エル様漫遊記・覇軍の策動偏
「うっ…うう……」
がらごろ……
何やら木切れや石くれを、押しのけて這い出てきているルーク。
「ルークさん。もっと早くに反応しないと♡」
そんなルークに、にこやかに言っているユニット。
「うるせぇ!今の何なんだ!?」
何やら瓦礫の下から這い出しているルークがそんなことを叫んでくるけど。
「……ま、慣れてないと咄嗟の防壁は張れないだろうがな。
あんたよく攻撃が無差別にくる、とわかったな。」
横で風の結界をまとい、無傷のミリーナに感心した声をあげているゼル。
「……う……」
いいつつも衝撃で目を覚まし、ルークと同じく、瓦礫の下から這い出しているシルフィール。
「な……何が起こったんですか!?」
「ああ!?宿が!?」
ゼルとガウリイに助けられ、
宿の崩壊に巻き込まれなかったジェイドとグライアがきょろきょろと辺りを見渡して叫んでるけど。
「…何か嫌な予感がしましたから……それより……」
ゼルの問いかけに静かに答え、そして視線をある方向にと向けるミリーナ。
そちらでは。
その場に他立ち尽くしているヅェルゾナーグという名前の魔族と。
うねうねと体…というか、蔦もどきを動かしつつ、顔を、そして全身をうねらせているミアンゾの姿が。
そして、その正面に立っているのは……
「……なぜ。こんなところに竜がいる!?」
そこにいる、ミルガズィアの姿を認め、面白いまでに動揺しているツェルゾナーグ。
そんな彼に対し。
「説明するまでもない。お前たち魔族の悪行。我らが見逃すとでもおもっていたのか?」
そんな彼らに傲然と言い放つミルガズィア。
「ま、こいつら程度ならミルガズィアとメフィだけで十分でしょうし♡
あ、そうそう。言い忘れてたけど、この宿の周囲の空間は閉じてるから♡
入ることはできても外に出ることは不可能になってるからその辺りよろしく♡」
にっこりと、微笑み説明するあたしの言葉に。
「どうりで何か気配が普通と違うなぁ。と……」
あたしの言葉をうけ、何やらしみじみと一人納得して言っているガウリイに。
「なるほど。でしたらいくらメフィさんがゼナファアーマーを暴走させても問題ないですね。
さすがリナさんです!」
目をきらきらと輝かせつつ、あたしに言ってきているアメリア。
そして。
「……ちょっとまて。リナ殿…その『閉じている。』というのは……」
なぜか多少震える声で、あたしの方をみて聞いてくるミルガズィア。
「言葉通りですけど?もしかしてミルガズィアさんともあろう人が、
ここの空間が閉じられている。いわば結界が張られている。
というのと代わりなくなっているのに気づかなかったんですか?」
にこにこと、崩れている瓦礫に手をかざし、
瞬時に瓦礫を消し去っているユニットがミルガズィアに言っているけど。
そんなあたしたちの会話をききつつも。
「「…って!?ちょっとまてぃ!?
今――その
何やら悲鳴に近い声を出しているヅェルゾナーグとミアンゾ。
「?確かにこの人はリナ=インバース殿ですけど?…何かあの魔族達…怯えてません?」
顔色も悪く、横にいるゼルにと問いかけるグライアの姿。
「馬鹿な!?『リナ=インバース』という人間にはあの獣神官ゼロス様がついているはずっ……!!」
「呼びました?」
言いかけたヅェルゾナーグの言葉が終わるより早く、
ゼロスが姿を表すことなく、声のみを虚空から響かせてくる。
「ばかな…馬鹿な、馬鹿な!?シェーラ様はそんなことは一言も!?」
あ。面白い♡
面白いまでに狼狽してるし、二人とも♡
…楽しい♡
「あら♡シェーラやグラウシェラーの奴が。
この『あたしが関わっている。』なんて知っているはずないじゃない♡」
「――ひいっ!」
何やら小さく叫んでイるヅェルゾナーグに。
「リナ=インバースってあの!?
