まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
こんにちわ♪
だから、いい加減にフォーエバーを打ち込みましょう(爆!)
あうあうあう・・。
フィンちゃん・・・なかなかいいように動かせない(まてこら!)
とりあえずv
ようやく、子供も産まれたリナちゃんv
さぁって、頑張るぞ!(かなりまて!)
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― 狭間の光に導かれ新たな光が誕生せん ―
人々、エルフ、全ての生きる者達には。
意味がよくわからないそんな言葉が。
ある程度の力のある存在には、ふと。
彼らにとっては唐突に、そんな言葉が頭に浮かび。
その言葉が。
先日、下された神託と関係しているのでは?
と。
世界中で、その真意を確かめるために、躍起になっていた。
『― 紅き星より分かたれし 7つの光 2つの光 闇へと返りゆかせし
純粋なる真実の意思 思いゆえにこそ誕生せし
尊き光 招き入れざる 器とあいならん
暗き深遠の闇に ニ筋の道をつくりたもう ―』
この神託が降りたのは。
今から、数ヶ月前のこと。
それに加えて、今回の神託に近い何か……
神託の行方~第14話~
「……おかしいですねぇ?」
確かにここで気配が途切れている。
しっかり、気合を入れておかないと。
この地に宿る、竜神の気配に。
まず下っ端の魔たる彼らなら、間違いなく死んでいる。
この地。
ゼフィーリア。
かつての、神魔戦争より、この辺りは一段と竜神の力が強い。
それゆえに。
この地には、あまり、彼らも干渉が出来なかった土地ではある。
下手にこの地に。
足を踏み入れた同僚たちが。
ことごとく消滅したり死亡したりと。
したことを彼はよく知っている。
伊達に長く生きているわけではない。
この惑星が出来る前から。
「……しっかし、あいかわらず……ここは、外との世界との交流がありますよねぇ」
そういいつつも。
なぜか、片手に、トリプルに積み上げられたコーンに入った、アイスクリームをもち。
もう片手には、パパイアの丸ごとジュースなどを持ち歩き。
マントの後ろにいつも手にしている杖を腰にさして、両手を自由にしている黒い神官が一人。
ざわめく町並みをてくてくと歩いてゆく。
別に彼らにとって。
この世界……つまりは、この惑星以外では動けないというわけではない。
ただ。
今は彼らの上司。
つまりは、赤瞳の魔王達が、この惑星で活動をしているから。
自らの精神体の一部をこの惑星にと移動させ。
活動しているのに他ならない。
大概、彼のような上の存在はそうしている。
逆に下っ端などは。
この世界のみで生まれたりしているので。
この世界からは、滅多と外に出ることなどもかなわない。
いや、他に惑星というか世界があることすら。
分かってない存在もいたりする。
知識がないのは、人々や、エルフといった存在と同じなのだが。
しかし、彼にとって。
この地は、よく訪れる場所でもある。
「……魔王様は気付いてないようですけどねぇ」
そう思うと、ふいに笑いがこみ上げてくる。
お忍びでよく出かけている、北の魔王。
それが、何処に向かっているのか。
はっきりいって、彼の上司たる、獣王や、海王。
そういった魔王腹心の存在達は、はっきりいって理解している。
まあ、公私混同してないからいいし。
そんな観念から。
お仕事はお仕事。
プライベートはプライベート。
それはそれでいいんじゃないか?
