こんにちわ♪
リクエスト、どうもなのです♪HIROKENさん♪
というわけで、今回はリクエストのスペシャル版♪スレイヤーズスペシャル、第9巻。イリューズの旅路偏♪
ちなみに、登場人物は。ガウリイ、アメリア、ゼル、ゼロス、ナーガ(爆!)。
わんだほーの続きだったり(笑)
ではでは♪
  
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    エル様漫遊記・番外編第25話  ~イリーズの旅路偏~


魔力消失事件も無事解決し。
なぜか泣いてるぜロスは無視。
結界の外に向かうのに、一応セイルーンへと進んでゆくあたし達。
サイラーグをでて、しばらくして、また道に迷っているナーガと合流して、次に向かうは、外の世界
セイルーンの平和使者が、使わされるときなのよね
あたしは、今、ガウリイ・アメリア・ゼルガディス・ナーガ。
そして、まあ、別にいっかというわけで、なぜかあたしのお供についてきているゼロスとともに。
暇つぶし人間ライフ・・とと、旅の途中。
今度は何で楽しもうかしらね

「子供を?」
「そう。実はな・・・。」
アメリアが、襲われていた旅の人間を助けたところ。
まあ、いつものことだし・・。
そこにいたのは、なんでも、孫を迎えにいこうとして、そのまま盗賊に身包みはがされて風邪をこじらせてる一人の老人。
礼金を払う。
その言葉に、ナーガがいやおうなく飛びついて。
別に急ぐたびでもなし、面白そうなので
というわけで、一つの依頼をうけたのだけど、これが思ったとおり面白いのよね

「あら♪やるわね♪」
あたしが起きると、丁寧にも、金目の物が消えていた。
まあ、どうでもいいようなのは、あたしも、次元に収容せずに、単なる袋に入れて、持ち運んでるし♪ 
今は、ちょうどいい、荷物持ちがいるしね(はあと)
「ないですぅぅぅぅ!!!!」
アメリアの絶叫が、隣の部屋から響いてくる。
そういえば、丁寧にも、アメリア達の荷物ももっていったようね♪
絶叫を上げているアメリアの横では、パジャマのまま身体中をロープでぐるぐる巻きに縛られて、
さるぐつわまでかまされているのに、それでも、安らかに眠っているナーガの姿。
・・アメリア、姉の縄くらい解いてあげればいいのにね
「姉さんんんんぁぁ!!!おきてくださいぃぃぃい!!!」
どがっ!!
アメリアのなぜか魔力をこめた、拳がナーガを直撃する。
「ふず!?ふがふがもごぎ!?」 
一瞬、白めをむくものの、そのまま、うごめくナーガ。
「またやられましたぁぁぁ!!」
いいつつもアメリアがナーガの猿ぐつわを外している。
「ええ!?」
「あたしの方も、あたしの袋ごともっててってるわよ♪」
あたしがドアの前にのしかかりながら、アメリア達にいうと。
「ええ!?リナさんの方もぉぉ!?」
アメリアが驚いている。
「そ♪さて・・と♪ゼロス、イリーズ、追いかけてね♪」 
あたしがいうと。
ゆらり。
瞬時に、あたしの横に実体化する黒い影。
「またですか!?」
あらあら♪
「あら♪今回は、面白いわよ♪あたしの『袋』も持ってったし♪」
というか、わざと持たせたんだけどね♪
さて、どうなるかしら♪
ずざぁぁぁあ!!
あたしの言葉に、なぜか色を薄くしているお役所神官のゼロス。
「何よ?別に驚くことでもないでしょ
「あ゛あ゛あ゛あ゛!!!袋って・・ひょっとしてあれですかぁぁ!?」
絶叫を上げてるゼロス。
「そあれ♪」
「あ゛あ゛!!!!下手したら、虚無がぁぁぁぁ!!」
えいvv
「ぐはっ!!」
ちょっと、精神世界からつついただけで、血を吐いてるゼロス。
いらないことは、いわなくてもいいのよ♪
「何だ!?どうしたんだ!?」
ゼルガディスとガウリイも、この騒ぎで、おきてくる。
「別に、ただ、またイリーズが逃げ出しただけ♪」
『何ぃぃぃ!!?』
そのまま、丁寧にも、同じような反応しているゼルガディスとガウリイ。

今回、あたし達が、旅のついでにと、依頼を受けているのは、とある少女の護衛。
とある二人の人間が親の反対で、駆け落ちし、そして、生まれたのが、この少女・・イリーズ。
歳は、12歳。
猫に似たややつりあがり気味のくりっとした瞳に黒くつややかなショートヘアの人間の少女。
この世界でいうと、二月ほどまえに、このイリーズの両親があたしのとこに戻ってきて・・つまり人でいえば、死んじゃって。
残った、一人娘でもある彼女・・イリーズを彼女の祖父の家に送り届ける。
といった内容の依頼である。
別に、急ぐこともないし、というので、
というか、アメリアが有無をいわさずに、この依頼をいつもの正義の一言で受けてしまったのだから。
面白そうなので、あたしもこれに付き合っている。
このイリーズは、今まで、無視してきた祖父の家には、今さらいきたくない。
といって、今日のように、しばしば脱走しているのだけど。
「だぁぁ!!イリーズさん、あれが何だか知ってるんですかぁ!?」
そのまま、かき消えるように、あわててるゼロス。
知ってるわけないじゃない♪
だって、教えてないし♪ 
だだだ! 
「おじさん!!私達の連れの女の子!!見ませんでした!!?」
アメリアが、宿屋の主人に息を切らせて聞いている。
「な・・何だね!?」
アメリアの剣幕に驚いて、たまげている主人。
「朝早く、散歩にいってくるとかいって、出てったが・・。」
『あ゛あ゛~!!やっぱりかぁ!?』
ゼルガディスとガウリイが頭を抱えている。
「急ぎましょう!!ゼルガディスさん!!ガウリイさん!!」
だだっ!!
アメリアがそのまま、ダッシュで入り口から出てゆく。
「・・一体、何だっていうんだ?」
「ふっ。おーほっほっほっ。知れたことよ。あの子が、あたし達の荷物もって、とんずらしたのよ!」
あらあら♪ナーガが丁寧に説明してるし♪
「何ぃぃ!?すると、宿代はどうするんだ!?」
「は・・どっひぃぃ!!助けて・・・。」
そのまま、主人に捕まってるナーガ。
ま、何はともあれ♪
「ナーガ、ここは、お願いね♪」 
しゅん。
あたしも、そのまま、ナーガたちの前からかき消えた。
イリーズ、追いかけましょ♪
「・・・・どっひぃぃ!?」
なんか、驚いている主人は、無視するとして・・と♪
さぁて、イリーズはあれ・・あけるかしらvvわくわくvv
「みつけましたよ!!イリーズさん!!」
 ゼロスが始めにイリーズを見つけてるし。
「これ、どんだけ、はいってるんだろ?」 
ちょうど、イリーズが、あたしからもっていった、小さな袋を開けるところだし
「あ゛あ゛!!それはあけてはだめですぅぅぅぅ!!!」
「―え?」
ぱか。
時すでにおそく、すでにイリーズは開けてるし
ギュン・・・・。
ゴォォォォォォォォ・・・・・。

