感情もかなりのものだけど。
それ以上に戸惑いの感情とかも。
あとは、面白いことに、命乞いしてきたりもするし。
その台詞がまた、場所によって異なっていたりとか。
最近、魔族もふがいないようだし。
たまぁに、姿を変えて、カタートのSのところにいったりするのも、しょっちゅうだと飽きるしね。
こうして、人間相手に遊ぶのも結構面白いしv
周りには、たったの一発の炎で炎上していたりする、彼らのアジト。
今、あたしは、沿岸諸国連合の一つに来ていたりする。
この辺り、結構盗賊の宝庫なのよねv
「な゛・・・・た・・たすけてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
のどかな森に、情けないことに、たったの二歳程度のこのあたしに命乞いをしている盗賊の面々。
まったく・・・
「じゃ、とりあえずvブラスト・ボム!!!」
ドッガァァァン!!!
たったの一発の力にて、一瞬のうちにと瓦解する。
ついでに、周りの木々もなくなっていたりするけど・・。
・・・・・・・・とりあえず・・っと。
「えいv」
パチンv
軽く手を鳴らすと、その刹那。
今消滅したはずの森と木々が一瞬のうちにと再生する。
「さ・・・ってとv」
一度は完全に形もなくなった、盗賊達をその辺りの空気で作った、縄で縛り上げ。
そのまま、空中に浮かべて連ね、近くの役所にと突き出すあたし。
「・・・確かに、こいつらには、懸賞金がかかっているけどねぇ・・・・」
ぶつぶつ、出し渋る役人。
・・・いつものことなのよね。
この姿・・つまり、子供の姿のまま、賞金のかかっている人間とかを突き出しても。
子供だからといって、うやむやにしようとする、お役所は。
何処の国でも同じこと。
「じゃ、ここをドラグスレイブで形もなくなくするのと。あたしに賞金払うのと、どっちを選びます?」
にっこりと、親切にも二択の選択肢を与えるあたしの、その心優しいまでのその言葉に。
「は・・払います!払います!」
その辺りに一発かました、ブラストアッシュを見てからか。
ものの見事に態度を豹変させる、役所の人達も、最近は見慣れてきていたりする。
大概、毎回のことながら。
子供なら、賞金を払わなくていい。
と、大人たちは、どうにかごまかそうとしているし。
そんな人達には、ちょっと、親切にも。
足の一本でも焦がしておいて、払うといったら回復させる。
そんな優しい作業などもしたりして。
盗賊退治をしつつ。
それらに掛けられている賞金をもゲットしてゆく。
これが、最近のあたしの日課v
しっかし・・・・・。
何か、あたしが、姿を変えないままで。
このままで遊べる方法はないかしらねぇ。
別に、持ち運ぶ袋は、次元式の袋にしてるから。
それには、再現なく品物は入るけど。
でも・・やっぱり、荷物持ちは必要よねv
そうと決まれば早速実行v
「・・・さてっと、じゃあ、カタートででも、荷物持ちを捜しますかv」
どうも、人の世界でいうところの。
お宝というか品物。
売りさばくのに、この二歳程度の姿じゃ。
誰も相手にしてくれないのよね・・・人間達ってば。
とりあえず、インバース商会。
つまりは、今、あたしが人間やってるところの実家で、少し細工して売り払っていたりするけど。
だからといって、姿を変えて、売りさばく。
なんてことは、邪道だし!
やっぱり、ここは、荷物持ちに誰かを指定するべきよねv
ルナは、ルナで、まだ七歳だし・・・・。
だからといって、そのたのだけのために、別に荷物持ちように、存在(何か)創り出してもいいけど。
わざわざするのも・・ねぇ。
ま、どいつかに、命令・・・もとい、お願いして、荷物持ちというか、しばらく付き合ってもらいますかv
とりあえず。
荷物持ちと、換金するための。
単なる、使イッパシリを選ぶため、一番手っ取りはやくに、近くの、カタート山脈にと出かけることにしますかね。
さって、誰を使いましょうかねぇ。
んっふふふふふv
-続くー
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・・・・久方ぶりに、幼少偏が書いてある、小説大学ノート・・引っ張り出しましたが・・。
あ・・・・あはは・・・。
そーいや・・・書いたなぁ・・・・・(笑)
いや・・ノートの一ページに・・・。
リナバージョンエル様の絵が・・(爆!)
に・・・似てない(汗)
今さらながらに、自分で突っ込んでました(笑)
何気に・・・え・・・・いや、リナ様・・・(汗)
次回・・・・。
人身御供・・・でなかった。
生贄・・ではなく、
エル様・・とと、リナ様に、幸運にも選ばれたのは・・誰!?
となっていますv
んではではvv
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