はーい♪かおの代理のエルでーす♪
  最近、こいつ生意気なのよねぇ♪というわけで、あたしの漫遊記・番外編なのよ♪
  じぁあね♪

####################################

  エル様漫遊記・番外編・第十三話      ~PB攻防戦編~


「青い空ぁ♪なぜか、そこに飛んでいる赤い物体が一つぅ♪」
あたしは空をみあげつつ、のんびりとそんなことをいってたり。
なんか、ちょっと、寂しいので、部下Sを大気圏の外に吹っ飛ばしてみてるんだけど♪
なぜか、大気圏の摩擦で赤い物体となりはてながら落ちていている部下S。
これは、絶対にお仕置き決定ね♪
「あら?めずらしいわねぇ。昼間っから流星なんて?」
ナーガが空をみあげつつそんなことをいう。
今、あたしとナーガは、沿岸諸国連合の中にあるイルマード公国にきている。
無論理由は、遊ぶため♡
前回来た時は、ユニットと一緒に、ルナを巻き込んで散々遊んだんだけどね♡
姿を元に戻したバージョンと子供の姿のままで♡
そういえば、あの時、ルナはフィル達と知り合ったのよねぇ・・・・
別に関係ないからいっか♡
ナーガも幼なかったから覚えてはいないようだけど、あの時、アメリアを助けたのは、実はルナなんだけどねぇ・・・。
ここ、イルマードはとっても小さな国ではあるけども。
避暑・観光地などでとてもこの星の中、この結界の中では結構有名だったりする。
あたしが十のころ、ルナとセシルがここに観光目的で旅行にきたことがあるのだけど。
あ、セシルというのは今のあたしの名義上の母親ね♡
あたしはというと、エリ達も巻き込んで、ユニットと一緒にここに遊びにきたりしたんだけど♡
結構楽しかったのよね♡
あたしとユニットがちょっと姿を年頃の姿に変えただけで、男達や、女性たちが、あたし達に見ほれてたりして♡
あと、全部、お金は他の人間が払ってくれたし♪
子供の姿のときでも♪年頃の姿でも♪
ルナはなぜか、あたし達がここに遊びに来ているのを知って、当分、あたし達とともに、行動してたりしたけど。
精神分離してから、セシルんとこと、あたしんとこで。
マクスヴェルズはルナ達が戻ったとき、お土産がないのに多少不満そうな顔をしていたけど。
ちなみに。マクスヴェルズというのは、セシルの夫。
あたしは一応、遊びに行く!
という名目で、出かけていたので、何もきかれなかったけども。
まあ、ここには、インバース商会の別荘地なんかもあるし♡
当然のことながら、セイルーンの別荘地もあるけどね♡
「でも?リナ?なんで、ここに来るわけ? 私なんか、あきれるほど、こんなとこ、来てるわよ?」
そんなことをナーガがいってきたりする。
実は墓参りというので、毎年、ここに来てたのは、どこの誰?
というのも、ナーガたちの母親の墓がこの国にあるからなのだが。
なぜか、ここが気に入ってたから。という理由でフィルがここに建てたらしい。
普通、王家の墓に入れないかしら♡
あっちの墓もあるのだけど、こっちにもあるという。
二箇所も建てなくてもいいでしょ~に♡
「あ♪燃えつきた♡」
「あら・・。本当。流星が消えたわねぇ~…」
あたしの言葉にナーガが空を見上げる。
情けないわねぇ・・・もうすこし、持つかと思ったのに♡
やっぱ、お仕置きね♡Sのやつは♡
完全に燃え尽きて跡形もなくなってたりする赤い流星ことS。
「さってと♪いろいろと遊びますか♡」
あたしがいうのと同時に。
どわがしゃああ!!!!!
側のテーブルをひっくり返しあたし達の目の前、つまり行く手に男が倒れてくる。
あらあら♪
なんて、面白そうなことを♡
「おらおら。どうした?」
「文句があるならかかってこいよ?」
「口だけか?」
その男の名前をジャック。
一応身なりのいい初老の男性なのだが。
これもまた、彼の作戦らしく、とっても面白そう♡
そんなジャックの周りを取り囲む数名のごろつき達。
そのうちの一人が、ちらりとあたし達の方を向き。
「邪魔だ。チビ。どきな。」
あらあら♪
この人間、誰に向かって言っているのかしら♡
隣にいたナーガはなぜかすばやく辺りの建物の中へと入ってゆく。
「んっふふふ♪誰に向かっていっているのかしらねぇ♡ってことで、ブラストボム♪」
