こんにちわ♪今回、総動員♪キャラ、集合(爆!)ではでは♪

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          ドリーム・ナイトメア  (悪夢の夢)    ~ACT-6~



リナの叫びが響き渡ってゆく。
―と。
「さわがしいぞ。人間よ。」
「・・・・なんであんたがここにいるのよ・・・。」
硬い口調の台詞と。
震えた声の女性の声。
「・・あれ?」
「おお、でっか・・・。」
「ミルガズィアだ!!」
さすがに、でっかいとかげよばわりされるのがいやらしく。
ガウリイが言いかけるとすぐに突っ込んでいる金髪の中年の男性。
一緒にいる、もう一人の女性、エルフの女性は。
あいかわらず、代わった格好のプレートメイルを着込んでいるが。
「ミルガズィアさん!?それに、破壊魔メフィ!?」
リナの言葉に。
「ちょっと!誰が破壊魔なのよ!」
「自覚のないことをいうな!ぽんぽんとブレス、はくやつが!」
「・・・確かに。ちょっと、被害・・でましたけどね・・・。」
ここ、セイルーン領中に。
入ったとたんに、襲撃があり。
いつものことながら、ゼナファアーマーの完全武装で、暴れたメフィ。
エルフのメンフィス=ランソード。
アメリアがぽつりとつぶやいていたりする。
「それで?どうして、パシリ魔族がこんなところにいるんだ?」
「そういう呼び方は止めてください!!!ゼロスです!ゼ・ロ・ス!」
ミルガズィアの言葉に。
すかさず抗議しているゼロス。
「あら、生塵でいいじゃないですか。」
「フィリアさん・・・死にたいんですか?♡」
にっこりと笑っているゼロス。
「それより、どうしたんですか?ミルガズィアさんにメフィまで。ここ、セイルーンに来ているなんて。」
リナの素朴な疑問に。
「それは、私から説明いたしますわ♡」
聞き覚えのない声とともに。
その後ろから、空色の髪と空色の瞳をしている女性が歩いてくる。
「貴方は?」
リナが見たことない人なので質問を投げかける。
「リナ、この姉ちゃん、人間じゃないぞ?」
ガウリイがのんぴりといっているが。
「あらあら、流石ですわね。さすがに、ルナ様が認めている人間だけのことはありますわ。
   私、スカルテラ=サファイア=エマ=バールウィンと申します♡
   一般には、こう呼ばれておりますの♡天竜王(エアロード)バールウィン・・と♡」
にっこりと、お辞儀をするスカラ。
「な゛!?」
リナが絶句し。
「おや、お久しぶりですね。天竜王さん。」
にこにことフィリアと言い争いをしつつ。
ゼロスが挨拶していたりする。
「本当に久しぶりねぇ。降魔戦争以来・・かしら?獣神官ゼロス?」
「そうですねぇ。」
なんか、にこやかに会話してるし・・・・。
リナはそんなことを思いつつ。
「まあ、どうせ、ルビーアイさんが表だって関ったら、面倒なので。
  ゼロスさんに命じて、いやおうなしに、巻き込まれたっていう設定をつくった。まあ、そんなところでしょぅけどね♡」
「はぁ・・。ま、僕としても、上からの命令には逆らえませんし・・・。」
ぽりぽりと。
顔をかきつついうゼロス。
「それで?どうして、黄金竜のミルガズィアさん、エルフのメフィ、ルナ姉ちゃん、ゼルガディスもここにいるわけ?」
リナの最もな疑問に。
「それは、火竜王が、とうとう暴走始めましたので♡」
にっこりというスカラこと天竜王バールウィン。
「・・・・・・・は?」
思わずリナの目が点になる。
「私は・・・・火竜王様の直属の配下が、ヴァルを殺しに来たのをかろうじて、逃げ出したんです・・・。」
フィリアがぽつりという。
「・・・・・・あの竜王はまだそんなことやってるんかい・・。」
思わずリナの声が低くなる。
何しろ、このフィリアと関った事件のときなども。
関係者もろともに、全滅させよ。
そう命令をしていたような竜王であり。
そしてまた。
何の罪もない、古代竜、エンシェントドラゴンを卵から何から何まで惨殺した。
という事実をリナ達は知っている。
ミルガズィアなどは、結界に阻まれて、その事実を知らなかったが。
ここにきて、その現実を教えられていたりする。
何しろ、ここにせめてきているのも。
火竜王に仕えている存在が主なのであるからして。
「困ったことに、命令も聞かずに、そのまま暴走してるよのねぇ。」
ふぅ。
ため息をついているルナ。
「いや・・命令って・・・姉ちゃん・・・。」
リナが言いかけるが。
怖いので聞かなかったことにしていたりする。
「まあ、とりあえず、立ち話も何ですし。こちらにどうぞ。」
いって、アメリアが、全員をとある部屋にと案内してゆく。
リナはとりあえず。
ナーガのことは、聞かなかったことに、見なかったことにし。
現実逃避に入ることを決めているようだが。



