まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

こんにちわ♪ふふふ♪
猫楽者さんからのリクエスト♪ スレイヤーズ、スペシャル、一巻♪悪役ファイトです♪
ではでは、いってみよぅ!!
ちなみに。ゼルとアメリア、ガウリイ、この三人。そして・・・プラス一名?(笑)
感覚的には・・・。一応、これの本編・・。白銀の魔獣の後なんですけどね・・・(汗)

#####################################


    エル様漫遊記・番外編  第29話  ~悪役ファイト偏~

「うごくなぁ!!」
その言葉にとりあえず足をとめる。
一人の男が僧侶姿の女性を捕らえ、その首筋にタガーをつきつけている。
「動くな!!こいつの命が惜しければ大人しくしろ!!」
面白いことに、それであたしが動きを止めるとおもっているようだけど。
「放して!!放しなさいってば!!」こいつ、絵日記に絶対に書いてやる!!
と思っていたりするミーナだし♪
「あんた!!こんなことして、許されると思ってるの!?
  聖職者にこんなことしてその魂、地獄に引き釣り落として、後世の世まであんたの非道、語り継いでやるからね!」
じたばたもがいているミーナ。
「やかましい!!貴様、それでも坊主のいうことか!」
「巫女だってば!!この際、僧侶もなにも関係ないでしょぅが!!
   人がせっかく説得してあげているのに、無視するなんて!いい度胸してるじゃない!!
   こうなったら、たっぷりと思い知らせてあげるわ!リナさん!!
   こうなったら、あなたはどうなってもいいから、私を助けて!」
ぷっ。
ぷっ。 
あたしが噴出すのと同時に、男も別の意味で噴出している。
「・・・お前・・・本当に僧侶か?」
愕然としてミーナをみてるしvv
ま、ミーナの性格だからね
何しろ、細かいことまで、イラスト付きの絵日記をかいているし♪
そのイラストがまた面白いんだけどvv
「僧侶である前に私は人間よ。やっぱり自分が一番かわいい。」
断言するミーナ。
「ミーナさん!!それでこそ、正義です!正義のために、自分はどうなってもいいなんて!」
アメリアが逆に捕らえていたりするけども。
「・・いや・・アメリア・・そーじゃないんだが・・。」
そんなアメリアを制しているゼルガディス。
「あら♪理解あるわねぇ♪ミーナvv
  あたし達も貴方の護衛、引き受けてはいるけど、自分がかわいいわよね
くすっと笑うあたしの台詞に。
「ちょ!!ちょっとまって!リナさん!!早まってはいけないわ!博愛と自己犠牲の心が必要よ!」
なぜかあわてていっているミーナ。
「あら♪大丈夫よ♪死んでも生き返らせるから♪」
にっこりというあたしの言葉に。
「・・・リナ、お前もできるのか?それ?」
少し驚いてあたしをみてくるゼル。
「あら♪簡単よ♪」
「リナさん!さすがです!」
アメリアがきらきらと目をさせて、あたしをみていたりするけども。
「おーい・・・リナぁ・・・」
なぜかあきれたようにあたしをみているガウリイ。
「ミーナさん!!安心してください!多少傷ついても、それは正義のためです!
  すぐに復活(リザレクション)で復活させてあげます!」 
『そーいう問題か?』
同時にハモる、ゼルガディスとガウリイ。
「じゃ、そーいうことで♪」
「リナさん!!私も悪人の成敗には協力します!」
そういって、アメリア達の手前、カオスワーズは、面倒なのでおいとくとして。
力ある言葉を紡ぎだすあたしと同時に、アメリアもまた、カオスワーズを唱えていたりする。
「まっ!まってぇぇぇぇ!!人質がどうなってもいいっていうのぉぉ!」
必死でなぜか叫んでいるミーナ。

「炎の矢(フレア・アロー)!!」
「爆炎矢(ヴァルフレア)!!」
どぉぉぉぉぉんんんん!!
あたしとアメリアの攻撃呪文の音が静かに響きわたってゆく。


「これで悪が一つ、滅び去ったんですね!!私達の正義の賜物です!」
ぴしっ!
アメリアが夕日に指をさしてポーズを決めていたりする。
「大丈夫か?回復(リカバディ)。」
黒焦げになり、芋虫状態とかしているミーナに回復呪文をかけているゼル。
「あいつらも馬鹿だなぁ・・。リナに喧嘩ふっかけるなんて・・・・」
などとつぶやいていたりするガウリイ。


