ドリーム・ナイトメア  (悪夢の夢)    ~ACT-4~


「何だ?貴様らは!用がないやつは返れ!!今は忙しいんだ!お前らみたいなやつを入れるわけにはいかん!」
・・・ぷち。
「だぁぁ!リナ、落ち着け!」
リナが切れて呪文の詠唱を始めようとすると。
ガウリイがリナを後ろから羽交い絞めにする。
「だぁぁ!放せぇぇ!!//」
真っ赤になって、それでようやく呪文詠唱を止めるリナ。
「あたし達、アメリアに呼ばれてきたんだけど?」
真っ赤になりつつ、どうにか言葉を発しているリナ。
しかし、いまだにガウリイに後ろから抱きしめられたままであったりするが。
「何!?アメリア様を呼び捨てにするなど!何たる無礼な!
    アメリア様がきさまらごとこの一般人に知り合いがいるわけないだろ!嘘をつくな!」
・・・ぷちぷちぷち。
リナの体がわなわなと震える。
それを必死に抱きしめて、押し止めているガウリイ。
少し怒っているので、ガウリイに抱きしめられているまま。
ということに、リナは気づいてなかったりするのであるが。
リナ達の後ろでは。
「どうして、フィリアさんまでくるひつようがあるんですか!?」
「それはこちらの台詞です!生塵!今度は何をたくらんでいるんですか!!?」
ゼフィーリアからずっと。
同じ調子で言い争っているフィリアとゼロスの姿。

ゼフィーリアの中にあるリナの実家を出ようとすると。
いつきたのか、料理の材料にされそうになっていたゼロスが。
リナ達についていく。
と言い出して。
「じゃ♪セイルーンまでつれてってね♡空間移動で♪」
やー♪手間が省けたvv
という具合に便利なアイテム扱いして、ゼロスにここまで、自分達を移動してもらったリナ。
リナ曰く。
便利なアイテムはとことん使え。
らしいが。

「どうした?騒がしいが?」
門番とは違う別の兵士が兵士詰め所から騒がしいので顔をのぞけてくる。
「ああ、ヨルダン様、こいつらが、こともあろうに、アメリア様を呼び捨てにして。
  知り合いだから中にいれろ。とほざいてまして・・。」
リナを追い返そうとしていた兵士の言葉に。
ヨルダンと呼ばれた男性が。
「何?」
いいつつ、リナ達の方に顔を向ける。
その刹那。
「どどどどどどどうぞ、お通りくださいなのです!」
あわてて、門の中へと指し示す。
「ヨルダン様!?どうして、こんなやつらに!?」
抗議する兵士。
「馬鹿!!貴様、リナ=インバース殿を知らないのか!?」
「・・・・・・・・え゛?し・・・・しシシシし失礼いたしましたのでございますぅ!」
しばし、絶句したのち。
ぎぎぎぎぃ。
と、リナ達の方向をぎこちない動作で振り向き。
汗をだくだくとながしつつ、言葉を発する始めの兵士。
・・・・・こらまて。
リナの目が据わる。
「ちょいまてぃ!何で、あんたら、あたしの名前で、そんなに怯えるのよ!あたしは、あんたらに怯えられる筋合いはなぃぃ!」
リナが絶叫する。
「そうですか?十分に筋合いが通ってますがねぇ♡」
そんなリナににこにことつっこむゼロス。
「何しろ、リナさん、魔王様の欠片、二体も滅ぼされましたし♡それから、異界の魔王♡
  闇を撒く者(ダークスター)と漆黒の竜神(ナイトドラゴン)の融合体がこちらに責めてきたときも追い返して♡
  さらには、あの御方の召喚に成功して、 冥王様を滅ぼした挙句、その関係で、魔竜王まで滅ぼす原因となり。
  さらには、ここセイルーンの半分近くを吹っ飛ばした。・・・・十分にリナさん、怯えられる要素もってますよ♡」
そのゼロスの言葉に。
「ちょいまて!それは関係ないでしょうが!セイルーンに関しては、ちょっぴりやりすぎただけでしょうが!」
あれがちょっぴりか?
そう兵士の数名がそんなことを思ったりしているが。
それ以上に。
次にリナの口から発せられた言葉は。
その場のリナ達以外の者を石化させるのには十分すぎるものであった。
「それに!魔竜王ガーヴを滅ぼしたのは、冥王だし!!あいつも、あれに攻撃しかけたんだから!あたしに罪はない!」
そこまでリナがいうと。
「ちょっとまってください!?リナさん!?あの御方召喚っ・・・って・・・まさか・・本当にあの御方なんですか!?」
フィリアが顔を真っ青にしてリナに詰め寄る。
「おや、ご存知なかったんですか?フィリアさん?
   リナさん、ガウリイさんを助けるために、あの御方の完全版の呪文を唱えて。
   こともあろうに、あの御方を召喚してしまい。さらにはリナさん。あの御方に乗り移れられまして。
   あの御方に連れ去られたリナさんをガウリイさんが、根性で連れ戻されたんですよ♡」
にこにこと説明するゼロスに。
フィリアはしばし硬直。
「こらまて!ゼロス!!ばらすんじゃない!」
「でもリナ、事実だぞ?俺のために、自分の全てと引き換えて・・って・・・。あんなの、二度となしだからな。」
耳元でささやかれるガウリイの言葉。
「う・・・・ゴメンって・・・・!?////何であんた、あたしを後ろから抱きしめてるのよぉぉお!!」
「おやvv今ごろリナさん、気づきましたね♡」
にこにこというゼロスに。
「いいじゃないかvv」
「よくなぁぁぁぁぃぃぃぃい!!!////」
じたばたもがくリナ。
「リナさん、顔を真っ赤にしていっても、説得力、ないですよ♡」
にっこり。
ちっちっちっ。
人差し指を振るゼロスに。
――ぶち。
「全員吹っ飛べぇぇぇぇぇ!!!!!!炸弾陣(ディルブランド)ォォォォ!!!!」