「な゛な゛な゛な゛な゛な゛な゛!!!?」
「だぁぁ!!早くそれ・・閉めてくださいぃぃぃい!!!!」
ぺたん。
なぜかそのまま、尻餅ついてるイリーズと。
その袋から発生した、闇の空気に触れて、次々と、消滅してゆく、辺りの品々。
中には、人も多少消えてるようだけど♪
根性で、自力ででてきてもらいましょう♪
イリーズが袋をあけたところ、その小さな袋の中から黒い空気が辺りに充満してゆく。
「あ・・・・あわ・・あわぁぁぁ・・・・」
次々と消滅してゆく景色をみて、なぜか絶句しているイリーズ。
別に些細なことなのにね♪
「あらあら♪これくらい、制御しないでどうするのよ♪」
ふい。
伸びたあたしの手が、イリーズからその袋を受け取り、そのまま袋の口を閉じる。
ギュルル・・・・。
口を閉めると同時に、辺りに霧散していた黒い空気も、そのまま、袋に吸い込まれてゆく。
「・・・・あら?・・まっ、ちょっと、元に戻しておきますか
ちょっと、辺りを見回せば、完全に消滅している建物など。
パチン♪
あたしの鳴らした指ひとつで、瞬く間に再生されてゆく。
・・これでよしっと♪
「・・・何?それ・・・」
けっこう根性あるわね♪
イリーズが今みた光景の大本があたしの持っている袋だと気づいて聞いてくる。
「あ、これ?ちょっと、第四部虚無支部空間とつなげてるだけよ♪」
つまりは、物置小屋♪
結構、簡単に誰にでも利用できる空間なのにねぇ
これって、ただの人でも利用できる空間だし♪
ま、多少、あたしの力に近い虚無もつかうことになるけど♪
・・・・はっ!!
呆然としていたイリーズが、はっと気づき、あわてて、また逃げようとする。
「あ!!見つけましたよ!!イリーズさん!!」
「何だ!?今の気配は!?」
「何か、とてつもない感じがしたぞ!?」
どたばたとやってくるアメリア、ガウリイ、ゼルガディス。
ゼロスは・・あ、道の隅でいじけてる
「何でこんなに早くみつかるのよ!」
イリーズが騒ぎながら表街道にでてゆき、わざと道行く人々に聞こえるように。
「どうして逃げるんですか!!!」
アメリアがいいながらイリーズを追いかける。
「あたいが納得してないのに、勝手にあたいを誘拐して、ここまでつれてきてるからじゃない!!」
走りながらいっているイリーズ。
「何をいっているんですか!!イリーズさんのお爺さんのところに連れてゆく!!正義に決まってます!!
  今は亡き娘夫婦に代わり残された孫を引き取りたい!!これぞ、愛でなくて何なんです!!」
「あたいは納得してないぃ!!」
お約束のいつもの、アメリアとイリーズの口論。
「まあ、確かに。いきなり呪文で眠らせて、つれてきたんですけどねぇ・・。」
お。
ゼロスが復活してきてるじゃない♪
「いいのよ♪別に♪」
「そうかぁ?」
あたしの言葉に、ガウリイが突っ込んでくるが無視。
「正義といったら正義なんです!!!」
びしぃぃ!!!
アメリアがなぜか太陽に向かって指差しながら。
きらきらきら。
目を輝かせて。
「ああ、なんていい話なんでしょう。駆け落ちした娘たちを影からみまもってた祖父。
  そして、その娘夫婦の代わりに孫を引き取るなんて・・。」
手を組み合わせて祈っていたりする。
面白いったら
「まぁた、始まった・・。」
完全に慣れているゼルガディス。
そんなアメリアに、先に負けたのは、やはりイリーズ。
さすがに、このアメリアの行動は、恥ずかしいらしく自分から折れているし。
「まあ・・・あたいをつれてこいっていったあたいのじじいが悪いんだけどさ・・・。
  大体、本気であたいを引き取る気があるのなら、自分から出向いてくるのが筋ってもんじゃないよ!!」
イリーズの言葉に。
「まあ、いきかけてはいたがな。腰を痛めて、動けなくなってるし・・・。あの爺さん・・。」
ゼルガディスがいう。
あたし達が偶然に助けた盗賊に襲われていたときコッフェルは、・・あ、イリーズの祖父ね
完全に腰を痛めて、動けなくなってたりしたから。
面白いから、そのままほっといて、治療せずに、この依頼うけたんだけど♪
「まあまあ、とりあえず、朝食にしましょうよ。・・ね?」
なぜか、顔色が悪くなってるゼロス。
どうやら、さっきの虚無の気配でらしいけど。
度胸がないわねぇ。
「ぶぅ・・・。」
しぶしぶながら従うイリーズ。
ふふ♪
あと、数回は逃げ出すようね
そろそろ、あれがちょっかいかけてくるはずなんだけど♪

