ガーヴを人間の赤ちゃんにして、フィブリゾのやつをアストラルサイドに封印して
フィブを一切、こちらに手出しができないようににしたのはお仕置きの為。
仮にもこのあたしを利用しようとした罰である。
ま、伝達ぐらいは、認めてやったけど・・・
赤ちゃん版、ガーヴ、名まえをル=カウとアメリアが名づけたそれを、セイルーンへと連れてく今は最中。
フィブリゾが、封印されたので、結界は消え去っている、というか実際はかなり弱くなっている。
そこで……
『滅びを守り存在(もの)、在るべき所、守り薄く消え去らぬ。妨げとなりし、バランス崩れん。
幾年来の、いざ解かれたり、四つの要は、本来の在るべき姿に、
姿なる本来に、戻りゆかんせん。世界は在るべき姿に、その姿を変貌せし。』
ここの星中に向けて、あたしは、『神託』下しておいたんだけど・・・・。
さーて♪
ここまで、分かりやすく神託を下したら、人々もこの地区の結界が弱まってて、行き来ができるということに気づくでしょう♪
と思ってたんだけど・・・。
なかなか、その意味を理解してくれないし・・・人間達は・・・・。
情けないわねぇ~・・・
ここまで、分かりやすく、教えてるってのに・・・
竜王達残り、三人は、冥王の気配が消えた・・というか、冥王の結界が弱まって、
人間でも行き来ができるということに、いち早く気づいてたけど。
でも、ただ今、彼らは、ゼラス、ダルフィン、グラウシェラーとにらみ合い中―・・・。
ともあれ、あたし達は、セイルーンへと向けて、のんびりと旅を続けている。
もちろん、赤ちゃんの面倒は、全て、ゼロスに押し付けてあるけどね♡
エル様漫遊記・番外編 ~ルナテクヘステバル編~
あたし達は、ある山間にある村、テシーモの村へとやってきている。
人口もそれほど多くないのに、なぜか、魔道士協会の支部があるがゆえに。
なぜかというと、ここでは季節限定で、魔道で役に立つある野草が生えるので作った、というのが事実だけど。
アメリアが、
「行きたい!!」
と駄々をこねるので、あたし達はその協会へと足をのばすことにして・・・で、今まさにここにやってきているのであるが。
「は?祭りに参加?」
思わず、話を聞いたとき、ゼルが問い返す。
間の抜けた声で。
ここ、テシーモの魔道士協会の評議長が依頼してきた内容・・・それがである。
ゼルのひょうしぬけした声にも動じずに。
「うむ。この村もー。見れば分かると思うがまだまだ田舎。」
まあ、どうみても田舎だけどね。ここは♡
「昔の風習や、時代錯誤の偏見も残ってる。つまり・・だな。まだここでは、魔道士に対する偏見が強いのだ。」
と評議長、ティランは言って来る。
偏見って・・・魔道士は人間より前からいたんたけど・・・この辺りには・・・。
魔族とか、神族とかが、広めたようなものだし・・ここの世界の魔道は。
知らないのが当たり前なのか。
その辺の事実に関しては。
文献すらも人の世界の中では残ってもいないからねぇ。
そういえば、そこそこの大きい町でも、魔道士に対する偏見ってあったりする、という現実があったりするけど。
ま、無理ないけどね♡
魔族連中が行動するときって、ほとんど、魔道士とか、神官とかに化けて行動してるし♡
便利でいいとかと言う理由で♡
昔、それで起こった、この世界でいうところの、【降魔戦争】その辺りの恐怖などからもきているという事実。
たかが、この辺りにおいて数千以上の魔が魔道士とかに姿を変えて行動していた、という程度でね♡
評議長ティランはさらに言葉を続け。
「しかし、そんな調子だと、何かと活動にも支障がでるのでな。
そこで。村人と交流を図るために、毎年恒例の豊作の祭りに全面協力することになったのだが。
ところが、肝心の協会から、出すと約束してた神輿にのるはずの女の子が風邪で寝込んでしまって・・・。
出られなくなってしまったのだ。
どうしようかと思っている所へリナ殿、あなた方一行が、尋ねてきてくれたというわけでな。」
評議長がそういいつつ説明すると。
がたんっ!!
「そういうことなら、喜んで!!困っている人を放っておくこと!!これ、すなわち、悪!!
正義の心をもってして、全面協力さしてもらいます!!」
まぁたやってるし♪アメリアは♡
面白いけど♪本当、飽きないわ♪このメンバーでいると♪本当に♡
「・・・・どうでも、いいが、机の上に乗るのは、やめてくださらんか?」
アメリアをみつつ、あきれたように言っている評議長ティラン。
アメリアは、評議長の机の上に乗っかって、いつものおきまりの口上を言っているのだけど。
「・・・・なんなんです?リナ殿?・・・彼女??」
アメリアをみて、あっけにとられているティランが聞いてくる。
「ただの正義おたく♡ま、気にしないほうが、いいわよ。」
あたしはあっさりとティランに説明しておく。
「世の中、知らない方が、いいこともあるんですよ?あ~・・。よしよし・・・」
赤ん坊ガーヴをあやしながら、ゼロスがそんなことをいってるけど。
「・・・・・お前が言うなよ・・・」
ゼルがそんなことを言っているゼロスにとじと目でつっこんでいたりする。
そして。
つかつかつか・・・・
ばこっ!!!
