まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
こんにちわ♪
さーてと・・・何を考えてなのかの自分で書いてる小説の中から、エル樣漫遊記のスペシャル版のネタなのです♪
これは、テレビと本とを見比べてもらったほーがわかりやすいかも?
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「どうにかして、魔法の道具(マジックアイテム)を質のよいものを作り出したい!!」
彼は、夢の中までも、強く、強く、願っていた。
そして、ある文章を発見する
―それは、異世界黙示録(クレアバイブル)―
その中に彼にとって、非常に興味深いあることが示されていた。
「これなら・・・。」
かれは、それから、むぼ~にも、その存在の追及を始めてゆく。
・・・・面白そうな、思いを抱いている人間がいるわね~・・・。
あたしは、あまりに、その強い、純真な願いに彼に気づく。
『へ~・・・。たとえ、どんな結果になっても?』
あたしは、彼の夢の中で語りかける。
「?もちろん!!それが、私の夢であり、悲願なのです!!・・?貴女は?声は、すれども、姿は見えませんが?」
彼は、自分の夢の中にいきなり聞こえてきた『声』にとまどいながらも、きっぱりと答える。
『んっふふふふっ♪面白そうじゃないのよ♪
あたしの力・・少し、貸したげる。あとは、あんたしだいよ。その力の結晶・・どう使うはわ・・ね♪』
あたしは、そう言って、彼にある球体を彼の目の前に出現させる。
『―・・あたしを楽しませなさいよ―・・・。』
「まってくれ!!もしや、お前は、いや、貴女様は!?」
あたしの遠くなる声を聞きながら、彼は、夢の中で叫ぶ。
「―・・・・・・っ!?」と。
「はっ!!夢・・か!?」彼は、がばっと跳ね起きる。
「そうだよな。夢だよな・・・。あまり、あの存在のことばかり、考えてるからかな?」
彼が寝床から、起き上がろうとするとー・・・
―コロン・・・―
いましがた、夢の中で自分が手にした球体ー・・・。
「夢ではなかったのか!!?」彼は、一瞬、固まる。
やがて―・・・
「これで、完全なアイテムができるぞー!!!」
声の限りに叫んで飛び上がって喜んだ。
― それはあたしの単なる気まぐれ。暇つぶしの一環だったのだが・・・彼にはそんなことは分かるはずもないことなのだ。 ―
エル様漫遊記~影の鏡(シャドウリフレクター)編~
ある日、食堂の中。
「ふーん・・・シャザード=グランディ・・・ね~・・・」
ナーガがポツリともらす。
シャザード=グランディ。
今から、四百年ほど前に多大なるマジックアイテムを作り出した人物。
今だに、半数以上の品が、彼の作品を多少、改良したり、バリエーションを追加しただけの品物であるのだが。
・・・そ~いや・・そ~いうやつもいたっけ・・・・。
あたしは、食堂で魔道士協会からの以依頼内容をきいている。
そういえばいたわね。そんな人間が♡
あたしは、食事をばくばく食べながらきいている。
「・・・ご理解していただけましたか!?これが、どんなに切迫した状況か!!」
依頼をしてきた使いの男・・アッシュは、かなり、あせっているようであるけど。
・・・いや・・・あれ・・・そんなに、切迫するものじゃ・・なかったんだけど・・・
まあ面白かったけどね♡
「ふっ!事態の大きさに動転するなんて!!気がちいさいわね!!」
とナーガが胸を張りつつそんなことをいってるし。。
いや・・だから、ね♡大きくないって、事態♡
あたしは、今ナーガと行動を共にしていたり。
理由は…面白いから♪
いや~、あきない、あきない♪このナーガといると♪
ナーガはあたしのこと、永遠のライバル!!とか、言ってるようだけど。
そむんな、完全無欠に無理なことを・・・ねぇ~♡
あたしが、ここにいるのも、単なる暇つぶしの一環なんだし♡
「そ~いうことが、問題じゃありません!!とにかく!!一刻も早く!!」
「一刻も早く、鏡の件・・お願いしますよ・・・。」
初めに大声を張り上げて、はたと気づいて、声のトーンを下げるアッシュ。
面白いかも、しれないわね。
あれ・・・多少改良くわえたら♡
あたしは、面白そうなので、その以来、受けることに。
「わかったから、ここの勘定おねがいね♡」
あたしは、そうにっこり言ってアッシュの肩にポンと手を置く。