る゛う゛お゛お゛お゛んんんんん!!!!
大気を震わせ、複数の炎の弾がこの辺りに降り注ぐ。
まあ、手加減はしてるけどね♡
親切にも、一応、建物なんかには被害がでないように、場所特定で呪文を放ったあたしって、なんて優しいのかしら♡
何かその程度で全員、黒こげになってたり、炭と化しているけど。
ま、関係ないしね♪
あたしが男たちを吹き飛ばしたその直後。
あたし達にと話しかけてくる女性が一人。
「あのぉ・・。お待ちになって、いただけないでしょうか?あなた、うちのプライベートビーチを警護してみるつもり、ありませんこと?」
白いパラソル持ち白いドレスを着た女性、リリィ。
リリィの長くウェーブのかかった黒髪がそよそよと風になびいている。
「お・・お嬢様・・。」
「あ。生きてた。」
薄情にも、ナーガがそんなことをいっているけど。
よろよろと真っ黒焦げになりながらも、このリリィの下で今のところ働いているジャックが言いかける。
「私がここに滞在しています十日間。プライベートビーチの警護をやっていただきたいのですわ。
  もちろん、お礼はさしあげますわ♡」
リリィは問答無用で話を始めていたりするけど。
「楽しそうね♪じゃあ、その辺りのカフェテラスででも話、聞こうじゃないのよ♡」
あたしがいうと、
「ちょ・・ちょっと?リナ?遊ぶんじゃなかったの?」
ナーガがいってくる。
「あのね♪ナーガ、お金がもらえて、しかも遊びたい放題♪これって面白いじゃない♡」
あたしの台詞に、
「なるほど!!!」
完全にうなづいているナーガ。
多少、なぜか、リリィのこめかみが動いているようだけど。
関係ないし♡
「とりあえず、申し送れました。私、リリィ=マックレーンと申します。
  で、彼が何の役にもたちませんが、
  一応、留守の別荘の管理と滞在中の執事などをやってもらっているセバスチャンと申します。」
よれよれになりながらも、白いパラソルもってたっているジャック。
「セバスチャン?」
ナーガがその言葉に思わず聞き返している。
「いかにも、執事って名前ね!!お~ほっほっほっ!!」
「あら!!分かりまして!!私も名前で選んだのですわ!!この趣味が分かる人って案外少ないんですのよ・・・」
リリィがそんなことをいうけど。
「ふっ!!当然ね!!こんなハイブローなウィット!!凡庸な人間に理解なんてできるはずがないわよ!!
    お~ほっほっほっ!!」
「あら!!あなた、話がわかりますわね!!お名前は!?」
「ナーガよ!!白蛇(サーペント)のナーガ!!で、こっちがおまけのリナよ!!お~ほっほっほっ!!」
変なとこでリリィと気があっているナーガだし。
「で?密漁者をどうしたいの?リリィ?」
あたしがいうと、
「あら?私、内容をお話したかしら?まあ、いいですわ。」
多少首を傾げつつも。
あまり深く考えず。
「警備兵の方たちも、何分、無能ぞろい。無駄飯ぐらいの税金泥棒。
  役にたたないので、私が個人で船の底に当たると爆発する品なんかも作りまして(はあと)」
リリィの言葉に。
「わかるわぁぁぁ!!!!無能な部下をもつ気持ち!!」
あたしが力を込めていうと、
「あら?リナさんにもわかりまして?」
リリィがいってくる。
「当然!!全然お仕事しない、部下達なんかをもつと、上が苦労するのよねぇ・・。
   ま、もっとも、そんなやつらは問答無用で、スペシャルのお仕置きコースを与えるのが妥当でしょうけど♡」
あたしの台詞に。
「まあ!!リナさん!!話が分かりますわ!!まるで、自分のことのように理解してくださるなんて!!」
リリィが感激してたりする。
「ならば、お話が早いですわ!!懲らしめるために力を貸していただきたいのですの。
  なぜか、逆恨みで、私に嫌がらせをしてくる密漁者なんて、地獄行きも当然の目にあわせてあげなければ♡」
リリィがそんなことをいってたり♡
「うんうん。そうよねぇ・・・」
あたしがうなづいていると。
「とりあえず、お礼は、一人、金貨百枚でいかがでしょうか?」
「乗ったぁぁぁぁ!!!」
その台詞に。
ナーガが飛びついたのは・・・・・・・・いうまでもないこと♡

