まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

こんにちわ♪
結局、題が決まらないぃぃぃぃ!!(しくしくしく・・。)
とりあえず・・仮題で・・・・・。
(ふっ・・・。二部を打ち込まないで、三部を打ち込んでたりするから・・しくしくしく・・。)
ではでは♪
タルト争奪戦いの二部にあたる、歌う民です♪
それでは♪

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破滅への開幕式~プロローグ~

静かに風が吹き抜けている。
キャ、キャッ、キャ。
辺りには子供達の笑い声。
服装は、どこか全員変わったゆったりした服装。
広い草原の中の一角に、テントを張ってゆっくりと暮らしている一つの部族。
彼らは、旅から旅への部族。
一箇所には留まらない。
それは……
彼らの本質でもあるがゆえに。
ナティエイナティエルティナティン歌を歌って!!」
子供達が、一人の女性にせがんでいる。
すばらしいまでの緑の髪。
瞳の色も、緑一色。
まるで、見た目には、緑の精霊のような、すばらしき容姿。
ユゥルティエエウィスケウデクンムンじゃあ、一回だけね??」
バェバェェゥワーイ(♪)」
静かに力のある声が滑り出す。
いつもの光景。
声に応じて辺りの木々が静かに呼応する。
永久に続く……静かな時間。
ざわ……
空気が揺れた。
メムゥ!?」
いつもと変わらない日が今日も続くはずだった。
ごうっ!!!!
吹き荒れる熱風。
何が起こったのか。
瞬くまにテントが……その辺り一体が炎に包まれる。
ウンディナ水の精霊よ!!」
言葉と同時に、水が辺りを多い尽くす。
「エ・・エスイクイあそこ!!」
一人が上空を指差す。
上空に一人の人物が浮かんでいた。
薄い黄緑の髪に、その頭には、とがった角。
「けっ。……ようやく見つけたぜ……」
にやりと、下を見下ろしている。
「……!?ヴァル!?」
彼女は彼を知っていた。
いや……
視ていたというほうが正しい。
直接には、彼と会ったのは、彼が生まれた直後のみ。
彼らの神殿で、彼が生まれたお祝いに、彼らの一族が招かれたときのみ。

あれから……どれくらいたっているのか。
少なくとも千年は経過している。
メムウイ何を!?」
一人が上空に浮かぶ人物に語りかける。
「ちっ……その言葉……むかつくな……」
彼らが使っている言葉。
彼の脳裏に刻み込まれている、彼ら特有の言葉。
― 彼がまだ幸せだったときの…幸せな甘い記憶とともに。
「ふん。貴様らがいたんでは……ゲートを作るだけでは問題ないんだがな。
  ……俺の目的には……邪魔なんだよ……」
冷たいまなざし。
「この世界なんて……すべてがなくなればいい!!!!」
『……!!!!!!!!!!!!!』
どうぅぅ!!
彼からすざましい力があふれ出す。

『分かって…ないの!?』
数名が言葉を発するまでもなく、それに伴い体が消滅してゆく。
分かってないのだ。
何しろ、物心ついたときに。
彼は……一族を失ったのだから。
彼らと、彼の一族の本当の由来と、そして、目的を。
幸せだった。
しかし、それは破られた。
何もしていない。
― ただ、危険だ。
という理由だけで。
総勢の軍隊には、彼の一族は、なすすべもなかった。
元々、戦いがすきな一族ではなかった。
本気になれば、いともたやすく消滅できる相手。
― しかし。
彼らは、今、休暇中という難点があった。
それゆえに。
力を封じていたのだ。
肉体を与えられ、静かに休暇を楽しんでいた彼ら。
― だが
真実を知らない馬鹿な一派が……彼の一族を危険と勝手に解釈し……攻撃をしかけた。
唯一、生き残ったのは……彼のみ……

「ぶざまだな……」
追いかけられて、隠れるように、逃げていたとき。
彼は、恩人へと出会う。
その、赤い髪の男性は、自分と同じく、同類から、負われている身。
……気持ちが通じ合った。
だから……
彼は、彼から命を新たに貰った。
そして……名前も。

「貴様らの封印があると、あの場所から、すべてに破壊の衝動が伝わらないんだよ!!
  だから……死んでもらうぜ!!俺の目的のためにな!!!」
『―――!!!この世界を滅ぼそうというの!?エンシェントドラゴンの一族である…貴方が!?』
「ふん!!その一族を…家族を……すべて奪ったのは……この世界そのものだ!!!!」
アアスエテ母様!?」
『― いけない!!逃げて!!レーン!!!』
どどぅぅぅ!!!!!
女性に駆け寄ってくる、蒼い瞳に蒼い髪の少女。
まだ、年齢的には、十代より、少し下。
その顔に、幼さが残っている。
がっ。
少女を庇う女性……少女の母親。
この一族の、長老……サーチェ。

