まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
こんにちわ♪
いくぞ♪さて・・何話になるのかな?(爆!)
こりは・・(まてまて!)
ではでは♪アニメ、TRYにはいる前のプチエピソード♪
破滅への開幕式♪
第、2話です♪んでは♪
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破滅への開幕式~第2話~
「でも、言葉が通じないって……不便なんですね……」
シルフィールがぽつりという。
ゼロスは、ゼロスで、
「お仕事が入りましたので♪では、僕はこれで♡」
といって、一行から外れている。
横では、周りの景色がめずらしく、きょろきょろしている少女の姿。
蒼い髪に蒼い髪。
ちょっと見た目には、かなり目立つ。
その格好からも目立つのだが……
さすがに、この格好では視線を集めすぎる!
というので、近くの洋服やで、服を新調したのだが。
はっきりいって。
蒼い髪なのだから、青でいきましょう!
というアメリアの意見にともなって。
青いワンピース姿となっている、偶然に砂浜に行き倒れていたところを助けた少女、レーン。
レーンの見た目は、はっきりいって、どこぞの水の精霊のごとくに。
しっかりと、青の色に溶け込んでいたりする。
横では、ゼルガディスが、目立ってる……目立ってる……
といいつつ、さらにフードを深くかぶって進んでいるのだが。
「確かに。ゼルガディスさんに、通訳してはもらってますけど……」
アメリアが横で、必死にぶつぶつつぶやいているゼルガディスをみる。
「だぁ!俺だって、万全のわけないだろ!」
ゼルガディスがわめく。
レーンの言葉は、特殊な一族の中の言葉なのでアメリア達には通じない。
ゼルガディスは、昔、レゾと一緒に、この言語の研究をしたことがあるので、知ってはいるが。
「そうねぇ。そろそろ、ゼルちゃん、からかうのもやめてあげましょうか♪」
リナが意地悪くいう。
「はい♪アメリア、シルフィール♪」
『はい?』
リナが、小さな、ピアスを二人に差し出す。
光に反射して、透明のはずなのに、青色にそれが色を変化させる。
涙の形のその小さなピアスは。
「リナさん?何ですか?これ?」
シルフィールがいい。
「うわぁぁ!これ、綺麗ですぅぅ!!」
アメリアが感心していたりする。
「ああ、それ?あたしの実家で販売している、リューム・ピアス♪貸しといてあげるわ♡」
リナの言葉に。
「貸すだけなのか?」
ガウリイがつっこむ。
「だって、これ、高いのよ!!一個で、一万はくだらないし♪」
『いっ!?』
アメリアが、驚いてそれを落としそうになる。
わからないでもないが。
「リナ、オレにはないのか?」
ガウリイがいうと。
「ガウリイ、あんた、ピアスする?あ、似合うだろうからいいかもね♡」
リナがいつのまにか、手にしていた化粧道具をつかむ。
目が完全に笑っている。
「い…いや!!いいっ!!!!」
さすがに、また女装させられるのは、ゴメンとばかりに、ガウリイが辞退する。
本当は、女装していたらリナに群がってくる男性への牽制ができないからなのだが。
リナは全然そういった視線が自分に集まっているのには、気づいてないが。
「で?何なんだ?その、リューム・ピアスっていうのは?」
ゼルガディスの知識にもないそれ。
当然だが。
これは、
なぜかというと。
ナはあまり詳しく知らされていないが。
それでも、十分すぎるほどだが。
星の進化にあたって、彼らの言葉が必要。
と感じたときに、彼女達の一族を個々の星に派遣しているために。
必要に応じてできている品物。
ここの惑星にある、インバース商会で扱ってはいるものの。
一応、ここにあるのは、別荘のような、支店のようなもの。
本家は、ちゃんと、別のところに存在しているのは。
リナは、誰にも話してない。
というか、話しても分からない。
というのが実際なのだが。
何しろこの星は、まだこの惑星が、宇宙に浮かんでいる一つの球体の惑星。
ということすらも知らないのだから。
インバース一族が、実はこの世界の監視と監修を任されている存在。
というのは、まだリナは知らない。
というか理解してない。
この世界……といっても、この惑星や、この銀河だけではなく。
赤の竜神と赤瞳の魔王が任されている世界の全て……である。
「ん~と。簡単にいえば、これつけてると、彼女達一族の言葉が分かるのよ」
リナがさらりと説明する。
「な゛!?リナ!!じゃぁ、なぜ、俺に通訳なんて今までさせてたんだぁぁあ!!」
ゼルガディスがリナにつっかかる。
当然だろうが。
「だって、ゼルのあわてる様子が面白かったし♡」
……がくっ。
そのまま、力なくうなだれるゼルガディス。
この数日、夜も寝る間を惜しんで、必死に言語を解読していた俺って……一体……
そんなことが脳裏をよぎる。
「まあ、このくそ熱い中で、本片手にするのも、大変だろうし」
リナが悪びれもなくいいはなつ。
そう。
今、リナ達は。
沿岸諸国連合の中でもはっきりいって、【難所】とされている砂漠の国へとやってきているのである。
風の具合と、それ以前の森林伐採で。
この国には、はっきりいって、緑という緑が極端に少なくなり。
土地の砂漠化。
という現象をきたしているのである。
今は、この砂漠化進行を食い止めようと、頑張っている存在もいるのだが。
とある自然保護団体が、ここから発生していたりするのも。
こういうお国柄からではあるのだが。
「うう……俺って……俺って……」
だぁ!