あたし達は、近くの食堂へと入って行く。
小さな村のわりには、人通りがあるこの道。
食事をすませ、すこし進むと。
「あぐっ!?」
小さな悲鳴とともに。
「いけませんねぇ
ゼロスのノンビリとした声。
「こら!!あんた達あたいの護衛だろ!!」
男の小さな悲鳴とともに、聞こえるイリーズの声と、ゼロスの声。
イリーズがこちらに向かって走ってくる。
その後ろから、腕のない二名の男性と、三人の男達がイリーズを追ってくるけど。
「この人達、イリーズさんを攫おうとしてたんですよまあ、イリーズさんが、蹴り飛ばしましたけど♪」
にこにこといっているゼロスの手には、イリーズを攫おうとした人間達の手が握られていたりする。
肘の下からのみだけど。
「邪魔ですよね♪」
ぼっ。
小さな音をたてて、その腕が消滅する。
「・・・ひぃ!!?」
その様子に、悲鳴をあげてる辺りの野次馬。
「罪もない、かよわい少女を狙う悪党!!このアメリアが、天に代わって、成敗します!!」
びしぃぃ!!
・・・決まりました!!
ポーズをきちっと決めて、言い放つアメリア。
なぜか、腕を気づかずにもっていかれていた人間は、今さら腕がないのに気づいて泡を吹いて気絶してたりするけども。
「ふぅ・・・・」
ガウリイが一つため息。 
きぃぃぃぃぃぃんん・・・。
空気が振動する。
ぱらり。
その刹那。
ガウリイの剣圧だけで、イリーズを狙ってきていた輩の服が完全に剥ぎ取られる。
「これで、よかったと思えよ?ゼロスのやつ、殺してもかまわないという気だし。リナを怒らせたら・・怖いぞ?」
あらあら♪
「あら♪ガウリイ、よくゼロスが精神世界からこいつらに攻撃しかけようとしてたの、わかったわね♪」
「?誰でもわかるだろ?」
ガウリイ(さん)だけですって・・(汗)
ガウリイの台詞に、心で汗流しているアメリア、ゼルガディス、ゼロス。
「?まあいいや。」
つかつかつか。
瞬時に何が起ったのか理解してないヤツラに向かって、イリーズが側によってゆく。
―どがっ!!
イリーズの放った、キックが、この五人を弾き飛ばす。
「へぇ♪なかなかやりますねイリーズさん
ゼロスが褒め。
周りの野次馬は、ただ、絶句してたりするけど。
「まね。かーちゃんにいろいろと教わってたから。やられるまえに、やれって。」
イリーズの言葉に。
一体・・・・イリーズ(さん)のお母さんって・・・・・・(汗)
アメリア達が、なぜか冷や汗をかいている。
ほのぼのとイリーズとゼロスが話していると。
背後に殺気。
まだ、実は、一人残ってるのよね♪刺客は♪
イリーズにまともにタガーを突きつけるように、それは向かってくる。
「・・・・邪魔ですね
「氷の矢(フリーズアロー)!!」
どしゅ!!
きぃぃぃんんん・・・ざしゅ。
虚空から出てきた黒い錐と、呪文による攻撃がそいつに同時に突き刺さる。
「あら、ナーガ
あたしが呪文が飛んできた方に振り向くと、そこには、真っ白いエプロンと白い三角巾をして、
後ろにはためくシーツをバックにすくっと立っているナーガの姿。
「あ、姉さん、似合いますね!!」
「・・・何だ?その格好は?グレイシアさん?」
目をきらきらと輝かせていうアメリアと。
あっけにとられているゼルガディス。 
「おーほっほっほっ!!アメリア、この私に、似合わない服なんてないのよ!!それと、質問の答えだけど!!
   あんた達がいつまでも戻ってこないから、宿の主人に、強制労働させられているのに決まってるじゃない!」
などと高らかに言い放っているナーガ。
そういえば、昨夜。
もってた金貨、全部飲み代金に使ってたしね
「そういや、俺達、宿代・・まだ払ってなかったっけ?」
「すっかり忘れてたな・・・。」
その場の雰囲気に似合わず、のんびりと会話してるガウリイとゼルガディス。
「ありがと、ナーガお姉ちゃん。」
イリーズがいうと。
「ふっ。礼には、及ばないわ。それより・・宿代を早く・・。」
面白いから、このままにしときましょう
そんなナーガをとりあえず、無視しといて。
あたしとゼロスとアメリアは、フリーズアローで地面に釘付けになってる人間たちの目の前にと移動してゆく。
まあ、他の存在は、ゼロスの錐で、なんでか、身体の一部がなくなってたりしてるけど。
些細なことは、この際、どうでもいいし
「さぁ!!話してもらいましょうか!!なんで、こんなにか弱い子供を狙うのです!!
  素直に話すのなら、多少は、大目に見ましょう!!でも、話さないのなら、こちらにも、覚悟というものがあります!!」
ぽかっ。
「こら、アメリア、先走るな。」
「いたぃぃですぅ・・ゼルガディスさぁんん・・・・。」
暴走してるアメリアをどうにか止めているゼルガディス。
「さて、話していただけますか?いやぁ、僕はどうでもいいんですけどねこちらにも都合というものがありまして
にこにこにこ。
にこにことゼロスがいうものだから、相手は、完全に馬鹿にして、取り合っていない。
「話さないってなら、しもやけていどゃ、すまないわよ♪ゼロス、殺さない程度になら、何やってもいいわよ♪」
あたしの言葉に。
「リナさん!!それは・・あんまりです!!」
アメリアがいう。
「どうして?」
「だって、ゼロスさん、本気だしたら・・・何するか分からないじゃないですか!」
「まあ、腐ってもゼロスだからな。」
あえて、イリーズが怖がるといけないから。
というので、ゼロスが魔族だとは口にしてないアメリアとゼルガディス。
つんつん。
「おいおい。素直に話したほうが身のためだぞ?何しろ、相手は、あのリナだぞ?命があるだけ、ましとおもわなきゃ・・。」
ガウリイが小声で耳打ちしている。
「ガァウリィ何いってるのかなぁ
いいつつも、あたしの手には、いつもの黒い塊。
「げっ!?リナ・・それは!?」
引いてるゼルガディス達。
「あら♪大丈夫よ♪虚無版の虚弾球だから♪」
つまりは、ファイアーボールのようなもので、その力の本質が炎でなくて、虚無を使っているだけの代物。
まあ、これに触れたら
【運がよくて気が触れる程度。】
といった程度の何ともあたしにしては優しい攻撃ともいえない代物であったりするのだか。
そのまま、ゆっくりと、彼らに近づけてゆく。
「は・・話す!!話すから!!」
なぜか、球が近づくにつれ、悲鳴をあげて懇願してくる男達。
別に、悲鳴を上げるような代物でもないんだけどねぇ。
ただ、精神と肉体が虚無に捕らわれるだけのことだし♪
「おや、話すきになってるようですよ?リナ・・
まぁた様付けで呼ぶ。
この姿ではやめなさいっていってるのに・・・。
なぜか、ゼロスまで、汗かいているのは、気のせいよね♪きっと♪
こんな程度で動揺するはずもないし♪
そんなに魔族は弱くしてないしね♪
「頼まれたんだ!そのがきを捕まえて、始末するなり、うっぱらうなり・・・」
その直後。
後ろから殺気がとんでくる。
ちゅどぉぉぉぉんんんん!!!
飛来してきた爆裂呪文が、襲撃者と、野次馬ギャラリーたちを吹き飛ばす。
あたし達には、当然被害なし
「あら♪いい子ね♪ゼロス♪ちゃぁぁんと、結界張ってるし♪」
そう。
ゼロスがその一瞬に、あたし達メンバーには、ちゃんと結界を張っていたので被害はないけど。
別に、あたしは結界なんてなくても問題ないんだけど。
アメリア達は、一応普通の存在・・人間だからねぇ
「いゃぁ、当然の行動ですよ
いいつつも、なぜか目が泳いでいるゼロス。
そんな会話をしていると、ちょっとした先の屋根の上に気配がひとつ。
今攻撃を仕掛けてきた張本人。
「そんなぁ!!悪人が高いところから登場するは、正義じゃないです!!」
アメリアがその姿を認め、見当違いなところで怒っているけど。
「―おしゃべりは、そこまでにしてもらいましょうか。
  今の一撃、手加減してあげましたからね。死ぬことはないと思いますけど。
  どうやら、あなた方の方にも、僕と同じ魔道士がいるようですね。
  今回は、彼方たちの健闘に免じて引き下がりますが、
  次に交えるときには少々本気にならせていただきます。」
よく通る若い男性の声。
近くの民家の一件屋、その緑の屋根にたたずむ一人の男性。
黒いマントに身をつつみ、魔道士の格好をしている。
あわぁ!?あの人間なんて命しらずな!?この御方にあんなぶれいなことを!?
などとそんなことを思っているゼロス。
こら、ゼロス!!
あたしに気づかれないと思ってるのか、何そんなことを思ってるのよ!!
「ゼ・ロ・スあんた、今何思ったのかな
「・・・・あ゛……」
だらだらだら。
そのまま、大量に脂汗かいて固まるゼロス。
まったく・・・。
魔道士がいった、その直後。
『何が「後覚悟を」だぁ!!』
めしっ!!!
どごめぎゃ!!
ずりずりずり・・・。
ずんがらがっしゃぁぁぁぁんん!!

