エル様漫遊記・クリムゾンの妄執偏

ぴと……ん。
ビトッ……
天井からたまに落ちている水滴。
洞窟の内部の水が入っている場所でも濡れることなくそのまま洞窟の中をすすんでゆくあたし達。
何やらルーク達やアリアたちは水の中を進むとき、
水の中にも氷で道が作られているのにかなり驚いていたけれど。
あれくらい、誰でもできるのにねぇ。
この洞窟もまた、光ごけが群生しており、別に灯りを灯す必要もない。
「……けれど、何かここ長そうだなぁ……」
しばし歩きつつそんなことをつぶやいているガウリイ。
「けど…これだけ歩いて。
  『やっぱりここは通路でなくてただの洞窟でした。』という話だったら洒落になんねぇわな。」
疲れた口調でそんなことをいっているディラール。
「?何いってんだ?あんた?この先から外の空気の気配流れてきてるじゃないか?」
さらり、と言い放ち、首をかしげて言い切るガウリイに。
しばしディラールたちは沈黙し。
そして。
『ええぇ~!?本当(なのか)(なのですか)それ!?』
面白いまでに声を一致させている、アリア・ディラール・ルーク・ミリーナの四人だし。
「わからないの?それに天井や地面がこう綺麗になってるんだからわかるでしょ♡」
そんな至極当然なあたしの説明に。
「確かに。ここが道なのは認めますけど……でも、空気の違いを言い当てるのは不可能かと……」
などと、つぶやくようにいっているミリーナ。
一応、ここは鍾乳洞、ということもあり、本来ならばこの洞窟は鍾乳石で埋め尽くされている。
――が。
あたし達が進む足元はざっとではあるものの平らにとならされており、
あからさまに人の手が加わっていることは明白。
天井もある程度細かい鍾乳石以外は取り除かれていたりするし。
「ま、とりあえず、そろそろつくみたいだし?準備はいい?」
そんな会話をしつつも進んでいると、
やがて、あたし達が進む両端に大小いくつもの壷が目立ち始める。
ちなみに、本来いるはずの見張りの下級魔族たちは、
先ほどのゼロスの気配を捉え、恐れて隠れているこの現状。
まったくもって情けない……
これもすべては部下Sのせいよね♡間違いなく♡
この星に戻ってきたらそれなりの対応はしておかないと…ね♡
あと、後からユニットといっしょにあっちにとお仕置きにとりあえずいくとして♡
そんな会話をしつつ、歩くことしばし
――やがて。
「…あからさま…だな。」
「確かに。」
進む道の壁の向かって右側。
あからさまにここから外に出れます、といわんばかりの金属製の扉があつらえてあったり。
さらにこの奥に進んでゆくとカイラスがこの町に赴任した少し後に作り出した実験場とかもあったりするけど。
別に今は関係ないし。
異なる空気がその扉の向こうより流れ込んでおり、明らかに異なる空気はそれはとりもなおさず、
その扉が地上へと続いていることを指し示していることに他ならない。
「……どうやら入り口…みたいですわね。
  どうします?まだ先に進みますか?それともここに入ってみますか?」
そういうミリーナの言葉に。
「入ったほうがなくないですか?それに、ほら♡
  ここに『魔道士協会関係者直通通路』ってかいてあるし♡」
その鉄の扉の横の壁に彫られているプレートの文字をみてにこにこと言っているユニット。
『――え゛っ!?』
その言葉に驚き、その扉の横の文字を同時に見ているアリアたち。
「大方道に迷わないようにプレートをつけてるんでしょ♡
  とりあえず、どうやらここ、目的の場所に続いている直通通路みたいだし♡」
いいつつも、扉に手を触れると同時。
ぎぃっ。
そのまま扉はあたし達が触れると同時。
あたし達の方にと向かって開いてくる。
一応鍵はかかっていたりするけど、そんなのあたしには関係ないし♡
そのまま、その扉の中に入ってゆくあたし達。
――と。
「……何かえらく狭くねぇか?協会の地下にしちゃあ?」
辺りを見渡して何やらつぶやくディラール。
「それに妙に生活くさいものもおいてあるな……」
いってルークも又、周りを見渡しそんなことをいってたり。
「どうやら倉庫みたいですわね。」
いって、明りライティングの魔法を打ち出しつぶやくミリーナ。
「あら?何をいってるのよ?あんたたたち?さっきのプレートにかいてあったじゃない♡
  【教会関係者直通通路】って♡となれば、ここがどこかは明白よね♡」
そんなあたしの言葉に。
「……なあ?リナ?何かここ建物の中の地下の倉庫みたいだけど?
