こんにちわ♪今回は、Yuppyさんからのリクエスト♪
スペシャル14巻の遠き日の決戦♪ではでは、いってみるのです♪
ふふふふふ♪
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エル様間漫遊記・番外編 ~遠き日の決戦偏~
「たまには、こんな依頼もいいわよね♪」
なぜか、大きくクレーターと化して黒い墨のような物体が転がっている中で。
あたしは、ちょっとした大きさの壷を手にとってみる。
― 盗賊達に盗まれた家宝の壷を取り返して欲しい。あれはいいものだからな ―
近くの町の、マクベインの依頼はそんなところ。
やっぱり、人間ライフやっているからには、こうやって、人間たちの依頼をこなしていくのも楽しいし♡
今度から、チョクチョク、他のところでもやってみましょう♡
それに、ユニットがやってるみたいに記憶封印して、普通の存在になってみるってやつ。
そういうのも面白いし♡
何回かやったことあるけど、あれも結構面白いからねぇ♡
とりあえず、その近辺の盗賊達は。
ことごとく壊滅し、彼らが集めていた品物もすべて没収し。
最後に残していたこの肝心な盗賊のアジトを今日、襲撃し、依頼の品を手にしているあたし。
結構盗賊いじめも楽しいのよね♪
部下達をお仕置きするのとはまた違って♡
山の中で、いかにも【見つけてください。】とでもいうように、焚き火を囲んで、本日の戦利品を山分けしていた彼ら。
とりあえず、品物には被害がでないように、ちょっと、虹の深遠(レイン・シャワー)を降らせただけで。
なぜか辺りはクレーターと化し、人間達は黒い塊と成り果てていたりする。
深遠の闇の部分の虹の炎の力を使っただけなのにね♡
あたしの手にしている壷の底には。【狐と梟の刻印。】が施されている。
これが依頼の品。
そのまま。
とりあえず、その壷をそこにおいておいておいて、あたしは残りの品物をすべて袋の中に入れてゆく。
といっても。
指を鳴らしただけで、その袋の中に吸い込まれているけども。
結構便利vv
次元式のこの袋vv
わざわざ持ち運ぶ必要が全然ないしね♡
どんなにでも入るし♡
― ひゅ…ぱきん。
そんなあたしの後ろで。
風のなる音と、壷の壊れる音。
「―くっくっくつ。ついに見つけたぞ!リナ=インバース!」
声をかけてきたのは若い男。
暗く佇む森を背に佇んでいる人影一つ。
その手には、小さな石を投げたり受けたりとしながら笑っていたりするけども。
石を投げつけて、その石で壷をわってたりするし。
「―覚えているか?俺のことを?」
そういいつつ、こちらに歩み寄ってくる。
「あのねぇ♡ドラグスレイブ♪」
ヅゴドォォォォォンンンン・・・・
とりあえず、Sのやつの本体をちぎって投げつける。
なぜかそれだけで闇にオレンジの華が咲いてゆく。
そこには最初から、何もなかったかのようになっているけれど。
「まったく。」
吹き飛ばしたそれはおいといて。
などといいつつ、壊された壷を手にとりあえずとり、すると手にした壷は、瞬く間に元の形と成り果てる。
「ついでに、森だけでも復活させておきますか♪」
なんて優しいあたし♡
なぜかまったく何もなくなっているその空間に、森とそこに生きていた存在達を復活させておく。
あたしの言葉と同時に一瞬で元通りになってるし。
石を投げてきた男はしばらく、盗賊達と同じくなぜか黒い墨の塊と化しているが。
ま、かなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁり手加減してるからこんなものかしらね♪
依頼人が住んでいる町の小さな食堂。
値段の割りには、結構おいしい。
とりあえず、一日二件を目安として盗賊を壊滅していっていたので。
ここのウェイトレスとは顔見知りとなっていたりする。
だって、すぐにでもできるけど。
じっくりと楽しみながら遊ばなきゃvv
「何か楽しそうですねぇ。」
そんなことを話しかけてくる。
とりあえず、壷を届けたところ。
依頼金の百枚に上乗せして、二百枚を支払った依頼人。
まあ、それはそれとして。
面白いのがやってきたしね♪
「ちょっとね♪」
未だにあたしのことを知らない彼は、完全に逆恨みしているみたいだし♡
ちょっと楽しませてもらいましょうか♪
あたしはそんな会話をしつつ。
ひらめのクリームシチューに手を伸ばす。
そんな会話をしつつも優雅に食事を楽しむあたし。
こういうのもいいわよね♡
「見つけたぞ!リナ=インバース!」
あら♪
あたしがゆっくり優雅にスープを含んでいると。
店の扉が開くと同時に昨日の男の声がしてくる。
なぜか、戦士の格好をしているけど。
歳は、二十一歳。
黒髪のやや細身の男性。
どうでもいいけど、
ゼフィーリアの出身者が、悪に走ったら。
ふふ♪
移民である彼、知らないようね♡
ふふふふふふ♪
「覚えているか!?俺のことを!」
面白そうだし♡
「知らない♡」
その言葉にまともに硬直しているし。
楽しいvv
「俺の顔に・・本当に見覚えないか?昨日、今日の話じゃないぞ!今から十年前の話だ!