人間の中で、『偉大なる』の名前をもつ、一人の人物。
それが、シャザード=グランディ。
なぜ、偉大なのかというと、彼は、さまざまなマジックアイテムを世間に送り出し、実用化させた人物だったり。
世間では、いや、魔道士うちで、この名前を知らない人間はいない、というほどに。
その中で、彼が作りだしたとされている(いや、実際に作ってるんだけど)物の一つに『影の鏡』という品物がある。
例の力を多大に使って、作ったらしいのだけど、さすがに、力を込めすぎて、
彼にはそれが制御するまでの品がつくれなかったらしい。
というか面白い具合には作れてたけどね♡
つまりその結果、かなり、面白い品物へと化してしまって、彼はそれを封印し。
それは、相手を映し出すことで、その対象物の相手と全く同じ能力、技術や、知識などをもつものを誕生させ、
なおかつ、【相手とは、逆の性質を持つもの】を作る品。
その、逆の性質に問題があって、彼は封印したようだけど。
あたしは、それをみたとき、笑い転げていたのだけどね♡
そんなこと、事実を知らない人間が知るはずもないことだし。
そんな、こんなで、人の世界の中では、単なる噂としてしか、扱われていなかったのだが。
ここ、最近になって、ひとりの魔道士が古い記録を発見し。
ま、それには、例のことは書かれてなかったようだけど。
すると、その魔道士協会の副評議長のラガンが資料ごと、ごっそり、持ち逃げしたらしい。
ま、あれを使って、悪さ・・考えたんだろーけど・・・。絶対無理よね♡
それで、ラガンを捕まえて欲しい。できたら、鏡を奪還してほしい。
というのが、魔道士協会からの依頼内容であったりする。
報酬は、金貨二百枚。魔道士協会にしては、かなり高値らしく。
ま、あたしにとっては、はしたお金だけど。
お金がいるんだったら、自分でも作れるし、オリハルコンとか創って売ったほうがよっぽどの収入となるしね♡
ま、そこはそれ。
あたしは、面白そうだし♡
と言う理由でラガンを追うことにして、この依頼をうけることに。
「ね~・・リナ。なんだって、こんな面倒な仕事引き受けたの?」
ナーガが何やらいってるけど。
「面白いじゃないの♪それにね~。ナーガ♡
あたし達が、別の別働隊より早く、ラガンを捕まえたら、金貨二百枚は、全てあたし達の物なのよ♡」
理解していないナーガにとりあえず説明しておくあたし。
「ラガンを捕まえるだけで?」
それでもまだ、内容をいまいち理解してないナーガ。
「協会からの以来は、鏡の奪取、もしくは、ラガンの捕獲。つまり、鏡はどうでもいいのよ。ラガンを捕まえさえすれば。」
あたしの説明に
「なるほど!!つまり早くラガンを捕まえれば、報酬の金貨二百枚は私のものなのね!!お~ほっほっほっほっほっ!!!」
ようやく理解し、高笑いを始めているナーガの姿がそこにあったりするけども。
「・・・ナーガ・・・余り、大きい声で、笑ってたら♡あたし達が、先に進んでるのバレるわよ?別働隊に♡」
にこやかに笑いつつも説明、というか注意するあたしの声に。
「う゛・・それは・・困るわねー・・。ね~、リナちゃ~ん♪」
冷や汗を流しつつ甘えた声をだしているこのナーガ。
全く♡これでも、このナーガ、ある国の王女だったりするのよね♡
「とにかく!!いそぐわよ!!」
あたしは、そういって、ナーガと共に、ラガンがいるその封印した場所へと移動してゆく。
途中、雑魚どもが、襲い掛かってきて。
「ファイアーボール!!」
「フレアアロー!!」
あたしとナーガの呪文が森の中で炸裂する。
あっさり、倒れる雑魚達。
「・・・ね~・・リナ・・・火事に・・・なってるわよ~・・」
周りをみて、何やらそんなことをいっているナーガ。
森が火事になってるのだ。
あら、あんななことくらいでv今の火の術の影響で燃えてるしv
ま、とりあえず♡
「ШЮ∋」
あたしは、ある呪文を唱える、というか唱える振りをし、ある言葉をつむぎだす。
呪文なしでもいいんだけど、ナーガの目があるからね♡
すると、見る間に収まってゆく炎たち。
一時、というか瞬時に炎は掻き消え、後には多少こげた森がそこにあるのみ。
「さて、いきましょ。ナーガ。」
何でもなく、あたしがいうと。
「リナ?あんた何したの?」
首をかしげて聞いてきているナーガ。
今の一瞬でリナ、火を消したわよね・・・普通、というか知られてる精霊魔法の中でそんなのあったかしら?
