まえがきもどき:
まず、はじめに。時間率は、スレイヤーズ小説本編二部の時期です。
なので、出てくるのは、ルーク&ミリーナが登場します。
そーいえば、漫遊記では初登場なのでは?(まて
時期は、ディルスより前なのは間違いないです(笑
なので、旅に同行してるのは、ガウリイとそして薫のモチキャラスミレちゃんv(エル様と別世界の同じ存在)
さて、幾度もいいますが、この一人称はリナ=インバース、として生活している、金色の王こと、通称エル様です(笑
それでは、いっきますvv
今回は、ミニ文庫、スレイヤーズデリィシャン3巻の巨大生物の山vですv
スペシャル収録は17巻ですvではではvv
エル様漫遊記・番外編 ~巨大生物の山編~
しぃん……
虫の声も、梟の鳴き声も一切せず。
ただ、吹き抜ける風により、木々の葉のこすれる音のみが、辺りにと響きゆく。
「いるみたいですわね。近くに。」
冷静に言い放つ、銀色の髪をポニーテールにしている女性。
そんな彼女の言葉に。
「お……おどかさないでくださいよ。ミリーナさん……」
そんな彼女…ミリーナの言葉に、声を震わせているのは、黒い髪の魔道士姿の少女。
年齢は、ただ今14歳。
面白いことに、本気で怖がり、横にいる、黒い髪に青い瞳―。
その漆黒の黒い髪をポニーテールにしている見た目の年齢は10そこら。
そんな少女―ユニットの服の端をぎゅっと握っていたりする。
「あらあらvこの程度でひるんでどうするのよv逃げ出したアレラとは長い付き合いでしょうに♪」
にこやかに微笑むあたしの言葉に。
「それはそうですけどぉ……間に檻をはさまないお付き合い、ってのはしたことなかったですからぁ……」
弱弱しくつぶやくファーネスのその言葉に。
「ミリーナv怖かったらいつでも俺の胸を貸すぜv」
「寝言は寝てからにしてください。ルーク、いえ、寝てからもしないでください。」
「……しくしくしく……」
あ、いじけてるv
かさかさと茂みが揺れる音。
すでに風はやんでいる。
「まあまあ、それにり近くに何かがvいるわよv」
にこやかにファーネスに服の端をつかまれたままにっこりとそんなことを言っているユニット。
ことの発端は昨日のこと。
この辺り、ちょっとした古い遺跡などもあることから、本職(?)の仕事にやってきていたこのルークとミリーナ。
そして昼食時の食堂で、ばったりと再開したあたし達。
ちなみに、彼らがやってきている、というのと、この食堂にくる、というのは当然わかっていて狙ったんだけどv
たわいのない会話をしつつ、あたし達…あたし、ユニット、ガウリイ。そしてミリーナとルークが話していると。
「―…魔道士さんですね?あなたも?」
昼食時でほぼ満席状態となっている食堂にて、あたし達のテーブル…あいている席にと座り、
深刻な顔をして話しかけてきている黒い髪の魔道士姿の女性。
もうちょっと服装に飾り気でもあればいいけども。
「いきなりすいません。私ぃ、この町の魔道士協会に所属しているファーネスといいますぅ~」
いいつつ、あたし達を見て言ってくる。
そんなファーネスを何事か?という様な表情でみているミリーナ。
ちなみに、ファーネスはミリーナの横に座っていたりする。
「おい。…あ・・・・」
あのな、俺のミリーナの横に…と声をかけようとしたルークよりも早く。
「実はぁ。協会からぁ。魔道士さんたちにぃ。依頼をするようにいわれたんですけどぉ。」
『…依頼?』
その言葉に顔を見合わせるルークとミリーナ。
ガウリイにいたっては黙々と食事を続けていたりする。
「お願いしますぁ!協会から逃げ出した実験動物を捕まえるのに手をかしてくださいぃぃ!」
べしゃ!!
ぶぅ!!
あ、面白い♪
ファーネスのあげたそのちょっとした大声に、思わず噴出しているほかの客たち。
ルークにいたってはもったいないことに、少しばかり残っているサーモンスープに顔をうずめ。
ミリーナはそのままの姿勢で硬直状態。
ざわざわざわ。
当然というか、当たり前ながら、他の客から生まれている動揺のざわめき。
だけど、当のファーネス当人はまったくそれに気づいてないしv
そんな周りの様子に気づき、なるべくいたって冷静に。
「ま…またぁ。そういう人騒がせな冗談をいうものではありませんわ。」
なるべく冷静にいつもの口調でそう言い放つミリーナ。
だがしかし、このファーネスは、ミリーナの心情など知るはずもなく。
「冗談なくかじゃありません!方っておいたら大変なことになるんです!真剣に聞いてください!」
面白いまでに大声を張り上げ。
「…おい…」
つぶやくルークの声は何のその。
「お願いしますぅ!ことは急を要するんです!ほうっておけばこの辺り一帯、荒野になる可能性だってあるんですよ!」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
「とにかくぁ!町の人々にことが露見してパニックになる前に…」
ごっんv
そのまま無言で懐に忍ばせていたちょっとした置物でファーネスをどついているミリーナ。
ま、彼女、やるときはやるしね♪
「え…ええと、ルーク、リナさん、それにミリーさん。いつものごとくたわごとをいう人はおいといて。
食事をとっととすませんせんこと?」
「…?たわごとなのか?その人のいうこと?」
「あんたは黙ってろ!ガウリイの旦那は!」
ミリーナのわざとらしいまでの硬い声に首をかしげて突っ込みをいれているガウリイ。
そんなガウリイに即座にさらに突っ込みをいれているルーク。
「それもそーね。」
「そね。」
あたしとユニットの言葉に。
面白いことに、周りの人間達などは。
どうやら、【いつものたわごと】と捕らえていたりする。
それゆえ、人々の動揺は、序所に治まりを見せていたりするけども。
実は事実なんだけどね♪
今のファーネスの言葉は♪
「い…いたた。いきなりぃ。何をするんですかぁ!」
「それはこちらの台詞ですわ!」
「まったくだ。」
黙り込んだファーネスをおいといて、とりあえず食事を済ませ。
ガウリイに彼女を背負わせて、店を出たあたし達。
途中、ルークがわざとらとく、
「昼間っからよっぱらいやがって……」
などと、わざと店中に聞こえるように大声でつぶやいていたりしたけど、それはそれ。
とりあえず、人気のない空き地にと移動して、ファーネスを目覚めさせたあたし達。
目覚めたファーネスは当然、まったく自分のしでかしたことに気づいているはずもなくv
「ま、よくいるしね。思いつめたり、熱中したりしたら、周りのことがぜんぜん見えなくなるタイプってv」
にこやかにいうあたしの言葉に、うんうんうなづいているガウリイに。
ため息をつきつつ。
「あのですわね。町の人にバレたらいけない話を他の人々…
……お客さんたちがたくさんいる食堂の中で大声を張り上げて説明してどうするんですか?
