エル様漫遊記・覇軍の策動偏

日は暮れ、家々の窓からは明かりが漏れ出している。
のんびりと空をゆくあたし達。
「…明かり…だな。」
あたし達が目指す先。
中にいる人間達や他の存在に気づかれても面白くないので、全員に軽い風を纏わせ、
それゆえに各自術を唱えずとも、自由に空中散歩ができるようにとなっている。
まあ、このメンバーの中でジェイドも浮遊レビテーションくらいは使えるし、
唯一術が使えない、というのはガウリイのみだけど。
「どうやら誰もいねぇ。ってわけではなさそうだな。」
「いるのが人間とは限りませんけどね。」
それをみて、ぽつりとつぶやくルークに突っ込みをいれているミリーナ。
そして。
「西の塔は…あちらですわね。」
いってある方向にある塔を見ているシルフィール。
外壁に囲まれている城は宮殿を中央に東西南北に一つづつ塔が設けられている。
塔の下部は塀に面している四角い建物につながっており、そこから伸びた通路は中央の宮殿にとつながっている。
そして点在しているいくつかの施設。
それがここ、ガイリア城の全貌。
あたし達が向かっているのは正面より、やや外れた位置にとある西の塔。
「どうやら人がいるようですねぇ~。どうします?リナさん?」
にこやかにあたしに問いかけてくるゼロスに対し、
「別にどうもしないわよ。」
さらり、と答えるあたしの言葉に、
「確かに。慎重さに重点をおいていただけでは自体はいつまでも進展しないですしね。」
ミリーナがそんな同意をしてくるけど。
「とにかく!正義は常に私たちに味方してくれています!」
「――…アメリア。空の上で叫ぶな。」
一人声を張り上げているアメリアに、すかさず突っ込みをいれているゼル。
「とりあえず、先にいきましょ♡」
そんなやり取りをしているあたし達をみつつ、一人かろやかに先に咲きにと空中を歩いているユニット。
街の方では恒例のごとくレッサーデーモン等が出現し騒ぎとなっているので、
誰一人と空をゆくあたし達一行の姿に気づいていない。
ふわり、と敷地内にと降り立ち周囲を確認する。
明かりがもれ出ている西の塔の窓は不透明なガラスがはめ込まれ、
肉眼では中の様子が確認できないようにとなっている。
とりあえず、建物の中に入る。
というのは話し合いでも決まっていたことなので、そのまますたすたと扉の前へと歩いてゆく。
武装した兵士達も楽にでいるできるようにと作られている鉄で補強された両開きの扉。
といっても、元々が木製なので火をつけられたり、扉を粉砕されたりしたらそれまでの物でしかない。
取っ手の辺りに鍵穴が一つ。
しごく原始的な単純なもの。
「鍵穴…ですわね。」
いってトルフィールが扉に手をつくと共に、
きぃ……
ぽてっ。
そのまま鍵のかかっていなかった内向きに開いた扉の中へと倒れこむ。
「言い忘れてたけど、その扉、鍵かかってないわよ。」
「先にいえよ…お前は……」
そんなシルフィールに話しかけるあたしに、なぜかじと目でいってくるガウリイ。
一方、それと同時。
「――な、何だ!?」
「どうした!?」
「何だ、こいつら!?」
などといった声がこちらに向けられてくる。
扉の先はちょっとした空間となっており、そこに座り込んでいたり、壁にもたれかかっていたり…と、
とにかく様々な格好をしている兵士達の姿が見てとれる。
「――鍵もかけてないなんて。」
「あ、あのすいません。わたくしたち……」
鍵のかかっていない扉にあきれた声を出すメフィに、起き上がりつつも何とか説明しようとするシルフィール。
だがしかし、シルフィールや、そしてまた、他のものが説明するよりも先に、
「いやぁ。実は城の外から来たんだけどな。何しろこうでもしないとしろの中の様子わからないし。」
あっさりと頭をぽりぽりかきながら、正直に言っているガウリイ。
「って、おい!?」
そのまま正直にいってどうすんだ!?
ルークがそんなガウリイにそういいかけるが。
「……何だ。そういうことか。」
いって各自ガウリイの説明で納得している兵士達。
そんな兵士達の反応に、
「…それで納得するか?普通?」
思わずこめかみを抑えているゼル。
そしてまた、
「「「…驚かないの(ですか)?」」」
同時に問いかけているアメリア・ミリーナ・シルフィールの三人。
そんなあたし達を垣間見つつ、ついっと一歩前にと出てきた一人があごを指先でぽりぽりかきつつ、
「…まあ、外から入ってきたのはあんたらで…何人目かは忘れてしまったが……
  とにかく、こういうのにはなれてしまったのでな。
  …ここだけの話、俺たちも今回の命令にはかなり納得いかないものがあるしな。
  ……いずれにしても、全員とにかく中に入ってくれ。」
などとあたし達を見渡して言ってくる。
「…どうする?」
問いかけてくるガウリイに、
「とにかく私中に入りたい♡だって外は寒いし♡」
いって一人とてとてと真っ先に中にと入って言っているユニット。
中に入ると同時、兵士達から一瞬どよめきの声が上がっているけど。
…そういやユニット。
夜は寒いから…とかいって、ふわふわモコモコのコートを着込んでいたっけ……
かなり似合っているのよねぇ。
これがまた。
ユニットの愛らしさをさらに引き立ててるし。
「とにかく、入りましょ♡」
いって続いて中に入るあたしに続き、残りのもの達も戸惑いながら建物の中にと入ってゆく。

