まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
さてさて、こんにちは♪どうも、第四話です。
さて、ここまで来ると私が何を考えてこの話を作ったか
ほとんどの人が分かると思います。
あ、あと次回ではくにのねーちゃんのたくらみによってとあるコトが起こります。
では四話をよんでやって下さいな♪
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前回のあらすじ:
リナは、ゼロスからあるタリスマンをもらった。
そのタリスマンは実はあの御方がことづけたもの。
さてさて・・・どうなることやら。
闇とリナと ~なんでなのかの三人旅!?~
「……で?ゼロス。何であんたもついてくるわけ?」
あたしは、立ち止まり、ゼロスの方を向く。
いきなし実家にゼロスがやってきてから約数日。
その間ゼロスは家にいすわり……
そして、あたしとガウリイが再び旅に出発したとき……ついてくんでやんのこいつは。
「いや~♪ただ単にリナさん達とご一緒しようかと思いまして♪」
の~てんきに言うゼロス。
― あら♪やっぱりゼロスが一緒になったわね♡その方が面白いしネ♪
「いっとくけど。これ返せって言われても返さないわよ。」
あたしは四つのタリスマンを持って言う。
「いえ、それはい~んです。それはリナさんの物ですから♡」
にこにこと答えるゼロス。
「で、何だってまたオレ達と一緒に?。」
ガウリイが、ゼロスに聞く。
「それは-その方が面白そうですからですよ♡」
ゼロスが答える。
「まぁた何かたくらんでるんじゃないでしょうねぇ!?ゼロス!!」
あたしはじと目でゼロスをにらむ。
「それは……」
ゼロスが人差し指を口に当て。
『ひみつです♪(ってか)』
あたしとガウリイ、ゼロスの声がみごとにハモる。
「何だってそんないじわるするんですかー(泣)」
いじけるゼロス。
こいつ…ゼロスの口癖だからに決まってるじゃないのよ。
「ま、いいわ。-もし何かたくらんでたらそく“ラグナ・ブレード”で斬りつけるから。」
「う"!!!」
あたしの言葉に、ゼロスはうなりひいている。
「ま、いっか。リナがいいんなら。」
とガウリイ。
相変わらず、何も考えてないらしいガウリイ……
ま・・・いってもこいつには無理というか仕方ないし……ふぅ……
「じゃ、行きますか!!」
そしてあたしは、このお役所仕事のゼロスとガウリイと共に出発した。
― あら♡あの二人、何か相談してるわねぇ♡
「ゼロスは無事、リナ=インバ-スと合流できたみたいですね。」
「そのようね。」
とある部屋の中、リナ達三人を映し出した映像の前で女性二人が話している。
「でも、いったいどういうことですの?」
黒髪の女性が言う。
「私にも分かりませんわ。ただ…直々のご命令ですし。」
と淡い金髪の女性。
「で?いったいゼラス、これからどうするの?」
「それを考えているのよ。ダルフィン……」
二人……
もとい獣王ゼラス=メタリオムと海王ダルフィンは、
ただただ顔を見合わせて長い長いため息をついいている。
― 本当は、別にリナを守ってもらわなくてもいいんだけど♪そうした方が面白いしネ♪
いや、本当。リナがまさか、あの時の『あれ』だったとは♡すっかり忘れてたわあたし♪
まあ約百数○億年前のコトだったし。リナも忘れてるみたいだし♡
― まあいいわ♡またリナ達の方を視て見ますか♪♪
「なあリナ、今度はお前がオレんちこないか?」
「は?」
唐突にガウリイが言ってきたのは、ゼフィーリアを出てしばらくのこと。
「何でいきなり?」
あたしはガウリイに聞く。
「いや、俺お前ん家にいったから、と思って……」
とガウリイ。
―― あらあら♪ルナの思惑どうりになってるわね♡
「別にどこ行くって決まってないし。別にいいわよ。」
別に目的はきまってないし……別にいっか。
そんなあたしの言葉に。
「エルメキアに行かれるんですか?」
とゼロス。
「お~、よく知ってるなぁ、ゼロス。」
ガウリイがのんびりとそんなことをいってるし。
― ま、ルナに協力させられてるしねぇ。ゼロスのヤツは♡あたしも後でいこっと♪
「とりあえず、お昼にしましょう。」
そんな会話をしつつも、昼近くなっていることもあり、あたし達は近くの食堂へと入ることに。
「で、エルメキアに行かれるんですよね?」
ゼロスがまたもき~てきた。
何かやけにこだわってないか?ゼロスのヤツ……
「そういや、あんたまだエルメキアに行ったことないって言ってたわね。」
食事をしつつゼロスに話しかけると、
「へぇ。ゼロス、お前千年以上生きてるのにか?」
さらり、と周りに客がいるのに言っているガウリイ。
<-ぷぴっ!!->
― あら♪リナ達の周りの客やその他の客が石化してるわね。気づいてないし、リナ達は♡
「あんた、写本の処分でいろいろなトコいってたんじゃないの?」
― 今度は回りの客。……もとい魔導士みたいなヤツが固まってるし。
「いやぁ。写本があるのはこの元結界内だけじゃないんですよ。全世界にちらばってますからねぇ。」
ゼロスは言う。
「何で?
