まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
こんにちわvついにやってきましたvおまけ編v
というか・・・あってもなくても同じこと?(笑)ではでは、いっきますvv
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パピネスヒストリー ~菫ちゃんサイド・おまけ~
「なぁ……リナぁ……」
泣き出しそうな声をだしているガウリイさん。
「いやだったら……いや!だめ!///」
真っ赤になってそれをとめているリナさん。
ちなみに今二人はゼフィーリアに向かう途中の森の中。
つまり山越えをしているのだけども。
というのもいちいち街道を回っていたら遠回りになるから。
というリナさんの意見で山越えをすることに決定し。
当然のことながら山には宿といったものは存在せずに。
「だって……」
完全にいじけるガウリイさんに。
「だぁぁぁあ!あんたねぇ!//そ……そ~いって・・わかってる!?
もうこの山に入ってから・・・十日よ!?十日!?
これなら普通の街道を回ったほうが早いじゃないのよぉぉ!?」
リナさんの絶叫が響き渡る。
まあ、普通ならばこの山は一日と少しあれば抜けられる程度。
だけどいまだにリナさんとガウリイさんは山の中。
このあたりさすがにゼフィーリア領内ということもあり、盗賊などは皆無。
つまり言い換えれば人気のない山の中。
ガウリイさんとしては……どうやら我慢がしきれないらしく♡
そんなこんなで無意味に時間だけが過ぎているこの二人。
「あああ…それでなくても…こんなものをあのスミレちゃんとかいう子から、もらったというのに……」
そういって私が手渡した手紙をみているリナさん。
「うん?そんなことないぞ?宿にいったらそれはもう♡三日は必ず連続で……」
すばこぉぉぉぉん!
「だぁかぁらぁ!そ~いうことを真顔でいうなぁぁぁあ!!!////」
懐から取り出したスリッパで電光石火に突っ込みをいれているリナさんだし。
まあ、そんなこんなで、
こちらはまったく代わりばえなくリナさんの実家にと進んでいる、リナさんとガウリイさん。
「う~ん、やっぱりこうしてたまには地上に降りるのもいいわよね」
そういいつつ、背筋を伸ばしているエル。
「ま、確かにね。こうして実体伴うのとそうでない場合。だいぶ受ける感覚も異なるしね」
私達には本来、その実体……というのもは存在しない。
すべての空間が私達そのものであるからして。
だからこうして、こういったようにたまに世界というか惑星などに光臨する場合は。
私達は自らの一部を物質化して器となしこうして降臨している。
「でも確かに季節はいいわよね」
今はちょうどこの辺り、秋のさなかの収穫祭に取り掛かったところ。
そんな理由から観光客なども周りには少しばかりいたりする。
ほかの人たちがいうところによればこれが結構いる。というそうだけど。
別にそんなにぎちぎちに人が詰まっているわけでもなく、そんなに多いとも思えないけどね。
「まあ確かに、収穫祭だしね」
周りではここ、ゼフィーリア名物の収穫祭を目当てにきている観光客など。
「それはそうと、確かルナがいるのはあそこよね?」
そういってエルが指し示すのはリアランサー。
さすがに収穫祭ということもありいつもより人出は気持ちほど多い。
ずらりと並んだいかにも腕試しとか魔道士とか剣士とかといった存在は。
それらすべて客ではなく……まあある意味客ともいえるのだけど。
ちなみに外には【スィーフィード・ナイトに挑戦する方はこちらにて。】
などと書かれている出店が並び。
しかもそこで規定以上の買い物をしなければ挑戦権はもらえない仕組みとかし。
さらのさらにはその買い物をすませたら、
ここ、ゼフィーリアの見習い魔道士や、剣士たちと戦い、
五十回勝ち抜いたもののみがその挑戦権を得られる。
という、ほとんどイベントと化している状態となっていたりする。
まあそのために闘技場もこのリアランサーの裏庭に簡易的に作り出し。
それらを見物するために逆に観光客などもよってきている、という事実があるけど。
その周りでは。
「よお!兄ちゃん、もっとがんばなら!」
などといった野次が飛び交い。
面白いことにたったの三歳程度の女の子にやられている大人の男性の姿がそこにあったりする。
ま、ここ、ゼフィーリアは一応物心ついた子供でも。
かるく簡単に大人などを倒せる技術……物心ついたころには両親から教わるからねぇ。
さすがにまだ物心ついたばかりの少年、少女にずたぼろに負けた、
とある国とかの騎士などは、完全に打ちのめされていたりするようだけど。
というか……そんなんであのルナさんに勝てるとでも本気で思ってるのかしらねぇ?