そんな光景がそのスクリーンにと流れている。
やがて、終わりを示すかのごとくに。
『かくして、悪の犯罪組織、ヘルマスターはリナ=インバースと、その仲間の一行の活躍の前に費え去った。
  しかし、この世に悪があるかぎり、第二、第三のヘルマスターは、いつか必ず現れる。
  負けるなリナ!!戦えリナ!!愛と勇気と真実と友情で、この世の悪をいつか打ち砕くその日まで!』
画面に製作スタッフのスクロールが流れてゆき、静かなBGMとともに、水晶のスクリーンに画像が流れ出てゆく。
会場は拍手の嵐に包まれてゆく。
明るくなったホールの中にひしめく面白い男達。
その数、些細なことに、ほんの数十人。
一応、その格好は一般の村人のような格好をしていたりするが。
「いやぁ、面白かったですなぁ。」
「特にラストの、依頼人のミーナがわが身を省みずに、組織の首領を討て。と叫ぶあのシーン。
   わたしゃ、年甲斐もなく涙してしまいましたよ。」
「・・ありましたっけ?そんなシーン?」
ほのぼのと話している男達。
「ええええいいい!拍手をするなぁぁ!!」
だごんっ!
水晶パネルを叩きながら、叫ぶガルス。
先ほどの映像の中で、ミーナに剣を突きつけていた張本人。
がっしりとしたと人は表現する赤毛の男。
犯罪組織ヘルマスターの元首領、ガルス=ブレイダー。
ま、冥王の名前をつけている割には、弱すぎる組織なんだけど
シーン・・・
その迫力に情けないことに押され、会場は一瞬沈黙していたりする。
天井の方では、『第395回、沿岸諸国犯罪結社連合定期集会』
と書かれているツリ看板がゆらゆらとゆれているが。
「いいか!あんたら!!今回のテーマは、『お楽しみ映画大会』じゃない!!
  我ら、コネクションの脅威となっている、あの極道魔道士の対策会議なんだぞ!
  ちょっとは真面目に対策考えたらどうだ!それでなくても、やたらと正義かぶれの仲間ができてるんだぞ!」
わめくガレス。
「そーはいうがなぁ・・。」
白髪頭の老人が、なぜかいやそうな口調でいう。
「強力無比で見境がなく。たとえ人質を取ったところで、手加減はなし。
  町ごと消滅させたりしても、一瞬で再生などもする、人外魔境の力をもってるらしいし。
  そんな奴をまともに相手にしていたら、それこそ、こちらの身がもちはせん。
  ま、ここは一つ、相手は、地震か台風だと思って、大人しくやりすごしたほうが懸命だと思うがのぉ・・。」
「同感だ。ガルスには悪いが、なぁに、あんただってまだ若いんだ。今からでも遅くない。
  いくらでも人生はやり直しは聞くさ。もう一度頑張って、コネクションを立派に立て直してみせろ。
  今回のことは・・まあ、気の毒だが。
  野良犬にでもかまれたんだとおもって、綺麗さっぱり、忘れることだな。」
こら・・・。
野良犬とは何よ!!
元々は、野良犬も、あんた達人間が飼っていたのを捨てたから、 野生化しているんじゃないのよ!!
ま、狼なんかもいるけどねぇ。
だから人間って自分勝手なのよね
ま、そんなふうに創ったのもあたしだけど・・。
「おかしな慰めかたをするなぁぁ!あんたらは、他人ごとだから、そんな風にいっているけどな!
  俺がコネクションをあそこまでするのに、一体、どれくらいの苦労を重ねたと思っているんだ!!
  養父母の冷たい仕打ちにも耐えながら、文句の一つもいわずに、財産根こそぎぶん取って。」
そこで、目頭を押さえつつ。
「雨の日も風の日も毎日欠かさずに、カロンの花の世話をして、
  初めて実がなって、立派な大麻が出来たときには、それこそ思わず涙したもんだった。
  それからも毎日、売春、強盗、窃盗、恐喝、・・・。
  地道にこつこつ働いて、やっと手下たちに働かせ、これから遊んでくらせていけるな。
  と思ったその矢先・・・・。くぅぅぅっ!これじゃあ、あんまりくやしいじゃないか・・・。」
ガルスの面白いまでの思い出話に、会場の中はもらい泣きをしている人々でたむろしていたりする。
「くぅぅっ!泣かせてくれるねぇ・・。」
「儂も子供のころはそうじゃったよ・・。」
などと賛同している人間達。
「―なら、話は早い。」
今回の議事進行係りである、デュオス・コネクションの若き総帥。
デュラン=バルザーク。
黒い髪と鷹のような目をしている男性の澄んだ声が響き渡る。
「いずれにしろ、あれを見過ごしにするわけにはいかん。
   このままでは、我らの面目も多端氏、ここで奴を付け上がらせれば、
   第二、第三のリナ=インバースが生まれんとも限らんからな。
   ともあれ、我々は、いかなる手段を使っても、あの娘を葬りさらねばならん。」
とことん無駄なことを話し合ってるしvv
「・・確か、噂では魔王にも勝ったとかいう噂があるぞ??」
なぜかつぶやいている盗賊その一。
そんなつぶやきを無視して。
「その方法だが・・。いきに人質をとられようにも、動じることのない娘がその人質が自分の身内ならばどうかな?」
ガルスが問いかける。
その言葉に、顔をしかめるデュラン。
「以前、セイルーンのある組織がリナ抹殺のために、同じ案を出して、あの娘の故郷に腕利きの部下を数人送り込んだ。
   ということがあったらしいが・・。」
「―どうなった?」
「部下は誰一人として返ってこずに、現地の組織に、状況やあいつの家族のことを問いあわせても、一切ノーコメント。」
「・・・心霊現象みたいな家族だな・・。」
「とゆーか、ゼフィーリアに入る。という事態が無謀なのでは?」
一人のつぶやきに、全員がうなづいていたりするが。
「・・あそこの人間・・・人間じゃないからなぁ・・。」
「何しろ、デーモンですら、全員、赤子でも素手で倒せるらしいしな・・。」
「俺の知り合いが、この前、あそこの山の中で、まだ幼い子供が、大きな岩を砕くのみたって話してたぞ?」
「何しろ、いきたくない場所、ナンバーワン!そんなところによく・・。」
「とゆーか、家族のもとに・・たどり着く前にやられたんじゃないのか?
   あそこの人間・・噂では、手加減一発岩をも砕く。そういった人間らしいし・・。」
そんなほのぼのとした会話を繰り広げていたりするが。
「こ・・こほん・・・」
そんな会話をさえぎり、デュランは咳を一つ。
「ともかく、結局、セイルーンにあったその組織はリナにつぶされ、あいつは、今も生きている。
  それに・・今からゼフィーリアに向かわせたところで間に合わん・・というかあそこにいきたい。というやつがいるのか?」
デュランの問いかけに。
シィィィィン・・・・
面白いまでに静まり返る会場。
「そこで・・だ、ガルス、お前自分の手で復讐する気はあるか?」
「もちろんだ。」
きっぱり言い切っているガルス。
あらあらvv
心の中では、嫌だといっているのに、体面考えて言い切っているし
なんて楽しいの
そんなガルスに満足そうにうなづくデュラン。
「なら、話ははやい。あいつと戦ったことがあるのはこの中では、お前だけでもあるし。
   今回の【リナ=インバース暗殺作戦】その計画は全てガルスに任せて、
   各コネクションはそれぞれ、その規模に応じて、彼に援助をする。それでどうだ?」
面白いことに、いやいやながらもうなづいている一同。
というか、ここにいる人達って・・♪
あたし、子供のころから、ちょっかいかけてる輩が多いけど
部下Sのところにいった帰りとかに、よく足りないから、ちょっぴし遊んでたのよね♪
この星中で♪
ま、楽しくなりそうね♪こっちは