「い・・いたいです~・・・・。ゼルガディスさん・・・。」
ゼルがつかつかとアメリアの側にいって、パコッと殴り。
それでようやく、何やらぶつぶついいつつも、アメリアは机の上から降りてくる。
「ま・・まあ、謝礼はだしますので・・・」
そんな光景をみて、あっけにとられつつも話を続けているこのティラン。
「ふっ!!謝礼なんて要りません!!困っている人を助ける!!これが正義です!!」
瞳をきらきらさせながら言うアメリア。
「もちろん!!やりますよね!!リナさん!!」
とアメリアが言ってくる。
「はいはい・・。だったら、アメリア、あんたがやんなさい。あんた一応、巫女でしょ?」
あたしが言うと、
「巫女!?それは、願ったりですな!!ぜひともお願いします!!」
かくして、あたし達は、その祭りへと依頼で参加することに。
アメリアは真っ白いドレスに身をつつんで、四方をすだれで覆われた御輿にゆられて、進んでゆく。
あたし達は、その後ろからついていっている。
村の広場まで、アメリアは御輿に乗って、神像を飾っているという、祭りの会場へと移動しているのだけど。
どんどこどごどこどん!!
太鼓の音が大きくなってくる。
祭りの会場に到着する・・・のだけど。
はい?
そこについたとたんに目を点にしているガウリイ達。
そして。
「・・・アメリアがこれみたら、ど~反応するだろ?」
目を点にしつつもそんなことをつぶやいているガウリイに。
「・・・まず、暴れるな・・・。」
ため息つきつつも、こちらもまた、目を点にしてそんなことをいっているゼルガディス。
「アメリアさんですからね~♡」
そして、にこやかに、そんなことをいっているゼロスの姿が。
…爆笑♡
あたしは、一人が笑い転げてたり。
わかってたけど、直接にみたらやっぱり面白いわ、これ♡
「・・・リナ・・・笑い事じゃないだろうが・・・。これ・・どうみても・・。」
そんなあたしにそんなことを言ってきているゼルだけど。
面白いものは面白いのよ♡
アメリアの反応が楽しみね♡
そんな会話をしている間にも。
アメリアのすだれがうやうやしく上げられてゆく。
そして、アメリアがしずしずと神聖な儀式にと赴く気持ちで、目をあけた。
その刹那。
祭りの会場に着いたアメリアがその会場を目にしたもの。
それは・・・といえば。
コウモリの翼両脇に角一つを生やし、六本腕の一つ目の像の周りに。
両目の場所だけくりぬいた、三角ずきんをかぶった人間達が、
片手に円月刀(シミター)もって、たいまつを掲げて、そんな像の周りを囲んでいる人々の様子。
「どうみても、邪悪な儀式だな~・・。」
そんな人々の様子をみて、素直な感想をガウリイがポツリと言ってたり。
その直後。
ちゅっどどおおぉぉぉんんん!!!
アメリアの攻撃呪文の嵐が会場にと、そして山全体にと響きわたってゆく。
「邪悪な儀式を執り行うこと!!これ、すなわち悪!!」
どっごごここぉぉんんん!!
「・・・やっぱりこうなるのか。」
そんなアメリアをみてため息をつきつつ。
そして、じと目であたしをみて。
「・・・リナ、お前わかってただろ?」
「何が♡」
ほのぼのとしたやり取りをゼルとしながら楽しんでいるあたし。
そんな間にも。
かくして、静かな山間にしばらくの間、轟音が鳴り響きわたってゆく光景がしばし見受けられてゆく。
次の日。
「アメリア、そんなに、いそいでいかなくても、協会は逃げないわよ?」
あたしは、ずんずんと早歩きで歩いているアメリアに笑いながら話しかける。
アメリアは、あんな儀式を行うなんて!と協会に朝一で文句言いに行っているのであるが。
ばたんっ!!