他の町の人にも完全にバレてしまいましが?それでは。」
淡々と言い放つそんなミリーナの言葉に。
「…あ…」
小さく言葉を区切り、そして。
「どうするんですか!?彼方たち!?」
「俺らのせいか!?」
叫ぶファーネスに突っ込みをいれているルーク。
「まあ、店を出るときに、ルークさんが。
『酔っ払いのたわごと』と匂わせておいたから、他の人間タチ、それ信じてるようだし。
事実とはわかってないわよ。」
にこにこと笑いつつ、説明するユニットのその言葉に。
「そんなぁ!それじゃあ私のイメージってものが…」
などとそんなことをいっているこのファーネス。
「つうか、あんたが考えなしに発言するのが悪いと思うぞ?オレは?」
叫ぶファーネスに当たり前の突っ込みを入れているガウリイ。
「とにかく…だ。つまり早い話が
『危険な実験動物が逃げたから、町の人たちに気づかれように探してこっそり処分しろ。』
とこういうところなのか?」
「おそらくそうでしょうね。」
ファーネスにあきれた視線を向けつつ、彼女につぶやくように言い捨てるルークに、同意しているミリーナ。
そんな二人の台詞に。
「協会からの依頼はそのとおりですぅ。でもぉ……」
そういいかけ、すがるようなまなざしであたし達を見つめつつ。
その瞳に涙を少し浮かべているのがポイントv
「お願いですぅ!できれば生きたまま捕まえてやってほしいんですぅ!動物たちには何の罪もないんですぅ!」
「「い…生きたまま?!」」
そんなファーネスの言葉に顔を見合わせている、ルーク・ミリーナ・ガウリイのこの三人。
まあ、あたしとユニットはわかってるしv
何がどうなるっているのか…なんてね♪
「はぃぃ!実はぁ、実をいうとぉ、私もぉ、その実験チームの一員なんですぅ。
魔道の発達のためとはいっても、動物の実験というのはあまりよくないことだっていうのは十分わかってますぅ。
常日ごろから正体不明の薬あたえたりぃ。寝かせずに睡眠不足の実験なんかもしてぇ。
…私が檻に鍵をかけ忘れたせいで逃げられたのにぃ、動物が自力で脱出したように偽造工作して責任逃れしたりぃ。
そんなことやってる私が何をいってもぉ。綺麗ごとにしか聞こえないと思いますがぁ。
命だけは助けてあげたいんですぅ!」
潤んだ瞳でそんなことを言ってくるファーネスに対し。
「…本気できれいごとにしか聞こえねえな……」
などとしみじみつぶやいているルーク。
「ほっといてくださいぃぃ。」
「ま、まあ、命を助けたい、という心がけだけはいいですけど…。とりあえず大体の事情はわかりましたわ。」
いいつつも、ため息をついているミリーナ。
「で?依頼料は?」
にっこりと微笑むあたしの言葉に。
「えっと…協会からはぁ。依頼を受けてくださった時点でぇ。準備資金に金貨二枚がでますぅ。
それでぇ、一匹処分するごとにぃ、成功報酬として金貨五枚がでますぅ。
でもぉ、生け捕りにして下さったら私のほうから一匹につき追加で金貨一枚を出しますぅ。」
「…さすがに協会からの依頼だけあって死ぬほど安いな…」
しみじみとつぶやくルークにうなづきつつ。
「まあ、元々、協会からの依頼は安いもの、と相場が決まってますし。」
などとそんなことをいっているミリーナ。
「で?残りの五枚というか四枚は?」
にっこりと微笑んで問いかけるあたしの言葉に。
「…え゛!?な…何のことでしょうか?」
面白いまでにうろたえつつ、目を泳がせているファーネス。
「…ちょっとまて!?『一匹処分するごとに…』ということは、何匹もいるのか!?逃げ出したやつが!?」
あたしの質問とはまったく別のことをいっているルークだし。
「確かここの魔道士協会で実験してたのは五体よね♪」
「そね♪うちのいくつかは、確かに放っておいたら、一年以内で山一つくらいは軽く荒野に変えるわね♪あれは♪」
にこやかに会話を交わすあたしとユニットのその台詞に。
なぜか全員あたし達を見つつ。
「……って!?リナさん!?ミリーさん!?それ本当ですか!?」
なぜか目を丸くしているミリーナに。
「・・・・それって洒落になんねぇんじゃぁ……」
なぜかつぶやいているルーク。
そして。
「…?あ、あの?どうしてそのこと知ってるんですかぁ~??」
一人わかっていないファーネス。
「「あら、そんなのわかりきったことじゃない(ですか)♪」」
同時に重なるあたしとユニットの声。
「…ま、リナ達だし。……で?どうすんだ?その逃げ出したやつらほっとくのか?それとも?」
それであっさり済まし、あたし達にと意見を聞いてくるガウリイ。
「…放っておくわけにはいかないでしょ…」
「……だな……」
まったく…
あの一件が終わったかと思えばこれか…
などと思いつつ、ため息をついているルーク。
くすっ。
「まあまあ♪たまにはこんな、ほのぼのとした依頼を受けてもバチは当たらないわよ音符」
「…これが『ほのぼの』ですか?」
「これが『ほのぼの』のレベルか?」
「・・・・・?」
あたしの至極もっともな意見になぜかそんなことを同時にいってくるミリーナとルーク。
そして一人意味がわからず首をかしげているファーネス。
「そ♪とりあえず自己紹介をしておくわ♪あたし達の名前がまだだったわよね♪」
あたしのその言葉に。
「はいぃぃ!ありがとうございますぅぅ!よろしくおねがいしますぅぅ!」
かくして、あたし達はファーネスに簡単な自己紹介をし…この依頼を受けることに。
……そして――――
「確かにいるけど…何なんだ?」
唖然としてなぜかあたしを見てくるガウリイ。
「…え…えっと…」
どこか視線を泳がせているミリーナ。
その先に-・・・目的の影の端をその目に捉え。
「…な…なぁ?」
こちらはこちらで、こちらに近づいている気配のほうに視線を向けているルーク。
―と。
かささっ。
あたし達の目の前の茂みが揺れるのとほぼ同時。
「ほ~ほっほっほっ!こんなところっ・・・ぷぎゅっ!?」
なぜかその場にいきなりちょっとした空気の重りがぶつかり、
それに押しつぶされてばったりと倒れている一人の人間。
「…あ?あの?…一帯何なんですか?これ?」
そんな人間…言うまでもなく自称、【白蛇(サーペント)のナーガ】を指差して聞いてきているファーネス。
「…な、なあ?ミリーナ?リナのやつ、何かしたのか?」
「したんでしょう。…ま、ナーガさんですし。」
それで済ませているミリーナ。
まあ、この二人も旅の最中、このナーガとかかわっているからねぇ。
彼女のことは、ある程度わかってるしv
「ち…ちょっと!リナ!いきなりわけのわからない攻撃はやめてよね!」
などといいつつ、よろよろと立ち上がり、あたしに抗議の声を上げてくる。
「あら♪何か危ない動物か何かだと思って♪それに、たかがちょっとした十倍ほどの気圧を乗っけただけじゃない♪」
にこやかに答えるあたしに続き。
「あら、こんにちに。ナーガさん。お久しぶりです。」
にこにこと挨拶をしているユニット。
「あら、スミレちゃんじゃないの。久しぶりね。
それより、リナ?その男性やスミレちゃんはともかく、何でその二人と一緒にいるの?」
いいつつ、あたしの後ろにいる、ルークとミリーナを指差すナーガに。
「偶然よv偶然この町で一緒になったの♪」
「あらそう。」
あっさりとそれで納得するナーガに。
「…うわっ…。またこの姉ちゃんかよ……」
頭を抱えているルークに。
「…何か今回のこの依頼…一筋縄ではいきそうにないわね…」
などといいつつ、額から一筋汗を流しているミリーナ。
「それはそうと、何であんたがこんなところにいるんだ?」
いって、ナーガに聞いているガウリイ。
そんなガウリイの質問に。
「ふっ!デーモン退治に出たら、道に迷って。
そして、ちょっぴし行き倒れてたらここの魔道士協会の人に助けられたのよ!
