まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

こんにちわ♪
・・・・よし!
キリのいいところまでこれを重点的に打ち込むぞ!(そーか?)
といいつつ、またいつ気が変わるか不安定・・。
とゆーか、お休みの日、お金を下ろしにいかなくてもいいのか?私(爆!)
何か出かけるのが億劫ですぅ・・(かなりまて!)
ま、何はともあれvいくのですvv
というか、これの前・・。
打ち込んだのが・・先週だってば・・・(汗)
あ・・・あはははは・・・・・。

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神託の行方~第12話~

まず目に入るのは。
よくわからない何か。
いや、形式は、本のようではあるのだが。
その内容が尋常ではない。
しかも。
意味の分からない文字で書かれていれば、なおさらである。
混沌文字。
そういわれているその文字に。
見たことのない銀色の紙のような物質に。
ぴっちりと書き込まれている内容。
しかも。
それが。
一つの部屋だけでなく。
地平線の彼方まで。
そんな棚が四面に並んでいるとなると……
外には、ひっきりなしに。
何か空に浮かぶ銀色の船が行き来していたりする。
その船に乗って。
この世界。
この地区の様子を観察、見回りしている、ここで働いている存在達。
四つの世界の総まとめ。
今では。
少しばかり、未だに混乱しているらしい。
漆黒の竜神と。
闇を巻く者が治める地域の情勢が。
仕事の主たるを占めているが。
何しろ、あちらは。
こともあろうに、全ての母である、金色の母に、反逆を企てるに近しいことをしていた世界。
その暴走を止められなかったというので。
ここの存在達も多少お仕置きを受けていたりする。
今は、白霧の王たちが収める世界などは。
多少面白いことになっていたりもするのだが。
今、この場にいるメンバーにとっては。
そんなことはどうでもいいことに他ならない。


「わ……私、過労死しそうですわ……」
泣き言をいいつつも。
目の前に前が見えないほど、自らの身長より高いその書類の山を必死に処理しているシルフィール。
彼女達は各惑星、銀河などから。
送られてくるその書類を。
記憶にとどめる作業をこなしているのである。
この作業。
意味が分かっていなくても。
誰でもできる。
― が。
この作業で、気が狂った存在も少なくないのもまた事実。
何しろ、膨大な量の、資料を完結にまとめて、記憶記にとどめないといけないのだから。
そして。
世界が、きちんと。
設定された、元々の運命どおりに進んでいるのかを見極め。
そして。
違う分岐点などを選んだ世界には、少しばかり過去をいじり。
本来の道筋に戻し。
そして、違う分岐点を選んだ世界は世界で。
新たな、平行世界パラレルワールドとして。
そこに生きる全ての存在達を丸ごとコピー、創造し。
新たな世界を創るなど。
そんな作業がここでは行われていたりする。
「……私、今度から王室のお仕事……文句を言いません……」
目の前にある、書類の山と比べたら。
姉や父の代わりに。
代理として、処理する書類の何と簡単なことか。
そういいつつ、溜息一つついているのはアメリア。
「うう……リナに触れない……ううう……」
そういいつつも。
リナに嫌われるのがいやなので手を動かしているガウリイ。
「……//あのね……とりあえず、この、数百の部屋だけでも処理しておくわよ。
  ……姉ちゃんも。産後間もないのに仕事しているらしいし……」
まあ、いつものこと、いつものこと。
そんなことを思っているリナ。
そんなリナの言葉に。
『まだこの部屋以外にもあるんですか!?』
『ま……まだあるのか!?』
同時に。
アメリア、シルフィール、メフィ。
ゼルガディス、ミルガズィア。
この五人の声が一致していたりするのだが。

そんなほのぼのとした会話をしつつ。
やっても、やっても終わりが見えない、作業を淡々とこなし。
ミルガズィアやメフィは。
そのまとめられた情報を。
曰く『レコード』と呼ばれている、一ミクロ以下の薄さの記憶ディスクに。
その魔力をもって入れてゆく作業を担当し。
魔力の使いすぎでかなりへばっていたりもするのだが。