怒りに燃えている村人達の投げた頭くらいの大きさの石が、まとに、魔道士の股間と、顔面に直撃する。 
「をづ!?ぬぐわぐぅう!?」
白目をむいてバランス崩し、そのまま。
どごめしゃ!
頭から屋根を滑り落ちてゆく。
彼が落ちたそこに殺到している村人達。
あらあら♪
今の攻撃呪文に怒り狂ってるわね♪
「このやろ!!あぶないじゃないか!!村の中であんな呪文ぶっ放しやがって!!」
「痛かったぞ!!このやろ!」
「おろしたての服がやぶれちゃったじゃない!!」
「フクロだ!!フクロ!!」
「きぃぃぃぃゃゃ!?へるぷみぃぃぃ!!!!」
どがぎぎゃどがめぎゃ!!
「あらあら♪面白いことやってるじゃない♪」
「面白いから、ついでに、皆さんの攻撃力、あげてます♪」
「あら♪結構気がきくじゃない♪ゼロス♪」
あたし達は、その村人にぼこぼこにされている魔道士をみながら、完全に楽しんでいたり

「うう・・・実は、僕もある人に頼まれたんですぅ・・。」
嘘ばっかり♪
「人を集めて、あの子供を何とかしろって。それで、ごろつき達を金で集めたんですぅ。」
村の役所の牢獄の中。
村人達にぼこぼこにされた魔道士アッサム。
力では勝てないと踏んだのか。
低姿勢で、あくまでも、自分が裏幕でないように見せかけているけど。
「で?そのある人とは?」
アメリアがじと目できくと。
一応、役人の立会いで面会が行われているこの状況。 
ふふここでも、結構やくにたつのよ♪セイルーンの印籠は
アメリアがそれをみせたとたんに、態度が極端に変わって、低姿勢になってる役人たち。
「知らないんですぅ!!本当ですぅ!!信じてください!!
   中年の男性で、名前も名乗らずに、『もうけ話に乗る気はないか。』って・・。
   子供は殺さなくても人買いにでもうっぱらうだけでいいって・・。
   支度金として、金貨を一杯わたされて・・。」
あらあら♪
父親を裏幕にしたてるつもりね
あたしは分かってるけど、まともにだまされてるアメリアたち。 
あら♪
ガウリイはその勘で、嘘ってみやぶってるみたいだけど
「それでつい・・ふらふらっと・・・。」
泣き崩れる魔道士に、困った顔であたし達に聞いてくる役人。
「あ・・あのぉ?この人はこういってますが・・何か心当たりでもありますか?」
アメリアの印籠のせいか、かなり低姿勢。
「まだわかりませんけど。私達は、この子を祖父の家に送り届ける途中なんです。」
「・・・なるほど。」
アメリアの言葉に、しばし考える役人。
「ぶしつけなことを聞きますが・・。そのおじいさんとやらは・・・。
   ひょっとして、かなりの資産家・・財産家なのでしょうか?」
「まあ、ちょっとした、小さな領主くらいの資産はありますよ。」
「あたしとしては、そんなにあの程度くらいじゃ財産家には入らないけど♪」
「そりゃ、リナさんから見ればそうですよ?」
アメリアがその問いにこたえ。
あたしの言葉に、ゼロスがいってくる。
「・・・・なるわど・・ね。」
財産からみのいざこざ。
まあ、考えれば誰でもわかることだけど。
実は、この魔道士が、その張本人なのは♪
気づいてないのが面白い
なぜか、些細なことで、財産争いとかいって、あたしのとこにもどってくる存在ってかなりいるし。
面倒だからいちいち把握なんてしてないけど。
財産なんて、どうにもなるでしょうにね♪
なければ、自分で創ればいいだけでしょうに
そんな簡単なことも出来ない存在って・・不便よね
「・・・何にしたって、じじいのことにいけばはっきりするわけでしょ?
   いくわ、あたい。じじいのとこへ。かーちゃんいつもいってたもん『刃向かう奴には、地獄をみせろ』って・・。」
『・・・・・・。』
イリーズの言葉に、無言になってるアメリアたち。
「おや、いい性格してたんですねイリーズさんのお母さんは
ゼロスだけが絶賛してる。
「やっぱりそうよね!!あたいも母ちゃんは、性格すっごくいいと思うし!!だから尊敬してるんだ!!
  だから、何のつもりか知らないけどあたいを狙ったやつなんかに尻尾を巻いて後ろを見せるわけにはいかないわ!!!
  こうなったら、こっちから出向いていってひねりつぶすのよ!!」
拳を握り締めて力説してるイリーズ。
「・・・・この子・・一体・・・・」
そんなイリーズの反応と言葉に、呆然としている役人。
「・・・なあ、ゼル・・この子・・誰とはいわないが・・だれかに性格・・似てないか?」
「・・・奇遇だな・・ガウリイ・・俺もそう思う・・・・」
ちょっと。
なんで、そこで、あんた達は、あたしを見るのよ!!
あたしとアメリアを交互に見てるし。ガウリイとゼルガディスは。
「そうこなくては!!悪をのさばらすわけにはいきませんよね!!イリーズさん!!」
「そうよ!!アメリア姉ちゃん!!リナ姉ちゃんも・・手伝ってくれるよね!」
「そりゃね♪」
あたしの言葉に。 
とびっきりの笑顔で答えるイリーズ。
『はぁ・・・も、好きにしてくれ・・・。』
「僕は、面白そうですから、いいですけど♡」
なぜかあきらめてるガウリイ達と、面白がってるゼロス。
「あれ?何か忘れてます?」
アメリアがふとそれに気づいたのは、町をでてから三日後。 
つまり、イリーズの祖父の住む、メルカドの町についてから。
ここは、近くに宝石の鉱山があり。
簡単にいえば、採掘者と、宝石によって、財を成している存在が住んでいる町。
面白くなるから、ナーガをあそこにおいてきたし
あたしは、わざと何も説明しないままで♪

町の中心近く。
一応、依頼主でもあるコッフェルの家はここにある。
「ここが、コッフルさんの家ですよ。」
アメリアの言葉に。
「・・・・・」
そのまま、その場にしばし佇むイリーズ。
「・・・なんか、あたいの住んでた家が一ダースくらい建ちそうな家ね・・・」
「裏庭もあるから、二ダースは立ちますよ?きっと
にこにこといっているゼロス。 
「・・・何か知らないけど、腹立つな。何となく。」
「まあ、ちゃんとした使い道がわかってないやつをみると、腹がたつのは誰でも一緒よ♪
  まあ、人の中では、そこそこなんじゃない?これでも。ここは。」
「リナさん?それって?」
「いや・・アメリア、怖いからつっこんで聴くな・・頼むから・・・。」
「あら♪ゼル、どういう意味」 
「い・・いや、ともかく、何に入ろう。」
ちっ。話を交わしたわね。
ま、いっか♪

大理石のアーチをくぐり、皓い石を敷き詰めた長いアプローチを通り、竜の頭を模しているドア・ノッカーをニ三度叩く。

―かちゃり。
外側に開いたドアの隙間から、灰色の髪の中年男性が顔を覗かせる。
「何か?」
問いかけてくる男に、あたしは、イリーズの方を目で指してゼロスに目配せする。
「コッフェルさんにお孫さんを連れてくるように頼まれました、リナ=インバースさんと、ガウリイ=ガブリエフさん。
   それにゼルガディス=グレイワーズさんに、アメリア=トゥエル=テスラ=セイルーンさん。
   それと、僕は謎の神官ゼロスです
あいかららずにこにこと説明するゼロス。
「・・ほぉう、すると、その娘が・・・」
つぶやいて、静かにイリーズにその視線を向けている。
「おられますか?コッフェルさんは?」
アメリアが聞き返すと。
「ああ、入ってくれ。」
開いた扉から入ってゆくあたし達。
「つかぬことを聞くが、あんたは?」
ゼルガディスが案内している男性に聞く。
「俺か?俺は八ップル。コッフェルの甥だ。前きたときには、顔を合わさなかったが、話は叔父から聞いている。」
あるきながら、振り向きもせずに応えてくる。
??どこかで、出会ってるんだけどなぁ??
ガウリイが、その勘で彼の父親と感じ取り、首をひねっているけども
「・・・・甥ですか。」
アメリアがぽつりといい、ゼルガディスは警戒している。
まあ、ゼル達は、知らないから♪
「ここで待っててくれ、すぐに呼んでくる。」
言い残して、八ップルは部屋を出てゆく。
「・・・・わぁ~・・。このソファー、ふかふか!」
沈み込むようなソファーで無邪気に声を上げているイリーズ。