ま、今日のところはとりあえず、競争相手に挨拶くらいはしておこうかしら?と思ってね。」
『競争相手?』
そんなナーガの言葉に面白いまでに顔を見合わせているルークとミリーナ。
そして…
ファーネスの視線はナーガの後ろからやってきた人物に注がれていたりする。
そして。
「主任!?」
目を開いて驚きの声を上げていたりするし。
ナーガの後ろからやってきたのは、この町の魔道士協会【生体部門部】主任のイレネア=プライムシード。
年齢はただ今23。
方で切りそろえた金髪に緑の瞳。
身長は172センチほど。
服装は、ファーネスと同じくこちらもかなり地味。
ファーネスの着ている服よりは多少の装飾などはついているものの。
イレネアはあたし達にと目を向け。
「ナーガさんのお友達ね。私は研究チームの主任、イレネア=プライムシードです。」
言葉遣いは一応丁寧。
ちょっとばかりさめた目であたし達を見てるけど。
「リナ=インバースよ。こっちがガウリイにルークにミリーナ。」
とりあえずそれぞれを指差して一応、自己紹介がてらに観点に名前をいうあたしに続き。
「ミリアム=ユニット!ユニバースです!愛称はスミレです!よろしく!」
などと、にこやかに答えているユニット。
そんなユニットの笑顔に一瞬顔をほころばせるものの、すぐに木を取り直し、あたし達を見てくるイレネア。
「あ、でもナーガとは友達、というよりは、彼女は、
【暇つぶしのための便利な存在(モノ)(アイテム)】といったところの知り合いだからv」
あたしの至極もっともな意見に。
「ちょっと!リナ!何よ!その暇つぶしというのは!」
「…ひ…暇つぶしって……」
何やらわめいているナーガに、つぶやいているイレネア。
ひとまずそんなナーガはとりあえず無視。
「と…ともかく、動物たちの処分に協力してくださることに感謝します。できれば互いに協力して…」
そういうかけるイレネアに。
「待ってください!主任!処分…ってぇ!できれば動物たちはなるべく助ける方向でぇ~。」
イレネアの台詞に割って入っているファーネス。
「確かに動物たちを殺したくはないわ。けど放っておけば動物たちは町の人間タチに危害を加える恐れがある。
それだけは絶対に阻止しないといけないのよ。
だからこそ事件が起こる前に動物たちをどうにかすることは必要不可欠。手段は選んではいられないわ。」
そんなイレネアの言葉に。
「でもぉ~」
などといっているファーネス。
そして。
「ま…まあ、あんなでっかしサイズのウサギがうろうろしてたら…何が起こってもおかしくないよなぁ~……」
などとしみじみいいつつ、空を見上げているガウリイ。
ルークとミリーナに関してはそれを目にして口をあんぐりとあけてたり、固まっていたりするけども。
『うさぎ・・・って・・・・』
ガウリイの言葉にふと空を見上げるイレネアとファーネスとナーガ。
もしゃもしゃもしゃ・・・
…そこには、ただひたすらに、木々の頂上の葉をもくもくとそのかわいらしい口を動かして食べている、
ふわふわの白い毛に覆われている動物が一匹v
大きさとしたらちょっとした竜(ドラゴン)程度。
「い…いつの間に!?」
それを見て、驚きの声を上げているファーネスに。
「え…えっと…何が…」
唖然としているナーガ。
白い毛並みに紅い瞳。
くりくりとしたぱっちりとしたつぶらな瞳に頭に突き出ている二つの長い耳。
見上げたそこにいるのは、紛れもなくちょっとした大きさの【ウサギ】以外の何ものでもなかったり♪
「ああ!間違いないわ!逃げ出した動物のうちの一匹!ラピット72号!」
などと声を上げているイレネア。
びくり。
そんなイレネアの言葉に反応し、足元を見下ろし…そして……
バキャバキャギハャ!!
くるっとした丸い尻尾をぱたぱたと左右に振りつつ、あたし達のほうにと向かってくるウサギだし♪
動くたびに足元、というか身体ごと木々をなぎ倒しつつあたし達のほうにと向かってくる。
「うっきゃぁぁぁぁぁ~!!?」
それをみて、何やら叫んでいるファーネスに。
「さ!ナーガさん!早く!」
すばやく逃げる用意をしつつも、ナーガをけしかけているイレネア。
「…な…なにんつーか…遠目から見るのと近くで見るのは…アレだな……」
「…ルーク、とりあえず、逃げないとつぶされますわよ?」
ずし・・・ん。
メキメキメキ……
「でもまだまだ大きさが足りないわねぇ。」
「そうね。」
びくっ!
なぜかあたしとユニットの言葉に体を震わせ…そして。
「だぁぁぁ!頼む!やめてくれ!リナ!ユニットちゃん!」
何やら叫んでいるガウリイ。
「とりあえず♪もっと捕獲しやすいように、しましょうね音符」
至極もっともなあたしの言葉に。
「あ、私やる♪えい♪」
ひゅっ。
…パク。
ゴクリ。
ふわりと、その手の平の中に小さな実を出現させ、こちらに向かってきているウサギに向かいそれを投げているユニット。
それはそのまま、ウサギの口の中にと入ってゆき。
―――…むくむくむくむくむく…
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
なぜかそんなウサギをみてあたしとユニット以外の全員は無言になってるし。
ガウリイは額に手を当ててため息をついていたりするけども。
そして。
次の瞬間には。
「にょへぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
「うそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
「ちょっと!リナさん!アレ以上大きくしてどうするんですかぁぁぁぁぁ~!!」
「アレ以上でかくするなぁぁぁ~!!」
なぜか、ファーネスとイレネア。
そして、ミリーナとルークの声が同時に発せられるし。
「あら♪大丈夫よ♪たかが、元の大きさの三乗分ほど大きくなっただけじゃない♪」
つまり…
目の前のちょっとしたドラゴン程度のウサギは今ではむくむくと大きくなり、元の大きさの三乗分。
つまり、倍数で説明するならば、約8~10倍程度ほど大きくなっていたりする。
山一つ分はあるくらいの大きさになってゆくウサギをみつつ、なぜかパニックに陥っているイレネアたち。
そして。
姿が大きくなった、というのに気づかずに、
視界の端にファーネスの姿を認め、甘えじゃれつこうと行動を開始するウサギの姿がv
「うきやぁぁぁぁぁ~!?さあ!ナーガさん早く!」
なぜか悲鳴に近い声でいっているイレネア。
ナーガはその場で呆然としてるし。
バキャキャキャ!!