あたしは言う。
―― あらあら♡ついに完全にこの食堂の中の人たち、静まりかえったわねぇ。
なのに、まだ、リナ、気づいてないし♡
「ええ、まあそうなんですけど。
どうやら水竜王さんが滅びるときその情報(?)受け取っちゃった人々がいましてねぇ。
ま欠片ですね。それを受け継いだ人々が写本なんてのを作り上げたんですよ。」
ゼロスがそんな説明をしてくるけど。
「へ~、リナの姉ちゃんみたいなもんか?」
もくもく食べつつ、問いかけるガウリイの言葉に。
「少し違いますね。
にこやかに、そんなあたしとガウリイに説明してくるゼロス。
<-ぴしっ!!!->
― あ~あ♪とうとう食堂の人達みんな凍っちゃった♡
そんな会話をしつつも、あたしたちはそのまま食事を続けてゆく。
そして……
そんな会話をしつつもひとまず食事がおわり外にでるあたし達。
「リナさん♡ごちそうさまでした♡」
ゼロスが外へ出るなりいってくる。
?
「何いってんの?あんた魔族なんだから食べるの関係ないでしょ?」
何いってるんだ?こいつは?
「いえいえ♡あの食堂に発生していた負の感情をいただきましたので♡」
にっこりと言うゼロス。
?そういや、やけに静かだったがあの食堂。
入ったときはそ~でもなかったが?はて?
「いや~、あそこで降魔戦争だの写本だのと言われて下さってありがとうございます♡
おかげであの場にいた人間、恐れまくっていましたから♡」
―― ゼロスのヤツは気づいてたのよね。こいつらしいけど♡
『あ!!!!』
「あんたっ!気づいてたんなら、その場で言わんか~い!!」
バゴキギャ!!
ひとまずすることは一つ!
すかさず懐からスリッパを取り出してゼロスをどついておく。
「な!?なんでそんな物で僕にダメージを与えられるんですかぁ!?」
ゼロスがわめく。そういや何でだろ?ま、細かいことは気にしないでおこう。うん。
「だってぇ(泣)、ゼフィーリアでのダメージまだ回復してないんですよぉ(泣泣)
い~じゃないですか、食事ぐらい……しくしく……」
ゼロスがなぜか嘆きながらいってくるけど。
そういやこいつ、姉ちゃんに『滅ぼさないけど、ドツクことはする』といわれて、
さんざんどつかれてたっけ……
よく滅びなかったよな~コイツ……
あたしは、この時なんでやけにゼロスが『エルメキアに行く』というのに異様にこだわるのか、
もっと聞き出すべきだったのだ。
ま……まさか姉ちゃんと組んであんなコトを仕組んでいたとは!!
……しかも完全に手を回しつくしてっ……くっ!!!
『がさっ!!』
音がして茂みがゆれる。そして現れる小ぶりのレッサー・デーモン達。
そういやこの道の途中で立ち寄った村の人が、最近デーモンが出現するって噂していた。
何でも、まだ命を落とした人はいないが荷物を軒並み放り出して逃げてるとか……
『あんたらも気をつけろよ。』
と村人が言っていたが……
「ふっ!雑魚ね!レッサー・デーモンなんて一撃よ!いくわよっ!!ブラム(ブレイザー)。」
あたしが言いかけると、
「なぁリナ?何でこの人間、んな着ぐる身きてるんだ?」
ガウリイがそいつを指差し言う。
へ?そういえば、デーモンの気配はしないっていうか、この気配人間じゃん!!