それから、あたし達は、リリィのプライベートビーチにと案内され。
そして、なぜか、ウニだらけになっていた浜辺をあたしは一瞬のうちに綺麗にし。
なぜか、それをみて、ナーガとリリィが冷や汗かいてたりしたけども。
それはそれ♡
「あら♪よ~やく、下っ端の密漁者がおでましね♡」
あたしの心底楽しそうな台詞に。
「みたいね・・。」
ナーガもうなづく。
夜の闇にまぎれて近づいてくる船が一隻。
そして、なぜだか、蟹ゴーレムの上にと乗っている密漁者達。
「ふっ!!そんなこけおどしのかにゴーレムなんかで、この私サーペントのナーガの目がごまかせると思って!!」
ナーガ・・思いっきり目が点になってたくせに♡
ああ、本当にナーガといると面白いわ♡
「こけおどしのゴーレムだと!!聞いて驚くな!!
  なんとこのゴーレムは、長年の研究の結果蟹型なのに前後にも進めるのだ!!驚いたかぁ!!はっはっはっ!!」
ナーガのそんな当たり前の言葉に思わずむきにとなって言い返してきている密猟者。
「・・・・それで?」
「長年の研究でそんなことなんて・・・・。情けないわよねぇ・・・・。」
ナーガとあたしの声が静かに響く。
「せめて、空間を移動する能力とか、他には、いろいろとあるでしょ~に・・・」
あたしがそんなことをいうと、
「何いってやがる!!そんなこと!!無理に決まっているだろう!!この成果でも十年かかったんだぞ!!」
威張るんじゃないわよ。
その程度で…
人間って・・・ねぇ♡
「く・・!!とにかく!!やれい!!ゴーレム!!」
「カオスレイン♪(虚無雨)」
あたしの言葉とともに。
無数といえる黒い雨がゴーレムに降り注ぐ。
あら?人間にも当たっているようだけど、別にいいでしょう♡
雨に打たれて、物質的な姿を保てなくなりあっさりと姿を消してゆく蟹達の姿。
そしてあたしの横の袋のなかに、結構実が詰まった蟹がどんどんと詰まってゆく。
ゴーレムの材料になっていた蟹をここに移動させたのよね♡
「あ゛あ゛あ゛!!私の蟹がぁぁぁぁ!!!!」
そんな絶叫を上げている魔道士はこの際無視。
「ナーガ♡今晩はかに鍋にしましょう♪」
「賛成ぃぃ♪」
「こらぁぁぁぁ!!!!!無視するなぁぁぁぁぁ!!!!!」
あたしとナーガの台詞に、はかない魔道士の叫びがこだまする。

