まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
こんにちわ♪
久方ぶりに、神託の続きをば・・(汗)
ふっ。エデンが暗くなってるしさ(こらまて!)
ってことで。分かる人にはわかります♪
リナ達が向かったその先は?(笑)
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神託の行方~第8話~
インバース財団。
本部でもあり。
そして、この世界の総括宮殿のある場所。
そこは……
「……ウリ……ガウリイ……」
横にいるガウリイを揺り起こす。
「ん……」
「いい加減にはなせぃぃぃぃ!!!!」
どがぁぁぁぁんんんん!!!
盛大に爆音が響き渡る。
「おわっと!!」
「ちっ。よけたか!!」
移動するどさくさにリナに抱きついて、リナを放そうとしないガウリイに。
リナが切れて攻撃をかます。
「まったく……」
真っ赤になって、そっぽを向いているリナ。
それがガウリイにはとても愛らしく映る。
「リナ」
後ろからリナを抱きしめる。
「……馬鹿……」
これで許してしまうのは、やっぱり惚れた弱み?
リナはそんなことを思いつつ。
「ほら、シルフィールたちが待ってるから、いくわよ」
極力ガウリイの顔を見ないようにして、部屋の外へと歩いてゆくリナ。
「あ、リナ、まってくれぇ」
ガウリイもリナを追いかけて廊下にでてゆく。
……ぽかん。
シルフィール、メフィ、ミルガズィアは。
こぞって、空を見上げて絶句していたりする。
いきなり、光に包まれたかと思った。
気づけば知らない真っ白な小部屋。
何とはなしに、部屋からでると。
視界に広がるのは、知らない景色。
銀色に輝く町並みに。
その町並みの外には、たたえられたこれまた銀色の湖。
ここからはよく見えないが。
その湖には一つの道が支柱がならび、白く輝いているのが見て取れる。
知らない風景に絶句しながら。
ふと。
空を見上げて。
三人とも、思わず絶句して、ぽかんとしていたりする。
「あ、シルフィール、ミルガズィアさん、メフィ。よ~やくガウリイ、起きたわ」
移動してきたとき、ガウリイにしっかりと抱きかかえられたリナが。
動けないもので、先にシルフィールたちが部屋からでていたのだが。
「……リナさん……あれ……何ですか?」
シルフィールが呆然と空を示す。
「あ゛~……星」
あっさりというリナ。
リナ、ここは、というかリナの住んでいたあの星は。
まだそんな知識はないんだけど?♡
「星って……夜空に輝くあの星?」
「あれは、違うわよ。その周りに位置している星」
『????』
メフィの問いにさらに答えたリナに。
シルフィールとメフィは首をかしげる。
「……それで?リナ殿?ここは、一体、どこだ?」
ミルガズィアが、リナに珍しくうろたえたようにしながら、聞き返す。
「ん~……ま、父さんたちが連れてきたんだし……まっ。いっか。
ここは、インバース財団が本部を置いてる銀河の中心」
あっさり。
『……は?』
当然ぽかんとするシルフィール、メフィ、ミルガズィア。
ガウリイは実はリナに見とれていたりするのだが。
リナはこれを理解できていない。
と捕らえて先を話し始める。
「ええと……つまり、あたし達がいままですんでいた星のある、太陽系が位置している、銀河の中心」
『?????』
さらに困惑する。
「あたし達一族……ってゆーか、インバース家はね。……ここの管理管轄をやってるのよ」
こうなったら、説明するしかない。
リナは開き直っている。
「とりあえず、案内するわ」
リナがいいつつ、歩きはじめるので。
首をかしげつつ、シルフィールたちは、リナの後ろからついてゆく。
空に広がる無数のオーブ。
いや、オーブというか、丸い球体。
蒼、ピンク、橙色、緑。
様々に。
しかもその球体の後ろに普通の見慣れた星星がみえる。
これは、ここの夜の特質。
星空だけでなく、近くの惑星も。
銀河の核となっている太陽の明りにて。
惑星が空に見えているのである。
カツカツカツ。
足音が響く。
足元の床は、大理石だろうか。
そんなことをメフィは思いつつ。
真っ白に輝く床を進みつつ。
リナが説明する、まるで御伽噺のような話をぼんやりと聞いていた。
「つまりね。確かに、ここの魔王と神は、彼らだけど。
魔王達とは別に、それを管理したり、まとめたりする部署があるのよ。
神でも魔王でもなく。そうね。中間の存在?
