まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

こんにちわ♪
本日(前書きだけは水曜日に打ち込んだので)、お出かけしようとしたけど。
例のごとくにまたあれがやってきたので、
むちゃくちゃにお腹が痛いので安静にしておくのです・・。
んではではv 
さぁ・・て。
大人数を動かせる・・かな?
・・・面倒だからスミレちゃん・・一人称でいくかなぁ・・・。
(一人称だと動かしやすい大人数・・爆!)

#####################################

神託の行方~第11話~

まるで、太陽の輝きを反射したかのような、幻想的に輝く庭を携えた一室。
その窓からは、深淵の闇に浮かぶ、
様々な色彩の球体が浮かんでいるのが見てとれる。
一つの窓は深い闇の空間が広がり。
そのすぐ横の窓からは。
白銀にと輝く、木々や噴水など。
整った庭園が見えている。
部屋の中央にあるのは、少し大きめのテーブル。
その奥に、いくつかの扉があり。
その扉の奥などには、寝室など。
各種の部屋が設けられている。
その入り口から少し入ったところにある。
真っ白い大理石のようなテーブルにと。
これまた白い椅子に座り、向き合っている、人々の姿。
「でも、おめでとうございます!リナさん!これでようやくガウリイさんと結婚ですね!」
目をきらきらさせて言っているアメリアに。
「……おい、アメリア……」
そんなアメリアをじと目で見ているゼルガディス。
どうして、結婚前に妊娠してて、おめでたいんだ……
などと、頭を少し抱えていたりするけど。
「だって、ゼルガディスさん。
  リナさん、絶対に妊娠でもしないと、ガウリイさんと、ぜったぃぃぃぃに、結婚しないどころか。
  ガウリイさんの気持ちにすら気付きませんよ?だからいいんです!たとえ順番が逆でも!」
きっぱりはっきり言い切るアメリアに。
「確かに、リナさんには、実力行使でもないと……無理でしょうねぇ。
  本当にガウリイ様の気持ちに、まったく、気付かれてませんでしたから」
しみじみそんなアメリアの言葉にうなづいているシルフィール。
「それは、私も認めるな」
「私も認めますわ」
そんなシルフィールの言葉に。
同じくうなづいている、ミルガズィアとメフィ。
わなわなわな。
リナが小刻みに震えているのに気付かずに。
「まあ、それに関しては俺も認めるが……」
― ぶちり。
ゼルガディスの言葉に切れるリナ。
「あ……あんたわねぇぇぇぇぇぇ!!人を何だと思ってるのよぉぉぉぉ!」
リナの怒鳴り声とともに。
「カオテックレイン!!!」
ごぉ!
青白い光の渦が。
部屋をしばらく覆い尽くしていた。

「と……とりあえず、リナ、ミルガズィアさんは分かるが。彼女は誰だ?」
服をぼろぼろにし、心なしか顔色も悪いゼルガディス達。
さすがに、魔術などに対する耐久性が、高く作られているがために。
まったく無傷の部屋の中で。
そこにいるガウリイとリナ以外の人々は。
服をぼろぼろにして疲れたようにぐったりとしていたりする。
「は…はじめまして。わたくし、エルフのメンフィスといいます」
そういうメンフィスの言葉に。
「…え?メンフィス?もしかして、メフィさんですか?」
その言葉に、ふと思いついたように言っているアメリア。
「ええ、そうですけど?わたくし、あなたとは初めてお会いしますが?」
そのアメリアの言葉に、首をかしげるメフィ。
「あ、そうなんですか!姉さんから聞いて、お会いしたいと思ってたんですよ」
「……姉?」
顔をほころばせてにっこり笑うアメリア。
「ええ、何でも、お腹がすいて行き倒れになりかけていたところを。
  助けてもらったエルフの村の長老の孫娘さんのことは。里帰りした姉さんから聞いていたんです」
……いや、行き倒れって……
そんなアメリアの言葉に思わず心で突っ込みを入れている一同。
「え?私が関ったのは、白蛇のナーガとかいう、女魔道士さんですけど?」
……ずべしゃ!
その言葉に思わずこける。
確実に怖くて正確に聞いたことがなかったリナは。
うすうすわかってはいたが、その事実。
つまりは、メフィが尊敬しているという女魔道士のことを思いだし。
テーブルに突っ伏していたりするリナ。
「そ~いえば、姉さん。ミドルネームの名前で旅してますしね」
な……何かいやぁぁな予感がひしひしと……
リナの額に一筋の汗。
「姉さんの名前は、グレイシア。グレイシア=ウル=ナーガ=セイルーンです。」
どくわしゃぁぁん!
「お~い?リナ?どうした?」
「あれ?ゼルガディスさん?」
アメリアの台詞に。
同時に、盛大に、椅子から転げ落ちているリナとゼルガディス。
「ちょっとまてぃ!?あの女魔道士が…グレイシア王女!?」
思わず絶叫に近い悲鳴を上げているゼルガディス。
数回、ゼルガディスは彼女。
アメリアの姉であり、かつて、ガウリイと出会う前に。
リナにくっついて旅をしていた、その魔道士と関ったことがいく度かある。
「うううう……うそよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!いやぁぁぁぁぁぁぁ!
   あのナーガが…ナーガが……王女ぉぉ!!!!?」
絶叫を上げているリナ。
「……大丈夫なのか?……セイルーン……」
しごくもっともなゼルガディスのつぶやきが。
しばらくあさってをみつつ、その口から漏れてだしてゆく。
「ああああああああああああああ!」
頭を抱えて絶叫を上げているリナに。
「リナ?う~ん、ちょっと、正気にもどしてくるなvおれ♡」
ひょい。
混乱しているリナをいいことに。
にこにことしつつ、そんなリナを抱きかかえ。
奥にある寝室にと向かっているガウリイ。