パタン。
あたし達全員が中に入ったのを確認し扉を閉め、そして。
「悪い。扉は閉めさせてもらう。宮殿……つまり外からみえると何かとうるさいんでな。
  あんたたちがやってきた理由も大体わかる。
  …城の外では話を聞いた限り……大変な騒ぎがおきているんだってな。」
そんな彼の言葉に。
カチン。
「あなたっ!そのいい草は何ですかっ!仮にも一国に仕える兵の言葉ですかっ!
  『騒ぎがおきている。』なんていっている場合ではないでしょうっ!
  なぜ率先して国民を守りにすらいかず、こんなところでくすぶっているんですかっ!」
一国を背負い、そして兵と共に守ってゆく。
その大切さは、アメリアは王宮教育で叩き込まれている。
それゆえに、理不尽なことに対しての憤りの強く感じるのだけど
高々に、それでいて、有無をいわさない強いアメリアの口調に一瞬たじろぎつつも、
「あなたは……!?」
一瞬目を見開き、
「し…仕方ないじゃないですか。とにかく『建物の外にはでるな。』との命令なんですからっ!
  抗議して行方不明となったり、牢や営倉行きになったものすらっ!
  ……私たちは命令を聞くのが仕事。上に理由を聞いても『目的は極秘。いいから従え。』の一点ばり。
  ……正直、私たちだって嫌なんですっ!家族にも会えず食べ物は全てまずい備蓄食糧ばかり……」
いって一息つき、
「――アメリア姫やそれに赤の竜神の騎士殿の妹御…リナ殿がこうしてみえられた。ということは。
  この状況を伝え聞き、何とかしようと思って入ってこられたのでしょうが……
  その…実は…申し上げにくいことですが、命令はもう一つ出ておりまして……」
などといってくる。
「…そ~いや、あんた、お姫様だっけ?」
「ルーク。それ以前に、この人はアメリアさんやリナさんのことを知っている…という点に注目すべきですわ。」
そんな兵士に対し、何やらいっているルークに、そしてまた、冷静に分析して言っているミリーナ。
ルークとしては、アメリアがセイルーンの王族…というのを綺麗さっぱり忘れてたようだけど。
というか、正確にいうならば、フィルの事を思い出すので考えないようにしていた。
というほうが正確だけど。
「…もう一つ、とは?」
男の着ている服や装備からこの彼が、ここ西の塔を警備する警備主任だと思い当たり、
戸惑い気味に問いかけているジェイド。
ジェイドの顔は兵士全てが知っている……というわけではない。
王宮の内部にとつめていた一部の存在や、騎士団とかかわりがあった人々のみが知っている。
警備隊…といっても騎士団に所属しているわけではないので、知らないものもいるのだけども。
――この方は?!
だがしかし、目の前の人物はジェイドのことを知っている。
正確にいえば、ジェイドの父、グランシスを。
彼にとってグランシスは恩人。
だが、ジェイドはそんなことを知る由もない。
ジェイドの問いかけに、口ごもり、
「……その……外から入ってきたものは…身分かまわずに捕らえて牢にいれろ…と……
  ですが…あなたがたをそんな目にあわすわけには……」
いくら何でもセイルーンの王族などを牢にいれたりすれば、まちがいなく国際問題。
かといって、見逃せば自分だけでなく他の部下たちも連行されるのは目にみえている。
事実ね先日のアルス将軍の一件ですらそうだったのだから。
そんなことを思いつつ、悩み言葉を区切るそんな彼の言葉に、
「つまり――大人しく牢に入れば争う必要もない。ということか。」
腕をくみ、淡々というゼルにと続き。
「なるほど。私たちも貴方たちもことの真相が知りたい。という立場にかわりないでしょうし。」
ゼルの意図を察してつぶやくアメリア。
「ちょっと!?あなたたち!?」
抗議の声を上げるメンフィスことメフィを無視し、
「あなたたちにとっては命令は絶対。
  その命令というものは、『外からの侵入者を牢にいれる。』こと。
  『抵抗しなかった侵入者の装備を取り上げろ』とか、
  『前に捕らえた侵入者と新しい侵入者を同じ牢に入れてはいけない。』とは命令されていないわけね。
  なら、扱いによっては大人しくあなたたちに従うわ。」
ゼル・アメリアに続き、ゼルの意図を察し淡々と言っているミリーナ。
「――あ……」
ゼルたち三人の言葉に小さく呻いてる男性をそのままに、
「あ、それいいかも。ちょうどあたし達よりも先。つまり先日アルスも捉えられているようだし♡」
「――って!?アルス将軍がですか!?」
あたしの言葉に驚きの声を上げてくるジェイド。
「そういえば、今このゴシールさんがそんなことを思っていたわね♡」
さらっといっているユニット。
「……どうでもいいが…人の心を勝手に読むのはやめろって…リナもユニットちゃんも……
  でもっていきなり名前をいうなよな……」
そんなあたしとユニットをみて、そんなことを言ってくるガウリイ。
「でも、ミリーナさんの言う方法が一番だとおもいますわ。
  …リナさんが、もし戦う…といったら、わたくしたちには止める術はありませんもの。
  たしかに、それに今おっしゃった『アルス』という人ならより詳しい話が聞けるかもしれませんし。」
たしか、シェーラさんという人を登用した人。
と聞いてますし。
そんなことを思いつつも、これまたさらり、といっているシルフィール。
「むちゃくちゃな理屈…ですわね。でも…確かに一理ありますね。叔父様。」
「うむ。一応彼らの面目をたてつつも、より詳しい情報がつかめるやもしれん。
  相手がどうでてくるのか判らない以上。無用な争いはさけたいしな。
  それに、この場にいるこの人間達では、真実をしる所か、
  ヤツラの襲撃があっただけで、この彼らは命をおとしかねん。」
何やらそんなことを言っているメフィとミルガズィア。
そんなあたし達の会話をききつつ。
「――確かに。そんな命令はうけていないなぁ。」
あたし達の声にわって入り、この場にいる別の兵士がいってくる。
「とりあえず。理由もわからずにただ閉じこもる。なんて生殺しみてぇなこの現状はいやだよな。
  あんただってそういってただろ?隊長?」
別の兵士がまたまた言ってくるその言葉に、
「――なるほど。たしかにそのような命令はでていないな。」
いって苦笑し、ため息を一つつき、
「しかし…いいのですか?」
相手――つまり、アメリアが王族。
ということと、あたしのことを、一応ルナの妹、といっているがゆえに確認してくるこのゴシール。
「で?結局どういうことなんだ?」
のほほんと、その場の空気とは裏腹に問いかけてくるガウリイの言葉に、
こけっ。
ずるっ。
幾人かの兵士達がそれぞれいる場所からバランスを崩してこけそうになっているけど。
「…この人間は相変わらず…だな。」
「そんなガウリイをみてぽそり、といっているミルガズィア。
「とにかく。ついていけばいいのよ♡ってことでゴシール。牢に案内してくれるわよね♡」
そんなあたしの言葉に。
「…まあ、名前を初めから知っていらしたんでしょうけど……とりあえず、わかりました。
  お仲間の方々もそれでよろしいですか?」
ざっと全員を見渡して問いかけてくるゴシールに対し、
「異存はないわ。」
「せいてはことを仕損じる。ともいうしな。そのアルスとかいう男からなら、何か詳しい話が聞けるやもしれん。」
同意の意をこめていっているミリーナとゼル。
「それでは。…ご足労ですが、こちらについてきていただけますか?」
あたし達がうなづくのをみてとり、ある方向を指し示しつつ、歩き出すゴシール。
そんな彼の後をひとまずあたし達はそれぞれ顔を見合わせついてゆく。