―プチ♪
『……あ、つぶれた。』
「・・・・・・・・・・・・・・・(汗)」
戸惑っているナーガの真上にウサギの片足が下りてきて、次の瞬間、ナーガはウサギの足の下敷きになってたりするしv
それを見てなぜか汗を流しているミリーナ。
「…ま、ナーガだしvさって♪これで捕まえやすくなったわよ♪」
にこやかにいうあたしの言葉に。
『どこが(だぁ)(ですかぁ)~~!!?』
なぜか、あたしとユニット以外のことがが一致してるし。
まったく、これしきのことで驚いてどうするのよ♪
「と…とにかく!このままでは危険ですわ!逃げましょう!」
「んきゃぁ~!?」
「ちょっとまて!何だって、あのウサギはこっちにくるんだぁ~!?」
ずし…ん。
ずし・・・・・ん。
メキバゴゴッ。
ちょっとした地響きを立てつつ、ウサギが走る。
その足元には肉球型のプリティーなクレーターができていたりするけども。
「というか!今何を飲ませたんですか!何を!」
全力で彼らは走りつつ、なぜかあたしやユニットに聞いてきているイレネア。
「ああ、ただちょっと【クロノスの実】を♪」
息一つ乱さず葉去りつつにこやかに答えるユニット。
「ユニット、その名前でいっても無駄よ。この世界というか惑星にはあれないし。
この辺りの近くであるのは、1235万年光年先にあるあの惑星上が一番近いし。」
そこでは一般的な食べ物だしね。
『・・・・いや、【この世界にはない】って・・・・・・・・』
「…ま、まあ、リナとユニットチャンだしなぁ~~…」
何やらつぶやいているルーク・ミリーナ・ファーネス・イレネア。
そしてそんな彼らとは対照的に、何やらしみじみいっているガウリイ。
……ま、ガウリイはもうあたしの招待に気づいちゃってるしねv
聞かれないから答えないだけでv
あと、なぜかあたしが怖いから…という理由で…誰にもいってないだけで。
そんなユニットの言葉に答えるあたしに、
「あら?でも、リナ?この町に立ち寄ったときに、この辺りの森に【ミアの木々】を発生させてたじゃない♪」
にこやかに走りながらいってくるユニット。
「だけど、あれ、何もせずに食べたら体が元の4~10倍程度になるのと。
あと重力変化とかに慣れなかったらそのまま圧力で情けないことに死ぬしかないわよ?
この辺りの動物軟弱で根性ないし。」
とりあえず、イレネアたちにと合わせつつ、走るあたしとユニットのそんなほのぼのとした会話に。
「…つ…つうことは…もしかして…【アレ】も【ソレ】…食べた・・・つー…か?」
なぜか顔色も悪く、あたし達が走っている方向の先の空を指差すルク。
そして、その指の先には…
「…って!?いやぁぁあ!ムカデぇぇぇえ!?」
それをみてなぜか悲鳴を上げているミリーナ。
そういえば、ミリーナ、ムカデが苦手だったりするのよねv
太陽の光がさえぎられる。
それは雲によってではなく目の前の物体によって。
わきわきと動く各関節。
一つにつき、その節目と節目の間から左右対称にと生えているカギヅメのついたちょっとした足。
その数数十本。
特徴的なのは、その体。
ちょっとした甲殻に覆われており、その色は原色の、赤、黄、緑、青といったカラフルなまでの色彩。
ジャキーン。
キーン。
その頭についている、二つのちょっとした大きなハサミが合わさる音が、辺りに金属音のようにと響き渡る。
それはあたし達に対して…ではなく、後ろからあたし達にとついてきているウサギに対しての威嚇音。
次の瞬間。
どごぉぉぉお!!
大地が面白いまでにとゆれる。
二匹のぶつかり合いによって生じた衝撃かにて。
ちょっとした大きさの山程度あるムカデとウサギが互いに対峙しぶつかり合う。
「ちょっとまてぃ!何なんだ!?あのハデナ巨大な虫はぁ!?」
何やら面白いことに絶叫を上げているルーク。
「…もしかして…あのウサギ…私たちを助けるつもりで?」
なぜか脂汗を流しつつそんなことをいっているミリーナ。
そんなミリーナの言葉に。
「いえぇ。ただ単にあの子たちは昔から仲悪かったですからぁ…」
そんなミリーナに対して答えるファーネス。
あたし達の目の前では、ちょっとした山ほどの大きさの二匹の生物が攻防戦を繰り広げてたり♪
ウサギが後ろ足でキックを繰り出すと、そのままムカデが近くの山にと突っ込んで山が崩れてゆく。
ちなみに、そんな二匹の生物を目とめて。
町は面白いまでにパニックになっていたりするけど♪
常時、微々たる程度、つまりとある世界でいう基準の震度6強くらい揺れる大地。
町の人々がふと山のほう、というか森のほうをみてみれば、
山程度の大きさのウサギとムカデが何やら攻防戦を繰り広げているのである。
それをみて、なぜかバニックになってたりするし。
まったく…この程度でパニックになる人間って面白いわv
「…というか、こんなにでかかったら…も、町の人たちにもバレバレなんじゃないのか?」
いいつつあたしをじと目で見てきているガウリイに。
その言葉にぴしり、となぜか高まっているイレネア。
そんな中。
「お~ほっほっほっ!リナ!この私をけしかけてわざとつぶさせるとはいい度胸ね!」
うねうねうね……
『・・・・・・・・・・・・・・・・・』
声のした方を振り向き、なぜか無言になっているルークたち。
「あら、ナーガさん。足確保に陸くらげを呼んでいるのね。」
その声のした方をみてにこやかにいっているユニット。
そこには、ちょっとした黄金竜よりふた周りほど大きく、足が数本生えてうねうねとうごめいている白い物体が一つ。
その頂上にナーガがすくっとたちつつ、いつもの高笑いをあげていたりする。
「…何でクラゲの上になんてのってんだ?つうかさっきあの姉ちゃんつぶされなかったか…?」
そんなナーガをみて思わずつぶやいているルークに。
「…ま、まあナーガさんですし……」
いいつつ、先刻…確かナーガさん、ウサギに踏み潰されましたよね??
などと汗をかきつつも心で突っ込みをいれつつつぶやいているミリーナ。
「お~ほっほっほっ!だけど、残念だったわね!たまたまこの辺りをふらふらしていたこの子に助けられたのも人徳の賜物!
それにどうやら他の二匹もそろっているようだし!お~ほっほっほっ…ひでぶっ!?」
クラゲの上で何やら高笑いしつつ言っているナーガの頭上より。
バサッッ。
上空より投げられる黒い網。
それはウサギとムカデにも同時に投げ放たれる。
まあそれでも、ウサギたちの場合は二匹の頭上から…というわけにはいかず、
取っ組み合いをしていたウサギとムカデの手足にと絡まってゆく。
ちょっとした魔力強化がかけられているので少々では壊れない。
―…網を投げた彼らはそう踏んでいたりするけども♪
内心。
”ここまででかいのか!?”