「ちっ!バレたか!!」
言って着ぐるみを脱ぎ捨てる野盗たち。
「……なんでわざわざんなもん着てるのよ……」
あたしは着ぐるみを指して言う。
「へっ!知れたこと!本物がこれだけいれば、本物のフリして商人や旅人の前に出て行く。 それだけで、お宝が手に入るからよ!!」
お゛い……いばっていうことか?
……何考えてんの?こいつらって……
野盗の言葉に
「ま。確かに普通ならそうだろぅなぁ。」
などと、しみじみうんうんとうなづいているガウリイ。
って、納得するな!こいつは!!
「……困るんですよね~。こ~いうことされると僕らとしては……」
何やら、そんな彼らの言葉に対して、ゼロスは言い、そちらに錫杖を向けるし。
「へっ!ばれちまっては仕方ない!野郎ども!出て来い!!」
「おうっ!!」
言ってわらわらと出てくる野盗達。
「さ~!さっさと出すもの出してもらおうか!!」
野盗その一は言う。
「や~♪らっき~♪♪」
おもわずはしゃいでしまう。
これを、ラッキー、といわず何とする!うん♡
「……を゛い。そいつは何で喜んでるんだ?」
野盗の一人があたしを見てガウリイ達に聞く。
「見た通りですよ。」
「だな。嬉しいんだろ。」
ゼロスとガウリイが交互に何やら言ってるし。
「リナさんに向かってくる盗賊って、めずらしいですね。」
「だなぁ。こいつらも気の毒に。」
みょ~にしみじみと語り合うゼロスとガウリイ。
「??」
野盗たちは首をかしげている。
「んふふふふ♡や~♪うれしいな~♪ってことで呪文詠唱なしでいってみよ~♪」
『
ドドゴゴオオォォォンッッ!!!
おっ、全員こげてるこげてる♪
今のむちゃくちゃ力を抑えて放ったんだけどなぁ。
それでこのくらいか♪
ラッキー♪
ってことは呪文詠唱いらないじゃん♡
「お~い、生きてるか~?」
クレーターの所に行きツンツンと野盗をつつくガウリイ。
「よりによってリナさんを狙うとは、運のない人達ですねぇ。」
ゼロス……どういう意味よ!?
……まったく……
「う゛…う゛う゛……リ…リナ?」
野盗の一人がど~やら目を覚ます。
あたしは、そちらに歩み寄り、
「さぁってと♪あんた達のアジトの場所。じっくり教えてもらいましょ~か♪」
にっこりと座って彼らに語りかける。
「……!って!もしやお前!!盗賊殺しのリナ=インバース!!!」
野盗が言何やら驚愕の表情をしつつもいってくるけど。
「正解♪ってことで、とっとと白状する!!!」
にこやかにいいつつも、とりあえず手のひらにとちょっとした光の球を発生さる。
なぜかすんなりと泣きながら素直に白状してくる盗賊さんたち。
やっぱり日ごろの行いがいいからかしらね♪
― さて、あたしもそろそろ行きますか♪
S:い…一体何だっていうんですか!?いきなり!!
― あらあんた、生きてたの?
S:噴火と一緒にとび出したんですよ……
― あ、そういやまだマグマが体についてるコイツ。
S:……あの?何なさってるんですか?
(Sの体になにやらくくりつけてるあたし。)
― じゃっ、あんたまだどっかいっててね♡
S:え゛?(汗)
ドゴッッ!!
― お~!よくとんだ!!!
(バッドでボールのよ~にたたかれて、反物質(?)をくくりつけたSが上空へととんでゆく。)
― さて、邪魔な部下Sはとーぶん帰ってこれないでしょうから♪あたしはミプロス島へいこっと♪
― ついでに、フィリアも呼んじゃえ!その方が面白いし♪
あ、ヴァルはまだ幼生体のまんまか。じゃ、元の大きさに戻しておきますか♪
さってと、プロス島に渡るとしますかね♡
ー続くー
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あとがき:
薫:さー、今回のリナの盗賊いぢめ!どーだったでしょーか(笑)
実は、エル様にあの命令のコト聞いてみましたところ、
L:殺しても死なない(?)けど。リナはね。
けど、そーいった方が面白いじゃない?ゼロスがリナと旅するから♪
薫:ーだ、そうです。ま、今あの方、ミプロス島へいかれましたから(笑)
何でもくにのねーちゃんの作戦に一枚加わる!と言われています。
では、次はいろいろな人(人間以外も)達がでてきます。
では、次の第五話であいましょう!!
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