先導するゴシールと、その後ろについてきている別の兵士。
ランプを片手に建物の奥に、奥にと進んでゆく。
数個ほどの扉をくぐったその先に左右に伸びている細長い通路が存在し、
「足元に気をつけてください。」
いいつつ、右の奥に続く通路を進んでゆくゴシール。
「ずいぶんと狭いのですわね。息がつまりますわ。両脇に石の壁しかないなんて。」
進みつつそんなことをいうメフィの声に、
「まあ、人間の皆さんが作っているお城ですし。」
「未だにここの技術って向上、発展していないからねぇ。」
同時に返事を返すユニットとあたしの言葉に、
「……『ここ』…って……」
「気にしたらダメですわ。…多分。」
づふやくジェイドに多少顔色もわるくすかさず言っているシルフィール。
「どうやらカーブしている。ということは、城の外壁の中を通る通路のようだな。」
石の壁に手をつき、そんなことをいっているミルガズィア。
「所で。どこにむかってるんだ?」
歩きつつも先導しているゴシールに問いかけているゼル。
そんなゼルの言葉に、
「今向かっているのは北の塔にとある地下牢です。大抵のものはそちらに投獄されます。
  ですが、宮殿の地下にもちょっとした地下室があるそうですから。
  別の場所で捕らえられ、そちらにつれていかれた人々もいるでしょうけど……」
歩きつつ説明してくるこのゴシール。
「それで?一体何人くらいその…いるのですの?」
戸惑いながら問いかける、そんなシルフィールの問いかけに、
「私が知っているだけでも軽く二十人は超えています。
  本来ならば城に出入りしていたものたちも含まれていますので。」
言外に、つまり『関係者でも容赦なく捕らえろ。との命令なのだ。』ということを含ませつついってくる。
「「二十人!?」」
そんなゴシールの説明に、思わず声を荒げているルークとジェイド。
「ええ。街に駐留していた兵士や。門が閉鎖される前、たまたま所用で町に出ていた城の関係者もいます。
  ……私の知っているだけでも二十人以上。実際はもっといるでしょう。」
ため息をつきつつ説明してくるゴシールに変わり、
「その全員が口をそろえて『街が大変だ。』といっているんです。
  私たち兵士のほとんどは街に家族をもっています。心配していないものはいないでしょう。
  私たちも正直、すぐに家にもどりたいんです。しかし……」
あたし達の後ろからついてきている塀の一人が続けざまにいい、そこで言葉を区切り下にとうつむく。
そんな彼の言葉をうけ、
「彼の言うとおりなのだがな。――だが、上からの命令は『ここでの待機。外出禁止。』
  上に抗議して行方不明になったり、牢にいれられたりしたものすらもいる。
  …私たち兵士とて人間です。単なる道具ではありません。意地も心もあるのだから……」
「なるほど。だから話に乗ったのか。」
しばらく黙って聞いていたゼルが、そんな会話をききつつ腕を組んで何やらつぶやいているけど。