当然のことながら。
あたしの力に打たれた魔道士は、あっけなくもなぜか、意識不明となってたり。
あれしきのことで・・・・・。

「お~ほっほっほっ!!見つけたわよ!!密漁者達!!」
ナーガの高笑いが洞窟に響き渡る。
「何ぃぃ!!」
「後を付けられたのか!!」
完全にパニックになってたりする密漁者たち。
あたしの魔法によって、完全無欠に意識を失った魔道士をみて、
仲間たちは逃げるようにこの洞窟にへと戻ってきたのであるけど。
本当に、分かりやすい行動パターン♡
「ちぃ!!仕方がない!!全員!!この上に乗れい!!」
岩陰に待機させておいた巨大ないわしゴーレムに乗っかって、密漁者達は、海の中へと逃げてゆく。
そんなことで逃げられるとでも思ってるのかしら♡
あたしはかまわず空間を移動して、ゴーレムの前に回りこむと、なぜだか、驚いている密漁者達。
「お~ほっほっほっ!!このナーガ様に不可能はないのよぉ!!お~ほっほっほっ!!」
などと高笑いをして彼らの気をそいでいたりするナーガ。
なぜか、ナーガの額には、一筋の冷や汗が浮かんでいたりする。
リナ・・・だからどうしてカオスワーズも唱えずに・・・などとそんなことを思ってるようだけど。
普通、何も唱えなくてもできるってばv
「くっ・・。このぉぉ!!」
彼らが声を出すのと同じに。ゴーレムが傾いてたり♡
「あら♪ナーガにしては、ナイスじゃない(はあと)」
あたしの台詞に。
「ふっ!!これも人徳よぉ!!お~ほっほっほっほっ!!」
ナーガの高笑いの声が響きわたる。
ゴーレムを取り囲む無数のくらげに刺されて、密漁者達は、完全に動かなくなっていりする。
ナーガは、そんなくらげになつかれて笑っていたりするが。
ま、ナーガだしね♡


「さってと♪黒幕の名前を一応話してもらいましょうか♡話さなかったら、今度は、これででも、遊んじゃう♡」
あたしが言って取り出したのは、かなり有名な海さそり。
これにちょっとでも、刺されたりすると、普通は、ひとたまりもなくあたしのとこに戻ってくるのは、お約束。
まあ、ルナやSなら、一応、この世界を任せているので、こいつらの毒を抜くのは、簡単なんだけど・・。
ちなみに、その気になれば、こいつらの毒で、S達も殺せたりするのよね♡
「あら?海さそりじゃないのよ?それ?よくリナ、扱えるわねぇ・・・」
ナーガがこれをみて感心してたりするけども。
「あら?ナーガだって、昔、これを氷のオブジェにしてたじゃないのよ♡」
「そんなこともあったわねぇ・・・・。 ・・・・・って・・!?何で、リナがそんなこと、知ってるのよ!?」
ナーガがかなり驚いてあたしにいう。
「あら♪ナーガ、いってたじゃない♪」
「そうだっけ?」
嘘だけど♡
でも、この際関係ないしね♪
「さてと♪じゃあ、服の中にでも入れて、遊びましょうか♪」
『話す!!話す!!話すからやめてくれぇぇぇぇぇ!!!!!!』
密漁者達の悲鳴がなぜかこだましてゆく。
まったく・・・・根性のない人間達よねぇ・・・・・