「・・・で?どうするのよ?リナさん?」
ミーナがじと目でいってくる。
海辺にある小さな宿屋。
その一階の食堂でのこと。
開いた窓から、夜の空気と潮風がここちよく入り込んでくる。
「何がですか?ミーナさん?」
もぐもぐもぐ。
アメリアがウインナー片手に聞き返す。
そして、ベイオ鮫のシチューをすすっていたりするが。
「多分、この前、組織、一つつぶしたことだと思うが?」
ゼルガディスがその問いに答えていたりする。
「ミーナさん!!貴方の尊い自己犠牲のおかげで、悪の組織が壊滅したんです!それを喜ばないでどうするんですか!」
アメリアが断言していたり。
 「・・・いやぁ・・・根にもつだろ??・・・・普通・・・呪文であそこまで黒こげにされたら・・。」
ガウリイが何やらつぶやいているが。
「当然です!あの時のことは、きちんとイラスト入りで、日記につけて、毎晩寝る前に一人で朗読しているんだから!」
『・・・・・・。』
なぜか絶句しているゼルガディス。
「何なら、見る?その日記?」
「いい。何回も見せられてるしな・・・・」
疲れたようにいっているゼル。
はっきりいって、ミーナのかいている絵は、稚拙ながらも、結構面白いものがあるからねvv
おどろおどろしい感じで、アメリア達も書いてあるしvv
それみたとき、面白いことに、ゼルガディスは立ちくらみ起こしていたしね
「それはそうとして。この辺りの組織、やたらと仲間意識が強くて。変な連合組合つくってるのよ。」
とび色の瞳で身を乗り出してミーナはいってくる。
ミーナの髪は、金色の髪だけど。
凄烈なまでの金色ではないけどね。
「何てこと!そんな連合、直ちに壊滅すべきです!さあ、今こそ、正義の仲良し組みの出番です!!」
「・・・だから、それやめろ・・・。」
アメリアが、
だんっ!!
と机の上に足をのせ、言い放つ。
片手にたこさんウィンナー突き刺しているフォークをかざして。
そんなアメリアに疲れたように止めていたりするゼルガディス。
結構いいコンビよねvv
アメリアとゼルって
「・・・ひょっとして・・。もし、近隣の組織が総がかりで敵討ちにやってきても・・、壊滅させる気?」
あきれたようにいうミーナ。
「それこそ手間が省けます!!何にしろ、この世に悪をのさばらしておくわけにはいきません!」
「アメリアさん!この私をロール・シティまで護衛するだけ仕事なのに、
    どうやったら、必然的に組織とトラブル起こせるんですか!」
「決まってます!正義の心が呼ぶからです!さあ、ミーナさんも、あの正義の星にむかって、正義を貫きましょう!」
「ま、リナに声をかけたあの男のやつが悪かったんだしな。」
 もぐもぐもぐ。
ステーキを平らげつつ、ガウリイが話しに入ってくる。
よりによって、このあたしをナンパしてこようとしたやつがいたのよね
当然、その場で攻撃呪文、解き放って、身包みはがして、簀巻きにして、ほっておいたんだけど。
アメリアがそんな男に問いただし、組織があるのが判明するや否や。
そのまま、アメリアの押しで、・・ま、あたしは面白いからオッケーしたけどvv
犯罪組織ヘルマスターの壊滅と相成ったわけなんだけどねぇ。
だんっ!
「そんな悠長なことをいわないでぇ!!」
「ぐ・・ぐるしい・・・・。」
テーブルごしに、ゼルガディスの首筋をつかんで、がくがくゆするミーナ。
「寺院のお使いなんてね!滅多にあるもんじゃないのよ!折角それが運よく回ってきたのに!」
というか、絵日記。
毎日のように上司に見せてたら・・・それは、脅しと捉えられてもしかたないでしょうに
「あの歪んだ色気なしの閉鎖社会を飛び出して、一般人のふりして、男だまして物かわせたり、
    死ぬほどお酒をのんで、くだを巻いたり。そういう普通の女の子がやりたかったのにぃ!それを・・それぉぉ!」
あ、ゼル、顔が真っ青になってる
口から泡吹き出してるしvv
「ミーナさん、大切なことが抜けています!!やっぱり女性は男性に驕ってもらうのが普通です!」
アメリア、どこか視点がずれてない?ふふ
「これじゃあ、ろくに羽も伸ばせないじゃないぃい!他にもいろいろとやりたいこといっぱいあったのにぃ!
  ばくちやったり、各地のおいしいものたべて!温泉入って・・・。」
未だにがくがくとゼルをゆすっているミーナは取り合えずおいとくとして。
「お♪リナ、次の料理がでてきたぞ
次の料理が運ばれてくるのをみてにこやかにいっているガウリイ。
「リナさん!!その蟹は私が目を付けていたんです!」
「あら♪これは、あたしのよ
そんなほのぼのとした食事風景が繰り広げられてゆく。