そんな便利なものがあるのなら、とっとと早くだせ!
と、普通なら、どなりたいのは山々だが。
何しろ、相手はリナである。
それゆに、落ち込むしかないゼルガディス。
「じぁ、これつければレーンさんの言葉が分かるんですね!」
アメリアが瞳をきらきらさせてリナにいう。
「リナさんの実家って、変わったものを扱っていますのね」
シルフィールがいいつつ身につけているが。
そんなの……序の口なんだけど……
リナの心の突っ込みは……当然、彼女達に聞こえるはずもない……
一方。
「さて……ヴァルガーヴさんは……どこに」
並み居る刺客を倒して、自分にヴァルガーヴの討伐が、休暇中なのに命令された。
「はやくみつけないと……まさか、あそこを利用するなんて…馬鹿な真似はしないとは思いますが……」
ぶつぶついいつつ。
星の中心地帯でもある、神族、魔族ともに、禁断の場所をみやりつつ。
「はぁ……どうして、僕は、こうやっかいな仕事ばかりを……」
ぶつぶついっているが。
彼は知らない。
これから、もっと、やっかいな仕事を引き受けるハメになる。
ということを。
「じゃあ、とりあえずゼロスに任せて。私は別のところから探ってみますわ。
今、魔王様も出かけられていますことですし」
「ああ、だか、くれぐれも、ハメを外すなよ?ダル?」
「あら♪わかっておりますわ♪」
「はぁ……なんか、やっかいなことが起るような気がする……」
郡狼の島の中にある、獣王の宮殿で。
同僚たる
所変わって。
「あんた達!いい加減にしなさいよ!!」
必死でいっているのは、栗色の髪に吸い込まれそうなほどに深紅の瞳をしている女性。
「おい!!正気にもどれ!」
るぉぉ……
完全に狂いながら、正気を保ってない。
自分達の同僚に語りかけている。
「うう・・・。しゃれにならないわよ!何考えてるのよ!!デュラン!!ダイアナ!!」
「そうだぞ!!後のことを考えろ!!我たちにまで迷惑かけるつもりか!」
ちょっと、した弾みで。
とある物質に触れてしまった彼らは。
その力に翻弄され。
互いが互いに融合してしまい。
……疲れていた。
というのもある。
その油断をつかれたのだ。
しかし、仮にも、世界を任されている存在が、簡単に敵の手に乗ってしまう。
というのも考えものであるのだが。
しかし、女性と男性の声は届いていない。
この二人の耳には。
「うう……しゃれにならないじゃない!!