などと思っている彼らの感情がまた面白い。
『・・・・え?』
ふとつぶやきにもにた声を上げつつ、イレネア・ルーク・ミリーナ、そしてファーネスが振り向けばそこにいるのは数名の男性。
森の中で動きやすいように迷彩服を着込んでいたりする。
「・・・?あんな人たち…協会側…雇っていたかしら?」
そんな彼らをみて首をかしげているイレネア。
くすっ。
雇っているわけないじゃない♪
彼らはあたし達のほうをちらりと見て。
「ここまで馬鹿でかいとは…な。とりあえず、ウサギとムカデは網をかぶせたまま。
とりあえずクラゲだけでも運ぶぞ。」
何やら男たちの中にて指示を出していたりする。
一方では。
ウサギとムカデは網にと絡まり、足などをもつれさせてじたばたしていたりする。
そして、あっけにとられているイレネアたちの前にて、そのままクラゲを数名にて持ち上げ、そのまま森の中にと消えてゆく。
ふと。
「…あら?ナーガさんは?」
はっと我にと戻ったイレネアがナーガの姿が見えないのに気づいて声を出していたりするけども。
「ああ、ナーガさんなら、さっきのクラゲと一緒に網に絡まったまま彼らに連れて行かれましたよ?」
にこやかにそんなイレネアに答えているユニット。
くすっ。
彼ら、ナーガに気づいてなかったしね。
もしもは同じ実験動物、と見てたりするし♪
近くで彼らナーガを見てないからv
「…え、えっと…どうやら他のチーム…かしら?まあ、捕獲した…ということで…」
いいつつも、いまだに転がってじたばたしているウサギたちにと目をやり。
「…こ、ここまで大きくなって…えと…普通の呪文で処分できるのかしら??」
などといいつつつぶやくイレネア。
「主任。そんなぁ。この子たち、何もしてませんのにぃ~?」
手を合わせ、何やら言っているファーネス。
「…というか、【コレ】どうにかすることは…かなりの呪文でないと…」
そんな彼女たちの会話にそんこなとをいいつ、冷静に突っ込みを入れているミリーナ。
そんな彼らの会話に。
「というか、リナやユニットちゃんがやったんだし?小さくすれば問題ないんじゃないのか?」
いいつつあたし達を見ているガウリイ。
「…そんな不可能なこと…」
言いかけるイレネアに。
「…そういや、リナさんたちって自在に大きさとかあっさり変えられてましたね…」
「…オレなんかこの前いきなりハエに変えられたことがあるが?」
「オレはアリとかに変えられたことがあるぞ?」
何やらしんみりと、そして汗などを流しつつしみじみとそんなことを言っているミリーナ・ルーク、そしてガウリイの三人の姿が。
「あらvどういう意味かしらvあんたたち?」
にこやかにいうあたしの言葉に。
なぜかそのまま汗を流して固まっている彼ら三人。
そして…
『・・・・・・・・・・・・・・・』
ガウリイ達の会話を聞いてなぜか固まっているイレネアとファーネス。
「えぇ?ガウリイさん、せっかく捕獲しやすいように大きくしたのにぃ?」
ちょっぴし瞳をうるうるさせつつ、ガウリイに言っているユニット。
そんなユニットの言葉に。
『でかすぎ(ですわ)(だろ)!?』
なぜか声を一致させているガウリイ達三人。
「あら♪大は小をかねるんだけどねぇ♪なら、今度はあたしが♪」
いいつつも、指の先にちょっとした光の球を作り出し。
いまだに地響きを立てつつじたばたともがいているウサギとムカデに向かってその光を投げておく。
―と。
バッシュ!!
何やらそんな音と共に、今まで目の前にてもがいていた物体が一瞬のうちにと消え去ってゆく。
『えええええぇ~!!?』
それをみて、何やら叫んでいるイレネアとファーネス。
そして。
「リナさん!動物たちは生きたままで捕獲してくださいってお願いしたじゃないですかぁ!」
何やら叫んでいるファーネスに。
「あら♪殺してはないわよ♪大きすぎるっていったから、小さくしただけで♪」
にこやかに微笑みながら答えるあたしの言葉に。
「…で?どのくらいの大きさにしたんだ?」
本当にこのリナ…人間なんだろうか?
リナさんって…人間なんでしょうか??
そんなことを思っているルークとミリーナ。
思っていることは口にはせずにあたしにと聞いてくるルークに対し。
「あらvあたしは人間よv」
「・・・う・・・・」
うそつけ・・・
どごっ!!!!
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(汗)』
小さく、【嘘つけ・・】といいかけたガウリイの頭上に、
どこからかちちょっとした大きさのやしのみが落下して、ガウリイは地面に倒れ付していたりする。
「あら♪偶然ね♪」
・・・・い・・・いや、偶然ではないと(思うぞ)(思いますわ)・・・・
ユニットの言葉に同じことを思っているルークとミリーナだし。
「そ…それはともかく?【小さくした】・・・とは?」
なぜか汗を名画質、あたしにと聞いてきているイレネア。
「そうね。本当は微生物レベルにしようかしらvとも思ったんだけど♪とりあえず。【蟻】の大きさ程度に小さくしただけよv」
にっこり。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なぜかしばし沈黙。
そして。
「・・・ってぇぇ!?んなのどうやってみつけんだ!?」
「・・・ア・・・アリサイズ…ですか…ほほ・・・・・」
なぜか突っ込んでくるルークにどこか遠くをみてつぶやいているミリーナ。
「えええぇぇ~!?そんなに簡単に大きさって変えられるんですかぁ!?」
そんなぁ!?私、あの巨大化する研究で一儲けをたくらんでましたのにぃ~!