どっごぉぉぉぉんんんん!!!!

リナの放った術は。
周りの兵士ごと。
すべてを吹き飛ばしていた。
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・//」
うう・・。
不覚っ!
ガウリイに抱きしめられているのに気づかなかったなんてぇぇ//
真っ赤になって息をついているリナの姿が。
そこにはあった。


「ご・・・ご案内いたします・・。」
なぜかずたぼろになっている兵士達を代表して。
門番長であるヨルダンが、リナ達をアメリアのいる場所に案内というので。
「それじゃ、よろしくvv」
リナは、これ幸いと、頼むことにしていたりする。
「リナがそういうんだったら。」
ガウリイはリナに付き従い。
「・・・・ぶつぶつぶつ・・。」
未だに、先ほどのゼロスの言葉に。
「生塵のいうことだから、真実ではないんですわ。きっとそうですわ・・。」
つぶやいていたりするフィリアの姿。
しかし、現実なのであるが。
フィリアの懐には、大切に包まれ、身にもっている卵が入っているが。
いつ、いかなるときにも、フィリアは、このゼリー状の、半透明の卵―古代竜・エンシェントドラゴンの唯一の生き残り。
ヴァルを守るために、いつも肌身離さずに持っているのである。
「うーんvvこれは、ナイスですね♡」
にこにこにこ。
ゼロスにいたっては、兵士達の負の感情を食べて。
結構楽しんでいたりするようだが。

そんなこんなで、リナ達は門をくぐり。
王宮内部にと進んでゆく。


「リナさぁぁぁぁぁん!!!!あいたかったですぅぅぅぅ!!」
ぶんぶんと手をふり。
かけてくる黒髪の少女。
いや、もう少女というよりは、女性に近くなっているが。
そして、かけてくるなり、リナに抱きついていたりする。
そんな様子をながめつつ。
鼻をかきながら、ぽつりとガウリイが一言。
「・・・・・なあ、リナ、こいつ・・・・誰だ?」

どがしゃ!!!!!
ずべしゃ!!!!