命も普通の人間とは違って長いし、長寿の生命体だけど。
あと……そうね。特質するのは、歳を取らない。ということね」
ある程度の歳をとると、それ以後、肉体が滅ぶまで歳をとらない。
老化現象が止まるのである。
インバース一族だけにとどまらず。
リナも実は、この知識。
封印されていたので忘れていた。
思い出したのは、大人になってから。
大人といっても、年齢ではなく。
それなりの行為をした結果である。
つまりは。
無理やりにあのとき、ガウリイに襲われたとき。
進むにつれて。
白く浮かび上がる町並みが目に入ってくる。
長い銀色に輝く廊下。
廊下の外は、見事な庭園が広がっている。
咲き乱れるみたことのない花々。
整頓された、遊歩道。
噴水などは、虹色のような、まるでオーロラのような色合いに変化しつつ、水をたたえていたりする。
その景色に思わず絶句するシルフィール。
まるで、絵本の中の御伽噺にでてくるような。
そんな場所。
「この世界はね。たくさんの銀河が集まって、大銀河になってるのよ。
大銀河からの移動は、いわゆる異世界への移動ってところかしら?」
銀河。
久しぶりにその響きを聞いたような気がする。
確か、自分が小さなころによく両親が話していたような気がする。
ミルガズィアはそんなことを思いつつ。
「……それで?ここは何処なんだ?」
ぴたり。
「ここは……」
リナがくるりと振り返る。
そして。
にっこりと。
「ようこそ。エデンへ」
にっこりと、天使の微笑みを返す。
ここは、銀河の中心。
全ての中心地帯。
この赤の世界においての。
リナの言葉に反応するように。
夜空に無数の流れ星が舞い降りていた。
「……信じられない……」
てくてくてく。
町並みを歩くシルフィール。
何でも、リナは両親に手伝え。
といわれたとかで、神殿の奥にと入っている。
ミルガズィアとメフィは。
神殿で働いていた賢者らしき知識人をつかまえて。
真剣に話を聞いていたりする。
とりあえず、自由に行動してもいい。
というので。
湖に囲まれている町並みに降りたのだが。
みたこともないような、整った町並み。
家を作っている素材も。
みたことないようなものばかり。
それでいて、きちんと整備されているのは。
ここを治めている人物の人柄がみてとれる。
人々は、はっきりいって。
住んでいるのは、人間だけではない。
あきらかに人でない存在も多々とすんでいる。
そして、言葉も。
様々に飛び交っている。
「リナさん曰く……全ての種族がここにいるって……」
この場所には。
全てにおけるこの世界の代表ともいえる存在達が。
こぞって勤務しているのである。
道端に咲いている花も。
まるで水晶のように透明で。
みたこともない不思議な花。
「……しんじ…られない……」
てくてくてく。
シルフィールは、何とはなしに。
全てに驚きながら。
町並みを探検してゆく。
「うう……母さん……」
「駄目、ちゃんと手伝いなさい」
・・・・・・・
リナはぼんやりとする。
「……あたしも体、大切にしないと…ね?」
潤んだ瞳で母親を見る。
「しょうがないでしょう?ルナは今そろそろ出産だし。
レイスなんてルナにつきっきりで、仕事にならないし」
「……はぁ……」
そうなのだ。
ルナの出産が近いために。
ルナは部屋で寝込んでいる。
それをうろうろと見守っているレイス。
一応、この世界の竜神と魔王。
ぼんやりとする理由は。
目の前に大量に、いや、これでも圧縮されているから少なく感じるが。
はっきりいって。
ちょっとした銀河が埋まるくらいの資料&報告書の山。
これでも、全て下の検査はすんでいて。
あとは、ルナ達の決算と。
インバース一族代表のセシル達の決済を済ませるのを待っている種類の山々……
「さ。リナ、頑張りなさい」
「……はぁ…い……」
はぁ……
とにかくやるっきゃないか……
リナは目の前の終わるとも思えない書類をみつつ。
盛大にため息をついていた。
カンカンカン!
「ふん。やるな。ガウリイのくせに。だが……」
「お義父さん。そんなに向きにならなくても♡」
「だぁれがお義父さんだぁぁぁ!!」
ぶんっ!!
剣が飛び交う。
「リナに手をだしやがってぇぇぇ!!ガウリイぃぃぃい!!」
本当の娘だった。
ルナに関しては、はっきりいって。
何といっても、竜神である。
リナが本当の自分とセシルとの子供であるのに。
この男が!
かわいいリナに手をだすなんて!