かちゃり。

「待たせたの。」
どうやら、まだ情けないにも完治してないのか、ハップルに支えられるようにして入ってくる老人。
小柄で白髪、白いひげ。
どこにでもいるような、人のよさそうなお爺さん。
イリーズの祖父で、今回の依頼人。
「ご面倒をかけたの、リナ殿。この子は・・」
そういいかけて、また悪い癖がでてるコッフェル。
「あ、そうです。この子が・・。」
アメリアがいいかけると。
「この子は・・イリーズじゃないっ!!」
『どえええええぇぇぇぇえ!!!!?』
イリーズ、アメリア、ゼルガディス、ハップル、の驚愕の声が響き渡る。
「―なぁんてね嘘じゃよん
沈黙を破ったのも、やはりコッフェル。
『あ・・・あほかぁぁぁ!!!!』
イリーズと、ハップル、そして、なぜかアメリアとゼルガディスまでの、カルティット・キックがまともにコッフェルを直撃する。
「何考えてるんですか!いきなり、わけの分からない冗談飛ばして!」
アメリアが熱く抗弁を開始する。
「そうですよ!いくら何でも悪趣味すぎますよ!」
攻め立てるハップルの剣幕に、コップルは嬉しそうな笑みを浮かべつつ。
「・・ううむ。イリーズの今の一撃。娘のけりにそっくりじゃったわい。さすがに親子よのぉ・・。」
「だぁ!何を変なふうにしみじみよろこんでいるんだ!?
    今ので、完全にイリーズの信頼・・無くしてるぞ?あんたは?!」
ゼルガディスが的確に突っ込む。
さすがゼル♪
「いや、その、何しろ初対面の孫じゃからのぅ・・・・。
   かるぅぅぅく冗談でも飛ばして、ぎすぎすした空気を消そうかなぁ・・。何て思って・・。」
『よけいすぎるわぁぁ(よけいすぎますぅぅ)!!』
またまた突っ込んでいるハップルとゼルガディスとアメリア。
イリーズは深いため息一つ。
「・・やっばし、あたいがここに来たのって・・間違いだったかもしんない・・・。」
「別にとめないわよ。イリーズ。あっちの家に帰るのは。
    何しろ、あんたの母親が出ていったいきさつも、今のような冗談が原因だったし
にこやかなまでのあたしの説明に。
「・・・ぎくっ!!」
なぜか固まっているこのコッフェル。
「?ひょっとして・・まさかとは思うけど、あたいのパパとママの結婚を反対したのも冗談で、
   『うそぴょぉん』とかいう前に駆け落ちされた・・なんとことじゃ・・。・・ないでしょうね?」
あたしの言葉に、ふとその可能性に気づき、じと目でコッフェルをみているイリーズ。
「ぎくっぅぅ!!」
あら♪正解♪イリーズ♪
イリーズの言葉に完全に石化していたりするコッフェルだし。
「・・・やっぱり、あたい、あっちに帰る!!」
「あわわわわっ!まってくれぃ!!イリーズ!!今のぎくっも冗談じゃ!信じてくれ!」
がしぃ!!
イリーズにしがみついてるコッフェル。
「まるで、どこか女房に逃げられた旦那ののりですね・・・。」
ゼロスが突っ込んでいる。
「というか、今までの言動で信じろというのは、無理だろ。絶対に。」
うんうん。
うなづいてるぜロス、ガウリイ、ゼルガディス、そしてアメリア。
「というか、何でゼロスさん、そんな人間の夫婦のことに詳しいのですか?」
「いやぁ、結構面白いんですよ?そういう風にちょっかいかけるのって♪
   それが、両思いの相手だったら特に♪いい食事ができるんですよ
「・・・悪趣味だな・・。」
「いやぁそれほどでも
勝手に盛り上がってるアメリア達。
というか、人前でそんな話をしたら、ゼロス。
あんた自分が魔族だって、ばらしてるようなものでしょうに
そんなゼルガディスたちは無視して。
イリーズは、ふっと再びため息一つ。
「・・・・まあいいけど。ところで、実はね。あたいがここにくるまでの旅の途中。誰かがあたいを狙ってたみたいなんだけど。」
「―狙っておった?」
イリーズのこの一言に真顔になってるハップル。
「確かに。イリーズさんを狙ってましたね。」
ゼロスが口を挟んでくる。
「そのごろつきは、ちゃんと、役人に突き出しましたけど。
   その人の話によれば、誰にイリーズさんをどうにかしてくれって、頼まれたそうなんです。」
アメリアが追加説明している。
「何じゃと!?一体何者に!?」
それは、ハップルの息子のアッサムが
まあ、今はまだいわないけど♪
「なぜ、イリーズを?」
問うハップルに、
「さあね。確かなのは、イリーズを狙った黒幕を突き止めないと、これからもイリーズは狙われ続けるでしょうね。」
さらっというあたし。
「ふぅむ、まさかそんなことになっているとはのぉ。」
コッフェルは、しばし沈黙しあたし達の方に向き直る。
「リナ殿と、そのお仲間様がた。よろしかったら、もう少し、このままここに留まって、イリーズを守ってやってくれませんか?
  もし、そんな連中がまたイリーズを狙ってきたら、儂達ではどうしようもないからの。
  無論、この分は、コレまでのとは別に、礼はさせてもらうが。」
「そんなものはいりません!!ね!!リナさん!!!かよわき少女を狙う悪党!!!
   正義の心で、仲良し四人組みプラス一名が退治してあげます!!」
だんっ!!!
アメリアが、テーブルに足をのせて力説してるし
「・・・・高かったんだが・・そのテーブル・・・」
ハップルがつぶやいている言葉は、アメリアには届いてない。
「おお!!そうか!やってくれるか!!」
『おいおい・・。』  
「おやおや・・。」
「ま、いいんじゃない
目を点にしているゼルガディスとガウリイ。
そして、面白くなってるので、傍観しているゼロス。
そして、あたしもそれに同意してゆく。