さ・・て♪
こっちは・・っと♪
あら、デュラン、迷ってるし
昼間の会合の結果により、各組織からガルスのもとに、資金援助や物資の補給がなされている。
ガルスの元には、その気になれば、小さな国程度なら、喧嘩ができる程度の物資がそろっていたりするけども。
「・・・・ガルス=ブレイダー・・奴にリナ=インバースが倒せるか?」
なぜか冷や汗かきながらいっている。
心の中で、あたしに関しての様々な噂を駆け巡らせているけれど。
ま、あたしがその気になったら、こんな星どころか、世界も何もかも全て
飽きた時点で消滅させるってこともあるかもね
まあ、人間というものは、あたしに対して、面白い噂を創り出しているもので
笑えることに、部下Sのやつの腹心の一人、魔竜王ガーヴが人間の魂を狩り集めるたるに人の姿に変化しているとか♪
ま、確かに、今あいつは、人の心と混じっているけどね
あと、ほんの先日の、五百年前に滅んだレティディウス公国の大魔道士で、
死んでいるのだが、そのバンダナに残留思念を残して、主を操っている。
というものもあったりして
「・・・そのどれもが信憑性が高いからなぁ・・・。」
などとつぶやいていたりする。
、あたしは、全てであり、そして、全てでない存在だからね♪
全ての混沌を作り出し、それらを全て抱擁する存在なわけだしvv
中には、面白いことに、このあたしが【天から堕とされた存在】と伝えているところもあったりするけどね
彼らの中で定期的に発表されているあたし達の進路。
ちょうど、彼の組織の本部の近くを通る予定vv
ま、ほっといて、ガルスが勝てる見込みなんて、絶対にないしvv
それは、デュランも同感みたいだけどね
「・・・ガルスと手を組んで叩くか・・・。 ・・・大人しくしておくか・・・。」
ま、大人しくしてても、手を組んでもvv
ほっとかないけどね
それとなく、アメリアに盗賊の本部があるって聞かせればいいしvv
アメリアの意見とあたしの意見が一致したら、まず誰も逆らわないしね♪
立ち並ぶ倉庫のその一ブロック。
そこに届いている武器や装備の数々。
「―完璧だな・・しかし・・。」
ガルスの元には、人員がいなかったりするし

『計画一:リナ=インバースに道を尋ね。隙を突いて攻撃する。
       欠点、以前に一度、顔を見られているので、覆面で顔を隠す必要有。怪し過ぎて見破られる可能性あり。
 計画ニ:リナ=インバースの寝込みを襲って宿に火をつける。欠点、魔法であっさりと逃げられる可能性、大。
        なおかつ、この辺りは、デュランの縄張りなので、大火事にでもなったら、困ることになる。
 計画三:やっぱり怖いので、リナには手を出さないで、皆には謝る。欠点、あやまって済む問題ではない。』
 
ぐしゃぐしゃ。
ぽいっ!
「だぁぁ!駄目だ!!駄目だぁ!」
計画をかいている紙を投げ捨てていたりするし。
始めのころは、あたしを【いかにして襲撃するか】の案だったのが、最後には、いかにして余生をつつがなく生きるか。
というのに代わっていたりする。
しかも、丁寧に、アトラスかクリムゾンの近辺で、どれくらいのお金で生きていけるだけの畑が手にはいるか。
など、計算していたりするし
「駄目だ!こんなことでは、リナ=インバースは倒せないぞ!」
というか、土台、無理だってば♪
このあたしを倒すことなんて・・くすvv
「落ち着け・・よく考えろ・・ガルス。」
ぶつぶつとつぶやいているし。
あ~♡楽しい
「奴に呪文を唱えられればおしまいだ。となれば不意打ちしかないが・・。
   あいたが並の鈍い魔道士ならば、のたのた呪文を唱えている間に、
   ボウガンの一発でもかませられるが、それで終わりなんだが・。戦士としての腕もあるしな・・・。」
というか、あたし、全てにおいて、何でも出来るんだけど
それに、呪文なんて、言わなくても使えるんだけどvvいろいろな力vv
そんな面白いまでの無駄な試行錯誤を繰り返し。
やがて夜がしらじらと明けるころ。
「よし!こいつを処分して、人を雇おう!」
うずたかく積まれた物資の山をみつつ、ガルスはつぶやいていたりする。
あらあらvv




「あんた、儲け話は嫌いか?」
あら
ゴットンが男に声をかける。
「―儂のことかな?」
「デュランさんの名前は知っているかい?」
「この辺りを束ねるボスだと聞いているが?」
「そうともよ。」 
そういって、隣に腰を降ろす。
面白いことに、ガルスはデュランに人集めの協力だけを要請していたりする。
そして、その費用はすべてガルスもち。
捜すのは、魔道士・・・ならば、魔道士には、魔道士を。
何とも、単純すぎる発想であるが。
「ところであんた、魔道の腕はどのくらいだ?」
「ふ・・。魔道において、このゼルガディスにかなうものはいない。」
あら♪
ゼルが聞いたら、怒るわねぇ
「ほう・・そいつはたいしたもんだ。人を一人、片付けてもらいたい。
   前金でこれだけ。相手を始末できればこれだけだそう。」
テーブルの下で指を立てていたりするが。
「ほう・・・ずいぶんとうまい話だな。手ごわい相手か?」
「魔道士さ。組織に逆らったやつでね。正直いって、他にも刺客は雇われている。
   他の連中があんたより早くそいつを始末しちまえば、あと金はそいつのもんになっちまう。って寸法さ。」
「なるほど・・相手は?」
「小娘さ。」
いいつつ、一枚の紙を取り出している。
「むぅ!?」
そーいや、この前、こいつ、アメリアと一緒にちょっとしたことで関りがあったしね♪
「どうした?知ってるやつか?」
「無論だ!」
面白いことに、憎悪の表情でいっているし。
「かつて、この儂、ガルムート=ハンニバルに屈辱の味を舐めさせた、小娘よ!」
「が・・ガル?あんた、さっき、ゼルなんとかって、いってなかったか?」
というか、こいつ、自分の名前・・・忘れてるからねぇ
「儂の名前などどうでもいい!!この仕事、確かに受けたぞ!」
「そ・・そうか。ともかく、これが前金だ。」
あっけにとられつつ、名前は分からないが、とりあえず何とかなる。
と思い前金を渡しているし
それに、何かあっても、見つけ出すのは、簡単そうだし。
ちょっと聞けばいいだけのこと。
―牡羊の頭蓋骨をかぶった魔道士を見なかったか?と。
そんなことを思っていたりする。
楽しいvv
 