あたしとナーガがリリィの別荘に戻ったのは、その日の昼を過ぎていたり。
ちょっと、からかいすぎたかしら?
まあ、面白いからよしとしましょう♪
別荘にと戻り、説明を簡単に済ましつつ、報告しているあたし達。
そして、簡単に説明し終わり。
そして。
「とりあえず、収穫は、あったし♡」
あたしの面白そうな台詞に、説明とあたしの楽しそうな声をきき戸惑っていたりするリリィたち。
本当は、あたし、全部知ってたけど♡
「黒幕の正体さん♪セバスチャン♪いえ、ジャック♪」
あたしの台詞に、
「なんですってぇぇ!!ジャックなんて、なんてありふれた名前!!
  こんな執事らしくない人を執事として使っていたなんてぇぇぇ!!!」
リリィは完全に違うところで絶叫を上げていたりする。
「せっかく、せっかく、執事らしい名前だと思ったのに!!セバスチャンなんて!!」
リリィはそう言って頭を抱えていたりする。
あら♪
面白い感情がリリィやジャックからでてるじゃない♡
「ふっ。観念するのね!!貴方の仲間の魔道士が全部白状したわ!!」
ナーガがそう言って詰め寄り。
まあ、ちょっぴしさそりにさされて、泡吹いて倒れてたりしたけども。
あいつらは。
別にあたしには関係ないし♡
あたしのとこに戻ってきたので、問答無用で、押しもどしたんだけどね♡
確実に、行動はできなくなっているけど。
関係ないしね♡
後ほど、あいつらはカタートにでも送り込んで、負の感情ででも楽しむとしますかね♡
「ぐっ!!えええい!!」
ジャックがいうのと同じに。
リリィの側で食事を出していたコックがリリィを羽交い絞めにしている。
「動くなよ・・。動いたら・・・・。」
ぴす♪
小さな、とっても小さな音が静かに響く。
「あら?私の人徳に引かれて、一匹、海さそりがつていきているんだけど?リナ?」
「みたいね♡」
そんなナーガの視線の先では。
今まさにこちらに向かってきているサソリが一匹。
コックは、ナーガを追ってきたサソリを思いっきり踏んづけてたたりするし。
どうなったのかは、当然、いうまでもないし♡
コックを刺して、そして、コックの上で、はさみをふりあげて喜んでいたりする海サソリの姿がそこにあったりするし。
「なんですの?これは?」
リリィの戸惑いの声が漏れる。
なんともいえないわねぇ♡
「海サソリよ♪ナーガにくっついて、一匹、ついてきたみたいね♡」
あたしの台詞に。
「お~ほっほっほっ!!私の人徳もなかなかのものよね!!お~ほっほっほっ!!」
ナーガの高笑いが響く。
『毒さそりぃぃぃぃぃ!!!!!!????』
同時に叫ぶジャックとリリィ。
「あら?海さそりだってば♡」
「どっちでも、同じなのでは?」
リリィの突っ込みが入るが。
「お~ほっほっほっ!!じゃあ、海さそり!!そこの人間もやってしまいなさい!!」
ナーガの台詞に、サソリは素直に、リリィとジャックの方に向かってゆく。
「ま・・まてぇぇぇ!!!悪いのは、リリィの親父だぁぁぁ!!!!」
なぜか絶叫を上げるジャック。
「私が女と博打でこしらえた、借金の二万両を返さなかった!!
  という理由だけで、このビーチを私から取り上げたのだからなぁ!!!!」
『それは逆恨みでしょうが!!!!』
どがばきゃ!!!!
みごとなまでに、ナーガとリリィの蹴りがジャックを直撃してるけど。
「やってしましなさい!!お~ほっほっほっ!!」
「まてぇぇぇぇぇ!!!!!」
ナーガの台詞に素直に従い。
ぷすり♪
さそりがジャックを突き刺す。
「おーほっほっほっ!!戻っていいわよ!!お~ほっほっほっ!!」
ナーガの台詞に海にと戻ってゆくサソリ一匹。
ジャックは、なぜか痙攣おこして、泡吹いて紫色になって倒れていたりする。
とりあえず面白いからしばらくほっといて様子でもみて楽しみますかね♡