忘れたとはいわさんぞ!俺の名前・・ウォルター=ハイランドの名前を!」
かなりむきになっていってくるウル。
面白いから♡
「忘れた♪」
あたしのあっさりしたその言葉によって、面白いほどに震えているし♡
「き・・貴様ぁ!幼いころのあの日々。
貴様が俺に対して、行った数々のあの仕打ち。もはや忘れたとは言わさんぞ!」
かなり怒っていたりする。
「仕打ちって・何もやってないじゃない♪そんな些細なことを気にかけてたら駄目よ♪」
「貴様!?貴様は自分の受けた悪意を忘れることができるのか!?」
あたしの言葉にそんなことを言ってくるウル。
「あらあら、このあたしに悪意を持つなんて♪その時点で、スペシャルお仕置きコース決定だしvv」
「何だ?そのスペシャルお仕置きコースってのは・・。
とにかく、貴様、幼いころしていたこと、忘れていたわけではあるまい。」
「幼いころねぇ。まだここに来る前の昔だったら。とりあえず、世界を創っては壊しては。
そして、また創っては。部下達を創っていっては。とか。そんなことなどをやってた些細なことがあるけど。」
いいつつ、そのまま、食事の続きをしていたりする。
「ここに来てからやってるっことっていえば♪暇だったからゼロスつれまわして。いわゆる外の世界にいったり♪
近所の子供をカタートや精神世界に送り込んだり♪
あとは、呪文などの実験材料にしたり♡そんな些細なことしかしてないし♪」
あたしの言葉に。
「それの何処が些細だぁ! 俺がまだ八歳のころに、いきなり、三歳にも満たない女の子に。
いきなり、『ウルだから別によし!』とかいって、ドラグスレイブかましたときは!本気で死ぬかと思ったぞ!」
なぜかわめいているウル。
「あら♪死んでもいいじゃない♪魂だけになるのも楽しいかもよ♪
それにどうしてもっていうんなら、生き返らせるのは簡単だし♪」
「そういう問題かぁ!!?・・って・・。死人を生き返らせられるって・・ルナさんみたいなことを・・と。
ま、まあいい。子供にとって、しかも年下の女に負ける。
それがどんなに心に傷をつけるか貴様には分かるまい!」
「あら、心が狭いわねぇ。そんなことで傷つくなんて♡ゼフィーリアで生活しているんだったら慣れなきゃ♪」
もぐもぐもぐ。
相手をしつつも食事する手は止めていない。
「なれるかぁぁ! ま・・まあ、確かに、あそこの人達は・・・」
といいかけ、そのまま顔を真っ青にしているウル。
「と・・ともかく!!ルナさんだけでなく、その妹にまで負けた俺は!
『いつか必ずあいつに勝ってやる!』と固く心に誓ったのに!
ところが、城で文官やっていたおやじのいきなりの転職で、家族そろって引っ越して、お前ともそれっきり!
おかげで俺のプライドは傷つきっぱなしだ!
だが、俺もただ泣いているだけの男ではない!
いつかお前を倒し、ルナさんも倒して、失われたプライドを取り戻すべく、日々その力を蓄えていたのだ!」
無謀なことをいってるし。
「ルナに勝つのはともかくとして♪このあたしに勝てるとでも?
つまり、あんたは、女は弱いものっていう観念があるから♪
弱いはずの女子供をいたぶる努力は惜しまないっ・・と♡」
「そういう言い方をするな!変な誤解を招くだろうが!これは、報復でもあり儀式でもある!