「リナさん?」
アメリアが聞いてくる。
「見られてるな。」
ガウリイがつぶやく。
「だな。」
ゼルがいうのと同時に。
「久しぶりだな。」
声がしてくる。
「ああ!!あんたは、あたしに剣を突きつけて、こともあろうに、あんなことやこんなことをしようとして、
   リナさんとアメリアさんに呪文であたしまで巻き込まれて、吹っ飛ばされたやつ!」
「誰があんなとこやこんなことをしようとしたかぁ!」
ミーナの言葉に突っ込んでいるガルス。
「なあ、リナ、こいつ・・誰だ?」
ずごっ。
あ、楽しい
ガウリイの言葉に、盛大にこけてるガルス。
あ・・・相手にされてない・・。
そんなことを思い、なぜか涙を流しているガルスだけど。
あきれたような顔でガウリイをみるゼルガディス。
「お前なぁ・・。
   この前の組織の頭だよ。ほら、あんなに弱いにもかかわらず冥王のサブネーム、ヘルマスターを名乗っていた。」
さらり。
的確に表現しているゼル。
「う・・うるさぁぃ!今日はお前たちに警告を!」
「まだ正義の心に目覚めていないんですね!!
   こうなったら、ずっと耳元で改心するまで、正義についての心構えを伝授してあげます!」
アメリアの言葉に引いてるし。
そんなアメリアを無視してずんずん近づいているミーナ。
「ま・・・まて!人の話を!」
ぼくべしっ!!
ミーナの持っていた、そこいらの人の頭よりも少し大きめのブロックではたき倒されるガルス。
かなり、根にもってたからねぇ
こんなはずじゃなかったのに・・・。
自分で立てていた予定が狂い、いじけているガルス。
「それで?警告とはなんだ?」
ゼルガディスが冷静に聞き返していたりするが。
頭の三分のニ以上の些細なタンコブつくり、なぜか頭から赤いものを流しているガルスに聞いている。
「ふっ。知りたいか?」
ガルスの言葉に。
「言わないんなら、それでいいんですあれを口いっぱい押し込んで、服の中に流し込んで・・♪」
うきうきとしていっているミーナ。
ミーナが視線で示しているのは、どこにでもある馬のふん。
「わ・・・わかった!俺が悪かった!全部話す!全てはなす!」
「すごいです!それでこそ正義です!」
アメリアがそういって、正義の心構えをぐるぐる巻きに縛っている、ガルスの耳元でずっと言い続けていたりもするが。
「それで?」
ゼルが促すと。
「この前、ここいらの組織があんたを倒そうっていう話しになって。
    それで魔道士たちにあんたを襲わせるって話になったんだよ。」
もちろん、計画の指揮を取るのは他ならない俺自身なんだが、
といいかけようとするが、今ここでいうのは、殺してくれ。といっているようなものだからな。
と思いとどまっていたりする。
「それで?何でわざわざ言いに来るんだ?」
のほほんというガウリイ。
「つまりは、見せしめだ!これは、組織の報復なんだという世間ほの知らしめのためにだな!」
「あら♪見せしめっていうんなら、いい手段があるじゃない♪」
あたしの言葉に。
「リナさん?何がですか?」
アメリアが聞いてくる。
「こっちには、人質vv」
その言葉に。
ぽん。
「そうですね!悪人には、人権なんてなきに等しいんですし!!
  ここは一つ、大きな悪のために犠牲になってもらいましょう!そうして、真人間になってもらいましょう!」
アメリアが断言し。
「・・悪人に人権ないって・・・・」
ゼルがつぶやく。
「・・・ゼフィーリアにはそーいう法律・・まじであるそうだぞ?」
ガウリイがぼそぼそといっていたりするし。
「ってことは、どんな扱いをしても、かまわないってことよね!」
ミーナがにっこりとわらう。
かなりキレてるわね
「し・・しまったぁぁ!」
なぜか、ガルスの悲痛な叫びがこだましてゆく。
 