「何もおきないな?魔道士殿とそのお仲間さん達?」
そろそろ来るけどね♪
皮肉をこめていっているハップル。
五日目の夕方。
夕食をとっていると、そう話を振ってくるハップル。
「いやまあ、何ごともないのが一番だからのぉ。」
のんびりといっているコッフェル。
ざくぅぅぅ!!
焼き魚にざっくりとフェークを垂直に突き立てて。
「駄目よ!いったん、あたいを狙った以上!!このままただですませるわけにはいかないよ!!
   礼は半分!!うらみは倍返しっていつも母ちゃんいってたもん!!」
『・・・一体、どのような教育(を)(だったのでしょうか?)』
こらまて。
ゼロス!!
なんで、魔族のあんたまで、そこで、汗かいてどうするのよ!!
イリーズの台詞に、汗ながしてるアメリア、ゼルガディス、ゼロス。
「しかし、実際に何も起こってないじゃないか。イリーズがこの町にきてから、何もおこってない。」
そりゃね。
すぐには、牢獄からは出られないから
「・・そもそも、本当にイリーズを狙うヤツラなんているのか?」
「・・・どういう意味じゃ?ハップル?」
コッフェルに問われて、ハップルは、あたし達の方に視線を向ける。
「どこかの誰かが、楽してお金を儲けるために、ごろつきをやとって、
  自分で一度イリーズを狙わせて、その後で護衛に収まる。なんて話はよくあるじゃないか。」
「な゛!!そんなこと!!正義に反します!!!!そんなの、セイルーンの名前にかけて、断じてありません!!」
「こらまて!何で、そこでセイルーンの名前がでてくるんだ!?」
アメリアの勢いのある言葉に、ハップルがいう。
「あれ?知らなかったんですか?アメリアさん、セイルーンの第二皇女。
  アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンさんですよ?
  ハップルさん?アメリアさんのお父さんが、セイルーンの第一皇子フィリオネル=エル=ディ=セイルーンなんですよ。」
「まて!!王族の名前をかたると、死刑だぞ!」
「語りじゃないぞ。信じられんがな・・。」
「ゼルガディスさん!!それはないですよ!!」
「というか、あのフィル皇子が皇太子というのが、人には信じられないでしょうねぇ。」
「それもそうね。」
うんうん。
「アメリア、お前も分かってるんだな。」
「う゛・・・・。」
あ、アメリアまでもが同意してるし
「アメリア、疑問に思ってるようだから、何か王族のしるしでも見せときなさい。適当に。」
あたしの言葉に。
「印籠でもいいですかねぇ?」
「いいんじゃないか?」
のんびりと会話しているあたし達とは裏腹に。
「魔道士というのは・・嫌いでね。信じないことにしてるんだ。印籠をみせられても、それが本物か偽者か。
  見たことないやつにはわかりはせん。たとえ、王家の名前をかたっててもな。」
あらあら♪
だん!!!!
「偽りとは卑怯な!!なら、ここにセイルーンの滞在駐在。イレニアム大佐を呼んでください!!!」
「ほらほら、アメリア、ムキにならないの。」
「いや・・というか、すでに、ここの町に駐在してる大佐の御名前を知っているというので・・・・」
汗ながしているコッフェル。
そういえば、かなりの上級階級しか、その大佐の名前、外交上、いろいろとあるので、知られてないのよね。
知らないのは、ハップルの無知のせいね
「??」
理解してないハップル。
「いい加減にせぬか。ハップル。まあ、明日にでも、役人にでも聞いてみよう。
  そやつらの捕まっている村に使いを出して聞いて見れば、何かわかったこともあるかもしれんしな。」
「この人、人をむやみに疑うのは、悪です!!」
アメリアがいってるけど。
「まあまあ、アメリアこのハップルはね、昔魔道士にだまされたことがあるから
  
それ以後、魔道士不審になってるのよ♪」
「・・な゛!?」
なぜか、あたしの言葉に、顔色を変えてる八ップル。
「・・ほう、リナ殿は知っておられるのですか?」
「ああ、彼が、昔、魔道士を名乗る存在にだまされたこと?知ってるわよ。というか・・あれ・・・。
  ・・・・確か・・・・グルゥじゃなかったかしら
あたしの言葉に。
ぽん。
「ああ。いましたね。そういえば。グルゥさんが、ちょっと遊びに出てたときに関ってた人間が。
   確か・・・二十年くらい前でしたっけ??」
「こらまて!!貴様ら、あのグルゥを知っているのか!?」
ゼロスがポンと手をうつのをみてムキになってる八ップル。
何でも、実験するとかで。
クルゥが人間等を素材に使ってたりしたのを間近でみてから。魔道士不審になってるらしいのよね。
「・・誰ですか?それ?」
アメリアがゼロスに聞く。
「ああ、グルゥさんは・・・・」
ゼロスがいいかけると。
どぉぉぉぉぉぉぉんんんんんんんん!!!!
あたりを振るわせる爆音とともに、窓の外が炎の色に染まる
「―なんだ!?」
声をあげ、ハップルが椅子から立ち上がる。
「いまのは!?」
「攻撃呪文か!?」
アメリアとゼルガディスが身構える。 
「リナ!?」
ガウリイがあたしを呼び止めているけど。
「ああ、大丈夫よ。それより、ガウリイはそっちをお願いね♪ゼロス、殺さないようにね
「ええ!?じゃ、五体満足でなくてもいいですか?」
「ゼロスさん!!それは、正義じゃないです!!」
「というか・・アメリア、ゼロスにそれいっても無駄だろ?」
「この前から気になってたんだが・・・。この人・・・どうもあの魔道士のおっさんと・・・」
ぶつぶついってるガウリイ。
「ガウリイは野生の感で気づいてるものね♪じゃ
そのまま、あたしは、その場からかき消える。
『どわぁぁ!?』
なぜか腰をぬかしてるハップルたち。
「ガウリイさん、どういう意味ですか?」
アメリアがガウリイに聞いている。
「いやぁ、この前、イリーズを襲ってきた魔道士がいただろ?
   気配がこのハップルって人と似てるんだ。多分、親子じゃないか?」
いきなり暴露してるガウリイ。
『えええええええ!!!!!?』
「ちょっとまてぃい!!アッサムがどうしたというんだ!?」
驚愕するアメリア達をしりめに、いきなり息子の存在を言われて、とまどってるハップル。
「ガウリイさん・・普通、分かりますか!?」
汗流してるゼロス。
「・・ガウリイさんの感・・あいかわらずですよねぇ・・。」
「とゆーか、お前のその野生の感、あいかわらず、人間ばなれしてるよな・・。」
『まあ、あのリナ(さん)と一緒に旅する度胸があるくらいだかな(んですし)』
アメリアとゼルガディスの声がきっちりとハモル。
・・・あんたら・・・
まあ、確かに。
ガウリイには、あたしが人間でないのは、ばれてるけどね♪
金色の王とまではばれてないけど♪
なぜか、問答が始まっているその最中。
いきなり、その場に、眠り(スリーピング)の呪文が蔓延してゆく。
まあ、あっちは、ガウリイやゼロス達にまかせておいてっと
「えいvv」
虚空に浮かんだ状態で、ばちん。と、簡単に指をならす。
燃え上がる庭木を完全に消化しておいて、完全に再生させておく。
「おーほっほっほっ!!!ひさしぶりね!!リナ=インバース!!」
やっぱり来てるし♪
「あら♪ナーガひさしぶり♪って、遅かったわね
「あんた達が宿代、払ってくれないからでしょう!?親切な人が立て替えてくれて、ようやく開放されたわよ!!」
ナーガは、宿代の代わりに、あのまま、家事手伝いをしてたのよね♪
「あっそ♪で、ナーガ、そんな程度で、子供の誘拐の片棒を担がされるのね♪フィルが知ったら、どうなるかしらね♪」
ひくっ。
あたしの言葉に。
「・・リナちゃん・・それ、どういう意味?」
露骨に態度を変えてるナーガ。
フィルが怒ったときは、ナーガも太刀打ちできないからね♪
「つまり、あんたは、アッサムとかいう魔道士に、おびき出した相手を足止めさせとくように言われてるんでしょ
くすくすと笑いながらあたしはいう。
とうぜん、宙に浮かんでいるままで。
「アッサム?」
名前を聞いてないなかったっけ、このナーガそういえば
「この前、イリーズを狙ってた魔道士よ♪ナーガが洗濯に夢中になってたときの♪」
「ああ、あのときの、あのあと、ついつい、洗濯干しに夢中になって、メイドやってたから・・。」
結構、家庭的な面もあるのよね♪
このナーガは
「つまりはね♪あいつは、ナーガを利用して、イリーズを誘拐しようとしてるのよ♪
  そんな片棒をかついだと知ったら、さて、フィルはどうするかしらねぇ♪」
「・・・・おねがい・・リナちゃん・・・言わないで・・・・」
涙をためて、懇願してくるナーガ。
・・・面白い