妹の貴様を倒せば、姉であるルナさんにも勝てる!これは己を取り戻す儀式なのだ!」
くすくすくす。
「あのねぇ♪あんた、ルナが何って呼ばれてるか♪知らないの♡」
「それも悔しいことの一つだ!なんで、女があんな称号うけるんだ!?」
こいつ。
かなりの頭でっかちよねvv
「くすくすvvあんたでルナに勝てるとでも?
ルナどころか、あんた程度じゃ、ゼフィーリアの誰にも勝てないってば♪
確か、あんたの父親もそれで転職したはずだけど?」
くすくすくす。
たまぁぁにいるのよねぇ。
ついていけずに、ゼフィーリアに住み始めたのはいいけども、出て行く人達って♡
まあ、あそこは、物心つかない赤ん坊でも、ゴースト程度なら、どうにでもなるしねvv
地元民は♪
「そんなことはどうでもいい!
ともかく、俺は、お前ら姉妹に勝つことを夢みて、治部んで犯罪組織まで創りあげたんだ!
その情報網にお前の噂がひっかかってな。そこでこの俺自らがこうして出向いてきたというわけだ!」
「まあ、ご苦労様vvあ、おかわりねvv」
いいつつお皿を出して、次のおかわりを頼む。
「あああ!無視するなぁぁ!」
なせか叫んでいるウル。
ちなみに。
なぜウルというのかというと。
よく瞳をうるうるさせつつ、ウルウルとないていたから、あだ名がウル。
なぜか、ブラスデーモンごときで泣き喚いていたのよねぇ。
彼は毎回♡
「あら、食事中なのに話しているのはそっちでしょ♪」
いいつつ。
そのまま食事をつづけるあたし。
「と、ともかくだ!この町から東に伸びる紅林の街道を進んで二日!
バリスの村に俺の作った犯罪組織がある!もしこないのなら臆病風に吹かれたとみなすからな!」
「あ・・あのぉ、今のやり取りで、他のお客さん・・。いなくなったんですけど・・。」
なぜかおずおずといってくるウェイトレスのルビィ。
「あら、そうみたいね♪」
ま、ほっといても関係ないでしょ♪
とりあえず、そのまま、負け犬の遠吠えのように。
言い捨ててでてゆくウォルターを今は無視しておいて。
今は食事を満喫してゆく。
「はぁぃ♪」
「うどわ!?」
なんで驚くのかしらねぇ♡
「何よ、あんたが来いって言ったんでしょ♪」
すくすと家の中で待っていたあたし。
バリスの村のとある一角。
白い建物の作りで、正門には黒いプレート。
丁寧に『真夜中の鎮魂歌(ミッドナイト・レクイエム)』の文字が金文字で描かれているその家の中。
「な・・なんで俺より先に来ている!?」
「あら、あんたが遅かったんじゃないのよ♪」
「馬鹿な!?いつ来た!?」
「三日前♪」
「な゛!?」
くすくすくす。
なぜか、家の中で待っていたあたしに驚いているウル。
「あのねぇ♡瞬間移動くらい、誰でもできるのよ♪
数年間、ゼフィーリアに住んでいて、それも知らないの♡」
あそこの人達。
それくらい簡単に出来るしねvv
ある程度の距離だと簡単に♡
「この三日で、かなりこの村の人達とも話し合ってネ♪あ、ちなみに、ゼフィーリアにも連絡してるから♪」
とりあえず、この小さな村にはこのウォルターの手配書は回ってきてなかったので。
それをまわしてみたところ。
まあ、この三日間、楽しかったことvv
それでも、あんないい人が悪い人のわけはない。
とかいって、ウォルターに味方する村人も数名いたりして。
楽しいったら♪
「ちょっとまて!!?何だ?!そのゼフィーリアに連絡っていうのは!」
なぜか驚いているし。
「あらvv知らないの?仮にも住んでいたのに?ゼフィーリアの法律♡v
ふふ♪連絡したら、ヴィーナスが目を輝かせて喜んでたわよvv」
とりあえず、あたしがここで人間ライフをやっているというそのことは。