などと、かなり不思議がりつつ首をかしげて聞いてきているこのナーガ。
「それは、秘密♪」
にこやかに微笑み、そしてそのまま、あたし達はその場を後にしてゆく。
とりあえず♡ナーガが気づかないうちに、ある光を森の方に投げ込んでっと♡
これで、完全に元通りになってるはずよね♡森全体は♡
「いよいよね・・・」
ナーガがつぶやく。
あたし達は、ラガンのいるはずの場所まできていたり。
「ふっ!!金貨二百枚!!まってなさいよ~!!」
完全に金貨のことしか頭にないナーガ。
いや、ま、い~けどね♡
洞窟の中をあたし達は進んでゆく。この奥にラガンは必ずいる、というか気配がするし♡
しかし・・・シャザード・・辺鄙なとこに封印したわね~♡
などとあたしは、思いつつ。
そんなこんなをしていると、やがてあたし達は、最深部へとたどり着いてゆく。
その中に佇んでいるのは、ひとりの男。
黒のローブに身をまとい、髪にやや、白髪の混じった初老の男性、そして、手には、例の鏡。
この男が、副評議長ラガン。
「金貨二百枚!!このサーペンとのナーガの物になんなさい!!」
その人物を目にして、ぴしっと指をつきつけて言い放っているナーガ。
「?何だ?その金貨二百枚・・とゆーのは?どちらにしても・・もう、手遅れだ。」
そう言って、ラガンは、鏡を手に取り、あたし達にと向けてたり。
「シャドウリフレクター!?」
思わず、ナーガが声を張り上げる。
あたしはと言うと、笑いを必死に押し殺すのが精一杯。
ナーガに気づかれたら面白くないし♡
やっぱりこいつはアレを使う気だし♡あんなに面白いものを♪
大きさは、壁掛け鏡といっしょ。
縁の周りに複雑な紋章を描いた模様細工がほどこされている。
やや、紫がかった、鏡面。
これこそ、シャザードが魔族対策として、例の力を使い作り出した品物である。
実はまだこれ以外にもあるけど、それは今は関係ないし♡
「それが役に立つとでも♡」
にこやかに微笑みつつ問いかけるあたし。
「ふっ!!役に立つかは、今わかるさ!!そのために追ってをまってたのだから!!」
あたしの言葉に、ラガンは高らかに言い放ち、、あたし達の方へと鏡を向けてゆく。
あら♪楽しいかも♪
この【あたし】を映したら、どんなヤツが出てくるかしら♡
さすがに、存在自体が一緒は無理だろうけど♡
彼に渡した力で複写できるのは、せいぜい、魔王や神どまりの力の範囲。
それに、あと、存在を認める力。
あたしは、ちょっとした好奇心から、わざと姿を映してもらう。
ナーガは信じてなかったがゆえに、その場を動いていない。
そしてー。
ラガンがあたし達に鏡を向けたその直後。
鏡より湧き上がるちょっとした煙の幕
ふしゅゅうううぅぅぅぅぅー・・・
あたし達をその表面にと写し、煙を噴出しつつ。
そして…煙の中より出現するは、【あたしとナーガ】がもう一組♡
うーん…やっぱり、というか、案の定、というか。
人間としての【あたし】どまりの存在ができてるし、ちなみに外見はこの姿、すなわちリナの姿のままだし。
つまらないわねぇ。
もう少し実力あってもいいのに・・・
それをみつつ多少残念に思いつつ、…あ~あ、あいつらと同等な意志力をもったやつだったら記憶操作でもして、
ついでに性格も買えて新しい世界を任せて遊んでみる、という手もあったのにねぇ~・・・つまんないの。
ラガンの呪文終了とともに煙の中より現れるもう一組のあたし達。
「ふははは!!やった!!私は、最強の力を手に入れた!!」
とことん、勘違いしてるラガンだけど。
「さあ!!『影』よ!!目の前にいるそいつらをたおせ!!」
勝利を確信し、高らかにラガンが言い放つ。
・・・か。
その瞬間。
ナーガは痙攣おこして、突っ伏してゆく。
「そんな、おそろしいこと!!」
とナーガ影。
「そうです!!ラガン様!!エル様に対して、なんてことを!!?」
とリナ影。
・・・こら・・・ちょっとまちなさい・・・・。
「こら~!!あんた達、いきなり、その呼び名で呼ぶんじゃないわよ!!」
とりあえず注意しておくことは注意しておかないと。
それゆえに、彼女たちにと注意の声をかけておく。
どうやら、このあたしが誰かということは、さすがに、コピーされただけのことはあり、二人とも、知っているのは当たり前。
というか、存在としての自我確定となっている鏡の力はあたしの力の一部でもあるしね・・・
『ああああ!!すいません!!ロードオブナイトメア様!!』
ナーガ影とリナ影の声が重なる。
「・・・・お゛い?」
その言葉に何やら小さくつぶやいているラガン。
だからまちなさい!!いきなりその呼び方はやめなさいってば!