かきかきかき。
「ミーナ、何で、鎌まで書いてるの?」
「イメージです。」
かきかきかき。
「あ、何かリナさんに鎌、似合いますね
「・・・・アメリア、これ毎晩朗読される身にもなってみろ・・。
   リナがいないからって俺達にとばっちりがきてるんだが?」
「そーいえば、そうですね。でも、私一度寝たら、何があっても、起きませんから!」
威張っていっているアメリア。
ミーナは襲ってくる刺客のことごとくを、絵日記にしたためていたりする。
それを毎晩、ガウリイやゼル、そしてアメリア、ガルスの耳元で、朗読しているのだが。
あたしは、大抵、夜はいないし♪
ちょっと、宮殿に戻ってたり、部下達の視察にいったりと♪
いろいろと忙しいのよね
ミーナがかいているのは、みせたことがないのに、あたしが大鎌を持って突き刺していたりする姿だったり
まあ、棘つきハンマーや、スコップなんかでは突き刺したりしたけど・・・刺客達に♪
ミーナは今の様子を簡単に手帳に書き込むと。
荒縄をぴょこりと引っ張る。
その先には、ぐるぐる巻きに縛られているガルスの姿。
「しっかし、あんたも運がいいなぁ。たいしたことのない連中が、散発的に襲ってくるだけだから。
   そうでないと。絶対に盾代わりだからなぁ。」
「あら♪ガウリイ、分かってるじゃない
「ま、側にいたら、検討つくさ。」
何ともほほえましい会話をしているあたしとガウリイ。
「ううう。何てこったい。これじゃ、さらし者じゃないか・・・」
なぜか涙を流しているガルス。
「あら、さらし者なんですよ。自覚と自身をもってくださいね
にっこりといっているミーナ。
「それから、このこともちゃんと日記につけてあげているから、元気だして歩いてね)」
「何いっているんですか!恥ずかしい思いをすれば、確実に悪事から足を洗いたくなります!
   さあ!今こそ心を入れ替えて、真人間になるんです!」
あるきつつ、ずっと言い続けているアメリア。
かなりなぜか精神的にまいってきているガルスだけど。
   

「まつがいい。」
後ろから声がする。
「あ!!あなたは!」
アメリアがいう。
「あんた・・前の・・・よく生きてたなぁ。」
ゼルガディスが感心していたりするが。
確か、これで三度目vv
なぜか、一度目のときのこと、記憶なくしてるのよねvv
こいつは♪
アメリア達が関ったのは、二回目のときだしvv
その容貌にあっけにとられているミーナとガルス。
「いつぞやは、よくもこのゼロスをこけにしてくれたな。」
「へえ。生きてたんだ。こいつ。」
ガウリイまでもがそんなことをいっていたりするが。
「笑止!!この千の偽名をもつ魔道士、グレアム=ブランダラを、あの程度の呪文(だよな?)で倒せると思ったか!」
黒いマントをぱさりと翻しつつ言い放つ。
「千の偽名って・・・真実の名前を忘れている・・と。」
かきかきかき。
ミーナがメモをとっていたりする。
「で?何をするきなんですか?」
「あの時の決着、つけに来たとかいうロクでもない理由じゃないだろーな?」
あきれたようにいうゼル。
「なかなか察しがいいな。ならば話ははやい。」
「あら♪じゃ、やりますか♪」
「リナさん!こんな街中でやる気ですか!」
アメリアがいってくるけど。
「あら♪結界張ればいいだけだしvv」
『いや・・だけって・・・。』
ガウリイとゼルの声が重なり。
「リナさん、流石です!」
きらきらと尊敬の眼差しであたしをみているアメリア。
「それじゃ♪」
ぱちん♪
あたしの指を鳴らす音とともに、辺りから人気がなくなってゆく。
ちなみに音とかもぱったりと途絶えていたりするけど、それはそれ。

『えどわ!?』
なぜかわけのわからない悲鳴を上げているガルスたち。
ゼルガディスは、ゼルガディスで。
「・・・人間でも結界・・創れるのか・・・。」
などと感心していたりする。
「それはそーと、リナさん、これ・・何ですか?」
アメリアが辺りの様子をみていう。
「ああ♪そのままだったら面白くないから。この空間、水で満たしているのよ♪
   アメリア達の周りには、空気があるから大丈夫だから気にしないで♪」
「そうなんですか。」
あたし達の周りには、たぷたぶと満ちている海水。
「いや・・アメリア、納得している場合か?」
「おぉぉぃ・・リナ、あいつら・・おぼれてるぞ?」
なぜか、息ができなくてもがいているガルスたちだけど。
「なっさけないわねえ。水中で、息をする手段くらいもってなさいよねvv」
『いや、それ無理(だろ)(でしょう)。』
なぜかきっちりと、アメリア、ガウリイ、ゼルガディスの声が一致する。
ミーナは、その様子を嬉々としてメモしているが。
   
数分もしないうちに。
勝負はあっさりとついているし。
それというのも、なぜかたったの数分で、水の中で窒息死しようとしてるし。
こいつらってば・・・根性がなってないわねぇ・・・・

「ぜぃぜぃぜぃ・・・。」
とりあえず、アメリアとゼルがなぜか気の毒がって、復活の呪文を唱え、事なきを得ている彼ら。
「リナぁ、手加減くらいしろよなぁ。」
ガウリイがあきれたようにいっている。
その言葉にはっと顔を上げているサウザンド。
「リナ・・まさか、貴様、リナ=インバースなのか!?」
驚愕の表情していたりするけど。
「あら、始めに名乗ってたけどvv」
「??あったことがあるか?この前、以外に?」
「うーん。混沌の霧(カオスミスト)で記憶失ったか・・。人間ってもろいわね・・。」
あたしの言葉に。
「・・・・リナ、それひょっとして・・・。」
なぜか顔色が悪いゼル。
「そvvギガスレイブと同じ力の元vv」
「それ、やめろぉぉ!!」
なぜか悲鳴を上げているし。
「ちぃぃ!そうとしっておれば、始めから、謝っていたものを!」
『根性ないやつ。』
同時にいっているガウリイとアメリアとガルス。
「ということは、あなたは、正義の心に目覚めたのですね!すばらしいです!」
きらきらというアメリア。
「いや・・というか、実はわが妻がお前の大ファンでな・・・。」
その言葉に。
「・・お前、妻がいるのか!?」
驚愕しているガルス。
「ミリちゃんって呼んでいるのよねvv」
「なぜ知ってる?」
こいつの妻って・・ミリエーヌなのよね
「ま、それはともかくとして。旅先であんたにあったらサインを貰ってきてくれ。
  などと頼まれていておってな。すまぬが頼むぞ。」
いいつつ、サイン色紙を取り出していたりする。
「あら、いいわよvv」
かきかきかき。
「・・何かリナさん・・慣れてません?こーいうのを書くの?」
「ああ、よくいるのよ。あたしのサインが欲しいとかいう。部下達が。」
「部下?」
「気にしない、気にしないvv」
さらりと受け流しておいて。
「はい。」
そのまま、色紙を渡しておく。
こいつをからかうより、もっと楽しいことがあるしね
「すまん、感謝する。」 
そういって、アゼンとしているガルスをほっといて、そのまま、その場を立ち去っていたりするけど。