ゼフィーリアの女王、永遠の女王(エターナルクイーン)ヴィーナスは知っている。
「ちなみに、彼女、自分の秘密部隊、送り込むっていってたから♪」
彼女達も目を輝かせていたわねぇ。
何しろ、ここ、しばらく、犯罪をする存在なんていなかったし。
一度でも、ゼフィーリアに住んでいた存在は、すべてその対象中に入るしねvv
「・・・法律?」
本気で理解してないし。
楽しい♡
「あら♪ゼフィーリアには、悪事を働いたものは、人権は存在しない。
ちなみに、更正手段として、更正の間に送られるvvというの♡」
最近、あそこ、使われなくなって、久しいからねぇ。
とりあえず、様々にいろいろとあるんだけど。
なぜか、ほとんど、そこに入ったら、最後・・・死んででてくるのよねぇ。
根性ないったら♪
生きて出られた存在達は。
全員、王宮に勤めているけどねvv
ちなみに。
ここの隣にすんでいるランチェッタには。
あたしがここにいる間。
何かいろいろといってきたので、子育てに役立つ知識をあげたら、すんなりと協力してくれてるし♡
「ともかく!決着はつけてくれる!場所は変えるがな!」
「あら♪ここでいいわよv♪」
ぱちん♪
あたしが指を鳴らすと同時に。
この家の周りの空間が結界で覆われてゆく。
「・・・・な゛!?」
なぜか驚いているウォルターとその後ろにいる男性。
「あらあら、まだ慣れてないのね♡あれだけ、ゼロスと一緒にカタートについてきてたわりには♪」
くすくすくす。
なんか、勝負とかいってくるので。
そのまま、カタートに遊びにいくのに、こいつも連れて行ったことが何回かあるのよね。
なぜかそのたびに意識不明の重体になってたけども♪
「や・・やかましい!やれ!モルグ!」
道に戻るがてら雇ってきたまがい物魔道士にいっているし♡
すでに日は傾き夜に入っているので、ウルの言葉にランプを片手にすっと前にでてくるモルグ。
「よく聞いてください。我が名・・私の名前はモルグ。
数多の知識に精通し、あらゆる術の魔道を使いこなす。
あまりの力の大きさゆえに、軽々しく魔道を使うことはしないが。
我・・私がひとたび魔道の力を振るうなら、その後には、たっておられるものなどは一人もいない・・・とと、いません。」
なぜかデスマス口調になってるこのモルグ。
そういいつつも、ウォルターの服のすそにすがるようにして。
「・・・という触れ込みでやとっていただきましたが。すいません。あれ、嘘です。」
などとなぜか涙を浮かべてきっぱりといい。
べこり。
頭を下げているし。
楽しいvv
というか、見ただけでわかりなさいよねvv
魔道士かどうかなんてvv
「なにぃぃぃぃぃ!!!!」
正直な告白に本気で驚いているウルことウォルター。
普通、ランプを夜に使っているっていう時点で誰でも気づくってvv
「ちょっとまてぃ!今ここでこんなことを言われても!とゆ~か、何でお前そんな嘘を!?」
「・・いや・・前はある商家に勤めていたんですけど・・・。そこがつぶれちゃいまして。
なかなか次の就職先が決まらなかったもので・・・。つい嘘を・・。」
決まり悪そうにいっているモルグ。
「『ついつい、嘘を』じゃねぇぇぇぇ!!!!リナ=インバースを倒せ!モルグ!」
ウルの一喝に。
「えええええ!!無理ですよ!!!」
「無理でもやれぃ!」
「魔族でも無理です!」
どきぱ。
などときっぱりいいきってるし、こいつは・・・・
「・・・・こら、あんた・・どういう意味かなぁ♡」
にこやかに、笑みを浮かべたあたしの言葉に。
「いやあ、インバースっ・・って・・。あの、インバース家でしょう?