このままだと、確実に、ダイアナたちだけでなく、私達全員がお仕置き決定よぉぉ!!」
「あきらめるな!ルナ!!」
必死に、説得しているルナとレイスの姿が、そこにはあった。
その場は。
ただただ、荒れ狂う、黒い巨体が荒れ狂い、荒野と化している世界が一つ……
「リナさん、これ、ください♡」
アメリアが無謀きわまりないことを言っている。
「一億♪」
「リナさぁぁぁぁん!今、一万っていったじゃないですかぁぁぁ!!」
「そこはそれ♡」
アメリアが、そのピアスを気に入って、リナに交渉しているのだが。
リナがふっかけた金額は定価の数倍以上。
隣では、ゼルガディスとガウリイが思わずこけている。
「そうねぇ。仲間ってことで、割り引いて♪一万と百ってのはどう♡」
リナがにっこりという。
「リナさん、高くなってません?(汗)」
シルフィールが突っ込んでいる。
きょん。
ぷっ。
くすくすくすくす。
ピアスの影響で、彼女達の会話が手に取るように分かったがために。
その様子に、横を歩いていたレーンが噴出した。
『さすがですわね。インバース家の血筋の御方だけはありますわ。』
レーンがにこにことしながら褒めている。
「まあ、ほめ言葉としてもらっておくわ」
リナの言葉に。
「あ!!私にも、レーンさんの言葉がわかりました!」
アメリアが、今更ながらに喜んでいる。
「あら、本当に。リナさんの持っているものって、常識はずれのものが多いのですわね」
ニコニコといっているシルフィール。
「シルフィィィィィィルゥゥゥゥゥ……」
シルフィール……かなり、このこ、華奢なか弱い女性のようでいうときはいうのよね。
リナがそんなことを心で突っ込んでいるが。
「しっかし、暑いよなぁ。何で、ここ、こんなに砂ばっかりなんだ?」
ガウリイが額の汗をぬぐいながら。
といっても、あまり目立って汗をかいてはいないが。
それとなく空を見上げる。
「それもそ~ね。近くに、オアシスでも探しましょ」
オアシス。
まだ、この土地にも緑がある場所がある。
実は、ここには幻とされている動くオアシスもあるのだが。
風などの影響で、泉とその周りの木々が移動しているのである。
それを見つけようとして、この国で。
砂漠で迷って命を落とすやからも少なくない。
ある意味。
ここは、滅びの砂漠と違い。
瘴気こそないものの、旅人にとっては、難所中の難所なのである。
「確か、以前に来たときにこっちの方にあったぞ」
「んじゃ、ゼルに道案内を頼むことに決定!!」
『異議なし(です)!!』
「おい……」
ゼルガディスの一言に。
リナ、ガウリイ、アメリア、シルフィールの台詞がぴたりと一致し。
ゼルガディスが疲れたような声をだす。
そのまま、彼等はゼルガディスの案内でとある方向にと進んでゆくことしばし。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「ぜぇぇぇぇぇぇるぅぅぅぅぅぅ・・・・!!!!」
ぶつぶつぶつ。
リナがタリスマンで丁寧に呪文の増幅の詠唱を始め、
「ま…まて!!リナ!!!本当にここにあったんだ!!!」
しり込みしているゼルガディス。
「確かに。水の後らしき気配はするな」
ガウリイがその野生の感で、かつて、そこにあった、水の気配を探り当てている。
「だぁぁ!!でも、今はないでしょうがぁぁぁ!!」
そう。
リナ達が、汗をかきつつ、水…のみたいな♡
とか思って、うきうきしつつ、ゼルガディスの案内でやってきた場所には……
……何もなかった。
「問答無用!!!!!!増幅版
どがぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!
「んきゃぁぁあ!?」
「なんで、私までぇ!?」
「うわぁぁぁぁ!!」
「やっば、こうなるのかぁぁ!!」
アメリア、シルフィール、ゼルガディス、ガウリイが吹っ飛ぶ。
レーンはというと。
いつの間にか、自分自身に結界をおおって、ちゃっかりと避難していたりする。
「……レーン、あんた、結構やるわね」
リナがいうと。
『あら、それほどじゃあ♡ただ、よく、攻撃呪文は母でなれてましたので♡』
にっこりというレーン。
「うう……ひどいですぅ……リナさん……」
「死ぬかと思いましたわ……」
「りなぁ……いきなり
「まったくだ……」
口々に抗議しているアメリア、シルフィール、ガウリイ、ゼルガディス。
服がぼろぼろになっているのは、リナは気のせい。
ということでおいといた。
「あ~あ、無駄な体力使って、余計に熱くなっちゃったじゃない!!」
『誰のせ~だ(です)……』
リナのつぶやきに、全員が突っ込む。
くすくすくす。
しばし、傍観していたレーンだが。
『こんなので、熱いとかいってたら、熱帯地方では生きて生きれませんよ?』
まったく汗をかいていないレーンが、よりいっそうリナをいらただせる。
わかってはいるが。
いるのだが……
「だぁぁぁぁ!!!!暑いぃぃい!!!!木陰でやすみたいぃぃぃぃ!!!」
リナが絶叫を上げる。
無理いうなよ……
全員が同じことを心で突っ込んでいるのだが。
『??木陰ですか?』
きょんとするレーン。
『じゃあ、そうしますか?』
にこにこというその言葉に。
「レーンさん、簡単にいわないでください。リナさんが怒りますよ?(汗)」
アメリアが忠告し。
「そうそう、この辺りには木陰なんてありませんし」
シルフィールが辺りを見回す。
視界には、三百六十度、見渡す限りの砂漠のみ……
「まあ、この砂地の下の方には、木の種とか草の種とかがあるがなぁ」
といってるガウリイ。
そこまで分かるか!?