  それに何か上のほうから魔族の気配がしてるぞ?
  何かこの前のシェー何とかって子がもってたあのドゥ何とかってやつとかの……」
天井を見上げつつさらりと暴露していたりするガウリイ。
――ひぶっ!!
さらり、といったガウリイの言葉に思わず噴出しているルークとゼロス。
そして。
「……あ、あの?本当…ですの?それ……」
またまたその額に汗を流して、ガウリイではなくあたしに視線を向けて聞いてくるミリーナ。
「ま、いけばわかるわよ♡とりあえず――上にいきましょ♡」
いって、あたし達が今入っている部屋の先の奥にとある階段にと進み、そして上にと進んでゆく。
人が二人も並んで通れない狭さの階段。人が一人通るのがそこそこやっと、というほどの幅ではあるが。
その階段を昇った先にあるのは一枚の扉。
「鍵がかかってるけど。……関係ないわね♡」
いって、軽く指を鳴らすと同時。
手も触れずに、扉はゆっくりと、外向きに向かって音も立てずに開いてゆく。
そして。
扉の向こうにあるものは、まっすぐな廊下。
全員が廊下にでてしばし。
アリアがその光景に思わず声を詰まらせる。
そして。
「――ここ……カイラスの屋敷です……」
あたし達が出た先の建物は白い石造りのとある家。
ちなみに、この少し前に魔道士協会は存在している。
呆然とつぶやくアリアの言葉に、思わず顔を見合わせているルークとミリーナに。
そして。
「ほ…本当なのか?!アリアちゃん!?」
アリアの肩を両手でつかんで、アリアに問いただしているディラール。
「……間違いありません…ここにきたのは一度きり…カイラスが反乱を起こすまえ……
  姉さんに呼ばれたときのことですけど……間違いありません。見覚えがあります。」
自分自身に言い聞かすようにつぶやくアリア。
そして。
ばっと、ディラールの手を振りほどき。
そのまま駆け出してゆくアリアの姿。
「ちょっ!?アリアちゃん!?どこいくんだ!?」
そんなアリアにあわてて声をかけているディラール。
「この場合ベルさんのところでしょうね。」
それをみて冷静に判断し、つぶやいているミリーナに。
「おお!さすが俺のミリーナ!」
などといって、ぽんっと手を叩いているルーク。
「どうでもいいけど…
  この屋敷そのものが、何か人と魔と植物が混じった気配の生き物に覆われてるんだが……」
きょろきょりと、周りを見渡し的確にそんなことを言っているガウリイ。
あら、正解♡
その間にもアリアは駆けていき。
そして、その後をあわてて追いかけていっているディラールの姿が見受けられていたりするけども。
ま、とりあえず。
「あたし達もいきましょ♡」
いって、そのままアリアの後を追い。
ガウリイの言葉は今のところはとりあえず聞き流し、アリアの後を追いかけてゆく。
そんなアリアの後に続いてゆくあたしに続き、
「少なくとも…警戒は怠らないでくださいね?ルーク?」
「おい!わかってるって!ミリーナ!」
そんなやり取りを交わし――ルークとミリーナも又、アリアが走っていったほう。
つまりは、あたし達の後ろからついてくる。
――しばし、息をからせ、アリアが心の中で姉を呼びつつ走っていくと。
やがて、彼女は一枚の扉の前にとたどり着く。
そして、その扉の前で大きく息を吸い込み……アリアはその扉を勢いよく開け放つ。
そして、その部屋の中に佇む一つの人影を目にし。
「……姉…さ…ん………」
小さくつぶやくアリアの声はかすかに震えていたりする。
アリアがしばしその場に佇んでいたときに、またあたし達もアリアにと合流する。

テラスの窓から月の光が差し込み、月明かり以外は何の明りもない一つの部屋。