そんな作業をこなしつつ。
部屋に閉じこもり、数日が、滞りなく経過してゆく。


バサ……
「り……リナ!?」
いきなり、書類を検査していた、リナが。
机に突っ伏すようにと倒れこんだのは。
それからしばらくもしないこと。
「……っ!い……たっ!」
脂汗を全身に流し。
そのまま、お腹を押さえて丸くなる。
そんなリナを心配そうに見て、
あわてているガウリイに。
「ああああああ!リナさん、陣痛がはじまってますぅぅぅぅ!助産婦さんを呼んでこなくては!」
リナの痛みが。
陣痛だと気付いたアメリアが絶叫を上げ。
耳にペンを挟んだまま。
がたん!
椅子から立ち上がる。
はらはらと。
そんなリナ達の周りに舞い散っている書類の紙ふぶき。
「つ……ついにか!?」
「ああああ!セイルさんに連絡しないとお!」
どたばたばたばた!
今までもくもくと、作業に追われていた彼らだが。
リナの陣痛に伴い。
一気にあわただしくなっていくのであった。


はあはあはあはぁ……
「……ガウ……っ!」
全身に汗をびっしょりと流し虚空に手を差し伸べる。
「リナ!頑張れ!オレはここにいるからな!」
リナが苦しんでいるのに変わってやれないのが悔しくて。
立会い出産を望んでいるガウリイ。
汗でびっしょりとなっているそんなリナの手をしっかりと握り締める。
軽く下半身に掛けられただけのタオル。
「はいはい、リナ様、頑張ってくださいね。はい、深呼吸をして、すって、吐いて……」
そういいつつ、
そんなリナとガウリイの横では。
数名の女性たちがたむろしている。
「……いった……も…もうあああああああああ!」
だんだんと周期が短くなり。
全身が痙攣する。
リナは、初産ということもあり。
かなり、難航を示しているのであるが。


リナが一室で唸っているころ。
「わくわくわく。リナさんの子供、楽しみです♡」
目をきらきらさせているアメリアに。
「……というか……私はかなり気になります……」
以前、リナのお腹から、発せられた、光。
あの光の正体は未だに分からない。
ぼんやりとつぶやくメフィに。
「どうでもいいが?あの人間が出産ということとなると。
  ……我々がここに来て。すでに半年近く経過しているということではないか?」
……ぴしり。
今まで仕事などに追われて。
考えたことなどなかったアメリア達は。
そんなミルガズィアの台詞に。
そのまま一瞬固まり。
シィィィン……
しばらく一瞬の静けさが訪れる。

「あああああああああああああ!私、父さんに連絡まったくしてませぇぇぇん!」
思わず頭を抱えて叫ぶアメリアに。
「い…いわれてみれば……」
人の妊娠の周期は、およそ、十ヶ月。
つまり。
リナが出産ということは。
自分達がここにきてから、すでに軽く半年は経過しているという計算である。
ここは、四季はあるものの。
というか、その四季すら。
上のものの判断で、軽く変更がきき。
いつも温暖な気候で保たれていたりする。
それゆえに。
いつ、雪が降るとか、雨が降るとか。
正確にここに過ごす存在達は知ることができているのだが。
ちなみに。
気象を管理する、気象部というものも、このエデンの中には存在している。
「……私、レイナード神殿に何も報告もいたしておりませんわ……」
そういいつつ、シルフィールの額から一筋の汗。
シルフィールが。
ゼフィーリアに向かった理由。
それは。
レイナード王国にセイルーンの代表として、白魔法の会議にと出席し。
そこの依頼を受けたからに他ならない。
そんな会話をしているシルフィールたちに。
「ああ、それなら心配はありませんよ」
にこにこと。
そんなシルフィールたちにお茶を運んできている、
一応、魔王でもある、赤瞳の魔王ルビーアイレイス=シャブラニグドゥ。
その当人。
そういいつつ。
「はいはい。よしよし」
背中に赤ん坊を負ぶってあやしていれば。
よもやこの男性が魔王などとは誰も夢にも思わないであろうが。
その背に括り付けられた赤ん坊。
ルナが仕事をしているので。
交代制で、赤ん坊の面倒をみている、ルナと、レイス。
リナ達が住んでいる世界の光と闇の王。
つまりは、竜神と魔王。
その当人たち。
「?どういうことですか?レイスさん?」
そんなレイスの言葉に。
首をかしげているアメリア。
「ああ、それはですね。ここは、俗世とは時間の流れがまったく異なりますから。
  すでに、外界では、数十年が軽く経過してます」
にっこり。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
しばらくの静寂と沈黙。
そして。
『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!?』
その言葉に。
ものの見事に、アメリア、シルフィール、ゼルガディス、メンフィス、ミルガズィアの声が。
重なっていたのであった。

