こんにちわ。今回はかなり短め。
    でもこれでようやく選択終わりですv
    皆様お付き合いいただきましてまことにありがとうございます(ぺこり)
    しっかし・・・・こんな駄文を読んでくださる人・・いるのかなぁ・・・。
    何はともあれ、前回のリクエスト。
    期限は8月いっぱい、までとさせていただきます。
    それでは、最後です。
    エピローグ!

   ・・・・白石さん・・・・はっきりいってリクエストになってない話になりましたが・・。
   申しわけありません(汗)
 
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        狭間の選択     ~エビローグ~
   

 

     「・・・・・・・・・・・・そーなんだ。」
     あっけにとられたような言葉が二人の少年、少女の口より発せられる。
     「だから僕たち、どっちにもなれるんだね・・・・それはいいんだけど・・・
      よくお母さん・・・・お父さんと結婚したね?」
     あきれたようにつぶやいているのは栗色の髪に碧い瞳の少年。
     「確かルナおばさんから聞いたところによると。
       里帰りしたときにすでにもう結婚式の準備がなされてたらしいけど?
        何でも母さんが知らない間に計画が進んでたとかいなかったとか・・・」
     目を丸くしていっているのは少年と同じような容姿と姿をしている栗色の髪に碧い瞳の少女。
     そんな少女のその言葉に。
     「・・・・・・リルナ?・・・・ルナお姉さんっ・・・っていわないと・・・お仕置きされるよ?」
     額に汗を一筋ながしつつそんなことをいっている少年のその言葉に。
     「・・・・あ、確かにそうだね。ユーリ。」
     そういいつつこちらもまた冷や汗をながしつつぺろりと舌を出している少女が一人。
     そんな会話をしつつ。
     「でも父さんのお母さんがあのフェアリー様だというのはわかってるけど。」
     伊達に昔から付き合いがあるわけではない。
     「でもエル様やユニット様が父様の育ての親、というのと。
       そして母さんが父様の気持ちにきづいてない・・・というのは。
        何か新鮮だったね。ユーリv」
     そんなことを顔を見合わせていっている、二人の少年少女。
     少女の名前をリルナ。
     そして少年の名前をユーリという。
     「まだこれは序の口よ?二人の旅、まだ聞きたい?」
     そんなことをいっているのは少年と少女・・・リルナとユーリより、少し年上なのか十歳前後の女の子。
     リルナとユーリの見た目の年齢は七歳かそこらであるが。
     「え!?まだいいの!?うん、聞きたい、聞きたい!」
     目を輝かせていってくるそんなリルナのその言葉に。
     「うん。僕も聞きたい。それにいざって時に知っていたら。
      ・・・・・母さん対策できるしね・・・」
     「・・・・母さん、怒ったら・・・・怖いもんね・・・・」
     今は次なる子供を妊娠しているためか。
     父親であるガウリイがリナをほとんど家に閉じ込めている状態。
     そして、そのストレス発散につき合わされそうになっていた、この二人の子供たち。
     リナとガウリイの第一子。
     まあはじめの子供で男女の双子・・・というのは運がいいのか悪いのか。
     ともかく二人はリナの八つ当たり・・・もとい宇佐晴らしをさけるために。
     こうして別の場所に避難・・・表向きは祖母の家に長期泊まりこみ、をしているのだが。
     何しろ母のお仕置きというか怒ったときの行動は。
     すぐに呪文が飛んでくる。
     そのためにこの二人、必然的に魔法防御が高くなっていたりするのだが。
     「ま、もともとこの世界にはガウリイさん、はじめはいないはずだったのに。
       私のフェアリーがこの世界に来たことによって誕生したようなものだしね。
        それにリナさんも。」
     もともと、この世界にははじめの枠組みならばリナもガウリイも存在しないはずであった世界。
     それでも、ガウリイ、という魂が誕生したことにより、
     必然的にリナという魂もこの地にと誕生した。
     人にはそれぞれ魂の伴侶、というものが存在している。
     否、そのように定めている。
     ・・・・この二人の場合はとある世界の二人が面白かったから。
     という理由で大概の世界はこの二人を結び付けているすべてなる母の意志が働いていたりするのであるが。
     「・・・・だからこう歪みがどんどん大きくなってるんだよね・・・・」
     次元の歪み・・はすでにもう一部では知らないものなどはいない。
     何しろ異世界からの訪問者は後を絶たない。
     まあ、真実を知っているがゆえにちょっかいをかけてこないのが、
     不幸中の幸い・・・というところか。
     今世界は動乱と驚愕に満ちている。
     数年前にこの惑星の一部にかけられていた結界が破れ。
     今では世界中と交流を深めつつ進化を遂げている人間世界。
     だがそれだけではなく。
     それに伴いやはり人々が魔なる力、魔法を使える。
     というのを脅威に感じてこの地に戦いを挑んでくる王国なども後を絶たない。
     そのために今この地でもっとも多いのは。
     魔との戦い・・というよりは人間たちによる犯罪の多さとそして・・・戦い。
     人は巨大な力を見るとおびえる・・・という典型的な例であり。
     そしてまた。
     この地に住む者たちはすべて魔の手先だと、
     正義を掲げて戦争をしかけてくるものも後を絶たない。
     信じ込みというものは恐ろしいもので。
     今ここしばらく、この世界は人による争いが耐えない世界と成り果てていたりする。
     そして、そんな争いに紛れ、異世界の存在たちなどが。
     ・・・・そんな人々に手を貸したり・・・などし。
     今やかつてないほどの動乱の最中と成り果てているこの世界。
     唯一平和に近いのはここ、ゼフィーリア王国のみ。
     聖王国セイルーンは平和的に解決しようといろいろと取り組んでいたりするが。
     だがなかなかすべてにおいていい芽がでないのもまた事実。
     「・・・・とりあえず今はまた戦争が始まるとか始まらないとかいわれてるけど・・・
       面倒だからここはやっぱりその国の近くに呪文のひとつでも投げ込んだら。
        絶対に黙り込むとおもうなぁ。たとえばギガスレイブとか。」
     さらっとなごやかににこにこといっているそんなリルナのその言葉に。
     「そうだね。それやったら絶対におとなしくなるのにね。」
     あの術を使えばその地には・・・・絶対に命などは誕生しない。
     虚無の・・死の空間と成り果てる。
     まあそれも術の特性とそして力の本質を見極めてアレンジしだいではあるのだが。
     「その類ですでに数国と平和条約結んでるけどね。この地の人々は。」
     その考えはどうやら彼らの母であるリナも同じだったらしく。
     あまりにしつこく戦いを仕掛けてくる彼らの国・・・そのとある港町に隣接する、
     ちょっとした海に、呪文一発。
     ・・・・・そのためにそれを恐れて平和条約を結んだ国も結構あったりする。
     ずずっとホットミルクをのみつつそんなことをいっているのは。
     黒い髪をポニーテールにしている女の子。
     「ま、なるようにしかならないわよ。基本的に私たちは干渉しない。
       というのを原則として決めてるしね。」
     というか傍観していたほうが面白そう、という理由ではあるのだが。
     そんな少女の言葉に。
     「・・・・・ま・・・・まあ、エル様やユニット様が出てきたら・・・・。
       絶対にとんでもないことになると思うよ・・・僕は・・・・」
     そういいつつ冷や汗をかいているユーリ。
     「それより、ユニット様、まだ母さんと父さんの旅の話、あるんでしょ?
      聞きたい、聞きたい!」
     そういってユニットにせがんでいるリルナ。
     「そう?・・・・それじゃ、とりあえず冥王が滅んでから、
       アメリアさんたちと別れてからのリナさんたちの話をしましょうかね?」
     そういってくるユニットに。
     『わぁぁぁぁぁぃ!』
     二人してどうじに喜ぶ。
     「その前にもう遅いから、二人とも寝なさいね。話はまた明日。」
     すでにもう外は真夜中に近い。
     その言葉をうけて。
     「はーい。おやすみなさい。」
     「はーい。おやすみなさい。」
     ふたりして布団にともぐりなおしてゆくリルナとユーリ。