「ふふふ・・・・。そろそろいいか・・。」
意気揚々と、入ってくる黒尽くめの魔道士一人。
きぃぃぃぃぃん!!
「何!?」
ちょっとした音とともに、術をかけたはずのそれがが押しのけられ、驚愕しているこの男性。
「なぜだ!?なぜ、呪文が聞いてない!?」
驚愕してる魔道士。
「いや・・というか、僕には通じませんし・・。」
にこにこといっているゼロス。
「即座に結界を張りました!!」
えへん!!
威張っているアメリア。 
まあ、眠りにかからない防壁結界、アメリア、知ってるからね
「あ、やっぱりだ。あんた、このおっさんの子供だろ?」
彼をみて、ハップルと見比べているガウリイ。
「あ゛あ゛!!いつかの魔道士!!まだ、あたいを狙ってたの!?」 
イリーズがその魔道士をみて、声を出す。
『アッサム!?』
コッフェルとハップルが同時に、その魔道士をみて驚愕の声を上げる。
ガウリイの言葉を聞いてても、信じてなかったようね
「・・・・やっばり、ガウリイさんの野生の感って・・・。」
「とゆーか、魔族でも分かりませんよ・・・・。親子とかどうかというのは・・・」
「ま、ガウリイの旦那だしな。」
それですましているアメリアたち。
「何!?じゃ、やっぱり、叔父ちゃんの息子!?」
イリーズが詰め寄る。
「ああ・・・・。俺の息子だ・・。」
苦い顔して言っているハップル。
「あらあら♪ガウリイが暴露してたみたいね♪面白くないわね♪」
あたしは、ナーガを引き連れて、いきなりその場に出現する。
「そうなんですよ。・・・僕、暴れたかったです・・。」 
なぜかいじけてるゼロス。
「リナさん!?知ってたんですか!?」
アメリアがいってくるけど。
「何いってるのよ♪見ればわかるじゃない♪そんな簡単なこと♪」
『いや、分かりませんって。』
なぜかきっちりと、ハモッていうアメリア、ゼルガディス、ハップル。
「何で?こんなに簡単なのに?親子ってね♪精神オーラが近いのよ♪気配も近いし♪遺伝子レベルからいくとね・・。」
あたしが説明し始めると。
「・・・何ですか?その遺伝子って??」
そういや、ここは、まだ、この辺りの知識・・発達してないのよね。
わきあいあいと話しているあたし達をしりめに。
さすがに、自分の息子が刺客だとわかってからか、ナーガの格好をみても、たじろいでないハップル。
というか、グルゥのことなんか、完全に頭から吹き飛んでるし
まだ、実は、ナーガは、母親の形見のあのコスチュームなのよね♪
「俺のいうことを聞かずに、魔道士なんぞといって。何年か前に家を飛び出して、あげくの果てには、これか!?」
「あのぉ、ひょっとして、ハップルさんが魔道士嫌いの理由の一つなんですか?」
いつものにこにこ顔で言っているゼロス。
「いや、そうじゃない。」
まあ、根本は、あの子供のころの経験からみたいだけどね♪
子供のころ、魔道士を名乗ってた覇王神官グルゥに関って、偶然に生体実験の材料にされかかってたし♪
このハップルは
「そーですか・・。」
あまり深くつっこまないゼロス。
「何だって、こいつが・・。」 
剣圧で吹っ飛ばされているアッサムの方に近づいてゆくハップル。
だっ!!
気を失っていた振りをしていたアッサムが身を起こして、問答無用でコッフェルを羽交い絞めにしているし。
「・・な゛!?」
声を詰まらせているハップル。
「動くな!!」
アッサムのあげた声に、アメリア達の動きが凍りつく。
「な・・・何のつもりじゃ!?」
後ろから羽交い絞めにされ、苦しげな声を出して問うコッフェル。
冷たい笑みを浮かべながら。
「・・ふっ、それは、こっちの台詞ですよ!!家を出た身内がいるのはしってましたけど!!
  まさか、いまさら呼びもすなんて・・。旅先で聞いたときには、驚きましたよ!
  一旦家を出て行ったやつに、のこのこと財産をわけてやるつもりは、僕にはありませんからね。」
「確か、こいつも家を出て行ってるんじゃ?」
あら♪ガウリイが突っ込んでるし
「僕はいいんだ。」
勝手に思い込んでるアッサム。
根拠のない自信というやつであるけども。
「なるほどな。この前、どこかの中年男性にお金を貰って頼まれた。
  といっていたのは、自分の父親に罪をなすりつけるため・・か。」
ふっ。
ゼルが冷笑する。
「何!?」
ゼルガディスの言葉に、驚愕の色を浮かべているハップル。
「魔道の研究には、何かとお金がいるからね。
   そもそも、父さんとお爺さんが、僕が魔道士になることに反対などしなければこうはならなかったんだけどね。」
しれっと言い放つアッサム。
「いやぁ、というか、その程度の魔力で魔道士になっても・・・。・・何もできませんよ?」
「あら、そうでもないわよ。少なくとも、そのまま、何も成果がでずに、死ぬ程度のことよ。
   ま、雑魚に襲われて死ぬのがセオリーでしょうけどね♪」
「そうですよねぇ。この人の魔力って、そこいらの子供より、魔力・・低いですし・・・」
「まあ、この程度だったら、オーガにも勝てないわね♪」
ノンビリと話しているあたしとゼロス。
「ふん、この白蛇のナーガ様をだますなんて、いい度胸してるじゃないのよ・・。」
ナーガが一歩踏み出そうとすると。
「あれ?姉さん?何かあったんですか?はっ!!思い出した!!姉さんを忘れてたんだ!!」
あら、今頃気づいてるし♪
「そういえば、そうだったな。」
ぽん。
ゼルガディスも手を打っている。
「アメリアちゃん・・ひどい・・お姉ちゃんを忘れてたなんて・・。」
いじけ始めるナーガ。
「いや、あ・・あははははははははは。
   まあ、細かいとこはおいといて。よく合流できましたね。姉さん、方向音痴なのに。」
「ふっ。この私を誰だと思ってるのかしら!」
というナーガの額には一筋の汗。 
別の方向で盛り上がっているアメリア達とは裏腹に。
「―ゆるせないね。―。」
言って、ずいっと一歩踏み出すイリーズ。
「・・・イリーズ!?きちゃいかん!!」
コッフェルの静止も聞かずに、イリーズはゆっくりと二人に近づいてゆく。
― リナ様、いいんですか?
ゼロスがあたしに言ってくるが。
― いいのよ♪ま、みててごらん♪面白いから♪
― は・・はぁ・・・・。
精神で語りかけてくるゼロスをとりあえず、抑えておいてイリーズの行動を見守るあたし
「いい年した大人が、そんなくだらないことで身内に悪さするわけ?
  あたしの母ちゃんが生きてたら、あんた、いまごろ半殺しだよ。」
「黙れ!!近づくな!!」
「あたしみたいな子供に、怯えるようなやつがえらそうな口を聞かないでね。」
「・・・・な゛!?」
イリーズの言葉に、アッサムの顔が怒りに染まる。
「誰がお前なんかに!!なら、爺さんの代わりに、人質にでもなってもらおうか!!」
いうなり、コッフェルを突き飛ばし、イリーズに向かってダッシュをかける。
当然のことながら、アッサムが目の前に向かってくる瞬間、イリーズはふっとその場に身を沈める。
アッサムの視界からは、イリーズの姿がかき消えたように映っている。
イリーズはしゃがみこんだまま、突進してきたアッサムに見事な足払いをかける。
ナイスなタイミングで
「―うあ!?」
げめっ!!
頭を棚のカドにぶつけ、そのまま、横にひっくり返る。
倒れる方向と、棚の位置まで計算されてたりするのよね♪
これがまた
「へぇ、やりますね。イリーズさん。」
「やるな、あのイリーズは。」
「あら、結構やるじゃない。」
「・・・ひょっとして・・・あのイリーズさんの両親の片割れって・・・」
あ、何か気づいたわねvvゼロスはvv
なぜか多少引いてるし。
「へえ、なかなかやるな。」
アメリア、ゼルガディス、ナーガ、ゼロス、ガウリイが、その見事なイリーズの一撃をみて言葉を発する。
「・・・・大丈夫?じいちゃん?」
心配顔で覗きこむイリーズをコッフェルが無言のままひしっと抱きしめる。
イリーズは気づいてないけど♪ 
彼女がコッフェルをいま、初めて「爺ちゃん」と呼んだということに♪