じゃあ、魔族でもかないませんっていうか・・。何しろ、ゼフィーリアの人達、尋常でないですし・・。」
などと口ごもっているモルグ。
「そりゃ、元々、あそこの土地は、神魔融合呪文にも耐えられるようにってルナ達が協同して作った土地柄だしねぇ♪」
『??』
あたしの言葉に首をかしげてはいるけども。
それだけでなく、面白いからあそこの土地、強くなるようにちょっとあたし、力を加えたし、昔♡
というか、SやRを指導しにいくのに、どうしてもその過程ででてくる。
力を極力抑えても残る【残力】というか【余波】などをあそこに固めただけなんだけどね♡
「さぁてと♪じゃあ、ディューブリューク・ナイツが来るまで、付き合ってあげましょうか♪」
にっこり。
そういいつつ手に黒い塊を出現させる。
さぁて、どこまで耐えられるかしらvv
『うぎゃぁぁぁぁぁぁあ!!!!』
なぜか悲鳴が響いているけど。
ま、死なないようにしているから、問題ないわよねvv
「おーほっほっほっ!この私に助けてほしいだなんて!貴方たち、目が高いわよ!」
高笑いをあげているナーガ。
「お願いします。きっと、ウォルターさんは。
誰かにはめられて、こんな手配書、かけられているんです。」
完全にだまされている村人数名。
だから、楽しいのよねvv
その濡れ衣を晴らす依頼を、空腹で倒れていたナーガを拾ってきて依頼していたりするけど。
「おーほっほっほっ!つまりは、真実を突き止めればいいのね!」
『よろしくお願いします。』
あんな、草むしりや、慈善活動などにも、参加するウォルターさんが悪人のわけない。
などと完全に信じ込んでいる村人達。
「おーほっほっほっ!任せなさい!」
いいつつ。
「あ、これ、もう一皿追加ねぇ!」
すでに、五十皿目。
ぱくぱくと食器を積み上げていっているナーガの姿がそこにあったりするし♡
「・・?何なんでしょうか?」
ナーガを案内して、ウォルターの家にとやってきた村人達。
いやに静まり返っているので、疑問を投げかけているけども。
「あら、どうやら、何か見えない力がはたらいているわねぇ。ま、この私には関係ないけどね!おーほっほっほっ!」
いいつつも。
結界の中にと入ってくるナーガ。
普通、この結界に触れるのはおろか、入ってくるなんて無理なんだけど。
ただの人間はねvv
面白そうだからナーガはそのまま入れるように許可してるし♡
ふふ。
楽しくなってきたわねvv
「あら、リナ、何やってるの?なかなか楽しそうなことをしているじゃない?」
と棘月ハンマーにて、ちょっと突き刺していたりしていると横から声がかかってくる。
「あら♪ナーガ♪」
「ふん。リナ、貴女、弱いものいじめの趣味があったの?」
髪を掻き揚げつつ言ってくる。
「あら♪何いってるのよ♪悪人に人権はないのよ♪」
あたしがいうと。
「た・・・たすけて・・・・」
なぜかナーガに助けを求めているウォルター。
なぜか、ゾンビのような姿になってるけども。
「まあいいわ。ともかく、私は、このウォルターを助けてくれって。
村人から依頼をうけたから。覚悟はいいわね?リナ。」
ナーガが言い放つ。
「あら♪ナーガ、やるの?」
にっこりと、あたしが微笑むと。
「や・・やあねぇ。リナちゃん、話し合いましょう?」
なぜかしり込みをするナーガだし。
「それより、ナーガ、一緒にやらない?ちょっとは楽しいわよ♪」
えいvv
体半分なくなっても、死なないウォルター。
なぜか気が狂い掛けているようだけど。
その様子をみて。
「あら、ずいぶんとタフね。気に入ったわ、彼。」
と感心しているナーガ。
「ここで、ウォルターに味方して、あたしと戦うのと♡
ウォルターと戦って、彼のお宝、没収するのと♪どっちを選ぶ?」
にこやかなあたしの言葉に。
「ふっ!!おーほっほっほっ!!愚問ね!!リナ!!」
いいつつも、そして、ずいっと前にでてくるナーガ。
「お宝に決まっているじゃないのよ!!」
『ちょっとまてぃぃい!!』
なぜかナーガのその言葉に、悲鳴をあげているウォルターとモルグ。
「じゃ、決まりね♪」
「おーほっほっほっ!!お宝、お宝!!」
その言葉をかわきりに。
どっごぉぉぉぉん。
些細な爆音が響いてゆく。
『うるどめぎゃわぁぁぁぁ!!!!?』
なんか、意味のない悲鳴があがっているけど気のせいでしょvv
「ウォルターさん、大丈夫なのでしょうか?」
村人が心配そうに家の周りを取り囲む。
入ろうとしても入れないのだから、仕方がない。
「ここですわね。」
たむろしている村人達の間に、聞きなれない女性たちの声。