「しかも、すでに手をつけて……に…妊娠だとぉぉぉお!!」
「いやぁ♡いいじゃないですか?だって、リナ、すっごくかわいいですし♡」
にっこり。
剣を交えつつも。
一つもいきを乱してないガウリイとリナの父親。
マルス=ラファエル=インバース。
光の速さよりも早いスピードで打ち合っているのにも関らず。
二人とも、全然息ひとつ乱れてもいない。
「貴様ぁぁ!殺す!」
本気である。
マルスは。
「いやぁ、お義父さん。冷静に。いいじゃないですか♡オレ、誰よりもリナを幸せにしますし♡」
「五月蝿いぃぃぃぃ!!」
カンキンキン……
裏の庭園の一角にある競技場で。
ガウリイとマルスの剣のせめぎあいが。
しばし執り行われていた。
「……やるな……ガウリイのくせに……」
「いやぁ、それほどでも」
自分にここまで互角に渡り合えるのは。
というか、自分は少し息が上がり始めているのにも関らず。
ガウリイは一向に息が上がっている気配なし。
「……リナが惚れただけは……あるってことか……」
くやしいが。
認めざらなるを得ないのか??
「くぅぅぅ!!!かわいいリナがこんな男の毒牙にかかるなんてぇ!」
本気でなみだ目になっているマルスである。
「毒牙とはひどいですよ。お義父さん。これからよろしく」
「うるさいぃぃぃぃい!!!」
ぷんっ!!
どこからともなく出現した釣竿が唸る。
だが、当然のことながら、あっさりと交わすガウリイ。
「……あのとき、見捨てればよかった……」
始めにあったときに、こいつを始末しとけば!
とんでもないことを思っていたりするマルス。
リナに出会うまえに面識があった。
この男とは。
あのとき……分かっていれば……
ついつい、おせっかいをやいたのだが……
「でも絶対にオレはリナを見つけてましたよ♡リナはオレの運命の相手ですから♡」
「……父親の前でのろけるなぁぁぁぁ!!」
にこにこというガウリイに。
マルスは絶叫を上げている。
「……ガウリイ?どうかした?」
完全に疲れて部屋に戻ったリナが。
ガウリイが自分をみつつ、ただただ笑っているのを不思議に思い。
ガウリイに問いかけている。
風呂に入り、真っ白なネグリジェ姿のリナ。
部屋数はあるにも関らず。
リナとガウリイは同室となっている。
というのも。
ガウリイが絶対にリナと一緒がいい!
と言い張り
セシルの一言で決定したのであるが。
シルフィールたちは、それぞれに部屋を割り当てられている。
彼女達にとっては、見るもの全てが新鮮そのもの。
何しろ、ここは、電気。
といったものが存在するのであるからして。
太陽エネルギーの活用である。
「いや、幸せだなって思ってな♡」
「ちょ//」
後ろからリナを抱きしめる。
「ちょ……や……耳をかむなぁぁぁぁ!!//」
どさっ……
「リナ、愛してるよ♡」
「……ちょ……やだってばぁぁぁ!!」
「聞かない♡」
「や……あ……あん♡」
ベットの上で、シーツの海におぼれてゆく。
「……ルナ、大丈夫か?何かほしいものはあるか?」
うろうろうろ。
「……だぁぁぁ!!ちょっとは落ち着きなさい!!レイス!」
まったく。
毎回毎回//
どうにか、始めの陣痛も止まり。
安静な状況になっているルナ。
それを心配そうにおろおろとしているレイス。
いつもの風景。
「だってぇ……」
まるでしかられた子犬のような表情のレイス。
はっきりいって。
これが魔王とは到底思えない。
「大丈夫よ。もうすぐ生まれるから」
「……本当に大丈夫なのか?」
「いい加減に寝なさいぃぃぃ!!」
ぴしゃり。
ルナに言われて。
しぶしぶと横のベットに横になる。
「……まったく……過保護なんだから///」
いいつつも、ルナの顔も真っ赤になっている。
さすがに、この辺りは、ルナもリナも。
姉妹というか、反応は同じであるのだが。
「……ゼルガディスさん、世界って広いんですね……」
「……だな……」
いきなりつれてこられたときにはびっくりした。
何しろ、見たことない場所であるからして。
しかも、聞くと。
自分達が住んでいた星のかなり外だとか。
ここで、世界の仕組み。
星の成り立ち。
図書館で。
図書館で、調べて知ったときには、その知識の多さにひどく驚いたものである。
ゼルガディスは、くすりと苦笑する。
とりあえず、ルナにつれられてここにやってきたのはいいものの。
二日、ルナの代わりに書類の整頓をやったのであるが。