     やがてベットの中で二人の寝息が聞こえ始めるのを確認し。
     「・・・・さってと、じゃ、私も戻りますか。」
     その言葉と同時に・・・・二人のベットの横にある椅子に座っていたユニットの姿は。
     言葉と同時に瞬くまにと掻き消えてゆく。
 
     後には。

     リん・・・・リンリンリン。
     コロコロコロ・・・・・。


    開かれた窓から虫たちの鳴き声が、ここインバース家にて響き渡ってゆくのみ。





    かつて偶然にであった二人の人間がいた。
    いや、それは偶然という名前の必然。
    すべては母なる存在に仕組まれたこと・・ではあったのであるが。
    そのうち一人の人間・・・リナという人間の知らないままに。
    気がつけばもう一人の相手と結婚が決まり・・
    なし崩し的に結婚しそして新たな命を誕生させている。

    二人の結婚と同時に世界はさらなる混乱を極め始めるが。
    それはまた・・・・別の話である。




    リナとガウリイ、二人のはじめの子供。
    リルナとユーリ。
    ただいま六歳。
    そして・・・・今また彼らに新しい妹が誕生しようとしているそんなある日の出来事。


    ふたりにせがまれて二人の両親たちの話をしているのは。
    ・・・・別名、宇宙の姫・・・とも呼ばれる存在。
    だが彼女のその本当の真実を知るものは・・・ほとんどいるはずもない。

    「うーん、当分たのしめそうよねvあの世界v」
    「そうよねv」
    などとこの世界で暇つぶしをしている二人の存在がいる。
    ということを・・・・知っているのは・・・・知らないほうが幸せなのかもしれない・・・・。



                             -終わりvー

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    あとがきもどき:
          薫:はーいv
            ようやくのやくで終わりです。
            最後はやっぱり二人の子供たちで締めくくりv
            え?風の記憶と同じようなエピローグですって?
            ・・・・それに気づいたあなた、超能力の持ち主ですか?(汗)
            まあ、あちらはあちらで回想は回想でも少し違いますしね。
            ちなみに。
            リナとガウリイの物語の語り手をしているのは。
            子供たちに寝る前に菫ちゃんがせがまれて話している・・・という感じです。
            エル様は・・・・・はい。お仕置き中です(誰のお仕置きかな?笑)
            ・・・・一応このリナとガウリイ。
            性別転換できる設定・・・・なのだが。
            それがきちんと表現されてませんね・・・あうあうあう。
            まあ、何はともあれ。
            こんな駄文にお付き合いいただきまして、ありがとうございましたのですv
            それでは。
            2003年8月13日某日