ここ、この四つの世界を治めるというか、管理している、この場所は。
その時間の流れが外とは異なり。
ゆっくりと時間が流れている。
しかし。

「ああ、大丈夫ですよ。元の世界に戻るときには、近い時間軸で降りればいいいだけですから」
にっこりと、口をぱくぱくさせている、五人にと言い放つレイス。

ここからは。
過去にも未来にも飛ぶことができるのである。
そうでもしないと。
まずこの世界の管理など、不可能に近いものがあるから、という理由から。
大概。
何処の世界を管理している場所でもこんなもの。
そこからは、その世界のみ中の範囲で。
過去、未来にと飛べることが可能なのである。

しばらく。
その意味の本質が分からなくて。
目を丸くしている彼らの姿が。
しばらくそこにて見受けられていたりするのは。
単なる人や、エルフ、竜である彼らにとっては。
当然のことといえば、当然なのかもしれない……

『ほぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

呆然とする彼らの耳に。
赤ん坊の声が聞こえてきたのは。
それから約一日が経過したころであった……

その声を聞くまで。
彼ら、五人は。
しばらく呆然と成り果てていたりしたのだが。
そのことにすら、彼らは気付いてすらもいなかったのであった。


                                       ー続くー

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あとがきもどき:
 薫:キリが悪いのでここで一区切りv
         ようやく次回は赤ん坊だぁ♡
 姫:ということは、そろそろ私の一人称ねv
 薫:・・・ぎくっ!(汗)
 姫:あら♡何かしらねぇ?その『ぎくっ!』は?
    (にっこり微笑む黒い髪をポニーテールにしている少女)
 薫:と・・とりあえず。赤ん坊三人を連れての、惑星の帰還。
    そーして、リナとガウリイの結婚式。(すでに赤ん坊がいるのに・・笑)
    それから・・・。赤ん坊視点が少しあって・・。
    神託の真意が分かる・・・ってところですね。
    ここまでようやくたどり着いた・・(サボりすぎ!)
 姫:そうよねぇ♡
エル:一年以上かかっているしねぇ♡
 薫:しくしくしくしく・・・・。
エル:ま、あんたのパターンはいつもの通りだから。
    誰もがというか、こんなの読んでいる人なんていないでしょうけどv
    想像は軽くつくわよねv
  姫:そうそうvいつもワンパターンだしねv
  薫:しくしくしく・・・。
     まあ・・・何はともあれ・・・。
     もうしばらくのお付き合いのほどを・・・。
エル:なぜか、いじけた薫は放っておいてv
  姫:それではvようやく次回、私の誕生v
エル&姫:それじゃあね♡


薫:しくしくしくしくしく・・・・・・・・。
  ばらされてる・・・リナの子供が菫ちゃんだって・・。
   しくしくしく・・・。それでは・・・・・。

(いじけている薫を無視して・・やがて幕・・)

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