「―戻ってこないな。」
どうするか、動くかどうか。
とまどっているデュラン。
「おーほっほっほっ!とりあえず、全員につなぎを取ってみることね!」
高笑いの声とともに、紡ぎだされた言葉に。
「何か策があるのか?」
「ふん。このナーガ様に不可能はないのよ!」
その自身のある言葉に、まんまとだまされているデュラン。
こいつ、リナ=インバースに勝ったことがある。
とかいってるし・・。
嘘ではないみたいだからなぁ。
などと思いつつ。
ナーガのいうままに、連絡をとっているデュラン。



「あんた、忘れられてるんじゃないのか?」
ガウリイの言葉に。
「うううう・・・・・。」
いまだにさらし者となっているガルスがなぜか涙で抗議する。
「ま、あーいう連中は、仲間意識が強いか、それか、あっさりと見捨てるからしいですからね。
   まったく。正義はどこにいったんでしょうか!」
などと憤慨しているアメリア。
そんな何とも普通の会話をしつつ、森を歩いているあたし達。
あれから、数日経過していたりする。
目指すロール・シティはあとわずか。
そんな中。
「おーほっほっほっほっ!!」
森の中より笑い声が響いてくる。
「何だ?!・・・・うわっ!」
「ゼル!ひっばるなぁ!」
面白いことに、崖に足をとられて、落ちそうになってるゼルガディス。
そして、引き連れて、ガウリイまでもが落っこちてゆく。
ま、ここは、低いしvv
「ああ!!ゼルガディスさん!ガウリイさぁぁん!」
メリアがいう。
そして。
がさり。
聞こえてきた音の方をみてやり・・・そして。
「・・・・・あれ?姉さん?」 
「あら、アメリアじゃない
出現するナーガにアメリアが多少驚くが。
「姉さん、また道に迷ったんですか?」
「そうなのよ。ゾアナ王国の現状調べようとして、ちょっと情報、仕入れにいったら・・。
   また、もどれなくなってたりするのよね!これがまた!おーほっほっほっ!」
そんな姉妹の会話に。
「・・・・・・・・・・・・お前・・裏切ったなぁ!」
ガルスがわめいていたりする。
「あら、私は始めからそのつもりだったわよ
  あんた達が集めた魔道士には、相手がリナだって、話したらあっさりと逃げていったしね。
  そうして、お宝、全てゲットするためにね!おーほっほっほっ!」
「姉さん!敵の懐に入り込んでの陽動作戦!流石です!」
アメリアが尊敬の眼差しを送るとともに。
「・・・・まさか、こういうことだったとわな・・・。」
がさり。
茂みからデュランが出てきたりしているが。
しかし、その檻を台車で引いて歩いている姿は結構笑えるものがあるわね
そして、ほのぼのと会話をしているあたし達の前で立ち止まり。
「行け!!ヴーゼバム!こいつらを一人残らず引き裂いてしまえ!」
その声とともに、彼の作った合成獣が檻から現れるが。
「カオス・スピリット♪」
ぱしゅvv
「・・・・・・・・・・・・・。」
真っ青になっているデュランとガルス。
あたしの言葉と同時、瞬時のうちにと掻き消えるそれ。
「リナさん、身もふたもないんじゃ・・・。」
なぜかつぶやいているアメリアに。
「ま、リナだしね。」
それですませているナーガ。
しばし、デュランは絶句してたりするけども。
そして、はた、と我にと戻り。
がしっ!
「逃げるぞ!!ガルス!」
いうなり、ガルスの縄をつかんで、がけ下の川にと飛び込んでゆく。
「あら♪逃がさないvv」
「ちょっとぉぉぉ!リナ、いきなりはやめなさい!」
「うきゃぁ!?」
「何これぇ!?」
いきなり、空間が歪み転移する感覚に叫んでいるナーガ、アメリア、ミーナ。
その刹那、あたし達は彼らの前にと出現する。


こきん。
なぜかそのまま、川の中で石化している二人だが。
ナーガはガルスが流している血をみて、気絶してるし。
「・・あ、ねーさん、流されてます。・・ま、ね~さんだから大丈夫でしょうね。」
どんぶらとながされてゆくナーガをみつつ、のんびりとそんなことをいっているアメリア。
やがて。
ナーガの悲鳴が聞こえてくるが。
そーいえば、この川の先・・・滝になってたわね