というのが、腹心たちの意見でもあるのだ。
しかし、今はそれよりも。
「しっかし……リナさんは、まあいいとして」
よくない。
と、おそらく彼の上司たる獣王がその場にいたら、すぐさまに突っ込みを入れるであろうが。
幸運にもこの場には、彼以外にはいなかった。
「どうして、この惑星上から。
アメリアさん、シルフィールさん、ゼルガディスさん達の気配まで消えているんでしょうかねぇ?」
まあ、ガウリイさんは。
リナさんといつも一緒だから分かりますけど。
ミルガズィアの気配もないのに気づいてはいるが。
「……出来たら、ミルガズィアさんには戻ってほしくないですね……」
そういう黒い神官姿をしている男性……ゼロスは。
少しばかり顔をしかめる。
気配を辿れば。
この世界というか、大銀河のその中心にある場所に。
そんな彼らの気配は感じ取られる。
だからといって。
「……あそこにいったら……間違いなく、過労死するまで……
いや、過労死しても、こきつかわれますからねぇ……(汗)」
上司の命令は。
世界中に下された神託が。
リナ=インバースに何か関りがないか。
ということを調べてこい。
そういうもの。
だからといって。
こき使われるのが分かっていて、リナに会いにいくほど、彼は仕事熱心ではない。
「だって、あそこにはいけと命令されてませんし♡そのうちに、リナさん達も戻ってくるでしょうし」
ぺろり。
最後の一口を口に入れ。
「あ、叔母さん、その乾し果物。これとこれとこれください♡」
「はいよ」
どさり。
思いっきり店めぐりをして。
買い物をしている黒い神官―ゼロスの姿が。
そこ、ゼフィーリアの一角にて見受けられていたりするのであった。
「あ、ルナ、私はそろそろ戻りますね。余り留守にしてたら。部下達に気付かれかねませんから」
そういいつつ。
精神を一部切り離している黒い髪を長く伸ばしている男性。
「じゃあ、いつものように。レイスは、この子のお守りをしつつ。店番お願いね。
そろそろこっちの仕事は。他の人達に任せても大丈夫そうだし」
てきばきと。
背中に赤ん坊をくくりつけている男性―レイスの横で。
動き回っている、栗色の髪に紅い瞳をしている女性。
「そうですね。とりあえず。あの人間達も連れて戻りますけど?」
そんな彼、レイスの言葉に。
「そうね。……とりあえず、数ヵ月後のあの辺りに戻しましょ」
ここと、外界では、時間の流れが異なる。
すでに。
そのままの時間軸でいうと。
リナ達や、彼女……ルナ達がいた世界では、十数年以上が軽く経過していたりする。
この場所からは。
過去、現在、未来。
この世界の中に限り、移動することが可能。
それは、ここの責任者の許可がいることには違いないのだが。
平行世界をあまり作り出さないようにして。
違う道に進みそうになった世界の修正を行うのも。
ここ、エデンに生活する、いや、働いている存在しているものたちの役目でもある。
「じゃ、レイスはその子の面倒お願い。」
このたび自分が産み落とした愛しい我が子。
その青い髪をなでて。
ルナは、その場から、書類の山をもって。
リナ達が仕事をしているその場所に向かって、足を向けていくのであった。
ここ数ヶ月で。
ある程度溜まっていた仕事も片付いた。
そろそろ戻らないと。
まず怪しまれるであろう。
そんなことを彼女―ルナは思いつつ。
足を進めてゆくのであった。
「でも、リナさん、三つ子の世話て……大変なんですね」
交代に赤ん坊の世話をみつつ。
セシルから頼まれた仕事をこなしているリナ達メンバー。
「でも、そうでもないですわよ?いつも、このマリーちゃんは寝てますし」
そういいつつ、すやすやと寝ている黒い髪の赤ん坊を見ていっているシルフィール。
「確かにその子は手間がかからないわよ。他の子もそうだけどね♡」
そういってにっこりと微笑むリナ。
「さっすが俺達の子供だよなぁ♡リナ♡」
だきっ。
そういいつつ、リナに後ろから抱き付いているガウリイ。
「~~!////あんたは仕事しろぉ!///」
スッパァァン!
毎日の光景ではあるのだが。
リナの懐から取り出したスリッパが。
まともにガウリイの頭を直撃しているのは。
「あちらは、あいかわらず夫婦漫才ですわね。叔父さま」
「うむ」
かりかりかり。
ともかく、無言で、書類を聖書しているメフィとミルガズィア。
何しろ、誤字などあったり、まとめがちきんとできていなかったりしたら。
にこやから笑いつつも、セシルの説教が待っているのだ。
一度、それを経験すれば。
まず間違いなく、始めから、間違いなくきちんとこなすようになる。
「あら、頑張っているようね」
そんな全員、リナ、ガウリイ、シルフィール、アメリア、ゼルガディス、メンフィス、ミルガズィア。
この七人でそれぞれの場所を決めて作業していたその場所に。
扉からリナの姉であるルナが入ってくる。
そして。
「そろそろ、リナ、全員をあっちの世界に戻すから。あんたたちも戻りなさい。
あまり留守にしてたら。今、獣神官とかが、ゼフィーリアに来ているみたいだし」
今というか。
時間の流れ的には、かなり昔なのであるが。
一応、リナ達がここに来た時点の時間軸上の設定で。
アメリア達を元の惑星にと届けるつもりであった、ルナやセシル達。
「とりあえず、こっちは、こっちで。新居作ったし♡」
そういいつつ、ガウリイが、大切に水晶の中にいれているのは。
水晶の球の中に入っている小さな家。
本来の大きさをそのままに。
縮小して水晶の中に閉じ込めているそれは。
ここにきて、ガウリイがリナ達と一緒に過ごすために。
時間を見つけては、こつこつと作っていた、
見た目は、どうみても、ドールハウスよりも小さな手作りの模型の家。
だが、それが普通の模型でないことは。
リナやルナにはよくわかっている。
「ええ!やっと戻れるんですか!ああ、国が恋しいです。ゼルガディスさん!