野生の勘!?
全員が心で突っ込んでいるのは、当然無視。
ガウリイのその一言に、全員が冷や汗を流していたりする。
……いったい…ガウリイさんって、本当に人間なんでしょうか??
アメリアが疑問に思うが。
ガウリイがいうと、それが、いくらむちゃくちゃなことでも。
あ、そうなんだ。
と、納得するアメリア達もアメリアだが。
今までの経験からそうなっているのだが……
『そうですね。命の種は、私にも感じられますから。
ですから、それを活性化して、地下水を表にだせばいいのですわ』
『……は?』
レーンの言葉に、目が点になっているアメリア達。
「そっか。んじゃ、レーン、やって♡」
リナは彼女達の能力を知っている。
そういや、その手があったか!!
リナがレーンの手をにぎりつつ懇願し。
『それでは♡』
― めぐりおおき、その大地の御子よ 祝福にいろどられ すべての命ある賛歌よ
我らの声に耳をかたむけたまえ 安らぎの休息を 目覚めとともに
今 この場に…… ―
静かに、レーンが歌を歌い始める。
心に染み入るそれでいて、不思議な旋律の歌を。
ざわ。
刹那。
辺りがざわついた。
ざわざわざわ……
むくむくむく。
― めぐみおおき 豊かなる御手 その光あふるる懐かしき里
木々の温もり 金の祝福 金の微笑み 世界をあまねく潤す…… ―
『え!?』
アメリア達の目が見開く。
ざぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
ほんの一瞬の間に。
砂漠しかなかったその一角に。
木々に覆われた小さな…森が出現していた……
『う・・・・・・うそぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』
アメリア達が、目を丸くして驚く。
これが、彼女達、
歌の力にて、緑に活力を与えることもでき。
また、逆に力を眠りにつかせることもできる。
それは、個々によって異なるが。
一族の長の血筋では、自然全てにそれが応用がきく。
だから、疎んじられた。
人々から。
その力を恐れて。
迫害を恐れた彼女達の一族は。
旅から旅に、定まらない生活を今、送っている。
にっこり。
『こんなものでいいでしょうか?』
にっこりと、当然のように笑う少女は。
まるで、緑に祝福されているかのごとくにアメリア達の目には映っていた。
「こ……これは……」
「……これが…伝説の力……」
シルフィールとゼルガディスが唸る。
アメリアは、心酔して、レーンに今の歌を教えて!
とせがんでいる。
ガウリイは、あまり動じてない。
かつて、レゾもその力を使って自分の目が治せないかと、この力を研究の対象にしたこともあった。
だが、いかんせん、肝心の一族がいなかったがために。
たんなる文面の上でしか分からなかったことも多々とある。
シルフィールは、フラグーンを与えたのが、この一族だ。
と、父より、口をすっぱくして教えられていたので多少のことは知ってはいたが……
こう、目の当たりにしたのは……初めてであった……
「よっしゃぁぁ!!これで、すずしくなるぅ!!」
一人喜んでいるリナの姿。
レーンはついでに、地下水も上昇させて、森の中央に、泉まで出現させていたりする。
すぐ後に。
やはり、ここが当たり前ながらばれて。
一夜で、森が出現した!!
と、大騒ぎになるともリナは知らずに……
―続く―
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あとがき:
薫:はい♪今回から、レーンもまともに話ます♪とある自然保護団体♪
はい(爆!)
例の団体、アクアクリエイトを使える魔道士を集めていたあの団体です♪(笑)
ちなみに。一部変更してはいますが(爆!)
はい♪レーンが歌っているのは、キサナドです♡
全21巻の『僕の地球を守って』オリジナルビデオにもなってますが・・。
あれは、私は、はっきりいって!!!!不満です!!!!
もっと、モク=レーンの幼少時代をとりいれてよぉぉぉぉぉ!!!(涙)
まあ、愚痴はほどほどにして・・。
それでは、また♡次回で♡
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