魔王様から絶対に手出しやちょっかいはかけるな!と厳命がかかってるあの!?
ちょっかいを出した為に
というあの!?」
蔓もどきをバタバタさせつつ、後ろに退きながら、何やら言っているミアンゾ。
そんな彼らの言葉に。
「「……リナ(さん)って……」」
何やらつぶやいている、ルーク・ミリーナ・シルフィールの三人に。
「――……まあ、北の魔王ですらリナ殿を畏れていたからな……」
「――……ですわね。叔父さま……」
しみじみと、以前のちょっとしたことを思い出し、そんなことをいっているミルガズィアとメフィ。
あからさまに見た目、どうみても人ではなく、魔族二人を前にして、そんな会話をしているあたしたちに。
「みなさん!?何を落ち着いているんですか!?魔族ですよ!?まぞく!?」
「宿も壊れたんですよ!?」
パニックになりつつも、何やら叫んでいるジェイドとグライア。
まったく、根性がなってないったら。
「ま、そんなことはどうでもいいとして。ミルガズィアとメフィだけでこの程度の奴らは大丈夫でしょ?
何ならあたしが【例の力】を使ってもいいけど♡」
例の力、というのは無論、あたしの力のことだけど♡
そんなあたしの言葉に。
ざっ!
なぜか一気に同時に血の気を失いつつ。
「我々だけで十分だ。いくぞ。メフィ。」
「はい。叔父様。」
何やら顔色も悪く、二人顔を見合わせていっているミルガズィアとメフィの姿がそこにあったりするけども。
「……なめるな。」
そんなミルガズィアとメフィの言葉に、
あたしが戦わない、というのを感じ取り、ほっとしつつも言い放つミアンゾ。
そして、それと共に。
ミルガズィアの周囲にいくつかの小さな光が閃く。
「――
ミリーナがそれに気づき、小さく何やら声を漏らしているけど。
「無駄だ。」
一言いい、片手を軽く振り払うミルガズィア。
「……あいてが
なんてくらいわかりなさいよね……情けない……」
「というか。あのミアンゾさんとツェルゾナーグさんって魔族さんたち。
ミルガズィアさんが身に着けているものにも気づいてないし。
あれって、
それにすら気づいてないんだからダメよ。リナ。」
「ま。確かにね。」
本気でわかってないし。
あいつらは……
あんたたちは、まがりなりにも魔族でしょうが!
くぅぅ。
お母さん、悲しくって笑っちゃうわよ!
「馬鹿な!な…んだと!?いかな竜とて、今のをあっさりと跳ねのけるとは……」
あたしとユニットが至極当然な会話をしている中にもミルガズィアに対して驚愕な声を上げているミアンゾ。
「我らとていつまでも変わらぬものではない。
命あるものはおぬしらと違い変化を受け入れ、進歩する力をもっている。
おぬしらの力を知っておれば、それに抗する力を編み出すのも必然。それだけのことだ。」
表情一つ変えずに淡々と言い放つミルガズィア。
というか、魔族も一応進歩する力…もってるんだけど。
ま、それはそれ。
そんなミルガズィアの言葉に。
「……なるほど……な。ならば……」
そういうツェルゾナーグの頭部の角がギチリ、と軋み。
ぎちぎちぎちっ!
それは耳障りな音をたてながら伸び、ミルガズィアに向かってゆき。
それに伴い、精神世界面からも同時に攻撃を仕掛けようとし――
「…どうでもいいけど。あの人……メフィさんの存在…忘れてません?」
「ああ。一番厄介なのはメフィだ。というのにな。ミルガズィアさんとメフィとでは。」
そんな光景を見ながら、しみじみとそんな会話をしているアメリアとゼル。
そしてまた。
「……すごすぎるぜ……」
ミルガズィア達の戦いを息をのみつつ見つめ、つぶやくように瓦礫から這い出してきたルークが何やらいい。
「「……あうっ!?メフィさんの体が……」」
ふと、ミルガズィアの少し後ろにいるメフィの変化に気づき、声を上げているシルフィールとミリーナ。
それと共に。
じゃっ!!!!