「それで?」
「ええと。僕から説明しますね。」
テーブルにつき。
紅茶が出され。
今の状況が説明されてゆく。
そのテーブルがこれまた、大理石製なので。
リナがアメリアにこれちょうだい♡
とかいっている日常的な風景なども見られたりするが。


「事の起こりは、そもそも、リナさんが、闇を撒く者を追い返した。あの当時から、火竜王さん、暴走の気配があったんですよ。」
にこにこというゼロス。
「・・・あんたは、それでだまってたんかい・・・。」
リナがにらむと。
「いやあ、あの当時、僕に化せられていた命令は、闇を撒く者を追い返すもしくは倒すこと。
   火竜王さんの身辺調査ではなかったですから♡」
「ゼロス・・・・あいかわらず、お役所仕事だな・・・。」
ゼルガディスがあきれていたりする。
「ともかく、リナさんが、神魔融合呪文を使って追い返しましたよね、あのときの、再生の力。
   実は、あれ、あの御方の力だったようなんですよ♡これがまた♡はっはっはっ♡」
ずるしゃ。
その言葉に、ソファーから滑り落ちるリナ。
「そもそも、僕は、不思議におもってましたからねぇ。
   何しろ、あの御方が、何もせずに、リナさんとガウリイさんを、この世界に無事に戻された。ということを。
   まあ、気まぐれなあの御方ですから・・。ありえないことではないですが。必ず、後から何かしらありますからねぇ♡」
にこにこというゼロスに。
「確かにね。エル様は、面白いことがお好きな方だから・・。」
などと同意しているルナ。
「・・・・・・・・あの御方?」
メフィが口を挟む。
「ああ、そうか。メフィさんたちには説明してなかったわね。
   悪夢を統治する王、混沌を統べる王、金色の王、ロードオブナイトメア様のこと。」
さら。
何の前ぶりもなしにいっているスカラ。
「ともかく、エル様・・これは、私達エル様の部下である存在達は。あの御方をそうお呼びしているんだけど・・。
   リナの体内に、そのまま、デュグラディグドゥ達の行動をみて。ちょっと残られていたようなのよね・・・・。」
「・・・・・・・・・ま゛じ?」
リナがその言葉に硬直する。
「そーいや、リナの中にとことんの気配がしばらくあったなぁ。」
のんびりといっているガウリイ。
―ぷち。
そんなガウリイの言葉に。
「ガウリイ!気づいてたんなら、はやくいってよぉぉお!!!」
「よ・・・よく無事でしたね・・・(汗)リナさん・・・・(汗)」
「・・・・・ガウリイの勘・・恐るべし・・だな。」
リナがガウリイにくってかかり。
アメリアが冷や汗流し。
ゼルガディスがそのガウリイの直感にあきれている。
一方。
ものの見事に石化しているのは。
フィリアと、メフィとミルガズィアのこの三人。
「・・・・・・ちょっといいか?残っていたとは??」
ミルガズィアの素朴な疑問に。
「あれ?ミルガズィアさん、リナさんから聞いてないんですか?
    リナさん、冥王様を滅ぼしたとき、あの御方に体、完全に乗っ取られていたんですよ♡」
「・・・・よりよにって、あの御方の呪文・・・暴走させてね。」
「だぁぁぁ!!いわないでぇ!」
リナがあわてて止めるが。
――――ぴしっ。
そのまま、ミルガズィアとメフィの時間は停止した。
フィリアは、リナの実家で、ゼロスに聞かされて知っている。
アメリア達に関しては。
その現場に居合わせたのだから、当然知っている。
「おや、何か石化しちゃいましたねぇ♡
    ともかく、リナさんを通じて、あの御方、あの人達に、何らかの処置を保護越されたようですが。
    それが、火竜王は面白くなかったんですね♡」
「フィスは、なんか、自分が一番でなくちや気がすまない。いつのころからかそういう歪んだ性格になったから・・。」
ふぅ。
ため息ついているスカラ。
「フィス?」
リナの疑問に。
「ああ。火竜王のこと。火竜王(フレアロード)ヴバザード。
   本名。フィスフレィン=フレイン=ヴラバザードっていうのよ。私達はフィスって呼んでるんだけどね。」
ちょっとバツが悪そうにいうスカラ。
「それで、こともあろうに、火竜王さん。少しでも、力がある国など、問答無用で、破壊を始めてるんですよ♡
   ついでに、リナさんの暗殺命令もだしてます♡」
にっこり。
ぴしっと人差し指をつきたてていうゼロスの説明に。
「なんですってぇぇぇぇぇ~!!!!んっふふふふ・・・。い~根性してるじゃないのよ・・。」