この人たちって♡
「とりあえず、レストランに入りましょ♡」
「そ~ね♡」
そのままそんな対戦を無視して店にと入る私達。
『いらっしゃいませぇ!二名様ご案内ぃぃ!』
店に入るとそんな声が飛び交い。
それと同時に。
がちゃ・・・ガチチャァァァン!!!
「き・・・・・きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
おもいっきりガラスコップの割れる音と。
そして女性の悲鳴が店にと響いていたりするけども。
「あああああああああああああああああ!?
エルさまぁぁぁぁぁあ!?ユニットさまぁぁぁぁぁ!?どうしてこんな場所にぃぃぃぃぃぃぃい!?」
何か叫んでるし。
一応、伊達にその身に赤の竜神の欠片のその力、三分の一を宿してるわけではないのよね。
このルナさん。
叫んでいるのは黒い髪を肩の辺りで切りそろえている赤い瞳の女性。
私達をみて悲鳴を上げているルナさんだし。
「……えっと?ルナさん?どうしたの?」
というか……ルナさんがこんなに取り乱してるの…初めてみるんだが?
などといっていたり思っていたりするこの店の人々や客人たち。
そんな人たちに。
「……うう…というか!どうしてあなた様がたがここにいるんですかぁ!?」
なぜか涙をためてそんなことをいってくるし。
『観光♡』
私とエルの声が同時に重なる。
そんな私達をみて。
「まあ、何てかわいい女の子なのかしら♡」
「女の子もだけどあの女性……
まるで神秘的なまでに神々しく、完全なる美女だし、何て素敵な二人なのかしら♡」
そんなことを私達をみていっているそこにいる人々。
「う…うう……と…とりあえず、ようこそおこしくださいましたのです。エルさま…ユニット様……」
「あら?ルナさん?声が震えてるけど♡」
なぜか震えつつ席についた私達にお水をもってくるルナさん。
……どうしてこのおふた方がこんなところにいらっしゃるのよぉお!?
などとなぜか内心絶叫を上げてるし。
「ルナさん?その人たち……誰?紹介してくれない♡」
わらわらとそんな私達が座っている席の周りに群がる人だかり。
「あああああ!皆さん!
このお二人さまに失礼がないようにしてくださいぃい!世界が一瞬で消滅しますぅぅぅ!」
そういいつつ回りを制しているルナさん。
あらあら♡
「……ほぉぉぉぅ、ルナ?今のせりふはちょぉぉぉぉっと聞き捨てならないわねぇ♡」
そんなルナさんににっこりと微笑んでいるエル。
「ああああああああ!すいません!」
そのまま平謝りに謝っているルナさんだし。
「とりあえず、私はこれとこれとこれを注文ねv」
「じゃ、あたしはこれとこれとこれv」
謝っているルナさんをそのままにあっさりとメニューを見つつ注文をかける私達。
ま、エルは一応ルナさんにそれとなく説教しているようだけど。
それは私には関係ないし。
「えっと、どこからこられたのですか?」
ケーキを食べている私達に聞いてくる店の店員。
「う~ん、いってもわからないとおもうけど?」
「あたしはどこにでもいるのと同じだからね。」
そういいつつ互いにアップルケーキを一口、口にと運ぶ私達。
「……ま、確かに、世界そのものがエルそのものだしね。」
そんな私の言葉に。
「あら?そういうユニットだって、ここでは違うとしても、あんたのところならそうでしょ?」
そういって笑ってくるエル。
「ま、そうなんだけどね。
だからこ~してそうでないところに、エルのところにやってきてるんじゃない、気休めに♡」
事実、結構自分自身の中ではないところに移動していると。
気休めだけども少しばかり休めたような気になるから面白いもので。
結構私達はだからこうして異なる混沌の世界によく行き来をしているこの状況。
『??????』
首をかしげるそれらの店員に。
「……お願い……詳しく聞かないで……世の中のために……(涙)」
涙を流して懇願しているルナさんだし。
さって、リナさんたちが戻ってくるまであと十日。
それまでのんびりとここですごすとしますかね♡
エルに出会ったら……いくらなんでもリナさん。
気づくしねぇ。一応彼女、エル召還したことあるからv
こうも簡単に私達……
というかエルが降りてきている、というのを知ったらかなり混乱するでしょうしね♡
とりあえず数日ゼフィーリアを観光し。
再びそこから出発する私達。
それと入れ違いに戻ってくるリナさんとガウリイさん。
「……あれ?姉ちゃん?……どうしたの?」
「……お…お帰り……リナ……」
リナさんが目にしたのは…なぜかぐったりしているルナさんの姿。
リナさんとしてはルナさんに怒られるのを想定していたので、それに目を丸くして驚いていたりするけど。
「……なあ?リナ?」
そんなリナさんをつんつんとつついて言っているガウリイさん。
「……何よ?」
姉ちゃんに変なこと……いうんじゃないでしょうね?こいつは?