「――…っ!?がぁ!?」
メフィの身につけている鎧が鈍く光り。
それと同時に白光を言う見出し、ヅェルゾナーグの伸びた角のことごとくを焼き消してゆく。
「なっに!?馬鹿な?!エルフにこんな真似!?」
何やら叫んでいるヅェルゾナーグだけど。
「……本当っに気づいてないのねぇ……情けない……」
あたしの言葉に。
「確かあのエルフの姉ちゃんが身に着けてるのってザナッファーの親戚だろ?」
ごげっ!
さらり、といったガウリイの言葉に、何やらこけているジェイド・グライア・ルークの三人。
「ガウリイさん。それをいうならば、ゼナファ・アーマーですよ。
以前メフィさんから教えてもらったでしょ?ダークスターの一件のとき。」
そんなガウリイに言っているアメリアに。
「アメリア。こいつにいっても無駄だ。多分聞いてないとおもうぞ。」
ため息交じりに即答しているゼル。
そんなゼルの言葉に。
「いやぁ。聞いているけど、覚えてないだけだと思うぞ?オレとしては。」
「「自分で(いうんじゃない)(言わないでください)。」」
のんびりというガウリイに即座に同時に突っ込みを同時に入れているゼルとアメリア。
ま、ガウリイだし。
「?あ、あの?リナさん?」
意味がわからずにあたしに聞いてくるミリーナに。
「ああ。簡単よ。見ればわかると思うけれど。メフィが身に着けている変な形の変わった鎧ね。
あれ、
精神世界面ほの干渉力を意思のままにある程度自由にコントロールでき。
意識コントロールで変形も自在可能な半生体甲冑。
彼らはゼナファアーマーって呼んでるらしいけどね。
ちなみに、あれが完全版で、不完全版のいい例としていうならば。
以前サイラーグで暴れた。というサイラーグの魔獣・ザナッファーがあるわね。
不完全版だと、面白いことにそれを装着した存在を鎧が食べて、暴走するけどね♡」
「確か始めは鎧の姿をしておきながら。
時と共に装備者を取り込んで成長して魔獣と化したりするのよね♡
人間達が不完全な知識で作ったあれって♡」
そんな、ほのぼのとしたあたしとユニットの言葉に。
「「……魔獣ザナッファー……って……」」
何やら同時につぶやいている、ジェイド・グライア・ミリーナ・ルークの四人。
そんな会話の最中。
「
メフィはいいつつ、右手で鎧の左腰のパーツを取り外し、腰だめに構え。
「ゼナフフレイド!」
言葉と共に、それで空をないでゆく。
――と。
「――がぁ!?」
刹那の間もおかず、ヅェルゾナーグの悲鳴が周囲にと響き渡る。
メフィが放った光の衝撃波は、そのまま精神世界面より空間を渡り、
ヅェルゾナーグの本体でもある精神体の内部からつきぬけ、
具現化しているからだにもその内部より衝撃は生じて。
それは内部から背にと突き抜けてゆく。
「――……ぐっ!?」
そのまま崩れ折れ。
たったの一撃だけで滅び、灰と化して砕け散るヅェルゾナーグを見てうめいているミアンゾ。
「カオティクディステングレイト!」
そんなミアンゾに向けたミルガズィアの一言により、ミアンゾに向けて光の奔流が押し寄せる。
「――…なっ!?……きゃぁぁぁぁ~…あぁ・・・」
空間を渡り逃げようとしたものの、今さらながらに、ようやく空間が渡れないことに気づき目を見開き。
そして断末魔の悲鳴と共に、ミアンゾの姿もまた、光の中にと掻き消えてゆく。
「……つ…つよい……」
それをみて、呆然とつぶやいているコードヴェル兄弟。
「終わったようですね♡いやぁ、さすがは見事です♡」
パチパチ手を叩きつつ、ふいっと姿を現すゼロスに。
「ゼロスさん!何姿を消して隠れてたんですか!」
いって、ゼロスに詰め寄っているアメリア。
「そういわれましても……僕の姿をみたら、すぐさま彼らは報告に戻ったり。
襲撃をしかけてくるのをやめるでしょうしねぇ。それにリナさんに隠れてろっていわれてましたし♡」
にこやかな、そんなゼロスの言葉に。
「しっかし……これ。どうすんだ?」
いって、壊れた宿に目をなりながらも何やら言っているゼル。
くすっ♡
「ああ。問題ないわよ♡いったでしょ♡どうせここは閉じられた空間だし♡」
パチン♪
あたしが指を鳴らしたその刹那。
ざわざわざわ。
わ~!きゃ~!
