エル様漫遊記 ~セイルーンへ~
………リナさん……もしかして…あれと関係がやはりあるのでしょうか?
………というか……スィーフィード・ナイトのあの恐れようも気になるしな………
などと互いにアイコンタクトで話しているアメリアとゼル。
しばし顔を見合わせてそんな会話をしている二人に。
「あら、ならよかったわ。アメリア、あんたに頼みがあるんだけど?」
あたしの言葉に。
「??頼み?リナさんがですか?」
きょとんとしてあたしを見てくるアメリア。
「そ♡この赤ん坊、セイルーンの神殿でかくまってやってくれないかしら?
ガーヴに利用されてたから、また利用されてもいけないし♡
この子に神官の力でもつければそれもなくなるだろうから♡」
とりあえずこういえばアメリアは断らないのを見越して、少し曲解して説明しておく。
そんなあたしのその言葉に。
「そういうことなら喜んで!!!二度とこんな赤ん坊を悪の手には渡しません!」
すぐさまに答えてくるアメリア。
「……おい、詳しいこと…事情もろくに効かなくてもいいのか?」
そんなアメリアに突っ込みをいれているゼルと。
……?この赤ん坊はいったい??
というより…なぜ、あのラーシャートたちは逃げ出したんだ?
などと思いつつも、首をかしげているミルガズィア。
そんなゼルのその言葉に。
「何をいっているんですか!ゼルガディスさん!先ほどリナさんがいってたじゃないですか!
寄り代にしてた人間おいて、魔竜王はいなくなったって!
ならば、この赤ん坊を保護するのは当然のことです!正義は常にひとつです!」
そういいつつびしっと空にむかってポーズを決めて指差しているアメリア。
「……いうだけ無駄…か。」
そんなアメリアをみてため息ついているゼルに。
「か……変わった人間だな……」
というか…この赤ん坊はいったい????
いまだにフィブリゾが抱きかかえている物体をみて思っているミルガズィア。
それとはまったく対照的に。
「なあ、リナ?全員戻ったが…これからいったいどうするんだ?」
そういいつつ聞いてくるガウリイ。
「う~ん、そうねぇ。とりあえずセイルーンにまたいきましょ♡この子、預けないと。
あ、そうそうミルガズィア♡二人の案内ありがとうね♡
あとはあたしたちオリハルコンをちょっぴりとってから
とりあえず二人を案内してくれたミルガイズィアに一応お礼を言っておく。
「そうですね!とりあえずオリハルコンをとって戻りましょう!」
「……好きにしてくれ。」
ため息混じりにいうゼルに。
「あら?何いってるの?ゼル?呪文を唱えるのは当然あんたにきまってるでしょ?
まさかか弱い女性のあたしたちに
にっこりと微笑みかける。
ちなみに、
オリハルコンは人間程度のちょっとした魔力程度においては、影響を及ぼされることがないので。
地精霊に干渉した穴を掘る術を唱えただけで、
精製されたオリハルコンがぽこぽこと、手に入る。という実例があったりする。
まあそれも魔力の大きさによっては簡単にそれも消滅するんだけど。
ちなみに、その地精霊によって消えた土などは、
実は某所に地精霊の王をここにて任せているノームがとある場所にと移動させていたりする。
簡単にいえばてっとりばやく地下深くのマグマにそれを入れているだけなんだけど。
その事実はいまだになぜか知られていないが。
「……おいこらまて!どうして俺が!」
わめくゼルに。
「はい♡ガウリイはこれね♡」
そういってスコップを手渡すあたし。
「えええええええええええ!?」
それをみてなぜか絶叫を上げているガウリイ。
「ゼロス♡フィブ♡あんたたちは魔力を使わずにこれね♡」
そういってつるはしを手渡すあたし。
『えええええええええええええええ!?』
なぜかそれをみてガウリイと同じく絶叫をあげているゼロスとフィブリゾ。
「う~ん…ゼロス。この子、僕が抱っこしたままだと作業できないから、君がおぶってね?」
うなだれつつも横にいるゼロスに、にこやかにいっているフィブリゾ。
「……はい……」
うう……どうせ僕は中間管理職魔族……
エル様はともかくとして……冥王様にも逆らえませんし……うう……
などとなぜか心で泣き言をいいつつも、
紐で赤ん坊バージョンガーヴを、背中にくくりつけているゼロス。
「……いや、だからどうして貴様?リナ殿に従っているんだ?」
そんなゼロスをみて思わず目を点にしているミルガズィア。
「それは……秘密です♡」
そういいつつ、つるはし片手に。
どうせなら格好からと、頭にヘルメットとそしてランプをともし、鉢巻などをしているゼロス。
「…………」
このリナという人間は……いったい…何者?