かくして、一応事件は解決
まあ、どうせ、セイルーンに向かう道筋だったんだし♪
ちなみに、いってなかったけど、盗賊に襲われて、腰痛めてたコッフェルを、家に運んだのはゼロス
空間移動させて、そのまま連れて帰らせたのよね♪
移動するまえに、この依頼受けたんだけど
コッフェルも、ゼロスの空間移動みて、あんまり動じてなかったのは、さすがなのよね♪
アッサムは、『こんな馬鹿息子、しばらく頭を冷やすべきだ』
というハップル自身の手によってね役人に引き渡されている。
「今回は、あんまり、活躍できませんでした・・。」
ぶつぶついってるアメリア。
「リナ、それはそうと、うやむやにすませようって、そうはいないわよ?
   あんた達がこの私を見捨てて言ったあのことは、一体どうなるのかしら?」
ナーガが言ってくる。
「あら♪だって、その方が面白くなりそうだったし♪」
びしゃっと言い切るあたし。
「まあまあ、姉さん、いいじゃないですか。セイルーンは、もうすぐですよ?」
「それはそーと、リナ、何で、あの時、何もしなかったんだ?お前らしくない。」
ゼルがあたしがあのとき、なぜ手を出さなかったのか。
と聞いてくる。
「する必要がないからよ♪だって、イリーズの父親って、ゼフィーリアの人間だし♪」
『ごぼっ!!!!』
あ、ゼロスがむせてる。
「ちなみに、コッフェルの奥さんだった人も、ゼフィーリアの出身よ♪あそこの出身者に勝てるわけないじゃない♪」
そう。
あそこは、あたしがちょっと干渉して、力がやたらと強い存在が出来るように、細工してる土地だし♪
暇だったから、神魔戦争がここで起こるまえに、ちょっと、遊びにきたときに、細工したのよね♪
『げぶげげぶっ!!』
あ・・・
紫色の血を吐いてるし・・ゼロスは
あたしの言葉に、なぜかアメリア、ガウリイ、ゼルガディス、ナーガが顔を見合す。
『一体・・・ゼフィーリアって・・・・(汗)』
「まあまあ、あの程度なら、赤ん坊でもできるって♪あそこでは♪」 
事実だし♪
なぜか、あたしの言葉に。
アメリア達の脳裏に、ゼフィリーアの人々が、あたしとルナばっかりの情景が広がっていたりする。
・・・深く考えないようにしましょう。
それがアメリア達のだした結論なんだけど、つまらないわねぇ。

「ま、さってと♪じゃ、今度こそ、セイルーンへと向かいますか♪」
視界の先に光の柱。
ふふふふふ♪面白くなるわね♪
ついでに、ちょっぴり、面白くなるように、この星に神託、下しておいたし♪
さぁてと♪お仕置きタイムの始まりね♪


                               -終わりー


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 ####################################

  あとがき:
    薫:・・・・・(笑)
      プレミアムCDドラマ・・・・・くくくくくくくくくくくっ!!!!!
   エル:ナーガにあたしの力・・ねぇ・・。
    姫:とゆーか、よくエルの力うけて、グレイシア無事よね(笑)
   リナ:・・・・ナーガだきゃ・・・・・。(怒)
    薫:だからって・・・・いきなりギガスレイブ不完全版は・・・・(汗)
   エル:ま、ナーガが姿みせてたら、面白かったのにね♪
    薫:アメリア・・やっぱナーガグレイシア説・・正解だよな(笑)
      まあ、作者公認ですし・・・(笑)
      姿みせてたら、気づいたのかな?(笑)アメリアは♪
      ゼロスのあわてブリがグット(はあと)
   リナ:すっとしたからいいの♪
    薫:・・・・二個目・・・リナが虚無の入り江を作ったのは・・(汗)
      イルマートに続き・・アカッシまで・・(汗)
      アカッシ・・リナに関ったばかりに・・・ご愁傷様・・・・(汗)
      とゆーか、リナさん?なんで、ここに?
   リナ:何となく。
    薫:とゆーか、このお二人みて・・何も思わないのですか?
   リナ:へっ?ま、まあ、すっごい美女と美少女だなぁ・・っては思うけど?
      まあ、多分、なんとなくだけど、想像つくし。
      一人は(はあと)。
   エル:あら♪リナじゃない
      あんた達には、いつも楽しませてもらってるわ♪
   リナ:あたしこそ
      で、物は相談だけど、あたしの魔力♪
      強くしてくれない?ロードオブナイトメア♪
      ついでだし(はあと)
      せっかく、逢ったんだしね(はあと)
   エル:本当、面白いわvvリナって♪
    薫:・・・気づいてるし・・・(汗)
   エル:いーわよvv
    薫:エル様ぁぁぁぁ!!!!!
   リナ:よっしゃ♪ラッキィィィ♪
    薫:・・・・・・しぃらない・・・・(涙)
    姫:ちなみに、知らない人は、購入しましょう♪
      DVD特別仕様版♪
      CDドラマが面白いわよ♪
      まあ、ナーガに、ギガスレイブを使うとはねぇ(はあと)
   リナ:いーのよ♪
      不完全版なら、制御できるし♪
   エル:完全版なら、あたしが降臨するし♪
   リナ:そうそう♪
    姫:エルが降臨したら、私もいこっと♪
    薫:・・・やめてぇぇぇ!!!!(涙)
      なんか、とんでもない話になっていってるような気が・・・・。
      ま、関係ない、ドラマCDの話しは、おいていて。
      (何回聞いても面白いですよ♪)
      この番外編♪
      リクエスト、受付中です♪
      それでは♪(やばくなる気配の前に・・逃走!!!)



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