「そいつ・・・・殺す!」
「ガウリイ・・頼むから殺気を向けるな・・(汗)」
リナの声が完全にすわり。
ガウリイの目が怪しく光りその言葉に対して殺気が飛んでいたりする。
「そうです!いくら、竜王といっても、悪は悪です!
    この罪、万死に値します!これは、面と向かい話し合い、正義の心構えを教えるべきなんです!」
アメリアが一人、いきまいていたりもしているが。
「しかも、フィスは、こともあろうに、こちらの方々。
   つまりは、アクアの直属の部下である黄金竜や、ここの自分関係の人間達に。
   世界に災いを招くもの。として、リナ=インバースの殺害を。下していたりするのよ。まあ、それだけからともかく。」
「こらまて!どこがともかくだ!」
すかさず突っ込んでいるリナ。
「ともかく、力のあるセイルーン王国や、エルメキア王国、ゼフィーリア王国。
    これらも世界に仇をなすから滅ぼすべき。などと神託下してね。こっちは、その訂正に大慌て。」
・・・・・まてこら。
リナの目に怒りが宿る。
スカラの言葉に。
「そうなんですよ。世界各国で、リナさんを殺せ。という動きが出ているのと同時に。
  しかも、その神託を下した火竜王の暴挙。どっちが正しいのか。
  それで、内乱が起こっている国なんかもありますしねぇ♡」
にこにこと完全に他人事のようにいっているゼロス。
「それで?そのヴラバザードってやつはどうしてるんだ?」
ガウリイが聞き返す。
『ええええ!?ガウリイ(さん)が話しについてきているぅ!?』
本気で驚くリナ、アメリア、ゼロスの三人。
「しかも、ガウリイ、名前、間違ってないわよ!何か悪いものでも食べたの!?」
本気で心配しているリナ。
「まあ、ガウリイに関しては。リナがらみだと、間違うことが絶対にないから。アメリア。」
驚いているアメリアに静かにお茶を飲みながらいっているゼルガディス。
「なるほど。」
それで納得しているアメリアに。
「本当に大丈夫なんでしょうね!?」
などといいながら、ガウリイの額に手を当てていたりするリナの姿。
ぷにっ。
ガウリイの顔に柔らかな間違えようのない感覚が当たり伝わる。
・・・・かぁぁ//
「ああ!ガウリイ!熱があるわよ!」
さらにガウリイに近づいているリナ。
「だ・・だぁ!!大丈夫だって!」
「でも、あ!!また熱くなってる!」
こつん。
こんどはそのまま額を直接にあてて確かめているリナ。
「・・・・・生殺しだな・・あれは・・・。」
ゼルガディスのつぶやきに。
『気の毒に・・。』
リナ以外。
どうして、ガウリイが赤くなっているのか、全員分かっていたりする。
分かってないのは、リナばかりののみ。
「だぁ!!大丈夫だって!」
どうにか、リナを引き剥がし、息を整えるガウリイ。
・・・・あぶない、危ない。
理性がまけて、そのまま、ここで押し倒しそうになったぞ・・俺(汗)
内心、かなり冷や汗かいていたりするガウリイ。
・・・リナ、・・・胸・・大きくなってきたよなぁ・・・。
そんなことをおもいつつ、胸に視線がいくのは当然の反応かもしれないが。
「本当に大丈夫?」
ぐ・・・。
たのむから、そんな目で俺をみるなって・・・(汗)
リナ・・・・(汗)
ああ、俺の理性・・頑張れ!
瞳を潤ませて、ガウリイを本気で心配していっているリナ。
これが無意識にやっているのだから、よけいにたちがわるかったりする。
「大丈夫だって。」
「そう?・・・・無理しないで、よ?」
あんたが倒れたら・・嫌だからね・・・。
超小声でつぶやいたリナの言葉は。
しっかりとガウリイの耳に届いていたりする。
それをリナは気づいてないが。
そんな二人の様子に。
ようやく、硬直から逃れるミルガズィアとメフィの二人。
「我々のところにも、リナ=インバースを殺して。セイルーンなどの王国を滅ぼせ。という伝達が来たがな。」
「でも、そんなこと、できるはずもありませんわ。ですから、とりあえず、そのことを伝えにここにやってきていたんですの。」
どうにか冷静さをとりつつ、ミルガズィアとメフィが交互に説明をしているが。
「・・・・とりあえず・・・・。私の知っている限りでは・・・・。すでに火竜王によって・・数個の国々が・・・消滅させられました。」
フィリアの声が震えている。
かろうじて逃げられたのは、奇跡に近い。
それも、ヴァルの卵から。
光がほとばしり、それに包まれて、助かったようなもの。