姿は、ちょっとした戦士のような姿を全員がしているけども。
「まあ、でも、腕が鳴りますわ♡」
一人がいい。
「確かに♪最近、こんな楽しいこと、ありませんでしたしね♪」
さらに一人がいっている。
そんな彼女達に。
「あ・・あんた達?」
村の長老が話しかける。
「ああ、始めまして。私たち、連絡をうけてまいりました♡
ゼフィーリアから♪犯罪者となった、かつての国民。
ウォルター=ハイランドを引き取りに参りました♡」
にっこりといっているのは、レイン。
橙色の髪が特徴的。
「本当に久しぶりですわ♡最近、めっきり犯罪をおかす国民がいなくて。
更正の間の使用がなくて、さみしかったですし♡」
そんなことをいっている別の女性。
女性達にまじって、数名、男性もいるが、ちょっとした団体の八人のメンバー。
今回は、この人数をよこしたようねvv
ちなみに、五人が女性で三人が男性という構成。
「あのウォルターさんが犯罪者のわけないわ!」
村人の女性が金切り声を上げていたりするけども。
「あら、ご存知なかったんですか?」
にっこり。
微笑みつつもそういいかけていたりするけども。
彼女たちが到着したのを確認し。
「あら♪到着したみたいね♪」
外に舞台が到着したのに気づき結界をすっと解く。
「あら、何か様子が元にもどったわね。」
ナーガが、見境なしに攻撃呪文を放ちながら、そんなことを言っている最中。
「ああ、外に、永遠の女王が要する秘密部隊が到着したのよ♪だから、結界といたの♡」
あたしの説明に。
「あら。そう。わざわざ、ディューブリューク・ナイツがねぇ。永遠の女王が要している極秘部隊がわざわざねぇ。」
なぜかうなづいているナーガ。
そんなあたし達の会話を一部ほどかろうじて聞き取り。
・・ということは、今なら外に逃げ出せる!?
なぜか、ウォルターがかろうじて。はいずりながら、外にむかって出て行こうとするし。
「おーほっほっほっ!逃がさないわよ!!黒魔波動(ブラスト・ウェイブ)!!」
ごがぁぁぁぁんん!
床に手をあてて、呪文のアレンジで、床を伝ってダメージを与えようとしているナーガ。
当然のことながら、コントロールができなくてその威力は、壁の一面にと直撃する。
ぽっかりとなくなった壁から見えるのは、屋敷を囲んでいる村人達の姿。
「ああ!ウォルターさん!」
一人がいい。
「ウォルターさんに何てことしやがる!?」
なぜかわめく村人達。
「あら♪本気で気づいてなかったのね♪
彼、普通の人の仮面をつけて、いつもは人のよさそうな振りをしているけども♪そんな彼の正体♪」
「た・・たすけて・・。」
ずたぼろになぜかなっているウォルターが、情けないにも村人に向かって救いを求めているし。
「そうですわ。彼の実態。犯罪結社、『真夜中の鎮魂歌(ミッドナイト・レクイエム)』
そのボス、ウォルター=ハイランド。そうですわね♡」
にこにこと。
ぼろ布に語りかけているのは、レイン。
そして。
一応、回復呪文をかけている、アナ。
長く茶色い髪を一つにまとめている。
こちは、三人いる男性の一人。
すぐに復活したウォルター。
「どこにそんな証拠がある!」
一人わめいていたりする。
村人は、どちらを信じればいいのか分からずに、おろおろとウォルターと部隊の彼らを見比べているけども。
「あら、証拠なら、そこにいるじゃあ、ありませんか?貴方、いってくださいますわよね?
この人がどういう人間なのかを?
でないと、私たち、最近暇をもてあましておりましたので、なまった腕の実験道具にさせていただきますわvv」
何とも平和的な交渉を、なぜかおびえているモルグにいっていたりするのはミメイ。
彼女もまた、部隊の一員。
「しゃべるなよ!!モルグ!」
その言葉にあわてて、大きな声で釘をさしているウォルター。
「おーほっほっほっ!!語るにおちたわね!
どうして、『しゃべるな』といったのかしらね?自らに非がない。と言い切るのであれば、必要ないでしょうに!」
ナーガが高笑いをしていたりするが。
その言葉に村人達がざわめてていたりする。
ついでにいえば。
あたしに先ほど何かいってきた村人達は、なぜか、あたしが睨んだだけで気絶していたりするけども。
「― そ、それは・・。ほ、ほら、俺って、恥ずかしがりやさんだから、自分のことをいろいろと話されることが苦手で・・・」
「ふん。それこそ、認めたようなものね!おーほっほっほっ!」
村人達のざわめきが一層大きくなってゆく。
「だ・・第一!俺が犯罪組織のボスだって、どこに証拠があるっていうんだ!