「いったいなんですか!!あれは!!あなたには、正義と言うものが何のか!!」
いきなり、ティランに食って掛かるアメリア。
「?なななんのことですか?」
理解してないティラン。
「・・・昨日の祭りのことだ・・。なんなんだ?あれは?」
ゼルが疲れたように言ってるけど。
「豊作祈願の祭りだと聞いてたが?」
いまだに理解してないこの魔道士協会評議長のティラン。
「・・・ど~みても、邪教集団にしかみえんぞ・・・」
昨夜のことを思い出してそんなことをいっているゼル。
「でも、あれよりは、前のクロツの組織の方がよかったわね~・・。あっちの方が、神像はあれよりはまともだったし♡」
至極当然なあたしの言葉に。
「クロツさんの組織は、結構大きな組織になってましたからね~♡
でも、やっぱり、神像には、赤瞳の魔王様をつかってほしいですね♡」
にこやかにそんなことをいっているゼロス。
「Sの神像なんか、拝んでどうすんのよ・・。」
まったく、しがない部下S程度の神像なんておがんでどうする、というのやら♡
あたしの突っ込みに。
「S?」
首を多少かしげて聞き返してきているゼル。
「魔王よ、魔王。シャブラニグドゥだから、S。」
とりあえず、聞かれたので説明しておくあたし。
「なるほど。しかし、あんな海老のような神像にして、どうする、ゼロス・・・」
面白いまでにそんな突っ込みをしているゼルだし。
くすっ♡
「そうよねぇ♡確かに、Sのあのもう一つの形態って♡海老をほうふつさせるわよねぇ♡」
にこやかに微笑みつつ、ゼルの言葉に続けて賛同すると。
「しくしく・・・。リナ様までそんな・・・」
なぜかその場にていじけはじめるゼロスだし。
ん?ゼロスのやつ・・・・
この姿のときは、様づけで呼ぶなと言ってあるのに・・・
「ゼッロス~♪い~ま何っていったのかな~♪んっ♪」
にっこり微笑み、ゼロスに話しかけると。
「え゛!?はっ!!すいません!!リナさん!!」
ようやく、今、あたしのことを【様】づけで呼んだことに気づいているゼロスだし。
もう少し、徹底的に教え込まないといけないかしらね♡本体そのものに♡
「????」
ゼルはその一瞬の言葉を聞きとり、あたしとゼロスを交互にみて、首を傾げていたりする。
・・・ちっ。
気づくようだったら、記憶・・削除しましょっと・・・・・・
まだ気づかれたら面白くないし・・・ね♡
アメリアは・・・今のゼロスの言葉は聞いてはいない。
というのも、さっきから、ずっと、ティランに向けて、正義がどうのこうのとずっと話しっぱなしであるがゆえに。
あたし達がそんな会話をしている最中。
バン!!
勢いよく扉が開く音がし。
そして。
次の瞬間、一人の人物がいきなり部屋へと入ってくる。
「どーゆーことですか!?あれは、この村への宣戦布告とうけとってもいいんですね!!」
言ってきたのは、年のころなら、三十歳前後の中肉中背の男性、クレヴィル。
ちなみに、あの祭りの責任者♡
そして、さんざんわめきちらしておいてから、アメリアとあたし達にようやく気が付いていたりするけど。
「あー!昨日の!」
叫ぶクレヴィルの言葉に。
「ちょうどいいです!何なんですか!あれは!」
面白いまでにと言い合いをはじめてゆくアメリアとクレヴィルの姿が♡
わいわい!!
「あんなの、邪悪なだけです!!」
「何を言う!!完璧だろ~が!!」
アメリアとクレヴィルはまだ言い合ってるし。
「・・・・なあ、ゼル・・とめなくてもいーのか?」
意外にも、まともな意見を言ってきたのは、ガウリイ。
「止めるだけ、疲れる・・。」
完全にあきらめの境地のゼル。
「あら♪面白そうじゃない♪もうちょっと見ていましょ♪」
完全に他人事のあたし。
「あれが、正式な祭りって・・・何かんがえてるんでしょう?あの人間??」
疑問がっているゼロス。
「とにかく!我々は、町からやってきた、アドバイザーの指示通りに祭りを行ったんだ!!
それを、祭りを台無しにされるいわれはない!!」
言い合いの最中、高らかに、威張って言う、クレヴィル。
「はい?なんですか?その、アドバイザーって?」
その言葉にと、アメリアが聞き返す。
「聖王都セイルーンで神官やってた人が、これが正しい、豊作の祭りだ!とアドバイスしてくださったんだ!!」
クレヴィルは言ってるけど。
気づかなさいよね♡おかしいって♡
その言葉はアメリアを刺激するには、はっきりいって十分すぎるほどだし。
「セイルーンにそんな人はいません!!いたら、即刻、処罰しています!!」
そんな彼の言葉に対し、当然なことながら、アメリアがむきになって言い返す。
「・・・・おい・・・・。アメリア・・・・」
ゼルがアメリアに突っ込みを入れるが、アメリアには届いていない、というか聞こえてないし♡
「そんな不届き者は、このあたしが成敗します!!案内なさい!!その人の場所に!!」
「おう!!どっちが、ただしいか、黒白つけてやろうじゃないか!!」
アメリアとクレヴィルはもはや、完全にエキサイトしてるようだけど。
そしてそのまま、二人は、言い合いながら、部屋から出ていっていたりする。
そして。
そんな光景をみつつも。
「・・・・あのー・・・。一体、何がどーなってるんだ?」
意味が理解できずに、ぽつん、と取り残されているティラン。
面白いまでにこいつ、完全に忘れ去られてたわね♡
「面倒だから、ゼロス、あんた、説明しときなさい♡」
「え゛っ!?は・・はい・・。」
あたしはゼロスに説明を押し付けて、アメリア達のあとについてゆくことに。
しばし、ゼロスによる、ティランへの説明がその評議長の部屋の中で見受けられてゆく。
その問題の場所にとつくあたし達。
とりあえず、魔道士協会を後にして。
そのまま、まっすぐにここに向かってきているアメリアとクレヴィル。
そしてあたし、ガウリイ、ゼルガディス、この三人。
「うえ゛っ!?」
「あ゛っ?!」
それをみて、面白いまでにとガウリイとゼルが小さなうめき声をだしてるし。
「ふっ。こんな場所に住んでるのが、何より証拠!!