「それで?あの人間?達は、しばらく出てこないだろうから。お前たちはどうしてここに?」
いなくなったリナとガウリイを無視して。
話しを進めるミルガズィア。
「この前のデーモン発生に関して。
   意見を聞こうと、ゼフィーリアにいるという、赤の竜神の騎士に会いにいっていたんです」
「へえ、奇遇ですわね。
  私達は、神託の真意を確かめるために、ゼフィーリアに向かっていたところなんです」
アメリアの言葉に相槌を打っているメフィ。
「その途中で、わたくしも、メフィさん達と合流いたしまして♡」
にこにこと。
紅茶カップを片手ににっこりといっているシルフィール。
「ああ、そういえば、あの神託ですか?」

― 紅き星より分かたれし 7つの光 2つの光 闇へと返りゆかせし
  純粋なる真実の意思 思いゆえにこそ誕生せし 
  尊き光 招き入れざる 器とあいならん 
  暗き深遠の闇に ニ筋の道をつくりたもう ―

力ある巫女などに下された神託。
その真意を巡って、未だに。
神殿や王国などは意見を交わして、ごたごたしていたりするが。

「うむ、それは、我々も同じだが」
「……まあ、認めたくないですが……何となく予感がしますけど……」
そういいつつ、ちらりと。
奥の部屋に目を向けているメフィ。
「分からないのは、七つの光、二つの光が闇に還る。その部分なんですけど。」
「確かに。」
そういってうなづく、アメリアとゼルガディスに。
「ああ、それならあの人間達二人が、魔王を二人ほど滅ぼしたことだろう。」
――ぷばっ!!
さらりといったミルガズィアのその台詞に。
思わず噴出しているアメリアとゼルガディス。
「ええええええええええええ!?」
「ななななななんだとぉぉぉ!?」
その言葉に思わず叫んでいるアメリアとゼル。
しばらくひとしきり驚いたのちに。
「さすが、リナさん達です!やっばり、リナさん達は正義の使者です!」
「……お゛い゛(汗)」
目をきらきらさせて、輝かせているアメリアに。
突っ込みをいれているゼルガディス。
「そんなことより、まずは。問題は、リナさんのお腹にいる赤ん坊、三人のことですわ」
にっこりと話しをさらりと戻しているシルフィール。
以前二人が魔王を滅ぼしたことは聞いているので。
というか、ここにきて、直接。
ルナの相手だという、レイから話しは聞いている。
まさかそのレイが、魔王本人だとは夢にも知らないが。
耳の端に入れていたとしても。
聞かなかったことにして、精神を保っているシルフィールである。
「えええ!?リナさん、三つ子を宿しているんですか!?いいなぁ。」
双子とかに憧れを持っているアメリア。
うらやましがっていたりする。
「……ちょっとまて。まあ、リナとガウリイの子供なんだから普通でないのは確実だろうけど。
  どうしてそれが問題なんだ……まさか……(汗)」
ふと、そこまで言いかけて。
ふと気付き。
冷や汗を流すゼルガディスに。
「うむ。確かに、リナ殿のお腹の子供からは。尋常でない力を感じる。
  おそらく、あの神託も子供のことを示しているのではと。
  これは、私やメフィ、そこにいる人間の巫女と。その辺りは同意見だ」
 表情一つ変えずに淡々と言い放つミルガズィア。
「気になるのは、二筋の道というのが気になるんですけど……未だにそれは分かりませんし……」
そういいつつ、溜息一つついているメフィ。
「まあまあ、いいじゃありませんか。リナさんとガウリイさんの子供なんです!
  きっと、悪を絶対に許さない正義の天子のはずですし!」
きっぱりはっきり言い切るアメリアに。
「……アメリア、リナが正義の使者。……本気でその表現…当てはまると思ってるのか?」
「理由はどうあれ!盗賊いじめは、正義の志にあってます!
  まあ、どちらかといえば、リナさんは破壊と混乱の象徴ですけど」
リナがいたら、まず呪文攻撃を受けること間違いなしの台詞を言っているアメリア。
「まあ、どちらにしても。子供が産まれたら分かりますわよ♡」
すでにどこか悟りきっているシルフィール。
「・・それで、お話はすみましたことかしら♡」
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
『うどわぁぁぁぁ!?』
いきなり、後ろから人の声がし。
思わずその場にいる全員が驚きの声を上げる。
「こ……この私ですら気配がつかめなかった・・(汗)」
感情をあまり表に出さないミルガズィアの額に、一筋の汗が流れ落ちる。