ゼロスをこうも簡単にあしらうことができるとは??
などとおもいつつ首をかしげているミルガズィアだけど。
「うう……まさか力作業をするハメになるとは……」
「……ま、リナにさからったら命がいくらあってもたりないからな。坊主。」
泣き言をいっているフィブリゾにそんなことをいっているゼル。
ちなみにアメリアもゼルもフィブリゾの正体、いまだに気づいていなかったり。
ついでにいえばミルガズィアも。
「ほらほら♡サボらないでとっとと掘る♡」
あたしの言葉に。
『はぁぁぁぁぃ(はぁ……)』
返事とため息をこぼしているゼロスとフィブリゾとそしてゼルガディス。
ちなみにガウリイは結構面白がって掘っていたりするけど。
その岩壁を、仲良く掘り進んでゆく男性陣の姿が。
「う~ん、これは楽ですね♡」
アメリアはそんな掘り出されたオリハルコンの選定をしつつ、袋にと詰めていっている。
そんなこんなで数時間、あたしたちはオリハルコンの発掘作業にといそしんでゆく。
「じゃ、まったね♡」
見送りにきているミルガズィアに一応わかれの挨拶をするあたしに。
「いろいろとありがとうございました。」
丁寧にお礼をいってお辞儀をしているアメリア。
「えっと、でっかいトカゲのえらい人、さようなら。」
どごっ!
あらあら♡
のほほんというガウリイのその言葉に。
そのままガウリイとあたしを除く全員が、前のめりに倒れて地面とキスをしていたりするし♡
う~ん、面白いわね♡
「……そ…そういう呼び方はやめてもらいたい……人間よ……」
何とか起き上がりつつガウリイにいっているミルガズィア。
「こ…この男…天然?……今のはさすがの僕もいきなりで堪えたよ……」
などとつぶやいているフィブリゾ。
「が……ガウリイさぁぁん。相手は一応これでも黄金竜なんですからぁ……」
そんなガウリイにいっているアメリア。
「が……ガウリイさんって……」
あきれつついっているゼロスに。
「……いつものことだな。」
すでに悟りきっているゼル。
「ま、ガウリイだし?それはそうといきましょ♡何なら瞬間移動で移動する?」
にっこりとそういうあたしのその言葉に。
ぶんぶんぶん!
なぜか同時に首を横に振り千切れんばかりに振っているアメリアやゼロスたち。
「……い、いや……瞬間移動って……」
それはわれらですら……かなり高度の術なのだが……
あたしの言葉になぜか冷や汗かいているミルガズィア。
「え?でもでっかいトカゲみたいだからいいじゃないか?
ミルズィ…何とかって名前……長すぎて覚えられないし……オレ。」
のほほ~んときっぱりといっているガウリイに。
「ミルガズィアだ!人間の男よ!」
そんなガウリイに訂正を入れているミルガズィア。
「……ま、まあガウリイさんに人の名前を求めるのは無駄のような気がします……」
「……だな。いまだにオレの名前ですら間違うしな……このだんなは……」
そんなガウリイをみつつつぶやいているアメリアとゼル。
ま、確かにそうなんだけどね♡
「まあまあ、いいじゃない。そんなことどうでも。
とりあえずじゃ、次の目的地はセイルーンね♡みんなそれでいいわね?」
あたしの確認の問いかけに。
「ええ!意義はないです!」
「……とりあえず必要な物質は聞き出したからな。」
そういってはりきって手を上げるアメリアに、憮然とつぶやくゼルガディス。
そんな会話をしつつあたしたちはここ、
村に入る前になぜかあのマルチナがやってきたりしたけど、まったく何を面白いことを♡
壊滅した城を再建させる費用を稼ぐべく面白いことに旅をしつつ資金を稼いでいる彼女たち。
まあそれはどうでもいいけど。
そんなこんなで、ようやくまともな村にとたどりつき。
それぞれに部屋をとって休むあたしたち。
さってと♡
一応宿に部屋を取るまで待ってたのよね♡
「……あ…あの?お母さま?」
夜、あたしの呼び出しを受けてなぜかびくびくしているこのフィブリゾ。
各自部屋にと戻ったのを見計らいフィブリゾを呼びつける。
「んっふふ♡さってと♡ようやくアメリアたちの目がないし♡
さって、用件をいうわよ?わかってるわよねぇ?