聞こえてくるのは何やら騒がしい人々の声。
今まであたしたち以外の客の姿が見えなかった宿の廊下に、
人々の悲鳴とざわめきがあふれかえっていたりする。
あたしが指を鳴らすと同時。
ゆらり、と周りの景色がゆがみ、
次の瞬間には人々が走り回っている廊下の一角にとあたしたちは出現――というか。
宿の廊下の一角にと立っていたりする。
「え?…あれ?宿が…ある?」
呆然と何やら、周りをみてつぶやいているジェイドに。
「……いつのまに結界を張っておったのだ?」
驚きつつも、その表情は一つも変えず額に汗を流しつつ聞いてくるミルガズィア。
そして。
「――…なるほど。結界の中ならばたとえ建物が壊されていようとも、現実には関係ないですわね。
いくら宿を壊したのが魔族だ、と主張してみても、その証拠もないですし。これは助かりましたわ。」
そういうミリーナの言葉に。
「確かに。役人が素直に信じるとは思えないな。目撃者がいたとしても。
竜族とエルフ族。自分でいうのも何だが、あからさまに怪しい格好の俺。
――まず、間違いなく『俺達が宿を壊した犯人だ。』と決め付けられるだろうしな。」
わ~!わ~!
バタバタバタ!
きゃ~!わ~!
そんな会話をしている最中にも、外から何やら声が聞こえていたりする。
「?何か外が騒がしいですね?」
宿の外より聞こえてくるざわめきに首をかしげつつ言っているアメリア。
あら、ようやく気づいたみたいね♡
「そういえば……さっき、他の泊り客の方々があわてて下に降りていってましたわね。
私たちがこの廊下に戻ってきた直後。」
こちらもまた。
首をかしげているシルフィール。
ふと、今さらながらに気づいたように言っているけど。
「まあ。もし宿が実際に壊れていたとしても何の問題もありませんわ。私は宿帳に本名かかなかったし。」
そんなあたしたちの会話に、何やらさらり、と言っているメフィに対し。
「あ。そうそう。言い忘れてたけど。メフィさん。
メフィさんの名前間違ってたから私が訂正しておきましたから♡」
「え゛!?」
にこやかに今思い出したかのように、にっこりとメフィにと話しかけるユニットの言葉に、
面白いまでに驚いているメフィの姿。
「……一つ誤解があるようなのでいわせてもらうが。あの場で宿を壊したのは魔族でなくてメフィだ。」
あたしたちの会話に淡々と、表情一つ変えることなくミルガズィアが訂正を入れてくるけど。
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
ミルガズィアの言葉に、面白いまでに全員しばし沈黙し。
ま、ゼルやアメリアは気づいてたけどね♡
それに、あたしやユニットはともかく。
ガウリイとゼロスも気づいてたし。
そのことは♡
そして、しばしの沈黙の後。
「……あ、あの?冗談…ですよね?」
声を震わせ、問いかけるシルフィールに。
「いや。冗談なのではないが。表情を見ればわかるだろう?」
さらり、といっているミルガズィア。
「というか。ミルガズィアさんって、ついていけない冗談をいうときも真顔ですよね……」
そんなミルガズィアにぽそり、と突っ込みをいれているアメリア。
「って!?ちょっとまてぃ!じゃあ、あれって!?」
しみじみつぶやくアメリアに、ようやく事態を理解したルークが何やら叫び声を上げているけど。
そんなルークの言葉に。
「あなたたちが魔族と戦っていましたからね。援護射撃をしてあげたんですわ。
まあ、いつのまにか宿そのものが結界に覆われていたのには気づきませんでしたけど。
案外、人間の建てている建物って構造がもろいのですわね。」
反省の色をまったく見せずに、さらり、と言い放っているメフィ。
ま、メフィだしねぇ。
そして。
「ま、そんなことはどいでもいいとして。どうして魔族達があなたたちを襲ったか。ですわね。」
「確かに。奴等の目的は気になるところだ。
こちらにリナ殿がいると知らずに襲ってきたようだが……
リナ殿の名前を聞いたとき、奴等怯えてたしな。……いったい、リナ殿とは……」
メフィの言葉に続き、何やら言っているミルガズィア。
いまだに、あたしの正体を突き止めるの、彼らあきらめてないからねぇ。
無駄なことを♡
「あいつらは、このジェイドとグライアを殺し。目撃者を消す、見たいなことをいっていた。
ということは――だ。この二人に生きていていられては困る、ということだろう。」
腕を組みつつ、つぶやいているゼル。
と。
バタバタバタバタバタ!!