金の髪に橙色の瞳。
ゆるやかにウェーブのかかっているその長い髪。
二房ほど、左右対称に、栗色ががった髪が混じっているが。
面影がリナに何となく似ている女性。
リナの母親。
セシル=ドナ=インバース。
その当人。

「さて、お話が終わったところで♡
  皆さんには、お仕事手伝ってもらいますわ♡もちろん、いやとはいいませんことよね?♡」
にっこりと。
微笑つつも。
その手にもっている抜き身の刀身は何を意味しているのか。
しかも。
全員気付けば、喉元から一筋の紅い筋を流していたりする。
い…いつの間に……(汗)
全員の思いが一致していたのであった。

そして、ふと、部屋の奥をみつめつつ。
「リナ、いい加減に出てこないと。母さん、少し本気になって仕事任せるからね♡」
そうにっこりと微笑みかける。

― ピク!
「ガガガガガウ!も…やめ…んっ!かかかかかかか母さんがぁぁぁぁぁ!!!!(涙)」
その言葉に。
覆いかぶさっているガウリイに。
泣きながら懇願しているリナの姿が。
奥の寝室で見受けられていた。

インバース家。
……ルナよりも、最も怒らせたら一番怖い人物……
それが……セシル……当人であることを……リナは身にしみてよく知っている……

「おほほほほ♡皆さん、物分りのいい人達でうれしいですわ♡」
軽く地平線の彼方まで、続く書物の山。
その処理を。
なし崩しに、アメリア達、そして、あわてて服を乱れさせたまま出てきたリナ達全員で。
血の涙を流しつつ、その書物……にみえたのは。
殆ど報告書。
その処理を延々とこなす羽目にと陥っていたのであった。

リナ達が処理しているそれは。
この銀河のこれまでの歴史のまとめなど。

ちなみに、出産間もないルナもまた。
ベットの上で、書類の山に追われていたことを。
リナたちは……そのときには、知る由もなかったのであった。


                                          -続くー

HOME    TOP     BACK    NEXT

###################################

あとがきもどき:
薫:んっふふふv最近、DVDの見方がパソで判明したからv
   こーして、ワードに打ち込んでいるときは。後ろでDVD(しかもスレ・・爆!)
   をかけつつ、打ち込んでいる私ですv
   ページ編集のときは・・。大きさ的に無理なんですよね・・(かなりまて)
   さぁぁぁって。
   ちなみに。
   ここには、アカシックレコードも存在してますv(まて!)
   (宇宙の決まりごとの歴史の詳細が納められているという代物)
   次回。
   仕事に追われつつも・・・・。リナ、出産v(かなりまて!)
   そーして、よーやく、星に戻るリナ達ですv
   んではではv
 
・・・・うーん・・。
結婚式で・・一部形式にして、かえるかな・・。
次からは・・エル様出てくるし(かなりまて!)

 HOME    TOP     BACK    NEXT