不届きにもセイルーンの神官の名前をかたる、悪党!!この私が成敗します!!」
一人、いまだにアキサイトしているアメリア。
一人、テンションも高く、そんなことを言い放っていたりする。
ゼロスはと言うと、ようやく説明し終え、いきなり空間を渡って戻ってきていたりするけども。
「あら。ゼロス、もどってきたの?」
何気ないあたしの言葉に、
「そ・・そんな・・。しくしくしく・・。」
いじけ始めるゼロス。
せっかく一生懸命、説明してあわてて戻ってきたのにぃ・・・僕って、僕って…
何やらそんなことを思いつついじけているゼロスだけど。
とりあえず放っておく。
あまりに鬱陶しいようなら多少お仕置きでもしておけばいししね♡
その家は、どうみても、はっきりいって、見た目はお化け屋敷。
・・・・ま、実際、何かが取りついているんだけど。
ちょっと、お茶目なヤツがここに住み着いていたりするのよね♡
ほんのいたずらで、この家に住んでた、地主達にちょっかいかけたところ、全員ばたばたと死んでいったらしいのだが。
まったくもって、情けない人間である。
そういえば、そんな輩も以前還ってきてはいたようだけど、いちいち把握するのも面倒だしね。
というかあまり気にしないようにしているのもまた事実なんだけど。あたしは。
なぜか、ゼロスがいきなり空間から出現したのを目の当たりにして、
ようやく、興奮気味の様子から、冷静に戻っているクレヴィルの姿があったりするけど。
「なんなんななな!!?」
なんだか、ゼロスを指さして、【な】の字を連発しているのだが。
ま、それは放っておく。
「出てきなさい!!語りで人をだます悪党ども!!」
そんな彼の様子にはまったく目もくれず、アメリアが家の中にむかって叫んでいたりするけども。
アメリアの言葉に従いて、家の中から、一人の男性が出てくる。
あらvやっぱりね♡なるほど、こいつはっと♡
この人間、ラガスタインっていうんだけど。
面白い契約を結んでいたりするのよね♡
面白いから説明しないでしばらく黙って高みの見物でもしておきますか♪
出てきた男は、見た目を説明すると、すっぽりとかぶった、フードとマント。
そして、身に着けている動物の骨と石塊でできた装飾品ー・・。
「よくも、まあ・・・。こ~んなあやしいやつに、ひっかかったな・・・。村人は・・・。」
ゼルがあきれた声を出す。
「ど~みても、悪人だよな~・・。」
そんな彼をみてガウリイまでもが同意してたりする。
「ふっ。我を悪人とは・・。はなはだしい!!我が神なり!!我の言葉を信じよ!!」
高らかに、陰気な声で叫ぶラガスタイン。
「お黙りなさい!!善良な、罪もない、村人をだましている悪行!!天はみのがしませんよ!!」
アメリアがびしっと、ラガスタインに指をつきつけてから、口上を開始する。
「ふっ・・。どうやら、わからせねばならんな!出でよ!!」
バチンと指をならして、部下達を呼ぶラガスタイン。
約数十名といったところか。
昨晩と同じ様な、格好をしている人間が現れ、そして・・・・
そして、それは現れる。
「お~ほっほっほっほっ。どこの誰かしら?この私、サーペ・・もとい、匿名希望の相手というのは!?」
ごげっ!!
ずしゃっ!!
その言葉と姿をみて、ゼロスとゼルが面白いまでにと盛大に地面にとずっこける。
その目のところにマスクをしているだけで、格好はいつももと同じの彼女の姿がそこにあったり♡
一応、いつもの服の上に羽織るようにして黒いコスチュームを羽織るには羽織っているけど。
「・・・・誰です!?」
それをみて、アメリアが叫ぶ。
気づいてないし♡
「・・・・アメリア・・・。お前・・・本気でいってるのか・・?!」
そんなアメリアの言葉に驚愕しつつも叫んでいるゼル。
「そ~ですよ・・・・。アメリアさん・・。」
ゼロスまで泣きそうになっているのが面白い♡
「だって、匿名希望って!!知ってる人なんですか!!?」
・・・・天然だし♡
やっぱりこの姉妹って楽しいわ♡
「ぷくくくくくっ!!!!!!」
本当に飽きないわよね。この姉妹は♡
あまりに面白いので、おなかを押さえて思わず笑っていたりするあたしだけど。
そんなあたしの行動とは裏腹に。
「ど~みても、グレイシアさんだろうが。」
「どう見ても、グレイシアさんですよ・・。」
ゼルとゼロスの声が重なっているのがまた面白い♡
「ふっ!さすがね!!この私の正体を見抜くとは!!リナ=インバース!!」
誰がみても、バレバレだって♡
いって、ナーガはばさっと、黒いコスチュームを剥ぎ取ってゆく。
ナーガが服を剥ぎ取ったのと同時刻。
ちょうどティランより報告をうけたほかの村人までがやってくる。
彼らがここに来て、始めに目にしたのは、無意味に高笑いをしているナーガの姿♡
「ええええっ!!??姉さんだったんですか!!!??」
そんなナーガの姿をようやく認め、そして本気で驚いているアメリア。
「ふっ。まだまだね。アメリア。私がこうして、敵にもぐりこんで探っているのを見抜けないなんて!!