「ま。約一年前の一件もあるしね♡」
「というか、オレとしては何でこの建物の中にゼロスの母ちゃん達と同じくらいの強さのやつとか。
  それとかそこそこの力をもっているやつとか。
  そんなヤツラがいるのにどうして誰も気づいてないのか?とおもうぞ?」
さらり、と何やらしごく最もなことを言っているガウリイ。
「まあ。あのときですらガーヴ一味が入り込んでいたの。ここの国の人間達は気づいてすらいなかったし。」
「そういえば。前もここの将軍さんに、竜神官ラーシャートさんがなってたらしいわね♡
  ラーシャートさんではなくなったにしろ、今もいるみたいだし♡」
「そうね。気配からしてグラウシェラーのやつを筆頭に、シェーラもいるし。
  あとは役職についてないヤツラばかりだけど。」
「ノーストさんは確か、北の地で留守番してるんだっけ?」
「グルゥやディーは他の場所をとりあえず、視察してるようだしね。」

そんなにこやかなユニットとあたしの会話に対し、
「……何か果てしな~く嫌な予感がするんだが……
  おい。あんた。今リナ達がいった名前のヤツラって……」
なぜか脂汗を一筋流し、ゼロスにと問いかけるルーク。
「え?ああ。シェーラさんのことは以前説明していますよね?
  ノーストさん、グルゥさん、ディーさんはシェーラさんの同僚ですよ。
  同じ将軍職についているのがノーストさん。で、神官職についているのがグルゥさんとディーさんです♡」
そんなルークに、にこやかに説明しているゼロスの姿。
「――…どうでもいいですけど。…いや、よくありませんけど……
  リナさんたちの今の会話に…兵士さんたち皆凍りついていますよ?」
みれば、今の会話をきき、なぜか。
それってまさか……
などと思い、真っ青になっているゴシールや他の兵士やジェイドたち。
いって軽く息をつき、そしてきっと天井をみつめ。
「と…とにかく!今は、覇王ダイナストグラウシェラーの野望を打ち砕くのが先決ですよねっ!」
ごけっ!!
きっぱりはっきり断言しているアメリア。
そんなアメリアの声をうけ、
とどめとばかりに、なぜかものの見事に床に顔面や頭から倒れこんでいるゴシール達。
「…いきなり言うなよ…お前は……」
どうもアメリアのヤツ…絶対にリナに影響されてきてるよな……
などと思いつつ、
アメリアにむかってため息をつきつつ、つぶやくように言っているゼルの姿があったりするけど。
「あ♡そんなことより。ついたみたいよ♡」
未だに倒れている兵士達はひとまずおいておき。
道の先に進んでゆくとやがて、一枚の扉が。
その扉の先にあるのは先ほどと造りの変わらぬ部屋が一つ……


              -続くー

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あとがき:
薫:あっさりと暴露しまくっているエル様たち……
  ミルガズィアなどは固まってるのはお約束(まて
  何はともあれ…ようやく次回でアルスの登場です。
  んではでは、また次回にて。
  2006年3月7日某日

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