今、世界に起こっている現状が。
リナに伝わってゆく。


「で、リナ、あんたには、とりあえず、責任をとってもらうわ。」
ルナの言葉に。
「・・・責任?」
「サイラーグの空間の歪み。フィスは、あれを利用しようとしているのよ。こっちは、フィスを総動員して捜しているんだけど。」
ルナがため息一つ。
「フィス、完全に雲隠れして、気配すらもつかませないのよ。
  どうやら、あそこの空間の歪みを利用して、うまい具合に隠れているようで。」
はぁ。
深くため息をついているスカラ。
「その空間の歪み。あんたがあそこで、エル様を召喚したから。そういえば分かるわよね♡リナ♡」
にっこりと笑う姉の目は、笑っていない。
「喜んでやらせていただきます。」
「リナさん!それでこそ正義です!!」
「リナを殺そうとするなんて・・・ふふ・・そいつ・・殺す!」
「とりあえず、世界の滅亡は防がないといけないからな。」
だくだくと涙を流しつつ。
即答するリナに。
アメリアが同意して。
ガウリイは、一人、殺気を火竜王に向けて飛ばしていたりする。
当然、リナにきづかれないように。
ゼルガディスはすでに、この件に関して。
アメリアの協力を申し出ていたので。
あまり動じてないようだが。
というのも、ゼルガディスも、火竜王配下に襲われたのである。
ふりかかる火の子は払う。
それが彼のポリシーがゆえに。

ガウリイのその殺気に当てられて。
しばし、ルナ、メフィ、スカラ、ミルガズィアの四人は。
その場でしばらく硬直してゆく。


ナーガといえば。
この件で、父親であるフィル同様に、走り回っていたりするので。
この説明会には、参加していなかったりするのだが。


「とりあえず、ただ、下っ端は、何もしらずに。言われるままにやっているだけだから。そこから説得していきましょう!」
「あ゛~・・・・。はいはい・・・。」
まあ、姉ちゃんにさんざんしごかれたから・・。
それに、デモンブラットの影響で。
かなり魔力上がってるしなぁ。
それに・・・・。
ちら。
ガウリイの方をみつつ。
ガウリイと一緒の旅だし♪
なんか、最近、やけにガウリイ、あたしに触れてくるのよねぇ・・・。
うれしいんだけど・・。
でも、なんで、相手にもしていない、あたしに触れたがるんだろ?
ガウリイのやつは??
などとそんなことを思っているリナ。

・・・・リナがガウリイの気持ちに気づくのは、当分無理そうである・・・・・・・・・・・・・


「ともかく!正義の仲良し四人組みの復活です!!」



とりあえず。
被害が多い、外の世界。
そこの修繕などを任されたリナ達一行は。
修繕係、ゼロスを伴って。
一路、火竜王が治める区域中にと海路をとって、移動してゆくことになっていた。


                                         -続くー


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    あとがき:
        薫:よっしゃぁぁ!
          次回にようやく、数ヵ月後!!(まて!)
          一気に時間が飛びます!(だからまて!)
          ようやく本編だぁ・・・・・。
          うう・・・・・・。
          何話になるかなぁ・・??(かなりまて!)

       姫:エルの名前だけでてきてるけど・・・。
     エル:活躍してないわねぇ♡
      薫:ぎくぅ!
         この話・・。
         あと・・・。
         最後の方でないと・・。
         出ません・・・・てへvv
    エル&姫:てへvvじゃないでしょぅがぁぁぁぁ!!!!!


     ずっどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん・・・・・・・・・。


     エル:まったく・・・。
         これであたしのファンだっていってるんだから・・。
         まったく・・・・・・・。

      エル様、すみれちゃんといろいろと話し合いながら。
      その場から掻き消えてゆく・・・・。

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