おーほっほっほっほっほっほっほっ!!!」
高笑いをさらに続けざまに始めているナーガ。
「さすがです!!姉さん!!」
そんななナーガの言葉に尊敬のまなざしを送っているアメリア。
・・・事実は違う。
あたしは知ってるけど♡
ナーガははっきりいって、ラガスタインにだまされて、言いくるめられていたのだけど。
【言わぬが花】というコトワザが人間の中にあるけど。
まさにその典型的な例よね♡これって♡
ナーガのやたらと露出度が高い悪の魔道士ルックと高笑いに威圧されて、その場の全員が固まっていたりする。
「どーゆうことだ!!貴様!裏切るのか!?」
そんなナーガの台詞に、面白いまでにと叫んでいるラガスタイン。
「ふっ。笑止!!私は貴女を裏切るんでなく、貴女を捕まえるために潜入していたのよ!!」
どうみても、棒読みのその台詞。
だが、
「くっ・・。そうだったのか!!」
「さすがです!!姉さん!!」
・・・・ラガスタインとアメリアは棒読み台詞の言葉を信じてるし・・・。
本当、この人間達って、面白いわ♡
飽きないから♡
「まさか、私達をだましたいたのか!!?」
今更ながら、だまされていたということに、気づいている、クレヴィルと村人達の姿があったりするけど。
・・・・ここの村人って・・進化の過程・・失敗してるかも・・・。
・・・消滅させようかしら?
などと、本気で一瞬思ってしまったのは仕方がないとおもう。
絶対に。
ま、面白くすることにも限度を今度から少しは考えるとしますか……多少。
「くっ・・。ならば!!『獣魔吠(グルディーバ)!!』」
召喚呪文を唱えるラガスタイン。
知ってる呪文を片っ端から唱えているのが何とも楽しいv
『うどわうわえわっ!!??』
彼が召還したそれをみて、面白いまでにと混乱している村人達。
ラガスタインが召喚したもの・・・。
「ふははは!!見ろ!!こいつらがなんだか知るまい!!魔族だぞ!!魔族!!
並みの攻撃など通用しない、レッサーデーモンだ!!」
余裕の笑いを見せるラガスタイン。
たかが、この程度で、どうして余裕なのかしら♡
というか村人もこの程度で混乱してるし……
「・・・・烈閃咆(エルメキアフレイム)」
アメリアの放った術と、
「ふっ。崩霊裂(ラティルト)!!」
ナーガの放った術であっけなく、呼び出された二匹のデーモンは消滅する。
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
あっさりと消滅され、面白いまでにと無言になっているラガスタインと村人達。
そんな彼らにはおかまいなしに。
「私達をなめないでください!!レッサーデーモンごとき、敵ではありません!!」
「ふっ。そういうことね。私達の父様なんか、素手でド突き倒せるわよ。デーモンごとき!!」
交互に言い放つ、アメリアとナーガ。
「・・・・おーい・・。リナー、ゼルー。加勢しなくてもいーのか?」
ガウリイが何か聞いてくるけど。
あたし達は、アメリア達のやり取りを少し離れている場所で見ていたり♡
「下手に手出ししたら、ナーガ、敵、味方関係なく、攻撃ぶっ放すわよ?」
にっこり微笑み、あたしが言うと。
「それはいえるな。」
何やらしみじみとうなづいているゼル。
「まぁ、あ~んな下っ端連中じゃ、どーにもできませんよ・・。アメリアさん達に対しては・・」
のほほんとそんなことをいっているゼロス。
魔族の台詞らしからぬ言葉であるけど、まあ事実だしねぇ。
「何しろ、フィルさんなんか、ブラスデーモンを素手でド突き倒せますしね~・・。人間なのに♡」
人間を強調してそんなことを言っているゼロス。
うんうん・・。
その言葉に、うんうんと、うなづいているゼルとガウリイ。
そんなあたし達の様子をみて、完全に馬鹿にされていると思ったのか。
まあ、実際に馬鹿にしてる、というか楽しんでいるんだけども♪
「く・・っ!!なかなかやるよ~だな!!では!!」
等と言い放ち、そして次の言葉を紡ぎだす。
あら♪
彼を呼び出すようね♡
そういえば、ゼロスって。
彼と知り合いだったわよね♡
まあ、正確にいえば、ゼロスは一応あいつの上司に当たる訳でもあるし。
それに・・・ふふ♡
これは面白くなりそうね♡
「来たれ!我が魂を代価に結びし盟約に従いて!遥か北の大地より、とくこの地へと!我が友、ラギアソーン!!」