天蓋付のベットにミニテーブル。
ベットの脇にあるゆり椅子一つ。
ロッキング・チェアと、何ともシンプルなすっきりとした部屋だち。
そして。
窓辺の横にとある鏡台の横にと佇んでいる一人の女性。
その面影はアリアとよく似ており、長い銀のストレートの髪が月明かりにときらめいている。
ゆっくりと、アリアの声にその女性は視線を向け…そして。
「…アリ…ア?」
とまどいの声を上げていたりする。
わずかに残っていた愛情から、アリアまで【変えない】為に町から出した。
そして又――カイラスの反乱の事実を確実に世に伝えるためにも。
憎しみと愛情・・目その狭間で揺れ動きつつ、つぶやく女性……ベルの言葉に。
「姉さんっ!」
その見た目は無事である姉の姿を目にし。
アリアは迷うことなく走り出し、そのままベルの胸の中に顔を埋めてゆく。
「……アリア…どうしてこんなところに?」
自らの胸の中でなきじゃくっているアリア。
――ベルの今の身体は…今は触れたものの想いやその能力などを獲得する。
つまりは…コピーすることが出来るようになっていたりするがゆえに――
アリアの姉を心配する気持ちが壊れかけていたベルの思考を一時回復させる。
「姉さんを…姉さんを助けにきたの!カイラスの反乱を聞いて…国王軍が動き出したの…
  国王の軍隊がこの町に向かっているのよ。
  もしこの町が戦場になるようなことになったら……だから、だから助けにきたの!」
その顔を涙でぐしゃぐしゃにし、ベルに話しかけるアリアの言葉に。
そっとそのアリアの頭をやさしくなでながら――
――どうして戻ってきたの?わたしはあなたを殺したくないのに……
という肉親がゆえの想いと。
――この子さえいなければ、わたしはあんな奴のいうことはきくことはなかった……
などという、憎しみの感情がベルの中にと入り混じる。
ゆえに、表面上はその表情をまったく崩すこともなく。
「……そちらのかた……は?」
アリアの背後にいるあたし達をみて、つぶやくベルに。
「彼女の護衛、みたいなものですわ。
  ですが今はこの場を離れるのが先決かと。いつ連中がやってくるか……」
そういいかけるミリーナの言葉に。
「もうきたみてぇだな。ちっ。」
はき捨てるように言っているルークに。
そして、にこにこと少し遅れて部屋にと入ってきたゼロスがアリアと一緒にベルを見つめ―――
「…で?何をなさってるんですか?ドゥールゴーファさん?」
――ぴっしっ。
あ、凍った♡
ベルの中にといるドゥールゴーファがゼロスの言葉に一瞬凍りついてるし♡
その言葉にようやくあたしやゼロスに気づいているけど……
「姉さん!とにかく今は!私たちと一緒に!」
いってベルの手をつかむアリアが言ったその刹那。
「「……来たぞ!!」」
ルークとガウリイの声が重なり。
そして―――
「――そういうわけにはいきませんなぁ……」
声は…あたし達が入ってきた扉とは別の扉の向かうから。
向かって部屋の右側にとある扉が開き、その声はあたし達が聞いたことがある物だったりする。
「――例の爺さんか!?」
「――獣使いビーストマスター兼召還士……ですわね。」
その声に身構えつつも言っているルークとミリーナ。
そして、
「あら♡ゾナゲインさん♡体はもういいの?だめよ?あの程度のことで体を溶かしてちゃ♡」
にこにこと、手をその顔の下で組みつつ言っているユニット。
そんな彼女の言葉に。
「でぇぇい!だまれ!――今度は前のときのようには…いかん。」
いって、ベルがいる部屋の中にと一歩、踏み入ってくる。
相変わらずなマントにフードをしている小柄なゾナゲイン。