心でそんなことを思いつつも何やら言ってきているファーネス。
そして。
「…【リナ=インバース】の噂は…伊達ではないのですわね……」
そしてまた、なぜか遠くをみてつぶやいているイレネア。
とりあえず、あたし達はアリサイズとなったウサギとムカデを約半日かけて見つけ出し。
…ま、ガウリイの勘でルークたちは場所と範囲はわかってたしね。
そして…
バタン。
扉が閉まる音がする。
その手に持っているのは小さな箱。
きょろきょろと辺りを見渡し…そして、建物から人目を忍びつつ出てゆくファーネスの姿が。
ちなみに、他の人間タチは、ファーネスが夕食の中にと混入したブルーリーの影響でただ今睡眠中。
といっても数名はそれが効いてなかったりするけど。
また、眠った一部のものはあたし達が親切にも起こしてあげたりしてたりする。
「…やはり…彼女ですか…」
そんなファーネスの行動をみてつぶやくイレネア。
「ま、よくあるパターンだな。」
「他の研究を盗もうとする輩は多々といますしね。」
イレネアとほぼ同時にそんなことをつぶやいているルークとミリーナ。
ちなみにルークは昔の仕事がら、ある程度の【物質】に対する免疫ができているのでまったく睡眠効果などあるはずもなく。
ガウリイに関しては気を張っていたら平気なんだけど、そこまでしてないし。
というか、あたしの正体を完全に気づいてから・・・ある意味、あまり気を張ってない、というのもあるけど。
違う意味ではなぜか気を張っているようだけど。
「でも。いいんですの?リナさん?わざとファーネスさんにあの二匹をもっていかせて?」
一応小さくなり、協会の中にと持って入っても大丈夫、という大きさになったから、というので。
先刻のウサギとムカデはこの魔道士協会にと保管されていたりする。
―が。
その二匹を今、ファーネスは持ち出したんだけど。
「ああ。いいのよvいい目安になるし♪」
にっこりと微笑むあたしに。
なぜかじと目で。
「…リナぁ…お前、また何かたくらんでるだろ…」
そんなことを言ってくるガウリイ。
「あらvたくらむなんてv」
にっこりと微笑むあたしに続き。
「そうそうvただあの二匹さんたち。小さくした反動で、ある一定時間が経過したら、
小さくなる直前の大きさの約数十倍の大きさになって、約一日、その大きさのままで存在するだけだしv」
にっこりとこちらもまた微笑みつつ答えているユニット。
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
なぜかそんなあたし達の台詞に、あたしとユニット以外はしばし沈黙…
そして…
「ちょっとまてぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!あ、あれよりでかくるなのか!?」
「・・・・・こ、これは・・・・急がないと大変なことになりますわね・・・・」
「・・・いやあの・・・・そんなに簡単に大きさを?」
なぜか叫んでいるルークに、油汗を流しているミリーナ。
そして、イレネアにいたってはそんな簡単なコトに対して驚き、驚愕してるし。
「…ま、まあリナ達二人…普通じゃないしなぁ…何かある・・・とおもったが・・・・やっぱりか。」
などとつぶやいているガウリイ。
「ま、そういうわけでほっといてもすぐに場所はわかるわよ♪」
あたしの言葉に。
なぜか。
『時間が来てからでは遅い(ですわ)(だろうが)(です)(と思うぞ)!!?』
なぜかきっちりと声を重ねているミリーナ・ルーク・イレネア・ガウリイ、この四人。
「と…とりあえず、アストラル探査でもして・・・追いかけましょう・・・」
なぜかイレネアが顔色も悪く提案してるけど。
こんな些細なことで動揺してどうするのよ♪
「ほ~んと、運がよかったですぅ。」
のんびりとしたファーネスの声が洞窟の中にと響き渡る。
「…というか、あの大きさがこうなるのか?」
ファーネスが持ってきた小さな小箱の中をみて、なぜか冷や汗を流している男たち。
「どうやったのかは知りませんけどぉ。だけどぉ、大小両方あったほうがぁ。何かと研究にも役立つと思いますしぃ。」
にこやかにいうそんなファーネスのその言葉に。
「仕組みがわかればな。しかし…あと二匹…か。」
「リーダーのあの得たいの知れない物体はどうされますか?」
「縄にででも縛って川にでも流しておけ。」
「了解しました。」
先刻、捕らえた陸くらげと一緒に得たいの知れない物体…すなわち、ナーガの姿を、
ここ、彼らが仮の本拠にしているこの洞窟まで運んできて、ようやくナーガの姿に気づいた彼ら。
ナーガは気がついたとたんに高笑いを上げまくるので、ただ今再び、【眠り(スリービング)】の術で眠らされていたりする。
「しかし…お前が本当に誤って動物たちとを逃がしさえしなければ、こんなことは当にすんでるんだぞ?」
ファーネスにそう花の仕掛けるそんな男性の言葉に。
どうでもいいけど、あんたたち・・・服くらい着替えなさいよね。
そんな彼の言葉に。
「ああ!それはもう謝ったじゃないですかぁ。それにぃ、こうして協会側が捕らえたに轢きもつれてきましたしぃ。」
「確かに。リーダー。残りはあと二匹。何としてでも協会側の連中より先に見つけましょう。」
「それしかない…な。だが…こうも簡単に動物たちの大きさを自在に操る術(すべ)を持っている魔道士…あなどれんな。」
そういえば、ファーネス、まだ彼らにあたしの名前話してないっけv
「それはぁ。私もそう思いますけどぉ。でも今はぁ。あとの二匹、オウル18号とタートル35号を捕まえるのが先かとぉ。」
今、彼らのところにいるのはジェリィフィッシュ15号と、キャタピラ52号。
そしてラビット17号、この三匹。
というか。亀のほうは協会の裏山で寝てるのにねv
「確かにな。」
いいつつも、小さな銀製の容器に二匹を入れ替え、そしてそれをさらにご丁寧にと檻の中にとおいてゆく彼ら。
そして…
「さて、それでは残りの二匹を捕らえにいくぞ。」
そんな彼の言葉に。
「そうですねぇ。やっぱり主任やリナさんたちより先に見つけないとぉ~。
ピタリ。
そんなことをつぶやくファーネスのその言葉に。
なぜかその外にもいるファーネス以外のものたちが、一斉にその一言で足をとめ。
ゆっくりとその視線をファーネスに向け。
そして。
『…リナ?』
なぜか声を振るわせつつまったく同時に聞き返す。
そんな彼らの様子に首をかしげ。
「ええ、そうですけどぉ?」
「…フルネームは?」
彼らが冷や汗を流していることにすら気づかずに。
「はいぃ。リナさんは確かリナ=インバースさんですぅ。それにガウリイ=ガブリエフさんとぉ……」
ファーネスがあたしたちの名前をフルネームで読み上げ始めたそのせつな。
「何ぃぃぃぃぃぃぃぃ!あの魔王より怖いリナ=インバースだと!?」
「噂では実は魔王だという!?」
「あの破壊の申し子リナ=インバースか!?」
・・・あのねv
―…どごっ!!!!!!!
……しぃぃぃぃん……
なぜかそんなことをわめく男性たちの天井の一部が崩れ落ち、そのまま彼らを下敷きにしてゆく。
それをみて、なぜか静まり返り。
ただ、だくだくと汗を流しているほかのメンバー。
そして……
「こうなったら!計画は変更!今いる三匹だけでもつれて逃げるぞ!」
「えぇ~!?他の二匹はいいんですかぁ~?」
なぜか岩の下敷きになった数名を救出し。
顔色も悪く叫びながら、逃げる準備をしていたりする彼らの姿と、そして不満そうな声をあげているファーネス。
そんな彼らの姿が洞窟内部にて見受けられていたりする。
だ・か・ら♪
どうしてあたしの名前を聞いただけでそこまで恐怖するのかしらねv
あたしはこ~んなに心優しいのにvv
「本当にこちらでいいのかしら?」
がさがさと茂みを書き分けつつ、一定方向に向かっていっているあたし達。
「つまり、何だろ?あのファーネスとかいう姉ちゃん達がいる方向にむかっていけばいいんだろ?
なら気配がこっちからしてるじゃないか?」
「そ~そ~。他に数名と例の動物たちもねv」
ガウリイとあたしの言葉に。
「…相変わらず人間ばなれしてるな…お前らは…」
「…ま、まあルーク、リナさんとガウリイさんですし…」
「…け・・・・気配がするって・・・・(汗)」
至極当然のあたし達の言葉に、なぜかそんなことを同時にいっているルークたち三人。
「まあ気配もするけど、ちょうどほら♪道案内が♪」
にっこりと微笑み、視線で空を指し示すユニット。
と。
バサッ!