ラガスタインの呼びかけの声に応じて、五紡星が出現し、大地から光があふれだす。
「・・・おや?」
ゼロスがそれに気づいてぽつりと声をもらす。
どうやら、ゼロスも誰を呼んだか、気が付いたようだけど。
現れたそれは、例の神像のままだったりするけども。
「・・・純魔族!?」
それに気づき声を上げているナーガ。
「・・・純魔族!?・・でも、強くないようですね・・・。人間形態してませんもん・・。」
こちらもまた気づいて声を上げているアメリア。
だけどもさらり、と面白いことをいってたり♡
まあ、アメリア達って、さんざん、高位魔族であるゼロスを見慣れているし。
獣王ゼラス=メタリオムや海王ダルフィンにも会ったこと在るし。
このあたしに挨拶しにきたのよね♡
表向きは、ゼロスが世話してる赤ちゃんを見に来たといって説明してたけど♡
当然、それゆえに、ゼルも高位魔族を見慣れている。
そんな理由があるので、はっきりいって、ラギアソーンなどが現れても、動じていない彼らだし。
ま・・このあたしの正体は、アメリア達には知られてないけど♡
召還されたそれをみて、しみじみと。
「でも、何だって、下級魔族とはいえ純魔族なんかと契約してる人がこんなスケールの小さい、
…三流、いえ、四流以下の詐欺をやってるんでしょうか?」
そんなことを何やらつぶやき、アメリアは不思議がっていたりする。
一方、ラギアソーンを呼び出した、ラガスタインはというと。
アメリアやあたし達が全然驚かないのに、驚いていたりする。
魔族だと、あたし達が気づいてない、と勝手に解釈し。
そして。
「こいつが何かわからんのであろう!!こいつはな・・!!」
あまりに動じないあたし達に対して、ラガスタインが言いかけるが。
『下級の純魔族』
きっちし重ねていうアメリアとゼルとガウリイの三人。
あたしは、ハッキリ言って、高みの見物を決め込んでいる。
そんなあたしたちの言葉を聞き。
「くっ・・。純魔族の恐ろしさがわかってないようだな!!やれっ!!ラギアソーン!!」
ラガスタインが命令していたりするけども。
「ちなみに、冥土の土産におしえといてやる!
魔族と契約したからといって、収入が増えるわけでも、きれいな姉ちゃんをはべらすこともできない!
ゆえに、地道にこーやって、活動してるのだ!!」
そして、先ほどのアメリアの質問に答えるかのように、ラガスタインが情けない本音を熱弁する。
「・・・・あ゛~・・・。俗物小悪党・・・だな・・・」
そんな彼の言葉に、ゼルがあきれた声を出す。
「・・・何かんがえてるんでしょうか?ラギアソーンさん?
そういえば、ジョン君が行方不明になって、自暴自棄になってはいましたけど・・・」
ふと思い出したようにとつぶやいているゼロス。
くすっ。
「その、ジョンだけど。心配ないわよ。」
そんなことをつぶやくゼロスに言い放ち。
そして、あたしはナーガの方を指差してゆく。
ちょうどナーガが呪文を唱えようとしている最中だったり♡
「魔竜吼(グルドゥーガ)!!」
ナーガの術が完成し。
その呪文によって、カタートに生息している魔王竜(デイモスドラゴン)が出現する。
「おや?ジョン君ですか?」
その出現した竜をみて、ふと、気づいたようにといっているゼロス。
「そっ♡ついでだから、ちょっと干渉して、ジョンを呼び出すようにしたの。」
くすり。
そんなゼロスに微笑みつつも説明するあたし。
「・・・?何だ、そのジョンって?」
あたしとゼロスの会話についてこれずに首をかしげて聞いてきているゼル。
そんなほのぼのとした会話をあたし達が話していると。
「行け!暗虚吠(ヴォイドブレス)!!」
召還した竜、つまりはジョンに向かって、ナーガが命令してゆく。
が。
「むっ・・・。そのブレス・・。その傷・・・。ああ!!お前はジョン!!!」
ひしっと、ラギアソーンがジョンにしがみつくのと、
『ジョン(君)は、ラギアソーン(さん)のペット(ですよ)。』
あたしとゼロスがゼルに説明するのが同時だったり♡
『・・・・・・はい????』
はっきり言って、この場にいた存在のすべてが、間の抜けた声をだしてたり。
ラギアソーンの行動と。
あたしとゼロスの言葉に対して♡
「あいたかったぞー・・。ジョンー!!」
視界の先では、何やら言って叫びつつ、ジョンに擦り寄っているラギアソーンの姿があったり♡
そして…
「どうもありがとうございました!!