そんな二人の声が語った、今の通り名を聞いて、顔を青ざめさしているラガン。
ナーガも同じく。
どうやら、二人とも、ディルスの伝説をしっている為にこの反応らしいけど。
「・・・・悪夢を統べる存在・・・?」
ナーガがつぶやき。
「堕とされた、魔王・・?」
ラガンが何やら冷や汗をかきつつもつぶやいていたりする。
『なんで、その名前がいきなり出てくるのよー(んだー)!!?』
二人の絶叫が洞窟内部にとこだまする。
ナーガは、完全に知っている。本来の事実を。
ラガンは間違って知ってるようだが。
その名まえを聞いて、ラガンの周りにいた、レッサーデーモン達は消滅していっていたり。
ちなみに、獣人も何人か、凍り付いていたりする。
「・・・・あんた達・・・・存在したばっかで・・・消滅したいわけ?」
あたしの怒気のこもった声が彼女たちに届く。
その名称で呼ぶんじゃないわよ!!この姿のときは!!
とりあえず、あたしは彼女たちの脳にと直に言葉を叩き込む。
まったく・・・・
ぶつぶつぶつ・・・
あたしのその言葉をうけて。
何やら一瞬顔を見合わせている今誕生したばかりのこの二人。
そして。
「ラガン様、素直にエルさ・・・いえ、リナ様に謝ってくださいな♡」
瞳をうるうるさせて、ラガンにすがりつく影リナ。
「そうですわ。ラガン様。ね、謝って、まっとうになりましょ♡」
いいつつも、多少もじもじしつついっている影ナーガ。
ごけっ!
そんな二人の台詞に完全にとその場にすっころんでいるラガンだし。
そして、呆然としつつ、起き上がりつつも。
「・・・・ど~ゆ~ことだ・・・?」
何やら二人をみて呆然とそんなつぶやきをこぼしていたりするし。
つまり、シャザードが封印した理由が・・・これだったり♡
昔、といっても、鏡が作られたその当時。
「うわ~??!なんだこれは~?!」
シャザードの声が実験室にこだまする。
彼が、いましがた、作り出した品で、実験を行ったのだ。
― ぷっくくくくくっ!!!!
シャザードはぼーぜんとしている。
確かに、能力、記憶とも、完全に同じコピーは出来た。
そして、反対の性質ももっている。
持っているのだが・・・・・。
それが、問題なのだ。
「くすん・・・。暴力はよくありません・・・。くすん・・。」
泣きながら、地面にのの字を書いてる、実験に付き合ってもらった、戦士の…影。
そう。この鏡で写しだしたものは、確かに、実体化はする。するのだが、完全な無抵抗者を生み出すのである。
「う゛う゛う゜・・・はっ!!そうだ!!も~一つ作って、再度、映し出してみたら?!」
シャザードはそういって、今、出来た品を倉庫に放っぽって、もう一つの品を作り始める。
― ・・・使わないんだったら、ちょっと、あれであそんじゃお♪
あたしは、その品をあたしの手元にと呼び寄せる。
さ~て・・・。
んふふふ♪
『エル様、お呼び出しを受けて、参上しましたが?』
と部下S・D・K・Wの四人。
あたしは、かれらを呼びつける。
「あんた達♪ちょっと、そこに立っててね♪」
『?』
不思議がる部下達。
そこは、例の品の前。
パン!!