あたしたち達の頭上を横切る影が一つ。
といっても、ちょうど木々の真上を飛んでいるので辺りにはちょっとした強風が吹き荒れていたりするけど。
羽ばたきとともに揺れる木々と、そして、ごくたまぁに根こそぎ飛んでゆく木々も多少。
そこには…
大きさ的にせぱ。ちょっとした若い竜くらい。
ちなみに全長152M♪
「あれは!?オウル18号!?」
などとそれをみて飛ばされないようにその辺りの岩にとしっかりしがみつきながらそんなことをいっているイレネア。
「どうやら獲物を求めて飛んでるみたいね。」
そんなあたしの言葉に。
「ちょっとまて!?イレネア!?あれは何なんだ!?」
なぜかそれをみて叫んでいるルーク。
「ルーク、見たところ梟ですわ。まぎれもなく。」
辺りの木々が羽ばたきによって生じた風によりなぎ倒され、その姿の全貌をより見やすくさらけ出し。
さらには、梟が飛んできた道順をあからさまに指し示していたりする。
「・・・でも?いったいどこに向かってるのかしら?」
ルークの言葉に冷静に突っ込みをいれ、飛んでゆく梟をみてつぶやくミリーナに。
「だから、獲物を狙ってるみたいだし?ちょうど手ごろな獲物でもみつけたんじゃない?」
にこにこと答えるユニットに。
『・・・・手ごろ?』
あのサイズで…手ごろ??
などと、何やら同時に思いつつそんなことをつぶやいているルークとミリーナ。
そして。
はたと。
「はっ!もしかして、ジェリィフィッシュ15号を!?あの子、なぜかあのジェリィフィッシュの足が好物だったし!?」
などと叫んでいるイレネア。
両隣に檻をくっつけてたら、梟がクラゲの足をむしゃむしゃと食べた、というほほえましい過去があるからねv
「……その途中経過うんぬんはともかく、…急ぎましょう。」
「だな。」
今のイレネアの言葉は聞かなかったことにして、飛んでゆく梟を追いかけ始めているルークとミリーナ。
「そねvあたし達もいきましょv道案内はあの梟がしてくれるしv」
あたしの言葉をうけ…
あたし達は梟が向かっている方向にと進んでゆく。
『うくあっ!?』
森の中、ちょっとした叫び声が巻き起こる。
彼らにとっては突然吹いてきたとしかいいようのない突風によって。
めきめきめきっ!
それに伴い生木がその体重によってきしみ折れ、またなぎ倒されてゆく木々の音。
「―…あれは!?」
その姿を認め、思わず叫ぶファーネス。
そのファーネスの声をその耳にと捕らえ。
―…ほぅ。
それが一声なき声をあげる。
ちなみに心ばかり尾羽をぱたぱたとしているのは、
他ならぬファーネスのコトを【エサをくれる人】と認識しているからに他になく。
そして、そのまま木々をなぎ倒しつつ、ファーネスにと向かってゆく梟の姿v
「うやぁぁぁあ!?」
「うどわっ!?」
それをみてなぜかダッシュで駆け出しているファーネスと男たち。
しっかりと、浮遊(レビテーション)の術をかけ浮かせて運んでいる陸くらげは手鼻区ことなく。
「ちょっとまて!何であれはこっちに向かってくるんだ!?」
「たぶん~。私になついているのとぉ。あの子の好物がこのクラゲの【足】だからだとおもいますぅ~。」
だだっ!
走りつつ、男たちにと説明しているファーネス。
そんな彼女の言葉と説明に。
「…そういうことは早くいえぇぇぇ!というかあの大きさだとこっちも危ないんじゃないか~!!」
ちなみに、言わずと知れた梟は肉食性v
つまり彼らが食べられる、と判断したものはくちばしで捕らえ、生きたまま内臓を出して食べたり、
また生きたまま雛にと与えたり、動作は様々。
「誰か、眠り(スリーピング)を!」
「ダメです!さっきのけが人の救助と回復治療によって魔力はもう残ってません!」
バササササッ!!
『うどわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!?』
「んきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
梟が彼らにと迫ってゆく。
と、ほぼ同時。
ドッン!
プチ♪
何かつぶれる音がしてるしv
そして…
ドシン!
ぐらぐらぐら!
面白いまでにと揺れる大地。
走るあたし達の目にと入った光景は、
ウサギ・ムカデ・梟と陸くらげ、この四匹が面白いまでに格闘を繰り広げ始めた真っ只中v
といってもウサギとムカデが雲の上で上半身にて攻防戦を繰り広げ、雲のした…つまり、木々の上の辺りにて、
梟と陸くらげの戦いが繰り広げられていたりするんだけども。
ちなみに、ファーネスたちはといえば、彼女がもっていたウサギたちに面白いまでにお約束ながら踏み潰され。
というか押しつぶされていたりする。
そんな四匹の乱闘を見つつ…
「…どうやって回収すんだ?これ?呪文も何もききそーにねーぞ??」
ぽつり、と少し先にて繰り広げられはじめているそんな光景を見て何やらルークが独り言をいってたり。
目の前の空においては面白いことに四匹の乱闘の見ものが繰り広げられていたりする。
それをみて、なぜかさらに顔色を悪くしているイレネア。
「ま、見つける手間が省けていいじゃないv」
至極当然のあたしの言葉に。
「あのなぁぁぁぁぁ…」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・最後はこーなるのか・・・・」
なぜかため息をつきつつつぶやくルークに無言のミリーナ。
そして何やらつぶやいているガウリイの姿がしばし見受けられていたりするけど。
この程度で狼狽してどうするのよv
ねv
「…とりあえず、全部終わりましたわ…」
なぜか血の気のない顔でいってくるイレネア。
三日実版、乱闘を繰り広げていた四匹が疲れたところを見計らい、すべてを気絶させて捕獲したのは昨日のこと。
宿に戻ったとたん疲れハタ、すぐさまに部屋にて眠りに入ったルークとミリーナ。
ガウリイに関してはアレラを運ばせるのを手伝わせたせいか、こちらもまた疲れ果て完全に眠りこけ。
そして、なぜか彼らは翌日の午後までしっかりと爆睡し。
そして今…動物たちを捕獲した翌日の午後。
「…うっうっうっ…どうして僕が定期報告に戻っているときに限って…何かが起こってるんですかぁ~…」
なぜか丸いテーブルの斜め前に座って泣き言をいっている黒い神官服の男性が一人。
「…あんたも苦労してんだな。」
そんな神官…言うまでもなく、獣神官ゼロスにそんなことを言っているルーク。
そんな会話をしていた最中、あたし達の止まっている宿屋にとやってきていっているイレネア。
ちょうどまたまた戻ってきているゼロスを含め、
午後のティータイムをかねてルークたちにとっては遅めの朝食をとっていたそんな中。
あたし達の姿を認め、向かい合わせのあいているテーブルの椅子に腰掛け、見たことのないゼロスがいるのに首を傾げつつも。
「実験動物の売り渡しの空いては…近くの町に住んでいる魔道士…男たちのリーダーをやっていたらしいやつだったわ。
ちゃんとそれぞれファーネスともども役人に突き出したから…実験動物の五匹は無事に回収。」
まあファーネスは思いっきりウサギの下敷きになってつぶされていたところを回復させて捕まえた。
というのもあるけど。
何でか自分たちの体の上にて動物たちが乱闘を繰り広げていた為かあの程度にて、
中には気が触れたり、記憶喪失になっていたりする人間もいたりするけど。
まったく根性がなってないったら。
そんなイレネアの言葉に。
『・・・・・・・・五匹?』
思わず突っ込みを入れているルーク・ミリーナ・ガウリイ達三人。
「?確か今話しを聞くところによれば、あと一匹いたのでは?」
とまどいつつ問いかけているゼロスに対し。