などといいつつ隣にいるガウリイさんを見ているリナさん。
「この人がリナのお姉さんか?……何で神族の気配…するんだ?」
がらがらがっしゃぁぁぁん!
ガウリイさんのあっさりした言葉に。
驚いたほかのウェイトレスさんやそして店のお客さんなどが、
机をひっくり返したりまたはおぼんをひっくりかえしたりしていたりするけど。
う~ん。
いきなりいうからやっぱりガウリイさんも面白いわよね♡
「……って!?ガウリイ!?そこまでわかるの!?
……うー~……一応姉ちゃん……赤の竜神の騎士なのよ……」
そういって説明しているリナさん。
そんなガウリイさんのせりふにようやく意識が戻りかけてるルナさんだし。
「え…ええと?リナ?この人は?きちんと説明してくれるわよね?
姉のこの私を差し置いて・・・男づれで帰郷するとは……ねぇ?」
ガウリイさんのその言葉にどうにか意識を取り戻し。
服をたたいてたちあがりつつリナさんににっこりと微笑みかけているルナさん。
「……うっ!////え…えと……その…こいつは……ガウリイっていって//」
真っ赤になりつつルナさんに説明しているリナさん。
そうこうしていると全員がリナさんとガウリイさんを祝福し。
リナさんがそんなのじゃない!といって真っ赤になったりとしたりしてるけど。
う~ん、やっぱりこの二人、見ていて飽きないわよねぇ。
本当に♡
「……さすがエル、あのリナさんの肉体……復活させただけのことはあるわよね……」
「ついでにあのガウリイとか言う人間のもね」
以前、リナさんの体は一度ふぃぶりぞの手によって霧散した。
そして、ガウリイさんの体もまた。
一度は壊れたものの今あの二人の肉体は……実はエルが創生しなおしたものだし。
そんな光景を別の場所で視つつそんな会話をしている私達。
結局、ゼフィーリアにもどったリナさんとガウリイさんは。
そのままなし崩し的に結婚まで一ヶ月もたたないうちにこぎつけていたりするけど。
う~ん、やっぱりああやって二人の仲を進展させたことはあるわよね♡
しばらく退屈しなくてすみそうねvv
何しろ……あの二人の体組織の中には……エルの力が含まれてるしv
混沌の欠片をもった子供が生まれてくるのが楽しみよね♡
それがそもそも私とエルの狙いだったしね♡
しばらくあの二人をみつつ楽しむとしますか♡
-終わりvv―
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あとがきもどき:
薫:・・・・・・気の毒ルナ・・・・(汗)
えっと・・・・ちなみに。
これ考えてて・・・・とある違うバージョンの話もできてるので・・・・。
・・・・・ま、それはリナの一人称なんですけどね・・・・。
それとネタがかぶるのであえて表現しません。
二人の結婚式にいたるまでの経緯は(こらまて!)
・・・・・・最後だけは打ち込んだんだよなぁ・・・あれ(笑)
ではでは、最後まで駄文につきあっていただきありがとうございますv
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