ガーヴのお仕置きはとりあえずあれでこれからまだいろいろと追加するとして。
フィブリゾ♡まさか何もなくこのままでいられる。とか思っているわけではないでしょ♡」
にこやかに微笑みかけるとなぜかがたがたと震え、
……滅んだほうが楽かも……
などと思っているフィブリゾだけど。
「あら?簡単に滅ぼしたらつまらないでしょ?
とりあえず面白いこと思いついたから、あんたにはちょっとした封印かけておくわ♡
四、五千年くらいね♡時期がきたらこの封印とけるから♡」
にっこりと微笑むあたしのその台詞に。
「……ふ……封印?」
い…いったい?
……何か怖いよぉ……
などとなぜか心で泣き叫んでいるフィブリゾだし。
「あ…あの?お母さま?封印って……いったい?」
声を震わせつつあたしに聞いてくる。
「あら?何をわかりきったことを♡もちろん、一切の干渉力をなくすのよ♡
意思疎通程度だけならできるようにしておくけど♡
あっさり滅ぼして空間の掃除っていう手もあるんだけど。最近は人手は足りてるからねぇ。
無能な部下たちが結構役目果たさずにもどってきて。そんなやつらがそれやってるし。」
とりあえずきちんと向上させないままに、
ひとつの惑星などでも消滅させたりした場合の部下たちには。
それなりにお灸をすえる意味もこめて、ごみ掃除を命じていたりするこのあたし。
そんな程度で許しているあたしって何て親切なのかしら?
と自分で思うけど♡
まあ、それとこれとは今は関係がないし。
「あら?あんたの干渉力をなくしてから。
ちょっとの間に交流が閉ざされていた、この惑星全体の交流を再びさせてみるのよ♡
魔力とそれとは別のものが発達しかけている互いの世界の交流みるのも面白いじゃない♡」
にっこりと微笑んで話しかけるその言葉に、そのままへたりとその場に座り込み。
「……何か・・・滅びたほうが気が楽なようが気がする……」
などと泣き言を言っているフィブリゾ。
……できたら滅びたほうがよかったかも……
などと心では思っているようだけど。
あのねぇ、そう簡単に滅ぼしたらお仕置きにならないじゃない♡
まがりなりにもこのあたしを利用しようとした計画を立てたのは、間違えのない事実なんだしね♡
「うう……ルビーアイ様。申し訳ありません……結界…絶対に、維持できそうにありません……」
などと腕を組んでSにと祈っているフィブリゾ。
まったく。
何をこの程度でそんなにいじける必要があるのかしらねぇ?
「じゃ、決定ね♡」
にっこりと笑い軽く手をあたしが鳴らしただけで、そのままフィブリゾの意識は途絶えてゆく。
なぜかそれだけで完全に精神世界で眠りについているフィブリゾ。
今できるのは情報の交換のみ。
そのほかは一切何もできないようにしてみたり♡
「さて♡アメリアたちへの言い訳でも考えますかね♡」
その場から掻き消えたフィブリゾはとりあえず放っておき、一応アメリアたちにの説明を考える。
ゼロスは今はゼラスに定期報告に戻っているようだけど。
明日の朝までには戻るみたいだしね♡
とりあえずやっぱり人やってるからにはあたしも寝ることにしましょっと♡
そのままベットに入り軽く意識を閉じる。
ついでにほかの場所でも視ておきますか♡
次の日。
バタバタバタ!