「そうですけど…残っていた一匹は大亀タイプ。実は協会の裏山で手足と頭を引っ込めて寝てたらしく…
だけどゴーレムの実験用の岩か何かだろう、と思われて気づかれなかったみたいなんです。」
淡々と説明するイレネアに。
『・・・・おいおい・・』
『・・・・・・・・・・・・・』
なぜかルークとガウリイの声が重なり。
そして、リーナとゼロスにいたっては一瞬無言になってるし。
そして。
「…人間って…」
何やらつぶやいているゼロス。
「と…ともかく、そういうことで、途中経過はどうあれ、あなた方がのこりの四匹。
ジェリィフィッシュ15号とオウル18号。ラビット72号にキャタピラ52号。
この計四匹を捕まえて下さったのは変わりがないですかわ。一匹につき金貨十枚、ということで、
金貨40枚はあなた方に……」
分け方はあなた方に任せますわ。
そういいかけたイレネアの言葉に。
「なにぃぃぃい!?一匹につき一枚十枚!?」
「…ファーネスさん、一匹につき金貨五枚で生け捕りなら自分が追加で一枚だす、といってましたが……」
「あのアマぁ!ピンハネする気だったのか!?」
面白いまでに何やらエキサイトしているルークに。
こちらはこちらでつぶやくようにいっているミリーナ。
くすっv
「だ・か・らぁvあたしはじめにファーネスが話しを持ってきたときにいってたわよ♪『残りの五枚は?』ってね♪」
こくこくと注文していたローズヒップティーを飲み干して答えるあたしに。
「そういえば、そんなことをいってたわね。リナは。」
にこやかにミルクを飲みつつも言っているユニット。
「…ま、まあリナ達だし…」
それで済ませているガウリイ。
どうせはじめからわかっててかかわったんだろうしな…
などとガウリイは思っていたりするんだけど。
あら、さすがに一緒に旅をしているだけあって、わかってきてるわね♪
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ、あんたらぁ!?しってたのかぁ!?」
何やらわめいているルークだし。
そんなルークをひとまず無視し。
「と・・・とにかく、町の人たちに秘密裏に…というのはもうムリのようですし・・・というかバレバレですし…
それはそうと、リナさん?あの四匹…今度はまともな大きさに戻りますの?」
なぜか顔色をさらに青くしてあたしにと問いかけてくるイレネア。
何か捕まえにくい、というので。
今度は捕まえるのが楽なように、3センチから5センチサイズほどに大きさを変えてたりするんだけど。
問いかけてくるイレネアににっこりと微笑み。
「あら、大丈夫よv今度は反動でたかが十倍くらいにしか大きくならないから。」
あたしの言葉に。
しぃぃぃぃぃん・・・・
なぜかその場が一瞬静まり返り…
そして…
「ちょっとまてぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
「…やはりか・・・・」
「リナさぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
「ええぇ~!?そんなぁぁぁぁぁぁ~!!!」
「・・・さすがといいますか・・・・」
なぜか、ルーク・ガウリイ、ミリーナ…そしてイレネアの叫びとゼロスのつぶやきが。
店の中にと響き渡る。
かくして―――
「何か疲れた…」
「同感ですわ。ルーク…」
二日後、なぜかさらに顔色の悪いルークとミリーナ。
彼らが待ちを出る、というのでついでに途中まで一緒に出発しているあたし達。
ちなみに、ちょっぴり大きくなった動物たちはゼロスがなぜかおとなしくさせてたけどそれはそれ。
「と…とにかく、私たちはいきますわ。」
「…何かあんたらと一緒だと…神経…というか命がいくつあっても足りないのは気のせいか?」
「気のせいよv」
疲れたようにいってくるルークにあっさりと返事を返し。
そして――
あたし達はまた再び旅にと出発してゆく。
少しは今回のこれも楽しめたわね♪
ちなみに、なぜか、それ以後。
その町の近くにちょっとした大きさの動物などの姿が見受けられていたりするらしいけど。
ま、あたしには関係ないしねv
ミアの木は約一年でこの辺りの気候だと枯れるしね♪
イレネアたち魔道士きよぅかいの人々は、なぜかそれ以後、動物を大きくさせる実験よりも、
ミアの木の成分と、そして術によって自在に大きさを制御する研究にと明け暮れていたりする。
「ま、とりあえずいきましょv」
「エルさ・・・・・・・・とと。リナさぁん。お願いですから僕がいないときに何かにかかわるのはやめていただきたいのですが…」
「却下♪」
「しくしくしく・・・」
「ま、ゼロス、あきらめろ。…で?リナ?次はどこにいくんだ?」
なぜか泣き言を言っているゼロスの肩にぽん、と手をおき、あたしに聞いてきているガウリイ。
「そ・・・ね♪」
さって、次は何をして楽しみますかねvv
―巨大生物の山編終了―
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あとがきもどき:
薫:・・・・あ?あの?エル様(滝汗・・
L:どうせだったらあの木々、一年中かれないようにしたほうがよかったかしらv
姫:そねv
薫:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・も、いーです(涙)
何はともあれ!かなりのおひさ!二年ぶり!?ともいえなくもない漫遊記の打ち込みでした!
L:・・・・あんた、最近、DQにはまって、サイトの改装・・・さぼってるしね・・・
姫:打ち込みなんてものはまったくしてないし。
書きなぐりさんに投稿してる、フォーエバーとかの続きはどうしたのかしらvv
サイト上ではすでに書きかけ小説が20を軽く超えてるわよねぇvv
薫:あうあうあう・・・・。
いやぁ、思い立って各小説の編集を始めたら・・・。(加筆修正をしつつの改装)
かなり時間がかかりすぎてまして・・・
姫:そんなことより続きの打ち込みv
L:そうそうv
それに、毎回やってる、スペシャルが発売された記念の短編打ち込みはvv
薫:・・・うぐっ。
なぜか今回に限り!この辺りはいってないんですよぉぉぉぉぉぉぉお!?
・・・・前みたいに注文して、よそで見つけて早く読みたくて購入して・・・二冊になる・・・
というのもちょっと(二度以上やってしまってる人・・・←実話)
L:そーいえばあんたやってたわね。
それはそうと、何でこれを先に打ち込み?
確かまだ他のやつも打ち込みかけてたわよね?
薫:・・・ぎくっ!
ま、まあ、そこはそれ・・・・。なぜか本を整理してて・・・ミニ文庫がでてきまして・・・
何となく気分てきに、きちんとノートに漫遊かくかな?とおもって書き上げましたのです・・・
姫:薫さんは、頭の中とか、あとは、直接に本に書いてたりしたしねぇ。
薫:あうあうあう・・・。
L:他のリクエスト受けてる話はおいといてねぇ・・・・
薫:ぎくくぅぅぅぅぅぅぅぅう!
・・すいません、なるべく早めに善処します・・・
L:どこかの政治家じゃあるまいし・・・・
ま、ということで、お仕置きは免れない、と覚悟してねv
姫:そういうことv
薫:え゛!?あ・・・あの!?
ザシュ!!!!!
んきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!
L:はい。えっと、何やら水溜りになったこいつはほっといて。
姫:それでは、またいつかお会いしましょうv
L&姫:それではvまたいつかvv
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