以前の約束です!体が元に戻ったら♡セイルーンにきてくれる約束でしたよね!」
そういって、隣にいるゼルガディスににっこり微笑んでいるアメリア。
「……わかってるって」
そういいつつ、溜息一つ。
「それはそ~と、姉ちゃん?ミルガズィアさん達にも。ここの記憶持たせたまま戻すき?」
当然の素朴なリナの疑問に。
「ああ、それは面倒だから。このミルガズィアさんと、メフィさんの記憶は。多少修正して惑星に戻すわよ」
いとも簡単に、当然のようにいっているルナ。
「……?ルナ殿?リナ殿?」
「??スィーフィードナイト様?リナさん?」
そんな二人の会話に、思わず首をかしげているミルガズィアとメフィ。
一人は、黄金竜で一人はエルフの種族。
そんなほのぼのとした会話をしつつ。
「とりあえず、戻るのは、今から数日後。
それまで、この世界を心行くまで楽しんでいってね。母さんからの許可はでてるから」
そういいつつ。
パチンv
ルナが指を軽く鳴らすと。
今までリナ達が相手をしていた種類の山が。
まるで陽炎のようにと掻き消えてゆく。
ルナにとって、これくらいのことは造作もないこと。
今ではリナも出来るのだから。
「んじゃvリナ、家族水入らず。しばらくのんびりと過ごそうな♡」
ひょい。
そういって、横にいる赤ん坊を二人抱きかかえるガウリイ。
「そうね」
残りの一人を抱きかかえるリナ。
「ゼルガディスさん!元の場所に戻る前に!この世界を探索しましょう!」
「そうだな」
そういって、とりあえず、仕事から解放された悦びに、
顔には出さないがかなり安心しているアメリアにゼルガディス。
「……叔父さま?記憶操作って……」
「……私にもわからん……」
ひゅぅ……
二人の間にむなしい風が吹き抜ける。
後に残されたメフィとミルガズィアは。
先ほどリナとルナが会話していた内容を。
掴もうとして、しばらく、そのまま机に留まり。
そんな会話をしていたりする。
「あ、ルナさん、リナさんの花嫁衣裳。 というか、会場の準備v私も手伝いますわ♡」
リナに内緒でそんな計画が進められていることを。
リナは当然知るはずもない。
知っているのは、偶然効いてしまったこのシルフィールのみ。
「あらvありがとう♡じゃ、シルフィールは先に戻っててね?」
「はいvふふ。リナさん達が戻ってきたら。すぐに結婚式ですわね。ふふふふふ……」
そういいつつ。
まるで悪戯を思いついた子供のように。
目をきらきらさせているシルフィールの姿が。
そこには見受けられていた。
リナ達が、ゼフィーリアのゼフィールシティに戻るのは。
それから、一週間後。
そう決められ。
時間率の時間軸上では。
リナ達があの世界から消えたその直後くらい。
あれから、一ヶ月も経過していない時間上である。
-続くー
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あとがきもどき:
薫:・・さぁってv
次回でリナガウの結婚式にいけるかなv
・・・・あと、アメリア達の結婚式は・・。
・・・・いろいろあるからな・・。政治的な問題とかが(まて!)
ま、主人公は、リナガウだし(そーか?)
別にいっか(よくない!)
次回、ようやく、話しが進み始めますv
リナとガウリイの結婚式です!(笑)
んではではvv
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