「おおおい!!リナ!!」
「無事かぁ!アメリア!リナ!」
ぱしゃぱしゃばしゃ。
丸太を二人でこぎながら、こちらにやってくるガウリイとゼルガディス。
「あ、こいつら!」
ガウリイが思わず殺気を飛ばしているけど。
そのまま、ガウリイの殺気に気絶していたりするガルスとデュラン。
「じゃ、今のうちに、捕まえましょう!」
ごんっ!
捕まえるときに、ミーナに思いっきり丸太があたり、・・・あ♪ガルスたちにも当たってるし
「うきゃぁぁぁぁあ!!!」
「あ・・流された
「リナさん!!助けないと!」
「おー、よく流れてるなぁ。」
「ガウリイ!そんな問題かぁぁ!!」
ミーナの悲鳴と。
たし達の何ともほほえましい会話が、しばらく川岸に響き渡ってゆく。
 
ぐったりとしたミーナにアメリアがリザレクションを施して。
ま、死んではないしvv
そのまま、町まで一気に移動する。
「なあ、リナ?思ったんだが・・・。先に彼女送り届けてから、退治すればよかったんじゃないのか?」
「とりあえず、悪は退治できたからよしとします!」
「じゃ、次は、ここの隠し神殿だな。」
「そねvv」
実は、ここ、ロール・シティ。
知る人は知っているけど、町外れの一角に、この地下にある隠し神殿の入り口があるのよね
だから、ゼル、アメリアがミーナの依頼、
『困っている人を助けるのは、当然のことです!』
というのを受けたにのも反対はしなかったしvv
ま、ここには写本はないのは、だまっておきましょvv
とりあえず、二つの組織からすべてお宝は回収したから、しばらく資金には困らないしね




ミーナが滝を流れ落ちてゆく映像が流れてゆく。
『かくして、悪の犯罪組織、デュオス・コネクションもリナ達一行の活躍の前に費え去った。
   しかし、この世に悪があるかぎり、第三、第四の悪の組織はいつか、必ず現れる。
   頑張れ、リナ!まけるな仲良し四人組み!!
   正義と愛と団結で、この世の悪をいつか討ち砕くその日まで!』
そして、流れるエンディング。
テロップに、会場中に拍手喝采がまきおこる。
「いやぁ、今度のも、面白かったですなぁ。」
「特にラストの依頼人のミーナが面白かったですなぁ。」
「だぁぁぁぁ!!!拍手喝采をするんじゃないぃぃい!!
  今度こそ、今度こそ、リナ=インバースとのその仲間に、死の制裁を加えるるのだぁ!」
包帯だらけになって、わめいているデュランの言葉に。
全員、なぜか【二の舞はゴメン。】と思っているようだけど。
根性ないわねぇ
面白いから、かかってきてもオッケーよvv
ガルスは、滝つぼに落ちて魚に食べられてたしねvv
水晶スクリーンの隣でただ騒いでいるデュランとは裏腹に、拍手の嵐はずっと朝方まで続いてゆく。
 


「・・ちっ。なかなか手がかりないな・・・」
ゼルが舌打ちする。
「だったら、ゼルガディスさん?セイルーンに来ませんか?王宮の中にはいろいろいと資料ありますよ?」
「・・・・そーいや、アメリア、それでもセイルーンのお姫様だっだんだよな・・・」
しばし考え込み。
「なら、いってみるか。」
「じゃ、次の目的地は決まりねvv」
「でも、まだ他にも道すがら、確かめたい場所があるからな。俺一人でもいくが?」
ゼルの言葉に。
「何いってるんですか!!ゼルガディスさん!水臭いです!私達、正義のなかよし組みじゃないですか!」
「だから、その呼び方はやめてくれぇぇ!!」  
ゼルの懇願する声が地下道にひびきわたっていたりするけど、それはそれ

ふふ♪
このメンバー、たのしめそうよねvv



                       -悪役ファイト偏終わりー


     TOP    BACK    NEXT




#################################### 

 あとがき:
     薫:・・・・打ち込み始めたのは・・・六時・・・・。
       で・・終わったのが・・十一時・・(汗)
       うう・・・邪魔しないでぇ!!ルナぁ(涙)
       それと・・母親・・。
       しくしくしく・・・。
       アイテムの場所が分からないからって・・・。
       呼ばないでよぉぉ!!たびたびにぃ!!
       しかも、そのときに、装備とかもやらすし・・・。
       よくしかしそれで進んでるよなぁ・・・。
       ただ今、うちの母、ドラクエ4をやってるんですが・・。
       分からないからといって、私を呼びます・・(笑)
       その前は、ポポローグ、その次がアークザラット。
       そーいえば、アークは、2で、魔法のレベルも上げずに、
       ラスボスまでいってるうちの母って・・・(汗)
       それで勝てるわけもなくて、最後ばっかりやって・・・。
       ・・・あきたらしい・・・(汗)
    姫:・・まったく。それが理由になるの?
      確か、今日中には、漫遊記の五巻分。
      それと、私の小説行く予定じゃなかったの?(はあと)
    薫:・・しくしくしく・・・。
      すいません・・。
      とりあえず、これ、投稿したら(こらまて!)
      本編には取り掛かるつもりです・・・。
    姫:早くねvv
    薫:・・・・はい(涙)
       それと、この場を借りましたて(はあと)
       ここから、私のホムペに飛んでくださっている皆様。
       おかげさまで、二万ヒットしました♪
       何と計算したら!
    姫:・・・暇人・・・・。
    薫:しくしくしく・・。
      一日、84人!の計算です!
      ま、ここ、『書き殴り』のように、一日千人はざらな場所とは。
      比べものにもなりませんがね(汗)
      とりあえず、皆様、あんなつたない駄文サイトを訪れていただき、
      ありがとうなのです!
      この場でお礼をば!
    姫:・・で?続きvv
    薫:はぃぃぃい!!
      それでは!
    姫:あ、まだこれ、どんどんリク、受け付けてるからね♪
    薫:今回は、猫楽者さんのリクエストでした!
  薫&姫:それじゃ♪



   TOP    BACK    NEXT