このジョンとは、二十年前の人間がカタートへ攻め込んできたとき、はぐれてしまい。
死んだものとばかり思って、自暴自棄になって、すさんだ生活をしていたんですが・・・」
ちょこんと座って話し始めるラギアソーン。
「ちょっと・・その自暴自棄って?」
ナーガがラギアソーンに聞いてるけど。
「辺りの人に親切にしたり、道端のごみを拾い集めたりと・・すさんだ生活していたんです・・・」
とラギアソーン。
何やら腕で一つしかない目をこすってたりするし。
「・・・魔族のすさんだ生活ってそ~ゆ~もんか?」
ゼルがあきれつつもそんなことをつぶやいてるし。
ラギアソーン・・・まだゼロスがいることに気が付いていないみたいね♡
ゼロスも面白がって、隠れているし♡
もっとも、面白そうなので、あたしが隠れるようにと命令してるのもあるけども♡
「カタートは魔族はペット禁止なんですが・・。 こっそり、隠れて、飼っていたんです・・・」
横にいるジョンをなでつつも、話というか説明を続けるラギアソーン。
「・・ペット禁止って・・・」
思わずその言葉に突っ込みをいれているガウリイ。
「でも、一回、他の魔族にジョンのことが、ばれちゃいましてねー・・。そのときは、大問題になったんですよ・・・。
そのときは、ゼロ・・あ、名前いっても、分かりませんよね。
高位の魔族のとりなしで飼ってもいいということになったんですが・・・」
そこまで、ラギアソーンが言うと、
『はい!!?』
ガウリイとアメリア、そしてゼルの声が重なってゆく。
「もししかして、その、ゼロ・・って、ゼロスさんのことですか?」
とアメリアが何やら目を見開いていい。
「あいつ、変わり者だからな~・・。」
のんびりとそんなことをいっているガウリイ。
「そんな、変わったことするのは、ゼロス以外いないだろうがな。」
ため息つきつつもこれまた図星をいっているゼルガディス。
そんな彼らの台詞に、面白いまでにゼロスがすかさず突っ込んでゆく。
「うううっ!!ひどいですよ~!!皆さん!!いいたいほ~だい!!」
隠れていたはずなのに、いきなり現れて、アメリア達に抗議しているゼロスだし♡
「で・・え゛っ!!??ゼ・ゼゼゼゼロス様~~!!???」
いきなり出現したゼロスの姿を認め、かなり驚いているラギアソーン。
「でも、ゼロスさんなんでしょ?とりなした魔族って。」
そんなラギアソーンにお構いなく、冷静に突っ込んでいるアメリア。
「・・ま・・まあ、そうですけど・・・」
そんなアメリアのもっともな言葉にいじけるゼロス。
「あ・・あの?何だって、ゼロス様がこんな所に?」
驚きつつも、だがしかし、ハタ、と我にと戻り、そして恐る恐る聞いてきているラギアソーン。
「それは、秘密です♡」
人差し指をぴっと口にあてて、いつものお決まりの台詞を吐くゼロス。
「ああああの?それで?その背中の人間の赤ん坊は一体??」
ゼロスが負ぶっている赤ちゃんガーヴをみて、ラギアソーンは少し驚き聞いていたりするけども。
「・・・・・。ラギアソーンさん・・・。知らなくてもいいことです・・・。」
ゼロスが面白いまでに真面目な表情になってラギアソーンに向かって言い放つ。
そんなゼロスの言葉に。
「ももももうし訳、ございませんのです!!!」
ひらに謝りたおしているラギアソーン。
「?一体??」
ラガスタインは状況についていけずに戸惑っていたりするけど。
律儀にあたし達の会話をききつつも、まっていたりするのがこれまた面白い♡
「あ、このラギアソーンさんはですね~。
下っ端ですけど、一応、獣王様の配下に属してるんですよ。今は、カタート駐留ですけどね。」
そんなラガスタインの疑問をうけ、ゼロスが説明する。
「・・・魔族にも、駐留とか、あるのか?」
ゼルがゼロスに聞いているけど。
「ありますよ。たとえば、完全な捨て駒で、竜王達の状態を調べる魔族もいますよ?」
ゼロスがあっけらかんとしてあっさりと言い放つ。
「・・・・一つ、きいてもいいか?」
そんな会話をききつつ、何か頭の中でとある可能性が脳裏に浮かび。
だが、それを即座に否定しつつも。
多少声を震わせつつも、問いかけてきているこのラガスタイン。
「なんです?」
いつもの口調で答えるゼロス。
一方、ラギアソーンは、冷や汗かいて、凍り付いていたりする。
ゼロスに対して敬意を払いつつも多少怯えてるのよね。
あたしにはまったく気づいてないし♡
「なんで、魔王の腹心の名前などがでてくるんだ?」
ラガスタインの問いかけに。
「何でって・・。僕、魔族ですよ?」
さも当然のごとくにあっさりと言い放つゼロス。
「何!?どうみても、人間だろうが!!!」
そんなゼロスの言葉に面白いまでにわめいているラガスタイン。
普通少し考えたらちょっと力ある魔はどんな姿にもなれるってわかるでしょうにね♡
「高位魔族って、みんな、人間と見分けがつきませんよ?