そして、そんな彼の少し後ろに黒髪で歳のころならば五十ばかりの一人の男が佇んでいたりする。
銀糸できらめやかに刺繍をほどこしてある黒いマントに、
身につけている三十個以上の宝石の護符ジュエルズアミュレット等がそんな簡素な顔立ちにまったく似合ってなかったり♡
「――カイラス!!」
その人物をみて、アリアが叫び。
そして。
ばっ。
ベルをかばうようにとそのベルの胸から身を起こし両手を広げ、
ベルを自分の後ろにとし、守ろうとしているアリア。
「――ほう。もどってきたのか。せっかくベルに懇願されて見逃してやった……というのに。
  まあいい、ここまできたことはほめてやるが…それもここまで。ここから先はないと思え。」
自らの優位を確信し、そんなことを言っていたりするのは、
ここ、クリムゾン・タウン魔道士協会表議長を務めてもいるカイラス本人。
「……何か典型的な小悪党面だな……」
カイラスの姿をみて、ぽそり、とつぶやいているディラール。
そんな彼の言葉に。
「――ゾナゲイン。女性の方たちは殺さぬくらいにいたぶって差し上げない。――アリア。
  せっかく君の姉さんが、自分と同じような目にあわせないことを条件にこの私に嫁いだ、というのに。
  その気持ちを無視する人ですね。あなたは。」
いって、アリアにと向けて笑みを向けたまま言い放つカイラスの言葉に。
「……ということは、やはりこのアリアさんの命などを縦にベルさんに結婚を迫ったんですね。」
「けっ。男の風上にもおけねぇやつだな。あんた。」
身構えつつも、そんなカイラスに言い放っているミリーナとルーク。
そんな二人に対し。
「お褒めに預かり光栄ですね。私はただ……
  『いうことを聞かないのならば妹が複数の男達にたっぷりとかわいがられた後に、
    義兄になるはずであった彼のところへ送られることになってもいいのですね。』
  といっただけですよ。ベルはこの私が見初めた女ですから他の奴には抱かせませんが。
  それ以外ならばどうなっても関係ないですしね。
  ――結構需要あるんですよ?女の子って。男性の欲望を満たす道具として。」
いいつつ、ゆっくりと部屋の中にと入ってくるカイラスに対し。
「――そんなっ!?」
短く叫んでいるアリア。
つまりは、以前あたし達に指摘されたことが真実だ…と肯定されたに他ならないがゆえに。
自分のせいで、姉はこのカイラスに嫁いだのだ…と理解して。
「――とりあえず、ここで戦っては何ですねぇ。…ミュカレ。ベルを別の部屋に。」
カイラスがそうつぶやくのと同時。
ゆらっ。
壁から全身が緑色にと透き通り、人の形だけは保っているものの、目も鼻も口もない人物がでてくる。
そして、その【彼女】はカイラスの言葉をうけ、
――ひゅるっ。
「――きゃっ!?」
「姉さん!?」
アリアが気づき、手を伸ばす――が。
小さく声を上げたベルの体は緑色の伸びた手により捕らえられており、そして。
シュルシュルシュル……
ミュカレ、と呼ばれた元女性が出てきた隣の部屋に向けて引っ張られてゆくベルの姿。
「ね…姉さんっ!」
アリアが叫ぶ。
――が。
バタッン。
そのまま、ベルの体は扉の向こうにと連れ去られてゆく。
それと共に。
「危ない!」
ざっっ!キッン!
ガウリイがそんなアリアの後ろに立ちふさがり、そして、アリアの後ろに投げられてきた
…というか、伸ばされてきた黒い蜘蛛の足のような物体をそのまま勢いよく切り落とす。
「ちっ!あの爺さんも人間やめている口か。」
かつてのソラリアのことを思い出し、はき捨てるように行っているルーク。
そして、そうはき捨てた後、ミリーナと目配せし。
バッ!