具体的なことをいってみろ!わざわざ、ゼフィーリアの秘密部隊の名前を語る、集団までよこしやがって!」
どうにかのがれようとしているし。
その言葉に。
ぴくり。
と、彼女達が反応する。
「これは♡一番きつい【間】に入れるべきですわねvv」
「そうですわねvv」
などとうなづきあっているけども。
「あら、いってもいいの?」
くすくすと笑うあたしに。
「ふん。愚問ね。スミソフ村の馬車強盗。セルドロースシティでの盗品販売。
メソドの村での営利誘拐。サイラーグでの強盗事件に。
プライアム・シティの組織の付き合い。確か他にもいろいろとあったわねぇ。」
ナーガが歩み出ながらいっている。
一応、ナーガ、その王女という立場上、正確な情報網をもっているからねぇ。
「あら、ナーガ♪他にも、売買目的の誘拐事件に、とある組織への人体実験材料提供♪というのもあるわよvv」
追加説明するあたし。
「き・・・貴様ら!?なぜそんなことを!?」
なぜか驚いているし。
「あら、『真夜中の鎮魂歌(ミッドナイト・レクイエム)』という名前に心当たりがあっただけのことよ!
けど、『なぜそんなことを』とは・・。語るに落ちたわね!おーほっほっほっ!」
勝ち誇ったように高笑いをしているナーガ。
「・・・・くぅ!?」
そのまま気づくと。ウォルターを取り囲む白い視線の数々。
そして。
「ちい!俺もただでは死なん!」
といいつつ、懐からナイフを取り出していたりする。
「問答無用です!バーストフレア!!」
レインがみもふたもなく、精霊呪文を浴びせているけど。
づどぉぉぉん!
まともに直撃をうけているし。
・・・よけるくらい、しなさいよねvv
「のぎにぅぅ!」
いいつつ、彼が風圧に飛ばされた先は、村人達の輪の中だったりするし♡
「お前!!今までだましていやがったのか!!」
「そんな奴だとは思わなかったぞ!」
「私の青春をかえしてぇ!」
「ひどい!!女心をもてあそんでいただけだったのね!」
そんなウォルターに、いろいろと言いながら村人達が殺到してゆく。
「どぇぇぇぇ!!!!!!!」
なぜかウォルターの叫びが村の中にと響いてゆく。
蛸殴りにされたウォルターは。
【ここの領主の許可を貰っている。】
というので、ディューブリューク・ナイツが連行してゆく。
なぜか。
『引き渡してくれない場合、ゼフィーリアに反意、あるものとみなしてよろしい♡そう報告してよろしいんですわね♡』
ミメイの平和的な言葉にて、すんなりと許可が下りていたけども。
「ふふ。しばらく楽しめそうですわねvv」
「最近、何もなかったからねぇ。」
そんなことをいいつつ。
ウォルター達を連れて、目の前で瞬間移動で掻き消えた彼らに。
なぜか村人達は、目を見開いたり、気絶したり、叫んでいたりしたけれど。
まったく。
あんな些細なことでねぇ♪
なぜか、しばらく、バリスの村人達は寝込んでいたりする。
その間に、あたしとナーガは。
『真夜中の鎮魂歌(ミッドナイト・レクイエム)』
に溜め込まれていた全ての品物を没収していたりするけども。
その資金を使って村を後にし。
近くの町のルビィがウェイトレスをしているあの食堂。
そこで、食事をしているあたしとナーガ。
「それはそうと、リナ?どうして、わざわざ、永遠の女王の秘密部隊がでてきたの?」
あたしに聞いてくるナーガ。
「なぜか、彼女達を遣わしたみたいね。」
なぜか、あたしが報告したら。
ルナが泣き叫んでいたけど。
そして、これまたなぜか。
顔面蒼白状態のヴィーナスが、あわてて派遣してきたようなんだけどね♡
ルナとヴィーナス曰く。
『何かんがえてるのよぉぉ!!その男はぁぁぁ!!!』
と、絶叫していたみたいだけど♡
「それはそうと、リナ、更正の間って・・。いったいどんなところなの?」
更正の間。
それは、ゼフィーリアで犯罪を起こした彼らが収容される場所のこと。
中では、術の実験になる間があったり。
ルナ達の仕事を代理する間があったり。