まして、ゼロスさんは、これでも、一応、そうは見えませんけど、
獣王ゼラス=メタリオムに直属に仕えているこれでも見えませんけど、獣神官という立場らしいですから。」
アメリアがそんなラガスタインにさらり、と説明していたりするけども。
「・・アメリアさん・・。いま、かなり、強調しませんでした?見えないってことを・・・。」
ゼロスがアメリアに多少いじけつつ言っていたりするけども。
「だって、見えませんもん!!」
そんなゼロスの問いかけに対して、きっぱり言い切るアメリア。
「ど~せ・・。ど~せ・・・・・・・・・僕なんてしがないどうせお役所仕事・・・
ゼラス様方や魔王様からはとんでもない御方のお供まで命じられて・・・どうしていつも僕ばかり・・・」
何やらぶつぶつと、いじけ始めているゼロスだし。
「ゼ・・ゼロス様!!?」
そんなゼロスの様子にかなり驚いているラギアソーンは何やらゼロスの名前を呼んでいたりするけども。
くすっ。
「ゼロスのことなんか、ほっとってもいいのよ。そういえば、あんた、カタートへ戻るんでしょ?」
ゼロスはとりあえずほっといて。
ラギアソーンにと問いかけるあたし。
そんなあたしの質問に。
「ええ、ジョンも見つかったので、もどりますけど?」
ゼロスを気にしつつも答えてきているこのラギアソーン。
「じゃ、これ、ついでに渡しといて♡」
いいつつ、ラギアソーンに在る物を渡して微笑むあたし。
「・・・・?誰に?ってゆうか、あなた、誰ですか?」
受け取ったそれをみて、不思議がり首をかしげているラギアソーン。
「リナ♪リナ=インバース。あたしからっていえば、分かるはずだから♡」
首をかしげるラギアソーンにとりあえず簡単にと説明しておく。
こいつに正体教えてもいいけど、アメリアたちの手前もあるしね♡
ふふ♡
一方では。
「ゼロスさん!いじけてないで!さあ!仲良く、正義の仲良し四人組を歌いましょう!!」
アメリアがゼロスをからかってあそんでいたり。
「それはやめろ~!!」
ガウリイとゼルがどうにか、アメリアを止めてる光景が見受けられていたりする。
そして、完全にと忘れ去られているラガスタインの姿がそこにあったりするけども♡
「・・・・・・・それでは。失礼します・・・」
そんな会話をしていることしばらく。
唐突にラギアソーンはジョンを連れて、カタートにと戻ってゆく。
アメリアが歌を歌い始めたがゆえに、そのまま戻ってゆくラギアソーン。
なぜかあの歌は下級魔族には応えるみたいなのよね。
なぜか中級とか上級魔族などにも聞くけども。
これはやっぱり根性がなってない証拠よね♡
そんなこんなのやり取りがしばし、続いてゆく。
その中で、完全に戦意喪失して、放心状態になったラガスタインはといえば。
村人にひっつかまって、かなりお仕置きを受けていたりするけども。
ちなみに、ラガスタインが放心状態になったのは、ゼロスのせいではない。
アメリアとナーガがセイルーンのお姫様だという、事実を知ってしまったために驚愕し、放心状態になってたり♡
かくして、この騒動も丸く収まってゆく。
めでたし、めでたし♡
しばらく楽しんで、次にいきますか♡
追伸:ちなみに、あたしがラギアソーンに言付けた品物には・・・Sに向けてのお仕置きコース♡
どれがいいかを選びなさいというものなのだけど。
なぜか、Sはそれをみてから、泣き暮らしていたようであるし。
・・・情けない・・・・
ー終了ー
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まえがき:
こんにちわ♪
ふふふふ♪
エル様漫遊記・・・第二弾の打ち込みなのです!!
あれ?ぎくっ!!誰か「長編は?!」とつっこみましたね!!←してないって!
えーえー、長編打ち込みほっといて、こっちうちこんでますよー!!(開き直り)
だって・・エル様のお仕置きが・・。
あの御方を活躍させないと・・私が消滅してしまう~!!(絶叫)
と、ゆーわけで、またもや、パロディ版の漫遊記(はあと)
今回は、ミニ文庫の『ルナテクヘステバル』なのです♪
位置づけとしては、冥王が、
エル様によってお仕置き受けて、(←私の漫遊記本編でそーなってる)
ガーヴが人間の赤ちゃんにさせられてしまって(←これも、本編で。)
(エル様によって、お仕置きの一環・・汗)
ラジオ(CDのネクストらの4巻)以降の設定なのです。
つまり、トライの前ね(はあと)
とゆーわけで、(なにが、とゆーわけでなんだろ?)いっきまーす♪
あとがき:
かお:すすすいません!!かなり長くなってしまいました!!
とゆ~訳で、あとがきは短いのです!!
エル:どーゆーことよ!!
かお:・・・・50KBを超えてるんです!!この話!!
区切らないでも、大丈夫かなー・・。
とおもって、続けたのが間違いでした!!
長く根気よく、よんで下さった方々に深くお詫び申し上げます!!
・・・まままさか、入力するとここまで長くなるとわ!!?
エル:・・・・・相変わらず、計画性のない・・・・・。
かお:ぐさっ!!痛いところを!!
エル:それはそーと・・・・。あんた・・・・。長編の第二章は?
かお:ぎぎくぅぅ!!!!ま・・まだ、打ち込んでないのです!!
エル:(無言で傍にいる硬直しているDとSとをつかみとる!)
かお:入力しますって!!(あわてて、フォーローするかお)
エル:ちっ・・。とにかく、早く、あたしを活躍させなさいね♪(にっこり笑うエル様)
かお:(・・・・いやな予感・・・滝汗・・・・)
エル:ってことで♪
以下、カット・・・・・。
さってと♪S達と一緒にかおもお仕置きしておいたので♪
それではこの辺でー♪
また、会いましょうね♪では♪
追伸:多分、この番外編の漫遊記、
次は完全オリジナルの話にするつもりらしーですので。
こいつは。ではでは。
(あたしが、リナになる前の話と、リナになってからの話・・・。
どっちにするのかは
まだ、決めてないよーですけど・・。こいつは・・。)
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