あたしは、手を叩く。
― と、鏡から、彼らの『影』が誕生する。
『な゛!?』
驚愕する四人。
さらに・・・。
『争いは、やめましょ♪ね♪』
影たちが、彼らに向かって言う。
面白い!!これは!!
四人は、完全に固まっているし。
中には、かなり、ダメージうけてるヤツもいるのだが。
「くすくす♪そーねー♪Sの影はゲイルと名づけましょう♪
Dの影はダイスね♪で、Kの影がカオスに♪
Wの影はディスね♪ってことで、あんた達♪そいつら、つれて帰ってね♪」
あたしの命令に。
『どええぇぇぇぇぇ!!??』
彼らの四人の悲鳴が宮殿中に響きわたっていたりするけど。
あら、何でかしらね♡
ふふ♡面白いわ♡これ♡
それじゃ、他にもやってみますかね♪
あたしは、シャザードが鏡を再び倉庫に取りに戻るまで、それを使って、部下達の影をつくりだしてゆく。
えっと、確かあのとき、百以上は作ったかしら?それとも憶以上
確実にいえるのは、銀河の星々よりも少し多めに映し出してみたりしてv
あの当時、散々部下達などで遊んでから、あれを一応もとの場所に戻しておいたのだけども ―……
つまり、これで、映し出した存在は、完全な無抵抗主義者を作り出す。
面白かったわよね、部下たちなどのあのうろたえ様は♡
「ふっ・・・世間に出すのが、恥ずかしくて、封印・・・してたみたいね・・・。」
どうやら鏡の属性に気づき冷や汗かきつつそんなことをいっているナーガ。
額から一筋汗が流れ落ちていたりする。
どうやら、さっきの言葉はあまり気にしてないらしい、というか影の自分の姿で綺麗さっぱり忘れているナーガだし。
「そっそんな?!!」
それをみて、呆然としてるラガン。
「くそっ!!」
そして、いきなり、鏡を持っ、出口へ駆けていく。
『ラガン様!!』
ラガンにすがりつく、影達二人。
「うるさい!!」
だがしかし、ラガンは剣で影達を威嚇する。
と。
すっ・・
ふと、かすり傷を負う影、二人。
つつーと、頬から血が流れ落ちる。
血・・?
『はうっ!!』
仲良くナーガも一緒に三人は血をみて気絶してゆくけども。
ちょうどいいわ♡
さっきの言葉・・・記憶の中から忘れてもらいますか、ナーガには♡
でないとこれからもまだまだ楽しめないしね♡
「起きなさい!!!」
あたしは、ナーガをけり起こす。
「その起こし方は、あんまり・・・」
そんなあたしをみて、何やら言いかけてくる影に。
「消滅したいの?」
にっこり笑って言うあたし。
ふるふるふる!!
二人はすぐさま首を横に振る。
・・・なんか、仮の姿とはいえ・・違和感あるわよねぇ。
自分と同じ姿をしてるやつを見るのって・・・・
面白いのは面白いんだけど♡
「あんた達、いつまでも影じゃ、呼びにくいから、ナーガの影はクレア。と、あたしの影はリアとよぶからね♡」
とりあえず名前がないのは不便なので二人にとつけておく。
「直々に名まえ!?きゃ~♪ありがとうございます♪」
舞い上がって喜ぶ彼女達。
そんな最中。
「う゛・・う゛~・・ん・・。」
ようやく、ナーガが目を覚ます。
「はっ!?金貨二百枚は!?どこ?!」
ラガン=金貨とナーガの中ではなってるし♡
そんなことを叫んでいたりするナーガだけど。
「ラガン様なら、外にいかれましたわ♪」
リアが丁寧にとそんなナーガに説明し。
「あの~・・・もし、よろしければ、私も一緒にいってもいいですか?こんな場所・・一人だと・・怖いんですの♡」
もじもじしつつ、多少頬を染めながらあたし達にといってきているクレア。
そんなクレアの姿をみて、ナーガがまたまた盛大にとずっこけたのは、いうまでもないこと。
「ねー・・リナ。彼女達・・どうすんの?」
ナーガが聞いてくる。
あたし達の後ろからついてきている彼女たち。
「鏡・・壊しても、無理よ。絶対。」
ナーガに答えるあたし。
事実だし♡
「どうしてよ?やってみなくちゃ、分からないじゃない!?」
ナーガはいっていたりするけど、あれを使って誕生した影。
根本的には彼女たちも一つの生命体ともいえる存在だし。
あたしの力から誕生してるから、普通の生命と変わりがないのよね♡
「ね~・・ナーガ♪鏡壊すのでなくて、あたしにあれ譲ってくれたら、金貨二百枚。ナーガに全部あげるけど♪」
あたしの提案に。
「乗った!!」