「ですから。依頼料がないのですわ♡」
にこにことリリィが笑ってあたしとナーガにいう。
「ええ。どうやら、あのジャックが密漁者にお金を全部渡して、嫌がらせの魚などを買い占めておられたらしく。
  金貨五枚程度ならそれぞれにお渡しできますわ♡それか、私の家まで、取りに来ていただくか♡
  もちろん、その間の経費はあなた方の受け持ちですけど。」
にこにこと平然と言い放つリリィ。
「ちょっと・・!それって!!」
ナーガが何かを言いかけるが。
「あら♪そうなの♪じゃあ、ストレス発散にこの辺りに呪文でも放っていいかしら♡」
実は、リリィは気がついてなかったようだけど。
この沖には、あたしとユニットが面白半分で作った空間があるのよね♪
そこと、ここ、つなげちゃえ♪
どこかで、この世界とつなげようと思っていたし、次元の扉を♡
「ええ。そんなことで、気が晴れるのでしたら。」
にこにことリリィはいう。
あたしが何をしようとしているか気づいてないし。
許可も得たことだし、やっぱりここでつなぎますか♪
あたしは一応、呪文を唱え始める。
別に唱えなくてもいいけど、ナーガやリリィがいる手前のジェスチャーも兼ねて♡
あたしが呪文を唱え始めると、
なぜか、ナーガは、家の中へと退避していってるけど、本能で危険、と判断したようだけどね。
ナーガは♡
「ギガスレイブ♪」
あたしの呪文と同じに。
辺り、半径十キロに及んで空間ごとビーチどころか、海までもが消滅してゆく。
この程度の力でなんでかしらねぇ♡
あたし、今かなり力を抑えたのに♡
それをみて、なぜかあたしの横で完全に気絶してるリリィに。
顔を真っ青にして、どうにか消滅する家から抜け出してきているナーガ。
あら♪別荘まで、消滅しちゃったわね♪
ま、別にいいわよね♡


あたしがあの空間を次元の入り口にしたのは、正解だったらしく。
だって、あのトンネルから、いろいろな生き物が移動してきてるし♪
まあ、根性のない生物なんかだと、移動してきた瞬間になぜかあたしのことに戻ってきたりするけど。
あそこ、あたしの宮殿の避難口にもしてるのよねぇ♡
なのに、なんでか、魚も一匹もよりつかないし・・・・
リリィは、なぜか髪を真っ白にして、寝込んでたりするし・・まったく、あれしきのことで・・・ねぇ・・・・♡
ナーガはというと、なぜか、しばらくおとなしくなっていたんだけど・・・・。
そんなに驚くことでもないでしょうにv
「さ~てと♪どんどん遊ぶわよぉ♪」
あたしの台詞に、なぜだか、ナーガは顔面蒼白にして、うなづいていたりするけども。

さ~てと、ここで、遊び終わったら今度は、どこにいこうかしらね♡


                             -PB攻防戦編終了ー



     TOP   BACK   NEXT 


####################################

  あとがき:
    かお:ううう・・・・。
        よーやく、どうにか、今日中に、これも打ち込み終了・・・・。
    エル:あら♪じゃあ、次ね♡
    かお:うわぁぁぁぁぁ!!!!!無茶いわないでくださいよぉぉぉぉ!!!!
     姫:どこが無茶?私なんか、名前しか、今回出てこないし・・・・。
    かお:・・・・あ・・あのぉ?お二方・・・。
        その手になさっているロットと大鎌は?(恐る恐る)
    エル&姫:あら♪当然のことを聞いてこなくても♪
    かお:い・・・・・いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!・・・・・・かお、消滅・・・・・。
    エル:あーらら・・・。あんな程度で消滅するなんて・・・・・。
       ここは、やっぱりお仕置きスペシャルコースよね♪
     姫:そうね♪エル♪
    (エル様、すみれちゃん、互いに何度もかおを再生させて、
        お仕置きのフルコース・・・・・)
    エル:うーん・・・・。まだ、すっきりしないわねぇぇ・・・・。
        ユニット♪出かけましょ♪
     姫:そうね♪どこかの世界の部下でもいじめにいきましょ♪
    かお:・・・・・うう・・・・・・。
       私は、ただの人間ですぅぅぅぅ・・・・・・。(混沌の海の中からのつぶやき・・・)
    エル&姫:じゃあ♪またねぇ♡



    TOP   BACK   NEXT