「リナさん!あの男の子がいないんですけど!」
案の定というかやっぱり朝方、あわただしくあたしの部屋にと入ってくるアメリア。
「あら?あの子なら昨日。
ゼロスがゼラスに報告に戻るっていうから、ゼロスにつれていってもらったわよ?」
似たようなものだし♡
「……魔族のゼロスに…か?大丈夫なのか?あのぼうず?」
そんなあたしの言葉にアメリアの後ろからやってきたゼルがつぶやいていたりするけど。
「あら?ゼロスは昔から命じられたこと以外はいらないことはしないし。余計なことはしない。
物事が面白くなりそうだったらちょっかいかける。
そういう性格だし、あいつは。そういうしがないパシリ中間管理職魔族だから♡」
事実をいうあたしのその言葉に。
……いや、パシリって……
なぜかそこに心で突っ込みいれているゼル。
そんなあたしの言葉に目を見開きつつ。
「昔からって。じゃ……じゃあ、リナさんははじめからゼロスさんが魔族だって…」
知ってたんですか!?
そういいかけるアメリアの言葉より早く。
「あら?当然じゃない?知ってたわよ?」
あたしの言葉に絶句しているアメリアとゼル。
ちなみにガウリイはまだ寝ていたりする。
「あら?そういえばゼロスのこと説明してなかったかしら?」
というかわざとしなかったんだけどね♡
あたし♡
……はじめからって……リナさぁぁぁぁぁん!?
……リナの身の回りのやつらって……いったい……
互いにそんなことを思っているアメリアとゼルの、この二人。
あたしの言葉にぶんぶんと首を縦にふる二人をみつつ、思わず軽く笑みがもれる。
とりあえずガウリイもおきてきて朝食の最中、説明を開始することに。
「本名は同じくゼロス。役職は
といってもゼラスはほかの四人と違ってゼロス一人しか創造しなかったから
ゼロスの実力は…そうねぇ。
ほかの腹心などといった、ご大層な呼び名で呼ばれているやつらの次ってところね。
まあ例を挙げるとフィブリゾなんかは数名創ってたんだけど。
ついこの前の降魔戦争で滅んでるし。
ガーヴはあの二人、ラーシャートとラルタークの二人を作ってるのよね。
あとグラウシェラーは五人創ってるけど……ま、そんな感じだから、
腹心直属の部下の中ではあいつがあれでも一番の実力者よ。」
今はちょっとあたしが実力を挙げてるから、その潜在能力は実はSよりも上にしてみてるんだけど♡
別にそれはいう必要ないし、ゼロスもそれにまったくいまだに気づいてないし。
そんなあたしの言葉に。
「そ……そんなにゼロスさんって……強いんですか?」
なぜか驚きの声を上げているアメリア。
「あんなのが強いとされてるのよねぇ。情けないことに。」
『・・・・・・・・・・・・・』
しごく当然なあたしのその言葉に顔を見合わせているアメリアとゼル。
「……り…リナ?聞きたいことがあるんだが……い…いや、いい、やっぱりやめておく。
聞かないほうがいいような気がする……」
貴様はあれと…金色の王と何かかかわりがあるのか?
と聞きたいが…なぜかひどくいやな予感がするし……な……
などとおもいつつ言葉を飲み込んでいるゼル。
というかあたしが、その当人なんだけどね。
「ま、別にいいけど?それはそうと方法みつかった?
ま、あきらめたらいつでもいってね♡さっさと戻してあげるから♡」
一応あたしの暇つぶしの為の仲間として付き合ってくれているお礼もあるしね♡
「い…いや、まだ外の世界が残っているし……この世界にも方法はあるかもしれん……」
そういえばゼル、元の体に戻す方法を聞いただなのよね。
魔力を残したままで元の人間の体に戻る方法を聞く前に、先にあたしのことを問いただしたからねぇ。
そうこうしてたらガーヴがきたし♡
「あら?だったらいってみる?結界の外?今なら滅びの砂漠抜けられるわよ♡」
『……な゛!?』
さらっといったあたしの言葉になぜか叫んでいるこの二人。
「ど…どういうことですか!?リナさん!?」
そういいつつあたしに詰め寄ってくるアメリア。
「あら?別にどうってことないわよ?