すぐさま同意するナーガ。
「んじゃ、一応ね協会の方には、壊れたとゆ~ことに。」
理由も聞かずにすぐさまにのってくるこのナーガって本当に楽しいわよね♡
とりあえず表向きは壊れた、ということにしますかね♡
そうしておいたほうが、何かと都合がいいし。
あたしがあれをどうするのか。
いたって簡単。
それは彼らの精神を鍛える道具として活用しないとね♡
楽しい・・・もとい、面白い・・・もとい、最近精神がたるんでるしね♡
それに、自分たちの影をみた彼らの反応がまた面白いのよね♡
「ふっ!!見つけたわよ!!金貨二百枚!!」
ラガンに追いつき、向かって言い放っているナーガ。
ラガンはあたしをみるなり、顔色を変えるけども。
そういや、こいつの記憶は消してなかったのよね♡
面白いから♡
「グルドーガ!!」
それと同時、ナーガの呪文が響きゆく。
ナーガがいきなし魔王竜(デイモスドラゴン)を召喚してたりするし♡。
ナーガ・・・コントロール・・できないくせに♡
うどわ!?
それをみて、パニックになる獣人達。
どさくさにまぎれて、ラガンが逃げようとしてたりするけど。。
ふっ・・・・無駄なことを・・・・
ラガンをそのまま、意志力でもって引っ張るあたし。
といっても思うだけでその通りになるんだけど、あたしは♡
ラガンは何が起こったのか、理解していない。
「ラガン様!!お願いです!!リナ様にしたがってください!!暴力では、何も解決しませんわ!!」
リアが瞳に涙をうるうるためて、ラガンにすがりつつもそんなことをいっていたり♡
ナーガは完全に向こうに気をとられてるし。
「さって、じゃ、それ、もらうらね♪」
あたしは呆然と固まってるラガンの手から、鏡を受け取り、それを闇に返す。
といってもそのように見えるのはこの場のみ。
本当はここのあたしの宮殿にと送ったのだけど♡
ラガンはそれを目の前で見てから、完全に混乱してたりするけど、まったく根性がないったら・・・
なぜか混乱しているラガンを捕らえるのは至極簡単なこと。
あたしとナーガはそのままラガンを捕らえ、術にて縛り上げてゆく。
まったく、あの程度で混乱してどうするのよね♡
ラガンを協会に引渡し、無事に報酬も受け取り、約束どおり、ナーガに金貨を渡す。
「?リナ?あなた、鏡もってないけど、どこやったの?」
ナーガが今さらながらにあたしがあれをもってないのに気づいて聞いていたりするけども。
「んふふふ♪秘密♪」
これで、面白い品物が手に入ったわけよね♡
リアとクレアは、どこかの町で落ち着くといって、どこかにいったし。
ま、一応は万事、まるくおさまっているこの状況。
ラガンは・・・あれから、記憶喪失になったらしー・・と人々が噂していたりしたけど。
どうやら、あまりのショックで完全に記憶をなくしてしまっていたり。。
ま、別にどうでもいいことだけどね♡
さてさて、今度はどこにいこうかしら♪
-影の鏡編終了ー
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おまけ:
エル樣が、彼らであそんでから後・・・。
魔王や、神々の間では・・・・恐怖の代名詞となった・・・。
シャドウリフレクター・・であった。
その、理由は、簡単である。
影のせいで、実体化する力を失ったり、
はては、下手すると消滅するものさえ、でたのだから・・。
ちなみに、D達が、反乱起こしたのは・・・。
・・・・・・・それが原因だったらしいのであるのだが・・・。
影達は、それぞれ、いろんな場所にて生活している。
・・・ま、そのうちの一つは・・・別の話で・・・。
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あとがき:
かお:さーて♪完全、文庫本と同じ内よ~のこの話!!
いかが、だったでしょーか?
多分、きがむけば、この後のお話も打ち込むのです♪
そっちは、完全オリジナル~♪(←そーか?)
今、エル様は、鏡を使って、さんざん、遊んでますので♪
この度は、いじめられないですむのです♪
それでは♪また、いつか、お会いしましょうなのです♪
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