なぜか、ここでよく過労死が続出しているけど。
あとは、魂の構造の組み換えの実験やっていたりする間など。
いろいろとあったりするけど。
他には、拷問実験の間とか、戦いのシュミレーションの間とか、いろいろとあるけどねvv
「私が知っている限りでは。そこに入れられた人達って。
ほぼ、99,999%は、生きてはでてこれないって、聞いているんだけど?」
ナーガが、二十皿目のお皿を空にしていってくる。
「そうなのよねぇ。なぜか、あの程度で、全員、死んだり、滅びたりするのよ。
情けないと思わない?たかが、一番軽い間でも。神魔戦争程度のダメージしかないというのに♪」
「・・・・神魔戦争って・・・。
ふ。まあ、とにかく、今回は、かなり儲けたからいいとするわ!おーほっほっほっ!」
あまり深く考えないようにしましょうっと♡
そう思いつつも、ナーガの額からなぜか一筋の汗が流れているけど。
どうして、そんなに怯えるのかしらねぇ♡
とりあえず。
ゼフィーリアに連行されたウォルター達はというと。
「あんた、何かんがえてるのよぉぉぉぉぉ!!」
どがごぉぉぉんんんん!!!
力を全開にしたルナがなぜか暴れ。
「この世界が消滅したらどうする気なのぉぉぉぉ!」
と。
ヴィーナスなどもなぜかしばらく暴れて。
しばらくそれが一ヶ月の間続いていたようだけど♪
ま、そんなものでしょ♪
「でぇぇ!こんな法律があったのかぁぁあ!?」
裁きを受けるとき。
今更ゼフィーリアの法律を知ってたりするウォルターだけど。
何のために、ゼフィーリアに一時住んでいたのかしらねvv
ま、ちょっとは楽しめたから、今回はよしとしましょvv足りないのは、ちょっと、誰か部下達でもドついておくことで、
チャラってことにしときましょvv
ま、今回はちょっとは暇つぶしにはなったわねvv
道にまよってはぐれていたナーガもまた合流したしvv
さて。
次はどこにいきましょうかね♡
~遠き日の決戦偏終了~
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あとがき:
薫:今回は、はっきりいって、殆どオリジナル♪(まて!)
たまぁに、パロでも、オリジに近いものがあります(てへvv)
エル:・・・・・まぁた、あたしが活躍してない・・・・。
薫:・・・・ぎくっ!(汗)
姫:・・・手抜きしているわね?(はあと)
薫:あ゛あ゛!
私の表現力では、エル様があばれ・・とと。ウォルターに攻撃しているシーン。
とても、言い表されません!
何しろ、意識のあるまま。体を消滅させられて、。うめいていたりするウォルター達の姿だなんて!(汗)
しかも体が一部分だけになったら。すぐに復活して、今度は違うパターンで・・。などとは!!!!(汗)
エル:あら♪
この程度ですませているんだから♪
姫:そうよねぇ♪
エルに喧嘩吹っかけてきた割には、穏便よねv
エル:そうそう♪
薫:・・・・・(汗)
そ・・・そりゃまあ・・そーでしょうけど・・(汗)
姫:まあ、それはともかく♪
薫:はっ!
そうでした!
リクエストしてくださった、
Yuppyさん!
スペシャル14巻の遠き日の決戦♪
完全にオリジナルに近いですけど、ここに打ち込みました!
姫:次回は、次のリクエスト。
白竜の山。
よね♪
薫:はい!
できれば、どんどんリクエスト、おねがいしまぁす♪
エル:ない場合は、とりあえず、一巻分は終わったから。
二巻分からやっていく。
そうこいつは言ってます♪
薫:・・・です(汗)
そ・・それでは♪
またまた駄文に限りなくなってしまってますが!
エル:本当よねぇ(はあと)
ま、そのあたりは、じっくりとお仕置きねvv
薫:・・・げっ(汗)
姫:では、また次回で♪
エル&姫:それでは♪まったね♪
かお、逃げる準備をしている最中・・・・。
闇に捕らわれてゆく・・・・・。
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