ものの見事に。
ガウリイ以外の全員が。
その場で、床とキスをしていた。

「が・・・・ガァウゥリィィィィ!!!!あんた、アメリアを忘れたっていうの!!!!?」
リナが怒声を上げる。
「ガウリイさん!!そんな!!私達、正義の仲良し四人組みのメンバーじゃないですか!そんなの正義じゃないです!」
「ガウリイさん!?本当に覚えてないんですか!?」
口々に抗議の声があがっているが。
「いやぁ、冗談だって。派手なリアクションするなぁ。皆。アメリア、久しぶりだなぁ。」
そんな皆の様子をみつつ。
笑っていたりするガウリイ。
「あ・・あんたがいうと冗談に聞こえない・・。」
リナが疲れたようにいい。
「私も、ガウリイさん、私の事忘れたのかと思いました。」
アメリアが断言し。
「まあ、ガウリイさんは、リナさんがらみだと。絶対に覚えていますが・・それ以外だと、忘れててもおかしくないですし。」
「ちょっとまちなさい!何で、あたし関係だと、絶対にガウリイが覚えてるって言い切れるのよ!」
ゼロスの言葉にリナが抗議。
「・・・え?」
そのリナの様子に。
「・・・・・ガウリイさん、まだリナさん気づいてないんですか?」
アメリアが驚いてガウリイをみる。
「いやあ、もうちゃんとリナの両親には挨拶はしてるんだが。肝心のリナが気づいてない。」
ぽりぽり頬をかいているガウリイ。
「・・・・た・・・・大変ですね。」
フィリアがその言葉を理解し、同情する。
「だろ?」
「だぁぁぁぁぁ!!!わけのわからない会話をするんじゃなぃぃぃい!」
一人、理解してないリナの姿がそこにはあった。


「リナ、五月蝿いわよ?」
「――――――――――――――――え?(汗)」
「あら、リナじゃない。久しぶりね。」 


ぎぎぎぃぃぃぃ・・・・・・。
間違えようのない声と。
聞きたくない声が同時にリナの後ろにある部屋の扉付近から。
リナの耳に届いていた。


                                      ー続くー


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まえがき:


    しくしくしくしく・・・・・。
    打ち込んでたのに・・・・。
    保存する前に猫が歩いて・・・・。
    エラーが出て・・・消えた・・・・・・。しくしくしくしく・・・・(涙)
    ・・・・・40KB以上・・打ち込んでたのに・・しくしくしくしく・・・・。
    ルナの馬鹿ぁぁぁぁ!
    なんで、いっつも打ち込んでたら邪魔するのよぉぉぉお!!(絶叫!)
    しくしくしくしく・・・・・・・。



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    あとがき:

       薫:・・・ふっ(涙)
           本当なら、これ打ち込んで、もう一本。
           違うの打ち込んで寝る予定だったのに・・・(涙)
       エル:ちゃんと保存vvしないからvv
        姫:そうそうvv
        薫:しくしくしく・・・。
           だって、いちいち保存・・しませんよ・・・・(涙)
           いっきに打ち込んでから保存してるんですし・・・。
           しくしくしくしく・・・・。
           どうして邪魔するのょぉぉ(涙)
         姫:あら♪かまってほしいからに決まってるじゃない(はあと)
         薫:・・しくしくしく・・・。
            お願いだから邪魔しないで・・・(涙)猫たち・・(涙)
            あと、気づいたら、足から血が流れてるし・・・・・。
       エル:かいいからってかきすぎて、かさぶたはがれて、
           身がでて、血がでてるのよ♪
        薫:・・・みたいですね(汗)
           いやぁ、いきなり血まみれになったので、たまげましたが(まて!)
           足元が(だからまて!)
           蚊にかぶられて、かいいから、かきむしっていたんですよぇ(まてぃ!)
        姫:それはそうと。
           ようやく、ルナとナーガの登場よね。
           これから会議があって?
           それから少し時間がたって?
      エル:・・・それからようやく本編・・・。
       薫:ぎくぎくぎくぅぅ!
         そ・・・それでは!!!
         また!
         明日も早いので・・・寝ます!!逃走!!
  エル&姫:まちなさい!!!!
     



      ぐぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!! 
 

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