彼らの一族。
一般には、『サーチェ・リューム歌う民』と呼ばれているが。
なぜ、歌う民かというと。
彼らの歌には、力が含まれる。
伝説によれば、彼らの歌の一つで、あれた大地も緑を取り戻し。
また、歌一つで、一瞬に荒野へと変貌できる。
と、伝わっている。
その能力ゆえに。
人々から……存在から、恐れられ、すでに絶滅したと考えられている部族。
それが、彼女達。
その力を疎まれ、迫害されて、絶滅に追いやられた。
と一般には信じられている一族。

『母様!?』
少女が悲鳴を上げる。
すでに、辺りは、完全なる火の海。
『に……逃げなさい!!!レーン!!』
口の中で、母親がつぶやく。
『……!!?いやぁ!!母様!!!』
すでに、辺りには、人の気配はしない。
完全に、業火の炎で焼き尽くされ。
地面も、すでに溶岩と化している。
彼には……
今の彼女達では、かなうすべがなかった。
何しろ、ここの惑星に降りている理由が理由だけに。
それほど、彼女達も力をもっていないから。
今……ここを攻撃している彼は。
二つの力を併せ持っている。
古代竜……エンシェントドラゴンの長の血筋と……魔竜王ガーヴの腹心・・としての力を。
自分にできることは、ただ一つ。
この事態を……あのかたに……伝えることのみ。
『……大丈夫。肉体がなくなるだけ。すぐに逢えるから……
  それより……私達がいなくなると…あそこの…かつての眠れる竜の大陸の根源たる封印が……
  それは…防がないといけないから!いきなさい!レーン!あの方のいる…ゼフィーリアへ!!』
かっ!!!
『母様!!!!』
少女……レーンは、その場からかき消えた。
「けっ・・・・。逃がすか!!」
『させない!ヴァル!!分かってるの!?私達の一族と貴方たちの一族の真の使命を!?』
それは、この惑星の監視。
監視と、書類などの作成。
それは、5千年前から、とある一族に移ったが。
本質は、封印を守ること。
世界と世界をつないでいる、ゲートを守ること。
不安定ゆえに。
「知るか!そんなこと!!あれさえ、なくなれば、アルメイスたちの目論見を利用して、
  この混沌の世界ごと消滅させてやる!!」
『――!!!!金色の母に逆らう気!?』
「当たり前だ!死ねぃぃ!!!!」
『き……きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!』

ごう……

何も、その場からなくなっていた。
彼らがいた痕跡すらも。
「ちっ……一人逃したか……あの結界の中に……送り込んだようだな……
  ……ちっ……まあいい……残りの武器を…探してやる……」
ゆらり。
何ごともなかったかのように、
青年は、虚空からかき消えていた。


ざぁぁぁぁんんんん
気づけば、あたりは、すべて海。
『母様……母様!!!』
見渡せど見渡せど、あるのは海ばかり。
少女の脳裏に、声がよぎる。
― ゼフィーリアにいきなさい ―

ゼフィーリア。
確か……あの方が…ルナ様がいるはずという場所。
しかし、負っている傷も、少女はかなり深かった。

『母…さ…ま……』

たすけて。
たすけて……
誰か……
このままじゃ……封印が……世界が……

ザざぁぁぁぁぁんんんん……
波間に浮かぶように、少女は……気絶した。

ザァァァァン……
ザザァァァァン……
波が…少女の体を……運んでゆく……

……誰か……ルナ様!!レイス様ぁぁ!!!

意識の彼方で、少女は悲鳴を上げていた。

ぷかぷかぷか……
波にゆられ、まるで木の葉のように、広い海原を漂う少女。

何もない。
辺りには。
ただ……少女が波間に浮かんでいるだけ。

運命は……今。


                                   ―第1話へ―

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あとがき:
薫:さて♪彼らの言葉の原点はなぁぁんだ♪
  わかる人は、お仲間です♡ふふふふふふふふ♪好きなんですよねぇ♡木蓮♡
  あと、ついでに、種族の言葉。
  とある、ゲームの応用してます♪
  ふふふふふふふ♪わかりますよね?
  って・・・・だから、何、また別の小説・・打ち込んでるんでしょうねぇ?(爆!)
  ではでは♪

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