はっきりいって。
過労死するのでは。
というほどに疲れ果てて。
でも、それを受けたのは。
すんだら、図書館でどれだけ調べものをしてもいい。
ということがあったがために。
このエデンという惑星の図書館は。
はっきりいって。
この世界・・赤の竜神と赤瞳の魔王が収めている全ての世界の資料がそろっていたりする。
あまりに呆然としすぎて。
というかルナにこきつかわれて。
未だにルナに元に戻る方法を聞き出せていない。
今ルナは、陣痛が始まったとかで。
レイスがつきっきりで面倒をみているのだが。
「でも、ゼルガディスさん、これだけあれば、きっと、どこかに元に戻る方法がありますよ!」
「……だろうが…な……」
はぁ……
ため息をつく。
いったい……
一室だけでもはっきりりいって先が見えないほどの距離。
ずらり。
と並んだファイル。
しかも、これでもまだ分館……であるらしい。
図書館の案内にしたがって。
この館にやってきたのはいいものの。
すざましいまでの資料の山。
はっきりいって。
以前みたクレアバイブルの完全なる写本のほうがまだかわいげがある。
ゼルガディスはため息をつく。
使い方を知っていれば。
実は、案内水晶があるのにも関らず。
そういうことは知らないアメリアとゼルガディス。
ちょっとした太陽系ほどの広さの図書室の一角を。
手当たりしだいにキメラの体を元に戻す方法を探してゆく……
「ほう……つまり、世界の成り立ちはそのように……」
「いやぁ、勉強家ですなぁ」
感心する文官。
「叔父様。そろそろ休憩にいたしましょう」
すでにメイドたちと仲良くなっているメフィが、お茶とクッキーをもって入ってくる。
「ミルガズィアさま、またお話、聞かせてくださいな♡」
「うむ」
・・・・・(汗)
耳栓用意っと……
数名の文官は。
耳栓をちゃっかりと用意していたりする。
何しろ、実は、ここの責任者。
竜族であるからして。
ことあるごとに、ミルガズィアのギャグを聞きたがるのである。
メイドたちの中にも、竜族やエルフはいる。
はっきりいって。
防音設備が整っているからいいとして。
下手すると精神崩壊兵器に等しいミルガズィアの話が。
今日も今日とて、一つの屋敷中にて、行われていた。
リナ達が合流するのは。
同じ星にいるのにも関らず。
一週間が経過すでに過ぎ去った後のこと。
-続くー
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あとがき:
薫:・・・ちなみに、ここでもミルガズィアさんのギャグ特選集・・。
・・・売れているそーです・・(汗)
んなものうらないでぇぇぇぇ!!
姫:ふふふふふ♪
こんど、問答無用に世界中に聞かせるって手もあるわよね♪
エル:あら♪それいいわね♪
薫:・・・やめてくだはひ・・(涙)
姫:さて、次回で、リナ達とゼルガディスの合流♪
エル:ルナの出産♪
そして、再び星に戻っていき、ゼルとアメリアの結婚式♪
ちなみに。
リナとガウリイの結婚式も執り行われます♪
薫:しくしくしく・・・・・。
も・・・どうにでもして・・・・。
姫:それから、ようやく神託の意味が判明・・と♪
薫:・・・・すみれちゃん??(汗)
何姿を変えてるのですか??(汗)
姫:リナのおなかに入る用意♪
薫:・・・・エリーとユーリは?
姫:もっちろん♪私の影響うけるわよvv
薫:・・・しくしくしく・・・・。
そして、よーやく子供偏に突入なのです・・・・・。(汗)
エル:何話になるかしらね♪
薫:ぐっさぁぁぁぁ!!
はははは(汗)
さぁ・・??(滝汗)
気づいたでしょうか?
この一人称。
じつは、すみれちゃん視点だということに?(まて!)
エル:何であたしにしないのよ?
薫:・・・・だってある意味・・この主人公・・すみれちゃんだし・・(まて!)
エル:・・・ま、いっけど♪はやくあたしの漫遊記♪
続き打ち込んでね♪
薫:・・・・げっ!!(汗)
姫:それと私の小説も♪
あと・・・・・。
エル&姫:いいかげんにリレー小説(書き殴りにて進行中の)、とりかかりなさい!!
薫:・・・・・あぅ・・・・・・。
そ・・・それでは!!!!!!
エル&姫:あ、逃げるな!!!
薫、必死で逃亡。
捕まりそうになったところで・・幕・・・・・。
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