ただ今フィブリゾのやつ。ある存在によってお仕置き期間中♡
それゆえに結界がなくなってたりするのよねぇ♡」
くすくすと笑いつついうあたしのその言葉に。
……いやその……その【ある存在】……っていったい何ですか(だ)?
……とてつもなく怖い予感がするのは・・気のせい(でしょうか)(せいか)?
あたしの言葉に二人して同じことを思っているアメリアとゼル。
「あ…あの?ちなみに聞きますけど…それって…どうしてです?」
……何となく聞かないほうがいいと思いますけど…聞かないわけにはいきませんし……
などとおもいつつあたしに聞いてくるアメリア。
「ま、簡単にいえば力を利用しようとした罰ね。それと、役目放棄の罰ね。」
にっこりとわらって説明するあたしに。
「それはともかくにしても……だ。なぜそんなことを知っている?リナ……」
声を震わせつつ冷や汗をかきつつ、あたしに聞いてくるゼルだけど。
「あら?いろいろと情報は入ってくるのよ?」
その情報って……いったい?
それ以上のことを突っ込みたいが突っ込めないでいるゼル。
根性ないわねぇ。
朝食をとりつつも、そんな会話をしているあたしたち。
「……なあ?その……結界……って…何だ?」
どんがらがっしゃぁぁぁぁぁん!
ごげげっ!
あらあらあら♡
ガウリイの一言に盛大に椅子から転げ落ちているアメリアとゼル。
ちょうど戻ってきたばかりのゼロスも出現するなり床にこけていたりする。
う~ん、面白い反応♡
「お……お前なぁ…ガウリイ……」
ひくひくとこめかみをひくつかせながらいうゼルのその言葉をさえぎるように。
「それなら僕がご説明しましょう♡」
いち早く起き上がっているゼロスがにこやかにと話しかけてくる。
「あら?もどったの?ゼロス?」
わかっているけどとりあえず声をかけるあたしに。
「も…もどりましたです…リナさん。あ、そうそう、ガウリイさん。きちんと説明しますね?」
そういいつつガタンと椅子を引いてガウリイの横にと座るゼロス。
「そもそも、この地は、昔……」
丁寧に神魔戦争時代のことから説明しているゼロス。
ゼロスによる世界の仕組みと状態についての講義が、ガウリイにと説明されてゆく。
しばらくのち。
「……というわけなんですよ?」
「……ぐう……はっ!?あ、すまん寝てた。それによ~わからん。」
ゼロスの説明を聞きながら本当にそのまま座ったまま寝ているガウリイに。
どべっ!
今度は机につっぶしているアメリアたち。
「ま、ガウリイに説明しても無駄だし。
さっさとセイルーンに向けていきましょ。この赤ん坊も預けないといけないしね♡」
さりげにさらっと話題をかえておく。
そういいつつイスの上にと寝かしている赤ん坊をちらりと見るあたし。
「……そうですね。ガウリイさんには何をいっても無意味です。」
「……同感だ。」
「のようですね。」
口々にいうアメリア、ゼル、ゼロスのその言葉に。
「……・どういう意味だよ……お前ら……」
ガウリイの抗議の声が出ていたりするけど。
とりあえずそんなとりとめのない会話も終わり。
食事を済ませ、あたしたちは一路セイルーンを目指して出発することに。
う~ん。
それはともかく……ゼロスのやつ……どうやらずっとついてくるつもりのようねぇ。
……ま、いっか♡
-続くー
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あとがきもどき:
薫:・・・・・・よっしゃぁぁぁぁあ!
これで本編3冊目は終了だぁぁあ!(実話です)
・・・・え?幼少編?あれはあれで別にあるので。これ、ノート・・・。
いえね・・・・はじめに書き始めたのが本編版なので・・・あしからず。
とりあえずマルチナの話・・・いくつかあるが・・・。
・・・・・番外編にでもいれるかな?(おい!)
・・・・さって、この次のやつは先に打ち込みアップしてるからv
2003年の7月9日水曜日某日
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