階段より数名が駆け上がってくる音と共に。
「ああ!!よかった!ずいぶん探したんですよ!!お部屋のほうにはみえられなかったもので!!」
階段より駆け上がってきたのは、この町の町長と宿の主人。
「?どうしたんですか?」
そんな彼らに首をかしげつつ問いかけているアメリア。
「どうかしたって!!またでたんですよ!また!デーモンが!どうか再びお力をお貸しください!!」
悲鳴に近い声でいってくる。
「…デーモン……って…」
つぶやくルークに。
「――…どうやらそのようですわね。」
いって、すっと窓に近づき、外を見たミリーナが一言もらす。
ミリーナの言葉につられ、全員が窓の外を見たその先においては。
町の至るところよりあがっている火の手と煙。
そして。
町を埋め尽くしているちょっとした影達の姿。
空にも多少翼を生やしたブラス・デーモンごときが飛来し、町の中は騒然となっていたりする。
逃げ惑う人々の悲鳴と爆発音。
「おやおや。ヅェルゾナーグさんたちが呼び出していたようですねぇ♡これはかなり♡」
いい負の感情が町中にあふれかえってますね♡
そんなことを思いつつ、にこやかに言っているゼロスの言葉に。
「何を暢気なことをいっている!――とにかく、あいつらを何とかしねぇと!」
だっ!
いうなら、一階に駆け下りてゆくルークの姿に。
ルークに続いて、ルークと顔を見合わせて同じく階段を駆け下りているミリーナ。
そして。
「ゼルガディスさん!」
「いくぞ!」
いって、二人してルークに続き、階段を駆け下りてゆくアメリアとゼル。
「叔父さま……」
「うむ。ほっとくわけにはいかんだろう。」
いって、メフィとミルガズィアもまた、階段を降りて外にと向かってゆく。
「……こんな……」
「……一体この国はどうなってしまうのでしょう……」
呆然と窓の外を見てつぶやいているグライアとジェイド達。
「あら♡あなたたちもまがりなりにも王国の騎士なら、戦わないと♡」
そんな呆然としている二人にと、にこやかに言うユニットの言葉に、はっと我にと戻り。
「そうだ。とにかく――町を守らないと!」
「あ!兄さん!まってください!」
いって、こちらも続いて階段を駆け下りていくコードヴェル兄弟。
さって、あたしたちもいきますかね♡
-続くー
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あとがき:
薫:ただ今頭の中がバニック中・・・頭痛がひどい・・・というのもあるんだけどね・・・
ただ今、一言メッセージ記入欄を作成中・・・が!
・・・・・・送信ができないんですよね・・・どこのタグを間違えてるんだか・・・
いや・・・自力作成してるのです・・・くすん・・・
ぼやきつつも、とりあえず、次回に続きます。
ではでは・・・
2005年4月8&9日某日
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