そして、二人して体制を整えて身構える。
青魔烈弾波ブラムブレイザー!!」
黒妖陣ブラストアッシュ!!」
それと同時、ミリーナがかがみ、ルークがたったまま、
その背中にわさわさと蜘蛛の足を八本ばかり生やし、壁を伝って進んでいるゾナゲインに向けて解き放つ。
「姉さんっ!」
ベルが入っていった…というか、連れて行かれた扉のほうにアリアが駆け寄ろうとすると。
ニュルッ……
その扉の隙間から緑色の物体がまるでゼリーのようにとうねうねと流れ出し。
それはやがて一つの先ほどの人型と化してゆく。
背の高さはアリアと同じくらい。
のっぽりとした全身エメラルド色にとその全身を透き通らせ、そして、人型となったその直後。
その手をすっと横に伸ばすと同時――その手は透き通った刃のようにと変形し。
そして、それをそのままアリアに向けて振り下ろす。
「――きゃっ!?」
それを目の当たりにし……アリアが思わず短く叫ぶ。
――と。
びっくっ……ん。
そのミュカレ、と呼ばれた【彼女】の体が一瞬震え。
そして、その振り下ろしかけていた手をすんでのところでおしとどめる。
そして、カタカタとその体を震わせてゆく。
「――アリアちゃんっ!こっちっ!」
どうして彼女が手を止めたのか理解できないアリアが腰を抜かし呆然としていると、
そんな彼女に話しかけ、手をぐいっと引っ張ってミュカレの前から引き剥がしているディラール。
それと共に……
『……アリ…ア…逃げ……て……』
「――え?!その声…!?」
カタカタと小刻みに震えるエメラルド色のそれから聞こえてくる声に思わず目を見開き。
そして、
「エリディア!!??」
驚愕の声を上げているアリア。
「――おや?まだ自我がのこっていましたか?いかにも。
  それは元あなたの親友。エリディア=ミュカレですよ?彼女は何かと反抗的でしたのでね。
  力づくで私のものになっていただいたあと、数名の男達にも相手をさせましてね。
  でもって仕上げにまた私がお相手して差し上げまして。
  その後、こうしてあとくされないようにと『変えた』のですよ。
  どうです?すばらしいでしょう?こうすれば私を断罪することも、又告発することもできない。
  若い処女の味は格別でしたよ。――アリア、次はあなたもミュカレと同じようにして差し上げましょう。
  なぁに、私に抱かれ、そしてその快楽の中…あっというまですよ?
  ベルもいい身体をしていますことですしね。アリア、あなたも楽しめそうですしね。」
いって、ミュカレとアリアに視線を向け、何でもないように言い放つカイラス。
こいつ、力を手にいれて、この町のすべての年頃の女性にその手…使ってるのよね……
つまりは、無理やりにと犯し……コトが終わった直後に姿をかえる…ということを。
どうでもいいけど、そんなことに協力してどうするのよ…ドゥールゴーファ……
根性の入れなおしが必要不可欠ね♡

「――私に勝つことは不可能ですよ?私は力を手にいれたのですから……」
自分の優位を確信しつつ。
いってその腰に挿している剣をすらり、と抜き放ち、部屋の中にいるあたし達にと突きつけてくるカイラス。
その手の中にと握られているのは、一振りの飾り気のない、一本の黒い剣。


                         -続くー


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あとがき:
薫:ちなみに、ようやくノートのページ数的には23ぺーじに入ったところです(汗
  カイラスの非道ぶりが明らかに(汗
  今後、さらにカイラスが何をしでかしていたのか、明らかになっていきます・・・
  ・・・表現がかなりそーいやこの話・・・危険だよなぁ・・・
  でも、ま、行為をしてるシーンはないから、ま、いっか。うん(こらまてや
  何はともあれ、それでは、また次回にて。
  2005年3月10日某日


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